JPS63262395A

JPS63262395A - 巻上機

Info

Publication number: JPS63262395A
Application number: JP9541687A
Authority: JP
Inventors: 弘中井
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1987-04-20
Filing date: 1987-04-20
Publication date: 1988-10-28
Anticipated expiration: 2010-05-17
Also published as: JPH0745318B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は巻上機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の巻上機は、特開昭５６−１３４６５０号公報に示
されているように、ワイヤロープの一端を巻取ドラムに
取付け、そのワイヤロープの他端をソケ、ットに固定し
、巻上機の外枠に支持部を形成し、前記支持部に軸を取
付け、この軸に逆Ｕ字形の吊金具を吊下げ、この吊金具
の内側に、外周のＵ溝とこのＵ溝の一端側にソケット取
付座を一体的に形成させてなるシーブを２本のピンで前
記吊金具に取付し、前記シーブのＵ溝にワイヤロープを
巻き回し、前記ソケットをソケット取付座に装着するよ
うに構成したものが公知である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来技術による巻上機は、ワイヤロープに寿命が来て、
新しいワイヤロープと交換する際、吊金具及びシーブを
それぞれ分解して行なわなければならない、この交換作
業は、高所作業となるので、作業者自身の転落等の防止
した上でワイヤロープ端末取付装置の構成部品を分解、
組立もしくは。

持運びが伴ない作業困難という欠点があった。

本発明の目的は、前記欠点を解決するため、分解や部品
持運びを極力少なくシ、ワイヤロープ端末装置へのワイ
ヤロープの取外しや取付けを課題や咬込み現象を配慮し
て容易にし、巻上機の保守性を高めるようにした巻上機
の提供をその目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、ワイヤロープの一端を巻取
ドラムに取付け、そのワイヤロープの他端をソケットに
固定し、巻上機の外枠に支持部を形成し、前記支持部に
軸を取付け、この軸に逆Ｕ字形の吊金具を吊下げ、この
吊金具の内側に、外周のＵ溝とこのＵ溝の一端側にソケ
ット取付座を一体的に形成させてなるシーブを２本のピ
ンで前記吊金具に取付し、前記シーブのＵ溝にワイヤロ
ープを巻き回し、前記ソケットをソケット取付座に装着
するように構成した巻上機において、前記ソケット取付
座にワイヤロープ挿入用の縦溝を設け、前記シーブの中
央部に貫通した縦長孔を設け、この縦長孔の下部に位置
する前記吊金具の所に軸貫通孔を設けたものとし、さら
にこの吊金具に逆Ｕ字形に折り曲げる間隔は、前記ソケ
ット外径より大きくしたことを特徴とする巻上機とした
ものである。

〔作用〕

前記の如く、吊金具に軸貫通孔、シーブに貫通させた縦
長孔をそれぞれ設け、また、吊金具の折り曲げ間隔をソ
ケット外径より大きくした構成としているので、ワイヤ
ロープ端末部を分解し交換作業を実施する場合、吊金具
の軸貫通孔及びワイヤロープ端末取付シーブの縦長孔に
ボルトもしくは軸頚を挿入し脱落防止を施こしてから、
ワイヤロープ端末取付シーブ取付用のピンを取外すこと
により、縦長孔の長さ分だけワイヤロープ端末取付シー
ブが下方に移動し、あらかじめ挿入しであるボルトもし
くは軸頚に吊下げる様にすることができる。このことに
より、吊金具の折り曲げ内側で支持板に取付けられてい
る軸とワイヤロープ端末取付シーブとで形成される間隔
がソケットを通過させるに十分な大きさとする事ができ
、ワイヤロープ端末部の分解あるいは組立がワイヤロー
ブ端末取付装置の構成部品であるピンの分解で容易にワ
イヤロープ交換作業ができる。また、ソケット取付座部
分に形成される縦溝の開放部に吊金具の折り曲げされた
ｍｇ下部で覆う構成としているので巻上機の輸送中のワ
イヤロープ弛みや巻上機使用中の何らかの要因で反ソケ
ット側のワイヤロープ押し上げ等でワイヤロープ端末装
置内でのワイヤロープ弛みでソケット取付座からソケッ
トが抜は出し縦溝から外れて、ワイヤローブ端末取付装
置のスキマに咬み込む現象を防止する。

また、ワイヤロープ端末取付シーブの外径上部に巻き付
けられたワイヤロープ外径との隙間が使用ワイヤロープ
外径の約１７２倍とならしめる部材を構成しているので
ワイヤロープ端末部の組立中、誤って１つのＵ溝に２本
のワイヤロープを巻き付けた状態のいわゆる課題状態に
なった時、課題されたワイヤロープが障害となってワイ
ヤロープ端末取付シーブが吊金具のピン取付孔に合うま
で上方に移動できなくなり課題防止配慮の構成としたも
のである。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図〜第８図を基に具体的に説明
する。

ここで、第１゛図は、本発明の一実施例に係る巻上様に
おけるワイヤロープ端末取付装置部分の一部開破断面拡
大斜視図、第２図は、そのワイヤロープ端末取付装置の
側面図、第３図は、正面図を示すものである。そして、
第４図及び第５図は、本発明の構成部品の一つであるワ
イヤロープ端末取付シーブの一部破断面を有する正面図
及び側面図である。第６図は、巻上機のワイヤロープ端
末取付状態を示す巻上機外観の側面図で、第７図は本発
明のワイヤロープ端末取付装置よりワイヤロープ端末部
分を引き出している状態を斜視図を示したものである。

また、第８図は、ワイヤロープ交換時の分解９組立の状
態を斜視図で示したものである。

先ず、第６図で、巻上機１の巻取ドラム２に。

ワイヤロープ３の一端を取付け、そのワイヤロープ３の
他端をソケット４に固定し荷を吊下げるフックブロック
５の滑車（図示せず）を介して巻上機１の外枠６に設け
た２枚の外枠支持部材に係る支持板７に取付けられたワ
イヤロープ端末取付装置８に装着される。また、電気部
品内蔵の制御箱９は、支持板７に取付けられ、フックブ
ロック５の上昇により上限部分で動作するリミットレバ
ー１０が備えられている。

次に１本発明のワイヤロープ端末取付装置Ｂの構成につ
いて第１図〜第５図を基に説明する。

ワイヤロープ端末取付装置８は、外枠６の支持板７に軸
１１が取付けられて、この軸１１に逆Ｕ字形に折り曲げ
られた吊金具１２がまたがるように吊下げられ、この吊
金具１２には、ワイヤロープ端末取付シーブ１３が、２
本のピン１４で取付けられる。軸１１の抜は止めとして
、キープレート１５が設けられボルト１６で固定される
。また２本のビン１４も軸１１と同様にキープレート１
７によりボルト１８で固定されるものである。

の貫通孔２０を有する折り曲げ外形に合った形状の補強
板２１をそれぞれ溶接固定され、反逆Ｕ字′形折り曲げ
側の下部には、２つのピン取付孔３６と軸頚の挿入用の
貫通孔３４を設けた構成としたものである。そして、吊
金具の折り曲げ間隔は。

ソケット４の外径より大きくして形成したものである。

またワイヤロープ端末取付シーブ１３は、シーブ外周に
素条のＵ溝の２２Ａ、２２Ｂが形成され、しかも、Ｕ溝
２２Ａと２２Ｂを形成している中央の山部２３は、上方
の約半円周のみに形成させたものとし、残りの外周は、
中央の山部２３を設けず、切欠部２４を有する一方のフ
ランジ部２５Ａと他方のフランジ部２５Ｂで形成した幅
大のＵ溝２６としたものである。そして、Ｕ溝２２Ａの
端部側にはフランジ部２５Ｂの外周部に一体的に形成さ
せたソケット４の着脱用の縦溝２７を設け、この縦溝２
７につながる球面座２８を有し、円筒孔で形成されたソ
ケット取付座２９が構成される。また、縦溝２７の開放
部はＵ溝２２Ａ。

２２Ｂに対して直角方向に形成したものであり、この開
放部の縦溝周辺部４０を吊金具１２の鋼板下部４１で覆
うようにした構成としたものである。

また、ワイヤロープ端末取付シーブ１３の取付孔３０が
外周Ｕ溝の内側に荷重支持用穴３０と回転止め閉孔３１
が設けられ、中央部には貫通された縦長孔３５が形成さ
れ、この縦長孔３５の下部が、前記吊金具１２の貫通孔
３４に位置させた構成にしたものである。

また、軸１１の鉛直方向中心３２とワイヤロープ端末取
付シーブ１３のＵ溝２２Ｂの中心３３がほぼ一致させた
配置が構成するべく吊金具１２の折り曲げ部１９の形状
をＵ溝２２Ａ側に広く折り曲げしたものとし、軸１１の
中心３２に対して非対称の折り曲げとしたものである。

さらにまた、吊金具１２上方の軸１１とワイヤロープ端
末取付シーブ１３の間隔部には、ワイヤロープ３の外径
からワイヤロープ３の外径の約１／２のスキマｇだけ隔
だてた位置に部材３９を吊金具１２構成させたちの゛と
し、この部材３９下部に位置するワイヤロープ端末取付
シーブ１３に円弧状の切欠部３８を形成したものである
。

次に、以上の構成からなるものの動作を説明する。

本発明の構成によれば、ワイヤロープ３のソケット４の
組込みは、ワイヤロープ端末取付シーブ１３のＵ溝２２
Ｂ側よりワイヤロープ３を巻き始めて、Ｕ溝２６を巻き
回わしてＵ溝２２Ａ側に巻き付け、縦溝２７に差し入れ
て、巻き始め側のワイヤロープを引張ることによりソケ
ット４は、ソケット取付座２９に装着され、このワイヤ
ロープ３とワイヤロープ端末取付シーブ１３との部組状
態で吊金具１２に２本のピン１４で取付けられるもので
ある。このため、巻上機１がフックブロック５に荷を吊
り、昇降させる時、ワイヤロープ３に吊荷の荷重が作用
し、ワイヤロープ端末取付装置８に負荷するが、ワイヤ
ロープ端末取付シーブ１３にワイヤロープ３を１巻半巻
き回わしてソケット４をソケット座２９に装着している
ので、ワイヤロープ３とＵ溝との接触抵抗力で大幅に荷
重低減なされた荷重条件のもとてソケット４はソケット
取付座２９で支持される。また、ワイヤロープ３に荷重
が作用した場合、軸１１の鉛直方向中心とＵ溝２２Ｂの
中心をほぼ一致させているので巻き初め部のワイヤロー
プ３の方向とＵ溝２２Ｂの方向を荷重作用線上にほぼ合
わせることができ。

フランジ部２５Ｂに無理な接触はなく、吊金具１２の揺
動範囲である限りどのような巻上機１の運転においても
良好な荷重支持が可能である。

さらには、荷重の荷振れによる揺動や斜め引き等に対す
るワイヤロープ端末取付装置８の追従性については、先
ず吊金具１２が軸１１にまたがるように吊下げられてい
るので軸１１の円周方向の振れが可能である。また、吊
金具１２の振れと直角方向の振れに対しては、Ｕ溝２２
Ｂ及び２６にワイヤロープ３が巻き付いたりあるいは１
巻き解したりして、ワイヤロープそのもので振れ及び斜
め引きを吸収できる。従って、前記２方向の組合わせに
よる振れ吸収により全方向の振れに対して追従が容易に
でき、ワイヤロープ３に無理な曲げ荷重が作用すること
がない。

また、ワイヤロープ端末取付シーブ１３のＵ溝２２Ａ、
２２Ｂ、及び２９に巻き回した１巻き半のワイヤロープ
３は、ソケット４側と反ソケット４側をそれぞれ手でつ
かみ、互いに押し込みと引張りの連動させた動作をする
ことにより、Ｕ溝内のワイヤロープ弛み現象から容易に
第７図に示す如く、ワイヤロープ端末部分（ワイヤロー
プ端末取付シーブ８に巻かれている部分）を引き出すこ
とができる。逆に引き出したワイヤロープ端末部を元に
もどすことも同じ要領で容易に行なうことができる。

また補強板２１は、吊金具１２の折り曲げ部１９の面外
荷重による曲げ応力発生領域を補強するようにしたもの
で、吊金具１２の板厚をうずくでき、軽量小形化及び成
形加工する上で最も効果的ものである。

さらにまた、第８図に示す如く、ワイヤロープを交換し
ようとした時、吊金具１２に設けである貫通孔３４とワ
イヤロープ端末取付シーブ１３に形成した縦長孔３５に
吊りボルト３７に挿入し取付けした後、吊金具１２のピ
ン取付孔３６から２本のピン１４を取外すことにより、
はぼ縦長孔３５の長さ分だけ下方にワイヤロープ端末取
付シーブ１３を移動させ吊りボルト３７に吊下げるこか
できる。そして、この簡単な分解動作により、吊金具１
３の折り曲げ内側の軸１１とワイヤロープ端末取付シー
ブ１３のフランジ２５Ａ、２５Ｂの上部との間隔が大き
くでき、また、吊金具１２の折り曲げされた鋼板の間隔
もソケット４の外径よりそれぞれ大きいので、ソケット
４及びワイヤロープ３の差し入れ、抜き取りが容易に可
能となり、ワイヤロープ端末取付シーブ１３からワイヤ
ロープ端末部を巻き解す分解作業や巻き回し後のソケッ
ト装着の組立作業は容易に実施できるものである。

また、縦溝周辺部４０を吊金具１２の鋼板下部４０で覆
う構成としているのでワイヤロープ端末取付シーブ１３
のＵ溝に巻き付けたワイヤロープ３が弛み、ソケット取
付座２９からソケット４が抜は出し縦溝２７からワイヤ
ロープ３が外れソケット４が斜めの状態で引掛る不具合
等を防止出来るものである。また、Ｕ溝にワイヤロープ
３が正視に巻かれた時ワイヤロープ３の外径の約１／２
スキマｇが形成されるように部材３９が吊金具１２に構
成されているので、万一ワイヤロープ端末成付装置８の
組立あるいは１巻上機据付後のワイヤロープ交換組立中
に設って、１つのＵ溝に２本ワイヤロープ３が入り込ん
だ場合スキマｇ隔てた部材３９に課題されたワイヤロー
プが接触し障害となってワイヤロープ端末取付シーブ１
３が上方にあげられなくなり取付孔３ｏ及び回転止め用
孔３１とピン取付孔３６が一致されずピン１４が組立不
可となる、いわゆるワイヤロープの課題防止構成として
いるものである。

〔発明の効果〕

以上の如く、本発明は、ワイヤロープ端末部の長寿命化
を図り、さらにワイヤロープ端末部の点検性及びワイヤ
ロープ分解９紺立作業性も高めたものとしており、大幅
な信頼性アップによるワイヤロープ端末取付装置を具備
した巻上機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例に係る巻上機におけるワイ
ヤロープ端末取付装置部分の一部開破断面拡大斜視図、
第２図は、そのワイヤロープ端末取付装置の側面図、第
３図は、正面図を示すものである。そして、第４図及び
第５図は１本発明の構成部品の一つであるワイヤロープ
端末取付シーブの一部破断面を有する正面図及び側面図
である。第６図は、巻上機のワイヤロープ端末取付状態を示す巻
上機外観の側面図で、第７図は、本発明のワイヤロープ
端末取付装置よりワイヤロープ端末部分を引き出してい
る状態を斜視図を示したものである。第８図はワイヤロ
ープ交換時の分解９組立の状態を斜視図で示したもので
ある。１・・・巻上機、２・・・巻取ドラム、３・・・ワイヤ
ロープ。４・・・ソケット、５・・・フックブロック、６・・・
外枠、７・・・支持板、８・・・ワイヤロープ端末取付
装置、９・・・制御箱、１０・・・リミットレバー、１
１・・・軸、１２・・・吊金具、１３・・・ワイヤロー
プ端末取付シーブ、１４・・・ピン、１５・・・キープ
レート、１６・・・ボルト、１７・・・キープレート、
１８・・・ボルト、１９・・・折り曲げ部、２０・・・
貫通孔、２１・・・補強板。２２Ａ・・・Ｕ溝、２２Ｂ・・・Ｕ溝、２３・・・中央
の山部、２４・・・切欠部、２５Ａ・・・切欠きを有す
るフランジ部、２５Ｂ・・・フランジ部、２６・・・Ｕ
溝、２７・・・縦溝、２８・・・球面座、２９・・・ソ
ケット取付座、３０・・・取付孔、３１・・・回転止め
用孔、３２・・・鉛直方向中心、３３・・・Ｕ溝２２Ｂ
の中心、３４・・・貫通孔。３５・・・縦長孔、３６・・・ピン取付孔、３７・・・
吊りボルト、３８・・・円弧状切欠部、３９・・・部材
、４０・・・第１０ｔ／　−ｆ’Ｅ　　　　３９．−＃桟第２０第乙の第ゴの＄１１？ｑ」り・・−吊１１　ボ°°ｊレト３ｑ−・−鼾桟

Claims

【特許請求の範囲】１、ワイヤロープの一端を巻取ドラムに取付け、そのワ
イヤロープの他端をソケットに固定し、巻上機の外枠に
支持部を形成し、前記支持部に軸を取付け、この軸に逆
Ｕ字形の吊金具を吊下げ、この吊金具の内側に、外周の
Ｕ溝とこのＵ溝の一端側にソケット取付座を一体的に形
成させてなるシーブを２本のピンで前記吊金具に取付し
、前記シーブのＵ溝にワイヤロープを巻き回し、前記ソ
ケットをソケット取付座に装着するように構成した巻上
機において、前記ソケット取付座にワイヤロープ挿入用
の縦溝を設け、前記シーブの中央部に貫通した縦長孔を
設け、この縦長孔の下部に位置する前記吊金具の所に軸
貫通孔を設けたものとし、さらにこの吊金具に逆Ｕ字形
に折り曲げる間隔は、前記ソケット外径より大きくした
ことを特徴とする巻上機。２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、前記縦
溝の開放部がシーブのＵ溝に対して直角方向に形成され
、この縦溝の開放部が前記吊金具の折り曲げされた鋼板
の下部で覆うようにした構成でなる巻上機。３、特許請求の範囲第２項記載のものにおいて、前記吊
金具取付用の軸とシーブの外径との間隔部に部材を前記
吊金具側に取付けて構成させ、この部材と前記シーブの
Ｕ溝に巻き付けたワイヤロープ外径との隙間が該ワイヤ
ロープ外径の約１／２倍に形成させるように該部材と配
置した構成からなる巻上機。