JPS6326233Y2 - - Google Patents
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- JPS6326233Y2 JPS6326233Y2 JP5364183U JP5364183U JPS6326233Y2 JP S6326233 Y2 JPS6326233 Y2 JP S6326233Y2 JP 5364183 U JP5364183 U JP 5364183U JP 5364183 U JP5364183 U JP 5364183U JP S6326233 Y2 JPS6326233 Y2 JP S6326233Y2
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- Japan
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- underwater
- air
- decarboxylation
- impeller
- water
- Prior art date
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Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
本考案は水中脱炭酸装置に関するものである。
水中の遊離炭酸濃度が高くなると(20ppm以
上)、例えば、コンクリート構造物、モルタルラ
イニング管、石綿セメント管を劣化させ、また
は、亜鉛メツキ鋼管に対しては亜鉛を、銅管に対
しては銅をそれぞれ溶出させ、あるいは鉄の溶出
によつて赤水の原因となるなど、施設、配管等の
水道施設に種々の障害を及ぼす。 このため、遊離炭酸の除去措置が必要であり、
羽根式の水中曝気装置により水中に酸素を溶解す
ることが一措置方法として考えられる。 この水中曝気装置は羽根車の回転により水に遠
心力を与えこの遠心力により羽根車外周部に負圧
を生じさせ、その結果生じる自吸力によつて大気
中より空気を吸引して気液混合流を吐出するもの
である。しかしながら、この水中曝気装置におい
ては、キヤビテーシヨンの発生等のために空気吸
引量に限度があり、処理能力も低くランニングコ
ストも高いといつた不利がある。 そこで、本考案は処理能力、ランニングコスト
ともに秀れた水中脱炭酸装置を提供することにあ
る。 本考案に係る水中脱炭酸装置は、羽根車の回転
により水に遠心力を与えこの遠心力により羽根外
周部に負圧を生じさせ、その結果生じる自吸力に
よつて大気中より空気を吸引して気液混合流を吐
出する水中曝気装置に吹込空気インジエクシヨン
を併設したことを特徴とするものである。 以下、図面により本考案を説明する。 第1図において、1はピツト、2は原水流入
管、3は処理水排出管である。4は水中に設置し
た羽根式の曝気装置であり、空気吸込口41並び
に吸込管42を備えている。43は曝気装置4の
電源コードである。5は水中に設置した吸込空気
インジエクシヨンであり、第2図に示すように、
上記曝気装置4を包囲せるリング状であり、空気
吹出孔51,……はリングの外周に一定間隔ごと
に設けられている。52はインジエクシヨン5に
連結した送気管、53は空気ブロワーである。 上記脱炭酸装置による脱炭酸処理は次のように
して行う。 水中曝気装置4の羽根車の回転により水に遠心
力を与え、この遠心力によつて羽根車外周部に負
圧を生じさせ、その結果生じる自吸力により空気
吸込口41より空気を引き込み、この引き込み空
気をガイドベーン内で混合し、この気液混合流を
吐出口より吐出する。この吐出流中の空気により
第1次の脱炭酸が行なわれる。この1次処理され
た水は上記吐出流による移動のためインジエクシ
ヨンを通過し、インジエクシヨンからの吹出し空
気により第2次の脱炭酸処理が行なわれる。そし
て、この処理能力に応じて原水流入管2より原水
をインジエクシヨン5の近傍に投入し、この投入
量に応じオバフローにより処理排水管3より排水
を行う。 上記曝気装置4として出力200V、5.5kWのも
のを、インジエクシヨン5のブロワー53として
出力200V、0.75kWのものを使用し、酸度33ppm
の原水を酸度10ppmに脱酸するときの処理能力並
びに接触効率(水1m3に対する空気量)を、設置
深さ2m並びに3mのそれぞれにつき測定したと
ころ、次表の通りであつた。
上)、例えば、コンクリート構造物、モルタルラ
イニング管、石綿セメント管を劣化させ、また
は、亜鉛メツキ鋼管に対しては亜鉛を、銅管に対
しては銅をそれぞれ溶出させ、あるいは鉄の溶出
によつて赤水の原因となるなど、施設、配管等の
水道施設に種々の障害を及ぼす。 このため、遊離炭酸の除去措置が必要であり、
羽根式の水中曝気装置により水中に酸素を溶解す
ることが一措置方法として考えられる。 この水中曝気装置は羽根車の回転により水に遠
心力を与えこの遠心力により羽根車外周部に負圧
を生じさせ、その結果生じる自吸力によつて大気
中より空気を吸引して気液混合流を吐出するもの
である。しかしながら、この水中曝気装置におい
ては、キヤビテーシヨンの発生等のために空気吸
引量に限度があり、処理能力も低くランニングコ
ストも高いといつた不利がある。 そこで、本考案は処理能力、ランニングコスト
ともに秀れた水中脱炭酸装置を提供することにあ
る。 本考案に係る水中脱炭酸装置は、羽根車の回転
により水に遠心力を与えこの遠心力により羽根外
周部に負圧を生じさせ、その結果生じる自吸力に
よつて大気中より空気を吸引して気液混合流を吐
出する水中曝気装置に吹込空気インジエクシヨン
を併設したことを特徴とするものである。 以下、図面により本考案を説明する。 第1図において、1はピツト、2は原水流入
管、3は処理水排出管である。4は水中に設置し
た羽根式の曝気装置であり、空気吸込口41並び
に吸込管42を備えている。43は曝気装置4の
電源コードである。5は水中に設置した吸込空気
インジエクシヨンであり、第2図に示すように、
上記曝気装置4を包囲せるリング状であり、空気
吹出孔51,……はリングの外周に一定間隔ごと
に設けられている。52はインジエクシヨン5に
連結した送気管、53は空気ブロワーである。 上記脱炭酸装置による脱炭酸処理は次のように
して行う。 水中曝気装置4の羽根車の回転により水に遠心
力を与え、この遠心力によつて羽根車外周部に負
圧を生じさせ、その結果生じる自吸力により空気
吸込口41より空気を引き込み、この引き込み空
気をガイドベーン内で混合し、この気液混合流を
吐出口より吐出する。この吐出流中の空気により
第1次の脱炭酸が行なわれる。この1次処理され
た水は上記吐出流による移動のためインジエクシ
ヨンを通過し、インジエクシヨンからの吹出し空
気により第2次の脱炭酸処理が行なわれる。そし
て、この処理能力に応じて原水流入管2より原水
をインジエクシヨン5の近傍に投入し、この投入
量に応じオバフローにより処理排水管3より排水
を行う。 上記曝気装置4として出力200V、5.5kWのも
のを、インジエクシヨン5のブロワー53として
出力200V、0.75kWのものを使用し、酸度33ppm
の原水を酸度10ppmに脱酸するときの処理能力並
びに接触効率(水1m3に対する空気量)を、設置
深さ2m並びに3mのそれぞれにつき測定したと
ころ、次表の通りであつた。
【表】
次に、処理能力、接触効率共に優れている設置
深さ3mの場合につき、曝気装置に出力200V、
1.5kWのものを使用し、インジエクシヨン5のブ
ロワー53の出力、すなわち吹込空気量を種々変
えて、前記と同様処理能力Aを測定し、更にその
処理能力Aと曝気装置のみの場合の処理能力aと
の比A/a(処理効率)を測定し、電力料金をコ
ストとせるランニングコストを算出したところ第
3図の通りであつた。 この第3図から明らかなように、曝気装置のみ
の使用の場合に較べ、本考案装置によれば低廉な
ランニングコストで効率よく原水の脱酸処理を行
うことができる。しかも、装置の占有面積が小さ
く、タンク、コンクリート製ピツト、既存の接合
井取水井に容易に設置できる。 上記において、第4図に示すようにインジエク
シヨン5のブロワー53には騒音対策のために水
中ブロワーを使用することもできる。更に、第5
図に示すように連続処理槽に設置し、大量な水の
脱炭酸処理にも使用できる。 上述した通り、本考案に係る水中脱炭酸装置に
よれば、羽根式の水中曝気装置に吹込空気インジ
エクシヨンを併設するだけで、低いランニングコ
ストで、しかも高能力の脱炭酸処理が可能であ
る。
深さ3mの場合につき、曝気装置に出力200V、
1.5kWのものを使用し、インジエクシヨン5のブ
ロワー53の出力、すなわち吹込空気量を種々変
えて、前記と同様処理能力Aを測定し、更にその
処理能力Aと曝気装置のみの場合の処理能力aと
の比A/a(処理効率)を測定し、電力料金をコ
ストとせるランニングコストを算出したところ第
3図の通りであつた。 この第3図から明らかなように、曝気装置のみ
の使用の場合に較べ、本考案装置によれば低廉な
ランニングコストで効率よく原水の脱酸処理を行
うことができる。しかも、装置の占有面積が小さ
く、タンク、コンクリート製ピツト、既存の接合
井取水井に容易に設置できる。 上記において、第4図に示すようにインジエク
シヨン5のブロワー53には騒音対策のために水
中ブロワーを使用することもできる。更に、第5
図に示すように連続処理槽に設置し、大量な水の
脱炭酸処理にも使用できる。 上述した通り、本考案に係る水中脱炭酸装置に
よれば、羽根式の水中曝気装置に吹込空気インジ
エクシヨンを併設するだけで、低いランニングコ
ストで、しかも高能力の脱炭酸処理が可能であ
る。
第1図は本考案に係る水中脱炭酸装置を示す断
面説明図、第2図は第1図における−断面説
明図、第3図は本考案装置の脱炭酸処理特性を示
す説明図、第4図並びに第5図はそれぞれ本考案
の別実施例を示す断面説明図である。 図において、4は水中曝気装置、5はインジエ
クシヨン、51,……は空気吹出孔である。
面説明図、第2図は第1図における−断面説
明図、第3図は本考案装置の脱炭酸処理特性を示
す説明図、第4図並びに第5図はそれぞれ本考案
の別実施例を示す断面説明図である。 図において、4は水中曝気装置、5はインジエ
クシヨン、51,……は空気吹出孔である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 羽根車の回転により水に遠心力を与えこの遠
心力により羽根車外周部に負圧を生じさせ、そ
の結果生じる自吸力によつて大気中より空気を
吸引して気液混合流を吐出する水中曝気装置に
吹込空気インジエクシヨンを併設したことを特
徴とする水中脱炭酸装置。 (2) 吹込空気インジエクシヨンがリング状であ
り、リング外周面に空気吹出孔が設けられてい
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載の水中脱炭酸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5364183U JPS59158409U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 水中脱炭酸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5364183U JPS59158409U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 水中脱炭酸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59158409U JPS59158409U (ja) | 1984-10-24 |
JPS6326233Y2 true JPS6326233Y2 (ja) | 1988-07-15 |
Family
ID=30183984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5364183U Granted JPS59158409U (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 水中脱炭酸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59158409U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106943A (ja) * | 2009-01-19 | 2009-05-21 | Toyobo Engineering Kk | 脱酸素水の製造方法とその装置 |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP5364183U patent/JPS59158409U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59158409U (ja) | 1984-10-24 |
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