JPS63260914A - ブロツク共重合体の製造方法 - Google Patents

ブロツク共重合体の製造方法

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JPS63260914A
JPS63260914A JP9453187A JP9453187A JPS63260914A JP S63260914 A JPS63260914 A JP S63260914A JP 9453187 A JP9453187 A JP 9453187A JP 9453187 A JP9453187 A JP 9453187A JP S63260914 A JPS63260914 A JP S63260914A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブロック共重合体の製造方法に関する。更に
詳しくは、含フッ素重合体セグメントと(メタ)アクリ
レ−1へ重合体セグメントとからなるブロック共重合体
を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
含フッ素共重合体は、一般に耐熱性、耐溶剤性、耐候耐
オゾン性、耐クリープ性などの点ですぐれているため、
オイルシール、0リング、パツキン、ホースなどの成形
材料として用いられているが、高価であるという欠点を
有している。
一方、アクリル酸エステルを主成分とするアクリルエラ
ストマーも、一般に耐熱性、耐油性などにすぐれている
ためこの種の用途に用いられているが、昨今の機器、オ
イルなどの高性能化、省資源化などのため、これ迄以上
に耐熱性にすぐれたものが望まれるようになってきてい
るのが実情である。
そのため、エラストマー状の含フッ素共重合体とアクリ
ルエラストマーとをブレンドすることが考えられるが、
その場合には共加硫などの問題があり、耐熱性にすぐれ
た加硫成形品を得ることができないという欠点がみられ
る。
また、含フッ素共重合体については、一部のエラストマ
ー状のものを除いて溶剤可溶性に乏しく、従ってこれの
他の特徴的な性質をいかして塗膜形成などに利用するこ
とを妨げている。
この溶剤可溶性を改良するものとして、含フッ素オレフ
ィンとアルキルビニルエーテルなどとを共重合させる方
法が知られており、例えば米国特許第2,834,76
7号明細書には、テトラフルオロエチレンとエチルビニ
ルエーテルまたは2−クロルエチルビニルエーテルなど
との共重合例が記載されているが、この共重合体からは
白く不透明な塗膜しか得られない。
更に、特開昭54−26895号公報にも、テトラフル
オロエチレン−シクロヘキシルビニルエーテル共重合体
が塗膜を形成し得ることが記載されているが、形成され
た塗膜は光沢性、硬度などの面でもメタクリレート樹脂
のそれよりも劣っており、保護膜として十分に機能し得
ないばかりか、耐熱性。
耐寒性の点でも満足されない。
こうした塗膜の光沢性や硬度の点からは、それをメタク
リレ−1・樹脂とブレンドして用いることが考えられる
が、含フッ素共重合体とメタクリレ−1・樹脂との相溶
性には問題があることも、特開昭59−189108号
公報などで指摘されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者らは、含フッ素共重合体とアクリルエラ
ストマーまたはメタクリレ−1・樹脂とのブレンドに代
る方法により1両者の特徴をいかした成形材料を得るべ
く種々検討の結果、含ヨウ素臭素化合物の存在下で含フ
ッ素オレフィンを重合して得られたセグメントとアクリ
ル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを共重合して
得られたセグメン!へからなるブロック共重合体となす
ことにより、かかる課題が効果的に解決されることを見
出した。
〔問題点を解決するための手段〕
従って、本発明はブロック共重合体の製造方法に係り、
ブロック共重合体の製造は、一般式R[lrnIm(こ
こで、Rはフルオロ炭化水素基、クロルフルオロ炭化水
素基、クロル炭化水素基または炭化水素基であり、nお
よび履はいずれも1または2である)で表わされる含ヨ
ウ素臭素化合物の存在下に、炭素数2〜8の含フッ素オ
レフィンを単独重合または共重合させた後、生成した含
フッ素重合体を存在させながら、(a)炭素数1〜8の
アルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートおよ
び/または(b)炭素数2〜8のアルコキシアルキル基
を有するアルコキシアルキル(メタ)アクリレートなら
びに(c)少なくとも一種の次の単量体(イ)エポキシ
基含有ビニル単量体 (ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体(ハ)反応性ハ
ロゲン含有ビニル単量体(ニ)ジエン系単量体 (ホ)水酸基含有ビニル単量体 (へ)トリアルコキシシリル基含有ビニル単量体を共重
合させることにより行われる。
第1のセグメントを形成する含フッ素重合体セグメント
は、一般式RBrnImで表わされる含ヨウ素臭素化合
物の存在下に、炭素数2〜8の含フッ素オレフィンを単
独重合または共重合させることにより得られる。
上記一般式で表わされる含ヨウ素臭素化合物としては、
重合条件下副反応を起し−て効果を失わないものの中か
ら選ばれ、R基は一般に炭素数1〜10のフルオロ炭化
水素基、クロルフルオロ炭化水素基、クロル炭化水素基
または炭化水素基から選ばれ、いずれの基も一〇−1−
S−1=NR1−COOH1−SO,、−3O,I+、
−PO3Hなどの官能基が結合されていてもよld)。
かかる含ヨウ素臭素化合物としては、飽和または不飽和
の、鎖状または芳香族の化合物であって、好ましくはn
およびmがそれぞれ1のものが使用される。nおよび/
またはmが2のものは、生成する含フッ素ニジストマー
が3次元構造となるので、加工性や塗工性が損われない
範囲内で使用されることが望まれる。
鎖状の含ヨウ素臭素化合物としては、例えば1−ブロム
−2−ヨードパーフルオロエタン、1−ブロム−3−ヨ
ードパーフルオロプロパン、1−フロム−4−ヨードパ
ーフルオロブタン、2−ブロム−3−ヨードパーフルオ
ロブタン、1−ブロム−2−ヨードパーフルオロ(2−
メチルプロパン)、モノブロムモノヨードパーフルオロ
シクロブタン、モノブロムモノヨードパーフルオロペン
タン、モノ・ブロムモノヨードパーフルオロ−n−オク
タン、モノブロムモノヨードパーフルオロシクロヘキサ
ン、1−ブロム−1−ヨード−2−クロルパーフルオロ
エタン、1−ブロム−2−ヨード−2−タロルバーフル
オロエタン、1−ヨード−2−ブロム−2−クロルパー
フルオロエタン、1.1−ジブロム−2−ヨードパーフ
ルオロエタン、1,2−ジブロム−2−ヨードパーフル
オロエタン、1.2−ショート−2−ブロムパーフルオ
ロエタン、1−プロ八−2−ヨード−1,,2,2−ト
リフルオロエタン、1−ヨード−2−ブロム−1,2,
2−トリフルオロエタン、1−ブロム−2−ヨード−1
,1−ジフルオロエタン、■−ヨードー2−ブロムー1
.1−ジフルオロエタン、1−ブロム−2−ヨード−1
−フルオロエタン、1−ヨード−2−ブロム−1−フル
オロエタン、l−ブロム−2−ヨード−1,1,3,3
,3−ペンタフルオロプロパン、1−ヨード−2−ブロ
ム−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン、1
−ブロム−2−ヨード−3゜3.4,4.4−ペンタフ
ルオロブタン、1−ヨード−2−ブロム−3、3、/I
 、 4. 、4−ペンタフルオロブタン、1,4−ジ
ブロム−2−ヨードパーフルオロブタン、2.4−ジブ
ロム−1−ヨードパーフルオロブタン、1,4−ショー
ト−2−ブロムパーフルオロブタン、1,4−ジブロム
−2−ヨード−3,3,4,4−テトラフルオロブタン
、1,4−ショート−2−ブロム−3,3,4,4−テ
トラフルオロブタン、1,1−ジブロム−2,4−ショ
ートパーフルオロブタン、1−ブロム−2−ヨード−1
−クロルエタン、1−ヨード−2−ブロム−1−クロル
エタン、1−ブロム−2−ヨード−2−クロルエタン、
1−ブロム−2−ヨード−1,1−ジクロルエタン、1
,3−ジブロム−2−ヨードパーフルオロプロパン、2
,3−ジブロム−2−ヨードパーフルオロプロパン、l
、3−ショート−2−ブロムパーフルオロプロパン、1
−ブロム−2−ヨードエタン、 l−ブロム−2−ヨー
ドプロパン、1−ヨード−2−ブロムプロパン、1−ブ
ロム−2−ヨードブタン、1−ヨード−2−ブロムブタ
ン、■−ブロムー2−ヨードー2−トリフルオルメチル
−3,3,3−1ヘリフルオロプロパン、1−ヨード−
2−ブロム−2−トリフルオロメチル−3,3,3−ト
リフルオロプロパン、l−ブロム−2−ヨード−2−フ
ェニルパーフルオロエタン、l−ヨード−2−ブロム−
2−フェニルパープルオロエタン、3−ブロム−4−ヨ
ードパーフルオロブテン−1,3−ヨード−4−ブロム
パーフルオロブテン−1,1−ブロム−4−ヨードパー
フルオロブテン−1、■−ヨードー4−ブロムパーフル
オロブテン−1,3−ブロム−4−ヨード−3,4,4
−トリフルオロブテン−1,4−ブロム−3−ヨード−
3,4,4−トリフルオロブテン−1,3−ブロム−4
−ヨード−1,1,2−トリフルオロブテン−1,4−
ブロム−5−ヨードパーフルオロペンテン−1,4−ヨ
ード−5−ブロムパーフルオロペンテン−1,4−ブロ
ム−5−ヨード−1,1,2−トリフルオロペンテン−
1,4−ヨード−5−ブロム−1,1,2−トリフルオ
ロペンテン−1,1−ブロム−2−ヨードパーフルオロ
エチルパーフルオロメチルエーテル、1−ブロム−2−
ヨードパーフルオロエチルパーフルオロアリルエーテル
、1−ブロム−2−ヨードパーフルオロエチルパーフル
オロプロビルエーテル、2−ブロム−3−ヨードパーフ
ルオロプロピルパーフルオロビニルエーテル、1−ブロ
ム−2−ヨードパーフルオロエチルパーフルオロアリル
エーテル、1−ブロム−2−ヨードパーフルオロエチル
パーフルオロアリルエーテル、1−ブロム−2−ヨード
パーフルオロエチルメチルエーテル、1−ヨード−2−
ブロムパーフルオロエチルエチルエーテル、1−ヨード
−2−ブロムエチルエチルエーテル、1−ブロム−2−
ヨードエチル−2′−クロルエチルエーテルなどが挙げ
られる。
これらの含ヨウ素臭素化合物は、適宜公知の方法により
製造することができ、例えば含フッ素オレフィンに臭化
ヨウ素を反応させることにより、モノブロムモノヨード
含フッ素オレフィンが得られる。
また、芳香族の含ヨウ素臭素化合物としては、例えばベ
ンゼンの1−ヨード−2−ブロム、■−ヨードー3−ブ
ロム、1−ヨード−4−ブロム、3,5−ジブロム−1
−ヨード、3,5−ショート−1−ブロム、1−(2−
ヨードエチル)−4−(2−ブロムエチル)、 1−(
2−ヨードエチル)−3−(2−ブロムエチル)、 1
−(2−ヨードエチル)−4−(2−ブロムエチル)、
3,5−ビス(2−ブロムエチル)−1−(2−ヨード
エチル)、3,5−ビス(2−ヨードエチル)−1−(
2−ブロムエチル)、1−(3−ヨードプロピル)−2
−(3−ブロムプロピル)、■−(3−ヨードプロピル
)−3−(3−ブロムプロピル)、 1−(3−ヨード
プロピル)−4−(3−ブロムプロピル)、 3.5−
ビス(3−ブロムプロピル)−1−(3−ヨードプロピ
ル)、1−(4−ヨードブチル)−3−(4−ブロムブ
チル)、1−(4−ヨードブチル)−4−(4−プロム
ブチル)、3,5−ビス(4−ヨードブチル)−1−(
4−ブロムブチル)、1−(2−ヨードエチル)−3−
(3−ブロムプロピル)、 1−(3−ヨードプロピル
)−3−(4−ブロムブチル)、3,5−ビス(3−ブ
ロムプロピル)−1−(2−ヨードエチル)、l−ヨー
ド−3−(2−ブロムエチル)、1−ヨード−3−(3
−ブロムプロピル)、 1.3−ショート−5−(2−
ブロムエチル)、1,3−ショート−5−(3−ブロム
プロピル)、1−ブロム−3−(2−ヨードエチル)、
1−ブロム−3−(3−ヨードプロピル)、1.3−ジ
ブロム−5−(2−ヨードエチル)、1.3−ジブロム
−5−(3−ヨードプロピル)などの各置換体、パーフ
ルオロベンゼンの1−ヨード−2−ブロム、1−ヨード
−3−ブロム、1−ヨード−4−ブロム、3,5−ジブ
ロム−1−ヨード、3,5−ショート−1−ブロムなど
の各置換体が用いられる。
これらの含ヨウ素臭素化合物は、重合反応の際有機過酸
化物ラジカル発生源の作用により、容易にヨウ素および
臭素をラジカル開裂させ、そこに生じたラジカルの反応
性が高いためモノマーが付加成長反応し、しかる後に含
ヨウ素臭素化合物からヨウ素および臭素を引き抜くこと
によって反応を停止させ、分子末端にヨウ素および臭素
が結合した含フッ素重合体セグメントを与える。
また、このようにして生成した含フッ素重合体セグメン
トは、ラジカル発生源の存在下に分子末端のヨウ素およ
び臭素を容易にラジカル開裂し、そこで生じたポリマー
ラジカルが同様の反応性を有するので、引き続き(メタ
)アクリレートなどの共重合を行なうことにより、ブロ
ック共重合体を形成させることができる。
これらの含ヨウ素臭素化合物は、一般に分子末端に結合
して効率的にブロック共重合を達成させる含フッ素重合
体セグメントを与えるが、それは得られる含フッ素重合
体セグメント中にそれぞれヨウ素および臭素として約o
、ooi〜5重量2、好ましくは約0.01〜3重量%
となるように結合させる。
これより少ない結合量では、(メタ)アクリレート重合
体セグメン1−の共重合量が低くなり、一方これ以上の
割合で結合させると、重合反応速度が遅くなり、工業的
生産性などが劣ってくるようになる。
本発明方法で重合される含フッ素オレフィンとしては、
炭素数2〜8のものが好ましく、例えばフッ化ビニリデ
ン、テトラブルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン
、ペンタフルオロプロペン。
クロルトリプルオロエチレン、メチルパーフルオロビニ
ルエーテル、エチルパーフルオロビニルエーテル、n−
またはイソ−プロピルパーフルオロビニルエーテル、n
−、イソ−または第3−ブチルパーフルオロビニルエー
テル、n−またはイソ−アミルパーフルオロビニルエー
テル、パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフ
ルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ(ロー
またはイソプロピルビニルエーテル)、パーフルオロ(
n−、イソ−または第3−ブチルビニルエーテル)、パ
ーフルオロ(n”またはイソ−アミルビニルエーテル)
、パーフルオロ(プロポキシプロピルビニルエーテル)
などの少くとも一種が主として用いられ、これ以外にも
フッ化ビニル、トリフルオロエチレン、パーフルオロシ
クロブテン、パーフルオロ(メチルシクロプロペン)、
ヘキサフルオロイソブチン、1.2.2−トリフルオロ
エチレン、パーフルオロスチレンなども用いられる。
これらの含フッ素オレフィンは、炭素数2〜6のオレフ
ィン性化合物および/または炭素数4〜8の含フッ素ジ
エンと共重合させることもできる。
オレフィン性化合物としては、例えばエチレン、プロピ
レン、ブテン、ビニルシクロヘキサン、酢酸ビニルなど
の不飽和ビニルエステル、メチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなど
のアルキルビニルエーテルなどの炭素数2〜6のものが
挙げられ、これらは一般に約0.1〜50モル2の割合
で共重合せしめる。
また、含フッ素ジエンとしては、例えばパーフルオロ−
1,3−ブタジェン、パーフルオロ−1,4−ペンタジ
ェン、1,1.2−1−リフルオロ−1,3−ブタジェ
ン、1.1.2−1ヘリフルオロ−1,4−ペンタジェ
ン、1,1,2,3゜3−ペンタフルオロ−1,4−ペ
ンタジェン、パーフルオロ−1,7−オクタジエン、パ
ーフルオロジビニルエーテル、パーフルオロビニルパー
フルオロアリルエーテル、ビニルパーフルオロアリルエ
ーテル、パーフルオロビニルビニルエーテルなどの炭素
数4〜8のものが挙げられる。これらの含フッ素ジエン
は、含フッ素重合体セグメント中に約1モル%以下の割
合で存在するように共重合させることが好ましい。これ
より多い割合で共重合させると、ブロック共重合体のゲ
ル化が著しくなり、加工性(流動特性)や塗工性が悪化
するようになる。
具体的な含フッ素重合体セグメントの組合せとしては、
ヘキサフルオロプロペン−フッ化ビニリデン、ヘキサフ
ルオロプロペン−フッ化ビニリデン−テトラフルオロエ
チレン、テ1〜ラフルオロエチレンーフッ化ビニリデン
ーパープルオロ(メチルビニルエーテル)、テトラフル
オロエチレン−フッ化ビニリデン−パーフルオロ(プロ
ピルビニルエーテル)、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロ(プロポキシプロピルビニルエーテル)、テ1
−ラフルオロエチレンーバーフルオ口(メチルビニルエ
ーテル)、テトラフルオロエチレン−プロピレン、テト
ラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン−へキサフルオ
ロプロペン−ペンタフルオロプロペン、テトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロペン−フッ化ビニリデン
−パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロペン−へキサフルオ
ロイソブチン、テトラフルオロエチレン−シクロヘキシ
ルビニルエーテル、ヘキサフルオロプロペン−フッ化ビ
ニリデン−クロル1へリフルオロエチレン、フッ化ビニ
リデン−テトラフルオロエチレン−メチルパーフルオロ
ビニルエーテル、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエ
チル−〇−ブチルパーフルオロビニルエーテル、フッ化
ビニリデン−メチルパーフルオロビニルエーテル−パー
フルオロ(メチルビニルエーテル)、テトラフルオロエ
チレン−メチルパーフルオロビニルエーテル−パーフル
オロ(メチルビニルエーテル)、フッ化ビニリデン−へ
キサフルオロプロペン−テトラフルオロエチレン−メチ
ルパーフルオロビニルエーテル、テトラフルオロエチレ
ン−〇−ブチルパーフルオロビニルエーテル−パーフル
オロ(メチルビニルエーテル)、フッ化ビニリデン−n
−プチルパープルオロビニルエーテル、テトラフルオロ
エチレン−プロピレン−〇−ブチルパーフルオロビニル
エーテル、テトラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン
−プロピレン−〇−ブチルパーフルオロビニルエーテル
などが挙げられる。
重合反応は、含フッ素オレフィンまたはこれと上記共単
量体とを含ヨウ素臭素化合物の存在下で、従来公知の方
法により溶液重合、けん濁重合または乳化重合させるこ
とにより行われる。
溶液重合の場合には、例えば有機過酸化物、含フッ素有
機過酸化物、有機アゾ化合物、含フッ素有機アゾ化合物
などを重合開始剤として、あるいはこれらの重合開始剤
をトリエチルアルミニウム、トリエチルホウ素、ジエチ
ル亜鉛などの有機金属化合物、第3アミン、メルカプタ
ンなどの還元剤と組合せたレドックス系を形成させた形
で、パーフルオロ(1,2−ジメチルシクロブタン)、
パーフルオロ(1,2−ジクロルエタン)、パーフルオ
ロ(1,2,2−1−ジクロルエタン)、パーフルオロ
シクロヘキサン、パーフルオロトリブチルアミン、α、
ω−シバイドロバ−フルオロポリメチレン、パーフルオ
ロ(メトキシポリエトキシエタン)、パーフルオロシク
ロブタン、第3ブタノールなどの連鎖移動性の少ない重
合溶媒中で重合反応が行われる。
けん濁重合の場合には、例えば有機過酸化物。
含フッ素有機過酸化物、有機アゾ化合物、含フッ素有機
アゾ化合物などを重合開始剤として、あるいはこれらの
重合開始剤をトリエチルアルミニウム、トリエチルホウ
素、ジエチル亜鉛などの有機金属化合物、第3アミン、
メルカプタンなどの還元剤と組合せたレドックス系を形
成させた形で、これらをそのままあるいはトリフルオロ
1−リクロルエタン、メチルクロロホルム、ジグ口ルテ
トラフルオ口エタン、ジフルオロテトラクロルエタンな
どの溶媒に溶解させた溶液として用い、水中にモノマー
を分散させた状態で重合反応が行なわれる。
乳化重合の場合には、例えば過硫酸塩、過酸化水素、過
塩素酸塩などの無機過酸化物、第3ブチルハイドロパー
オキシド、ジサクシニルパーオキシドなどの有機過酸化
物などの水溶性重合開始剤が用いられ、これらの重合開
始剤は亜硫酸塩1次亜硫酸塩、アスコルビン酸、第1鉄
塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸す1〜リウムなどの
還元剤と併用してレドックス系としても使用される。ま
た、メタノール、エタノール、イソペンタン、酢酸エチ
ル、マロン酸ジエチル、四塩化炭素などの連鎖移動剤を
用いて、含フッ素エラストマーの分子量を調節すること
もできる。更に、重合液中のポリマー粒子の安定分散、
ポリマーa度の上昇、重合槽へのポリマーの付着防止な
どの目的で、含フッ素カルボン酸塩や含フッ素スルホン
酸塩などの乳化剤を用いることもできる。
これら各種の重合反応は、ラジカル反応が進行し、生成
ポリマーセグメントの解重合が起らない範囲内の温度、
一般には約−30−150℃の温度で行われる。ただし
、レドックス系の場合には、約O〜50℃の温度で反応
が行われ、このような低い温度範囲で反応を行なうと、
含ヨウ素臭素化合物の熱分解を抑制することができる。
重合圧力についても特に制限はなく、目的の重合速度お
よび重合度に応じて広範な圧力範囲を採用し得るが、一
般には約1〜100kg f /αlの範囲内で行われ
る。
含フッ素重合体セグメントにブロック共重合する(メタ
)アクリレート重合体セグメントの形成は、第1段の重
合反応に引き続き、通常用いられるラジカル開始剤の存
在下で、乳化重合、けん濁重合、溶液重合など任意の重
合方法で行われる。ラジカル開始剤は、レドックス系と
しても用いることができる。これらの重合反応は、約−
10〜100℃、好ましくは約2〜80℃の温度で行わ
れる。
(メタ)アクリレート重合体セグメントを形成する(a
)成分のアルキル(メタ)アクリレートとしては、例え
ばメチルアクリレート、エチルアクリレート、n−また
はイソ−プロピルアクリレート、n−またはイソ−ブチ
ルアクリレート、n−アミルアクリレート、n−へキシ
ルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、n
−オクチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレー
トなどの炭素数1〜8のアルキル基(シアノ基などの置
換基を有するものを含む)を有するアルキルアクリレー
トまたは対応するアルキルメタアクリレートが用いられ
、好ましくはエチルアクリレートまたはn−ブチルアク
リレートあるいはメチルメタクリレート、エチルメタク
リレートまたはn−ブチルメタクリレートが用いられる
(b)成分のアルコキシアルキル(メタ)アクリレ−1
−とじては1例えばメトキシメ、チルアクリレート、エ
トキシメチルアクリレート、2−メトキシエチルアクリ
レート、2−エトキシエチルアクリレ−1−12−ブト
キシエチルアクリレートまたは対応するメタクリレート
などの炭素数2〜8のアルコキシアルキル基を有するア
ルコキシアルキル(メタ)アクリレ−1−が用いられ、
好ましくは2−メトキシエチルアクリレート、2−エト
キシエチルアクリレートまたは対応するメタクリレ−1
・が用いられる。
(以下余白) これらの(a)成分および/または(b)成分は、約9
9.9〜90モル2の割合で共重合させて用いられ、(
a)成分および(b)成分の両者が用いられる場合には
前者が約90〜10モルグ、また後者が約90〜10モ
ル%の割合で一般に用いられる。
これら(a)成分および/または(b)成分の一部、具
体的には約30モルX程度迄を他の共重合性単量体と置
換し、共重合させてもよい。かかる共重合性単量体とし
ては、例えばエチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル
、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アル
キルメタクリレ−1−、アルコキシアルキルメタクリレ
ートなどが挙げられる。
共重合体の架橋点を形成する(C)成分およびそれの反
応性基の種類に応じて用いられる。(メタ)アクリレー
ト重合体セグメントブロック共重合体用架橋剤としては
、それぞれ次のようなものが用いられる。
(イ)エポキシ基含有ビニル単量体 アリルグリシジルエーテル、グリシジルビニルエーテル
、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレー
トなどが例示され、これらの架橋剤としては、例えば有
機カルボン酸アンモニウム塩、ポリアミン、ポリアミン
塩、ジチオカルバミン酸塩、ポリカルボキシル化合物と
第4級アンモニウム塩または第4級ホスホニウム塩の併
用、イミダゾール誘導体とアルキル硫酸塩またはアルキ
ルスルホン酸塩の併用、ポリアミンまたはグアニジン誘
導体とイオウまたはイオウ供与化合物の併用などが挙げ
られる。
(ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、マレイン酸モノエステルなど
が例示され、これらの架橋剤としては1例えばポリアミ
ン、ポリアミン塩、全屈酸化物、ポリエポキシ化合物と
第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニラ11塩または
塩基性化合物の併用、ポリアミンまたはポリアミン塩と
グアニジン誘導体の併用などが挙げられる。
(ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体2−クロルエチ
ルビニルエーテル、2−クロルエチルアクリレ−1へ、
モノクロル酢酸ビニルなどが例示され、これらの架橋剤
としては、例えばポリアミン、ポリアミン塩、脂肪酸ア
ルカリ金属塩とイオウまたはイオウ供与化合物、トリチ
オシアヌル酸と脂肪酸金属塩、ジシアンジアミド、金、
@酸化物、ジチオカルバミン酸塩またはチウラム化合物
の併用などが挙げられる。
(ニ)ジエン系単量体 イソプレン、ペンタジェン、ビニルシクロヘキセン、ク
ロロプレン、ブタジェン、メチルブタジェン、シクロペ
ンタジェン、メチルペンタジェン、エチリデンノルボル
ネン、ビニリデンノルボルネン、アリルアクリレート、
2−ブテニルアクリレート、ジヒドロエチリデンノルボ
ルネニルアクリレート、ジヒドロジシクロペンタジェニ
ルアクリレートなどが例示され、これらの架橋剤として
は、例えばイオウ、あるいはベンゾイルパーオキサイド
、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(第3ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス
(第3ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンなどの
有機過酸化物と1−リ(メタ)アリルシアヌレ−1−、
トす(メタ)アリルイソシアスレート。
1.2−ポリブタジェン、エチレングリコール(メタ)
アクリレートなどの多官能性不飽和化合物との組合せな
どが挙げられる。これらの架橋剤を用いる代わりに、加
熱のみで架橋させてもよい。
(ホ)水酸基含有ビニル単量体 ヒドロキシアルキルアクリレート、ヒ!くロキシアルキ
ルメタアクリレ−1・、ヒドロキシアルコキシアクリレ
−1−1N−メチロールアクリルアミドなどが例示され
、これらの架橋剤としては、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネーI・、トリレンジイソシアネートなどのポリ
イソシアネート、アジピン酸などのポリカルボン酸、メ
トキシメチルメラミンなどのアルコキシメチルメラミン
、メチル化尿素、ブチル化尿素などが挙げられる。
(へ)トリアルコキシシリル基含有ビニル単量体ビニル
トリメトキシシラン、アリルトリメ1−キシシラン、3
−(1−リメトキシシリル)−プロピル(メタ)アクリ
レートなどが例示され、これらは通常自己架橋する。
これらの架橋点形成性(c)成分は、2種類以上を併用
して共重合させることができ、例えばエポキシ基含有ビ
ニル単量体とカルボキシル基含有ビニル単量体とが併用
された場合には、それらの架橋剤として第4級アンモニ
ウム塩、第4級ホスホニウム塩、グアニジン誘導体、イ
ミダゾール誘導体などが用いられ、またカルボキシル基
含有ビニル単量体と反応性ハロゲン含有ビニル単量体と
が併用された場合には、それらの架橋剤として有機カル
ボン酸のアルカリ金属塩が単独で、あるいはそれと第4
級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩。
グアニジン誘導体などとが併用される。
これらの(d)成分は、架橋性基の導入という点から最
低0.1重i%が用いられ、ただし20重量2をこえて
用いると架橋硬化物の耐熱性が損なわれるようになる。
第2段の重合反応終了後は、その重合方法に応じて通常
用いられる処理方法によって、ブロック共重合体が分離
される。
含フッ素重合体セグメントおよびアクリレ−1へ重合体
セグメントよりなるブロック共重合体は、一般にエラス
トマー状であり、従って含フッ素エラストマーやアクリ
ルエラストマーと同様の用途に用いられる。また、含フ
ッ素重合体セグメントおよびメタクリレ−1・重合体よ
りなるブロック共重合体は、一般に樹脂状であり、溶剤
可溶性なので塗膜形成相などに用いられる。
これらの各用途に用いられるブロック共重合体は、含フ
ッ素重合体セグメントと(メタ)アクリレ−1−重合体
セグメントとが、重量比で約10〜0.1、好ましくは
約5〜0.2となるようにブロック共重合させて用いら
れる。アクリレ−1−重合体セグメントとのブロック共
重合体では、このセグメント重量比がこれ以下では耐熱
性、耐油性、耐溶剤性などの改善効果が発揮されなくな
り、一方これ以上では価格性の点で劣るようになる。ま
た、メタクリレート重合体セグメントとのブロック共重
合体では、セグメント重量比がこれ以下では含フッ素樹
脂塗料の特徴である防汚性、耐候性などに劣るようにな
り、一方これ以上ではトルエン、キシレンなどの通常用
いられている希釈溶剤への溶解性に劣るようになる。
含フッ素重合体セグメントとアクリレート重合体セグメ
ントとのエラストマー状ブロック共重合体の加硫は、一
般に前記の如き架橋点形成(C)成分に応じた架橋剤を
他の配合剤1例えば補強剤、充填剤、必要に応じて配合
される加硫促進剤、加硫遅延剤、老化防止剤、安定剤、
可塑剤、滑剤、加工助剤などと共に、ロール混合、バン
バリー混合、ニーダ−混合、溶液混合など通常用いられ
る混合方法によって上記エラストマーと混合した後、加
熱することによって行われる6加硫温度としては、一般
に約100℃以上、好ましくは約150℃以上の温度が
用いられる。
また、含フッ素重合体セグメントとメタクリレ−1へ重
合体セグメントとの樹脂状ブロック共重合体の場合には
、やはりメタクリレート重合体セグメント中の架橋性基
を利用して架橋硬化が行われる。
このブロック共重合体を用いての塗膜の形成は、これを
キシレン、!−ルエンなどの芳香族炭化水素類、ローブ
タノールなどのアルコール類、酢酸ブチルなどのエステ
ル類、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、エチル
セロソルブなどのグリコールエーテル類、市原のシンナ
ー類などの溶液型塗料として調製した上で用いることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明に係るブロック共重合体は、それがアクリレート
重合体セグメントとのエラストマー状ブロック共重合体
の場合には、耐寒性を損うことなく、耐油性や耐熱性、
特に長期の耐熱性を著しく改善し、また加硫物性なども
改善させており、またメタクリレート重合体セグメント
との樹脂状ブロック共重合体の場合には、含フッ素重合
体の特徴を保持したまま、塗膜形成を可能としている。
(実施例〕 次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 容量3aのオートクレーブに、純水800mQ、パーフ
ルオロオクタン酸アンモニウム1.5g、ヘキサフルオ
ロプロペン85gおよび1−ブロム−2−ヨードパーフ
ルオロエタン1.9gを仕込み、攪拌しながら徐々に昇
温させ、60°Cになった時点で過硫酸アンモニウム0
.5gおよび亜硫酸水素ナトリウム0.05gを純水2
00m Qに溶解させた水溶液および20kg/cJG
のフッ化ビニリデンを順次圧入する。重合反応の進行と
共に圧が徐々に低下し、18 kg / a# G迄下
がった時点で再びフッ化ビニリデンを20kg/JG迄
圧入する。このような操作をくり返し、フッ化ビニリデ
ンを12職圧入する。その後2時間熟成を行ない、放圧
、冷却して第1段の重合反応を終了する。固形分濃度1
5.1%の乳白色ラテックス1186gがそこに得られ
、そこから分離した共重合体についてl!lF−NMR
および赤外線吸収スペクトルによる組成をみるに、フッ
化ビニリデン78モル%、ヘキサフルオゴプロペン22
モル%であった。
温度計、撹拌機、窒素導入管および減圧装置を備えたセ
パラブルフラスコ中に、上記ラテックス170部(重量
、以下同じ)、水130部、硫酸ナトリウム04部、乳
化剤(花王石鹸製品エマール10、エマルゲン147、
レベ/ −/LzWZ(7) 1.5 : 2.0 :
 2.04部合物)5.5部およびエチルアクリレート
95モル%、2−クロルエチルビニルエーテル5モル%
よりなる単量体混合物100部を仕込み、脱気、窒素置
換をくり返しつつ系内のa素を十分に除去した後、ハイ
ドロサルファイ1〜す1−リウム0.01部、ナトリウ
ムホル11アルデヒドスルホキシレート0.002部お
よび第3ブチルハイドロパーオキシド0.005部を加
えて室L【下に重合反応を開始させた。重合転化率が9
5〜99%の範囲内になるよう反応を6時間継続した後
、反応混合物を塩析し、十分水洗、乾燥し、共重合体エ
クス1−マーを得た。
このブロック共重合体の含フッ素オレフィン重合体セグ
メントとアクリル重合体セグメン1〜との重量比(セグ
メン1へ重量比)は、各段階しこおけるラテックス収量
および固形分1度から算出すると、0.26の値となる
得られたブロック共重合体について、後記表1に示され
る配合に従って、冷却下のオープンロールで配合物を調
製し、この配合物を180℃、10分間のプレス加硫お
よび150℃、15時間のギヤーオーブン中での二次加
硫を行なった。加硫物について、JIS K−63吋に
準じて加硫物の性質を測定し、また175℃での長期耐
熱老化試験を行ない、硬度変化、引張強さ変化率および
伸び変化率をそれぞれ測定し、更に耐高熱油性、圧縮永
久歪および脆化点の測定を行ない、それらの結果を後記
表2に示した。
実施例2 実施例1において、第2段重合反応が、エチルアクリレ
ート67%、n−ブチルアクリレート30モル%および
ビニルりロルアセテ−1へ3モル%よりなる単量体混合
物を用いて行われ、得られたブロック共重合体のセグメ
ント重量比は、0.27であった。
実施例3 実施例2において、ビニルクロルアセテートの代りに、
同モル量のアリルグリシジルエーテルが用いられ、得ら
れたブロック共重合体のセグメント重量比は、 0.2
5であった。
実施例4 実施例2において、第2段重合反応がエチルアクリレー
ト39モル%、n−ブチルアクリレート30モル%、2
−メ1−キシエチルアクリレート30モルXおよびアク
リル酸1モル%よりなる単量体混合物が用いられ、得ら
れたブロック共重合体のセグメン1〜重量比は、0.2
6であった。
実施例5 実施例2において、第1段重合反応で得られたラテック
ス330部を用い、水の使用量を70部に変更して第2
段重合反応が行われた。得られたブロック共重合体のセ
グメント重量比は、0.52であった。
実施例6 実施例2において、第1段重合反応で得られたラテック
ス660部を用い、水を加えることなく第2段重合反応
が行われた6得られたブロック共重合体のセグメン1〜
重量比は、1.05であった。
実施例7 実施例2において、第1段重合反応がフッ化ビニリデン
50モル2、ヘキサフルオロプロペン29モル%、テト
ラフルオロエチレン21モル%の共重合組成を有するよ
うに行われ、固形分濃度15.4%の乳白色ラテックス
1192gを得た。
この乳白色ラテックスについて、実施例2と同様の第2
段重合反応が行われ、得られたブロック共重合体のセグ
メン1〜重量比は、 0.26であった。
比較例1〜4 実施例1〜4において、第1段の重合反応が行われず、
水2000部の存在下で第2段分の重合反応のみが行わ
れた。
以上の実施例2〜7で得られたブロック共重合体および
比較例1〜4で得られたアクリルエラストマーについて
、それぞれ実施例1と同様の測定が行われた。得られた
結果は、配合組成と共に、次の表1〜2に示される。
(以下余白) 実施例8 容量3Qのオートクレーブに、純水1000mΩ、パー
フルオロオクタン酸アンモニウム1.5g、ヘキサフル
オロプロペン100gおよび1−ブロム−2−ヨードパ
ーフルオロエタン3.9gを仕込み、攪拌しながら徐々
に昇温させ、60℃になった時点で過硫酸アンモニウム
0.5gおよび亜硫酸水素ナトリウム0.05gを純水
200m Qに溶解させた水溶液および20kg/dG
のフッ化ビニリデンを順次圧入する。重合反応の進行と
共に圧が徐々に低下し、18 kg / a# G追上
がった時点で再びフッ化ビニリデンを20kg/cdG
迄圧入する。このような操作をくり返し、フッ化ビニリ
デンを228g圧入する。その後2時間熟成を行ない、
放圧、冷却して第1段の重合反応を終了する。固形分濃
度15.7%の乳白色ラテックス1210gがそこに得
られ、そこから分離した共重合体について19F−NM
Rおよび赤外線吸収スペクトルによる組成をみるに、フ
ッ化ビニリデン86モル%、ヘキサフルオロプロペン1
4モル%であった。
このようにして得られた乳白色ラテックスに、メチルメ
タクリレ−1−36g(60モル%)、エチルメタクリ
レート18g(30モル%)および2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート6g(10モル%)を加え、更に過硫
酸アンモニウム0.2gを純水2抛Qに溶解させた水溶
液を加えて、70℃で重合反応を継続させ、GLC(ガ
スクロマトグラフィー)で各単量体がもはや残存しない
ことを確認してから冷却し、重合反応を停止させた。固
形分1度19.0%の乳白色ラテックスが得られ、これ
を塩析、水洗、乾燥して、245gの樹脂状ブロック共
重合体を得た。
このブロック共重合体の含フッ素オレフィン重合体セグ
メントとメタクリル重合体セグメントとの重量比(セグ
メント重量比)は、各段階におけるラテックス収量およ
び固形分濃度から算出すると、3.17の値となる。
得られたブロック共重合体10gをメチルエチルケトン
−キシレン(1: 1)?a合溶剤20gに溶解し、こ
れに硬化剤(日本ポリウレタン製品コロネートEH)2
gを加えた後、アルミニウム板(7X15an)上にア
プリケーターを用いて塗布した。このアルミニウム板を
、80℃のオーブン中で4時間加熱硬化させると、透明
な塗膜が形成された。
この塗膜について、ゴバン目試験、光沢度(R−TiO
2を35PIIR配合したものの60℃におけるグロス
反射率)、屈折性、トルエン希釈性(2倍量のトルエン
−メチルエチルケトン(1: 1)混合溶剤に溶かし、
この溶液を更にトルエンで5倍希釈したとき白濁のない
場合O1白濁する場合x)、鉛筆硬度および防汚性(硬
化塗膜に青マジックインキを塗り、2時間後ベンジンで
拭きとったとき完全に拭きとれるか否か)をそれぞれ測
定した。得られた結果は、後記衣3に示される。
実施例9 実施例8において、含フッ素オレフィン重合体セグメン
トの組成がフッ化ビニリデン73モル%、ヘキサフルオ
ロプロペン27モル%となるように共重合反応を行ない
、固形分濃度14.1%の乳白色ラテックス1187g
を得、これを第2段の重合反応に用いた。
固形分濃度17.1%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は、2.78であ
った。
実施例10 実施例9の第2段重合反応において、メチルメタクリレ
ートが55g、エチルメタクリレートが44g、また2
−ヒドロキシエチルメタクリレートがl1gに、それぞ
れ変更して用いられた。
固形分濃度20.2%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は。
1.52であった。
実施例11 実施例9の第2段重合反応において、メチルメタクリレ
ートが83.5g、エチルメタクリレートが66.8g
、また2−ヒドロキシエチルメタクリレ−1−が16.
7gに、それぞれ変更して用いられた。
固形分濃度23.1%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は。
1.00であった。
実施例12 実施例8の第1段重合反応が、フッ化ビニリデン85モ
ル2.テトラブルオロエチレン90モル%の共重合組成
を有するように行われ、固形分濃度16.2%の乳白色
ラテックス1217gを得た。
この乳白色ラテックスに、メチルメタクリレート65.
7g、 n−ブチルメタクリレート52.5gおよび2
−ヒドロキシエチルメタクリレート13.1gを加えて
第2段重合反応を行なった。
固形分濃度22.9%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は、1.50であ
った。
実施例13 実施例8の第1段重合反応が、フッ化ビニリデン85モ
ル%、クロルトリプルオロエチレン15モル%の共重合
組成を有するように行われ、固形分濃度13.9%の乳
白色ラテックス1185gを得た。
この乳白色ラテックスに、メチルメタクリレート55g
、 n−ブチルメタクリレート44gおよび2−ヒドロ
キシエチルメタクリレートl1gを加えて第2段重合反
応を行なった。
固形分濃度20.0%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は。
1.50であった。
実施例14 実施例8の第1段重合反応が、ヘキサフルオロプロペン
10モル%、テトラブルオロエチレン90モル%の共重
合組成を有するように行われ、固形分濃度17.0%の
乳白色ラテックス1229gを得た。
この乳白色ラテックスに、メチルメタクリレート70g
、 n−ブチルメタクリレート55.7gおよび2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート13.9gを加えて第2
段重合反応を行なった。
固形分濃度23.9%の乳白色ラテックスから得られた
ブロック共重合体のセグメント重量比は。
1.50であった。
比較例5 1−ブロム−2−ヨードパーフルオロエタンを用いずに
、フッ化ビニリデン73モル%、ヘキサフルオロプロペ
ン27モルぶの共重合組成を有する共重合体を、実施例
8の第1段重合方法に準する方法で合成した。
また、メチルメタクリレ−1へ60モル2、エチルメタ
クリレート30モル%、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レ−1−10モル%の共重合組成を有する共重合体を、
実施例8の第2段重合方法に準する方法で合成した。
前者の共重合体と後者の共重合体とを、ブレンド1.5
でブレンドした。
以上の実施例9〜14および比較例5についても、実施
例8と同様の測定が行われた。得られた結果は、次の表
3に示される。
(以下余白) 表3 実施例8  85.7   311  611/j  
9  86.9   3H6HII  10 89.4
   411  68II  11 90.5   4
+1  711〃12 92.1   311  61
11ノ1388.2411611 LL  14 86.3   411  611比較例
5  43,5   11B   211(共通するa
+11定結果) ゴバン目試験二比較例5の60/100以外は100/
100屈折性:比較例5のX以外は0 1−ルエン希釈性:比較例5のX以外は○防汚性:各実
施例は○

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式RBrnIm(ここで、Rはフルオロ炭化水
    素基、クロルフルオロ炭化水素基、クロル炭化水素基ま
    たは炭化水素基であり、nおよびmはいずれも1または
    2である)で表わされる含ヨウ素臭素化合物の存在下に
    、炭素数2〜8の含フッ素オレフィンを単独重合または
    共重合させた後、生成した含フッ素重合体を存在させな
    がら、(a)炭素数1〜8のアルキル基を有するアルキ
    ル(メタ)アクリレートおよび/または(b)炭素数2
    〜8のアルコキシアルキル基を有するアルコキシアルキ
    ル(メタ)アクリレートならびに(c)少なくとも一種
    の次の単量体 (イ)エポキシ基含有ビニル単量体 (ロ)カルボキシル基含有ビニル単量体 (ハ)反応性ハロゲン含有ビニル単量体 (ニ)ジエン系単量体 (ホ)水酸基含有ビニル単量体 (ヘ)トリアルコキシシリル基含有ビニル単量体を共重
    合させることを特徴とするブロック共重合体の製造方法
    。 2、含フッ素重合体セグメントと(メタ)アクリレート
    重合体セグメントとの重量比が約10〜0.1となるよ
    うにブロック共重合させた特許請求の範囲第1項記載の
    ブロック共重合体の製造方法。
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EP1784434B2 (en) 2004-08-31 2019-03-13 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Implantable device from polymers of fluorinated monomers and hydrophilic monomers
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