JPS63260901A - オレフインの気相重合方法及び装置 - Google Patents

オレフインの気相重合方法及び装置

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JPS63260901A
JPS63260901A JP9663787A JP9663787A JPS63260901A JP S63260901 A JPS63260901 A JP S63260901A JP 9663787 A JP9663787 A JP 9663787A JP 9663787 A JP9663787 A JP 9663787A JP S63260901 A JPS63260901 A JP S63260901A
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/18Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles
    • B01J8/24Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique
    • B01J8/38Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique with fluidised bed containing a rotatable device or being subject to rotation or to a circulatory movement, i.e. leaving a vessel and subsequently re-entering it
    • B01J8/382Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique with fluidised bed containing a rotatable device or being subject to rotation or to a circulatory movement, i.e. leaving a vessel and subsequently re-entering it with a rotatable device only

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオレフィンの気相重合方法及び装置に関し、特
に流動粒子層の均一な撹拌を達成し、触媒のショートパ
スを防止し、重合体の滞留時間分布の狭いオレフィンの
気相重合方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
エチレン、プロピレン等の気相のα−オレフィンをチグ
ラーナツタ触媒等の同相触媒に接触させて重合体を得る
オレフィンの気相ル゛合方法は公知であり、それに用い
る重合装置として、縦型撹拌槽、横型撹拌槽、流動層型
撹拌槽、更には撹拌翼による撹拌と気流による撹拌を併
用した撹拌流動層型の撹拌槽等積々の型式の撹拌槽が知
られている。
なかでも撹拌流動層型のものは撹拌動力および粉体の流
動化に必要なガス量が比較的少く、広い範囲の負荷変動
に対応できる等の好ましい特徴を有し、撹拌翼の型式も
アンカー型(特開昭56−133019、特開昭58−
113208)スパイラルリボン型(特開昭53−12
3487、特開昭57−155zo+)等各種のものが
提案されている。これら撹拌流動層方式の重合方法にお
いて、反応槽内に注入する液状クエンチ剤の蒸発潜熱に
よって反応熱を除去する方法も公知である。
〔発明が解決しようとする間萌点〕
撹拌流動層方式でオレフィンの重合を長時間連続して実
施する際の第1の問題点は反応槽の重合体粒子の滞留時
間分布が広いことである。このととは反応槽に供給され
た後短時間で槽外に排出されるすなわち、ショートパス
する触媒の量が多いことC二つながシ触媒コストの上昇
、重合体中の触媒残渣の埋火、電合体物性の低下等の原
因となるのみならず、得られる重合体も分子量分布の広
いものとなる等の欠点の原因となる。
反応槽中の重合体粒子の滞留時間分布を狭くする試みも
多い。多数の反応槽を直列に設は重合体粒子の移動をプ
ラグフローに近似させる場合、実効を得るには少くとも
5個の反応槽を必要とし、実用的でない。また、1個の
反応槽内を多孔板により複数の反応ゾーンに区分する試
み(特開昭6O−245603)もあるが、多孔板の目
詰り、各ゾーン間の不均一流動や粉体保有量の変動等の
現象が起り易く、満足外方法ではない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は撹拌流動層方式;=よるオレフィンの気相重
合方法における上記諸問題の解決のため、鋭意研究の結
果、これらの間賄の原因は撹拌流動層における粒子の分
散状態およびフローパターンにあることを発見し、反応
槽の形、撹拌翼の形、触媒注入口および重合体抜出口の
位置並び(′−撹拌状態を最適化することによりこれら
のrc−’i fcAを解決することが出来ることを突
とめ本発明を完成するに到った。
本発明においては、オレフィンの重合反応槽は逆円錐台
形状の上部とその下に連なる円筒形状の下部とで主要部
が構成され、反応槽1嗟部にはガス供給口が設けられ、
その上方に連なる反応槽下部との間が分散板で仕切られ
ておシ、反応槽下部は高さが直径の1/2以下である円
筒形であり、その側面に触媒注入口が設けられており、
反応槽下部に連なる反応槽上部は高さが下端直径の1倍
乃至4倍であり、壁面の鉛直線となす角すなわち円錐角
かび乃至10’の逆円錐台形状であり、反応槽上部に連
なる反応槽頂部は粒子随伴を防止するため(′−必要な
空隙部とその側面に重合体抜出口 ガス抜出口が設けら
れておシ、+へ^λX¥Xや上記反応槽下部内には槽壁
に近接して旋回する傾斜パドル型撹拌翼もしくはスパイ
ラルリボン型撹拌翼が設けられパドル型撹拌翼ではその
傾斜角は30°乃至60°で幅が反応槽下部直径の1 
/ 16.7倍乃至175倍であり、スパイラルリボン
型撹拌翼ではその傾斜角は30°未満で幅が反応槽下部
直径のl/16.7倍以上であり、上記反応槽上部内に
は槽壁に近接して旋回するスパイラルリボン型撹拌翼が
設けられ、このスパイラルリボン型撹拌翼の傾斜角は3
0°乃至60″で幅がその高さの槽径のl / 16.
7倍乃至175倍であり、前記重合体抜出口は反応槽上
部のスパイラルリボン型撹拌翼の上端の高さHより少く
とも0.05 Hだけ高い位置に設けられている。この
ような反応槽を用い、反応槽内部における撹拌状態をフ
ルード数(Fr)と0.5乃至5.0に保ち、撹拌翼を
粒子層内に埋没状態に保ちながらオレフィンの気相重合
を行う。
本発明で使用する傾斜パドル型撹拌翼とは槽壁の内周に
沿って傾斜して延びる翼であってその長さが槽の半周に
及ばないものを云う。
上記の如くスパイラルリボン型撹拌翼と傾斜パドル型撹
拌翼の翼幅および傾斜角を設定し、反応槽下部における
撹拌状態をフルード数(Fr)が0.5〜5.0に保つ
ことにより、反応槽下部では粒子層の上下方向の移動を
主流とする完全混合状態を実現し、反応槽上部では粒子
層の水平方向の移動を主流とし上下方向の移動の少い混
合状態を実現することができる。このような混合状態で
あれば、反応槽下部においては、注入された触媒は即座
に粒子層中に均一に分散し、塊状物の生成が防止され、
反応槽上部においては粒子層は微視的には均一に混合さ
れているが巨視的には槽内で生成する重合体の量に相当
する体積だけピストンフロー状に上昇し重合体抜出口よ
り抜出される。このような撹拌状態は、反応槽底部から
のガス供給量を分散板上でのガスの空塔速度が粉体の最
小流動化速度の5倍以下とすることで保持できる。
反応槽上部のリボン型撹拌翼の翼幅がDi / Wl>
 16.7と狭くなると撹拌不充分となり、翼幅がDx
 / Wl < 5.0と広く々るかあるいは傾斜角θ
1〈30°では粒子層の上下方向の移動(循環流)が大
きくなりピストンフローを維持できない。また、傾斜角
がθ1〉60°と太きいと所要撹拌動力が過大となり実
用的でない。反応槽下部における撹拌翼の形状も前記範
囲を外れると、粒子層の上下方行の移動(循環流)が少
くなり、水平方向の回転流が主体となるため、注入され
た触媒が一定部位に集中したυ、槽底に沈着したシして
、塊状物の発生等積々の故障の原因となる。なお、撹拌
状態が、反応槽底部におけるフルード数で、Fr<0.
5では粉体の流動化が不充分となり良好な反応状態を維
持できず、Fr>5.0では反応槽上部における循環流
が増し滞留時間分布が広くなったり、反応槽頂部から排
出ガスに量体されて流出する粉体量が多くなる等の不都
合を生ずる。
反応槽下部の高さが直径の1/2を超したり、反応槽上
部の高さが下端直径の1倍未読であると、反応槽全体の
粉体保有量に対する反応槽下部の粉体保有量が大きくな
り、全体として粉体のピストンフロー効果が不充分と々
る。
反応槽および撹拌翼の形状、触媒注入口、重合体数出口
の位置、撹拌翼の回転数等の最適化の県件については以
下に述べる実施例、実験例により一層明らかとなろう。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1
図及び第2図に示すように反応槽1は底部2、下部3、
上部4、および頂部5より構成されており、底部2と下
部3は分散板6で仕切られている。反応槽1の中心を底
部2、下部3、上部4にわたって延びる撹拌軸7の下部
には、傾斜パドル型撹拌翼8が、また上部にはスパイラ
ル゛リボン型撹拌翼9が取付けられ、これらの撹拌翼は
駆動装置lOにより回転駆動させる。反応槽底部2には
ガス供給口11、下部3には触媒供給口12.。
上部4には液体クエンチ剤注入口14、そして頂部5に
は重合体抜出口13およびガス抜出口15、が各々設け
られている。
反応槽頂部5はガス抜出口15より流出するガスに伴わ
れて粉体が流出しないように充分な大きさの空隙部があ
り、また反応槽底部からはガス供給口11より供給され
るガスを分散板6を通して反応槽内の流動粉体中へ均一
に送シ込むことが可能と々つている。
図において液体クエンチ剤注入口14は1ケ所のみ示し
ているが、実際には槽内の粉体のフローパターンを乱さ
ないように、反応槽上部に多数の液体クエンチ剤注入口
14を上下方向および周方向に分散して配置し、注入方
向を撹拌翼の回転方向に一致するように反応槽壁の接線
方向とする。
液体クエンチ剤の注入速度は注入口における速度で10
乃至100011/ sec程度が好ましい。
〔実験1〕 混合実験 撹拌翼の幅および傾斜角が粉体の混合状態に及ぼす影響
を確認するために第3図および第4図に示す装置を使用
して混合実験を行った。
図において、A1は直径20mxのノズルであり、分散
板との距離は70口、81〜B6は直径20肩属のノズ
ルであり、分散板との距離はそれぞれ7011m、27
011147C)1ml、 f3701+iI、 89
01m、940 mmの位置にある。
反応槽の形状は、 反応槽下部3直径:500龍 反応槽下部3高さ:143闘 反応槽上部4円錐角:lO6 反応槽上部4高さ=747寵 撹拌翼先端高さH:890關 反応槽頂部5高さ:25Qmm ガス抜出口直径:10C1n+(位置m部最上部)ガス
供給口直径:2Qs+i+(位置反応槽底部側面)であ
る。
反応槽下部3内には2枚傾斜パドル型撹拌翼がまた反応
槽上部4内にはダブルスパイラルリボン型撹拌翼が設け
られ、図示の矢印方向に9 Orpm(Fr = 2.
27 )で回転駆動される。
撹拌翼と槽壁とのクリアランスは5龍である。
上記反応槽にポリプロピレン粉末を2591(117k
g )充填し、反応槽底部よりN2ガスを分散板上で空
塔速度が1.oc+++ / sec (118,01
/min )となるように供給しつつ撹拌翼で撹拌(9
0rpm 1Fr=2.27 ) した。この状態で撹
拌翼および撹拌軸は粉体層中に完全に埋没していた。
撹拌状態が安定した時点で、上記のものと同種のポリプ
ロピレンを赤く着色した粉末251をトレーサーとして
ノズルA1上り線速度10crn/secで反応槽内に
注入し、サンプリングノズルB工乃至B6の合計6個所
から約50fずつのポリプロピレン粉末を抜出し混合状
態判定試料とした。
この試料中のトレーサー濃度(着色粒子数150v)に
より使用したサンプリングノズル以下の高さの槽内がト
レーサー注入時から完全混合状態に達するまでの時間(
min )を求め第1表乃至第2表に示した。別途作成
した上記トレーサー濃度(251/Ill:g)の完全
混合状態の試料より求めた50を中の平均着色粒子数は
74個であったので、前記B6のサンプリングノズルか
ら得られた試料が70乃至80個150tのトレーサー
濃度になった時点を槽内全体が完全混合状態と判定した
なお表において用いた符号の意味は下記の通りである。
θ1.θ21−tそれぞれ傾斜ノくドル型およびスノく
イラルリボン型撹拌翼の傾斜角、Wl、W は閏1翼幅
である。
Dl+Dは各々下部、上部の反応槽の直径である。
(表−1) θ1=40°、θ2=45゜(表 −2)
     D1/Wユ =  D/W  =  10.
0(単位二分) 表−1および表−2よりDx/WxおよびD / W=
16.7〜5,01θ1およびθ2=30°〜600に
おいて、反応槽下部は30秒以内に完全混合され(ノズ
ルB1の結果より)、反応槽上部はフローパターンがピ
ストンフローに近い状態になっていることが分る。
〔実験2〕 混合実験 実験1と同じ撹拌、混合槽内において、本発明の請求範
囲外にある撹拌翼が備えられており、実験1と同方法で
トレーサーを投入し完全混合状態に達する所要時間を検
討し、その結果を表3および表4に示した。
(表−3)  θ1−400、 θ2=45゜(単位:
分) (表−4)   D1/W、=D/W=10.0(単位
:分) 表−3および表−4より、D/WおよびDI / W2
が16.7以上あるいは5.0以下であってθ1および
θ2が30’以下、あるいは50’以上において、反応
槽下部は30秒以内に完全混合され(ノズルB1の結果
より)、約6分以内で槽内はほぼ均一に混合され上下循
環流れが激しく生じていることが分る。
〔実験3〕 重合体抜出口の位置と撹拌速度が反応槽内の重合体保有
量に及す影響を確認するために、実験1で用いた反応槽
にポリプロピレン粉末2597を充填し、この粉末を一
定の撹拌速度下でサンプリングノズルB6 、B5ある
いはB4から自由流出させ、流出したポリプロピレン粉
末の量から反応Wi内に残在する粉体の保有量を求めた
なお撹拌翼の形状寸法は下記の通りである。
ダブルスパイラルリボン型ffl拌翼 D/W : l O,0、θ2:40’2枚傾斜パドル
型撹拌翼 Dx/Wx : 10.0 、  θ1:45゜実験結
果を第5表に示した、保有量は充填量(2591)に対
する容1%で表示した。
表−5 表−5から、重合体抜出口は撹拌翼上端の高さ但)より
も高く(少くとも0.05 Hだけ)設けないと、撹拌
条件の変動による槽内保有量の変動が起ることが分る。
この保存量の変動はすなわち平均滞留時間の変動であり
、生成する重合体の物性の変動の原因となるので好まし
くない。
〔実施例1〕 撹拌翼の幅および傾斜角が重合体のaL’14に及ぼす
影響を確認するため::第1図および第2図に示す装置
を使用し、また種々のダブルスパイラルリボン型撹拌翼
および2枚傾斜パドル型撹拌翼を使用し気相重合反応を
実施した。
図において、反応槽の形状は 反応槽下部3直径:400m冨 反応槽下部3高さ: 112 mm 反応槽上部4円錐角:5゜ 反応槽上部4高さ=6601111+ 撹拌翼上端の高さ: 772u である。
触媒注入口の位置は分散板より30n上方であり、重合
体抜出口は撹拌翼上端より40111 (0,06H)
上方であって、触媒注入口より180°回転した位置に
ある。
クエンチ剤注入口はl−7面より60mm上方より2列
に並んでおり、間隔は150翼麓、また触媒注入口より
の変位角は90°および270°である。
また反応槽底部にはガス供給口、反応槽頂部5にはガス
抜出口を設けている。
上記反応槽に予め準備したメジアン径540ミクロンの
ポリプロピレン粉末59に9(12]1)を充填し、撹
拌翼を10 Orpm (反応槽下部でのフルード数F
r=2.24 )で回転させ、次いでガス供給口より6
 mo1%の水素ガスを含有するプロピレンガスな11
0 Nm3/hr (分散板上の空塔速度1.5 cm
 / sec )で供給した。上記撹拌状態を保ちなが
ら、触媒懸濁液を43 f/hr (Tic13は1.
25t7hr )およびクエンチ剤としての液化プロピ
レンを55 kg/ hrの割合で連続供給し、反応温
度を70’Cに、圧力を20kg/cdGに保ち3日間
連続運転した。重合体抜出口から生成ポリプロピレンが
1OJc9/hrの割合で得られ、触媒の平均滞留時間
は5.45時間と算出された。
各例:二おいて、反応状態が安定している時期なRび生
成ポリプロピレンをサンプリングし、その粒度分布と粒
度別のT1含有量を測定した。
測定結果を第6表および第7表に示した。
第6表 第7表 第6表から判断すると、撹拌翼の形状が本願の実施態様
項の条件に適合する場合は粒度分布が極めて狭く、重合
体中の触媒の含量が均一であることから分散が良好で槽
内では粉体はピストンフローに近い状態で上昇し、触媒
の滞留時間分布も極めて狭いものと判断される。
一方撹拌翼の形状が本願の実施態様の条件に適合しない
例では重合体は粒度分布が広く、重合体中の触媒含量は
細粒はど大きいことから撹拌状態が実施態様のものに比
べて劣ると判断された。
〔発明の効果〕
本発明の方法存び装置を使用することにより、オレフィ
ンの気相重合における触媒粒子および重合体粒子の滞留
時間分布を狭くすることが可能となシ、触媒効率の向上
のみならず分子量分布の狭い重合体を比較的簡単な装置
および操作により経済的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における気相重合装置の縦断面
図、第2図は第1図におけるI−1断面図、第3図は実
験1.2および3に用いた装置のノズル位置を示す立面
図、第4図は同平面図、第5図は実施例1で用いた装置
のノズル位置を示した立面図、第6図は同平面図である
。 l・・・反応槽、2・・・反応槽底部、3・・・反応槽
下部、4・・・反応槽上部、5・・・反応槽頂部、6・
・・分散板、7・・・撹拌軸、8・・・傾斜パドル型撹
拌翼、9・・・スパイラルリボン型撹拌翼。 以上 特許出願人  チ ッ ソ 株 式 会 社代理人 弁
理士 佐々井 彌太部 同 上 野中克彦 第 I 副 蓼 2 図 第3団 第q 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、撹拌機を有する反応槽内で触媒、生成重合体等の粒
    子より成る粒子層の下からオレフィンを含むガスを供給
    し、該粒子層を流動化させ、同時に前記撹拌機により粒
    子層を撹拌する撹拌流動層方式のオレフィンの気相重合
    方法において、反応槽底部にはガス供給口が設けられ、
    その上方に連なる反応槽下部との間が分散板で仕切られ
    ており、反応槽下部は高さが直径の1/2以下である円
    筒形であり、その側面に触媒注入口が設けられており、
    反応槽下部に連なる反応槽上部は高さが下端直径の1倍
    乃至4倍であり、壁面の鉛直線となす角すなわち円錐角
    が1°乃至10°の逆円錐台形状であり、反応槽上部に
    連なる反応槽頂部は粒子随伴を防止するために必要な空
    隙部とその側面に重合体抜出口とガス抜出口が設けられ
    ており、上記反応槽下部内には槽壁に近接して旋回する
    傾斜パドル型撹拌翼もしくはスパイラルリボン型撹拌翼
    が設けられパドル型撹拌翼ではその傾斜角は30°乃至
    60°で幅が反応槽下部直径の1/16.7倍乃至1/
    5倍であり、スパイラルリボン型撹拌翼ではその傾斜角
    は30°未満で幅が反応槽下部直径の1/16.7倍以
    上であり、上記反応槽上部内には槽壁に近接して旋回す
    るスパイラルリボン型撹拌翼が設けられ、このスパイラ
    ルリボン型撹拌翼の傾斜角は30°乃至60°で幅がそ
    の高さの槽径の1/16.7倍乃至1/5倍であり、上
    記重合体抜出口は反応槽上部のスパイラルリボン型撹拌
    翼の上端の高さHより少くとも0.05Hだけ高い位置
    に設けられた反応槽を用い、反応槽下部における撹拌状
    態を式Fr=D_1(2πN)^2/2gで定義される
    フルード数F_rを0.5乃至5に保ち、 〔ここでD_1は反応槽下部の直径、Nは撹拌翼回転数
    (rps)、gは重力加速度である〕 触媒を前記反応槽下部の触媒注入口に供給し、撹拌翼が
    粒子層内に埋没状態となるようにしながら生成重合体を
    前記反応槽上部の重合体抜出口より抜き出すことを特徴
    とするオレフィンの気相重合方法。 2、触媒、生成重合体等の粒子より成る粒子層の下から
    オレフィンを含むガスを供給し、該粒子層を流動化させ
    、同時に撹拌機により粒子層を撹拌する撹拌流動層方式
    のオレフィン気相重合装置において、反応槽底部にはガ
    ス供給口が設けられ、その上方に連なる反応槽下部との
    間が分散板で仕切られており、反応槽下部は高さが直径
    の1/2以下である円筒形であり、その側面に触媒注入
    口が設けられており、反応槽下部に連なる反応槽上部は
    高さが下端直径の1倍乃至4倍であり、壁面の鉛直線と
    なす角すなわち円錐角が1°乃至10°の逆円錐台形状
    であり、反応槽上部に連なる反応槽頂部は粒子随伴を防
    止するために必要な空隙部とその側面に重合体抜出口と
    ガス抜出口が設けられており、上記反応槽下部内には槽
    壁に近接して旋回する傾斜パドル型撹拌翼もしくはスパ
    イラルリボン型撹拌翼が設けられ、パドル型撹拌翼では
    その傾斜角は30°乃至60°で幅が反応******
    槽下部直径の1/16.7倍乃至1/5倍であり、スパ
    イラルリボン型撹拌翼ではその傾斜角は30°未満で幅
    が反応槽下部直径の1/16.7倍以上であり、上記反
    応槽上部内には槽壁に近接して旋回するスパイラルリボ
    ン型撹拌翼が設けられ、このスパイラルリボン型撹拌翼
    の傾斜角は30°乃至60°で幅がその高さの槽径の1
    /16.7倍乃至1/5倍であり、上記重合体抜出口は
    反応槽上部のスパイラルリボン型撹拌翼の上端の高さH
    より少くとも0.05Hだけ高い位置に設けられている
    ことを特徴とするオレフィンの気相重合装置。
JP62096637A 1987-04-20 1987-04-20 オレフインの気相重合方法及び装置 Expired - Lifetime JP2558117B2 (ja)

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JP2013234917A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Japan Polypropylene Corp 容器内の粉体質量分布測定装置、それを用いた容器の運転方法及びポリオレフィンの製造方法
CN111036152A (zh) * 2018-10-11 2020-04-21 中国石油化工股份有限公司 一种用于制备聚烯烃的装置及制备聚烯烃的方法

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