JPS63150305A - オレフインの気相重合方法及び装置 - Google Patents

オレフインの気相重合方法及び装置

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JPS63150305A
JPS63150305A JP29578986A JP29578986A JPS63150305A JP S63150305 A JPS63150305 A JP S63150305A JP 29578986 A JP29578986 A JP 29578986A JP 29578986 A JP29578986 A JP 29578986A JP S63150305 A JPS63150305 A JP S63150305A
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reaction tank
stirring blade
catalyst
tank
diameter
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JP29578986A
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Atsuyoshi Shimizu
清水 厚良
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Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/18Stationary reactors having moving elements inside
    • B01J19/20Stationary reactors having moving elements inside in the form of helices, e.g. screw reactors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/19Details relating to the geometry of the reactor
    • B01J2219/194Details relating to the geometry of the reactor round
    • B01J2219/1941Details relating to the geometry of the reactor round circular or disk-shaped
    • B01J2219/1946Details relating to the geometry of the reactor round circular or disk-shaped conical

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオレフィンの気相重合方法及び装置に関し、特
に流動粒子層の均一な撹拌を達成し、触媒・のショート
パスを防止するオレフィンの気相重合方法及び装置に関
する。
(従来の技術) エヂレン、プロピレン等の気相のα−オレフィンをヂグ
ラーナッタ触媒等の固相触媒に接触させて重合体を得る
オレフィンの気相重合方法は公知であり、それに用いる
重合装置として、縦型撹拌槽、棋聖撹拌槽、流fI1層
型撹拌槽、更には撹拌翼による撹拌と気流による撹拌を
併用した撹拌流動層型の撹拌槽等種々の型式の撹拌槽が
知られている。
なかでも攪拌流動層型のものは撹拌動力および粉体の流
動化に必要なガス吊が比較的少く、広い範囲の負荷変動
に対応できる等の好ましい特徴を有し、撹拌Wの型式も
アンカー型(特開昭56−133019、特開昭58−
113208)スパイラルリボン型(特開昭53−12
3487、特開昭57−155204)等各種のものが
提案されている。これら撹拌流動層方式の重合方法にお
いて、反応槽内に注入する液状クエンチ剤の゛蒸発潜熱
によって反応熱を除去する方法も公知である。
〔発明が解決しよ″うとする問題点〕
撹拌流動層方式でオレフィンの重合を長時間連続して実
施する際の第1の問題点は塊状物の発生である。その原
因として、触媒粒子分布の不揃いによる重合体粒子の不
揃い、有機溶媒による懸濁液として供給されるFFI!
媒粒子の凝集、液状クエンチ剤による粒子の・凝集、反
応熱による局部的な高温重合体粒子の融着等がJtt定
され、いずれb均一な撹拌が得られないことに起因する
。塊状物の発生は反応槽内の撹拌状態を更に不均一、不
安定にし、重合体の品質を低下させるのみならず、撹拌
翼の運動を妨げ反応槽の運転停止をIfl <ことにむ
る。
第2の問題点は反応槽の触媒粒子の滞留14間分布が広
いこと、言い換えれば反応槽に供給された後短時間で槽
外に排出されるすなわち、ショートパスする触媒のヤが
多いことである。このことは触媒コストの上昇、重合体
中の触媒残漬の増大、重合体物性の低下等の原因となる
。本発明tよ上記問題点を解決Jるためになされたもの
で、均一な撹拌が行われ、触媒のショートパスが防止さ
れる撹拌流8層方式のオレフィンの気相重合方法及び装
置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は撹拌流動層方式によるオレフィンの気相重合
方法にお1ノる上記諸問題の解決のため、鋭意<tit
究の結果、これらの問題の原因は撹拌流動層における粒
子の分散状態およびフローパターンにあることを発見し
、反応槽の形、撹1↑兎の形、注入お上び抜出口の位置
並びに撹拌状態を最適化することによりこれらの問題を
解決することが出来ることを突とめ本発明を完成するに
到った。
流動状態にある粉体層中を撹拌翼が水平に通過する際、
撹拌翼に近接する粒子は撹拌翼により押し退けられてそ
の位置を変えるが、撹拌翼の通過後はほぼ元の位置に戻
り、撹拌翼が傾斜パドル型あるいはスパイラル型であっ
ても翼による粉体の掻き上げけは比較的小さく、液体を
撹拌する際に生ずるような上下方向の循環流は生じにく
い。従って粒子が良好な流動状態にあっても、そのフロ
ーパターンは撹拌軸に垂直な水平面内での循環流が主体
であって、相接する上側および下側の層の僅かな厚み部
分内で混合が生じているに寸ぎないことが判った。
オレフィンの気相重合のための撹拌流動層がこのような
フローパターンであるときは、触媒はその注入口の位置
する層に長くn留し易く、撹拌流動層全体に分散するの
に長時間を要する。また、生成する重合体の抜出口を触
媒注入口より下に設けると、触媒の滞留層は重合体の扱
出隋に応じて順次下降しショートパスし易くなる。重合
体の抜出口を触媒抽出口より上に設けると触媒は撹拌流
動層の下部に濃縮されることになり塊状物が発生し易く
なる。液体クエンチ剤の注入についても上記の現蒙がみ
られ、冷却の不均一やガス組成の不均一に基く塊状物の
発生や重合体品質の低下の原因となる。
本発明においては、オレフィンの重合反応槽は逆円錐台
形状の上部とその下に連なる円筒形状の下部とで主要部
が構成され、触媒は上記反応槽上部から、また供給ガス
は反応槽の底を形成する分散板を介して供給される。反
応槽上部内にはスパイラルリボン型撹拌翼が槽壁の近傍
で旋回するように配置されており、反応槽下部内には傾
斜パドル型撹拌翼が槽壁の近傍で旋回するように配置さ
れている。
本発明で使用する傾斜パドル型撹拌毀どは槽壁の内周に
沿って傾斜して延びる翼であってその長さが槽の半周に
及ばないものを云う。
上記スパイラルリボン型撹拌翼と傾斜パドル型撹痒Wと
は分離されており、しかもその傾斜角はスパイラルリボ
ン型撹拌翼の方が傾斜パドル型攪拌翼のものより小さい
。重合体の抜出しは傾斜パドル型撹拌翼下部の側面から
行われる。
反応槽および撹拌翼の形状、触媒注入口、手合体抜出口
の位置、撹拌翼の回転数等の最適化の条件については以
下に述べる実施例、実験例により一層明らかとなろう。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第1
図及び第2図に示すように反応槽1は底部2、下部3、
上部4、および頂部5より構成されており、底部2と下
部3は分散板6で仕切られている。反応槽1の中心を底
部2、下部3、上部4にわたって延びる撹拌軸7の下部
には、傾斜パドル望撹拌央8が、また上部にはスパイラ
ルリボン型撹拌翼9が取付けられ、これらの撹拌翼は駆
初装青10により回転駆動される。反応槽底部2にはガ
ス供給口11、下部3には1F合体複出口12、上部4
には触媒注入口13および液体り工ンチ剤注入口14、
そして頂部5にはガス抜出口15、が各々設けられてい
る。
反応槽の下部3は円筒状で、その高さくHl)は直径(
Dl)の1/2以上であることが望ましい。
反応槽下部3における粉体のフローパターンは後に述べ
るごとく、主に水平方向の循環流であるが、高さくH)
が直径(Dl)の1/2未満ではこのフローパターンが
反応槽上部4における粉体の動きにより乱され、重合体
の央出しに伴なって上部から触媒がショートバスして抜
出され易くなる。
反応槽下部3に設けられた傾斜パドル型撹拌翼8は幅(
Wl)が反応槽下部3の直径(Dl)の1/12.5倍
乃至115倍であり、回転軸に垂直な平面となす傾斜角
(θ1)は26°乃至60°であることが望ましい。
パドル8の幅(W  >がDlの1/12.5以下では
混合力が不足し讐W がDlの175を超すと粉体層全
体がパドルと一緒に回転するいわゆるつれ回り現象が生
じ、いずれも充分な混合状態が得られない。パドルの傾
斜角(θ1)が15°以上26″未満であると、粉体層
に強い上下方向の循環流が発生し、触媒のショートバス
が生じ易く、また15°未満では混合力が不充分であり
、逆に60°を超えると、つれ回り現象が生じ、いずれ
も好ましい混合状態が得られない。
反応槽上部4は逆円錐台形状を形成しており、その高さ
くH)は下端の直径(Dl)の1倍乃至4倍であること
が望ましく、また壁面と鉛直線とのなす角すなわち円錐
角(θ3)は1°乃至10″であることが好ましい。反
応槽の高さくH)が下端の直径D1未満であると、ある
いは円錐角(03)が16未満であると、後で述べるよ
うに必要な粉体層の上下の循環流が発生し難く、触媒や
クエンチ剤の分散不良が生じる。また高さくH)がD 
の4倍を超すと、あるいは円錐角(θ3)が10°を超
すと、粉体層上部で混合不良が生じいずれも好ましい結
果が得られない。
反応槽上部4に設けられたスパイラルリボン型撹拌買9
は、任意の高さにおいて、その幅Wがその高さにおける
反応槽の直径Oの1/12.5倍乃至175倍であるこ
とが望ましく、また傾斜角(θ2)は156乃至25°
であることが望ましい。
該傾斜角(θ2)が15°乃至256であると、粉体は
槽壁の近傍において回転しながら上昇し、反応槽の中心
部で下降する上下方向の循環流が生じ易く、傾斜角(θ
2)が17°乃至21°ではその傾向が特に強い、#A
斜角(θ2)が15°未満であると、あるいは25°を
超すと、粉体の上下方向の循環流が弱くなり、反応槽上
部4での均質な混合状態が得にくい。
スパイラルリボン型撹拌四の幅Wが反応槽の直径りの1
/12.5未満であると、撹拌能力が不足し、また該W
が直径りの115倍を超えると反応槽中央部での下方向
の循W流が阻げられ、いずれの場合も好ましい結果が得
られない。
翼幅Wと反応槽直径りの比W/Dは1/10乃至1/8
.3であることが特に好ましい。
さらに詳しく云えば、反応槽上部4の3/4の高さ以上
の部分ではW/Dを1/7乃至115とし、3/4の高
さ以下の部分ではW/Dを1/12.5乃至1/7トす
ると、粉体を均一に混合するために充分な上下循環流を
保ち、かつ流動する粉体層の上面に生じるポルテックス
を小さくすることができて好ましい。
ポルテックスの難生により撹袢衷あるいは撹拌軸が粉体
流動層の表面より上に露出する状態になると、これら撹
拌翼あるいは撹拌軸上で生成される重合体は流動する粉
体の掻取り作用を受けることなく生長するため、スケー
ルの発生や塊状物の発生の原因となり好ましくない。
反応槽上部4を以上述べたような逆円錐台形状とするこ
とにより、スパイラルリボン型撹拌ズの周速麿は下方よ
り高くなるにつれて、増大し、槽内の粉体も上方では下
方よりもより大きいフルード数で撹拌される。
このような混合状態は反応槽上部4における粉体の上下
循環流を増大させるために有効である。
反応槽頂部5はガス抜出口15より流出するガスに伴わ
れて粉体が流出しないように充分な太きさの空隙部があ
り、また反応槽底部からはガス供給口11より供給され
るガスを分散板6を通して反応槽内の流動粉体中へ均一
に送り込むことが可能となっている。
触媒注入口13は反応槽上部4の下端より0.4D 乃
至D1の距離だけ上方に、また重合体抜出口12は触媒
注入口13の位置から撹拌翼の回転方向に90°乃至3
006回転した部分に設けることが触媒のシ]−トバス
を防ぐために好ましい。気相重合時の反応熱を液体クエ
ンチ剤の蒸発潜熱により除去する場合は、液体クエンチ
剤注入口14よりクエンヂ剤が注入される。
図において液体クエンチ剤注入口14は1ケ所のみ示し
ているが、実際には槽内の粉体のフローパターンを乱さ
ないように、反応槽上部に多数の液体クエンチ剤注入口
14を上下方向および周方向に分散して配置し、注入方
向を撹拌翼の回転方向に一致するように反応槽壁の接線
方向とづる。
液体クエンチ剤の注入速度は注入口における速度で10
乃至100 cra/ seC程度が好ましい。
上記構成の反応槽にエヂレン、プロピレン等を含む供給
ガスを粉体の流動開始速度の0.1倍乃至5倍範囲で供
給し、F=D1 (2πN>  /「 2q 但しDl :反応槽下部直径、N:撹拌翼の回転
数(rps)、Q:重力加速度、で定義されるフルード
数Frが0.5乃至5となるように撹拌翼を回転させな
がら、触媒注入口13より注入されたチグラーナッタ型
の触媒の存在下で、気相重合反応を行い、生成重合体を
抜出口11より、図示していない抜出装置を使用して抜
出す。重合体の抜出し間は粉体表面が撹拌Wの上部に位
置するように制御される。
なお、ガス供給量および撹拌Wの回転数が上記下限以下
であると粉体の混合が充分行われず塊状物の発生原因と
なる。ガス供給口および撹拌翼の回転数が上記上限を超
えると粉体層上面で大形のポルテックスが発生したり、
ガス随伴粒子が増加する等好ましくない現象が発生する
。撹拌翼の回転数が少い状態でガス供給量が上記上限を
超えると、粉体流動層中にバブリング現象あるいはチャ
ネリング現象が発生し、撹拌されない部分に塊状物が発
生する。また供給ガス量が不足の状態で撹拌翼の回転数
のみを増大させると過大な撹拌動力が必要となる。
本実施例において、液体クエンチ剤は排出ガス中のプロ
ピレンをコンデンサーで凝縮したものを使用する。
〔実Ml) 撹拌Wの幅および傾斜角が粉体の混合状態に及ぼす影響
を確認するために第3図乃至第5図に示す装置を使用し
て混合実験を行った。
図において、 A  −A7は直径20IR1Rのノズルであり、A1
とj1面で表される反応槽上部4の下端との距離は10
0馴、 A1〜A7のノズル間隔は100mmである。
B  −81,2は直径20mのノズルであり、B  
、B  およびB9と4111面との距離は100am
B  −81□の上下方向の間隔は200m、A  −
81,2の周方向間隔は90″′である。
01〜C1□は直径20m+のノズルであり、C−C1
2の位置は分散板6より50#lIl上方、C4〜C1
2の周方向間隔は30°である。
反g5槽の形状は、 反応槽下部3直径:50ONR 反応槽下部3高さ:250mm 反応槽上部4円錐角:106 反応槽上部4高さHニア47s+ 反応槽頂部5高さ:250III#I ガス抜出口直径:100#lII+(位置頂部最上部)
ガス供給口直径:20m(位置反応槽底部側面)である
反応槽下部3内には2枚傾斜パドル型撹拌翼がまた反応
槽上部4内にはダブルスパイラルリボン型撹拌翼が設【
ノられ、図示の矢印方向に90 ru(Fr=2.27
>で回転駆動される。
撹拌翼と槽壁とのクリアランスは5 ttrIRである
上記反応槽にメジアン径が180.540または870
ミクロンのポリプロピレン粉末のいずれか1種を280
j  (126Kg)充填し、反応槽底部よりN2ガス
を分散板上で空塔速度が1.Ocm/sec  (11
8,0fJ /1ain )となるように供給しつつ撹
拌翼で撹拌した。この状態で撹拌翼およびPil、痒軸
は粉体層中に完全に埋設していた。
撹拌状態が安定した時点で、上記のものと同種のポリプ
ロピレンを赤く着色したわ)末をトレーサーとしてノズ
ルA3より259を線速度10C#I/secで反応槽
内に注入し、注入時より30秒間隔でノズルB 乃至B
 およびC,C,C1oの合it 15 flLI所か
ら約50gずつのポリプロピレン粉末を仮出し混合状態
判定試料とした。
この試料中のトレーナ−濃度(着色粒子数150g)に
よりトレーサ注入から完全混合状態に達するまでの時間
(sec)を求め第1表乃至第3表に示した。別途作成
した上記トレーサー濃度(25y/126Ky)の完全
混合状態の試料より求めた50g中の平均着色粒子数は
69個であったので、前記15個所のノズルから得られ
た試料がすべて65乃至75個150gのトレーサー濃
度になった時点を完全混合状態と判定した。
なお表において用いた符号の意味は下記の通りである。
θ 、θ はそれぞれ傾斜パドル型およびスパイラルリ
ボン型撹拌翼の傾斜角、Wl、Wは同翼幅である。
D  、Dは各々下部、上部の反応槽の直径であす る。
第1表乃至第3表から、傾斜角θ2が15°〜25°、
傾斜角θ1が26°〜60°で、槽径りと画幅Wの比が
D/W=5〜12.5の範囲であると短時間で完全混合
状態が得られることが分る。
なおトレーサの注入にA3以外の△1〜A7のノズルを
用いた場合も上記と同様の結果が11られた。
〔実験2〕 触媒注入口および重合体抜出口の位置が触媒の   ・
ショートパスに及ぼす影響を確認するために、実験1で
用いた反応槽を使用して混合実験を行った。
なお撹拌翼の形状寸法は下記の通りである。
ダブルスパイラルリボン型撹拌翼 D/W:10.0. 0  :20’ 2枚傾斜パドル型撹拌翼 D  /W  :10.0. 0  :45゜ポリプロ
ピレン粉末を実験1と同様の条例で充填および撹拌し、
ノズルへ1〜A7のいずれかよりトレーサ25gを線速
度10口/ secで注入し、その直後より30秒間ノ
ズルC1〜C1□のいずれかより259/secの扱出
mで連続して粉体を扱出し、各時刻におけるトレーサ濃
度(C個/25g)を測定し、平均トレーサ淵度1cO
=35個/25g)との比(C/Go)を第4表および
第5表に示した。
■ 第4表より判1gi″tjると、いずれの場合もトレー
サ注入後15秒でほぼ完全混合に達しているが、反応槽
下部に近いノズルA1から注入した場合は5秒後に比較
的高m度のトレーりが検出されショートバスの存在が認
められる。
また、比較的高い位置のノズルA6およびA7からトレ
ーりを注入した場合にもショーiへパスが認められるが
、これは反応槽中心部の下向循環流に依るものと考えら
れる。
第5表より判断すると、いずれの場合も約15秒で完全
混合に達しているが、抜出ノズルの変位角(注入ノズル
位置より撹拌翼回転方向の変位角)が60°以下または
330°以上ではショートバスが認められる。
〔実施例1〕 撹拌翼の幅および傾斜角が重合体の粗粒形成に及ばず影
響を確認するために第6図および第7図に示を装置を使
用し、また種々のダブルスパイラルリボン型撹拌翼およ
び2枚傾斜パドル型撹拌翼を使用し気相重合反応を実施
した。
図において、反応槽の形状は 反一応槽下部3直径:400m 反応槽下部3高ざ二200履 反応槽上部4円錐角:5゜ 反応槽上部4高さ二660順 である。
触媒注入口の位置はA−1面で表わされる反応槽上部4
の下端面より240m上方であり、重合体抜出口は分散
板6の60m上方であって、触媒注入口より1806回
転した位置にある。
クエンチ剤注入口はJ−J1面より60m1+上方より
2列に並んでおり、間隔は150順、また触媒注入口よ
りの変位角は90°および270°である。
また反応槽底部にはガス供給口、反応槽頂部5にはガス
汰出口を設けている。
上記反応槽に予め準備したメジアン径540ミクロンの
ポリプロピレン粉末59Kff(121j)を充填し、
撹拌翼を100r+on(反応槽下部でのフルード数F
r=2.24)で回転させ、次いでガス供給口より5m
o1%の水素ガスを含有するプロピレンガスを11ON
m/hr(分散板上の空塔速度1.5z/Sec )で
供給した。上記撹拌状態を保ちながら、触媒懸濁液を4
39/hr(T i Cl 34;t 1 、259 
/ hr )およびクエンヂ剤としての液化プロピレン
を55Kg/hrの割合で連続供給し、反応温度を70
℃に、圧力を20に9/cIiGに保ち3日間連続運転
した。重合体抜出口から生成プロピレンが10Kg/h
rの割合で得られ。
触媒の平均滞留時間は5.9時間と等比された。
重合反応を48時間継続した時点で生成ポリプレピレン
粉末I K9を採取し、粒径が2.0履以上の粗粒含量
を測定した結果を第6表に示す。なお符号の意味は実験
1のものと同様である。
第6表 第6表から判断すると、撹拌Wの形状が本願の実施態様
項の条件に適合する場合は粗粒の発生ンメ極めて少く、
反応槽内での触媒の分散が良好で重合体の撹拌不良部分
も無いと判断される。これらの例において、反応槽内の
5個所で測定した温度は±0.2℃以内のばらつきを示
したにすぎなかった。
一方撹拌翼の形状が本願の実施態様の条件に適合しない
例では粗粒が発生し、反応槽温度も±0.5℃のばらつ
きを示し、撹拌状態が実施態様のものに比べて劣ると判
断された。
また、このよ−うな条件においては、反応終了後反応槽
を点検したとζろ、撹拌軸の先端部に少量の重合体の付
着が認められ、ポルテックスの発生が推定された。
(実施例2〕 反応槽および反応条件は実施例1と同様とし、重合反応
を行った。
ダブルスパイラルリボン型撹拌翼の傾斜角は20″とし
、翼幅、を3/4の高さ以上の部分でD/W−7,0,
5,0の2種類、3/4の高さ未満の部でD/W=12
.5.10.0.7.0の3種とし、これらの組合せを
用いた。
2枚傾斜パドル型撹拌翼の傾斜角は45°とし、内幅は
D  /W、=10.0とした。いずれの場合も粗粒の
発生率はo、o1wt%以下であり、反応槽内の温度の
ばらつきは±0.2℃以内であつた。
また、反応終了後に点検した結果いずれの場合も反応槽
内、撹拌翼、撹拌軸に重合物の付着は認められなかった
〔実施例3〕 本発明による気相m合装置および特公昭59−2132
1号に示すごとき横型重合槽を各々前後段に配置した第
8図の系統図により示される装置を用いて重合反応を行
った。
図において1は実施例1で示したものと同様の反応槽で
あり、ダブルスパイラルリボン型撹拌翼の傾斜角は20
″、翼幅はD/W=10.0とした。また2枚傾斜パド
ル型撹拌買の傾斜角は45°、翼幅はD1/W1−10
とした。
図における20は横型重合槽であり、内径は800#l
、良さは2960m5+で内部に配置された水平撹拌軸
には多数の平パドル撹拌嬰が設けられている。触媒懸濁
液は反応11に触媒供給口28より387!J/hrの
割合で、また原料オレフィンガスは供給ライン29より
供給される。反応槽1より排出されるガスはサイクロン
21により粉体が回収された後、横型重合槽20より排
出される未反応オレフィンガスと共にコンアン1ノ22
により一部凝縮されてレシーバ−23に送られる。レシ
ーバ−23内の液化プロピレンはポンプ24により反応
槽1および横型重合槽20にクエンヂ剤として供給され
る。
レシーバ−23内のプロピレンガスはコンプレツナ−2
5により反応槽1の底部および横型重合槽の下部に供給
される。
反応槽1に供給されるプロピレンガス(6mo1%の水
素を含む)は分散板上の空塔速度が2 cm /sec
となるように、またクエンヂ剤(液化プロピレン)は1
65に!?/hrの割合で供給される。
反応槽1から粉体法用し装y126にJ:り生成プロピ
レン粉末を平均30に9/hrの割合で扱出し、後日の
横型重合槽30に連続供給する。
横型重合槽20から粉体抜出し装置27により生成ポリ
プロピレンを平均90/(#/hrの割合で扱出す。反
応は反応W11内および横型重合槽20内で温度70℃
、圧力20Ky/dGで7日間連続して行われ、得られ
たポリプロピレン中の粗粒は平均0.04wt%と極め
て少Mであった。
〔発明の効果〕
本発明で用いる反応槽は上部と下部で形状が異なり、ま
たその撹拌’XIら上部と下部で分離され、その傾斜角
も異なるため、反応槽の上部と下部とでは槽壁近傍で上
昇し中央部で下降する上下方向の循環流の強さが異なる
そのため反応槽上部に注入される触媒は強い上下方向の
循環流により急速に拡散され、しかb反応槽上部と下部
の境界における不連続な循環流のため触媒の濃度の高い
部分は消失し、反応槽下部から抜出される重合体中より
触媒のショートパスをなくすことができる。
また反応槽上部における強い循IM流により混合が充分
に行われるので塊状物の発生がなく長期間の運転が可能
となる。上記効果は反応槽および撹拌翼の形状を最適化
することにより一層高められ、触媒歩留りおよび製品品
質の向上が図ら机る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における気相重合装置の縦断面
図、第2図は第1図における■−■断面図、第3図は実
験1および2に用いた装置のノズル位置を示す立面図、
第4図及び第5図は同平面図、第6図は実施例1乃至3
で用いた装置のノズル位置を示した立面図、第7図は同
平面図、第8図は実施例3で用いた装置を示す系統図で
ある。 1・・・反応槽、2・・・反応槽底部、3・・・反応槽
下部1.1・・・反応槽上部、5・・・反応槽頂部、6
・・・分散板、7・・・撹拌軸、8・・・傾斜パドル型
膚痒芙、9・・・スパイラルリボン型撹拌束。 出願人代理人  藤  本  博  光第 l 図 午2 図 箒 3 図 角玄U供と50 $ 7 因

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、攪拌機を有する反応槽内で触媒、生成重合体等の粒
    子より成る粒子層の下からオレフィンを含むガスを供給
    し、該粒子層を流動化させ、同時に前記撹拌機により粒
    子層を攪拌する攪拌流動層方式のオレフィンの気相重合
    方法において、前記反応槽は、円筒形状の下部と該下部
    に連なる逆円錐台形状の上部とを有しており、前記撹拌
    機は反応槽上部の部分がスパイラルリボン型攪拌翼で構
    成され、反応槽下部の部分が前記スパイラルリボン型攪
    拌翼と分離し、かつ傾斜角がスパイラルリボン型攪拌翼
    の傾斜角より大きい傾斜パドル型攪拌翼で構成されてお
    り、触媒を前記反応槽上部に供給し、攪拌翼が粒子層内
    に埋設状態となるうようにしながら生成重合体を前記反
    応槽下部より抜き出すことを特徴とするオレフィンの気
    相重合方法。 2、D_1は反応槽下部の直径、Nは攪拌翼回転数(r
    ps)、gは重力加速度である 式F_r=D_1(2πN)^2/2gで定義されるフ
    ルード数F_rを0.5乃至5とする特許請求の範囲第
    1項記載のオレフィンの気相重合方法。 3、触媒、生成重合体等の粒子より成る粒子層の下から
    オレフィンを含むガスを供給し、該粒子層を流動化させ
    、同時に撹拌機により粒子層を攪拌する攪拌流動層方式
    のオレフィン気相重合装置において、反応槽底部にはガ
    ス供給口が設けられ、その上方に連なる反応槽下部との
    間が分散板で仕切られており、反応槽下部は円筒形であ
    り、その側面に重合体抜出口が設けられており、反応槽
    下部に連なる反応槽上部は逆円錐台形状であり、その側
    面に触媒注入口が設けられており、反応槽上部に連なる
    反応槽頂部は粒子随伴を防止するために必要な空隙部と
    ガス抜出口が設けられており、上記反応槽上部内に設け
    られた攪拌翼は槽壁に近接して旋回するスパイラルリボ
    ン型撹拌翼であり、反応槽下部内に設けられた攪拌翼は
    槽壁に近接して旋回する傾斜パドル型撹拌翼であり、上
    記スパイラルリボン型攪拌翼とパドル型撹拌翼は分離さ
    れており、しかも傾斜パドル型撹拌翼の傾斜角がスパイ
    ラルリボン型撹拌翼の傾斜角より大きいことを特徴とす
    るオレフィンの気相重合装置。 4、反応槽下部は高さが直径の1/2以上であり、パド
    ル型撹拌内の傾斜角は26°乃至60°で幅が反応槽下
    部直径の1/12.5倍乃至1/5倍であり、反応槽上
    部は高さが下端直径の1倍乃至4倍であり、壁面の鉛直
    線となす角すなわち円錐角が1°乃至10°であり、ス
    パイラルリボン型撹拌翼の傾斜角は15°乃至25°で
    幅がその高さの槽径の1/12.5倍乃至1/5倍であ
    る特許請求の範囲第3項記載のオレフィンの気相重合装
    置。 5、スパイラルリボン型攪拌翼の幅がその高さにおける
    槽径の1/10倍乃至1/8.3倍であり、傾斜角が1
    7°乃至21°である特許請求の範囲第3項乃至第4項
    のいずれか1項に記載のオレフィンの気相重合装置。 6、スパイラルリボン型撹拌翼の幅は、反応槽上部の3
    /4の高さ以下の部分においてその高さにおける槽径の
    1/12.5倍乃至1/7倍であり、反応槽上部の3/
    4の高さを超える部分においてその高さにおける槽径の
    1/7倍乃至1/5倍であり、スパイラルリボン型撹拌
    翼の傾斜角は15°乃至25°である特許請求の範囲第
    3項乃至第4項のいずれか1項に記載のオレフィンの気
    相重合装置。 7、スパイラルリボン型撹拌翼の幅は、反応槽上部の3
    /4の高さ以下の部分においてその高さにおける槽径の
    1/10倍乃至1/8.3倍であり、反応槽上部の3/
    4の高さを超える部分においてその高さにおける槽径の
    1/7倍乃至1/5倍であり、スパイラルリボン型撹拌
    翼の傾斜角は17°乃至21°である特許請求の範囲第
    3項、第4項、又は第6項記載のオレフィンの気相重合
    装置。 8、反応槽上部の下端より、反応槽下端の槽径の0.4
    倍乃至1倍高い位置に触媒注入口を設け、反応槽下部の
    側面で触媒注入口の直下から撹拌翼の回転方向に90°
    乃至300°回転した位置に重合体抜出口を設けた特許
    請求の範囲第3項乃至第7項のいずれか1項に記載のオ
    レフィンの気相重合装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5382638A (en) * 1989-01-31 1995-01-17 Bp Chemicals Limited Apparatus for gas phase polymerization of olefins in a fluidized bed reactor
CN111068602A (zh) * 2019-12-20 2020-04-28 辽宁新邦新材料有限公司 用于苯基氯硅烷生产的装置和方法
CN113546597A (zh) * 2021-06-20 2021-10-26 国家能源集团宁夏煤业有限责任公司 用于烯烃聚合的立式搅拌反应器和生产聚烯烃的方法

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