JPS6325999B2 - - Google Patents

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JPS6325999B2
JPS6325999B2 JP4855080A JP4855080A JPS6325999B2 JP S6325999 B2 JPS6325999 B2 JP S6325999B2 JP 4855080 A JP4855080 A JP 4855080A JP 4855080 A JP4855080 A JP 4855080A JP S6325999 B2 JPS6325999 B2 JP S6325999B2
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JP
Japan
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wing
section
wing section
rotation
leading edge
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JP4855080A
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Mateki Rudorufu
Tsuimaa Heruberuto
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Dornier GmbH
Original Assignee
Dornier GmbH
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Publication date
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Publication of JPS6325999B2 publication Critical patent/JPS6325999B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C9/00Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders
    • B64C9/06Adjustable control surfaces or members, e.g. rudders with two or more independent movements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は航空機の翼構造に係り、特に通常の高
揚力フラツプとして、並びに補助翼として機能す
る航空機の翼構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 従来公知の飛行機では、ロール軸を中心として
飛行機を制御するため、あるいは揚力を高めるた
めに、翼の後縁に回転軸まわりを揺動できるよう
に高陽力フラツプが設けられている。
特に高速飛行機において得られる操縦性、例え
ば小さい旋回半径の旋回飛行は翼の大きな迎え角
によつてのみ実現できるが、その際飛行機は少な
くとも短時間ではあるが失速状態に陥いることが
ある。
このような大きな迎角での飛行状態内では、飛
行機翼の支承面において部分的にまたは全面的
に、予期しない翼の個所に空気流はく離を生じた
り、あるいは所定の迎角のもとで予期できる空気
流はく離を生じるが、それによつて同時に翼の制
御面ないし高揚力フラツプの上方で空気流はく離
を生ずる。
これによつて制御可能性と共に特に飛行機の正
常飛行状態への復帰が著しく妨げられ、ある場合
にはこのような制御および復帰が不可能となるこ
とがある。
そこで、本発明の目的は前記欠点を除去し、翼
構造の支承面ないし制御面における空気流剥離を
防止することにある。
(問題点を解決するための手段と作用) 上記目的を達成するために、本発明は、第1の
翼部分と第2の翼部分とを翼の後方に設け、各翼
部分の運動を独立して制御できるようにした航空
機の翼構造において、上記翼2の後縁に第1の回
転軸8を介して支承アーム23を枢着し、この支
承アーム23の前端に上記翼2の後縁の凹部33
に隙間が無く重合しうる前縁を有する第1の翼部
分3aを形成し、この第1の翼部分3aの後縁の
下面に形成された凹部35に重合される前縁を有
する第2の翼部分3bを、その前縁と後縁とのほ
ぼ中間から後縁までの領域に設定された支点まわ
りで揺動しうるように上記支承アーム23の自由
端に、取付手段を介して枢着したことを特徴とす
るものである。
このような本発明の構成によつて、航空機が失
速状態にあるとき、即ち翼の上側で部分的または
全面的に空気流が剥離した場合にも、翼構造ない
し支承面において空気流を完全に制御することが
でき、このような飛行状態でも航空機が操縦性を
有するようにすることができる。新たに調節され
た制御状態に対処するために翼構造によつて正ま
たは負の制御ふれを得ることが可能である。
有利な実施例では、翼構造は夫々2つの翼部分
から成り、この翼部分は相互に独立にまたは一緒
に第1ないし第2の回転軸を中心として回転可能
である。このような構成は一次調節で翼部分を相
互に相対的に調節する際に協働することによつて
種々の空気力学的作用、例えば翼構造が慣用の補
助翼、操縦フラツプ、補助翼(空気流が剥離した
場合)、昇降舵補助翼または着陸用フラツプとし
て働く作用が得られる。このような基本的な機能
は用途に応じて適宜力学的に実施形式を変えるこ
とによつて得ることができる。
第1の翼部分に対する第2の翼部分の相対運動
は回転中心が翼弦上にある簡単な回転運動でも、
回転中心が翼弦の外側にあるかまたは予め与えら
れた一定の軌道が得られるような組合せ運動であ
つてもよい。翼部分の駆動は、第2の翼部分につ
いては第1の翼部分かまたは翼から行うことがで
きる。2つの翼部分から成る翼構造の構成によつ
て通常の作動(第1の回転軸を中心とする回転)
の場合に始動および着陸および大きな制御ふれの
ために空気流剥離なしに高い揚力を得るために翼
の部分に空気流間隙が形成される。
本発明の他の特徴によれば、第1の翼部分用の
第1の回転軸を配置し、この第1の翼部分が第2
の翼部分用の第2の回転軸を収容するための支承
アームを一緒に回転し得るように支承する。この
ような翼構造の構成によつて、通常の調節のため
に前縁の範囲で第1の回転軸を中心とし、また、
極端な迎え角範囲内にするためにこの前縁と間隔
を置いて第2の回転軸を中心として翼部分を相互
に独立に回転させることが簡単な構成上の方法に
よつて達成することができる。従つて、翼構造の
周りの空気流が剥離を起こすことなく間断なく確
実に行われる。
その際翼構造の作動は翼の迎え角によつて影響
される調整装置によつて行うことができ、そのた
めパイロツトは特別のことをする必要はなく、翼
構造を補助翼として機能させる時には操縦桿によ
つて作動させることができ、その際第2の回転軸
を中心とする第2の翼部分は迎え角に応じて制御
する調整装置によつて自動的に通常の制御運動さ
れる。
各翼部分に夫々1つの調整モータを設けること
によつて、第2の回転軸の簡単な取付けおよび第
1並び第2の回転軸を中心として回転する第2の
翼部分の調節を別々にまたは一緒に行うことが可
能となる。第2の回転軸は第1の回転軸を中心と
する円形軌道上を平行に調節することができる。
この各平行調節から出発して第2の翼部分は翼の
極端な迎え角を補償するかまたは翼をこのような
極端な迎え角状態に制御するためにふれ運動を行
うことができる。
他の特徴では、一定のふれ位置で翼部分の間に
空気流間〓を調節し得るようにする。その際第2
の翼部分用調節モータはこれを第1の翼部分に配
置することによつて簡単に作動するようにするこ
とができる。何故ならその初動状態が常に第1の
翼部分の回転の調節によつて規定されるからであ
る。
更に本発明の他の実施例では、第2の翼部分が
翼ないし第1および第2の翼部分に回転自在に作
用する2つの揺動体を有する四節リンク装置の部
材であるようにする。このような構成によつて、
翼部分の回転軸を翼弦の遥か外側に設けるかまた
は翼部分を円形軌道からずれた任意の所定の軌道
上を動かすことが可能となる。このような構成は
第2の翼部分の軸が空気作用点に配置できるとい
う利点を有する。更に、第2の翼部分の有効回転
中心を翼弦に対して後方に移動させることができ
る。更に、四節リンクが第1および第2翼部分の
間に高揚力を改善するための間隙を形成すること
を可能とする。第2の翼部分を調節する際この翼
部分は先ず回転運動を行い、遅れてこれと反対方
向の回転運動を行う。これによつて第2の翼部分
は第1および第2の翼部分の間に間隙を形成する
位置に調節され、続いて反対方向に動いて翼が極
端な迎え角となる位置に調整される。
(実施例) 次に図面に示した2つの実施例につき本発明を
詳述する。
本発明による装置は補助翼としても、操縦用フ
ラツプまたは昇降舵補助翼としても、さらには着
陸用フラツプ用としても使用することができる。
添付図面の第1図〜第3図並びに第5図および第
6図は航空機の翼構造の構成ないし作動を示す実
施例であり、第4図、第7図ないし第8図の実施
例は操縦用フラツプないし着陸用フラツプとして
翼構造を作動している。
図面には簡単にするために航空機の一方の側の
翼構造のみを示す。図示しなかつた翼構造の調節
運動は特段に記載しない限り図示した翼構造の運
動の逆となる。
図面に航空機の胴の両側ないし垂直航空機縦中
心面に両翼構造のうちの1つを有する飛行機の翼
の半分を示す。しかし本発明は、既に述べたよう
に、このような翼構造に限定されるものではな
く、デルタ翼または操縦用ないし着陸用フラツプ
を有する航空機のいわゆる昇降舵補助翼にも応用
できる。
図面において航空機の翼を符号2で示し、翼構
造をまとめて符号3で示す。翼構造3は翼弦に対
し横方向に延びる、縦材5によつて後部翼桁6に
その前縁の範囲に収容される第1の回転軸8を中
心として調節できる。翼構造3には、後述する第
1の翼部分3aおよび第2の翼部分3bを連結す
る取付手段としての第2の回転軸10も設けてあ
り、この第2の回転軸10は第1の回転軸8に平
行であり、同様に固定した翼2によつて支承され
ている。第2の回転軸10は第1の回転軸8を中
心とする円形軌道上を平行に調節することがで
き、このような位置に停止することができる。翼
構造3の回転運動は別々にまたは一緒に、従つて
第1の回転軸8並びに第2の回転軸10を中心と
する重なり運動で行うことができる。
第1図に第2の回転軸10の原理的に可能な末
端位置ないし第1および第2の回転軸8ないし1
0を中心として回転する翼構造3の同様の末端位
置を示す。通常の翼構造のふれに関して末端ふれ
位置AないしBおよび中立位置Cを示し、大きな
翼の迎え角範囲に対する末端ふれ位置A′ないし
B′および中立位置C′を示す。その際ふれ角をξな
いしξ′で表わす。
第1a図の原理説明図に空気流Sに対し比較的
大きな角度の迎え角を有する翼を示す。その際翼
構造3は第1の回転軸8並びに第2の回転軸10
を中心として、空気流が翼構造3に並流するよう
な空気流Sに対する迎え角位置に翼2の周囲を流
れる空気とは独立に調節する。
第1、第2の回転軸8,10を中心とするふれ
範囲を調節するために、駆動装置としての圧力シ
リンダおよび調節ピストンを有する、液圧で作動
する調節モータを設ける。必要な翼構造3の夫々
に第1および第2の調節モータ15,16を設け
る。このうち第1調節モータ15は通常のふれに
対して第1の回転軸8を中心とする翼構造3の調
整ないし調節を行い、この通常の調節では第2の
回転軸10は、既に述べたように、回転軸8を中
心としてこれと共に円形軌道上を調節される。第
2の調節モータ16の調節シリンダ21は、後述
するように、回転軸20を介して固定支持され
る。調節モータ16の作動ピストン18は翼構造
3に固定したクランクてこ19を介して回転軸1
7により翼構造3に作用する。その際、作用点で
ある回転軸17は付属の第2の回転軸10とある
間隔を置いて位置する。
第1の調節モータ15は航空機の翼2と支承ア
ーム23の間に配設し、その際支承アーム23は
第1の回転軸8によつて収容される。翼構造3の
両側にある支承アーム23を調節するために固定
クランクてこ24を設け、第1の調節モータ15
の作動ピストン26は回転軸25を介して第1の
回転軸8と或る間隔を置いてクランクてこ24に
係合する。調節シリンダ27は回転軸29を介し
て後部翼端部ないし後部翼桁6に支承されてい
る。
翼構造3は夫々2つの翼部分3aないし3bか
ら成り、このうち翼部分3aは円形状の前縁32
を有し、この前縁32は対応して形成した翼2の
円形状の凹部33に嵌まつている。翼部分3aは
第1の回転軸8を中心として航空機の翼2に対し
て可動である。この翼部分3aの後部は第2の翼
部分3bの輪郭を形成した前縁輪郭34に対応し
て形成しその結果両翼部分3aおよび3bは夫々
共に翼構造3全体を構成する。従つて、翼部分3
aないし3bは共に第1の回転軸8を中心として
回転し、更にまた第1および第2の回転軸8ない
し10を中心として相互に独立に回転することが
できる。
第5図〜第8図に翼構造3の構成および調節に
関する他の実施例を示す。
この実施例では、第2図〜第4図の実施例と異
なり、翼部分3bが翼部分3aに対して所定の軌
道上を相対運動し、その際この軌道の幾何学的位
置が翼構造3の弦の遥か外側に位置するようにす
る。この場合、第2の調節モータ16は翼構造3
の下方に設ける。そのために翼部分3aが、第2
図〜第4図の実施例と同様に、クランクてこ24
を支承し、このクランクてこに第1の調節モータ
15が回転軸25を介して使用するようにする。
翼部分3aは第1の回転軸8を中心として調節さ
れる。翼部分3aにはクランクてこ36が固定さ
れ、このクランクてこは翼弦と比較的大きな間隔
を置いて回転軸39を支承する。クランクてこ3
6の自由端には、回転軸39を介して揺動体37
の一端が枢着され、この揺動体37の他端は第2
の翼部分3bの前方位置に回転軸41を介して直
接に枢着されている。また第2の翼部分3bの下
面のほぼ中央位置には固定腕19が固定され、こ
の固定腕19の先端には回転軸40を介して揺動
体38の一端が枢着されている。この揺動体38
の他端は第2の回転軸10を介して上記支承アー
ム23の自由端に枢着されている。
しかして、揺動体37,38と第1の翼部分3
aと第2の翼部分とで四節リンク装置が構成さ
れ、この四節リンク装置は第1の翼部分3aおよ
び第2の翼部分3bを連結する取付手段を構成し
ている。
前記実施例の装置の作動は次のように行われ
る。
翼構造3に対して行うことのできる2種類の作
動は両翼部分3aおよび3bを共に延長した位置
で垂直航空機縦中心面に対し第1の回転軸8を中
心として互いに反対の2方向に調節する通常の調
節と、航空機の翼2の上面において一部または全
面的に空気流が剥離した場合に行われる互いに反
対方向の調節とであり、後者の場合第2の翼部分
3bは第1の翼部分3aとは別に第2の回転軸1
0を中心として迎え角位置で翼2とは独立に同一
方向の動くことができる。
第2図および第5図の実施例では翼構造3は、
実線で示すように、中立位置Cにある。翼構造3
の夫々に付属する第1および第2の調節モータ1
5,16も同様である。翼部分3aおよび3bは
共に翼の輪郭を構成する。
翼構造のふれに対して調節モータ15は簡単に
するために図示しなかつた通常の構造の制御装置
を介してパイロツトが作動し、翼構造3は第2図
および第5図に破線で示したように最大ふれ位置
AないしBに達するまで反対方向に調節すること
ができる。
失速飛行状態ないし極端な翼迎え角にあるとき
に空気流が翼を流過するのが一部または全面的に
停止すると、第2の調節モータ16が作動する。
その際このモータ16の作動はパイロツトが直接
行うことも、迎え角の値を要せず、適当な制御信
号を発生させる装置によつて自動的に行うことも
できる。
第2図〜第4図の実施形式では、第2の調節モ
ータ16を作動することによつて第2の翼部分3
bを翼部分3aに対し第2の回転軸10を中心と
して同一回転方向に調節する。その際翼部分3b
の前縁輪郭34は翼2に対し下方に下方に傾けら
れ、しかも翼部分3bが翼2とその上側に沿つて
流れる空気流のなす迎え角とは独立に作動する位
置に傾けられる。この運動は操縦効果が得られる
空気流に関して有利な位置に翼部分3bが戻る運
動として把握することもできる。この翼部分3b
を第2の回転軸10を中心として調節した新しい
状態から出発して航空機の縦軸を中心として一方
の回転方向または他方の回転方向にローリングす
る運動を制御するふれは可能である。空気流が航
空機の翼2を流過するのが一部または全面的に停
止することは翼部分3aによつて可能な制御に何
ら影響を与えるものではない。航空機は依然とし
て操縦可能であり、極端な飛行状態から他の飛行
状態に変ることができる。
その際翼の迎えに依存して作動する装置が第2
の調節モータ16に作用し、パイロツトは航空機
のローリング状態を調節するために付加的に作動
することなく慣用の方法で操縦桿によつて翼構造
を作用する。
第5図〜第8図の実施例では、第2図〜第4図
の実施例と異なり、四節リンク39,41;4
0,41;37,38および3bによつて異部分
3bが調節されるように作動する。第5図から詳
細に明らかなように、この場合にも反対方向に第
一の調節モータ15を作動することによつて通常
の翼構造のふれとする。可能な最大ふれ位置は第
1図および第1a図の位置AないしBである。こ
の調節運動の際その都度翼構造3の両翼部分3a
および3bは共に第1の調節モータ15によつて
第1の回転軸8を中心として回転する。
翼2の迎え角が極端な場合、通常の翼構造のふ
れのときに翼構造3と共に休止状態にある第2の
調節モータ16を作動する(第6図)。その際航
空機の各側面にある翼構造3の翼部分3bは第2
の調節モータ16によつて揺動体37,38を介
して所定の軌道上を翼2に対し前縁輪郭34との
翼迎え各の大きさに応じて同一回転方向に下方に
動く。
前記の第6図〜第8図の実施例は翼部分3b用
の回転軸40,41が空気作用点の近くに配置さ
れるという利点を有する。更に、翼部分3bの有
効回転中心は翼弦の方向に比較的離れた後方位置
に移動する。
第2図〜第4図および第5図〜第8図の実施例
では、第4図ないし第7図及び第8図に示したよ
うに、第1の調節モータ15によつて通常のロー
リング制御のために翼構造3を調節するために、
空気流間〓45を形成して翼部分3aに対する翼
部分3bの調節運動を行うことも可能である。
第2図〜第4図の実施例では、ローリング制御
のために第2の調節モータ16を作動することに
よつて翼部分3bの調節を行う。その場合第2の
調節モータ16は、第4図から明らかなように、
翼部分3bは翼部分3aに対し第2の回転軸10
を中心として回転し、前縁輪郭34が翼ないし第
1の翼部分3aから出発して下方に傾くように作
動する。それによつて両翼部分3bのふれ位置に
翼部分3aの凹部35と翼部分3bの前縁輪郭3
4の間に空気流間〓45が生じ、この空気流間〓
45によつてできるだけ完全に並流する空気流を
得るかまたは高揚力作用を得るために空気流を翼
部分3bの翼下方面から上方面に公知ノズル作用
で導くことができる。
第5図〜第8図の実施形式では、翼部分3bの
調節の開始時にこの翼部分3bが回転し、すると
この翼部分3bの前縁輪郭34が上方に調節さ
れ、同時にこの翼部分3bが同時に翼2の輪郭弦
の方向に動くように四節リンク装置39,41;
10,40;37,38;3bを配設する。更に
翼部分3bを調節する場合、第2図〜第4図の実
施例とも同じように、前縁輪郭34は下方に向け
て動かし、それも、例えば第6図に実線または破
線で示したような位置に動かす。第7図および第
8図に示したような調節運動によつて同様に翼部
分3bの前縁輪郭34とこれに対応する翼部分3
aの凹部35の間に既に述べた空気流間〓45が
形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気流に対して通常迎え角を生じる航
空機の翼で翼構造を調節する原理を概観的に示す
略示説明図、第1a図は極端な迎え角となつた航
空機の翼における翼構造の調節を示す略示説明
図、第2〜4図は本発明の翼構造の一実施例を示
し、第2図は航空機の翼の後部の翼弦の方向から
見た、調節装置と結合した翼部分の構成を示す断
面図、第2a図は第2図の翼部分の構成を示す部
分平面図、第3図は第2図と異なる、変化したふ
れ位置にある調節装置を有する翼構造の略示断面
図、第4図は第2図および第3図と異なる更に変
化した翼構造のふれ位置を示す図、第5〜8図は
本発明の他の実施例を示すものであり、第5図は
翼の後部の翼弦の方向から見た翼構造の調節装置
の他の実施例の断面図、第6図は第5図と異なる
変化したふれ位置にある翼構造の第5図と同様の
断面図、第7図は第5図ないし第6図の翼構造の
更に別のふれ位置を示す図、第8図は第5図〜第
7図の翼構造のふれ位置を示す図である。 2……翼、3a,3b……翼部分、8……第1
の回転軸、10……第2の回転軸、15……第1
の調節モータ、16……第2の調節モータ、23
……支承アーム、32……前縁、37,38……
揺動体、39,40,41……回転軸、45……
空気流間〓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の翼部分と第2の翼部分とを翼の後方に
    設け、各湾部分の運動を独立して制御できるよう
    にした航空機の翼構造において、上記翼2の後縁
    に第1の回転軸8を介して支承アーム23を枢着
    し、この支承アーム23の前端に上記翼2の後縁
    の凹部33に〓間が無く重合しうる前縁を有する
    第1の翼部分3aを形成し、この第1の翼部分3
    aの後縁の下面に形成された凹部35に重合され
    る前縁を有する第2の翼部分3bを、その前縁と
    後縁とのほぼ中間から後縁までの領域に設定され
    た支点まわりで揺動しうるように上記支承アーム
    23の自由端に、取付手段を介して枢着したこと
    を特徴とする航空機の翼構造。 2 上記取付手段は、上記支承アーム23の自由
    端と第2の翼部分3bの上記支点とを直接的に連
    結する第2の回転軸10であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の翼構造。 3 各翼部分3a,3b用に夫々1つの調節モー
    タ15,16を設けたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項のいずれか1項に記載
    の翼構造。 4 第1の翼部分3aに第2の調節モータ16が
    一緒に回転し得るように支持され、翼2に対し回
    転位置にある第2の翼部分3bに作用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項のうち
    いずれか1項に記載の翼構造。 5 各翼部分3a,3bが一体的に第1の回転軸
    を中心として2方向に回転可能であり、第2の翼
    部分3bが第2の調節モータ16によつて第2の
    回転軸10を中心として前縁を下げる方向に独立
    に回転可能であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項〜第4項のうちいずれか1項に記載の翼
    構造。 6 上記取付手段は支承アーム、第1および第2
    の翼部分23;3a,3bに回転自在に作用する
    2つの揺動体37,38を有し、揺動体37,3
    8と支承アーム23と第2の翼部分3bとで四節
    リンク装置を構成していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項〜第5項のうちいずれか1項に
    記載の翼構造。
JP4855080A 1979-04-12 1980-04-12 Climbing flap Granted JPS55140700A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19792914974 DE2914974C2 (de) 1979-04-12 1979-04-12 Kombinierte Auftriebs- bzw. Steuerklappe, insbesondere an der Hinterkante von Flugzeugtragflügeln

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55140700A JPS55140700A (en) 1980-11-04
JPS6325999B2 true JPS6325999B2 (ja) 1988-05-27

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ID=6068242

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4855080A Granted JPS55140700A (en) 1979-04-12 1980-04-12 Climbing flap

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0017756B1 (ja)
JP (1) JPS55140700A (ja)
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