JPS6325933A - シリコン基板の歪付け方法 - Google Patents
シリコン基板の歪付け方法Info
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- JPS6325933A JPS6325933A JP16913386A JP16913386A JPS6325933A JP S6325933 A JPS6325933 A JP S6325933A JP 16913386 A JP16913386 A JP 16913386A JP 16913386 A JP16913386 A JP 16913386A JP S6325933 A JPS6325933 A JP S6325933A
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Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は半導体基板の裏面歪材は方法に関し、特に半導
体基板裏面に歪場を導入することによって、基板内部の
重金属等の不純物を基板裏面に集中して捕獲しようとす
る技術に関する。
体基板裏面に歪場を導入することによって、基板内部の
重金属等の不純物を基板裏面に集中して捕獲しようとす
る技術に関する。
(従来の技術)
従来、この種の半導体基板の歪付けは、基板製造過程に
おいて、裏面のアルミナまたはシリカ等の細粒を打ちつ
け、基板裏面を機械的に損傷させることによって歪を導
入する方法と、半導体回路素子製造過程において、基板
裏面にリン等を過剰に拡散あるいはイオン打込みし、結
晶格子をひずませる方法が多く用いられている。この他
に、Nd:YAGレーザーを用いた歪付は方法もあるが
、実用化には至っていない。(早藤ら(Y、Hayaf
uji eLal、)、ジャーナル・オン・エレクトロ
ケミカル・ソサエテ4 (J、Electrochem
、Soc、)、 128.1975(1981))。
おいて、裏面のアルミナまたはシリカ等の細粒を打ちつ
け、基板裏面を機械的に損傷させることによって歪を導
入する方法と、半導体回路素子製造過程において、基板
裏面にリン等を過剰に拡散あるいはイオン打込みし、結
晶格子をひずませる方法が多く用いられている。この他
に、Nd:YAGレーザーを用いた歪付は方法もあるが
、実用化には至っていない。(早藤ら(Y、Hayaf
uji eLal、)、ジャーナル・オン・エレクトロ
ケミカル・ソサエテ4 (J、Electrochem
、Soc、)、 128.1975(1981))。
また、基板裏面に歪付けを施す池に、基板中に固溶して
いる酸素を利用する方法〈イントリンシックゲッタリン
グ法)もある。このとき、必要とされる酸素を所望の濃
度で一様に固溶させるために、引き上げ速度や回転速度
を精密に制御する方法が用いられている。
いる酸素を利用する方法〈イントリンシックゲッタリン
グ法)もある。このとき、必要とされる酸素を所望の濃
度で一様に固溶させるために、引き上げ速度や回転速度
を精密に制御する方法が用いられている。
(発明が解決しようとする問題点)
基板裏面に歪を与える方法のうち、細粒を用いる方法は
それが汚染源となり、デバイスの良品率を低下させるこ
とがある。不純物を拡散させる方法は高温熱処理工程を
必要とする。また、イオン打込みを用いる方法は、大き
なイオン電流が得られないので量産性に欠ける。
それが汚染源となり、デバイスの良品率を低下させるこ
とがある。不純物を拡散させる方法は高温熱処理工程を
必要とする。また、イオン打込みを用いる方法は、大き
なイオン電流が得られないので量産性に欠ける。
Nd:YAGレーザを用いる歪付は方法では、必要なエ
ネルギー密度を得るためにレーザービームを集光するの
で、ビーム径が小さくなり、基板全面を歪付けするのに
長い時間を必要とする。また、有効なゲッタリング効果
を実現するために、高いエネルギー密度のパルス光を照
射すると、レーザーグループができて、基板が反ってし
まうことがある。
ネルギー密度を得るためにレーザービームを集光するの
で、ビーム径が小さくなり、基板全面を歪付けするのに
長い時間を必要とする。また、有効なゲッタリング効果
を実現するために、高いエネルギー密度のパルス光を照
射すると、レーザーグループができて、基板が反ってし
まうことがある。
結晶格子中に固溶している酸素を利用して欠陥を発生さ
せ、ゲッタリングサイトとする方法では、シリコンイン
ゴットを製造する際に、引上げ速度や回転速度を制御し
て固溶酸素濃度を一定にしなければならず、コストダウ
ンに限界がある。
せ、ゲッタリングサイトとする方法では、シリコンイン
ゴットを製造する際に、引上げ速度や回転速度を制御し
て固溶酸素濃度を一定にしなければならず、コストダウ
ンに限界がある。
更に、デヌーデッドゾーンの形成やゲッタリングサイド
の形成が必要で、このこともコストアップの一因となっ
ている。
の形成が必要で、このこともコストアップの一因となっ
ている。
(問題点を解決するための手段)
本発明の方法は、エキシマレーザ−光を照射することに
よって、シリコン基板表面層をアモルファス化するもの
である。エキシマレーザ−光に対するシリコンの吸収係
数は、約106と非常に大きい。故に、Nd:YAGレ
ーザー光のような吸収係数の小さな光を照射した場合と
全く異なる熱分布および時間変化がシリコン表面層で起
きる。その結果、Nd : YAGレーザー光より、遥
かに低エネルギー密度で、局所的に歪付けを行うことが
できる。
よって、シリコン基板表面層をアモルファス化するもの
である。エキシマレーザ−光に対するシリコンの吸収係
数は、約106と非常に大きい。故に、Nd:YAGレ
ーザー光のような吸収係数の小さな光を照射した場合と
全く異なる熱分布および時間変化がシリコン表面層で起
きる。その結果、Nd : YAGレーザー光より、遥
かに低エネルギー密度で、局所的に歪付けを行うことが
できる。
本発明の方法は、線状のレーザービームを用いて生産性
を高めるものである。Nd : YAGレーザーのよう
な直径40μmのスポットビームを用いると、4インチ
基板全面に歪付けをするのに約1分生かかる。エキシマ
レーザ−による線状ビームを用いると、繰り返し100
Hzで、幅5cmのビームを用いたとして、4インチ基
板全面に歪付けをするのに僅か1秒程度でできる。
を高めるものである。Nd : YAGレーザーのよう
な直径40μmのスポットビームを用いると、4インチ
基板全面に歪付けをするのに約1分生かかる。エキシマ
レーザ−による線状ビームを用いると、繰り返し100
Hzで、幅5cmのビームを用いたとして、4インチ基
板全面に歪付けをするのに僅か1秒程度でできる。
本発明の方法は、ラップ研磨仕上面にレーザー光を照射
するものである。ラップ研磨仕上面は鏡面仕上面よりも
反射率が小さい。ラップ研磨仕上面をミクロに見ると、
鋭い凹凸になっており、レーザー光は多重乱反射され、
実効的に吸収係数が増すからである。このことは、シリ
コン表面層をアモルファス化するのに必要な急峻な熱プ
ロファイルの形成に有利である。
するものである。ラップ研磨仕上面は鏡面仕上面よりも
反射率が小さい。ラップ研磨仕上面をミクロに見ると、
鋭い凹凸になっており、レーザー光は多重乱反射され、
実効的に吸収係数が増すからである。このことは、シリ
コン表面層をアモルファス化するのに必要な急峻な熱プ
ロファイルの形成に有利である。
さらに本願第2の発明の方法は、酸素雰囲気あるいは酸
素を含む雰囲気中でエキシマレーザ−光を照射するもの
である。酸素はエキシマレーザ−光でオゾン化される。
素を含む雰囲気中でエキシマレーザ−光を照射するもの
である。酸素はエキシマレーザ−光でオゾン化される。
オゾンは溶融したシリコンに取込まれやすく、固化した
ときの固溶酸素濃度を高める。酸素が基板中に取込まれ
るとそこで欠陥が生成されゲッタリングサイトとなる。
ときの固溶酸素濃度を高める。酸素が基板中に取込まれ
るとそこで欠陥が生成されゲッタリングサイトとなる。
このゲッタリングサイトと前記のアモルファス化によっ
て生じる歪とがほぼ同じ領域内に存在するのでアモルフ
ァス化による歪だけの場合に比べてより有効である。
て生じる歪とがほぼ同じ領域内に存在するのでアモルフ
ァス化による歪だけの場合に比べてより有効である。
(作用)
エキシマレーザ−光をシリコン基板に照射したときの温
度変化を説明するために、下記の一次元熱伝導方程式(
1)を解く。
度変化を説明するために、下記の一次元熱伝導方程式(
1)を解く。
孔手刀−,2(Dヤリ=P(xlt) filX
:深さ方向の座標 T(xtt):温度(座標X1時刻しにおける)P(x
lt):熱発生項 一次元熱伝導方程式を、(21式に示すように差分方程
式に書き直して解析する。シリコン基板を微小領域に分
割し、一つの領域に隣接する池の微小領域からの熱の流
入および流出を考える。微小領域化は、表面から深さ方
向への一次元で行う。微小領域の大きさは、表面では細
かく、内部では粗く取る。レーザーパルス時間を、その
時間より十分短い時間Δtに分割し、各Δし時間内に外
部より流入する熱量が瞬時に各ΔLの最初に与えられる
と近似する。レーザーパルスに対応する時間ではΔしを
細かく収り、それ以外では粗く取る。熱発生項は、レー
ザー光の侵入深さに対応する微小領域でのみ零でない値
を持つとする。
:深さ方向の座標 T(xtt):温度(座標X1時刻しにおける)P(x
lt):熱発生項 一次元熱伝導方程式を、(21式に示すように差分方程
式に書き直して解析する。シリコン基板を微小領域に分
割し、一つの領域に隣接する池の微小領域からの熱の流
入および流出を考える。微小領域化は、表面から深さ方
向への一次元で行う。微小領域の大きさは、表面では細
かく、内部では粗く取る。レーザーパルス時間を、その
時間より十分短い時間Δtに分割し、各Δし時間内に外
部より流入する熱量が瞬時に各ΔLの最初に与えられる
と近似する。レーザーパルスに対応する時間ではΔしを
細かく収り、それ以外では粗く取る。熱発生項は、レー
ザー光の侵入深さに対応する微小領域でのみ零でない値
を持つとする。
T?++s:時刻し。、セルi+mの温度Δ 1=1゜
−1,−。
−1,−。
、に1+、:セルiとi+j71の間の熱伝導度CI:
セルiの熱容量 p?、時刻1.、セルiの熱発生項 (21式を境界条件 の下で解く。
セルiの熱容量 p?、時刻1.、セルiの熱発生項 (21式を境界条件 の下で解く。
その他の使用した物性定数を表1に示す。
表1 計算に用いた定数の値
比熱<Jugに) C=0.92−1.0密
度(に/c+a3) ρ・2.31反射率
R・0.6 光強度(MW/am”) Q・l at 1
93 nm=2.6 at 248 nm 吸収係数(ciw−’) a(900℃)=2.
Ox 1g6熱拡散係数(am”/s) D(9
00℃)=0.94/(140,(1072X T)基
板温度を0℃とし、パルス幅12nsecの矩形のKr
Fレーザー光、光強度2.6Mw/am”で照射したと
きの、表面温度の時間変化を計算した結果を第1図に示
す、最高温度は1450℃に達した。しかし、レーザー
光照射後の冷却速度は速く、lμsecでは基板表面温
度は10℃に下がり、10口μsecでは基板表面温度
は0℃であった。これは、シリコン基板中の熱の拡散が
非常に早いためで、加熱効果は瞬間的であるといえる。
度(に/c+a3) ρ・2.31反射率
R・0.6 光強度(MW/am”) Q・l at 1
93 nm=2.6 at 248 nm 吸収係数(ciw−’) a(900℃)=2.
Ox 1g6熱拡散係数(am”/s) D(9
00℃)=0.94/(140,(1072X T)基
板温度を0℃とし、パルス幅12nsecの矩形のKr
Fレーザー光、光強度2.6Mw/am”で照射したと
きの、表面温度の時間変化を計算した結果を第1図に示
す、最高温度は1450℃に達した。しかし、レーザー
光照射後の冷却速度は速く、lμsecでは基板表面温
度は10℃に下がり、10口μsecでは基板表面温度
は0℃であった。これは、シリコン基板中の熱の拡散が
非常に早いためで、加熱効果は瞬間的であるといえる。
これに対し、赤外光であるNd:YAGレーザー光を照
射したときの熱分布は、吸収係数が小さいために、深く
かつ長時間になる。従って、Nd:YAGレーザー光を
用いた場合、レーザーグループができず、かつ表面層を
アモルファス化する条件は非常に厳しく、制御が難しい
。
射したときの熱分布は、吸収係数が小さいために、深く
かつ長時間になる。従って、Nd:YAGレーザー光を
用いた場合、レーザーグループができず、かつ表面層を
アモルファス化する条件は非常に厳しく、制御が難しい
。
また、酸素雰囲気中を、エフシマレーザー光を通過させ
るとオゾンが発生する。オゾンの分子構造は二等辺三角
形で結合角(頂角)は116.8°である。結合距離は
頂角をはさむ辺は1.270λ、底辺は2.18八であ
る。
るとオゾンが発生する。オゾンの分子構造は二等辺三角
形で結合角(頂角)は116.8°である。結合距離は
頂角をはさむ辺は1.270λ、底辺は2.18八であ
る。
エキシマレーザ−光照射によって溶融したシリコンは、
およそ500〜1000個のシリコン原子のクラスタが
激しく運動している構造をとっている。
およそ500〜1000個のシリコン原子のクラスタが
激しく運動している構造をとっている。
クラスタ中は結晶シリコンとほぼ同じ構造をしている。
シリコン表面の化学吸着サイトはホロウサイトのブリッ
ジであり、ここに酸素原子1個が吸着され、そして内部
拡散していくのが酸化の初期過程である。エキシマレー
ザ−光で発生したオゾンが酸素分子に戻る時に放出され
る頂点にある酸素は、このブリッジサイトに吸着されて
5i−0−3i結合をつくる。この酸素はクラスタの運
動で溶融時間内にも内部に持込まれる。故に、エキシマ
レーザ−光で形成されたメルト構造と、エキシマレーザ
−で形成したオゾンにさらすと高濃度の酸素濃度を実現
できるのである。
ジであり、ここに酸素原子1個が吸着され、そして内部
拡散していくのが酸化の初期過程である。エキシマレー
ザ−光で発生したオゾンが酸素分子に戻る時に放出され
る頂点にある酸素は、このブリッジサイトに吸着されて
5i−0−3i結合をつくる。この酸素はクラスタの運
動で溶融時間内にも内部に持込まれる。故に、エキシマ
レーザ−光で形成されたメルト構造と、エキシマレーザ
−で形成したオゾンにさらすと高濃度の酸素濃度を実現
できるのである。
(実施例)
(実施例1)
エキシマレーザ−として、波長248nmのKrFエキ
シマレーザ−を用いた。パルス幅(FWIIM)は12
nsec、繰り返し90 It zであった6時間平均
光強度は60−1すなわち1パルス当たりのエネルギー
は約0,7Jであった。このレーザーパルスをシリンド
リカルレンズで線状に集光した。ビームサイズは5X0
.01cmであった。エネルギー密度は14 J /
c m2であった。このエネルギー密度はNd:YAG
レーザーを用いた場合に比べて、約2桁小さいが、吸収
係数が5桁以上も大きいので、このような小さな値でも
十分である。しかも、エネルギー密度が小さくてよいこ
とが、Nd : YAGレーザーよりも、エキシマレー
ザ−のほうがはるかに制御性が良い理由である。
シマレーザ−を用いた。パルス幅(FWIIM)は12
nsec、繰り返し90 It zであった6時間平均
光強度は60−1すなわち1パルス当たりのエネルギー
は約0,7Jであった。このレーザーパルスをシリンド
リカルレンズで線状に集光した。ビームサイズは5X0
.01cmであった。エネルギー密度は14 J /
c m2であった。このエネルギー密度はNd:YAG
レーザーを用いた場合に比べて、約2桁小さいが、吸収
係数が5桁以上も大きいので、このような小さな値でも
十分である。しかも、エネルギー密度が小さくてよいこ
とが、Nd : YAGレーザーよりも、エキシマレー
ザ−のほうがはるかに制御性が良い理由である。
用いたシリコン基板は、比抵抗10Ω・儂のn型(10
0)基板で、酸素濃度は2 x to”個/cII13
であった。片面をラップ研磨仕上し、片面を鏡面研磨仕
上した。ラップ研磨仕上げした面に、上述のKrFエキ
シマレーザ−光を照射しな。照射中に、レーザービーム
の長さ方向と垂直に基板を移動し、レーザー照射による
溶融痕を1龍ピツチで形成した。
0)基板で、酸素濃度は2 x to”個/cII13
であった。片面をラップ研磨仕上し、片面を鏡面研磨仕
上した。ラップ研磨仕上げした面に、上述のKrFエキ
シマレーザ−光を照射しな。照射中に、レーザービーム
の長さ方向と垂直に基板を移動し、レーザー照射による
溶融痕を1龍ピツチで形成した。
溶融痕は、表面のアモルファス層と内部の溶融再結晶領
域とからなっている。主たる歪はこのアモルファス層と
溶融再結晶領域の界面付近に集中している。その大きさ
は、レーザー照射時の温度勾配で決る。エキシマレーザ
−では、Nd:YAGレーザーよりもはるかに大きな温
度勾配を実現できるので、レーザーグループができない
ような低いエネルギー密度でも、ゲッタリングサイトと
なる結晶欠陥を十分に作ることができるのである。実際
、この歪を利用して、1100℃で2時間の熱処理を行
うと、アモルファス層が多結晶化していき105〜10
7 個/ c m2の表面欠陥を作ることができた。更
に、この基板を64にビットスタティックランダムアク
セスメモリー素子製造工程に投入した。従来は前記のよ
うな細粒を用いて歪付けする方法とイントリンシックゲ
ッタリング法との併用が行なわれていたが本発明の方法
を用いれば併用した場合と同等の良品率が得られた。
域とからなっている。主たる歪はこのアモルファス層と
溶融再結晶領域の界面付近に集中している。その大きさ
は、レーザー照射時の温度勾配で決る。エキシマレーザ
−では、Nd:YAGレーザーよりもはるかに大きな温
度勾配を実現できるので、レーザーグループができない
ような低いエネルギー密度でも、ゲッタリングサイトと
なる結晶欠陥を十分に作ることができるのである。実際
、この歪を利用して、1100℃で2時間の熱処理を行
うと、アモルファス層が多結晶化していき105〜10
7 個/ c m2の表面欠陥を作ることができた。更
に、この基板を64にビットスタティックランダムアク
セスメモリー素子製造工程に投入した。従来は前記のよ
うな細粒を用いて歪付けする方法とイントリンシックゲ
ッタリング法との併用が行なわれていたが本発明の方法
を用いれば併用した場合と同等の良品率が得られた。
(実施例2)
実施例1と同様の条件で、雰囲気を酸素として、レーザ
ー照射を行った。このとき、シリコン中に固溶する酸素
量は酸素分圧に依存する。その関係を第2図に示す、バ
ッファーガスはアルゴンを用いた。 ArFエキシマレ
ーザ−を用いると、オゾンの発生効率が高まり、KrF
エキシマレーザ−よりも低い酸素分圧で同程度の酸素が
固溶する。
ー照射を行った。このとき、シリコン中に固溶する酸素
量は酸素分圧に依存する。その関係を第2図に示す、バ
ッファーガスはアルゴンを用いた。 ArFエキシマレ
ーザ−を用いると、オゾンの発生効率が高まり、KrF
エキシマレーザ−よりも低い酸素分圧で同程度の酸素が
固溶する。
にrFエキシマレーザ−を用いて、レーザーパワーと固
溶酸素濃度との関係を調べた結果を第3図に示す、レー
ザーパワーが大きいほど酸素がよく固溶するのは、オゾ
ンの発生量が多いのと、パワーが大きいほど溶融シリコ
ンの温度が高く、クラスタサイズが小さくなり、激しく
運動して酸素をよく取込むからである。
溶酸素濃度との関係を調べた結果を第3図に示す、レー
ザーパワーが大きいほど酸素がよく固溶するのは、オゾ
ンの発生量が多いのと、パワーが大きいほど溶融シリコ
ンの温度が高く、クラスタサイズが小さくなり、激しく
運動して酸素をよく取込むからである。
(発明の効果)
以上述べたように、エキシマレーザ−を用いた本発明の
イントリンシックゲッタリング法は、次のような効果を
もっている。1)クリーンである。2)従来の技術の項
で述べたような不純物を拡散させる方法は高温の熱処理
が必要であるが本発明は室温でできる。3)基板表面し
か高温にならないのでデバイスプロセスの後でも行うこ
とができる。4)基板の伝導型や酸素濃度に依存しない
。5)反りがないソフトな方法である。従って、将来の
大口径基板のシリコン基板等に対して、有効な裏面歪材
は方法であるといえる。
イントリンシックゲッタリング法は、次のような効果を
もっている。1)クリーンである。2)従来の技術の項
で述べたような不純物を拡散させる方法は高温の熱処理
が必要であるが本発明は室温でできる。3)基板表面し
か高温にならないのでデバイスプロセスの後でも行うこ
とができる。4)基板の伝導型や酸素濃度に依存しない
。5)反りがないソフトな方法である。従って、将来の
大口径基板のシリコン基板等に対して、有効な裏面歪材
は方法であるといえる。
第1図はkrFエキシマレーザ−光を照射したときの表
面温度の時間変化を示す図である。第2図はKrFエキ
シマレーザ−光を照射したときの酸素分圧と固溶酸素濃
度との関係を示す図である。第3図はKrFエキシマレ
ーザ−のエネルギー密度と第1図 時間(n5ec ) 第2図 酸素分圧(%)
面温度の時間変化を示す図である。第2図はKrFエキ
シマレーザ−光を照射したときの酸素分圧と固溶酸素濃
度との関係を示す図である。第3図はKrFエキシマレ
ーザ−のエネルギー密度と第1図 時間(n5ec ) 第2図 酸素分圧(%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、シリコン基板のラップ研磨仕上した面に、エキシマ
レーザー光を照射することによって、表面に急冷アモル
ファスシリコン層を形成したことを特徴とするシリコン
基板の歪付け方法。 2、エキシマレーザー光を照射することによって、シリ
コン基板のラップ研磨仕上した裏面を瞬間的に溶融する
際に、酸素雰囲気あるいは酸素を含む雰囲気中で溶融さ
せ、シリコン中に酸素を固溶したことを特徴とするシリ
コン基板の歪付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16913386A JPS6325933A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | シリコン基板の歪付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16913386A JPS6325933A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | シリコン基板の歪付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6325933A true JPS6325933A (ja) | 1988-02-03 |
Family
ID=15880895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16913386A Pending JPS6325933A (ja) | 1986-07-17 | 1986-07-17 | シリコン基板の歪付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6325933A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5968383A (en) * | 1992-06-26 | 1999-10-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laser processing apparatus having beam expander |
US6149988A (en) * | 1986-09-26 | 2000-11-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method and system of laser processing |
US6159777A (en) * | 1993-02-04 | 2000-12-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of forming a TFT semiconductor device |
US6261856B1 (en) | 1987-09-16 | 2001-07-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method and system of laser processing |
JP2012049397A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Sumco Corp | シリコンウェーハの製造方法 |
-
1986
- 1986-07-17 JP JP16913386A patent/JPS6325933A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6149988A (en) * | 1986-09-26 | 2000-11-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method and system of laser processing |
US6261856B1 (en) | 1987-09-16 | 2001-07-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method and system of laser processing |
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US6002101A (en) * | 1992-06-26 | 1999-12-14 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing a semiconductor device by using a homogenized rectangular laser beam |
US6440785B1 (en) | 1992-06-26 | 2002-08-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd | Method of manufacturing a semiconductor device utilizing a laser annealing process |
US6991975B1 (en) | 1992-06-26 | 2006-01-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laser process |
US7985635B2 (en) | 1992-06-26 | 2011-07-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laser process |
US6159777A (en) * | 1993-02-04 | 2000-12-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of forming a TFT semiconductor device |
JP2012049397A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Sumco Corp | シリコンウェーハの製造方法 |
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