JPS6325650Y2 - - Google Patents

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JPS6325650Y2
JPS6325650Y2 JP19947385U JP19947385U JPS6325650Y2 JP S6325650 Y2 JPS6325650 Y2 JP S6325650Y2 JP 19947385 U JP19947385 U JP 19947385U JP 19947385 U JP19947385 U JP 19947385U JP S6325650 Y2 JPS6325650 Y2 JP S6325650Y2
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車などの電装回路に使用するヒ
ユーズブロツクにおいて、板ヒユーズを装着した
使用状態のままで、その溶断の有無を検知するた
めの装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のヒユーズ検知装置として、第6
図ないし第9図のようなものが提案されている
(実開昭56−142478)。
これは、ヒユーズボツクス本体1の長手方向に
凹溝2を設け、該溝の側壁内に板ヒユーズ3と嵌
合する複数組の電源側および負荷側の受端子4,
4′を配置し、側壁に受端子4′ごとに窓部5を開
設して該受端子4′を露出させ、凹溝2に沿つて
摺動する摺動部材6に導電ばね材から成る出没自
在の接触子7,7′を装着し、摺動部材6の移動
により接触子7,7′を窓部5を介して受端子
4′と接触させることにより、板ヒユーズ3の溶
断部3aが溶断していないときには、受端子4、
板ヒユーズ3、受端子4′、接触子7,7′、凹溝
2の溝底に露出して配置した導電部材8の順で導
通し、発光ダイオード9が発光するようにしたも
ので、上記負荷側の受端子4′はその収容室4a
内において、接触子7,7′の突出方向に係止部
材4bにより固定されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の検知装置の場合、摺動部材6の位置決め
(操作力)と受端子4′の接触圧とをヒユーズの溶
断の有無を検知するための接触子7,7′のばね
体に兼用させているので、ばね性の劣化により操
作力と接触圧とが共に低下し、また導電部材8が
露出しているために、埃などが堆積して接触不良
を起したり、外部の部材と短絡する、などの点で
改善の余地があつた。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決するため、本考案にあつて
は、ヒユーズボツクス本体の長手方向に沿つて配
置された受端子と嵌合する複数の板ヒユーズと、
各受端子の収容室の側壁に設けた窓部と、板ヒユ
ーズに沿つて移動する摺動ノブと、摺動ノブと共
に移動し、かつ一端が前記窓部を通じて受端子と
導通され、他端が共通の導電部材と接触する検知
端子とを備え、摺動ノブの移動により検知端子と
受端子とを導通させて順次板ヒユーズの導電を検
知するようにしたヒユーズ検知装置であつて、前
記摺動ノブは回転自在のボールとこのボールを下
向きに附勢するコイルバネを内蔵すると共に断面
凹型のガイドに装着されており、ガイドの内底部
にはボールと係合する半球面状の位置決め溝を前
記各受端子に対応して設けられ、前記導電部材は
ガイドの裏面に添設されていることを特徴とす
る。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
〔実施例〕
第1,2図において、Aはヒユーズボツクス、
10はその本体を示す。本体10には、長手方向
両側に複数のヒユーズ挿入口11が交互に千鳥状
に配置され、各挿入口11には前記板ヒユーズ3
が挿着されている。
ヒユーズ挿入口11において、2個の端子収容
室12が区画形成され、各室において板ヒユーズ
3の一対の刃型端子3bと嵌合される受端子1
3,14が第3図a,bに示す如く可撓性の係止
腕15により固定され、受端子13,14は本体
10の長手方向と直交する方向に係止腕15によ
つて押し付けられている。一対の受端子13,1
4のうち、本体10の内側の受端子13は電線W
により負荷側に、外側の受端子14は電源側にそ
れぞれ接続されている。内側の受端子13を収容
する端子収容室12において、本体10の長手方
向と直交する側の側壁16には窓部17が開設さ
れ、受端子13の一部が露出するようになつてい
る。
本体10の中央部には、長手方向に沿つて複数
のスリツト状の係止孔18が開設され、係止孔1
8には接続端子19が固定されている。係止孔1
8は2条一組となつてヒユーズ挿入口11に対応
して交互に設けられている。接続端子19は、第
4図に示すように、基板20の両側の脚板21に
係止ランス22を切り起し形成すると共に、基板
20の先端自由縁を脚板21の前方側にL字形に
折曲し、この折曲板23の側縁から上方にのびる
弾性支持板24を介して湾曲接触板25を形成
し、さらに折曲板23には補強リブ26を設けて
成る。この接続端子19の脚板21を係止孔18
に挿入すると、該孔18内の突起(図示せず)に
係止ランス22が係合して固定され、同時に湾曲
接触板25は弾性支持板24により前記窓部17
を通じて受端子13と弾性的に接触する。
また、これらの接続端子19の上方には、断面
凹型のガイド27が本体10の両端に設けた支持
部材28,28′によつて架設され、このガイド
27には回転自在のボール29とボール29を下
方に付勢するコイルバネ30を内蔵した摺動ノブ
31が装着されると共に、その内底部にはボール
29に対する半球面状の位置決め溝32が各接続
端子19の真上に位置して設けられている。また
ガイド27の裏面には導電板33が添設され、摺
動ノブ31の下部には検知端子35が昇降可能に
取付けられている。この検知端子35は、弾性を
有する薄板金から形成され、摺動ノブ31の縦穴
34に対して昇降可能なU字状の折曲突部36
と、この折曲突部36の両側に翼状に連成された
弾性接触板37から成り、弾性接触板37の先端
部には湾曲片38が形成されている。また、導電
板33は発光ダイオード39を経て図示しないア
ースに接続されている。
次に、ヒユーズボツクスAの使用方法について
説明する。
使用に際し、各ヒユーズ挿入口11に板ヒユー
ズ3を挿入し、受端子13,14と接続し、電源
を入れた使用状態で、摺動ノブ31を第5図a,
bの如くガイド27に沿つて左右に移動する。
ノブ31が、ボール29と位置決め溝32との
係合により位置決めされると、検知端子35の折
曲突部36が接続端子19に接触して押し上げら
れるから、その弾性接触板37の湾曲片38がガ
イド裏面の導電板33と適度の接触圧を有して弾
性的に接触する。一方、接続端子19は、第3図
bのように、その湾曲接触板25が常時受端子1
3に接触している。従つて、板ヒユーズ3が溶断
していなければ、受端子14、板ヒユーズ3、受
端子13、接続端子19を経て、検知端子35、
導電板33および発光ダイオード39の順に通電
して、発光することになる。また、板ヒユーズ3
の溶断部3aが溶断していれば、発光ダイオード
39は発光しない。ガイド27の位置決め溝32
は、ヒユーズボツクス本体10の両側に交互に配
置されたヒユーズ挿入口11(即ち板ヒユーズ
3)に対応しているから、ノブ31の摺動により
左右の板ヒユーズ3の溶断の有無を使用状態のま
まで連続的に検知することができる。
ノブ31が位置決めされていない時は、第5図
bのように、検知端子35は接続端子19と接触
しておらず、解放状態にある。従つて、この位置
ではヒユーズの良否の検知は行なわれない。
ノブ31の移動に際しては、検知端子35の折
曲突部36の昇降により、接続端子19の基板2
0に下向きの力が作用するが、この力の方向は接
続端子19の弾性支持板24に対して直交するか
ら、受端子13と接続端子19の湾曲接触板25
との接触圧には何の影響も与えない。従つて、受
端子13には、ノブ31と検知端子35の移動に
よる影響はなく、従来のように受端子13にガタ
ツキが生じて接触状態が不安定になることもな
い。
また、受端子13と発光ダイオード39とを導
通接続させるための部材である接続端子19、検
知端子35および導電板33は、総てガイド27
によつて外部から保護された状態にあるから、埃
などの堆積による接触不良が起きにくく、また外
力によつて変形したり、他の電気機器などからの
部品を短絡するおそれがない。
〔考案の効果〕
以上から明らかな如く、本考案のヒユーズ検査
装置は、摺動ノブとそのガイドに摺動ノブの位置
決め機構を設け、検知端子と分離したから、摺動
ノブの操作力と検知端子の接触圧が共に低下する
おそれがなく、また、検知端子と接触する共通の
導電部材はガイドによつて保護されているから、
短絡や接触不良などのトラブルがなく、ヒユーズ
の良否を確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す平面図、
第2図は同上装置の一部を断面して示す正面図、
第3図aは同上装置の分離状態の拡大横断面斜視
図、第3図bは同上装置の受端子と接続端子との
相互関係を示す拡大斜視図、第4図は同上装置の
接続端子の斜視図、第5図a,bはそれぞれ同上
装置の摺動ノブの作用を示す説明図である。第6
図乃至第9図は従来のヒユーズ検査装置を示し、
第6図はその平面図、第7図は板ヒユーズの斜視
図、第8図は第6図の−に沿う一部を省略し
た拡大断面図、第9図は第8図の−線に沿う
断面図である。 A…ヒユーズボツクス、3…板ヒユーズ、10
…本体、12…端子収容室、13,14…受端
子、16…側壁、17…窓部、19…接続端子、
27…ガイド、29…ボール、30…コイルバ
ネ、31…摺動ノブ、32…位置決め溝、33…
導電板、35…検知端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒユーズボツクス本体の長手方向に沿つて配置
    された受端子と嵌合する複数の板ヒユーズと、各
    受端子の収容室の側壁に設けた窓部と、板ヒユー
    ズに沿つて移動する摺動ノブと、摺動ノブと共に
    移動し、かつ一端が前記窓部を通じて受端子と導
    通され、他端が共通の導電部材と接触する検知端
    子とを備え、摺動ノブの移動により検知端子と受
    端子とを導通させて順次板ヒユーズの導電を検知
    するようにしたヒユーズ検知装置において、前記
    ヒユーズボツクス本体には摺動ノブの移動方向に
    沿つて一端が前記窓部を介して受端子と接触する
    複数の接続端子を配置すると共に、前記摺動ノブ
    は回転自在のボールとこのボールを下向きに附勢
    するコイルバネを内蔵し、かつ前記検知端子を昇
    降可能に装着して断面凹型のガイドに摺動可能に
    装着し、該ガイドの内底部にはボールと係合する
    半球面状の位置決め溝を前記各受端子に対応して
    設け、前記摺動ノブの前記位置決め溝への移動に
    より、前記検知端子の一端を摺動ノブの裏面に添
    設された前記導電部材に接触させ、他端を前記接
    続端子へ接触せしめて成ることを特徴とする検査
    装置。
JP19947385U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPS6325650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19947385U JPS6325650Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP19947385U JPS6325650Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JPS62109335U JPS62109335U (ja) 1987-07-13
JPS6325650Y2 true JPS6325650Y2 (ja) 1988-07-13

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