JPS63254726A - X線露光用マスクとその製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクとその製造方法

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JPS63254726A
JPS63254726A JP62089585A JP8958587A JPS63254726A JP S63254726 A JPS63254726 A JP S63254726A JP 62089585 A JP62089585 A JP 62089585A JP 8958587 A JP8958587 A JP 8958587A JP S63254726 A JPS63254726 A JP S63254726A
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Takahiro Nakahigashi
孝浩 中東
Kiyoshi Ogata
潔 緒方
Yasunori Ando
靖典 安東
Eiji Kamijo
栄治 上條
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばX線リソグラフィ等に用いられるX
線露光用マスクとその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、X線露光用マスクの製造工程の一例を示す図
である。
まず、例えばシリコン単結晶基板から成るマスク支持体
2を用意しく同図(A)) 、その上にX線透過性支持
体4をCVD法、PVD法等によって形成する(同図(
B))。このXvA透過性支持体4としては、放熱の観
点から熱伝導率が、かつ変形防止の観点から硬度がそれ
ぞれ高いものが好ましく、従来は通常、窒化ホウ素(B
N)膜または窒化シリコン(SiNx)膜が用いられて
いる。
そしてその上に、例えばAu s Ta s W等から
成るX線吸収体6をCVD法、PVD法等によって形成
する(同図(C))。これによって、バターニング等の
加工をする前のマスク(マスクブランクス)7が得られ
る。
その後は例えば、X線吸収体6の上にレジストパターン
8を形成した後(同図(D)) 、X線吸収体6をイオ
ンエツチング等によってバターニングしく同図(E))
 、最後にウエットエッチング等によってX線透過性支
持体4をエツチング停止層としてマスク支持体2に窓あ
けを行うと、最終的に加工されたX線露光用マスク10
が得られる(同図(F))。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記X線透過性支持体4に従来用いられている窒化ホウ
素膜は、大方晶窒化ホウ素(h−BN)から成るもので
あるため、ある程度の熱伝導率および硬度を有している
ものの、それらはまだ十分ではなく、そのためX線照射
時にX線吸収体6の変形を招く恐れがあった。
即ち、X線照射時にXN1A吸収体6はX線の吸収によ
って発熱し、その熱がXwA透過性支持体4に伝わるが
、当該X線透過性支持体4の熱伝導率や硬度が不十分だ
と、その熱によってXSi!Si性支持体4がたわむ等
して変形し、それに伴ってその上のX線吸収体6も変形
し、その結果正確なパターン転写が行えなくなる。
同様の問題は、上記窒化シリコン膜の場合にも存在する
そこでこの発明は、このような問題点を解決したX線露
光用マスクとその製造方法を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
この発明のX線露光用マスクは、前述したようなX線透
過性支持体が、立方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ素系膜
から成ることを特徴とする。
この発明の製造方法は、前述したようなX線透過性支持
体を、真空中でマスク支持体に対して、ホウ素の蒸着と
加速された窒素イオンの照射とを行うことによって形成
することを特徴とする。
〔作用〕
この発明のX線露光用マスクにおいては、X線透過性支
持体が立方晶窒化ホウ素(C−BN)を含む窒化ホウ素
系膜から成っていて従来の窒化ホウ素膜や窒化シリコン
膜よりも高硬度かつ高熱伝導率であるため、X線照射時
の当該X線透過性支持体の温度上昇やそれに伴う変形が
抑えられる。
その結果、当該X線透過性支持体上のX線吸収体の変形
も抑えられ、正確なパターン転写が可能となる。
また、この発明の製造方法によれば、従来の方法では得
られなかった立方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ素系膜が
、X線透過性支持体としてマスク支持体上に形成される
〔実施例〕
第1図は、この発明に係るX線露光用マスクを示す概略
断面図である。
この実施例のX線露光用マスク12は、例えば前述した
ようなX線吸収体6と、それを支持するX線透過性支持
体14と、それを支持する例えば前述したようなマスク
支持体2とを有しており、X線透過性支持体14は、立
方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ素系膜から成る。尚、図
示例ではX線吸収体6あるいはマスク支持体2はパター
ニングあるいは窓あけ等の加工が成されていないものを
示すが、それらは例えば第3図(D)〜(F)のような
工程を経る等して適宜加工される。
上記X線透過性支持体14は、立方晶窒化ホウ素を含む
ため、従来の窒化ホウ素膜や窒化シリコン膜よりも硬度
および熱伝導率が高い。例えば、従来の窒化ホウ素膜を
構成する六方晶窒化ホウ素は窒化シリコンよりも熱伝導
率が高いがそれでも約0.8W/cmK程度であるのに
対して、立方晶窒化ホウ素の熱伝導率は約13W/cm
K程度もある。
勿論上記X線透過性支持体14はX線透過性も良く、例
えば膜厚が4μmの場合の波長10人のX線に対する透
過率は70%以上であった。
従って上記のようなX線透過性支持体14を有するX線
露光用マスク12においては、X線透過性支持体14が
高硬度かつ高熱伝導率であるため、X線照射時の当該X
線透過性支持体14の温度上昇やそれに伴うたわみ、反
り等の変形が抑えられる。その結果、X線透過性支持体
14上のX線吸収体6の変形も抑えられ、正確なパター
ン転写が可能となる。
次に、上記のようなX線露光用マスク12の製造方法を
、そのX線透過性支持体14の形成工程を主体に説明す
る。
第2図は、この発明に係る製造方法を実施する装置の一
例を示す概略図である。
真空容器(図示省略)内に、前述したようなマスク支持
体2をホルダ24に取り付けて収納しており、当該マス
ク支持体2に向けて蒸発源16およびイオン源26を配
置している。
蒸発源I6は、この例では電子ビーム蒸発源であり、蒸
発材料18としてホウ素金属を有しており、それを電子
ビームによって加熱蒸気化して得られるホウ素20をマ
スク支持体2の表面に蒸着させることができる。もっと
も、このような電子ビーム蒸発源の代わりに、ホウ素金
属から成るターゲットをスパッタさせる方式の蒸発源、
あるいはホウ素金属から成るカソードにおける真空アー
ク放電によってホウ素を蒸発させる方式の蒸発源等を用
いることもできる。
マスク支持体2に対するホウ素20の蒸着速度あるいは
マスク支持体2上に形成される膜の膜厚は、膜厚モニタ
22によって計測することができる。
イオン源26は、この例ではプラズマ閉じ込めに多極磁
場を用いるパケット型イオン源であり、供給された窒素
ガスGをイオン化して均一で大面積の窒素イオン(窒素
イオンビーム)28を加速してマスク支持体2の表面に
向けて照射することができる。もっとも、このようなバ
ケット型イオン源の代わりに、他のタイプのイオン源を
用いることもできる。
処理に際しては、真空容器内を例えば10−S〜10−
’Torr程度まで排気した後、蒸発源16からのホウ
素20をマスク支持体2上に蒸着させるのと同時に、ま
たはそれと交互に、イオン源26からの窒素イオン28
をマスク支持体2に向けて照射する。
その際、マスク支持体2へ蒸着させるホウ素Bとマスク
支持体2へ照射する窒素イオンNとの粒子比(組成比)
B/Nを適切な値、例えば0. 7〜2.0程度の範囲
内に選ぶのが好ましい。
上記処理の結果、マスク支持体20表面に、前述したよ
うな立方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ素系膜から成るX
線透過性支持体14(第1図参照)が形成される。ちな
みにその後は、例えば前述したような公知のCVD法、
PVD法等によって、当該X線透過性支持体14上に前
述したようなX線吸収体6を形成すれば良い。その結果
、第1図に示したようなX線露光用マスク12が得られ
る。
尚、上記窒素イオン28の加速エネルギーは、その照射
によって膜、即ちX′s透過性支持体14の内部にダメ
ージ(欠陥部)が発生したりスパッタ作用によってその
表面が荒れたりするのを極力少なくする観点から、10
KeV程度以下の低エネルギー、より好ましくは数百e
V程度以下にするのが良く、またその下限は特にないが
、イオン源26から窒素イオン28を引き出せる限度か
ら、現実的には10eV程度になる。
また、マスク支持体2表面の垂線に対する窒素イオン2
8の入射角θは、それによる蒸着ホウ素20のスパッタ
防止等の観点から、O°〜60゛程度の範囲内にするの
が好ましい。
また、処理の際のマスク支持体2の温度は、室温程度で
も良いし、熱励起による反応促進のためや窒素イオン2
8の照射に伴って膜中に発生する欠陥部除去等のために
、必要に応じて数百℃程度に加熱しても良い。
上記のような方法の特徴を列挙すれば次の通りである。
■ 従来のPVD法、CVD法では、窒化ホウ素膜を形
成することができてもその中に立方晶窒化ホウ素が含ま
れていないことが知られているが、上記方法によれば、
立方晶窒化ホウ素を含む高硬度かつ高熱伝導率の窒化ホ
ウ素系膜をX線透過性支持体14として形成することが
できる。
■ 熱励起を主体としていないため、低温処理が可゛能
であり、その結果マスク支持体2として使用できる材質
の範囲が大幅に広がる。
■ 加速された窒素イオン28の照射を併用するため、
イオンの押込み(ノックオン)作用によってマスク支持
体2とX線透過性支持体14との界面付近に両者の構成
物質から成る混合層(ミキシング層)を形成することが
でき、これが言わば模のような作用をするので、マスク
支持体2に対する密着性の良いX線透過性支持体14が
得られる。
■ ホウ素20の蒸着と窒素イオン28の照射の個々の
処理条件の調整が可能であるため、膜形成時の組成比B
/Nに対する制御性が良く、従ってX線透過性支持体1
4の結晶配向等の膜質の制御をある程度自由に行うこと
ができる。
■ この例のように低エネルギーの窒素イオン28を用
いれば、表面が非常に平滑でしかも内部に欠陥部の少な
いより良質のX線透過性支持体14を得ることができる
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明に係るX線露光用マスクによれば
、X線透過性支持体が立方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ
素系膜から成っていて高硬度かつ高熱伝導率であるため
、X線照射時の当該X線透過性支持体の温度上昇やそれ
に伴う変形を抑えることができる。その結果、当該Xv
A透過性支持体上のX線吸収体の変形も抑えられ、正確
なパターン転写が可能となる。
またこの発明に係る製造方法によれば、従来の方法では
得られなかつた立方晶窒化ホウ素を含む窒化ホウ素系膜
を、XfIIAiM過性支持体としてマスク支持体上に
密着性良く形成することができる。
しかも低温処理が可能であるため、マスク支持体として
使用できる材質の範囲が大幅に広がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るX線露光用マスクを示す概略
断面図である。第2図は、この発明に係る製造方法を実
施する装置の一例を示す概略図である。第3図は、X線
露光用マスクの製造工程の一例を示す図である。 2・・・マスク支持体、6・・・X線吸収体、12・・
・実施例に係るX線露光用マスク、14・・・X線透過
性支持体、16・・・蒸発源、20・・・ホウ素、26
・・・イオン源、28・・・窒素イオン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線吸収体と、それを支持するX線透過性支持体
    と、それを支持するマスク支持体とを有するX線露光用
    マスクにおいて、前記X線透過性支持体が、立方晶窒化
    ホウ素を含む窒化ホウ素系膜から成ることを特徴とする
    X線露光用マスク。
  2. (2)X線吸収体と、それを支持するX線透過性支持体
    と、それを支持するマスク支持体とを有するX線露光用
    マスクを製造する方法において、前記X線透過性支持体
    を、真空中でマスク支持体に対して、ホウ素の蒸着と加
    速された窒素イオンの照射とを行うことによって形成す
    ることを特徴とするX線露光用マスクの製造方法。
JP8958587A 1987-04-10 1987-04-10 X線露光用マスクとその製造方法 Expired - Lifetime JPH0744140B2 (ja)

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