JPS6325440Y2 - - Google Patents

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JPS6325440Y2
JPS6325440Y2 JP3564885U JP3564885U JPS6325440Y2 JP S6325440 Y2 JPS6325440 Y2 JP S6325440Y2 JP 3564885 U JP3564885 U JP 3564885U JP 3564885 U JP3564885 U JP 3564885U JP S6325440 Y2 JPS6325440 Y2 JP S6325440Y2
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JP
Japan
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groove
lubricating
lubrication
lubrication groove
shaft
Prior art date
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JP3564885U
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JPS61152839U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は移送液体を潤滑液として使用するギヤ
ポンプ等の回転軸軸受の潤滑溝に関する。
従来の技術 従来の回転軸軸受内面の潤滑溝は末端が閉止さ
れ、行き止まりとなつている。このため、移送液
体中の添加物、混入物および回転軸と軸受との摩
擦による摩耗粉が前記潤滑溝の奥に溜る。また、
溝の奥で堰き止められた潤滑液が劣化し粘度が低
下して老廃物として残る等の現象が生じていた。
考案が解決しようとする問題点 上記の劣化した添加物、混入物や摩耗粉は軸の
回転につれて、回転方向に沿い、その下流側の軸
と軸受との隙間に噛みこまれてこの部分を摩耗さ
せ、甚だしい場合には焼付きの原因ともなる。ま
た、老廃物が移送液体中に混入する等の不都合な
事態が発生する。
本考案は上記現象を起こさせないため、潤滑溝
に異物が溜ることを防ぎ、軸や軸受への傷付きを
防止し、かつ、潤滑液を劣化する前に排出するよ
うにした軸受溝を堤供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案の構成は次の
通りとする。即ち、回転軸と接する面に軸方向に
沿う潤滑溝を有する軸受において、該潤滑溝の末
端部に、吸入孔と連通する細溝が開設され、該細
溝は潤滑溝の末端部に溜る異物や老廃物を容易に
排出可能なよう、前記潤滑溝に対して滑らかに接
続されている。
作 用 潤滑液は高圧の吐出孔側より潤滑溝へ導入され
て回転軸周辺を潤滑し、潤滑中に発生した老廃物
および摩耗粉は潤滑溝奥に開設された細孔から導
出され、低圧の吸入孔側へ還流排出される。
実施例 以下本考案を図面に示す実施例にもとづいて説
明する。
第1図はギヤポンプの駆動歯車軸部分の縦断面
図であつて、該図に示す如く、吸入孔7、吐出孔
8が設けられたハウジング1は両側端面をスタツ
フイングボツクス2と後面カバー3とで密封され
る。スタツフイングボツクス2を貫通して軸受4
によつて支承されて回転する駆動軸5が設けられ
る。そして、該駆動軸5と接する上方の軸受面に
は、前記吐出孔8と連通し、軸方向に沿つて潤滑
溝11が形成されている。しかして、本考案によ
ると、前記潤滑溝11の末端部に細溝12が開設
される。該溝12は第2図に示すように潤滑溝1
1よりも浅く、かつ、駆動軸の回転方向(矢印
R)に沿う下流側に偏つて接続された幅の狭い溝
からなる。該細溝12は潤滑溝11の末端部に溜
る異物や老廃物を容易に排出可能なようその接続
部分は、駆動軸回転方向上流側隅角部分および底
部分が滑らかに面とりされている。
細溝12の他方側は、後面カバー側において該
カバー3に対する駆動軸5の後端隙間13にまた
スタツフイングボツクス側において駆動軸5が小
径となつた部分の軸周隙間14に夫々開放され、
更に、前記カバー3、ボツクス2に設けられた還
流溝15,15′を介してハウジング1に穿設さ
れた戻り孔16,16′に連通し、これら戻り孔
16,16′は低圧の吸入孔7に開放されている。
第1図の6はギヤを示す。
なお、図示省略したがギヤポンプの歯車従動軸
も前記と略同様の構造とされるが、前記の軸周隙
間14の代りに、従動軸の前端側で、該従動軸と
スタツフイングボツクスとの間に前端隙間が形成
されている。
以上において作動態様を説明する。
潤滑溝11は移送液が高圧となる吐出孔8に連
通しているので、該移送液体の一部が潤滑液とし
て潤滑溝内に自動的に流入して潤滑が行なわれ
る。そして一部潤滑液は、劣化された老廃物や、
液体に添加された固形物等とともに駆動軸および
従動軸などの回転軸の回転につれて、潤滑溝末端
部分の回転方向下流側に進み、細溝12に導入さ
れ、隙間13,14、還流溝15および戻り孔1
6を経て低圧部たる吸入孔7へ排出される。この
ように老廃物や固形物等は移送液体中に混入され
るが、これら浄化作用は常時継続実施されるた
め、異物の発生量は極めて微量であつて、移送液
体の品質低下の原因となることはない。
細溝12へ流入する潤滑液の量が多すぎるとポ
ンプ本来の目的である移送効率が低下する。従つ
て、細溝12は潤滑液の粘度、吐出圧力等の条件
を加味して長さ、幅および深さが決定される。
上記実施例のほか、第3図示のように、細溝1
2aは先細となりながら軸の回転方向下流側へ傾
倒屈曲するような形状としてもよい。また第4図
の要部拡大縦断面図およびその下方からみた第5
図で示す如く、潤滑溝11bおよび細溝12bが
一体に連続し、これら連続溝が末端に進むにつれ
て徐々に浅く、かつ、狭幅とされたものでも同様
の作動状態を呈する。
考案の効果 本考案は以上の如く、回転軸の軸受面に設けら
れた潤滑溝の末端に、吸入孔と連通する細溝が開
設され、該細溝は、潤滑溝の末端部に滑らかに接
続されるので、潤滑が極めて円滑に行なわれると
ともに老廃物や摩耗粉を潤滑液と一緒に排出でき
る。このため、軸、軸受の摩耗を減らすことがで
きるのは勿論、焼付きが防止される。また、ポン
プの移送液体中への添加物混入にも対応でき、潤
滑液の劣化をなくすことができる。そして、これ
らにより、保全周期も大幅に延長された。更に、
ポンプ効率が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の縦断面
図、第2図は第1図の−拡大下面図、第3図
は他の実施例の拡大下面図、第4図、第5図は更
に他の実施例を示し、第4図は要部拡大断面図で
あり、第5図はその下面図である。 1……ハウジング、2……スタツフイングボツ
クス、3……後面カバー、4……軸受、5……駆
動軸、7……吸入孔、8……吐出孔、11……潤
滑溝、12……細溝、15,15′……還流溝、
16,16′……戻り孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転軸と接する面に軸方向に沿う潤滑溝11
    が設けられた軸受4において、該潤滑溝11の
    末端部に吸入孔7と連通する細溝12が開設さ
    れ、該細溝は、潤滑溝11の末端部に溜る異物
    や老廃物を容易に排出可能なよう、前記潤滑溝
    に対して滑らかに接続されたことを特徴とする
    回転軸軸受の潤滑溝。 (2) 細溝12は潤滑溝11に対し、回転軸の回転
    方向に沿う下流側に偏つて連続する浅い溝であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の回転軸
    軸受の潤滑溝。 (3) 潤滑溝11および細溝12は一体に連続して
    徐々に浅く、かつ、狭幅とされた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の回転軸軸受の潤滑溝。
JP3564885U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPS6325440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3564885U JPS6325440Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3564885U JPS6325440Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61152839U JPS61152839U (ja) 1986-09-22
JPS6325440Y2 true JPS6325440Y2 (ja) 1988-07-11

Family

ID=30540121

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JP3564885U Expired JPS6325440Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JP4254691B2 (ja) * 2004-11-04 2009-04-15 船井電機株式会社 画像形成装置および軸受

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Publication number Publication date
JPS61152839U (ja) 1986-09-22

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