JPS6325317B2 - - Google Patents
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- JPS6325317B2 JPS6325317B2 JP57222097A JP22209782A JPS6325317B2 JP S6325317 B2 JPS6325317 B2 JP S6325317B2 JP 57222097 A JP57222097 A JP 57222097A JP 22209782 A JP22209782 A JP 22209782A JP S6325317 B2 JPS6325317 B2 JP S6325317B2
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- Japan
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- watertight lid
- reactor vessel
- water
- lid
- watertight
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C13/00—Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
- G21C13/02—Details
- G21C13/06—Sealing-plugs
- G21C13/073—Closures for reactor-vessels, e.g. rotatable
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉容器の水密蓋装置に関するもの
である。
である。
原子力プラントでは、法律で義務づけられてい
る年1回の定期検査時に、一次冷却水を抜いて、
保守、点検を行なうが、従来行なわれている保
守、点検作業を第1図により説明すると、1がキ
ヤビテイ、2が原子炉容器蓋、3が原子炉容器、
4が低温側配管、5が一次冷却水循環ポンプ、6
がクロスオーバレグ配管、7が蒸気発生器、8が
高温側配管、9が一次冷却水注入ライン、10が
一次冷却水ドレンライン、11が上部炉心支持構
造物、12が原子炉容器3内に残留した一次冷却
水、13がベントラインで、原子力プラントの運
転中、原子炉容器3低温側配管4一次冷却水循環
ポンプ5クロスオーバレグ配管6蒸気発生器7高
温側配管8内には一次冷却水が充満している。通
常上記要素4,5,6,7,8の系統をループと
呼び、この系統の一次冷却水をループ水と呼んで
いる。保守、点検時には、原子力プラントの運転
を停止して、ループ水を空にする。次いで空気を
原子炉容器蓋2の部分から原子炉容器3へ送つ
て、ループ水を一次冷却水ドレンライン10から
完全にドレンする。このとき、一次冷却水は12
の部分だけに残る。この状態になつたら、ループ
の保守、点検を行ない、またループの保守、点検
が終つたら、キヤビテイ1に遮蔽水を漲り、原子
蓋容器蓋2を取り外し、上部炉心支持構造物11
をキヤビテイ1内に取り出して上部炉心支持構造
物11の保守、点検を行なうようにしていた。
る年1回の定期検査時に、一次冷却水を抜いて、
保守、点検を行なうが、従来行なわれている保
守、点検作業を第1図により説明すると、1がキ
ヤビテイ、2が原子炉容器蓋、3が原子炉容器、
4が低温側配管、5が一次冷却水循環ポンプ、6
がクロスオーバレグ配管、7が蒸気発生器、8が
高温側配管、9が一次冷却水注入ライン、10が
一次冷却水ドレンライン、11が上部炉心支持構
造物、12が原子炉容器3内に残留した一次冷却
水、13がベントラインで、原子力プラントの運
転中、原子炉容器3低温側配管4一次冷却水循環
ポンプ5クロスオーバレグ配管6蒸気発生器7高
温側配管8内には一次冷却水が充満している。通
常上記要素4,5,6,7,8の系統をループと
呼び、この系統の一次冷却水をループ水と呼んで
いる。保守、点検時には、原子力プラントの運転
を停止して、ループ水を空にする。次いで空気を
原子炉容器蓋2の部分から原子炉容器3へ送つ
て、ループ水を一次冷却水ドレンライン10から
完全にドレンする。このとき、一次冷却水は12
の部分だけに残る。この状態になつたら、ループ
の保守、点検を行ない、またループの保守、点検
が終つたら、キヤビテイ1に遮蔽水を漲り、原子
蓋容器蓋2を取り外し、上部炉心支持構造物11
をキヤビテイ1内に取り出して上部炉心支持構造
物11の保守、点検を行なうようにしていた。
従来は前記のように、ループの保守、点検が終
ると上部炉心支持構造物11の保守、点検に移る
というように両者の保守、点検を順次行なつてい
たので、原子力プラントの停止期間を長びかせる
という問題があつた。
ると上部炉心支持構造物11の保守、点検に移る
というように両者の保守、点検を順次行なつてい
たので、原子力プラントの停止期間を長びかせる
という問題があつた。
本発明は前記の問題点に対処するもので、原子
炉容器の内部をキヤビテイに漲つた遮蔽水から一
時的に隔離する水密蓋と、原子炉容器側の部材の
上端面に立設した水密蓋用ガイドピンと、原子炉
容器の上部フランジ面の内側に形成したシール面
と対向するように上記水密蓋に設けた二重の環状
蟻溝と、同各環状蟻溝に嵌装したシールリングと
上記水密蓋に設けた空気抜管と、上記各シールリ
ング間の封止空間に連通するように上記水密蓋に
設けた水位管とを具えていることを特徴とした原
子炉容器の水密蓋装置に係り、その目的とする処
は、ループと上部炉心支持構造物との保守、点検
を同時に行なうことができて、原子力プラントの
停止期間を短縮できる原子炉容器の水密蓋装置を
供する点にある。
炉容器の内部をキヤビテイに漲つた遮蔽水から一
時的に隔離する水密蓋と、原子炉容器側の部材の
上端面に立設した水密蓋用ガイドピンと、原子炉
容器の上部フランジ面の内側に形成したシール面
と対向するように上記水密蓋に設けた二重の環状
蟻溝と、同各環状蟻溝に嵌装したシールリングと
上記水密蓋に設けた空気抜管と、上記各シールリ
ング間の封止空間に連通するように上記水密蓋に
設けた水位管とを具えていることを特徴とした原
子炉容器の水密蓋装置に係り、その目的とする処
は、ループと上部炉心支持構造物との保守、点検
を同時に行なうことができて、原子力プラントの
停止期間を短縮できる原子炉容器の水密蓋装置を
供する点にある。
次に本発明の原子炉容器の水密蓋装置を第2図
乃至第10図に示す一実施例により説明すると、
1,3〜10,12が前記と同一の部分、第2,
4,6,9,10図の15がキヤビテイ1に漲つ
た遮蔽水、第4,6図の16が原子炉容器3とキ
ヤビテイ(遮蔽壁)1との間を閉じるシールリン
グ、第3,4,6,7,8,9図の17が原子炉
容器3の上部フランジ面、18が同フランジ面1
7の内側に形成したシール面で、原子炉容器蓋
(第1図の2参照)を皿ばね状のシール部材(図
示せず)を介して取付けるようになつている。ま
た第3,4,6図の19がボルトタツプ穴、20
が同ボルトタツプ穴19により立設した原子炉容
器蓋のガイドスタツド、第4,6図の21が下部
炉心支持構造物(炉心槽)、22が同下部炉心支
持構造物21の上端面に立設した水密蓋27のガ
イドピン、23がリフテイング装置本体、24が
ねじ込み棒、25が同ねじ込み棒24のねじ部、
26がガイドスタツドならい機構、0が原子炉容
器3の中心線で、シールリング16と原子炉容器
3の上部フランジ面17とシール面18と下部炉
心支持構造物21とはそれぞれの中心が原子炉容
器3の中心線0上にある。またボルトタツプ穴1
9も上記中心線0を中心とした円心円上に等ピツ
チで設けられているが、第3図ではその一部のみ
を示している。またシールリング16は上記のよ
うに原子炉容器3とキヤビテイ1との間を閉じる
ためのもので、水密構造になつている。またシー
ル面18はシールに適するように機械された面
で、幅はそう広くない。またガイドスタツド20
はボルトタツプ穴19にねじ込んだり、取り外す
ことができる。またねじ込み棒24を遮蔽水15
の水面よりも上方位置で回転し、ねじ部25を上
部炉心支持構造物(第1図の11参照)のねじ穴
にねじ込んで、リフテイング装置本体23を矢印
下方向に吊り上げると、下部炉心支持構造物を原
子炉容器3内から取り出すことができる。このと
き、ガイドスタツドならい機構26がガイドスタ
ツド20によりガイドされるので、下部炉心支持
構造物を真直ぐに吊り上げたり、吊り下げること
ができる。次に本水密蓋装置の最も特徴とする点
を説明すると、第5,6,7,8,9,10図の
27が水密蓋、28がリフテイング用ボス、29
が同ボス28を水密蓋27に取付けるボルト、3
0がガイドピンアクセス部、31が主ベントライ
ン、32が補助ベントライン、33がOリング間
ベント及び水位監視ライン、34がワツシヤ、3
5が雌ねじ、36がタツプねじ穴、37がドレン
穴、38が外側Oリング、39が内側Oリング、
40が外側Oリング溝、41が内側Oリング溝、
42が透明材製ホース、43が浮き、44が漏洩
監視用水で、第5,6図に示す水密蓋27は円板
状で、キヤビテイ1に漲つた遮蔽水に耐える強度
をもつている。なお同水密蓋27は半球状、皿状
等であつてもよい。また主ベントライン31と補
助ベントライン32とOリング間ベント及び水位
監視ライン33とは線で描いている管状で、下端
は水密蓋27に水密性をもたせて取付け、上端は
遮蔽水15の水面よりも上方に出ている。またガ
イドピンアクセス部30は水密蓋27をシール面
18上に載置したときガイドピン22と干渉しな
い奥行きをもつている。またリフテイング用ボス
28はボルト29を介して水密蓋27に固定さ
れ、同ボス28の雌ねじ35が前記ねじ込み棒2
4のねじ部25と螺合可能である。また上記ボル
ト29の直径D2と同ボルト29が螺合するボル
ト穴の直径D1とは、D1>D2で、ボス28の水密
蓋27に対する取り付け位置を微妙に調整でき
る。またボルト29を水密蓋27にねじ込んだと
き、締付力を安定させるようにワツシヤ34を通
常よりも厚めにしている。またドレン穴37はね
じ部25の雌ねじ35へのねじ込みを容易にする
ためにボス28に設けた水抜き穴である。またO
リング38,39は中実のゴム製で、同各Oリン
グ38,39は自重だけでもOリング溝40,4
1及びシール面18に接触可能である。なおOリ
ングを二重に設けたのは、シールをより確実にす
るためである。またOリング溝40,41は蟻溝
状で、Oリング38,39の挿入は容易だが、離
脱は簡単にできないようになつている。またOリ
ング間ベント及び水位監視ライン33及びホース
42はOリング38,39間の封止空間を大気に
通じさせるもので、可撓性を有し、それぞれの下
端が水密蓋27に水密性をもたせて取り付けられ
ている。水密蓋27をシール面18上に載置した
のち、ホース42の上方からホース42内へスポ
イド等を挿入し、ホース42内の水位を調整し
て、同水位をキヤビテイ1内に漲つた遮蔽水15
の水位よりも若干低めにし、次いで浮き43をホ
ース42内へ挿入する。ホース42は透明材製
で、浮き43をホース42外から目視できる。な
お浮き43は螢光塗料を塗布した発泡スチロール
製のものが適当である。また第10図の45が一
次冷却水ドレンライン10へ延びた仮設水位監視
ラインで透明材製のホースである。
乃至第10図に示す一実施例により説明すると、
1,3〜10,12が前記と同一の部分、第2,
4,6,9,10図の15がキヤビテイ1に漲つ
た遮蔽水、第4,6図の16が原子炉容器3とキ
ヤビテイ(遮蔽壁)1との間を閉じるシールリン
グ、第3,4,6,7,8,9図の17が原子炉
容器3の上部フランジ面、18が同フランジ面1
7の内側に形成したシール面で、原子炉容器蓋
(第1図の2参照)を皿ばね状のシール部材(図
示せず)を介して取付けるようになつている。ま
た第3,4,6図の19がボルトタツプ穴、20
が同ボルトタツプ穴19により立設した原子炉容
器蓋のガイドスタツド、第4,6図の21が下部
炉心支持構造物(炉心槽)、22が同下部炉心支
持構造物21の上端面に立設した水密蓋27のガ
イドピン、23がリフテイング装置本体、24が
ねじ込み棒、25が同ねじ込み棒24のねじ部、
26がガイドスタツドならい機構、0が原子炉容
器3の中心線で、シールリング16と原子炉容器
3の上部フランジ面17とシール面18と下部炉
心支持構造物21とはそれぞれの中心が原子炉容
器3の中心線0上にある。またボルトタツプ穴1
9も上記中心線0を中心とした円心円上に等ピツ
チで設けられているが、第3図ではその一部のみ
を示している。またシールリング16は上記のよ
うに原子炉容器3とキヤビテイ1との間を閉じる
ためのもので、水密構造になつている。またシー
ル面18はシールに適するように機械された面
で、幅はそう広くない。またガイドスタツド20
はボルトタツプ穴19にねじ込んだり、取り外す
ことができる。またねじ込み棒24を遮蔽水15
の水面よりも上方位置で回転し、ねじ部25を上
部炉心支持構造物(第1図の11参照)のねじ穴
にねじ込んで、リフテイング装置本体23を矢印
下方向に吊り上げると、下部炉心支持構造物を原
子炉容器3内から取り出すことができる。このと
き、ガイドスタツドならい機構26がガイドスタ
ツド20によりガイドされるので、下部炉心支持
構造物を真直ぐに吊り上げたり、吊り下げること
ができる。次に本水密蓋装置の最も特徴とする点
を説明すると、第5,6,7,8,9,10図の
27が水密蓋、28がリフテイング用ボス、29
が同ボス28を水密蓋27に取付けるボルト、3
0がガイドピンアクセス部、31が主ベントライ
ン、32が補助ベントライン、33がOリング間
ベント及び水位監視ライン、34がワツシヤ、3
5が雌ねじ、36がタツプねじ穴、37がドレン
穴、38が外側Oリング、39が内側Oリング、
40が外側Oリング溝、41が内側Oリング溝、
42が透明材製ホース、43が浮き、44が漏洩
監視用水で、第5,6図に示す水密蓋27は円板
状で、キヤビテイ1に漲つた遮蔽水に耐える強度
をもつている。なお同水密蓋27は半球状、皿状
等であつてもよい。また主ベントライン31と補
助ベントライン32とOリング間ベント及び水位
監視ライン33とは線で描いている管状で、下端
は水密蓋27に水密性をもたせて取付け、上端は
遮蔽水15の水面よりも上方に出ている。またガ
イドピンアクセス部30は水密蓋27をシール面
18上に載置したときガイドピン22と干渉しな
い奥行きをもつている。またリフテイング用ボス
28はボルト29を介して水密蓋27に固定さ
れ、同ボス28の雌ねじ35が前記ねじ込み棒2
4のねじ部25と螺合可能である。また上記ボル
ト29の直径D2と同ボルト29が螺合するボル
ト穴の直径D1とは、D1>D2で、ボス28の水密
蓋27に対する取り付け位置を微妙に調整でき
る。またボルト29を水密蓋27にねじ込んだと
き、締付力を安定させるようにワツシヤ34を通
常よりも厚めにしている。またドレン穴37はね
じ部25の雌ねじ35へのねじ込みを容易にする
ためにボス28に設けた水抜き穴である。またO
リング38,39は中実のゴム製で、同各Oリン
グ38,39は自重だけでもOリング溝40,4
1及びシール面18に接触可能である。なおOリ
ングを二重に設けたのは、シールをより確実にす
るためである。またOリング溝40,41は蟻溝
状で、Oリング38,39の挿入は容易だが、離
脱は簡単にできないようになつている。またOリ
ング間ベント及び水位監視ライン33及びホース
42はOリング38,39間の封止空間を大気に
通じさせるもので、可撓性を有し、それぞれの下
端が水密蓋27に水密性をもたせて取り付けられ
ている。水密蓋27をシール面18上に載置した
のち、ホース42の上方からホース42内へスポ
イド等を挿入し、ホース42内の水位を調整し
て、同水位をキヤビテイ1内に漲つた遮蔽水15
の水位よりも若干低めにし、次いで浮き43をホ
ース42内へ挿入する。ホース42は透明材製
で、浮き43をホース42外から目視できる。な
お浮き43は螢光塗料を塗布した発泡スチロール
製のものが適当である。また第10図の45が一
次冷却水ドレンライン10へ延びた仮設水位監視
ラインで透明材製のホースである。
次に前記原子炉容器の水密蓋装置の作用を説明
する。() 原子炉容器蓋(第1図の2参照)
を取り外し、上部炉心支持構造物(第1図の11
参照)も原子炉容器3から取り出して、キヤビテ
イ1内に遮蔽水15を漲る。() 大気中でね
じ込み棒24のねじ部25をボス28の雌ねじ3
5にねじ込んで、リフテイング装置本体23と水
密蓋27とを一体にし、次いでリフテイング装置
本体23を下降させて、水密蓋27をシール面1
8の上に載置する。() 一次冷却水ドレンラ
イン10からループ水をドレンし、原子炉容器3
内が残留一次冷却水12だけになつたら、一次冷
却水ドレンライン10のバルブを締める。()
ループの保守、点検と上部炉心支持構造物の保
守、点検とを同時に行なう。()このとき、遮
蔽水15の水深は8m程度あり、しかもシール面
18は幅が非常に狭く、ここに当て傷を生じさせ
たりすると、漏水する惧れがある。そのためには
水密蓋27をシール面18に精度よく載置させな
ければならない。この作業は8m程度の水深を通
して行なうので、特別の配慮が必要になる。また
水密蓋27にはベントラインも必要になる。さら
に安全性の面から、水密蓋27とシール面18と
の接合部に漏水のないことを確認しなければなら
ない。本発明では上記の点にも対処している。
() 即ち、上述のように水密蓋27をシール
面18の上に載置するとき、水密蓋27をシール
面18の上に精度よく載置しないと互の間から漏
水したり、シール面18を損傷したりする惧れが
あるが、リフテイング装置本体23と水密蓋27
との結合体の下降をガイドスタツド20とガイド
スタツドならい機構26とでガイドしており、水
密蓋27をシール面18に精度よく載置できる。
またこのとき、水密蓋27のねじ込み棒24に対
する取り付け位置が悪くて、水密蓋27がフラン
ジ面17に乗り上げるようなことがあれば、水密
性を確保できないが、ボス28の水密蓋27に対
する取り付け位置を微調整することが可能で、こ
の事態も防止できる。() ループ水を抜き取
るとき、原子炉容器3内の空気をベントしなけれ
ばならないが、これは主ベントライン31と補助
ベントライン32を使用して行なうことができ
る。また主ベントライン31を遮蔽水15の中に
浸漬すると、遮蔽水15が主ベントライン31を
経て原子炉容器3内へ入り、原子炉容器3内の空
気が補助ベントライン32を経て大気中へ出るの
で、原子炉容器3内の水漲りを容易に行なえる。
なおこのような原子炉容器3内を水漲り状態にす
るのは、水密蓋27を吊り上げるとき遮蔽水15
の水頭を水密蓋27にかけないようにして水密蓋
27の吊り上げを容易にするためである。()
Oリング38,39からの漏水の有無を次の要
領で監視する。もしOリング38のシール性が害
なわれていると、Oリング間ベント及び水位監視
ライン33の漏洩監視用水44の水位が遮蔽水1
5の水位と同じになる。浮き43は漏洩監視用水
44の水位を示すから、浮き43を見れば、Oリ
ング38のシール性が害なわれているか否かが判
る。またOリング39のシール性が害なわれてい
ると、漏洩監視用水44の水位が下がる。このと
きにも浮き43を見ればOリング39のシール性
が害なわれているか否かが判る。通常、Oリング
38,39のシール性が同時に害なわれることは
なく、どちらかの洩れを検知すれば漏水防止の対
策を構じることになる。また漏水状況は仮設水位
監視ライン45によつても監視できる。()
Oリング38,39は蟻溝状のOリング溝40,
41に嵌装されているので、水密蓋27を吊り下
げる途中の段階でも抜け出ることがない。また水
密蓋27を吊り上げようとするとき、Oリング間
ベント及び水位監視ライン33及びホース42が
なければ、Oリング38,39間の封止空間は、
吸盤のように一時的に負圧になつて、Oリング3
8,39がOリング溝40,41から離脱し易く
なり、もし離脱すれば遮蔽水15の上方から別の
工具でOリング38,39を捨わなければならな
くて、作業時間を長くするが、Oリング間ベント
及び水位監視ライン33及びホース42は大気に
通じており、さらにその内部には漏洩監視用水4
4が入つているので、水密蓋27を吊り上げよう
とするとき、Oリング38,39間の封止空間が
一時的に負圧にならなくて、Oリング38,39
のOリング溝40,41からの離脱を防止でき
る。
する。() 原子炉容器蓋(第1図の2参照)
を取り外し、上部炉心支持構造物(第1図の11
参照)も原子炉容器3から取り出して、キヤビテ
イ1内に遮蔽水15を漲る。() 大気中でね
じ込み棒24のねじ部25をボス28の雌ねじ3
5にねじ込んで、リフテイング装置本体23と水
密蓋27とを一体にし、次いでリフテイング装置
本体23を下降させて、水密蓋27をシール面1
8の上に載置する。() 一次冷却水ドレンラ
イン10からループ水をドレンし、原子炉容器3
内が残留一次冷却水12だけになつたら、一次冷
却水ドレンライン10のバルブを締める。()
ループの保守、点検と上部炉心支持構造物の保
守、点検とを同時に行なう。()このとき、遮
蔽水15の水深は8m程度あり、しかもシール面
18は幅が非常に狭く、ここに当て傷を生じさせ
たりすると、漏水する惧れがある。そのためには
水密蓋27をシール面18に精度よく載置させな
ければならない。この作業は8m程度の水深を通
して行なうので、特別の配慮が必要になる。また
水密蓋27にはベントラインも必要になる。さら
に安全性の面から、水密蓋27とシール面18と
の接合部に漏水のないことを確認しなければなら
ない。本発明では上記の点にも対処している。
() 即ち、上述のように水密蓋27をシール
面18の上に載置するとき、水密蓋27をシール
面18の上に精度よく載置しないと互の間から漏
水したり、シール面18を損傷したりする惧れが
あるが、リフテイング装置本体23と水密蓋27
との結合体の下降をガイドスタツド20とガイド
スタツドならい機構26とでガイドしており、水
密蓋27をシール面18に精度よく載置できる。
またこのとき、水密蓋27のねじ込み棒24に対
する取り付け位置が悪くて、水密蓋27がフラン
ジ面17に乗り上げるようなことがあれば、水密
性を確保できないが、ボス28の水密蓋27に対
する取り付け位置を微調整することが可能で、こ
の事態も防止できる。() ループ水を抜き取
るとき、原子炉容器3内の空気をベントしなけれ
ばならないが、これは主ベントライン31と補助
ベントライン32を使用して行なうことができ
る。また主ベントライン31を遮蔽水15の中に
浸漬すると、遮蔽水15が主ベントライン31を
経て原子炉容器3内へ入り、原子炉容器3内の空
気が補助ベントライン32を経て大気中へ出るの
で、原子炉容器3内の水漲りを容易に行なえる。
なおこのような原子炉容器3内を水漲り状態にす
るのは、水密蓋27を吊り上げるとき遮蔽水15
の水頭を水密蓋27にかけないようにして水密蓋
27の吊り上げを容易にするためである。()
Oリング38,39からの漏水の有無を次の要
領で監視する。もしOリング38のシール性が害
なわれていると、Oリング間ベント及び水位監視
ライン33の漏洩監視用水44の水位が遮蔽水1
5の水位と同じになる。浮き43は漏洩監視用水
44の水位を示すから、浮き43を見れば、Oリ
ング38のシール性が害なわれているか否かが判
る。またOリング39のシール性が害なわれてい
ると、漏洩監視用水44の水位が下がる。このと
きにも浮き43を見ればOリング39のシール性
が害なわれているか否かが判る。通常、Oリング
38,39のシール性が同時に害なわれることは
なく、どちらかの洩れを検知すれば漏水防止の対
策を構じることになる。また漏水状況は仮設水位
監視ライン45によつても監視できる。()
Oリング38,39は蟻溝状のOリング溝40,
41に嵌装されているので、水密蓋27を吊り下
げる途中の段階でも抜け出ることがない。また水
密蓋27を吊り上げようとするとき、Oリング間
ベント及び水位監視ライン33及びホース42が
なければ、Oリング38,39間の封止空間は、
吸盤のように一時的に負圧になつて、Oリング3
8,39がOリング溝40,41から離脱し易く
なり、もし離脱すれば遮蔽水15の上方から別の
工具でOリング38,39を捨わなければならな
くて、作業時間を長くするが、Oリング間ベント
及び水位監視ライン33及びホース42は大気に
通じており、さらにその内部には漏洩監視用水4
4が入つているので、水密蓋27を吊り上げよう
とするとき、Oリング38,39間の封止空間が
一時的に負圧にならなくて、Oリング38,39
のOリング溝40,41からの離脱を防止でき
る。
本発明の原子炉容器の水密蓋装置は前記作用の
()乃至()項で説明したように原子炉容器
蓋を取り外し、上部炉心支持構造物も原子炉容器
から取り出して、キヤビテイ内に遮蔽水を漲り、
次いで水密蓋をリフテイング装置により下降させ
て、原子炉容器の上端のシール面上に載置し、次
いで原子炉容器内を残留一次冷却水だけにするこ
とができるので、ループと上部炉心構造物との保
守、点検を同時に行なうことができて、原子力プ
ラントの停止期間を短縮できる。また前記作用の
()乃至()項で説明したように水密蓋のシ
ール面への載置、シールリングによるシール、シ
ールリングの保持などを確実に行なうことができ
るので、ループの保守、点検を安全に、円滑に実
施できる効果がある。
()乃至()項で説明したように原子炉容器
蓋を取り外し、上部炉心支持構造物も原子炉容器
から取り出して、キヤビテイ内に遮蔽水を漲り、
次いで水密蓋をリフテイング装置により下降させ
て、原子炉容器の上端のシール面上に載置し、次
いで原子炉容器内を残留一次冷却水だけにするこ
とができるので、ループと上部炉心構造物との保
守、点検を同時に行なうことができて、原子力プ
ラントの停止期間を短縮できる。また前記作用の
()乃至()項で説明したように水密蓋のシ
ール面への載置、シールリングによるシール、シ
ールリングの保持などを確実に行なうことができ
るので、ループの保守、点検を安全に、円滑に実
施できる効果がある。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
第1図は従来の原子力プラントを示す説明図、
第2図は本発明に係る原了力容器の水密蓋装置の
一実施例の概略を示す縦断側面図、第3図はその
要部を拡大して示す平面図、第4図は第2図矢印
部分を拡大して示す縦断側面図、第5図は水密
蓋の拡大平面図、第6図はその縦断側面図、第7
図は水密蓋のリフテイング用ボス部分の拡大平面
図、第8図は第7図矢視−線に沿う縦断側面
図、第9図は空気抜管部分の縦断側面図、第10
図は全体の系統図である。 1……キヤビテイ、3……原子炉容器、17…
…フランジ面、18……シール面、21……原子
炉容器3側の部材、22……ガイドピン、27…
…水密蓋、31,32……空気抜管、33,42
……水位管、38,39……シールリング、4
0,41……環状蟻溝。
第2図は本発明に係る原了力容器の水密蓋装置の
一実施例の概略を示す縦断側面図、第3図はその
要部を拡大して示す平面図、第4図は第2図矢印
部分を拡大して示す縦断側面図、第5図は水密
蓋の拡大平面図、第6図はその縦断側面図、第7
図は水密蓋のリフテイング用ボス部分の拡大平面
図、第8図は第7図矢視−線に沿う縦断側面
図、第9図は空気抜管部分の縦断側面図、第10
図は全体の系統図である。 1……キヤビテイ、3……原子炉容器、17…
…フランジ面、18……シール面、21……原子
炉容器3側の部材、22……ガイドピン、27…
…水密蓋、31,32……空気抜管、33,42
……水位管、38,39……シールリング、4
0,41……環状蟻溝。
Claims (1)
- 1 原子炉容器の内部をキヤビテイに漲つた遮蔽
水から一時的に隔離する水密蓋と、原子炉容器側
の部材の上端面に立設した水密蓋用ガイドピン
と、原子炉容器の上部フランジ面の内側に形成し
たシール面と対向するように上記水密蓋に設けた
二重の環状蟻溝と、同各環状蟻溝に嵌装したシー
ルリングと、上記水密蓋に設けた空気抜管と、上
記各シールリング間の封止空間に連通するように
上記水密蓋に設けた水位管とを具えていることを
特徴とした原子炉容器の水密蓋装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57222097A JPS59112287A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 原子炉容器の水密蓋装置 |
FR8320288A FR2538152B1 (fr) | 1982-12-20 | 1983-12-19 | Couvercle etanche pour enceintes de reacteurs nucleaires |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57222097A JPS59112287A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 原子炉容器の水密蓋装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59112287A JPS59112287A (ja) | 1984-06-28 |
JPS6325317B2 true JPS6325317B2 (ja) | 1988-05-25 |
Family
ID=16777085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57222097A Granted JPS59112287A (ja) | 1982-12-20 | 1982-12-20 | 原子炉容器の水密蓋装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59112287A (ja) |
FR (1) | FR2538152B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9053828B2 (en) * | 2012-11-07 | 2015-06-09 | Westinghouse Electric Company Llc | Nuclear reactor bottom-mounted instrumentation nozzle repair method |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2327911A1 (de) * | 1973-06-01 | 1974-12-19 | Licentia Gmbh | Stationaerer flutkompensator fuer kernreaktoren |
US3926722A (en) * | 1973-06-29 | 1975-12-16 | Combustion Eng | Reactor vessel head support arrangement |
DE2615175C2 (de) * | 1976-04-08 | 1984-10-04 | Interatom Internationale Atomreaktorbau Gmbh, 5060 Bergisch Gladbach | Gas- und strahlendichter Verschluß |
US4330368A (en) * | 1979-02-21 | 1982-05-18 | Electric Power Research Institute, Inc. | Cable handling system for use in a nuclear reactor |
-
1982
- 1982-12-20 JP JP57222097A patent/JPS59112287A/ja active Granted
-
1983
- 1983-12-19 FR FR8320288A patent/FR2538152B1/fr not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59112287A (ja) | 1984-06-28 |
FR2538152B1 (fr) | 1986-08-01 |
FR2538152A1 (fr) | 1984-06-22 |
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