JPS63253118A - ロ−タリピストンエンジンのロ−タ - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンのロ−タ

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Publication number
JPS63253118A
JPS63253118A JP8509787A JP8509787A JPS63253118A JP S63253118 A JPS63253118 A JP S63253118A JP 8509787 A JP8509787 A JP 8509787A JP 8509787 A JP8509787 A JP 8509787A JP S63253118 A JPS63253118 A JP S63253118A
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JP
Japan
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seal groove
apex seal
apex
porous metal
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP8509787A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Hasegawa
泰明 長谷川
Yukio Yamamoto
幸男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アペックスシール溝を有し、ロータ本体の頂
辺部に鋳ぐるまれた多孔質金属製のアペックスシール溝
形成部材を備えてなるロークリピストンエンジンのアル
ミニウム合金製のロータの改良に関する。
(従来の技術) 一般に、ロータリピストンエンジンのロータにおいては
、アペックスシールを装着するアペックスシール溝が各
頂辺部に沿って形成されている。
このアペックスシール溝は、両型の内周面を有するケー
シング内をロータが遊星回転運動する際、アペックスシ
ールを介してアペックスシール溝に大きな力が作用する
ため、おるいはアペックスシールとアペックスシール溝
とが1習接づるため内面が摩耗し易い。したがって、ア
ペックスシール溝の周辺部は耐摩耗性に優れていること
が要求される。特に、ロータの軽量化ないし高回転化を
図るために用いられるアルミニウム合金製のロータにお
いては、上記の如きアペックスシール溝の摩耗が著しく
なることから、これを防止するためにアペックスシール
溝の周辺部の耐摩耗性をどのようにして確保すればよい
かが問題どなる。
そこで、上記の問題点を解決するために、本出願人は先
の出願において、ロータの3つの頂辺部にニッケル多孔
質金属からなるアペックスシール渦形成部材を鋳ぐるみ
かつ加熱処理を施づことにより、該アペックスシール溝
形成部材のニッケル多孔質金属とアルミニウム合金との
境界にN1−Aρの高硬度の金属間化合物層を形成せし
め、これによりロータの軽量化を図りつつアペックスシ
ール溝の周辺部の耐摩耗性を確保するようにしたものを
提案しテイル(特YfIIIH60227361丹明細
書及び図面参照)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、ロータの各頂辺部のアペックスシール溝に装
着されるアペックスシールは、ロータの回転により倒れ
方向の荷重を受ける。そして、この倒れ方向の荷重の作
用により上記アペックスシール溝の頂部側は押し荷重を
受けるため、この頂部側においてはへクリ強度を高くす
ることが望ましい。一方、アペックスシール溝の底部側
はアペックスシールにより高い応力が発生するため、ク
ラックが生じないJ:うに強度を確保づることが必要で
おる。また、ロータの各頂辺部の温度が高くなると全体
的な耐熱強度が低下覆ることとなるため、底部側にJ3
いては熱の放散性を高くすることが望ましい。
一方、上記の先願のものにおいて、ロータの各頂辺部に
鋳ぐるまれたアペックスシール渦形成部材の多孔質金属
とアルミニウム合金との境界に生成され7;Ni  A
!Jの金属間化合物は、硬度の向上を図ることができる
ものの、この母が多くなるに従ってもろくかつ熱伝導性
が悪くなるという性質を有している。そして、上記の先
願のものでは、アペックスシール溝形成部材の気孔率換
言すれば多孔質金属の体積率が全体に亘って一定に設定
されているため、上記金属間化合物はアペックスシール
溝形成部材全体に均一に生成されている。このため、上
記アペックスシール溝頂部側のへクリ強度(1度)を高
めるべく上記金属間化合物の生成量を多くすると、アペ
ックスシール溝底部側がもろくなりかつその熱放散性の
低下を招くこととなる。一方、逆にアペックスシール溝
底部側のもろさに対する強度J3よび熱放散性の向上を
図るべく上記金属間化合物の生成量を少なくづると、今
度はアペックスシール溝頂部側のへクリ強度の低下をJ
n<こととなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上記先願の如くロータ本体の頂辺部
に異種金属としての多孔質金属製のアペックスシール渦
形成部材を鋳ぐるむこととし、この場合、該アペックス
シール溝形成部材における多孔質金属の全体に占める体
積率に変化をもたせることにより、アペックスシール溝
の頂部側にあっては、多孔質金属とアルミニウム合金と
による金属間化合物の生成量を増大せしめてヘタワ強度
の向上を図り得る。一方、底部側にあっては、上記金属
間化合物の生成量を減少せしめてつまりアルミニウム合
金の母を増大せしめてもろさに対する強度および熱放散
性の向上を図り得、これによりロータの軽量化を図りつ
つアペックスシール溝の周辺部に要求される諸物性の向
上を図らんとすることにある。
(問題点を解決するだめの手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、アペ
ックスシール溝を有し、ロータ本体の頂辺部に鋳ぐるま
れた多孔質金属製のアペックスシール溝形成部材を備え
てなるロータリピストンエンジンのアルミニウム合金製
のロータを対象とし、この場合、上記アペックスシール
溝形成部材を、アペックスシール溝頂部側における多孔
質金属の体積率が10〜30%に、アペックスシール溝
底部側における多孔質金属の体積率が5〜10%になる
ようにそれぞれ設定する。さらに、アペックスシール溝
形成部材の多孔質金属とアルミニウム合金との境界に両
者による金属間化合物層を形成させる構成とする。
(作用) 上記の構成により、本発明では、ロータの各頂辺部のア
ペックスシール溝に装着されたアペックスシールには、
ロータリピストンエンジン作動時にロータの回転により
倒れ方向の荷重が作用し、この倒れ方向の荷重の作用に
より上記アペックスシール溝の頂部側に押し荷重が作用
する。一方、上記アペックスシール溝の底部側には、ア
ペックスシールのケーシング内面に摺接した際における
反力の作用により高い応力が発生する。
この際、上記アペックスシール溝は、アルミニウム合金
製のロータ本体に鋳ぐるまれだ多孔質金属製のアペック
スシール溝形成部材に形成され、しかも該アペックスシ
ール溝形成部材は、アペックスシール溝頂部側における
多孔質金属の体積率が10〜30%に、アペックスシー
ル溝底部側にあける多孔質金属の体積率が5〜10%に
それぞれ設定され、かつアペックスシール溝形成部材の
多孔質金属とアルミニウム合金との境界には両者による
金属間化合物層が形成されている。このことから、アペ
ックスシール溝の頂部側にあっては、金属間化合物の生
成量が増大せしめられていてベタリ強度の向上が図られ
る一方、底部側に必っでは、金属間化合物の生成量が減
少せしめられていてつまりアルミニウム合金の塔が増大
せしめられていてもろさに対する強度および熱放散性の
向上が図られ、これによりロータの軽但化を図りつつア
ペックスシール溝の周辺部に要求される諸物性の向上が
図られることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はロータリピストンエンジンの本発明の実施例に
係るロータを示し、該ロータは、外周が略三角形状にか
つ中央が円形の中空部にそれぞれ形成されたO−り本体
1と、該ロータ本体1における一側面に取り付けられた
リングギヤ(内歯歯車)2と、上記ロータ本体1の中空
部に嵌合されかつ上記リングギヤ2と同心状に配置され
た軸受部材3とを備えてなり、上記リングギヤ2を固定
ギヤ(図示せず)に噛合させることにより、トロコイド
状内周面に形成されたケーシング内で遊星回転運動させ
るとともに、この運動によって上記軸受部材3に偏心部
が嵌挿支持された図示しない出力N(エキセントリック
シャフト)を駆動するようになされている。
上記ロータ本体1の外周面を構成する3つのフランク面
4,4.4には各々中央部に燃焼室を構成する凹状のロ
ータリセス5,5.5 (図では1つのみ表われる)が
形成されているとともに、上記3つのフランク面4,4
.4が交わる各頂辺部にはニッケルの発泡体からなる多
孔質金属製のアペックスシール溝形成部U6.6.6が
一体的に鋳くるまれ、かつ該各アペックスシール溝形成
部材6には上記各頂辺部に沿ってアペックスシール溝7
が形成されている。また、ロータ本体1の両側面8.8
には、上記各アペックスシール溝7の端部に重なる円筒
状の窪んだコーナシール溝9゜9.9と、該コーナシー
ル溝9.9.9間にフランク面4,4.4に沿って設け
られたサイドシール溝10.10.10と、該サイドシ
ール溝10゜10.10の内側に設けられたリング状の
オイルシール溝11とが形成されている。
上記各アペックスシール溝形成部材6は、例えば粒状の
ウレタン樹脂を黒鉛で被覆するとともに、これを所定形
状の型内に充填させた状態でニッケルメッキを施し、し
かる後、上記ウレタン樹脂を焼失させることにより得ら
れるものでおり、本実施例では、第2図および第3図に
拡大詳ホするように、アペックスシール溝頂部側Aと底
部側Bとで気孔率が異なるように各々別々に形成したも
のをプレスにて一体化せしめたものである。
そして、本発明の特徴として、上記各アペックスシール
溝形成部材6は、アペックスシール溝頂部側Aにおける
ニッケル多孔質金属の体積率Vf1が10〜30%に、
アペックスシール溝底部側Bにおけるニッケル多孔質金
属の体積率vf2が5〜10%にそれぞれ設定され、か
つ第6図に示づように、アペックスシール溝形成部材6
のニッケル多孔質金属6’aとアルミニウム合金6b、
6b、・・・との境界にはニッケルとアルミニウムとで
なる高ri!!!度の合金層(N +−Af!金属聞化
合物暦)6C,6G、・・・が形成されている。
上記アペックスシール溝形成部材6のニッケル多孔質金
属6aとアルミニウム合金6b、6b。
・・・との境界にN 1−An金属間化合物層6C96
C1・・・を形成させる金属間化合物生成処理は、45
0〜550℃の温度で、1〜10時間加熱保持づるもの
で必り、上記加熱温度は、450°C未満では金属間化
合物層5c、5c、・・・を形成するのに長時間を要し
経済的ではなく、550℃を越えるとアルミニウム合金
鋳物自体の強度が低下するからである。また、加熱時間
は、1時間未満では十分な金属間化合物層6c、5c、
・・・を形成することができず、10時間を越えると金
属間化合物g6c、6C,・・・の生成がほぼ飽和し経
済的でないからである。この金属間化合物生成処理には
、アルミニウム合金の溶体化処理を兼ねるために、上記
加熱後に水焼入れを行い、ざらに、焼戻し処理(T6処
理等)を行うようにしてもよい。
そして、上記アペックスシール溝頂部側AI、−おける
多孔質金属の体積率Vf+を10〜30%の範囲に設定
したのは、ロータリピストンエンジン作動時にロータの
回転によって倒れ方向の荷重を受けるアペックスシール
によりアペックスシール溝頂部側Aが押し荷重を受ける
ため、この頂部側Aにおいてへクリ強度を高くする確保
する必要があるからである。そして、その下限を10%
に設定したのは、第4図のデータからも明らかなように
、これ以下にするとベタリ量および摩耗量が急増づる傾
向にあることからこの程度が好ましいと考えられたから
であり、上限を30%に設定したのは、溶湯鍛造等によ
る複合化つまりN i −AMの金属間化合物生成との
関係と、第5図のデータからも明らかなJ:うに、引張
り強度を約’l0K9/#2程度確保する必要があるか
らである。
一方、上記アペックスシール溝底部側Bにおける多孔質
金属の体積率Vf2を5〜10%の範囲に設定したのは
、底部側Bはアペックスシールにより高い応力が発生す
るため、クラックが生じないように引張り強度を約15
Kff/s“以上確保することが必要であるとともに、
十分なる耐摩耗性が要求されるところでおることから摩
耗はを約20μm以下に設定する必要があるからでおる
。また、底部側Bは熱の放散性を確保する上からも体積
率Vf2を上記頂部側Aよりも少なくした方が好ましい
なお、上記第4図のデータにおけるベタリ試験の要領は
、アペックスシール溝形成部材6の試料として幅3mの
ものを用意し、この試料に対し同じく幅3mの圧子によ
ってmin、 20に3〜maX、 80に3の繰返し
荷重を加える操作を200℃の加熱条件の下で106回
繰り返した後、ベタリ足を測定した。また、耐摩耗試験
の要領は、下記条件の下でピン−ディスク方式の摩擦摩
耗試験機によりディスク側の摩耗深さを測定した。
面圧         50Ky/cr/を摺動速度 
      iom、、、’sec潤滑油     デ
ィーゼル油#30 摺動距離       105TrL 次に、このようにして溝成された本実施例の具体例を説
明する。
まず、アペックスシール溝頂部側Aの体積率■4゛1が
20%に、アペックスシール溝底部側Bの体積率Vf2
が7%にそれぞれ設定されたニッケル多孔質金属製のア
ペックスシール濶形成部十16を3本用意し、この各ア
ペックスシール溝形成部材6を所定形状を有する金型内
にセットする。次いで、300’Cに予熱された上記金
型内に溶湯温度730’Cのアルミニウム合金(組成例
:Cu3.24重優%、Si  10.9垂ω%、Mg
0.37重但%、Fe0.15重徂%、j’vln0.
31臣但%、Ni   O,17臣伍%、TiO,09
重量%、Sb0.16千川%、残部A、l) )の溶湯
を注入し、溶湯圧力300にび/crAの条件の下で溶
湯鍛造でる。
これにより、各頂辺部にニラケン多孔質金属からなる3
本のアペックスシール溝形成部材6,6゜6が鋳ぐるま
れたロータ本体1の中間製品が成形される。そして、こ
の各アペックスシール溝形成部材6の多数の空孔内にア
ルミニウム合金の溶湯が充填されている。また、上記中
間製品の両側面には、3つのサイドシール1X10.1
0.10とオイルシール溝11とがそれぞれ形成されて
いる。
その後、上記ロータ本体1の中間製品に対し溶体化処理
(約520’CX4時間)と人工時効硬化処理(約17
0’CX8時間)とを連続して行うT6処理と称せられ
る熱処理を施ず。このような熱処理が施されることによ
って、上記中間製品におけるアルミニウム合金部が硬化
されるとともに、第6図に示すように、アペックスシー
ル溝形成部材6のニッケル多孔質金属6aとアルミニウ
ム合金6b、6b、・・・との境界にはニッケルとアル
ミニウムとでなる高硬度の合金層(N i−A、l!!
属間化合物1iZ)6C,6G、・・・が形成される。
そして、上jホの如く熱処理を施した後、第1図に示す
ように、各アペックスシール溝形成部材6の頂辺部に沿
ってアペックスシール溝7を、また、該各アペックスシ
ール溝形成部材6の両端面にコーナシール溝9,9をそ
れぞれ形成し、かつ所定の機械加工を施すことににす、
最終製品としてのアルミニウム合金製のロータ本体1を
得る。この場合、上記多溝7,9の内面には、上記ニッ
ケルとアルミニウムとでなる高硬度の合金IW6Cが現
われることどなる。
このようにして得られたロータ本体1は、各アペックス
シール溝形成部材6か多数の空孔を有するニッケル多孔
質金属6aで形成されているので、ロータ本体1(ロー
タ)の型組の増大化を招くことがなく、よって全体とし
て軽量化を図ることができる。
ざらに、上記各アペックスシール溝7およびコーナシー
ル溝9の内面には高硬度のN1−A、l!の金属間化合
物層6Cが表われているので、これらの溝7.9周辺の
耐摩耗性の向上を図ることができる。しかも各アペック
スシール溝形成部(36は、アペックスシール溝頂部側
Aにa3けるニッケル多孔質金属の体積率Vf+が10
〜30%に、アペックスシール溝底部側已におけるニッ
ケル多孔質金属の体積率V f 2が5〜10%にそれ
ぞれ設定されていることから、アペックスシール溝頂辺
部側Aにあっては、金属間化合物の生成量が増大せしめ
られていてベタリ強度の向上を図り得る。一方、底部側
にあっては、金属間化合物の生成量が減少せしめられて
いてつまりアルミニウム合金の量が増大せしめられてい
てもろさに対する強度および熱放散性の向上を図り得、
これによりロータの軽量化を図りつつアペックスシール
溝7の周辺部に要求される諸物性の向上を図ることがで
きる。
なお、上記実施例では、アペックスシール溝形成部材6
としてニッケル多孔質金属を用いたが、これに限らず、
例えば銅や鉄等の多孔質金属を適用し、Cu−A、l!
金底屈間化合物F e−A42金属間化合物を生成する
ようにすることも採用可能である。
また、上記実施例では、ロータの中間製品に熱処理を施
した後に各アペックスシール溝7およびコーナーシール
溝9を形成するようにしたが、これとは逆に各アペック
スシール:lA7およびコーナーシール溝9を形成した
後に熱処理を施すようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ロータ本体の頂
辺部に鋳ぐるまれた多孔質金属製のアペックスシール渦
形成部材における多孔質金属の体積率を、アペックスシ
ール溝頂部側が10〜30%に、アペックスシール溝底
部側が5〜10%になるようにそれぞれ設定し、かつア
ペックスシール渦形成部材の多孔質金属とアルミニウム
合金との境界に両者による金属間化合物層を形成した。
よって上記アペックスシール溝の頂辺部側にあっては、
上記金属間化合物の生成量を増大せしめ得てヘタリ強度
の向上を図ることができる一方、底部側にあっては、上
記金属間化合物の生成ωを減少せしめ得てもろさに対す
る強度および熱放散性の向上を図ることができ、これに
よりロータの軽量化を図りつつアペックスシール溝の周
辺部に要求される諸物性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリピストンエンジンの本発明の実施例に
係るロータの斜視図、第2図は同要部拡大断面図、第3
図はアペックスシール溝形成部材の斜視図、第4図はア
ペックスシール溝形成部材の多孔質金属の体積率とへタ
リ量および摩耗Qとの関係を示すデータ、第5図はアペ
ックスシール溝形成部材の多孔質金属の体積率と引張り
強度との関係を示すデータ、第6図はアペックスシール
溝形成部材に形成された金属間化合物の金属組織の概略
を示す拡大図である。 1・・・ロータ本体、6・・・アペックスシール溝形成
部材、6C・・・金属間化合物層、7・・・アペックス
シール溝、A・・・アペックスシール溝頂部側、B・・
・アペックスシール溝底部側。 特 許 出 願 人  マツダ株式会社 ノー゛−°゛
代   理   人  前 1) 弘  :1、+(’
l=、−i、・ 第6図 第5図 Vf<’/、’) 第4図 Vf (’ム)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アペックスシール溝を有し、ロータ本体の頂辺部
    に鋳ぐるまれた多孔質金属製のアペックスシール溝形成
    部材を備えてなるロータリピストンエンジンのアルミニ
    ウム合金製のロータであって、上記アペックスシール溝
    形成部材は、アペックスシール溝頂部側における多孔質
    金属の体積率が10〜30%に、アペックスシール溝底
    部側における多孔質金属の体積率が5〜10%にそれぞ
    れ設定され、かつアペックスシール溝形成部材の多孔質
    金属とアルミニウム合金との境界には両者による金属間
    化合物層が形成されていることを特徴とするロータリピ
    ストンエンジンのロータ。
JP8509787A 1987-04-07 1987-04-07 ロ−タリピストンエンジンのロ−タ Pending JPS63253118A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094874A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 マツダ株式会社 摺動構造
CN117469023A (zh) * 2023-12-28 2024-01-30 陕西众科源泰动力科技有限公司 一种带涂层的三角转子活塞及转子发动机

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