JPS63252588A - 排水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は逆浸透膜装置から排出されるブラインの排水処
理装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、逆浸透膜装置から排出されたブラインは。

火力原子力発電誌、Ｖｏ　Ｑ、３２．ＮＱ、４．Ｐ、９
〜２０　（１９８１年）に記載されているように。

構内の総合排水処理装置へ流されて処理されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は総合排水処理装置の必要容量を大きくシ
、この装置の設置スペース、設備費及び運転費がかさむ
という問題があった。

本発明の目的は総合排水処理装置の機能を損わずにこれ
らを小さくシ、経済的な装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、逆浸透膜装置のブライン排水を総合排水処
理装置の入口へ流さず、総合排水処理装置の最終段階で
ある中和槽（最終ｐＨ調整槽）へ直接流入させる系統を
設けることにより達成される。

〔作用〕

総合排水処理装置は構内全体の種々な排水をまとめて処
理する“装置であり、これらの排水中には一般に多量の
懸濁物質が含まれている。Ｓ濁物質は一般にｐＨが高い
方が凝集し易いので、ＩＩ集剤及び凝集助剤のほかに苛
性ソーダを注入して凝集、沈殿させる。その上、澄水は
中和槽で酸を注入して中和した後放流する。

一方、逆浸透膜装置への給水は、膜の汚染防止のため、
入口に設けた精密フィルタにより、含有する懸濁物質を
ゼロとしている。従って、逆浸透膜装置で濃縮されたブ
ライン中の懸濁物質もほぼゼロである。また、逆浸透膜
への硬度成分の析出を防ぐため、入口に酸を注入して給
水ＰＨを低くしている。従って、ブラインのＰＨも低い
。

以上のことから、逆浸透膜装置から排出されるブライン
は凝集、沈殿処理の必要はなく、直接中和槽へ流すこと
により、苛性ソーダ及び酸の注入量も低減される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

原水は精密フィルタ１で懸濁物質が完全に除去され、酸
（本図ではＨ２Ｓ０４）の注入によりｐＨが５．５　に
調整された後、高圧ポンプ２によって３　ｋｇ　／　ａ
ｌ　ｇに昇圧され、逆浸透膜装置３に流入し。

ここで、脱塩された水は脱炭酸塔４で炭酸が除去されて
脱塩水となる。

一方、構内で発生した種々の排水は排水貯槽６に集めら
れ、ｐＨ調整槽７で苛性ソーダ、酸（本図ではＨｚＳＯ
＋）の注入によりＰＨが調整され、凝集槽８で凝集剤及
び凝集助剤が注入されて排水中の懸濁物質の凝集が行な
われ、沈殿槽９に流入し、ここでスラッジと上澄水とに
分離される。上澄水は中和槽１０で苛性ソーダ、及び酸
（本図ではＨ２Ｓ０４）の注入により中和され、排出槽
１１を経由して排出される。スラッジは濃縮槽１２で濃
縮され、さらに、脱水機１３で脱水されてケーキとなる
。なお、排水貯槽６とＰＨ調整槽７にはブロワ１４によ
って空気が吹き込まれる。

逆浸透展装ｗ３で濃縮されたブラインはブライン排水管
５を通って中和槽１ｏに送水され、ここで沈殿槽９から
流入した上澄水と合流し中和処理される。

第２図は従来の排水処理装置の系統を示す。逆浸透膜装
置３のブライン排水管５が排水貯槽６に接続されている
ところが第１図との相違点である。

本実施例では、総合排水処理装置（中和槽以降を除く）
の容量が８０ｔ／ｈから５０ｔ／ｈと約６０％に減少し
、また、苛性ソーダと酸の使用量は半分程度に減少した
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、総合排水処理装置の容量が大幅に減少
し、また、ｐＨ調整及び中和に使用する薬品量が低減す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の系統図、第２図は従来の排
水処理装置の系統図である。 ↓す：；　　ノ　ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、逆浸透膜装置と総合排水処理装置よりなるプラント
   において、 前記逆浸透膜装置のブライン排水を直接前記総合排水処
   理装置の中和槽へ流入させる系統を設けたことを特徴と
   する排水処理装置。