JPS63252233A - 石炭の揮発分測定方法 - Google Patents

石炭の揮発分測定方法

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JPS63252233A
JPS63252233A JP8654687A JP8654687A JPS63252233A JP S63252233 A JPS63252233 A JP S63252233A JP 8654687 A JP8654687 A JP 8654687A JP 8654687 A JP8654687 A JP 8654687A JP S63252233 A JPS63252233 A JP S63252233A
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JP
Japan
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coal
determined
sample coal
value
measurement
Prior art date
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Application number
JP8654687A
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English (en)
Inventor
Shingo Asada
真吾 朝田
Ryuji Tajima
田嶋 竜二
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Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Coke and Chemicals Co Ltd filed Critical Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Publication of JPS63252233A publication Critical patent/JPS63252233A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は石炭の揮発分を測定する方法に関し、殊に、熱
天秤を用いた揮発分測定時の昇温速度を適正に制御する
ことによって、JIS規格で定められた方法によって得
られる揮発分にほぼ近似した分析値が得られる様にした
揮発分測定方法に関するものである。
[従来の技術] 石炭の品質を決定付ける重要な評価項目の1つとして揮
発分が挙げられ、その測定法については標準化を図るた
めJIS規格(M8812)が定められている。ところ
がJIS規格の方法を実施しようとすれば、その前提と
して規格に合致する電気炉等の諸装置を準備しなければ
ならず、しかもその測定法は手作業によるものであって
諸手順が事細かく定められているから、極めて煩雑で手
数と長時間を要すると共に正確に遂行するという注意が
払われなければならず、従って相当の熟練が要求される
にもかかわらず、しばしば測定誤差が大きくなるといり
問題があった。
一方最近の分析機器の発展はめざましいものがあり、た
とえば熱天秤にしても、測定時の昇温速度等を自動的に
コントロールし得る自動制御機構が組込まれているほか
、供試材の経時的な重全変化等を連続的且つ自動釣に測
定し記録するといった機構も組込まれており、この様な
熱天秤の適応領域を拡大することは分析機器分野におけ
る重要な課題となっている。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明者らは上記の様な観点から、石炭の揮発分を熱天
秤によって簡単に測定することはできないかと考え、石
炭の種類や測定時の昇温速度等を色々変えて分析実験を
行なった。そして当該分析値とJIS規格で定められた
方法によって得られる分析値を比較してみたところ、両
者は必ずしも一致しておらず、かなりの差を生ずること
が明らかとなった。
即ち熱天秤法によって得られる揮発分とJIS規格法で
得られる揮発分の間には兼視できない差がある為、この
差を何らかの方法によって補正し両者の分析値を近似さ
せることができない限り、熱天秤をJIS法に代わる揮
発分測定法として活用することはできない。
本発明はこうした角度から更に研究した結果完成された
ものであって、その目的は、熱天秤による揮発分測定時
の測定条件を石炭の種類等に応じて適正に測定し、それ
によりJIS規格法による測定値にほぼ近似した揮発分
測定値を求め得る様な方法を提供しようとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成することのできた本発明方法の構成は
、熱天秤による加熱減量測定結果から試料石炭中の揮発
分を測定する方法であって、試料石炭中の酸素・炭素原
子数比[O/C]を求め、これを下記式に代入すること
によフて求められる昇温速度[HR: t/win ]
に従って試料石炭の昇温を行ない、尋の間の加熱減量に
基づいて試料石炭中の揮発分を測定するところに要旨を
有するものである。
[HR: t/lll1n ] =−a [o/c] 
+b式中a、bは実験によって求められる正の実数 [作用] 第1図は熱天秤を用いた揮発分(VM)測定時における
温度及び試料重量の経時変化を例示するものであり、試
料石炭をまず、窒素等の不活性ガス雰囲気下で110℃
に向けて一定の速度で加熱すると、吸着水分の蒸発によ
る重量減少が起こるので、110℃に到達した時点でし
ばらく保温して重量が安定するのを待つ。次いで更に昇
温していくと揮発分が徐々に揮散して試料重量が減少す
るが、減量速度は徐々に遅くなり、約900℃でほとん
どの揮発分は揮散するので、その後は900℃に保って
重量を安定させる。そこで110℃における安定重量(
恒量)と900℃における安定重量(恒量)の差を求め
、この値を試料石炭の揮発分と定めるのである。以下こ
の方法を熱天秤測定法(又は熱天秤法)と称す、ところ
がこの様にして求められる[VMHR1値(熱天秤法に
よって求められる揮発分二以下同じ)と[vMJIs]
値(JIS  M  8812で規定される方法によっ
て測定される揮発分二以下同じ)を対比してみたところ
、次の様な事実が明らかとなった。
即ち[VMllR]値と[VMJtsl値にはかなりの
差があり、この差(即ちΔV M ” V MHR−V
MJI!1)は、熱天秤測定法における110t:から
900℃までの昇温速度による影響を大きく受けている
ことが分かった。本発明者等はこの間の事情について考
察し、[ΔVM]値の変動は、主として昇温時の熱分解
ガスの発生に伴う逸散熱量および加熱残漬の比熱等の違
いによって生ずるJIS法測定条件との差に起因するの
ではないかとの結論に至った。そこで試料石炭中に含ま
れる揮発分構成元素の含有率等が前記[ΔVM]値と何
らかの相間々係を有しているのではなかろうかと考え、
その線に沿って様々の実験を行なったところ、試料石炭
の元素分析によって求められる酸素・炭素原子数比[O
/CIと[ΔVMI値の間に一定の比例関係があり、該
[O/C1値に応じて熱天秤法に招ける昇温速度を適正
に設定してやれば[ΔVM]値を殆んど零とすることが
でき、[VMJI!+1値と[V M IIRI値ヲホ
ホ−aセt、メ得ることが明らかとなった。
たとえば第2図は、熱天秤法とJIS法の両者を採用し
た多数の実測値を基に、試料石炭の[O/C]値とΔV
M値の関係を熱天秤性実施時の昇温速度毎に整理して示
したグラフであり、[ΔVM]/ [O/C1の勾配(
傾斜角度)は昇温速度の如何を問わずほぼ一定の値を示
しており、昇温速度を高めるにつれて[ΔVMI値は上
方に平行移動する傾向が見受けられる。この図からも容
易に理解し得る様に、試料石炭の[O/C]値に応じた
適正な昇温速度を設定してやれば、[ΔVM]値を零と
なし得ることが分かる。
そこで今度は、様々の[O/CIを有する石炭を対象と
して[ΔVMI値を零となし得る様な昇温速度[HR:
 t/win ]を調べたところ、たとえば第1表に示
す様な関係が得られ、これをグラフ化すると[HR: 
℃/min ]と[O/C]の間には第3図に示す如く
明らかな1次関数的相関関係が存在することをつきとめ
た。
第   1   表 前記第1表及び第3図の結果から明らかな様に、[HR
: ’C/min ]と[O/C]の関係は下記[I]
式によって表わすことができる。
[HR: ℃/min ] =−a [O/C1+b・
・・[I] (第1表及び第3図の結果から算出されるa、bの値は
、a=2130.b=373)尚前記第1表及び第3図
に示した実験データは、実験条件を下記の様に設定した
場合のものであり、この様に条件を設定すれば、該条件
下におけるa及びbの値も特定の値に決まってくること
を確認した。
(実験条件) 試料石炭秤取量:50mg 試料石炭粒度 :60メツシュ全通 不活性ガス  : N2 、 100ml/ min加
熱パターン :110℃で2分間保持し、その後900
℃まで定速[HR :℃/min]で昇温し、 900℃で恒量に達するまで 保持。
しかしながらこれらa、bの値は実験条件(たとえば試
料石炭の秤取量や粒度、測定時の加熱パターン、不活性
ガス流速等)によっても若干違ってくるので、本発明を
実施するに当たっては、夫々与えられた実験条件の下で
a及びbの値を求め、[11式を特定する必要がある。
かくして本発明によれば、実験条件に応じたa、b値を
求めて[11式を特定しておき、以後は試料石炭の元素
分析によって求められる[O/C]に応じて熱天秤性実
施時の昇温速度[HR:t/m1nlを適正に設定する
ことにより、JIS法で求められる揮発分にほぼ合致す
る測定値を得ることができ、JIS法に代わる簡便な揮
発分測定法として有効に活用し得ることが判った。
[実施例] 前記第1表及び第3図で採用したのと同一の実験条件を
採用してa、bの多値を求め、[HR:℃/lll1n
]と[O/CFに関し下記の相関式を設定した。
[)IR: ℃/min ] =−2130[O/C3
+  373次いで、種々の試料石炭を対象として[O
/C]を求めると共に、該[O/CIを上記式に代入す
ることによって求められる昇温速度[HR:℃/min
]を採用して[V M )IR]値を測定し、別途求め
た[VMJI!l]値との差[ΔVM]を求めた。また
、比較のため熱天秤法における110〜900℃の間の
昇温速度を「250℃/min」に設定した場合の測定
値[VM25゜]と、該[’I/ M 2so ]と[
VM、zslの差[Δvmlを求めた。
結果を第2表に一括して示す。
第2表の結果からも明らかである様に、熱天秤法を採用
した場合でも昇温速度を[250℃/min ]一定と
したときの測定値はJIS法による測定値に対して±0
.4%というかなり広い範囲で誤差を生じており、JI
S法に代わる測定法としての信頼性を欠くものであるの
に対し、本発明法に準拠して求めた揮発分量とJIS法
によって求めた揮発分量の差[ΔVMIはいずれも±0
.1%の範囲に収まっており、両者は実質的に同一であ
ると判断し得ることが判った。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、試料石炭の[O/
C1に応じて熱天秤法による昇温速度を適正に設定する
ことによって、JIS法によって求められる揮発分と実
質的に一致する分析値を得ることができ、煩雑で手数を
要するJIS法に代わる分析法として熱天秤法を有効に
活用し得ることが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱天秤を用いた分析における温度及び試料重量
の経時変化を示すグラフ、第2図は熱天秤法を採用した
ときの[ΔVM]と[O/CIの関係を示すグラフ、第
3図は[八VM]を7とするための[HR]と[O/C
]の関係を示すグラフである。 胃  郁 − 睡一ミが 〔O/C〕 昭和62年 6月15日 1許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1件の表示 昭和62年特許願第86546号 1明の名称 石炭の揮発分測定方法 1正をする者 事件との関係  特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  熱天秤による加熱減量測定結果から試料石炭中の揮発
    分を測定する方法であって、試料石炭中の酸素・炭素原
    子数比[O/C]を求め、これを下記式に代入すること
    によって求められる昇温速度[HR:℃/min]に従
    って試料石炭の昇温を行ない、その間の加熱減量に基づ
    いて試料石炭中の揮発分を測定することを特徴とする石
    炭の揮発分測定方法。 [HR:℃/min]=−a[O/C]+b式中a、b
    は実験によって求められる正の 実数
JP8654687A 1987-04-08 1987-04-08 石炭の揮発分測定方法 Pending JPS63252233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102288514A (zh) * 2011-07-01 2011-12-21 攀枝花学院 一种游离碳的分析方法

Cited By (1)

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