JPS6325193A - 潜水服、救命胴衣類等の強制的排気方法並びにその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 一般に防水潜水服水中浮力調整機能付救命胴衣等のよう
に、水中において浮沈操作等の必要上、着用衣類中の空
気を急速に増大し、又は急速に減少する必要を惑じる場
合があるものであるが、該空気を急速に増大するについ
てはエアタンクの弁を開いて衣類内にエアを吹き込むこ
とによって容易にその目的を達し、難なく急速浮上を可
能とするものであるが、衣類の隅々に分散停滞する空気
を一括急速排気することはなかなか困難であり、急速沈
下には困難を惑した次第である。

本発明においては斯くの如き場合、衣類内に分散停滞す
る空気を余すところなく急速排気する手段を開発し、此
の種衣類の作用を万全としたものである。

「従来の技術」 従来、防水潜水服、水中浮力調整機能付救命胴衣等の衣
類においては、その衣類内に空気を停滞しておいて浮上
しようとする場合はその空気を多量として浮力を増大し
、沈下しようとする場合は内部の空気を排出して浮力を
減少すると云う作用を利用するもので、急速浮上に当た
ってはエアタンク内の空気を吸気弁を開いて衣料内に吸
込み、浮力を急速増大することが出来るものであるが、
相当の外圧を存する水中に衣料中の空気を急速に排気す
ることは困難であり、衣料の上下の隅々に分散停滞する
空気の夫々を急速に一括排出することは殊に至難の業で
あり、是等衣料を着用して急性下操作を行うことは従来
不可能に近いものとされた次第である。

「発明が解決しようとする問題点」 防水潜水服、水中浮力調整機能付致命胴衣等の衣料にお
いて衣料内部に急速に空気を充満して浮力を上昇させる
と共に、衣料内の空気を隅々まで一括排除することが出
来、急性下可能とすることの出来る手段を提供するのが
本発明の目的である。

「問題点解決のための手段」 本発明においては前記目的を達成するために、エアタン
クより吹き込む空気を再度外部に吹き出させ、この吹き
出す力を利用して、衣料の隅々まで連通ずる気腔内に集
結し、強制的に外部に排出させることに成功したもので
、簡易にして誠に卓越した作用を発揮し急性下を可能に
するもので効果大である。

「実施例並びに作用」 本発明実施の一例を示した添付図面について詳説するに
、１は押圧部で、吸気弁２の上端に露出する。３は下拡
状斜面で、該弁２の下部外周を成形する。４は吸込間隙
で、前記弁杆２の中間部外周にある。５は上パツキン、
６は下パツキンで、該吸込間隙４は平常時は上下両パツ
キン５．６間に限定される。７は発条で、該吸気弁２を
常に上向方向に弾圧し吸込間隙が両パツキン５．６間に
限定存在するよう作用しているものである。８は公知の
エアタンクで、圧搾空気等を常時保管するものである。

９は吹込口でエアタンク８内の空気を吸込間隙４内に圧
入するように該間隙４に連通状に構成する。１０は気腔
で、前記押圧部１を下向に発条７に抗して押圧すること
により、下拡状斜面３を存する弁杆２の拡大部が下降し
、下パツキン６部分に間隙を生じ、前記吸込間隙４と気
腔１０とを連通状とするものである。以上の作用により
、単に弁杆２の押圧部１を押圧することによりエアタン
ク８内の空気気腔１０を通って衣料の隅々まで急速に侵
入し、浮力を増大し、急速浮上を可能とするものである
。次に１１は排気弁で、上端に押圧部１２を存し、下部
内面ば下狭状斜面（又はは曲面）１５を成形し、相対峙
してパツキン１３．１３ａを存する。１４は発条で、前
記排気弁１１を平時常に上向に押上する作用を存しパツ
キン１３と、下狭状斜面１５との間を密閉状に保たせて
いる。１６は衣料、１７は衣料内の間隙で、空気の分散
停滞する部分である。

本発明は以上のような構成で、水中において急速浮上を
必要とする場合は吸気弁２の押圧部１を押圧するもので
、このワンタンチの動作によりエアタンク内の空気は急
速に衣料内に充満し、浮力を増大し、急浮上の目的を容
易に達成し、又急速に沈下の必要ある場合は前記吸気弁
２の押下と同時に排気弁１１の押圧部１２をも押圧して
もこれにより気腔内に圧入した空気は高圧をもって下狭
状斜面１５とパツキン１３との間の間隙１８より排気口
１９に射出する。この急速な射出力によって、気腔１０
内に存在の空気も共に吸引排出しこれに連通ずる衣料内
の隅々に分散停滞する空気も全部急速に気腔に吸引され
、衣料内の空気は余すところなく一瞬にして吸出され、
浮力を減少し、急速沈下を可能とするものである。

「発明の効果」 本発明は以上のような構成で、水中で急浮上を要する場
合は勿論急性下を要する場合においても押圧部ｌを押圧
すると同時に単に押圧部１２を共に押圧することにより
衣料内の隅々に分散停滞する空気をも急速に一括排除し
、浮力を減少し急性下を可能とするもので、この種衣料
の操作上、顕著な効果を存するものである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明実施の一例を示すもので、その装置を
一半切断した側面図である。 １−・押圧部、２・−吸気弁、３・・・下拡状斜面、４
−・−吸込間隙、５−　　上パツキン、６・−・下パツ
キン、７−発条、８・−・エアタンク、９−吹出口、１
〇−気腔、１１−排気弁、１３．　１３　ａ−・パツキ
ン、１４−・発条、１５−・下狭状斜面、１６−・衣料
、１７・−衣料内間隙、１８−・間隙、１９−　　排気
口。 −販卸

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吹込空気の力を利用し吹出作用を行わせ、該吹出作
   用を利用して衣料内部に分散停滞する空気を一括排出さ
   せることを特徴とする潜水服、救命胴衣類等の強制的排
   気方法。 ２、公知のエアータンクに通ずる吸込間隙を開閉するよ
   うにした吸気弁を設け、該吸気弁の吸込間隙を衣類の内
   部間隙に連通するようにすると共に、該吸込間隙を外界
   に通絶開閉するようにした排気弁を設備することを特徴
   とする潜水服、救命胴衣類等の強制的排気装置。 ３、上端に押圧部を設け、下部外周を下拡状斜面とし発
   条によって上方向へ弾圧されるようにした吸気弁を設け
   、該吸気弁の上下両部を上下両パッキングによって密閉
   された吸込間隙を設け、該吸込間隙にエアタンクの吹込
   口を連結し、下パッキング以下に衣類の内部の全空隙に
   連通するようにした気腔を設け、上端に押圧部を設け、
   下端に上方向に弾圧するようにした発条を設け、下部内
   面に下狭状斜面を設け、パッキングを介して前記気腔を
   外界と遮断するようにした排気弁を設けたことを特徴と
   する潜水服、救命胴衣類の強制的排気装置。