JPS63251732A - 排熱量集中計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、住宅から捨てられている排水の熱量を回収し
、そこから得られた熱を熱源として、住宅内の給湯や暖
房を行うシステムなどで利用される排熱量集中計測装置
に関するものである。

従来の技術 近年、集合住宅が年々増加の傾向にある。集合住宅にお
いては、各住宅の排水熱量は合計すると量的には豊富で
あシ、これを有効に排熱回収して給湯システムや空調シ
ステムの熱源として使用することが試みられている。

発明が解決しようとする問題点 このような排熱回収システムにおいて、排熱を有効に回
収するためには毎日ある程度コンスタントに排熱回収量
が確保されねばならず、その為には居住者に浴槽内の残
湯を温いうちに排熱回収槽に排出してもらう必要があっ
た。しかし、住宅があるということで回収熱量が居住者
の恣意により大きく左右されているので有効なシステム
になりにくい面があった。それゆえ、住宅の排熱回収シ
ステムは実用化にならなかった。

本発明は以上のような問題点を解決するもので、各住戸
が排熱回収に積極的に協力するよう各住戸毎に排出した
排水熱量に見合うメリットを各住戸毎にフィードバック
するために、住戸毎の排水熱量を効率的に個別計測する
装置を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、住戸毎の給湯使用設備の排水弁の開閉を集中
制御し、排熱回収槽への排水を時間制御してひとつの熱
量計測器だけを計測することによシ各住戸別の排熱量を
計測して上記目的を達成するものである。

作用 本発明は上記構成によシ、各住戸からの温排水を時間的
にずらせて熱量計測器を通過する温排水は常に１戸分の
ものとし、排水熱量をひとつの熱量計測器で計測する。

また温排水の集中しすぎをも、排熱回収槽内の排水量や
他の住戸からの排出希望を、住戸毎のスイッチにより知
ることにより、制御する。

実施例 以下、図面を参照しながら実施例について説明する。第
１図は本発明の実施例における全体構成図である。第１
図においてｌは住戸毎に設置しである浴槽、２は温排水
を集める排熱回収槽、３は浴槽１と排熱回収槽２を結ぶ
排水管、４は浴槽１の残湯を排出する電磁弁、５は排水
管３に取付けられた熱量計測器、６は居住者が浴槽１内
の残湯を落したい意向を示すスイッチ、７は各住戸から
のスイッチ６かもの信号を受は排湯拒絶の信号をスイッ
チ６へ送るとともに、熱量計測器５で計測した排熱量を
記憶・積算するコンピューター、８はスイッチ６とコン
ピュータ７の信号から電磁弁４を開閉するだめの電流を
送る装置でｈ’＋。

以上のような構成において、コンピー−タフは各住戸か
らのスイッチ６による残湯排出意向をもとに、時間的に
集中するときは、各住戸の電磁弁４の開閉のスケジュー
ルを組む。そして、そのスケジュールに沿ってスイッチ
６が入った時間よシ排湯拒絶信号を弁制御器８に送シ、
残湯排出を遅らせる。又、集中しないときは、残湯排出
意向に沿い温排水を排出する。排出された温排水は熱量
計測器５により計測され、その値はコンピー−タフに記
録され、積算値が計算される。以上のような方法によシ
住戸毎の排水熱量を個別に計測することができる。

第２図は本発明の実施例だおける電磁弁開閉のメカニズ
ムを表す図である。第１図と同一部分には同一符号を付
す。弁制御器８は論理素子９で構成され、その真理値表
は下表に示すようになる。

すなわち、入力端子すにコンピュータ７から排湯拒絶の
指令が来ておらず、スイッチ６により入力端子ａに排湯
の指令が与えられたときのみ出力端子Ｃから電磁弁４に
排湯指令が与えられて、電磁弁４が開放され排湯が開始
される。スイッチ６がＯＦＦの場合はもちろん、スイッ
チ６がＯＮになっても、コンピュータ７から排湯拒絶の
指令が入力端子すに与えられているときは出力端子Ｃか
らの指令は出力しない。

第３図はこの排湯のタイムチャートを示す。今住戸Ａが
時間Ａ２〜Ａ３にかけて排湯を行っているとすると、コ
ンピー−タフはこの期間論理素子９の入力端子すに排湯
拒絶の指令を出す。この期間中に住戸Ｂが時間Ｂ２　で
スイッチ６を操作し排湯を指示しても、入力端子すに排
湯拒絶指令が入っているので排湯は行われない。この様
子を図中点棒で示した。更に時間Ｃ１において住戸Ｃが
排湯を指示しても同様に排湯はされない。時間Ａ３にお
いて住戸Ａの排湯が終了すると、コンピュータ７からの
排湯拒絶指令が解除され、先に排湯を指示しだ住戸Ｂと
Ｃのうち、先に指示した住戸Ｂの排湯が時間Ｂ２におい
て開放され、コンピュータ７は直ちに論理素子９の入力
端子すに排湯拒絶指令を出す。したがって住戸Ｃの排湯
は住戸Ｂの排湯が終了する時間Ｂ３まで行われない。住
戸Ｂの排湯が終了すると、コンピュータ７の排湯拒絶指
令が解除され、時間Ｃ２より住戸Ｃの排湯が開始される
。同時に再びコンピュータ７が論理素子７に排湯拒絶の
指令を与えるので、時間Ｄ１に住戸りが排湯指示を出し
ても住戸りの排湯は住戸Ｃの排湯が時間Ｃ３に終了する
まで行われない。住戸Ｃの排湯が終了すると住戸りの排
湯が時間Ｄ２〜Ｄ３　の間貸われる。

このように、コンピュータ７および論理素子９の制御に
よシ排水管３には常に住戸１戸分の排水が行われるので
、各住戸毎の排熱量が個別に熱量計測器５により計測で
きる。したがってこの排熱量を各住戸毎に通知したり、
それに対応したメリットを還元することが可能となる。

また、回収した排熱を新たに再利用するためには、回収
した排熱量を単位時間積算累積し、所定量に達したとき
、排熱回収槽２にたまっている温排水の熱量をとシ出す
ようにすればよい。

発明の効果 以上のように、本発明は集合住宅における各住戸毎の排
水を時間的に制御し、排水管に常に住戸１戸分の温排水
が流れるようにしたもので、各住戸の排熱量を１つの熱
量計測器で個別に測定が可能であり、かつ排熱回収が確
実に行われる。特に個別に測定された各住戸毎の排熱に
対してメリットを還元することによシ排熱の回収が一層
促進される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による排熱量集中計測装置の実施例を示
す概略図、第２図は第１図の要部の構成を示す概略図、
第３図は第２図の構成の動作を説明するだめのタイムチ
ャート図である。 １・・・浴槽、２・・・排熱回収槽、３・・・排水管、
４・・・電磁弁、５・・・熱量計測器、６・・・スイッ
チ、７・・・コンピュータ、８・・・弁制御器、９・・
・論理素子。 出願人　工業技術院長　飯　塚　幸　三第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の住戸の温水使用設備からの各排水管を１つの排水
   管に集結する配管系と、前記１つの排水管に設けられた
   熱量計測器と、各住戸の温水使用設備からの排水を時間
   順次に制御する手段とを備えたことを特徴とする排熱量
   集中計測装置。