JPS63251388A - 自転車用リヤデイレ−ラ - Google Patents
自転車用リヤデイレ−ラInfo
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- JPS63251388A JPS63251388A JP8444087A JP8444087A JPS63251388A JP S63251388 A JPS63251388 A JP S63251388A JP 8444087 A JP8444087 A JP 8444087A JP 8444087 A JP8444087 A JP 8444087A JP S63251388 A JPS63251388 A JP S63251388A
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- chain
- chain guide
- bicycle
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- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000004146 energy storage Methods 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、自転車用リヤディレーラに関し、詳しくは
、簡単な構造によっていわゆるセーハ機能を付加したも
のに関する。
、簡単な構造によっていわゆるセーハ機能を付加したも
のに関する。
自転車のりャディレーラは、ガイドプーリおよびテンシ
ョンプーリを回転可能に軸支するチェーンガイドを備え
、このチェーンガイドが、自転車フレームに取付けられ
るリンクベースに、いわゆる平行四辺形パンタグラフリ
ンク機構等のシフトリンク機構を介して、チェーンにテ
ンションを与える方向に付勢されなから回動可能に支持
されている。そして、上記シフトリンク機構に操作ケー
ブルを介して連繋された変速レバーを操作することによ
り、シフトリンク機構が変形させられて、シフトリンク
機構のガイド台に支持された」−記チェーンガイドがハ
ブ軸方向に平行移動させられ、チl−ンが多段フリーホ
イールの所望のスプロケノドに掛は換えられるように構
成されている。
ョンプーリを回転可能に軸支するチェーンガイドを備え
、このチェーンガイドが、自転車フレームに取付けられ
るリンクベースに、いわゆる平行四辺形パンタグラフリ
ンク機構等のシフトリンク機構を介して、チェーンにテ
ンションを与える方向に付勢されなから回動可能に支持
されている。そして、上記シフトリンク機構に操作ケー
ブルを介して連繋された変速レバーを操作することによ
り、シフトリンク機構が変形させられて、シフトリンク
機構のガイド台に支持された」−記チェーンガイドがハ
ブ軸方向に平行移動させられ、チl−ンが多段フリーホ
イールの所望のスプロケノドに掛は換えられるように構
成されている。
、 ところで、上記のような一般的なりャディレー
ラは、通常、自転車停止中は、変速レバーを操作して変
速操作しようとしてもこれを行うことはできない。自転
車停止中は、一つのスプロケットに掛かった状態で停止
しているチェーンにチェーンガイドないしガイド台が拘
束されるからであり、無理に変速操作を行おうとすると
、操作ケーブルやシフトリンク機構が損傷させらる。 このため、従来から、特公昭51−11742号公報な
どに見られるように、自転車停止中であっても変速レバ
ーを操作でき、この操作力をリヤディレーラ内に新たに
設けた蓄勢ハネに一時蓄勢しておいて、チェーンが回り
出してチェーンガイドないしガイド台に対する拘束が解
除されてからこの蓄勢力を解放し、変速レバーの操作量
に見合うだレノシフトリンク機構を変形させるようにし
た、いわゆるセーハ機構が装備されたりャディレーラが
種々提案されている。このようなセーバ機構は、通常、
チェーンガイドをハブ軸方向に移動させるためのシフト
リンク機構に直接的に上記蓄勢ハネの蓄勢力を作用させ
るように構成されたものが一般的であり、必然的にシフ
トリンク機構を備えるシフトリンク部内に設けられてい
る。 しかしながら、上述のような従来のセーハ機構を備える
リヤディレーラににおいでは、次のような問題点があっ
た。 すなわち、セーハ機構を構成するにあたっては、蓄勢機
能を担うための上記付勢ハネ等のイ」加部機構が要求さ
れるので、部品点数の増加は避けられない。しかも、上
記付勢ハネ等の付加的機構はシフトリンク機構に対して
連関的に設けな+Jればならないため、シフトリンク部
における機構が非常に複雑化させられるとともに、」二
部蓄勢ハネを収容するだめのスペースの確保が必要とさ
れる。このため、従来のセーバ機構を備えるリヤディレ
ーラは、変速操作の簡便性を享受できる反面、機構の複
雑化およびこれtこ伴うリヤディレーラの大型化を余(
a無くされていた。 本発明は、以上のような事情のもとで考え出されたもの
で、セーハ機構を付加する場合に、リヤディレーラの大
型化や機構の複雑化を招くという従来の問題を解決し、
簡単な構成によってセーハ機能を達成したりャディレー
ラを提供することをその目的とする。
ラは、通常、自転車停止中は、変速レバーを操作して変
速操作しようとしてもこれを行うことはできない。自転
車停止中は、一つのスプロケットに掛かった状態で停止
しているチェーンにチェーンガイドないしガイド台が拘
束されるからであり、無理に変速操作を行おうとすると
、操作ケーブルやシフトリンク機構が損傷させらる。 このため、従来から、特公昭51−11742号公報な
どに見られるように、自転車停止中であっても変速レバ
ーを操作でき、この操作力をリヤディレーラ内に新たに
設けた蓄勢ハネに一時蓄勢しておいて、チェーンが回り
出してチェーンガイドないしガイド台に対する拘束が解
除されてからこの蓄勢力を解放し、変速レバーの操作量
に見合うだレノシフトリンク機構を変形させるようにし
た、いわゆるセーハ機構が装備されたりャディレーラが
種々提案されている。このようなセーバ機構は、通常、
チェーンガイドをハブ軸方向に移動させるためのシフト
リンク機構に直接的に上記蓄勢ハネの蓄勢力を作用させ
るように構成されたものが一般的であり、必然的にシフ
トリンク機構を備えるシフトリンク部内に設けられてい
る。 しかしながら、上述のような従来のセーハ機構を備える
リヤディレーラににおいでは、次のような問題点があっ
た。 すなわち、セーハ機構を構成するにあたっては、蓄勢機
能を担うための上記付勢ハネ等のイ」加部機構が要求さ
れるので、部品点数の増加は避けられない。しかも、上
記付勢ハネ等の付加的機構はシフトリンク機構に対して
連関的に設けな+Jればならないため、シフトリンク部
における機構が非常に複雑化させられるとともに、」二
部蓄勢ハネを収容するだめのスペースの確保が必要とさ
れる。このため、従来のセーバ機構を備えるリヤディレ
ーラは、変速操作の簡便性を享受できる反面、機構の複
雑化およびこれtこ伴うリヤディレーラの大型化を余(
a無くされていた。 本発明は、以上のような事情のもとで考え出されたもの
で、セーハ機構を付加する場合に、リヤディレーラの大
型化や機構の複雑化を招くという従来の問題を解決し、
簡単な構成によってセーハ機能を達成したりャディレー
ラを提供することをその目的とする。
たとえば、シフトリンク機構がチェーンガイドを多段フ
リーホイールのトップスプロケット側に移動させるよう
に付勢されたいわゆるトップノーマル型のりャディレー
ラの場合、ガイド軸ないしチェーンガイドは、スプリン
グボックスないしガイド台に対してガイド軸方向のロー
スプロケット側に付勢される。この場合には、ガイド軸
がスプリングボックスの軸支孔に一定の移動行程をもっ
て往復移動可能に支持されているので、通常の状態では
、チェーンガイドは、スプリングボックスに対し、上記
の付勢力をもって上記移動行程だけガイド軸方向ロース
プロケット側よりに位置させられた状態となっている。 したがって、チェーンガイドが一つのスプロケットに掛
かった状態で停止しているチェーンに拘束されてその移
動を行えない自転車停止中においても、スプリングボッ
クスないしガイド台は、ガイド軸の軸支孔に対する相対
スライドにより、チェーンガイドに対してガイド軸方向
ロースプロケット側に上記移動行程の範囲内で移動でき
る。すなわち、自転車停止中でも、上記移動行程に許容
される操作量の範囲内で変速レバーを操作して、シフI
・リンク機構を変形させガイド台をガイド′軸方向(ハ
ブ軸方向)ロースプロケット側に移動させることができ
るのである。 さて、自転車停止中に、変速レバーを操作してスプリン
グボックスなしいガイド台を、上述のようにガイド軸方
向ロースプロケット側に移動させる。この場合、スプリ
ングボックスないしガイド台は、チェーンに拘束されて
その移動を行えないチェーンガイドとのガイド軸方向の
間陽を縮小しなから」二部の付勢力に抗してこれを行う
ことになるから、チェーンガイドに作用する上記の付勢
力には、チェーンガイドに対するガイド軸方向ロースプ
ロケット方向の弾発力が蓄勢された状態となる。そうし
て、自転車が動きだしてチェーンガイドに対するロック
が解除されると、上記の付勢力に蓄勢された弾発力によ
り、チェーンガイドは、ガイド軸の軸支孔に対するスラ
イド動に伴ってガイド軸方向のロースプロケット方向に
上記の移動行程の範囲内で所定距離移動されられ、これ
により、チェーンを所望のスプロケットに掛は換えるこ
とができる。すなわち、停止中のチェーンによってチェ
ーンガイドのガイド軸方向の移動が口・ツクされている
ときでも、操作レバーを操作してこの操作力を一時蓄勢
しておき、自転車発車後にこの蓄勢力によって自動的に
変速操作を行わせる、いわゆるセーバ機構が達成されて
いる。 なお、シフトリンク機構がチェーンガイドを多段フリー
ホイールのロースプロケット側に移動さ−lるように付
勢されたいわゆるローノーマル型のりャディレーラにお
いても、ガイド軸なしいチェーンガイドを、スプリング
ボックスないしガイド台に対してガイド軸方向のトップ
スプロケット側に付勢すれば、上記と同様にセーハ機構
が達成されることになる。
リーホイールのトップスプロケット側に移動させるよう
に付勢されたいわゆるトップノーマル型のりャディレー
ラの場合、ガイド軸ないしチェーンガイドは、スプリン
グボックスないしガイド台に対してガイド軸方向のロー
スプロケット側に付勢される。この場合には、ガイド軸
がスプリングボックスの軸支孔に一定の移動行程をもっ
て往復移動可能に支持されているので、通常の状態では
、チェーンガイドは、スプリングボックスに対し、上記
の付勢力をもって上記移動行程だけガイド軸方向ロース
プロケット側よりに位置させられた状態となっている。 したがって、チェーンガイドが一つのスプロケットに掛
かった状態で停止しているチェーンに拘束されてその移
動を行えない自転車停止中においても、スプリングボッ
クスないしガイド台は、ガイド軸の軸支孔に対する相対
スライドにより、チェーンガイドに対してガイド軸方向
ロースプロケット側に上記移動行程の範囲内で移動でき
る。すなわち、自転車停止中でも、上記移動行程に許容
される操作量の範囲内で変速レバーを操作して、シフI
・リンク機構を変形させガイド台をガイド′軸方向(ハ
ブ軸方向)ロースプロケット側に移動させることができ
るのである。 さて、自転車停止中に、変速レバーを操作してスプリン
グボックスなしいガイド台を、上述のようにガイド軸方
向ロースプロケット側に移動させる。この場合、スプリ
ングボックスないしガイド台は、チェーンに拘束されて
その移動を行えないチェーンガイドとのガイド軸方向の
間陽を縮小しなから」二部の付勢力に抗してこれを行う
ことになるから、チェーンガイドに作用する上記の付勢
力には、チェーンガイドに対するガイド軸方向ロースプ
ロケット方向の弾発力が蓄勢された状態となる。そうし
て、自転車が動きだしてチェーンガイドに対するロック
が解除されると、上記の付勢力に蓄勢された弾発力によ
り、チェーンガイドは、ガイド軸の軸支孔に対するスラ
イド動に伴ってガイド軸方向のロースプロケット方向に
上記の移動行程の範囲内で所定距離移動されられ、これ
により、チェーンを所望のスプロケットに掛は換えるこ
とができる。すなわち、停止中のチェーンによってチェ
ーンガイドのガイド軸方向の移動が口・ツクされている
ときでも、操作レバーを操作してこの操作力を一時蓄勢
しておき、自転車発車後にこの蓄勢力によって自動的に
変速操作を行わせる、いわゆるセーバ機構が達成されて
いる。 なお、シフトリンク機構がチェーンガイドを多段フリー
ホイールのロースプロケット側に移動さ−lるように付
勢されたいわゆるローノーマル型のりャディレーラにお
いても、ガイド軸なしいチェーンガイドを、スプリング
ボックスないしガイド台に対してガイド軸方向のトップ
スプロケット側に付勢すれば、上記と同様にセーハ機構
が達成されることになる。
以上のように、本発明によれば、リヤディレーラにいわ
ゆるセーハ機構を持たせているが、このセーハ機構は、
ガイド台のチェーンガイドに対する支持構造に工夫を持
たせることにより、従来のセーハ機構とは全く異なった
新規の構造で構成している。しかも、特に注目すべきと
ころは、ガイド軸ないしチェーンガイドに付勢力を付与
する手段として、チェーンガイドを一方向に回動付勢す
るために必ず設けられるテンションスプリングを利用で
きることから、セーハ機構を構成するうえで、従来のセ
ーバ機構のように蓄勢機能をもたせるためのハネ等の付
加的機構を新たに設けなくとも、ガイド軸をその軸方向
に一定距離スライド移動可能に支持するとともに、上記
テンションスプリングを軸方向の弾発力を与えながら装
填するだけで、セーハ機構を構成できることである。し
たがって、部品点数の増加やこれに伴う機構の複雑化を
招くことなく、リヤディレーラのコンパクト化を図りな
がら、セーハ機構を備えたりャディレーラを提供できる
のである。
ゆるセーハ機構を持たせているが、このセーハ機構は、
ガイド台のチェーンガイドに対する支持構造に工夫を持
たせることにより、従来のセーハ機構とは全く異なった
新規の構造で構成している。しかも、特に注目すべきと
ころは、ガイド軸ないしチェーンガイドに付勢力を付与
する手段として、チェーンガイドを一方向に回動付勢す
るために必ず設けられるテンションスプリングを利用で
きることから、セーハ機構を構成するうえで、従来のセ
ーバ機構のように蓄勢機能をもたせるためのハネ等の付
加的機構を新たに設けなくとも、ガイド軸をその軸方向
に一定距離スライド移動可能に支持するとともに、上記
テンションスプリングを軸方向の弾発力を与えながら装
填するだけで、セーハ機構を構成できることである。し
たがって、部品点数の増加やこれに伴う機構の複雑化を
招くことなく、リヤディレーラのコンパクト化を図りな
がら、セーハ機構を備えたりャディレーラを提供できる
のである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら具体的に説
明する。 まず、第一の実施例を、第1図ないし第3図に基づいて
以下に説明する。 本例では、リヤディレーラのなかでも一般的な、シフト
リンク機構がチェーンガイドを多段フリーホイールのト
ップスプロケット側に移動させるようにイ1勢された、
いわゆるトップノーマル型のりャディレーラ1に、本発
明を適用した例を示す。 リヤディレーラ1は、基本的には、第3図に示すように
、車体フレームに取り付けられるリンクヘース2と、こ
のリンクヘース2に基端において揺動可能に連結された
左リンク3および右リンク4と、これらリンク3.4の
先端に揺動可能に連結されたガイド台5とからなるシフ
トリンク機構6を備える。また、上記ガイド台5には、
外ガイド板7aと内ガイド板7bとの間に、ガイドプー
リ8およびテンションブーU 9を回転可能に軸支する
チェーンガイド7が、チェーンCにテンションを与える
方向に付勢されなから回動可能に支持されている。そし
て、上記シフトリンク機構6に連繋された操作ケーブル
Wを牽引操作して、シフトリンク機構6を変形させるこ
とにより、上記ガイド台5およびこれに支持されたチェ
ーンガイド7がハブ軸方向に平行移動させられて変速操
作される。 本例では、第1図に示すように、上記チェーンガイド7
の外ガイド板7aには、その外側面上方部においてガイ
ド軸10が一体突出形成されている。このガイド軸10
は、先端部に、鍔状の保合部11と、この保合部11か
ら段落し、円周方向に沿ってかつガイド軸方向に所定幅
をもって形成された凹a12とを備えている。これに対
して、チェーンガイド7を回動可能に支持する上記ガイ
ド台5には、第1図および第3図に示すように、スプリ
ングボックス13が一体形成されており、このスプリン
グボックス13は、上記ガイド軸10と対応した内径を
有してこれを回転可能に挿入支持し、かつ内面に上記係
合部11に上記凹溝12内において係合してガイド軸1
0の抜けを阻止するための後述する突起15が設けられ
た有底状の軸支孔14を備えている。また、上記スプリ
ングボックス13における上記軸支孔14を囲む部位に
は、チェーンガイド7に一端を係止されてこれをチェー
ンCにテンションを与える方向に付勢するためのテンシ
ョンスプリング18を内臓し、第2図に示すように、底
壁部にテンションスプリング18の他端を係止するため
のハネ係止孔17を円周方向に適当数設けられた環状空
間16が形成されている。 上記の突起15は、本例では、第1図および第2図に示
すように、上記凹溝12と対応する軸方向位置番こおい
て、軸支孔14の円周接線方向に軸支孔12の円周部を
通過するようにして形成されたビン孔19に、凹溝12
を通過するビン20を圧入することにより構成されてい
る。すなわち、−上記ピン孔19に挿入されたピン20
の軸支孔14の内面に突出乙だ部位が、突起15を形成
している。 そしてまた、本例では、第1図および第2図に示すよう
に、スプリングボックス13に上記ピン20を予め装着
した状態で、ガイド軸10を軸支孔14に挿入しうるよ
うに、上記保合部11の外周面に、軸支孔14の内周面
に弧状に突出する」1記突起I5と対応するように削成
した平坦部21を設けている。この平坦部21の形成位
置は、上記係合部11が、チェーンガイド7が使用状態
にあるとき上記突起15に対して軸方向に干渉し、かつ
チェーンガイド7が非使用状態の一定回動位置にあると
き上記突起15に対して軸方向に干渉しないように規定
されている。すなわち、チェーンガイド7の使用状態に
おいては、第1図に示すように、突起15が、これより
軸方向先端方に位置する上記係合部11を係合支持する
ので、ガイド軸10の軸支孔14からの抜けが阻止され
るとともに、チェーンガイド7が非使用状態の一定回動
位置ムこあるときのみ、上記突起15と平坦部21との
円周方向位置が一致して、ガイド軸10が軸支孔14に
挿脱できるのである。これにより、チェーンガイド7を
ガイド台5に組付けるにあたっては、上記軸支孔14に
挿入したガイド軸10の回動位置を、上記平坦部21と
突起15との周方向位置が一致するように調整すること
により、ガイド軸10を軸支孔14に完全に挿入支持さ
せた状態とした後、上記係合部11と突起15とが軸方
向に干渉するようにガイド軸10の回動位置を再度調整
するだけの簡単な作業で、その組付けを行いうるように
構成している。 ところで、本例では、上記凹溝12の軸方向幅を、上記
ビン20の外径より大きくして、ガイド軸10が、軸支
孔14に対し軸方向に一定の移動行程をもって往復移動
できるようにしている。換言すると、スプリングボック
ス13ないしガイド台5が、ガイド軸10ないしチェー
ンガイド7に対してガイド軸方向に相対動できるように
なっている。第1図に示すように、この移動行程りは、
たとえば、この行程りと、自転車停止中においてチェー
ンガイド7がチェーンCにロックされている場合でも変
速レバー(図示略)を操作してガイド台5ないしチェー
ンガイド7をチェーンCを撓ませながら強制的にガイド
軸方向(ハブ軸方向)に移動させうる距離Mとの合計が
、互いに隣接するスプロケットS1.S2のハブ軸方向
の間隔Nと同等となるように規定される。そして、本例
では、上記環状空間16に内臓されてスプリングボック
ス13とチェーンガイド7との間に介装される」1記テ
ンションスプリング18を、通常のものより軸方向に大
きめのものを使用して、これを、チェーンガイド7をス
プリングボックス13に組付ける際に、両者の間に軸方
向圧縮状HMで介装している。これにより、ガイド軸I
Oないしチェーンガイド′7は、上記テンションスプリ
ング18の軸方向の弾発力により、軸方向ロースプロケ
ット側(第1図において右側)に付勢された状態となっ
ている。したがって、通常の状態では、第1図(alに
示すように、上記係合部11と突起15との係合により
、ガイド軸10が軸支孔14からの抜けを阻止された状
態で、チェーンガイド7が、テンションスプリング18
の付勢力をもってスプリングボックス13ないしガイド
台5に対し上記移動行程■5だけロースプロケット側(
大径スプロケット82側)寄りに位置させられた状態と
なっている。また、本例では、チェーンガイド7の外側
面とスプリングボックス13の先端面との間にできる隙
間を封閉するための略円筒状のダストカバー22が、チ
ェーンガイド7の外側面におけるスプリングボックス1
3と対応する部位に装着されており、これにより、上記
隙間からの異物の侵入を防止している。 次に、自転車停止中に変速レバーを操作した場合の本例
のりャディレーラ1の動作を説明する。 変速レバーの操作前においては、第1図fatに示すよ
うに、チェーンガイド7は、上記テンションスプリング
18の付勢力をもって、スプリングボックス13ないし
ガイド台5に対し、その移動行程の最もロースプロケッ
ト側寄りに位置させられている。そして、変速レバーを
操作すると、まず、チェーンガイド7が、ロースプロケ
ット側に移動するスプリングボックス13ないしガイド
台5にテンションスプリング18の弾発力をもって押し
込まれ、第1[ff1(b+に示すように、これらとと
もに、チェーンCの撓みにより移動しうる上記の距離M
をロースプロケット側に移動させられる。さらに引き続
き変速レバーを操作することにより1、スプリングボッ
クス13ないしガイド台5が、チェーンCに拘束されて
移動できないチェーンガイド7に対し、ガイド軸10の
軸支孔14に対する相対スライドによって、テンション
スプリング18をさらに軸方向に圧縮させながら、上記
の移動行程りをロースプロケット側に移動して、第1図
(C1に示した状態となる。このとき、チェーンガイド
7は、上記の距離Mを、そして、スプリングボックス1
3ないしガイド台5は、上記の移動行程りと上記の距離
Mとを合わせた距離すなわちスプロケット31.32間
の間隔Nと同等の距離をそれぞれガイド軸方向ロースプ
ロケット側に移動させられている。また、軸方向に圧縮
させられたテンシヨンスプリング18には、チェーンガ
イド7を軸方向ロースプロケット側に押す弾発力が蓄勢
された状態となっている。そして、自転車が動き出して
チェーンガイド7に対するロックが解除されると、テン
ションスプリング18に蓄勢された上記の弾発力により
、チェーンガイド7が、さらに、ガイド軸方向ロースプ
ロケット側に上記の移動行程り移動させられて大径スプ
ロケソ)S2に対する変速位置をとり、チェーンCが大
径スプロケットS2に掛は換えられる。すなわち、自転
車停止中に変速レバーに及ぼした操作力を、テンション
スプリング18に一時蓄勢しておき、自転車発車後チェ
ーンガイド7を自動的に移動させて変速操作を行う、セ
ーバ機構が達成されている。 さて、本例のりャディレーラ1では、上記セーハ機構を
構成するにあたっては、従来のセーハ機構とは全く異な
り、ガイド台5のチェーンガイド7に対する支持構造に
若干の変更を加えるだけで、何ら新たな部品を追加する
ことなくこれを構成している。したがって、従来例のよ
うにセーハ機構を備えるためにリヤディレーラの機構が
複雑化させられ、また、大型化させられる不都合が解消
されている。また、本例においては、ガイド軸10ある
いは外ガイド板7aをガイド台5に固定するために一般
のりャディレーラにおいてガイド台5もしくはスプリン
グボックス13に通常設けられるカバーねし等のボルト
を一切使用することなく組み立てられるように構成して
いる。これにより、」−記ボルトによってスプリングボ
ックス13ないしガイド台5の外表面の面一化が阻害さ
れることなく、リヤディレーラ1の外観向上を図りうる
。 しかも、本例では、チェーンガイド7は、ガイド軸10
をスプリングボックス13の軸支孔14に挿入しその回
動位置を調整するだけでガイド台5に取付けることがで
き、その組付は作業を非常に容易に行うことができる利
点がある。 なお、ガイド軸10ないしチェーンガイド7をガイド軸
方向に付勢するための手段としては、第4図に示す第二
の実施例のように、ガイド軸10の先端部と軸支孔14
の底壁部との間に付勢ハネ23を介装するようにしても
構わない。この例においては、テンションスプリング1
8に、チェーンガイド7に対するガイド軸方向の付勢機
能を持たせる必要がなく、通常のテンションスプリング
をそのまま使用できる利便がある。また、上記付勢バネ
23とテンションスプリング18の双方に上記付勢機能
を持たせるようにすることも可能であり、この場合には
、チェーンガイド7に対するガイド軸方向の大きな付勢
力が得られ、セーノ\機能の確実性が高められる。 次に、第三の実施例を、第5図を参照しながら説明する
。 本例では、通常の一般的なガイド台5とチェーンガイド
7との取付構造において、本発明を適用した場合を示し
ており、その他の基本的な構成は上記第一の実施例と同
様である。 すなわち、先端部内周面に雌ねし部24をもち、スプリ
ングボックス13よりやや大きな軸方向長さを侃えるガ
イド軸10が、外ガイド板7aの外側面に突設されてい
る。そして、スプリングボ・ノクス13の貫通状の軸支
孔14に回転可能に挿入支持された上記ガイド軸10の
上記雌ねし部24に、頭部25aを係合部とするカバー
ねし25を螺締することにより、チェーンガイド7が、
ガイド台5に組付けられている。上記軸支孔14の軸方
向内端部には、上記頭部25aが嵌まり込んでこれを保
合支持し、これにより、ガイド軸10の軸支孔14から
の抜けを阻止するための座ぐり部26が形成されている
。そして、チェーンガイド7とスプリングボックス■3
との間にテンションスプリング18を軸方向圧縮状態で
介装することにより、チェーンガイド7をガイド軸方向
ロースプロケット側に付勢するとともに、ガイド軸10
が、軸支孔14に対して軸方向に一定の移動行程をもっ
て往復移動できるように構成している。したがって、本
例においても、第一の実施例と同様、自転車停止中に予
め変速レバーを操作して、その操作力をテンションスプ
リング18に一時蓄勢しておき、旺転車発車後に上記の
蓄勢力によって、チェーンガイド7を自動的にロースプ
ロケット側に移動させて変速操作を行うセーバ機構が達
成される。 また、第6図に示す第四の実施例では、上記第三の実施
例の変形例を示している。本例では、スプリングボック
ス13の軸支孔14を囲む筒状部27の先端部と上記ダ
ストカバー22のガイド軸10に外嵌されるボス部22
aとの間に、付勢バネ28を、ガイド軸10に金種した
格好でかつ軸方向圧縮状態で介装している。そして、こ
の付勢バネ2Bのみで、あるいは上記テンションスプリ
ング18とともに、チェーンガイド7をガイド軸方向ロ
ースプロケット側に付勢するようにしている。 ところで、本発明の範囲は、上述した実施例に限定され
るものではない。たとえば、シフトリンク機構がチェー
ンガイドを多段フリーホイールのロースプロケット側に
移動させるようにに付勢された、いわゆるローノーマル
型のりャデイレーラにおいて、チェーンガイドをガイド
軸方向トップスプロケット側に付勢することにより、セ
ーハ機能を付加することも可能である。 また、軸支孔の内周面とガイド軸の外周面との間に環状
空間を設け、この環状空間に、リテーナによって複数の
ポールを環状に保持したヘアリングを軸方向三箇所に装
填するようにずれば、ガイド軸の軸支孔に対するスライ
ド抵抗および回転抵抗を軽減でき、セーハ機能の応答性
を向上させることができる。さらに、上述した各実施例
では、ガイド軸の軸支孔に対する移動行程を、多段フリ
ーホイールの隣接するスプロケット間の間隔すなわち一
段変速の段位に対応させて規定していたが、この移動行
程をさらに大きくとって、セーバ機能による可能変速段
位を高めるようにしてもよい。 そしてまた、上記各実施例では、リヤディレーラの外観
向上を図るため、テンションスプリングおよび付勢ハ゛
ネをスプリングボックス内に内臓してこれが外部から見
えないようにしていたが、通常のりャディレーラのよう
にテンションスプリングが外部に露呈するタイプのりャ
ディレーラにおいて本発明を適用することも可能である
。さらに、ガイド軸と軸支孔との係合構造やチェーンガ
イドに対する付勢手段においても、上記各実施例以外に
も種々設計変更可能である。
明する。 まず、第一の実施例を、第1図ないし第3図に基づいて
以下に説明する。 本例では、リヤディレーラのなかでも一般的な、シフト
リンク機構がチェーンガイドを多段フリーホイールのト
ップスプロケット側に移動させるようにイ1勢された、
いわゆるトップノーマル型のりャディレーラ1に、本発
明を適用した例を示す。 リヤディレーラ1は、基本的には、第3図に示すように
、車体フレームに取り付けられるリンクヘース2と、こ
のリンクヘース2に基端において揺動可能に連結された
左リンク3および右リンク4と、これらリンク3.4の
先端に揺動可能に連結されたガイド台5とからなるシフ
トリンク機構6を備える。また、上記ガイド台5には、
外ガイド板7aと内ガイド板7bとの間に、ガイドプー
リ8およびテンションブーU 9を回転可能に軸支する
チェーンガイド7が、チェーンCにテンションを与える
方向に付勢されなから回動可能に支持されている。そし
て、上記シフトリンク機構6に連繋された操作ケーブル
Wを牽引操作して、シフトリンク機構6を変形させるこ
とにより、上記ガイド台5およびこれに支持されたチェ
ーンガイド7がハブ軸方向に平行移動させられて変速操
作される。 本例では、第1図に示すように、上記チェーンガイド7
の外ガイド板7aには、その外側面上方部においてガイ
ド軸10が一体突出形成されている。このガイド軸10
は、先端部に、鍔状の保合部11と、この保合部11か
ら段落し、円周方向に沿ってかつガイド軸方向に所定幅
をもって形成された凹a12とを備えている。これに対
して、チェーンガイド7を回動可能に支持する上記ガイ
ド台5には、第1図および第3図に示すように、スプリ
ングボックス13が一体形成されており、このスプリン
グボックス13は、上記ガイド軸10と対応した内径を
有してこれを回転可能に挿入支持し、かつ内面に上記係
合部11に上記凹溝12内において係合してガイド軸1
0の抜けを阻止するための後述する突起15が設けられ
た有底状の軸支孔14を備えている。また、上記スプリ
ングボックス13における上記軸支孔14を囲む部位に
は、チェーンガイド7に一端を係止されてこれをチェー
ンCにテンションを与える方向に付勢するためのテンシ
ョンスプリング18を内臓し、第2図に示すように、底
壁部にテンションスプリング18の他端を係止するため
のハネ係止孔17を円周方向に適当数設けられた環状空
間16が形成されている。 上記の突起15は、本例では、第1図および第2図に示
すように、上記凹溝12と対応する軸方向位置番こおい
て、軸支孔14の円周接線方向に軸支孔12の円周部を
通過するようにして形成されたビン孔19に、凹溝12
を通過するビン20を圧入することにより構成されてい
る。すなわち、−上記ピン孔19に挿入されたピン20
の軸支孔14の内面に突出乙だ部位が、突起15を形成
している。 そしてまた、本例では、第1図および第2図に示すよう
に、スプリングボックス13に上記ピン20を予め装着
した状態で、ガイド軸10を軸支孔14に挿入しうるよ
うに、上記保合部11の外周面に、軸支孔14の内周面
に弧状に突出する」1記突起I5と対応するように削成
した平坦部21を設けている。この平坦部21の形成位
置は、上記係合部11が、チェーンガイド7が使用状態
にあるとき上記突起15に対して軸方向に干渉し、かつ
チェーンガイド7が非使用状態の一定回動位置にあると
き上記突起15に対して軸方向に干渉しないように規定
されている。すなわち、チェーンガイド7の使用状態に
おいては、第1図に示すように、突起15が、これより
軸方向先端方に位置する上記係合部11を係合支持する
ので、ガイド軸10の軸支孔14からの抜けが阻止され
るとともに、チェーンガイド7が非使用状態の一定回動
位置ムこあるときのみ、上記突起15と平坦部21との
円周方向位置が一致して、ガイド軸10が軸支孔14に
挿脱できるのである。これにより、チェーンガイド7を
ガイド台5に組付けるにあたっては、上記軸支孔14に
挿入したガイド軸10の回動位置を、上記平坦部21と
突起15との周方向位置が一致するように調整すること
により、ガイド軸10を軸支孔14に完全に挿入支持さ
せた状態とした後、上記係合部11と突起15とが軸方
向に干渉するようにガイド軸10の回動位置を再度調整
するだけの簡単な作業で、その組付けを行いうるように
構成している。 ところで、本例では、上記凹溝12の軸方向幅を、上記
ビン20の外径より大きくして、ガイド軸10が、軸支
孔14に対し軸方向に一定の移動行程をもって往復移動
できるようにしている。換言すると、スプリングボック
ス13ないしガイド台5が、ガイド軸10ないしチェー
ンガイド7に対してガイド軸方向に相対動できるように
なっている。第1図に示すように、この移動行程りは、
たとえば、この行程りと、自転車停止中においてチェー
ンガイド7がチェーンCにロックされている場合でも変
速レバー(図示略)を操作してガイド台5ないしチェー
ンガイド7をチェーンCを撓ませながら強制的にガイド
軸方向(ハブ軸方向)に移動させうる距離Mとの合計が
、互いに隣接するスプロケットS1.S2のハブ軸方向
の間隔Nと同等となるように規定される。そして、本例
では、上記環状空間16に内臓されてスプリングボック
ス13とチェーンガイド7との間に介装される」1記テ
ンションスプリング18を、通常のものより軸方向に大
きめのものを使用して、これを、チェーンガイド7をス
プリングボックス13に組付ける際に、両者の間に軸方
向圧縮状HMで介装している。これにより、ガイド軸I
Oないしチェーンガイド′7は、上記テンションスプリ
ング18の軸方向の弾発力により、軸方向ロースプロケ
ット側(第1図において右側)に付勢された状態となっ
ている。したがって、通常の状態では、第1図(alに
示すように、上記係合部11と突起15との係合により
、ガイド軸10が軸支孔14からの抜けを阻止された状
態で、チェーンガイド7が、テンションスプリング18
の付勢力をもってスプリングボックス13ないしガイド
台5に対し上記移動行程■5だけロースプロケット側(
大径スプロケット82側)寄りに位置させられた状態と
なっている。また、本例では、チェーンガイド7の外側
面とスプリングボックス13の先端面との間にできる隙
間を封閉するための略円筒状のダストカバー22が、チ
ェーンガイド7の外側面におけるスプリングボックス1
3と対応する部位に装着されており、これにより、上記
隙間からの異物の侵入を防止している。 次に、自転車停止中に変速レバーを操作した場合の本例
のりャディレーラ1の動作を説明する。 変速レバーの操作前においては、第1図fatに示すよ
うに、チェーンガイド7は、上記テンションスプリング
18の付勢力をもって、スプリングボックス13ないし
ガイド台5に対し、その移動行程の最もロースプロケッ
ト側寄りに位置させられている。そして、変速レバーを
操作すると、まず、チェーンガイド7が、ロースプロケ
ット側に移動するスプリングボックス13ないしガイド
台5にテンションスプリング18の弾発力をもって押し
込まれ、第1[ff1(b+に示すように、これらとと
もに、チェーンCの撓みにより移動しうる上記の距離M
をロースプロケット側に移動させられる。さらに引き続
き変速レバーを操作することにより1、スプリングボッ
クス13ないしガイド台5が、チェーンCに拘束されて
移動できないチェーンガイド7に対し、ガイド軸10の
軸支孔14に対する相対スライドによって、テンション
スプリング18をさらに軸方向に圧縮させながら、上記
の移動行程りをロースプロケット側に移動して、第1図
(C1に示した状態となる。このとき、チェーンガイド
7は、上記の距離Mを、そして、スプリングボックス1
3ないしガイド台5は、上記の移動行程りと上記の距離
Mとを合わせた距離すなわちスプロケット31.32間
の間隔Nと同等の距離をそれぞれガイド軸方向ロースプ
ロケット側に移動させられている。また、軸方向に圧縮
させられたテンシヨンスプリング18には、チェーンガ
イド7を軸方向ロースプロケット側に押す弾発力が蓄勢
された状態となっている。そして、自転車が動き出して
チェーンガイド7に対するロックが解除されると、テン
ションスプリング18に蓄勢された上記の弾発力により
、チェーンガイド7が、さらに、ガイド軸方向ロースプ
ロケット側に上記の移動行程り移動させられて大径スプ
ロケソ)S2に対する変速位置をとり、チェーンCが大
径スプロケットS2に掛は換えられる。すなわち、自転
車停止中に変速レバーに及ぼした操作力を、テンション
スプリング18に一時蓄勢しておき、自転車発車後チェ
ーンガイド7を自動的に移動させて変速操作を行う、セ
ーバ機構が達成されている。 さて、本例のりャディレーラ1では、上記セーハ機構を
構成するにあたっては、従来のセーハ機構とは全く異な
り、ガイド台5のチェーンガイド7に対する支持構造に
若干の変更を加えるだけで、何ら新たな部品を追加する
ことなくこれを構成している。したがって、従来例のよ
うにセーハ機構を備えるためにリヤディレーラの機構が
複雑化させられ、また、大型化させられる不都合が解消
されている。また、本例においては、ガイド軸10ある
いは外ガイド板7aをガイド台5に固定するために一般
のりャディレーラにおいてガイド台5もしくはスプリン
グボックス13に通常設けられるカバーねし等のボルト
を一切使用することなく組み立てられるように構成して
いる。これにより、」−記ボルトによってスプリングボ
ックス13ないしガイド台5の外表面の面一化が阻害さ
れることなく、リヤディレーラ1の外観向上を図りうる
。 しかも、本例では、チェーンガイド7は、ガイド軸10
をスプリングボックス13の軸支孔14に挿入しその回
動位置を調整するだけでガイド台5に取付けることがで
き、その組付は作業を非常に容易に行うことができる利
点がある。 なお、ガイド軸10ないしチェーンガイド7をガイド軸
方向に付勢するための手段としては、第4図に示す第二
の実施例のように、ガイド軸10の先端部と軸支孔14
の底壁部との間に付勢ハネ23を介装するようにしても
構わない。この例においては、テンションスプリング1
8に、チェーンガイド7に対するガイド軸方向の付勢機
能を持たせる必要がなく、通常のテンションスプリング
をそのまま使用できる利便がある。また、上記付勢バネ
23とテンションスプリング18の双方に上記付勢機能
を持たせるようにすることも可能であり、この場合には
、チェーンガイド7に対するガイド軸方向の大きな付勢
力が得られ、セーノ\機能の確実性が高められる。 次に、第三の実施例を、第5図を参照しながら説明する
。 本例では、通常の一般的なガイド台5とチェーンガイド
7との取付構造において、本発明を適用した場合を示し
ており、その他の基本的な構成は上記第一の実施例と同
様である。 すなわち、先端部内周面に雌ねし部24をもち、スプリ
ングボックス13よりやや大きな軸方向長さを侃えるガ
イド軸10が、外ガイド板7aの外側面に突設されてい
る。そして、スプリングボ・ノクス13の貫通状の軸支
孔14に回転可能に挿入支持された上記ガイド軸10の
上記雌ねし部24に、頭部25aを係合部とするカバー
ねし25を螺締することにより、チェーンガイド7が、
ガイド台5に組付けられている。上記軸支孔14の軸方
向内端部には、上記頭部25aが嵌まり込んでこれを保
合支持し、これにより、ガイド軸10の軸支孔14から
の抜けを阻止するための座ぐり部26が形成されている
。そして、チェーンガイド7とスプリングボックス■3
との間にテンションスプリング18を軸方向圧縮状態で
介装することにより、チェーンガイド7をガイド軸方向
ロースプロケット側に付勢するとともに、ガイド軸10
が、軸支孔14に対して軸方向に一定の移動行程をもっ
て往復移動できるように構成している。したがって、本
例においても、第一の実施例と同様、自転車停止中に予
め変速レバーを操作して、その操作力をテンションスプ
リング18に一時蓄勢しておき、旺転車発車後に上記の
蓄勢力によって、チェーンガイド7を自動的にロースプ
ロケット側に移動させて変速操作を行うセーバ機構が達
成される。 また、第6図に示す第四の実施例では、上記第三の実施
例の変形例を示している。本例では、スプリングボック
ス13の軸支孔14を囲む筒状部27の先端部と上記ダ
ストカバー22のガイド軸10に外嵌されるボス部22
aとの間に、付勢バネ28を、ガイド軸10に金種した
格好でかつ軸方向圧縮状態で介装している。そして、こ
の付勢バネ2Bのみで、あるいは上記テンションスプリ
ング18とともに、チェーンガイド7をガイド軸方向ロ
ースプロケット側に付勢するようにしている。 ところで、本発明の範囲は、上述した実施例に限定され
るものではない。たとえば、シフトリンク機構がチェー
ンガイドを多段フリーホイールのロースプロケット側に
移動させるようにに付勢された、いわゆるローノーマル
型のりャデイレーラにおいて、チェーンガイドをガイド
軸方向トップスプロケット側に付勢することにより、セ
ーハ機能を付加することも可能である。 また、軸支孔の内周面とガイド軸の外周面との間に環状
空間を設け、この環状空間に、リテーナによって複数の
ポールを環状に保持したヘアリングを軸方向三箇所に装
填するようにずれば、ガイド軸の軸支孔に対するスライ
ド抵抗および回転抵抗を軽減でき、セーハ機能の応答性
を向上させることができる。さらに、上述した各実施例
では、ガイド軸の軸支孔に対する移動行程を、多段フリ
ーホイールの隣接するスプロケット間の間隔すなわち一
段変速の段位に対応させて規定していたが、この移動行
程をさらに大きくとって、セーバ機能による可能変速段
位を高めるようにしてもよい。 そしてまた、上記各実施例では、リヤディレーラの外観
向上を図るため、テンションスプリングおよび付勢ハ゛
ネをスプリングボックス内に内臓してこれが外部から見
えないようにしていたが、通常のりャディレーラのよう
にテンションスプリングが外部に露呈するタイプのりャ
ディレーラにおいて本発明を適用することも可能である
。さらに、ガイド軸と軸支孔との係合構造やチェーンガ
イドに対する付勢手段においても、上記各実施例以外に
も種々設計変更可能である。
第1図は第3図のI−I線矢視図であり、第一の実施例
に係るリヤディレーラの動作説明図、第2図は第1図(
alのn−n線断面図、第3図は本発明の第一の実施例
に係るリヤディレーラの全体側面図、第4図は第二の実
施例の要部を示す断面図、第5図は第三の実施例の要部
を示す断面図、第6図は第四の実施例を示す断面図であ
る。 ■・・・リヤディレーラ、2・・・リンクヘース、3・
・・左リンク、4・・・右リンク、5・・・ガイド台、
6・・・シフトリンク機構、7・・・チェーンガイド、
8・・・ガイドプーリ、9・・・テンションプーリ、I
O・・・ガイド軸、13・・・スプリングボックス、1
4・・・軸支孔、C・・・チェーン。
に係るリヤディレーラの動作説明図、第2図は第1図(
alのn−n線断面図、第3図は本発明の第一の実施例
に係るリヤディレーラの全体側面図、第4図は第二の実
施例の要部を示す断面図、第5図は第三の実施例の要部
を示す断面図、第6図は第四の実施例を示す断面図であ
る。 ■・・・リヤディレーラ、2・・・リンクヘース、3・
・・左リンク、4・・・右リンク、5・・・ガイド台、
6・・・シフトリンク機構、7・・・チェーンガイド、
8・・・ガイドプーリ、9・・・テンションプーリ、I
O・・・ガイド軸、13・・・スプリングボックス、1
4・・・軸支孔、C・・・チェーン。
Claims (1)
- (1)自転車フレームに取付けられるリンクベース、こ
のリンクベースに基端において揺動可能に連結される左
リンクと右リンク、および、これらリンクの先端に揺動
可能に連結されたガイド台によってシフトリンク機構を
構成し、ガイドプーリとテンションプーリとを備えるチ
ェーンガイドを上記ガイド台に対し、チェーンにテンシ
ョンを与える方向に付勢しながら回動可能に支持して構
成される自転車用リヤディレーラにおいて、 上記ガイド台のスプリングボックス内に設 けた軸支孔に、上記チェーンガイドの外側面に設けたガ
イド軸を回転可能かつ軸方向に一定移動行程をもって往
復移動可能に支持するとともに、上記ガイド軸ないしチ
ェーンガイドをガイド軸方向の一方向に付勢したことを
特徴とする、自転車用リヤディレーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8444087A JPS63251388A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 自転車用リヤデイレ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8444087A JPS63251388A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 自転車用リヤデイレ−ラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63251388A true JPS63251388A (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=13830650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8444087A Pending JPS63251388A (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 自転車用リヤデイレ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63251388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5390565A (en) * | 1991-11-11 | 1995-02-21 | Maeda Industries, Ltd. | Bicycle speed change system, bicycle speed change method and bicycle speed change operation assembly |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP8444087A patent/JPS63251388A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5390565A (en) * | 1991-11-11 | 1995-02-21 | Maeda Industries, Ltd. | Bicycle speed change system, bicycle speed change method and bicycle speed change operation assembly |
US5421219A (en) * | 1991-11-11 | 1995-06-06 | Maeda Industries, Ltd. | Bicycle speed change system, bicycle speed change method and bicycle speed change operation assembly |
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