JPS63251361A - 生産ラインのライン構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、直列に配設された複数の作業ステーションの
側方に沿って自走する無人搬送車により、仕掛材料を収
容したコンテナを任意の作業ステーションから他の作業
ステーションに移送するようにした生産ラインのライン
構造に関する。

［従来の技術］ このような生産ラインのライン構造としては、直列に配
設された複数の作業ステーションに沿って、無人搬送車
の走行案内となる走行レールを敷設するとともに、無人
搬送車により搬送されるコンテナを載置する載置台を設
置したものがある。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、上記走行レール及び載置台は、従来、工場に
設備される生産ラインの規模やレイアウトに応じてその
生産ライン専用（設計して固設するようになっていたた
め、生産ライン設備を移設したり、作業ステーションの
増設、そのレイアウトの変更を行なうのが極めて困難で
あった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、 間隔を空けて直列に配設された複数の作業ステーション
の側方に沿って自走する無人搬送車により、仕掛材料を
収容したコンテナを任意の前記作業ステーションから他
の作業ステーションに移送するようにした生産ラインの
ライン構造であって、前記各作業ステーション毎に配置
され、前記コンテナを載置する複数の載置台ユニツ１〜
と、前記無人搬送車の走行レールを前記各作業ステーシ
ョン毎に対応して分割した複数のレールユニットと、隣
り合う前記レールユニット同士を連結する連結部材とか
らなる構成とした。

［作用］ 本発明の生産ラインのライン構造は上記構成としたから
、直列に配設された各作業ステーションの側方に夫々レ
ールユニットを配置して隣り合うレールユニット同士を
連結部材により連結し、各レールユニットの夫々に対応
して載置台ユニットを配置することによって、無人搬送
車の走行レール、及び、コンテナの載置台を作業ステー
ションに合わせて容易に設備することができる。

［実施例］ 以下、本発明を縫製製品の生産ラインに適用した一実施
例を添付図面に基づいて説明する。

第２図は縫製工場の生産ラインの概要を示し、等間隔を
空けて直列に配置された複数のミシン台１からなる２列
のミシン列が互いに間隔を空Ｅプで平行に配列され、各
ミシン列の内側にはこれに沿って、夫々、仕掛材料２を
収容した上面開放のコンテナ３を載置する載置台４が設
置されている。

これらの載置台４．４の間の床面にはコンテナ３を搬送
する無人搬送車５の走行レール６が載置台４と平行に敷
設されており、この無人搬送車５は、走行レール６の断
面を表わす第５図に示すように、その下面に突設された
案内突起７が、走行レール６の幅方向中央部に構成され
た案内溝８に嵌入されていて、図示しない駆動モータの
駆動により両載置台４．４に沿って走行するようになっ
ている。

無人搬送車５には載置台４との間でコンテナ３の受は渡
しを行なうための２つの受は渡し装置９．９が装置され
ており、客受は渡し装置９は、コンテナ３を載置台４上
のコンテナ３と略同−高さに支承する支承第１０と、無
人搬送車５の走行方向と直角方向に往復運動することに
より、支承台１０上のコンテナ３の載置台４上への押し
出し、及び、載置台４上のコンテナ３の支承台１０上へ
の引き込みを行なう押し引き部１１とを備えており、し
かも、各支承台１０はその中央部を中心にして鉛直軸周
りに回転駆動されるようになっていて、これにより、−
側の載置台４上から引き込んだコンテナ３を他側の載置
台４上に押し出すこともできるようになっている。

次に、上記載置台４、及び、走行レー・ル６について詳
細に説明する。

載置台４は各ミシン台１に対応する複数の載置台ユニッ
ト１２を順次に連結して構成されたものであって、この
載置台ユニット１２は、ミシン列の隣り合うミシン台１
．１同士の離間間隔と同一間隔を空けて垂直姿勢で互い
に平行に対応する２つの支持板１３．１３と、これらの
間に差し渡された合計６本のパイプ１４とからなり、平
面を表わした第３図、及び、第３図のＢ−Ｂ線部分断面
を表わした第５図に示すように、各支持板１３は、下方
の両端部に夫々透孔１５．１５が形成されているととも
に、上方部にも合計４個の上記と同一の透孔１５が等間
隔を空けて形成されたものであり、これらの支持板１３
．１３の間に合計６本のパイプ１４を差し渡して、各パ
イプ１４の夫々の端部を各透孔１５に嵌着して組み立て
ることにより、１つのミシン台１に対応する載置台ユニ
ット１２が構成されるようになっており、上方部の合計
４本のパイプ１４の上面がコンテナ３を載置する載置部
となっている。

そして、載置台４は、第３図に示すように、最端部のミ
シン台１に対応して設置した載置台ユニット１２の連結
すべき側の各パイプ１４の端部に夫々連結ピン１４ａを
差し込み、支持板１３の端部から突出した各連結ピン１
４ａに、同図に鎖線で示ずように、夫々パイプ１４の端
部を嵌合し、各パイプ１４の他端部を隣りのミシン台１
の側方に配置した支持板１３の各透孔１５に嵌合し、以
下、同様にしてパイプ１４と支持板１３を交互に順次に
連結することにより、ミシン列に対応した長さに設置さ
れている。

一方、走行レール６は上記各載置台ユニット１２に対応
した長さの複数のレールユニット１６から構成されてお
り、各レールユニット１６は、さらに、第１図及び第３
図に示すように、合計８枚のレール板１７と、これら相
互を連結する第一連結部材１８、第二連結部材１９とか
ら構成されるようになっている。

各レール板１７は、上記載置台ユニット１２を長さ方向
に４等分した長さと、これよりも少し小さい幅を有した
矩形をなし、第１図に示すように、一定厚さのＡＢＳ樹
脂板２０の下面にこれよりも少し厚さの大きいベニヤ合
板２１を張り合わせたものであり、ベニヤ合板２１の長
さ方向両端部の両側部に夫々連結孔２２が透設されてい
るとともに、これらの各連結孔２２に同心に連なった取
付孔２３がＡＢＳ樹脂板２０に透設されており、合計４
個の各取付孔２３の口縁には皿ねじ用の座ぐりが施され
ている。合計８枚のレール板１７は、第３図に示すよう
に、長さ方向に向けて４枚ずつ一列に並べた各列同士の
間に所定の間隔を空けて配列され、隣り合うレール板１
７の突き合い部同士が第一連結部材１８により、また、
両端位置のレール板１７が第二連結部材１９によって連
結されるようになっている。第一連結部材１８は、隣り
合ったレール板１７の両突き合い部の双方の下面に対応
する一定幅と、両列のレール板１７．１７の両端に達す
る長さとを有する細長い薄肉鋼板の一面に、第１図に示
すように、レール板１７のベニヤ合板２１の各連結鋼２
２に対応してこれらに嵌合可能な合計８個の雌ねじ部材
２４がかしめ付けにより固着されており、また、第二連
結部材１９は、レールユニット１６同士、及び、載置台
ユニット１２との連結機能を兼ね備えたものであって、
第１図及び第３図に示すように、第一連結部ｖＪ１８と
同様に、細長い薄肉鋼板の一面に合計８個の雌ねじ部材
２４が固着されているとともに、長さ方向の両端部に、
夫々、載置台ユニット１２の支持板１３との連結部２５
が曲成され、この連結部２５に、支持板１３のねじ孔２
６に締め付けるボルト２７の通し孔２８が形成されてい
る。そして、第１図に示すように、各レール板１７のベ
ニヤ合板２１の各連結孔２２を第一連結部材１８及び第
二連結部材１９の対応する各画ねじ部材２４に嵌合し、
ＡＢＳ樹脂板２０の各取付孔２３に夫々通した皿ねじ２
９を雌ねじ部材２４に螺合して締め付けることにより、
各列の隣り合ったレール板１７同士が連結されるととも
に、列同士にあいても連結され、これにより、一つの載
置台ユニット１２に対応した長さのレールユニット１６
が構成され、その幅方向中央部には無人搬送車５０案内
突起７が嵌合する上記案内溝８が構成されるようになっ
ている。このレールユニット１６は、第二連結部材１９
の連結部２５の通し孔２８に通したポルト２７を載置台
ユニット１２の支持板１３のねじ孔２６に螺合して締め
付けることにより、載置台ユニット１２と連結され、振
動等により載置台ユニツｌ〜１２との対応間隔が変わる
のを防止するようになっている。

そして、複数のレールユニット１６をその第二連結部材
１９により順次に連結することによって、必要な長さの
走行レール６を敷設することかできるのであるが、各レ
ールユニット１６を構成した上でこれらを連結する必要
はなく、最端部の載置台ユニット１２の側方位置から、
各レール板１７を第−及び第二連結部材１８．１９によ
り順次に連結することによって、必要な長さの走行レー
ル６が敷設されている。

本実施例の生産ラインは上記構成になり、載置台４、及
び、走行レール６は、ミシン台１の数やそのレイアウト
に応じて夫々、載置台ユニット１２、及び、レールユニ
ット１６を必要なだけ連結することにより設置するよう
になっているため、特定の生産ラインに専用のものを用
意する必要がなく、汎用性に優れ、また、載置台４及び
走行レール６のユニット毎の分解を用意に行なうことが
できるため、生産ライン全体の移設を容易かつ迅速に行
なうことができるとともに、ミシン台１を増減したりそ
のレイアウトを変更する場合にも、これに応じて容易に
対応することができる。

また、本実施例においては、走行レール６を構成するた
めのレールユニット１６を同一形状の複数枚のレール板
１７と、これらを連結する第一連結部材１８とによって
組み立てるようにしたから、生産ラインの設備時やその
移設の際の持ち運びが容易となるとともに、第２図に示
すように、載置台４の最端部にレール板１７を必要なだ
け付けだすことにより、無人搬送車５の退避用レールを
任意長さだけ設けることができる。

さらに、本実施例においては、レール板１７同士を連結
するための第−及び第二連結部材１８．１９が薄肉の鋼
板で形成されているため、無人搬送車５が差し掛った部
分に対応する床面が凹凸をなしている場合に、無人搬送
車５の自重により第−及び第二連結部材１８．１９が適
度な撓みを生じることによって床面の凹凸を吸収するこ
とができる利点がある。

［発明の効果］ 本発明の生産ラインのライン構造は上記説明により明ら
かにしたように、コンテナの載置台及び無人搬送車の走
行レールを、夫々、複数の載置台ユニット及びレールユ
ニットを連結することにより組み立てるようにしたため
、生産ラインの設置、そのレイアウト変更、及び、生産
ライン仝体の移設を極めて容易に行なうことができる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はレールユニットの一部分解斜視図、第２図は生
産ラインの概要を示す斜視図、第３図はレールユニット
及び載置台ユニットの一部切欠平面図、第４図は第３図
のＡ−Ａ線部分断面図、第１５図は第３図のＢ−Ｂ線部
分断面図である。 １・・・ミシン台（作業ステーション）２・・・仕掛材
料　３・・・コンテナ　５・・・無人搬送車６・・・走
行レール　　　１２・・・載置台ユニット１６・・・レ
ールユニット　１８・・・第一連結部材１９・・・第二
連結部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　間隔を空けて直列に配設された複数の作業ステーシ
   ョンの側方に沿って自走する無人搬送車により、仕掛材
   料を収容したコンテナを任意の前記作業ステーションか
   ら他の作業ステーションに移送するようにした生産ライ
   ンのライン構造であって、 前記各作業ステーション毎に配置され、前記コンテナを
   載置する複数の載置台ユニットと、前記無人搬送車の走
   行レールを前記各作業ステーション毎に対応して分割し
   た複数のレールユニットと、 隣り合う前記レールユニット同士を連結する連結部材と
   、 からなることを特徴とする生産ラインのライン構造。 ２　前記レールユニットがその長さ方向においてさらに
   分割可能となっていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の生産ラインのライン構造。 ３　前記連結部材が、前記載置台ユニットとの連結部を
   有していることを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載の生産ラインのライン構造。