JPS6325111B2 - - Google Patents

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JPS6325111B2
JPS6325111B2 JP25323484A JP25323484A JPS6325111B2 JP S6325111 B2 JPS6325111 B2 JP S6325111B2 JP 25323484 A JP25323484 A JP 25323484A JP 25323484 A JP25323484 A JP 25323484A JP S6325111 B2 JPS6325111 B2 JP S6325111B2
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JP
Japan
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silk
processing
bath
minutes
fibers
Prior art date
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JP25323484A
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English (en)
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JPS61132681A (ja
Inventor
Takayasu Tsunoda
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は絹繊維の従来品に比べて優れた嵩高
性、防しわ性、防縮性を与える加工を行なう方法
である。 〔従来の技術〕 元来、絹繊維は16種類以上のアミノ酸から構成
され、羊毛とならんで代表的なたんぱく繊維であ
る。そのうえ繊維の細さや繊維内のポイドにより
羊毛や他の繊維よりも爽やかな着心地である。ま
た優雅な絹鳴りや光沢、撚糸・製織や染色性によ
る豊かな意匠表現力がある。しかし、絹繊維は耐
候(光)性、耐洗たく性や耐薬品性は他の繊維よ
りも比較的に劣り、おれ・すれ・しわなどの欠点
が生じやすいのも事実である。絹繊維の欠点を解
消するために尿素樹脂などによる樹脂加工、錫加
工やマンガン加工に代表される金属処理、ビニル
系モノマーによるグラフト重合加工など種々の加
工方法が検討されてきた。しかし、どの加工方法
も効果は若干あるが、負の効果も存在した。因に
樹脂加工は強力・伸度の低下、金属処理は繁雑な
加工工程またグラフト重合加工は増量目的にのみ
加工がはしり、増量率を高めれば高めるほど、硬
い触感になり、本来の絹繊維の風合を損うように
なつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記実情に鑑み、鋭意研究を重ねた結
果、完成したものであり、その目的とするところ
は、絹繊維に柔軟で嵩高性を与え、防しわ性、防
縮性を改質改善することである。すなわち本発明
の詳細は硫酸アルミニウム触媒の存在下、水性媒
体中でNメチロールメタクリルアミドを絹糸布に
パデイングし、絹糸布より水性媒体が垂下しない
程度に脱水し、85℃以上の温度でキユアリングす
ることを特徴とする加工方法であり、85℃以下の
温度でキユアリングすることは、ビニール基とメ
チロール基の反応を充分に促進することができな
く、なおかつ処理温度が低いために絹糸布に対し
てホルマリンの放出する量が少ないので、品質表
示の面からも規制値を達成することができない。
得られた加工絹糸布は石ケンなどによりソーピン
グを行ない、湯洗・水洗をすればよい。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に使用しているNメチロールメタクリル
アミドを絹繊維に効率よく反応させるためには、
パデイング浴は絹の等電点(PH3.9〜4.5)以下の
酸性側にPHを調整しなければならない。しかし、
本発明は触媒が硫酸アルミニウムのためパデイン
グ浴はすでに絹の等電点以下の酸性側にあり、硫
酸、ギ酸や酢酸などのPH調整剤を必要とすること
がなく、そのうえ過硫酸塩を主とした触媒よりも
加工絹糸布は赤褐色に着色することが少ない。ま
た本発明により得られた加工絹糸布の重量増加率
は15%o.w.f以内に留まり、現在流通市場で問題
とされている。家庭用品の品質表示の面からも改
質加工であることが強調される。最後にNメチロ
ール化物の遊離ホルマリンによる有害物質を含有
する家庭用品の規制に関してはキユアリングとソ
ーピングを適正に行なえば75ppm以下の規制値以
下に達成される。 また、本発明に使用する共触媒としては塩化マ
グネシウム、および過酸化物系で触媒に対して、
すなわち硫酸アルミニウムに対して3〜5%位添
加すればよい。過酸化物としては過硫酸アンモ
ン、過硫酸カリウムのような過硫酸塩、過硼酸ナ
トリウムのような過硼酸塩、過酸化水素または過
酸化ベンゾイル等があり、これ等の化合物は触媒
として使用すると絹糸布に着色を生成するが、3
〜5%位添加すると触媒だけを使用した時に比べ
反応性が増すものである。 また白度が向上し、着色したかどうかを判断す
るのが困難なものである。 〔実施例〕 以下実施例により、本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明は前述説明や下記実施例に記載さ
れた事項に制約を受けるものではなく、特許請求
の範囲内でその他各種の加工条件の変更、変形を
とることができるものである。 実施例 1 450gのNメチロールメタクリルアミドと30g
の硫酸アルミニウムを水に溶かし、全量で3Kgに
なるように調整した加工浴に、絹ネクタイ地
(70.24g/m2)に浸漬しパデイングを行なう。2
分後、絹布を加工浴からとりだし、マングルで絞
り率80%に絞り、予備乾燥後115℃で5分間キユ
アリングをした。その後2g/の石ケン浴で80
℃で30分間ソーピングし、湯洗、水洗を行なつ
た。このようにして得られた加工絹布の重量増加
率は7.9%であつた。また消費性能は第1表のと
おりであつた。 〔発明の効果〕 このことにより、加工絹布は未加工絹布よりも
防しわ性および防縮性の向上が計られた。 実施例 2 450gのNメチロールメタクリルアミドと、30
gの硫酸アルミニウムと9gの過硫酸アンモニウ
ムを水に溶かし、全量で3Kgになるように調整し
た加工浴に、絹ネクタイ地(70.24g/m2)を浸
漬しパデイングを行なう。2分後、絹布を加工浴
からとりだし、マングルで絞り率80%に絞り、予
備乾燥後125℃で5分間キユアリングをした。そ
の後2g/の石ケン浴で90℃で20分間ソーピン
グし、1g/のハイドロサルフアイトナトリウ
ム浴で80℃で20分間処理し、湯洗,水洗を行なつ
た。このようにして得られた加工絹布の重量増加
率は11.8%であつた。また消費性能は第1表のと
おりであつた。 〔発明の効果〕 このことより加工絹布は未加工絹布や実施例1
よりも防しわ性および防縮性の向上が計られた。
【表】 実施例 3 450gのNメチロールメタクリルアミドと、30
gの硫酸アルミニウムと15gの塩化マグネシウム
を水に溶かし、全量で3Kgになるように調整した
加工浴に精練済みの絹糸(21中6本片撚数
250T/m)を浸漬しパデイングを行なう。5分
後、絹糸を加工浴からとりだし、遠心脱水機で絞
り率70%に絞り、予備乾燥後120℃で10分間キユ
アリングをした。その後2g/の石ケン浴で80
℃で30分間ソーピングし、湯洗,水洗を行なつ
た。このようにして得られた加工絹糸の重量増加
率は9.1%であつた。また感触、光沢、白度とも
殆んど未加工絹糸と変らないものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硫酸アルミニウム触媒の存在下、水性媒体中
    でNメチロールメタクリルアミドを絹糸布にパデ
    イングし、脱水後85℃以上でキユアリングするこ
    とを特徴とする絹糸布の改質加工方法。
JP25323484A 1984-11-30 1984-11-30 絹糸布の改質加工方法 Granted JPS61132681A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25323484A JPS61132681A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 絹糸布の改質加工方法

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JP25323484A JPS61132681A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 絹糸布の改質加工方法

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Publication Number Publication Date
JPS61132681A JPS61132681A (ja) 1986-06-20
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JPS61132681A (ja) 1986-06-20

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