JPS63250494A - 黒色被膜付き銅 - Google Patents

黒色被膜付き銅

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Publication number
JPS63250494A
JPS63250494A JP8360787A JP8360787A JPS63250494A JP S63250494 A JPS63250494 A JP S63250494A JP 8360787 A JP8360787 A JP 8360787A JP 8360787 A JP8360787 A JP 8360787A JP S63250494 A JPS63250494 A JP S63250494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black film
copper
crystals
needle
black
Prior art date
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Pending
Application number
JP8360787A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayasu Inagaki
定保 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP8360787A priority Critical patent/JPS63250494A/ja
Publication of JPS63250494A publication Critical patent/JPS63250494A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、輻射熱吸収体として使用される黒色皮膜付鋼
に関する。
[・従来の技術] 従来、銅表面に黒色皮膜を形成した銅としては、塗装、
メッキ、化成処理、陽極電解などにより黒色皮膜を形成
した銅が一般的である。
上記、従来の黒色皮膜を形成した銅において、塗装、メ
ッキにより黒色皮膜を形成した銅は、銅表面を、カーボ
ンやクロムなどで黒色皮膜を形成していた。
しかしながら、前記化成処理、陽極電解における銅表面
の黒色皮膜形成方法は、下地鋼との酸化物、硫化物など
で黒色皮膜を形成することができるため、皮膜の密着性
が良好であり、さらには製造コストが安価であるという
利点も合わせ持っている。
またさらには、化成処理や陽極電解により、下地銅と反
応して形成した酸化物、硫化物などは、結晶が針状に成
長しており、入射した光は、当該針状結晶内において、
乱反射を起こし、その結果、光の反射率が低くなり、銅
表面を化成処理や陽極電解により黒色皮膜を形成した銅
においては、吸収効率がさらに高くなるという利点があ
る。
しかしながら、上記の針状結晶は、非常に柔かいために
、機械的な力により容易に破壊されるという問題がある
[発明が解決しようとする問題点] 以上説明したように、本発明は従来の化成処理や、陽極
電解により銅表面に形成した針状結晶の黒色皮膜を、当
該針状結晶の黒色皮膜の利点である輻射熱の吸収効率を
維持し、かつ機城的な力に弱いという欠点を改善する目
的でなされたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、以上の事情に基づいてなされたものであり、
銅表面に針状結晶を有する黒色皮膜を形成し、当該黒色
皮膜の表面をシリケート系重合体で被覆したところに要
旨が存在する。
[作用] 従来、化成処理、陽極電解により銅表面に形成した黒色
皮膜は、第1図において示すように、下地銅2の表面に
酸化物・硫化物の針状結晶1として形成している。
すなわち、当該針状結晶1は、黒色であるため熱吸収に
優れているだけでなく、第2図に示すように、下地銅4
に針状でない結晶3を形成した黒色皮膜に比較して、光
が入射した際に、針状結晶であるために、光が針状結晶
にはいって、乱反射し、さらに熱吸収が良好となる。
しかしながら、上記の針状結晶は、非常に柔かいために
、指先等で軽く触れるだけで容易に針状構造が破壊され
る。その状態を第3図に示す。第3図において6は下地
鋼であり、5は表面に形成された針状結晶である。
第3図のごとく、針状結晶5は、押圧されており、光の
乱反射は不可能となり、反射率が高くなってしまう。
本発明者は、以上の問題を解決するために、針状結晶の
強度を高くする方法を種々検討した結果、シリケート系
重合体を針状結晶の間隙に充填することによって、輻射
熱吸収特性を損なうことなく針状結晶の強度を高くする
ことができることを見い出した。
シリケート重合体としては、ナトリウムシリケート、カ
ルシウムシリケート、リチウムシリケート、エチルシリ
ケートなどを主成分として含み、また着色顔料を含まな
い透明重合体を使用することができる。
以上のシリケート系重合体は、有機系などの重合体に比
較して光の透過性が高く、また硬く、耐熱性に優れてい
るため、屋外の太陽熱吸収体や光源ランプからの輻射熱
を吸収する装置の熱吸収体として利用できるものである
[実施例] 以下に本発明を実施例をあげて詳細に説明する。
リン脱酸銅板(100X 100.!l厚5mrn)を
材料として用い、水酸化ナトリウム水溶液中で陽極電解
をおこなって銅板片面にCu、O。
CuOの針状結晶を形成させた。形成条件を下記に示す
電解電流密度   20 m A / cゴミ解時間 
    10m1n 液組成      NaOH150g/Il。
Na2M004 ・2H,0 1、Og/Jl 液温       90℃ 上記条件により銅表面に0.5〜1mm程度の厚さで針
状結晶を生成させた。さらに、30%リチウムシリケー
ト浴および10%エチルシリケート浴にそれぞれ銅板を
浸漬し、次に300℃の炉中で10m1n加熱硬化をお
こない、Cu2O。
CuOよりなる針状結晶中の間隙をリチウムシリケート
およびエチルシリケートにて充填した。
第4図に得られた皮膜の状態を示す。第4図において7
は、Cu2O,CuOの針状結晶であり、8は下地銅で
ある。9は針状結晶7中の間隙に充填したリチウムシリ
ケートおよびエチルシリケートである。
以上の本発明の実施例に対し、比較例としてCu2O,
CuOの針状結晶を生成した後クリアーエポキシ樹脂を
充填したおよびCu2O。
CuOの針状結晶を生成させた後シリケートを充填しな
いものを作成した。
以上の工程で得られた試料の評価は、表面摩擦、ベーパ
ー研磨、ビートサイクル、塩水噴霧を各試料に施こした
後、熱吸収特性を調べた。
第5図は、表面摩擦の試験図であり、試料11をアルミ
板12上に置き試料の上に分銅10をのせ、100g/
crn’の荷重をかけて、試料工1を第5図の矢印の方
向へ反復20回動かした。
第6図は、ペーパー研磨の試験図であり、試料14をア
ルミ板16上に近いた#240(1)ベーパー15上に
近き、試料の上に分銅13をのせ100 g / cゴ
の荷重をかけて、試料14を第6図の矢印の方向へ反復
20回動かした。
ヒートサイクル試験は、試料を加熱して10℃から30
0℃まで温度を上昇させ、次に300℃から10℃まで
冷却する試験を1時間で行ないlサイクルとし、lOサ
イクル行なった。
塩水噴霧試験は、1ooo時間試料に塩水噴霧を行なっ
た。
また、熱吸収特性は、第6図に示すような測定装量を使
用した。
第6図において、試料20は、温度計17に接続されて
おり、さらに試料20の置かれた室は真空ポンプ18に
より真空状態となっている。
他の室には、タングステンランプ21が設置されており
、当該タングステンランプ21の光は、石英ガラス19
を通して試料20を照射する。
照射された試料2oは、温度上昇するが、その温度上昇
は温度計17により測定でき、その温度上昇に要した時
間を測定することにより熱吸収特性を判定した。測定結
果を第1表に示す。
第1表の測定結果から明らかなように、本発明の実施例
であるリチウムシリケート、エチルシリケート充填材は
、劣化促進試験前においては、比較例の非充填材と比較
しても同程度の光透過性を示しており、さらに表面摩擦
、ペーパー磨、ビートサイクル塩水噴霧などの劣化促進
試験を行なフた後の温度上昇に要した時間は、短く劣化
促進前と変わらない。
上記実施例に比べて、クリアーエポキシを充填した比較
例においては、劣化促進試験前の光透過性が悪く、10
℃温度に要する時間が長い。
さらには、ベーパー研磨試験では部分的に皮膜の剥離が
みられ、10℃温度上昇に要する時間が2倍となってお
り、針状結晶の一部が破壊している。
またビートサイクル試験においては、樹脂の変形がみら
れた。
充填材を充填しない比較例においては、劣化促進試験前
においては、10℃温度が上昇するのに要する時間は短
く熱吸収に優れているが、表面摩擦試験を行なった後で
は、針状結晶の破壊が起こり、10℃温度上昇するのに
要する時間は試験前に比べ4倍の長さとなった。
ペーパー研磨試験を行なった後では、部分的に皮膜の剥
離がみられ、10℃温度上昇するのに要する時間は、表
面摩擦試験後の測定結果よりも長かった。
また、塩水噴霧試験後においては、部分的に緑青を発生
した。
[発明の効果] 以上説明したように、黒色皮膜付き鋼は、当該本発明の
黒色皮膜の針状結晶をシリケート系重合体で保護してい
るため耐破壊性に優れた熱吸収体として長時間にわたり
、性能が低下することなく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の黒色皮膜付銅の表面皮膜の状態を示す
説明図であり、第2図は、黒色皮膜が針状結晶である場
合とない場合における。光の反射状態を示す説明図であ
る。 第3図は、従来の針状結晶の黒色皮膜付銅に機械的な力
を加えた後の光の反射状態を示す説明図であり、第4図
は、本発明の黒色皮膜付銅の表面皮膜の状態を示す説明
図である。 f55図は、摩擦試験の説明図であり、第6図は。 ペーパー研磨試験の説明図である。第7図は、熱吸収特
性試験のための説明図である。 第5図 O 第6図 It) 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 銅表面に針状結晶を有する黒色皮膜を形成し、当該皮膜
    の表面をシリケート系重合体で被覆したことを特徴とす
    る黒色皮膜付き銅。
JP8360787A 1987-04-03 1987-04-03 黒色被膜付き銅 Pending JPS63250494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8360787A JPS63250494A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 黒色被膜付き銅

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JP8360787A JPS63250494A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 黒色被膜付き銅

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JPS63250494A true JPS63250494A (ja) 1988-10-18

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ID=13807170

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JP8360787A Pending JPS63250494A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 黒色被膜付き銅

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JP (1) JPS63250494A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510466A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 エウローパ メッタリ ソシエタ ペル アチオニ 銅材料の表面上に無機被覆層を形成するための電気化学的方法
KR100434878B1 (ko) * 1999-12-30 2004-06-07 주식회사 포스코 흑색 전기아연 도금강판의 제조방법
JP2010229555A (ja) * 2010-07-12 2010-10-14 Kme Italy Spa 銅材料の表面上に無機被覆層を形成するための電気化学的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510466A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 エウローパ メッタリ ソシエタ ペル アチオニ 銅材料の表面上に無機被覆層を形成するための電気化学的方法
KR100434878B1 (ko) * 1999-12-30 2004-06-07 주식회사 포스코 흑색 전기아연 도금강판의 제조방법
JP2010229555A (ja) * 2010-07-12 2010-10-14 Kme Italy Spa 銅材料の表面上に無機被覆層を形成するための電気化学的方法

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