JPS63249706A - 造花及びその手芸方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、造花とその手芸方法に係り、特に光透過性を
有する薄い布地に花弁または葉の輪郭を発泡性インキで
縁どった造花とその手芸方法に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、造花には紙製のもの或は布製のものがあること
は良く知られているところである。そして、これら従来
の造花は、いかにして実際にある植物の花に似せて作る
かが最大且つ唯一の課題であった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、上記従来の技術における課題を勘案して、必
ずしも実際にある植物の花に似ていなくても、従来の造
花には見られなかった特徴を備えることにより、装飾物
および装身具として充分に観賞に耐えるものを提供せん
とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によれば、光透過性を有する薄い布地に発泡した
発泡インキで輪郭を縁どられた、花ブＦまたは葉によっ
て構成された造花が提供される。

また、本発明による造花の手芸方法は、光透過性を有す
る薄い布地に発泡性インキで花弁または葉の輪郭を表示
し、この布地の表示面を加熱処理して前記発泡インキを
発泡せしめると共に花弁または葉の輪郭を切抜き、この
花弁または葉を芯旧に取付けて造花を製作する手芸方法
を提供することができる。

本発明で用いられる光透過性布地は、光源に向けてかざ
して見たときに向う側が透けて見える布地であり、平織
り、紗織り等の織布やメリヤス編み等の編み地か好まし
い。このような布地を構成する糸の素材には特に制限は
なく、木綿、麻、絹、レーヨン、ナイロン、ポリエステ
ル等、天然繊維、再生繊維、或は合成繊維を任意に通釈
し得るか、本発明において発泡させた発泡性イシキの付
着性の点で、木綿糸及び木綿と他の繊維との混紡糸が好
適である。

また、布地を構成する糸の太さは、木綿の場合は４０〜
１３０番手、特に８０〜１２０番手が好ましく、麻の場
合は１１０〜２００番手、絹、レーヨン、ナイロン、ポ
リエステル等の長ｙａ雑の場合は２０〜７５デニ一ル程
度が好ましい。糸の密度は布地１インチ当たり５０〜９
０本程度が好ましい。

本発明で用いられる発泡性インキは、発泡剤含有マイク
ロカプセルを含有する印刷用又は手描き用インキ（絵の
具を含む）であり、印刷用又は手描き用インキとしては
、従来用いられているものならばｗ　／　ｏ型、０／Ｗ
型を問わず、如何なる種類のものでもよく、また、発泡
材含有マイクロカプセルは、ボッスチレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ヒリニデン、ポリアクリロニトリル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、或はこれらの共重合体などの黙過塑性樹脂
微粒子中に、ブタンのような液体発泡剤や、炭酸水素ナ
トリウムのような熱分解性科学薬剤などの発泡剤を封入
したものが好ましい。

本発明の造花は、上記の光透過性布地に発泡性インキて
花弁または葉の輪郭を手描きあるいは印刷により表示し
た後、ドライヤーやアイロンなどを用いて該表示面を加
熱処理し、発泡性インキに含まわている樹脂を発泡させ
ると共に花弁または葉の輪郭を切抜いて、容易に製造す
ることができる。

かくして製造された花弁または葉の輪郭を縁どった発泡
インキは、光透過性布地の織り目又は編み目を埋めると
共に、布地を構成している糸に付着している。従って、
上記崇高に発泡した樹脂か付着している線状の縁取り部
の周縁を切り取っても布地の端部かほころびることはな
い。また、布地の色と発泡性インキの色を任意に組合せ
ることにより、実際の花には見られない花弁や葉を形成
することかできる。

［実施例］ 以下、本発明の実力ζ例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図は、複数の花弁１ａ・・・によって構成される造
花１の一部を破断して示したものであり、複数の花弁１
ａ・・・は中央部を芯材２の上端部で括られて花を形成
している。また、花弁１ａ・・・の中に嵌挿されたリン
グ部材５は上層に積層された花弁１ａか横方向に開くこ
とを防止しているものである。そして、花の茎に相当す
る部分は、芯材２の周囲に紙製の外被材３を巻き付けて
形成しである。この茎に相当する部分の中間部には葉４
が取付けである。この葉４も前記花弁１ａと同様に形成
されている。即ち、花弁１ａと葉４は第３図に示すよう
に布地６に、第７１７Ｉおよび第８図に示したスタンプ
型印刷器８によって印刷したものである。そして、布地
６は説明の便宜上１枚のものとして示したが、花弁１ａ
を印刷する布地は例えばピンク色とし、葉４を印刷する
布地は淡い緑色の布地に印刷することが望ましい。

そして、スタンプ型印刷器８は下部が開放した枠体１１
と該枠体１１内に上下動可能に支持された押圧部１２と
、ゴム製の伸縮部１０の上部に取付けられ、前記抑圧部
１２の上端部を固着して上方から押圧可能な操作部９か
ら構成されている。

そして、原版１３は孔版印刷用の版を使用しているもの
で、版には花弁１ａの図柄１ｃおよび葉４の図柄（４ｂ
）の輪郭か線状に穿孔されている。

従って、この原版１３の上に発泡−ｒンキ７を付着して
枠体１１の下端にセットし、布地６上に・数置して操作
部９を押圧することにより、布地６に花弁１ａおよび葉
４の輪郭か印刷されることになる。こわは布地６に花弁
１ａや葉４の図柄を表示する１つの実施例てあフて、筆
を使用して手描きて表示してもよいものである。

花弁１ａまたは葉４を表示する布地６は綿オーカンシー
（糸の太さ＝１００番手、密度：６５〜８０本／インチ
）を使用し、このＩ５地６に発泡性印刷インキ（東亜ペ
イント株式会社製造のＰＵＦＦ　　Ｃ０ＬＯＲ）を用い
てスタンプ型印刷器８で花弁１ａと葉４の葉脈４ａを含
む輪郭を印刷して表示した。そして、前記印刷表示面に
整髪用のドライヤーを用いて熱風をあてて加熱処理した
ところ、発泡性インキ７中の樹脂が発泡して第４図に拡
大して示した状態となった。充分に発泡させた後、線状
の縁取りした部分の周縁を切抜いて第５図および第６図
に示すような花弁１ａと葉４が得られた。

上記した処理手段で得られる花弁１ａはピンク色の布地
６に赤色の発泡インキ７を使用して製作すれば、輪郭が
鮮やかな赤色で縁どりされた透明感のあるピンク色の花
弁か得られることになる。

また、葉４は淡い緑色の布地６に緑色の発泡インキ７を
使用すれば、輪郭と葉脈４ａが濃緑色で縁どりされた透
明感のある淡い緑色の葉４が得られることになる。上記
した色あいの花弁１ａまたは葉４は実際の植物には見ら
れないものであり、従って従来の造花にない特徴を備え
ている。

［効果］ 上記したように、本発明による造花は、輪郭を鮮やかな
色彩で縁どりされた透明感ある花弁または葉で構成され
ているもので、製作に際しては、光透過性を有する薄い
布地に発泡インキで花弁または葉の輪郭を表示し、この
表示面を加熱処理することにより、花弁または葉が得ら
れるもので簡単でありなから好趣感を満足させる手芸方
法を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施歯を示すものであり、第１図は造花
の一部を破断して示す斜視図、第２図は断面図、第３図
は布地に印刷表示した状態を示す平面図、第４図は第３
図における印刷面を拡大して示す断面図、第５図は造花
の製作状態を示す斜視図、第６図は葉の一部を破断した
平面図、第７図はスタンプ型印刷器の斜視図、第８図は
プリント型印刷器の縦断面図である。 Ｉ・・・造花、　　　ｌａ・・・花弁、　　　２・・・
芯材。 ４・・・葉、　　　　６・・・布地、　　　７・・・発
泡インキ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）透過性を有する薄い布地に輪郭を発泡性インキで
   縁どった花弁または葉から構成される造花。
2. （２）光透過性を有する薄い布地に発泡性インキで花弁
   または葉の輪郭を表示し、該布地の表示面を加熱して前
   記発泡インキを発泡せしめると共に、花弁または葉の輪
   郭を切抜き、前記花弁または葉を芯材に取付けて造花を
   製作する手芸方法。