JPS63249645A - 炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法 - Google Patents
炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS63249645A JPS63249645A JP8386787A JP8386787A JPS63249645A JP S63249645 A JPS63249645 A JP S63249645A JP 8386787 A JP8386787 A JP 8386787A JP 8386787 A JP8386787 A JP 8386787A JP S63249645 A JPS63249645 A JP S63249645A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- carbon fiber
- composite material
- alloy
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 26
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims description 25
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 title claims description 17
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 14
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 28
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims description 28
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 claims description 19
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 18
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 14
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 13
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 12
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 9
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 9
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical group [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 239000011701 zinc Substances 0.000 claims description 7
- 229910001297 Zn alloy Inorganic materials 0.000 claims description 2
- FJMNNXLGOUYVHO-UHFFFAOYSA-N aluminum zinc Chemical compound [Al].[Zn] FJMNNXLGOUYVHO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 17
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 10
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 9
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 239000011156 metal matrix composite Substances 0.000 description 4
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 4
- 238000009736 wetting Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 3
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 3
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003610 charcoal Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 2
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 229920002239 polyacrylonitrile Polymers 0.000 description 2
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 description 2
- -1 Poron Inorganic materials 0.000 description 1
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000861 Mg alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000676 Si alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- CAVCGVPGBKGDTG-UHFFFAOYSA-N alumanylidynemethyl(alumanylidynemethylalumanylidenemethylidene)alumane Chemical compound [Al]#C[Al]=C=[Al]C#[Al] CAVCGVPGBKGDTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- MTPVUVINMAGMJL-UHFFFAOYSA-N trimethyl(1,1,2,2,2-pentafluoroethyl)silane Chemical compound C[Si](C)(C)C(F)(F)C(F)(F)F MTPVUVINMAGMJL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、炭素繊維を強化材としたアルミニウム複合材
料の製造方法に関する。
料の製造方法に関する。
従来の技術
複合材料は従来の金属材料あるいはプラスチック材料と
比較すると、高比強度、高比弾性という特徴°を有する
。そのため、複合材料は、航空宇宙産業、自動車産業と
言った分野への実用化が望まれている。更に、複合材料
をそのマトリックス成分に注目して分類すれば、金属基
複合材料(MMC)とプラスチック基複合材料とに大別
できる。
比較すると、高比強度、高比弾性という特徴°を有する
。そのため、複合材料は、航空宇宙産業、自動車産業と
言った分野への実用化が望まれている。更に、複合材料
をそのマトリックス成分に注目して分類すれば、金属基
複合材料(MMC)とプラスチック基複合材料とに大別
できる。
前者は後者と比べて耐熱性に優れているといる利点があ
る。
る。
一般にMMCのマトリックス金属としては1通常、アル
ミニウムまたはその合金が、強化繊維としては、炭素、
ポロン、アルミナ等が用いられる。特に、強化繊維とし
て、比重が小さく、引張強度にも優れ、しかも安価な炭
素繊維が実用化されれば、その産業界への寄与は多大で
ある。
ミニウムまたはその合金が、強化繊維としては、炭素、
ポロン、アルミナ等が用いられる。特に、強化繊維とし
て、比重が小さく、引張強度にも優れ、しかも安価な炭
素繊維が実用化されれば、その産業界への寄与は多大で
ある。
しかしながら、炭素繊維−アルミニウム複合材料を製造
する場合、克服しなければならない問題がいくつかある
。
する場合、克服しなければならない問題がいくつかある
。
その第一は、炭素繊維と、アルミニウムまたはその合金
との濡れ性の問題である0例えば「アルミニウム」誌(
Alminum、 vol、50. No、5.197
4年発行)に、純アルミニウム及びいくつかのアルミニ
ウム合金とカーボンとの濡れ角がまとめられている。そ
れによると1合金成分によって濡れ角の値に若干のバラ
つきがあるものの、900℃以下ではいずれも90度を
越えており、前記のように炭X繊維とアルミニウムおよ
びアルミニウム合金とは濡れないために、炭素#Jll
l維とアルミニウムまたはその合金との′lI:着性の
良い複合体を得るのが困難である。
との濡れ性の問題である0例えば「アルミニウム」誌(
Alminum、 vol、50. No、5.197
4年発行)に、純アルミニウム及びいくつかのアルミニ
ウム合金とカーボンとの濡れ角がまとめられている。そ
れによると1合金成分によって濡れ角の値に若干のバラ
つきがあるものの、900℃以下ではいずれも90度を
越えており、前記のように炭X繊維とアルミニウムおよ
びアルミニウム合金とは濡れないために、炭素#Jll
l維とアルミニウムまたはその合金との′lI:着性の
良い複合体を得るのが困難である。
第二は、炭素繊維とアルミニウムとは高温で反応しやす
く、脆弱なアルミニウムカーバイドを形成してしまうと
いう問題である。これは炭素繊維そのものの有効断面積
の低下および1強化Ia維とマトリックス合金の間への
脆弱な第三層の形成による複合材料の強度低下を意味す
る。そのために、複合材料として期待されたほどの強度
が実現できない。
く、脆弱なアルミニウムカーバイドを形成してしまうと
いう問題である。これは炭素繊維そのものの有効断面積
の低下および1強化Ia維とマトリックス合金の間への
脆弱な第三層の形成による複合材料の強度低下を意味す
る。そのために、複合材料として期待されたほどの強度
が実現できない。
そこで上記のような問題点を克服し、より健全な炭素繊
維−アルミニウム複合材料を作製するための炭素msの
表面処理法がいくつか提案されている。以下にこれらの
表面処理法の例とその問題点を簡単に述べる。
維−アルミニウム複合材料を作製するための炭素msの
表面処理法がいくつか提案されている。以下にこれらの
表面処理法の例とその問題点を簡単に述べる。
製造法■ ニッケル、銅、銀のような単一金属
。
。
被覆を一層施す方法。
単一金属被覆では、アルミニウムと炭素繊維との反応を
抑えるにはかなり厚い被覆が必要であり、アルミ合金マ
トリックスを使った軽量化という利点が薄れてしまう。
抑えるにはかなり厚い被覆が必要であり、アルミ合金マ
トリックスを使った軽量化という利点が薄れてしまう。
製造法■ チタンポライドを被覆する方法。
アルミニウムと炭素繊維との濡れ性は向上されるが、C
VD法による被覆のためコスト高となる。
VD法による被覆のためコスト高となる。
製造法■ シリコンカー・バイト、チタンカ゛−バイト
のようなカーバイドを被覆する 方法。
のようなカーバイドを被覆する 方法。
アルミニウムと炭素繊維との濡れ性は向上されるが、C
VD法やイオンブレーティング法による被覆のためコス
ト高となる。
VD法やイオンブレーティング法による被覆のためコス
ト高となる。
発明が解決しようとする問題点
本発明は、炭素繊維とアルミニウム合金との濡れ性の向
上および反応性の抑制を実現する炭素繊維−アルミニウ
ム複合材料の安価な製造方法を提供するものである。
上および反応性の抑制を実現する炭素繊維−アルミニウ
ム複合材料の安価な製造方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本発明は、補強材として銅の第一被覆層の上に、マトリ
ックスを構成するアルミニウム合金のアルミニウム以外
の成分元素からなる金属の第二被覆層を形成させた炭素
繊維を用い、この補強材と前記のアルミニウム合金とを
複合させることを特徴とする炭素繊維−アルミニウム複
合材料の製造方法である。
ックスを構成するアルミニウム合金のアルミニウム以外
の成分元素からなる金属の第二被覆層を形成させた炭素
繊維を用い、この補強材と前記のアルミニウム合金とを
複合させることを特徴とする炭素繊維−アルミニウム複
合材料の製造方法である。
以下、さらに本発明の内容を詳述する。
本発明の、上記目的を達成する手段は、以下に説明する
ように、炭素繊維への表面処理法にあり、この表面処理
法は、二層被覆層の形成という特徴を持つ。
ように、炭素繊維への表面処理法にあり、この表面処理
法は、二層被覆層の形成という特徴を持つ。
本発明で使用される炭素繊維は、特に制限はなく、ポリ
アクリロニトリル(PAN)系、ピッチ系など一般に提
供されているものならば何でもよいが、アルミニウム複
合材料の特性向上のためには、高強度、高弾性率のもの
を用いることが望ましい、また、繊維の長さや径につい
ての制限もない。
アクリロニトリル(PAN)系、ピッチ系など一般に提
供されているものならば何でもよいが、アルミニウム複
合材料の特性向上のためには、高強度、高弾性率のもの
を用いることが望ましい、また、繊維の長さや径につい
ての制限もない。
先ず第一段階として、炭素ta維衣表面上均一に銅を被
覆する。銅の第一被覆層は、炭素m維とアルミニウムま
たはその合金との反応を抑制するバリヤ一層としての役
割を担う、具体的被覆方法は1通常の電解メッキ法4蒸
着法等の方法を用いれば良い。
覆する。銅の第一被覆層は、炭素m維とアルミニウムま
たはその合金との反応を抑制するバリヤ一層としての役
割を担う、具体的被覆方法は1通常の電解メッキ法4蒸
着法等の方法を用いれば良い。
第二段階は、MMCのマトリックスとして用いられるア
ルミニウム合金のアルミニウム以外の成分元素からなる
金属を第二被覆層として、銅の第一被覆層の上に均一に
被覆することである。
ルミニウム合金のアルミニウム以外の成分元素からなる
金属を第二被覆層として、銅の第一被覆層の上に均一に
被覆することである。
第二被覆層の金属としては1例えば、マトリックス合金
としてアルミニウム−7%シリコン合金を用いるならば
シリコンを、アルミニウム−S%亜鉛合金を用いるなら
ば亜鉛を、アルミニウム−10%マグネシウム合金を用
いるならばマグネシウムを被覆する。
としてアルミニウム−7%シリコン合金を用いるならば
シリコンを、アルミニウム−S%亜鉛合金を用いるなら
ば亜鉛を、アルミニウム−10%マグネシウム合金を用
いるならばマグネシウムを被覆する。
これにより、補強材である炭素繊維と、アルミニウム合
金の融液との濡れ性を向上させることができる。
金の融液との濡れ性を向上させることができる。
具体的被覆方法は、第一段階で形成した銅の第一被覆層
を破壊しないならば1通常の電解メッキ法、ノに着法、
あるいは融液含浸法等どのような手段でもよい。
を破壊しないならば1通常の電解メッキ法、ノに着法、
あるいは融液含浸法等どのような手段でもよい。
これら第−及び第二被覆層の厚さに制限はないが、均一
に被覆され、反応を抑制できる厚さであればii7能な
限り薄い方が望しい。
に被覆され、反応を抑制できる厚さであればii7能な
限り薄い方が望しい。
第1図に本発明の二段階被覆による二層被覆層を施した
炭素繊維の概念図を示す。
炭素繊維の概念図を示す。
第1図は、図の中心にある炭素繊維(CF) 1の表面
に銅(Cu)の第一被覆層2とマトリックスを構成する
アルミニウム合金のアルミニウム以外の成分元素からな
る金属の第二被覆層3を形成した状態を示すものであり
、これを補強材として用いる。
に銅(Cu)の第一被覆層2とマトリックスを構成する
アルミニウム合金のアルミニウム以外の成分元素からな
る金属の第二被覆層3を形成した状態を示すものであり
、これを補強材として用いる。
次いでこの補強材とマトリックスを構成するアルミニウ
ム合金とを複合化させるには、アルミニウム合金の融液
中に浸漬するなどの従来方法と同様にすればよい6例え
ば、上記二層被覆層を表面に形成させた炭素繊維または
その東を、所望のアルミニウム合金の融液中に浸漬し、
十分含浸した後引き玉げればよいが、この含浸時間はで
きるだけ短い方が好ましい。このようにして製造された
炭素繊維−アルミニウム複合材料は安価で、炭素繊維と
アルミニウム合金との濡れ性の向上および反応性の抑制
された複合材料として優れた特性を有するものとなる。
ム合金とを複合化させるには、アルミニウム合金の融液
中に浸漬するなどの従来方法と同様にすればよい6例え
ば、上記二層被覆層を表面に形成させた炭素繊維または
その東を、所望のアルミニウム合金の融液中に浸漬し、
十分含浸した後引き玉げればよいが、この含浸時間はで
きるだけ短い方が好ましい。このようにして製造された
炭素繊維−アルミニウム複合材料は安価で、炭素繊維と
アルミニウム合金との濡れ性の向上および反応性の抑制
された複合材料として優れた特性を有するものとなる。
以下実施例により、さらに具体的に本発明を説明する。
実施例
平均引張強度91.7Kg/cm’で平均直径8川厘の
円形断面を有するピッチ系炭素繊維三千本東を強化材と
して用いたアルミニウム合金複合材料を作製した。以下
その手順を示す。
円形断面を有するピッチ系炭素繊維三千本東を強化材と
して用いたアルミニウム合金複合材料を作製した。以下
その手順を示す。
先ず、アルミニウム合金と炭素繊維との反応抑制の為に
銅を繊維表面に均一に連続メッキした。
銅を繊維表面に均一に連続メッキした。
このときの送り速度は1.8cm/sin 、電流値は
0.6〜0.8Aであった0次に、この銅メツキ繊維を
430℃の溶融亜鉛中に120秒間浸漬した。これによ
り、第一被覆層に銅層、第二被覆層である最表面が亜鉛
層となった銅、亜鉛二層被覆炭素繊維を1与だ。
0.6〜0.8Aであった0次に、この銅メツキ繊維を
430℃の溶融亜鉛中に120秒間浸漬した。これによ
り、第一被覆層に銅層、第二被覆層である最表面が亜鉛
層となった銅、亜鉛二層被覆炭素繊維を1与だ。
更にこれヲ860℃のアルミニウム−5%亜鉛融液中に
10秒間浸漬したところ、良好な濡れを示し、アルミニ
ウム合金が補強材と密着した炭素繊維−アルミニウム複
合材料が作製された。このときの複合材料中の炭素繊維
量は30体積%、引張強度は29Kg/mm’であった
。この場合、複合側に基づく理想引張強度は34.5K
g/mrn’であるから、現実の引張強度は理想のそれ
に比べて約84%が達成されたことになる。
10秒間浸漬したところ、良好な濡れを示し、アルミニ
ウム合金が補強材と密着した炭素繊維−アルミニウム複
合材料が作製された。このときの複合材料中の炭素繊維
量は30体積%、引張強度は29Kg/mm’であった
。この場合、複合側に基づく理想引張強度は34.5K
g/mrn’であるから、現実の引張強度は理想のそれ
に比べて約84%が達成されたことになる。
尚、比較のために、銅層のみを被覆した炭素繊維と、ア
ルミニウム−5%亜鉛との複合材料を作製した。複合材
料中の炭素#1重量が30体積%の場合、引張強度は1
8.3Kg/mm’であった。
ルミニウム−5%亜鉛との複合材料を作製した。複合材
料中の炭素#1重量が30体積%の場合、引張強度は1
8.3Kg/mm’であった。
発明の効果
本発明の炭素H/im−アルミニウム複合材料の製造法
と従来の製造法■、lメ、・ネ)とを比較してみると、
何れの場合も繻れ性の向上が図られているという面では
かわりない、しかしながら、本発明の製造法はCVDや
イオンブレーティングなどコスト高な手段を使わないで
、電解メッキのような簡便な手段により、炭素繊維とア
ルミニウム合金との反応性を抑制し、複合材料としての
特性を十分に発揮できる安価な製造法であるという点で
優れており、実用1−極めて有意義なものである。
と従来の製造法■、lメ、・ネ)とを比較してみると、
何れの場合も繻れ性の向上が図られているという面では
かわりない、しかしながら、本発明の製造法はCVDや
イオンブレーティングなどコスト高な手段を使わないで
、電解メッキのような簡便な手段により、炭素繊維とア
ルミニウム合金との反応性を抑制し、複合材料としての
特性を十分に発揮できる安価な製造法であるという点で
優れており、実用1−極めて有意義なものである。
第1図は、本発明で補強材として用いる二層被覆を施し
た炭J繊維の概念図である。 l・・・炭素繊維、2・・・第一・被覆層(銅層)、3
・・・第二被覆層(A(1合金のA9以外の成分元素か
らなる金属層)。
た炭J繊維の概念図である。 l・・・炭素繊維、2・・・第一・被覆層(銅層)、3
・・・第二被覆層(A(1合金のA9以外の成分元素か
らなる金属層)。
Claims (2)
- (1)炭素繊維の表面に第1被覆層として銅層、第2被
覆層としてマトリックスを構成するアルミニウム合金の
アルミニウム以外の成分元素からなる金属層を形成させ
た補強材と、前記のアルミニウム合金とを複合させるこ
とを特徴とする炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造
方法。 - (2)第2被覆層が亜鉛、マトリックス合金がアルミニ
ウム−亜鉛合金であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8386787A JPS63249645A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8386787A JPS63249645A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249645A true JPS63249645A (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=13814617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8386787A Pending JPS63249645A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63249645A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100092751A1 (en) * | 2007-01-24 | 2010-04-15 | Airbus Sas | Fiber composite comprising a metallic matrix, and method for the production thereof |
CN102943225A (zh) * | 2012-10-11 | 2013-02-27 | 北京理工大学 | 一种碳纤维布/铝合金复合材料及其制备方法 |
-
1987
- 1987-04-07 JP JP8386787A patent/JPS63249645A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100092751A1 (en) * | 2007-01-24 | 2010-04-15 | Airbus Sas | Fiber composite comprising a metallic matrix, and method for the production thereof |
CN102943225A (zh) * | 2012-10-11 | 2013-02-27 | 北京理工大学 | 一种碳纤维布/铝合金复合材料及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4341823A (en) | Method of fabricating a fiber reinforced metal composite | |
US3550247A (en) | Method for producing a metal composite | |
US8315036B2 (en) | Ceramic electronic component and method for manufacturing the same | |
JPS6041136B2 (ja) | シリコンカ−バイド繊維強化軽金属複合材料の製造方法 | |
JPS60257160A (ja) | 半導体装置 | |
JP2003526519A (ja) | 鑞付け用シート製品および鑞付け用シート製品を使用するアセンブリーの製造法 | |
JPS63249645A (ja) | 炭素繊維−アルミニウム複合材料の製造方法 | |
US5573845A (en) | Superficial coating layer having acicular structures for electrical conductors | |
US4737382A (en) | Carbide coatings for fabrication of carbon-fiber-reinforced metal matrix composites | |
US9663868B2 (en) | Electro-deposited copper-alloy foil and electro-deposited copper-alloy foil provided with carrier foil | |
JP4343631B2 (ja) | 炭素繊維強化アルミニウム基複合材料 | |
JPS60211097A (ja) | ニオブの電気化学的、化学的被覆法 | |
JP3182939B2 (ja) | 複合材の製造方法 | |
JPH0219994B2 (ja) | ||
JPS5912733B2 (ja) | 繊維−金属複合体を形成する方法 | |
CN108598059B (zh) | 一种引线框架 | |
JPS5815311B2 (ja) | アルミニウム系金属・異種金属複合材料及びその製造方法 | |
JPH09228094A (ja) | リフローめっき部材とその製造方法 | |
JP4662877B2 (ja) | 複合材料およびその製造法 | |
JPS61215272A (ja) | セラミツクス部材と金属部材との接合方法 | |
JPS604526B2 (ja) | 電子部品用光沢めつきリ−ド線 | |
JP4014739B2 (ja) | リフローSnめっき材及び前記リフローSnめっき材を用いた端子、コネクタ、又はリード部材 | |
JPS6310804B2 (ja) | ||
JPS58182839A (ja) | 半導体装置 | |
JPH0372413B2 (ja) |