JPS63249572A - 気管内チユ−ブ - Google Patents
気管内チユ−ブInfo
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- JPS63249572A JPS63249572A JP8100487A JP8100487A JPS63249572A JP S63249572 A JPS63249572 A JP S63249572A JP 8100487 A JP8100487 A JP 8100487A JP 8100487 A JP8100487 A JP 8100487A JP S63249572 A JPS63249572 A JP S63249572A
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Landscapes
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- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は、手術時の全身麻酔や人工呼吸時の気道確保に
用いられ、麻酔ガスや酸素等のガスのカフ内への透過を
防止することにより、カフ内圧の上昇を抑制することの
できる気管内チューブに関するものである。
用いられ、麻酔ガスや酸素等のガスのカフ内への透過を
防止することにより、カフ内圧の上昇を抑制することの
できる気管内チューブに関するものである。
気管内チューブは、手術時の全身麻酔や人工呼吸等の際
の気道確保に使用され、カテーテルチでバルーン形状の
カフを取りつけたものが多い。
の気道確保に使用され、カテーテルチでバルーン形状の
カフを取りつけたものが多い。
このカテーテルチューブのカフ内部に位置する部位にサ
イドルーメンを開口させ、サイドルーメンを介してカフ
に空気を送入、排出して膨張(展伸)、収縮を行なうよ
うにしたものが従来知られている。
イドルーメンを開口させ、サイドルーメンを介してカフ
に空気を送入、排出して膨張(展伸)、収縮を行なうよ
うにしたものが従来知られている。
しかし、従来のカフは、カテーテルチューブ外径にほぼ
等しい形状寸法とし、カフ内に大量の空気を注入し内圧
を高くして、気管壁に高圧で圧着し使用する形式であっ
たため、気管型接触部の圧が認められた。
等しい形状寸法とし、カフ内に大量の空気を注入し内圧
を高くして、気管壁に高圧で圧着し使用する形式であっ
たため、気管型接触部の圧が認められた。
これを改善する目的で、気管の内径と同等かそれ以上の
大きざの大容但のカフをデユープ先端付近に装着し、低
圧でカフを展伸させ気管壁に密着させるタイプの気管内
チューブが開発されている。
大きざの大容但のカフをデユープ先端付近に装着し、低
圧でカフを展伸させ気管壁に密着させるタイプの気管内
チューブが開発されている。
低圧でバルーンを気管壁に密着させるため気管粘膜の損
傷は小さくなるが、長時間使用する場合、麻酔ガス等が
カフ内へ徐々に透過拡散し、その結果カフ内圧が上昇し
て、最終的に気管壁を圧迫するようになり、気管粘膜の
損傷を引き起こすという問題が残されていた。
傷は小さくなるが、長時間使用する場合、麻酔ガス等が
カフ内へ徐々に透過拡散し、その結果カフ内圧が上昇し
て、最終的に気管壁を圧迫するようになり、気管粘膜の
損傷を引き起こすという問題が残されていた。
本発明は、先端付近にカフを有する気管内チューブのこ
のような問題点を解消することを目的として種々研究を
行なった結果、カフに金属を蒸着することにより麻酔ガ
ス等の透過、拡散を防ぎ、内圧上昇を防止できるとの知
見を得、この知見に基づいて更に検討を進め、本発明を
完成するに至ったものである。
のような問題点を解消することを目的として種々研究を
行なった結果、カフに金属を蒸着することにより麻酔ガ
ス等の透過、拡散を防ぎ、内圧上昇を防止できるとの知
見を得、この知見に基づいて更に検討を進め、本発明を
完成するに至ったものである。
(発明の構成〕
即ち本発明は、先端部に軟質樹脂もしくはゴムであらか
じめ成形したカフを有し、気管にガスを送入するための
メインルーメン、およびカフに空気を送入、排出するた
めのサイドルーメンからなる気管内チューブにおいて、
カフの内表面および/もしくは外表面に厚さが全体で2
00Å〜1μmの金属薄膜層を設けたことを特徴とする
気管内チューブである。
じめ成形したカフを有し、気管にガスを送入するための
メインルーメン、およびカフに空気を送入、排出するた
めのサイドルーメンからなる気管内チューブにおいて、
カフの内表面および/もしくは外表面に厚さが全体で2
00Å〜1μmの金属薄膜層を設けたことを特徴とする
気管内チューブである。
本発明による気管内チューブの詳細を、第1図に従って
説明する。
説明する。
本発明による気管内チューブは、気管にガスを送入する
ためのメインルーメンを有するカテーテルチューブ本体
1、その先端付近に装着されたバルーン状のカフ2、カ
テーテルチューブ本体1のイドルーメン4をつなぐ細い
チューブ5、呻(ロ)目キ妾≠≠ケにより基本的に構成
されている。さらに、バルーン3の後端部に逆止弁を取
りつけてもよい。
ためのメインルーメンを有するカテーテルチューブ本体
1、その先端付近に装着されたバルーン状のカフ2、カ
テーテルチューブ本体1のイドルーメン4をつなぐ細い
チューブ5、呻(ロ)目キ妾≠≠ケにより基本的に構成
されている。さらに、バルーン3の後端部に逆止弁を取
りつけてもよい。
カテーテルチューブ本体1の材質は、軟質塩化ビニル樹
脂など通常使用されているものを用いればよく、また、
その弯曲や切口角度、カフ2の取りつけ位置、全体の部
品構成等は日本工業規格T7201−1976改正に従
えばよい。
脂など通常使用されているものを用いればよく、また、
その弯曲や切口角度、カフ2の取りつけ位置、全体の部
品構成等は日本工業規格T7201−1976改正に従
えばよい。
本発明におけるカフ2の材質としては、従来より用いら
れてきた軟質塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーンゴム、天然ゴ
ム等の軟質樹脂もしくはゴムが使用できるが、これらに
限定されるものではない。また、カフ2は、ブロー成形
やディッピング法等の公知の方法で、あらかじめ所定の
形状、寸法に成形されており、使用時には細いチューブ
5、サイドルーメン4を介して空気を送入し膨張させ、
収納時には空気を抜いて収縮させるもので、その肉厚は
通常用いられている0、05〜0.2馴の範囲とすれば
よい。
れてきた軟質塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーンゴム、天然ゴ
ム等の軟質樹脂もしくはゴムが使用できるが、これらに
限定されるものではない。また、カフ2は、ブロー成形
やディッピング法等の公知の方法で、あらかじめ所定の
形状、寸法に成形されており、使用時には細いチューブ
5、サイドルーメン4を介して空気を送入し膨張させ、
収納時には空気を抜いて収縮させるもので、その肉厚は
通常用いられている0、05〜0.2馴の範囲とすれば
よい。
カフ表面への金属薄膜層の形成は、塩化ビニル樹脂等の
軟質樹脂フィルムに金属薄膜層を形成させた後にカフの
形状を成形する方法や、カフを成形した後にその表面に
金属を密着させる方法等が必る。前者はカフの成形時に
ピンホールが発生する恐れがあるため、後者の方法が実
用的で望ましい。
軟質樹脂フィルムに金属薄膜層を形成させた後にカフの
形状を成形する方法や、カフを成形した後にその表面に
金属を密着させる方法等が必る。前者はカフの成形時に
ピンホールが発生する恐れがあるため、後者の方法が実
用的で望ましい。
カフ表面への金属の密着は、真空蒸着あるいはスパッタ
リングにより行なうが、輻射熱の影響及び密着強度の面
からスパッタリングの方が好ましく用いられる。本発明
において用いられる金属としては、アルミニウム、金、
銀、銅、錫、タンタル、インジウム等を挙げることがで
きるが、真空蒸着あるいはスパッタリングが可能なもの
であればよく、特にこれらに限定されるものではない。
リングにより行なうが、輻射熱の影響及び密着強度の面
からスパッタリングの方が好ましく用いられる。本発明
において用いられる金属としては、アルミニウム、金、
銀、銅、錫、タンタル、インジウム等を挙げることがで
きるが、真空蒸着あるいはスパッタリングが可能なもの
であればよく、特にこれらに限定されるものではない。
カフの表面に設けられた金属薄’I’A層が、カフの膨
張、収縮等によって剥離し気管内に落下する危険や、金
属薄膜の剥離端が直接気管に触れて気管の内壁を損傷す
る恐れも考えられるため、金属薄膜層はカフの内表面に
設けるか、あるいは、内表面と外表面に分けて両面に設
ける方法も良い結果をもたらす。金属薄膜層の厚みは、
麻酔ガス等のガスに対するバリアー性と、剥離やカフの
剛性の問題を考慮すると、全体で200Å〜1μmの範
囲とするのが適切である。200Å以下の厚みでは、島
状構造ないし連続膜の中間状態であるためピンホールを
有する可能性が高く、完全なガスバリアー性を得ること
が難しい。従って、内表面もしくは外表面のいずれであ
っても片方の面で少なくとも200人の厚さが必要でお
る。一方、1μ以上の厚みでは金属層の内部応力のため
層の密着強度が低下し、クラックや層の剥離などを生ず
る危険性が高くなる。従って、安全性の面からは、層の
厚みは500〜5000人の範囲が更に望ましい。
張、収縮等によって剥離し気管内に落下する危険や、金
属薄膜の剥離端が直接気管に触れて気管の内壁を損傷す
る恐れも考えられるため、金属薄膜層はカフの内表面に
設けるか、あるいは、内表面と外表面に分けて両面に設
ける方法も良い結果をもたらす。金属薄膜層の厚みは、
麻酔ガス等のガスに対するバリアー性と、剥離やカフの
剛性の問題を考慮すると、全体で200Å〜1μmの範
囲とするのが適切である。200Å以下の厚みでは、島
状構造ないし連続膜の中間状態であるためピンホールを
有する可能性が高く、完全なガスバリアー性を得ること
が難しい。従って、内表面もしくは外表面のいずれであ
っても片方の面で少なくとも200人の厚さが必要でお
る。一方、1μ以上の厚みでは金属層の内部応力のため
層の密着強度が低下し、クラックや層の剥離などを生ず
る危険性が高くなる。従って、安全性の面からは、層の
厚みは500〜5000人の範囲が更に望ましい。
また、カフ成形後に金属を蒸着する場合は、カフ内に発
泡ウレタン等の真空状態でも形状を保ち、ざらに蒸着後
カフより取り出し可能な充填物を充填することが望まし
い。
泡ウレタン等の真空状態でも形状を保ち、ざらに蒸着後
カフより取り出し可能な充填物を充填することが望まし
い。
本発明の気管内チューブは、カフの表面に薄い金属層を
形成させたため、笑気ガス等の麻酔ガスや炭酸ガス、酸
素等のガスのカフ内への透過、拡散を防止でき、カフの
内圧上昇による気管粘膜の損傷等の合併症の発生を防止
できる上、カフの内圧調整等を実施する必要がなく実用
的にも優れた効果を発揮する。
形成させたため、笑気ガス等の麻酔ガスや炭酸ガス、酸
素等のガスのカフ内への透過、拡散を防止でき、カフの
内圧上昇による気管粘膜の損傷等の合併症の発生を防止
できる上、カフの内圧調整等を実施する必要がなく実用
的にも優れた効果を発揮する。
〈実施例1〉
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を用いて、第2図に示
す形状のカフをブロー成形にて製作した。膜厚はO,i
mであった。カフ表面への金属被覆は、高周波スパッタ
リング装置を用いてアルミニウムを約4000人の厚み
で被覆した。カフの肉厚が薄いため、カフ内に発泡ウレ
タンを充填して形状を保持し、また、カフの両端部をア
ルミテープで保護し、第2図に示した斜線部のみにスパ
ッタリングによるアルミニウム被覆を施した。
す形状のカフをブロー成形にて製作した。膜厚はO,i
mであった。カフ表面への金属被覆は、高周波スパッタ
リング装置を用いてアルミニウムを約4000人の厚み
で被覆した。カフの肉厚が薄いため、カフ内に発泡ウレ
タンを充填して形状を保持し、また、カフの両端部をア
ルミテープで保護し、第2図に示した斜線部のみにスパ
ッタリングによるアルミニウム被覆を施した。
このアルミニウム被覆カフを、第1図に示したようにサ
イドルーメン4を持つ内径8mの軟質塩化ビニル樹脂製
カテーテルチューブ本体1の先端部にポリウレタン系接
着剤により接着し、更に、細デユープ5、パイロットバ
ルーン3を取りつけ気管内チューブを作製した。
イドルーメン4を持つ内径8mの軟質塩化ビニル樹脂製
カテーテルチューブ本体1の先端部にポリウレタン系接
着剤により接着し、更に、細デユープ5、パイロットバ
ルーン3を取りつけ気管内チューブを作製した。
〈比較例1〉
実施例1と同様にして作製したエチレン−酢酸借上ビニ
ル共重合樹脂製カフを、金属薄膜層を設けずそのまま用
いて、実施例1と同じ方法で気管内チューブを作製した
。
ル共重合樹脂製カフを、金属薄膜層を設けずそのまま用
いて、実施例1と同じ方法で気管内チューブを作製した
。
〈実施例2〉
ポリウレタン樹脂を用いて、第2図に示す形例1と同様
にアルミテープでカバーし、第2図に示し、た斜線部に
金を約2000人の厚みで真空蒸着した。このカフを用
いて実施例1と同じ方法で第1図に示す形状の気管内チ
ューブを作製した。
にアルミテープでカバーし、第2図に示し、た斜線部に
金を約2000人の厚みで真空蒸着した。このカフを用
いて実施例1と同じ方法で第1図に示す形状の気管内チ
ューブを作製した。
〈比較例2〉
実施例2と同様にして作製したポリウレタン樹脂製カフ
を、金属薄膜層を設けずそのまま用いて、実施例1と同
じ方法で第1図に示す形状の気管内デユープを作製した
。
を、金属薄膜層を設けずそのまま用いて、実施例1と同
じ方法で第1図に示す形状の気管内デユープを作製した
。
以上4種類の気管内チューブについて、第3図に示した
実験装置を用いカフ内圧の経時変化を測定した。
実験装置を用いカフ内圧の経時変化を測定した。
第3図の7はカフの展伸時の直径14.2mの大きさに
合わせて作製した内径14.0mのガラス製モデル気管
で、その中に前)ホのカフ付気管内チューブを挿入して
カフ8を展伸(膨張)させ、気管内チューブの後喘部9
から笑気ガスを送入し、排出される笑気ガスをヂャンバ
−10に導き、水中の排出ノズル11の高さを調節して
気管内圧を20〜255HcI (約27〜35cmH
20)に保った。
合わせて作製した内径14.0mのガラス製モデル気管
で、その中に前)ホのカフ付気管内チューブを挿入して
カフ8を展伸(膨張)させ、気管内チューブの後喘部9
から笑気ガスを送入し、排出される笑気ガスをヂャンバ
−10に導き、水中の排出ノズル11の高さを調節して
気管内圧を20〜255HcI (約27〜35cmH
20)に保った。
また、実験中はモデル気管7を恒温槽12に漬け、常に
モデル気管内を37°Cに保った。尚、13はカフ内圧
を測定する圧力計で、14はモデル気管内圧を測定する
圧力計である。また、実験に使用した笑気ガスは、酸素
20%を含み、流量は31/minとした。
モデル気管内を37°Cに保った。尚、13はカフ内圧
を測定する圧力計で、14はモデル気管内圧を測定する
圧力計である。また、実験に使用した笑気ガスは、酸素
20%を含み、流量は31/minとした。
実験結果を第4図に示した。比較例1のエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂製カフの内圧は、時間とともに上昇し
、3時間後に約80%の増加が観察された。また、比較
例2のポリウレタン樹脂製カフの内圧は、1時間までに
約80%の増加が観察され、以降はカフ膜表面からの笑
気ガスのリークのため逆に減少を示した。一方、本発明
による実施例1および2の気管内チューブのカフ内圧の
上昇は、きわめて少なく3時間後で5%前後であった。
ビニル共重合樹脂製カフの内圧は、時間とともに上昇し
、3時間後に約80%の増加が観察された。また、比較
例2のポリウレタン樹脂製カフの内圧は、1時間までに
約80%の増加が観察され、以降はカフ膜表面からの笑
気ガスのリークのため逆に減少を示した。一方、本発明
による実施例1および2の気管内チューブのカフ内圧の
上昇は、きわめて少なく3時間後で5%前後であった。
第1図は気管内チューブの構成を示す図面で、第2図は
本発明におけるカフの外形形状を示し、斜線部は金属蒸
着面を示す。また、第3図はカフ内圧の経時変化を測定
する実験装置で、第4図は実施例および比較例について
内圧の経時変化を測定した結果を示す図である。 特許出願人 住友ベークライト株式会社第1図 第2図
本発明におけるカフの外形形状を示し、斜線部は金属蒸
着面を示す。また、第3図はカフ内圧の経時変化を測定
する実験装置で、第4図は実施例および比較例について
内圧の経時変化を測定した結果を示す図である。 特許出願人 住友ベークライト株式会社第1図 第2図
Claims (1)
- 先端部に軟質樹脂もしくはゴムであらかじめ成形したカ
フを有し、気管にガスを送入するためのメインルーメン
、およびカフに空気を送入、排出するためのサイドルー
メンからなる気管内チューブにおいて、カフの内表面お
よび/もしくは外表面に厚さが全体で200Å〜1μm
の金属薄膜層を設けたことを特徴とする気管内チューブ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8100487A JPS63249572A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 気管内チユ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8100487A JPS63249572A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 気管内チユ−ブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249572A true JPS63249572A (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=13734376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8100487A Pending JPS63249572A (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 気管内チユ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63249572A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02209224A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Bridgestone Corp | 低透過性ゴムホース |
JPH02209225A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Bridgestone Corp | 低透過性ゴムホース |
JP2003038649A (ja) * | 2001-05-24 | 2003-02-12 | Kawasumi Lab Inc | バルーンカテーテル及びバルーンの製造方法 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP8100487A patent/JPS63249572A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02209224A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Bridgestone Corp | 低透過性ゴムホース |
JPH02209225A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Bridgestone Corp | 低透過性ゴムホース |
JP2003038649A (ja) * | 2001-05-24 | 2003-02-12 | Kawasumi Lab Inc | バルーンカテーテル及びバルーンの製造方法 |
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