JPS6324697Y2 - - Google Patents

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JPS6324697Y2
JPS6324697Y2 JP1980093268U JP9326880U JPS6324697Y2 JP S6324697 Y2 JPS6324697 Y2 JP S6324697Y2 JP 1980093268 U JP1980093268 U JP 1980093268U JP 9326880 U JP9326880 U JP 9326880U JP S6324697 Y2 JPS6324697 Y2 JP S6324697Y2
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coin
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circuit
transmitter
signal
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JP1980093268U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、公衆電話回線等を利用し、硬貨投入
により原稿の伝送を可能とする課金式フアクシミ
リ装置に関するものである。
近来、図書、帳票等の原稿を電話回線により伝
送するフアクシミリが一般に普及しつつあるが、
いずれも、一般加入電話回線あるいは専用電話回
線を用いるものであり、フアクシミリを設置した
加入者以外は利用することができず、他の第三者
が自在にフアクシミリを利用することは不可能で
あつた。
したがつて、例えば、営業員等が社外から社内
に対し、受注したばかりの品名、コード番号、単
価、販売数量等を報告する場合、公衆電話機によ
り口頭連絡するか、帰社後に伝票を作成のうえ提
出するかしか手段が無く、前者においては読み上
げ、聞き取り、書き取り等に誤りを生じ易く、後
者においては社内に対する手配に遅延を生ずる等
の欠点を来し、特に遠隔地へ出張した営業員等に
取つては、伝票等の書類を直ちに社内に対し任意
の地点から伝送できることが必要とされるに至つ
ている。
かかる要望を満足するため、すでに本出願人は
公衆が硬貨投入により自在に利用し得る課金式公
衆用フアクシミリ装置を提案しているが、フアク
シミリ送信の前後に被呼者側との打合せを要する
ため、当然に公衆電話機としての機能も要求さ
れ、フアクシミリ送信中に電話機の送話器から周
囲の雑音がフアクシミリ信号へ混入し、被呼者側
で受信する画質を劣化させるおそれが生じ、フア
クシミリ送信中には送話器出力を何等かの手段に
より遮断することが要求される。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、公衆電話機の課金信号受信回路
を利用して周期的課金によるフアクシミリ通信を
行なうとともに、そのフアクシミリ信号に対する
送話器からの雑音混入を防止する課金式フアクシ
ミリ装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は、
課金信号受信回路が接続されてなる直流ループ内
に挿入された送話器を有しかつ電話回線と交流的
に結合されてなる公衆電話機用通話回路を備え、
硬貨投入後ダイヤル発信を行なつた後、前記通話
回路側からフアクシミリ送信部側へ切替接続して
フアクシミリ通信を行なう課金式フアクシミリ装
置において、電話回線との交流ループを前記通話
回路からフアクシミリ送信部へ切替える手動切替
スイツチと、この手動切替スイツチを切り替えた
後の前記フアクシミリ送信部によるフアクシミリ
送信開始時に前記送話器を短絡する送信器短絡回
路とを備え、前記課金信号受信回路を共用して周
期的課金による有料フアクシミリ通信を行なうよ
うにしたものである。
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を
説明するが、まず、本考案の適用されるシステム
構成について説明する。
第1図はシステム構成のブロツク図であり、課
金式フアクシミリ装置(以下、FAX装置)PFE
が公衆電話回線等の電話回線Lを介して交換機
EXと接続されており、FAX装置PFEは通話回路
としての電話機TEL、フアクシミリ送信部(以
下、FAX送信部)FT、硬貨収納信号送出用の信
号発生器SGおよび切替回路SWを有する一方、交
換機EXには単位通話時間の経過に応じた通話課
金信号を発生するレピータK−REP、信号発生
器SGからの硬貨収納信号を検出のうえ度数計
METを登算させる信号受信器PSLEが備えられ
ている。なお、切替回路SWは、後述(第5図参
照)するように、電話回線Lとの交流ループを電
話機TELの通話回路からFAX送信部FTへ切替え
るものとなつている。
第2図は第1図に示すシステムの運用状況を示
すフローチヤートであり、まず、FAX装置PFE
における電話機TELのフツクオフを行なうと、
同装置PFEにおいて予備動作が開始され、その
後料金としての硬貨投入により交換機EXに対す
るループ回路が構成され、ダイヤル発信が可能と
なり、ダイヤル発信を行なえば交換機EXが応動
し、被呼者との交換接続がなされる。
被呼者応答により通話状態となり、電話機
TELにより被呼者へフアクシミリ通信の旨を報
知のうえ、被呼者側フアクシミリ受信機の準備完
了を確認し、通信ボタンをオンとすれば、第1図
の切替回路SWが電話回線Lとの交流ループを電
話機TELの通話回路からFAX送信部FTへ切替
り、FAX送信部FTへの原稿挿入によりFAX送
信部が送信状態となり、フアクシミリ使用料とし
ての最初の硬貨収納と同時に画信号の送信が開始
される。なお、被呼者側フアクシミリ受信機が自
動受信機能を備えているものであれば、自動受信
確認後すぐに通話ボタンを操作すれば良い事は勿
論である。
この状態は原稿のある限り継続し、原稿の終了
により切替回路SWが自動的に復旧して再び電話
機TELが電話回線Lへ接続され、これによつて
再度通話状態となり、被呼者側のフアクシミリ受
信状況を確認のうえフツクオンを行なうと、一連
の動作が終了し、全回路が切期状態へ復旧する。
なお、この間において、被呼者応答と同時にレ
ピータK−REPから通話課金信号がFAX装置
PFEへ送出され、以降単位通話時間の経過毎に
通話課金信号が送出されるため、電話機TELの
フツクオフからフツクオンまでの間に通話課金に
応じた硬貨の収納が逐次行なわれる。
また、FAX送信部FTの送信開始と同時に
FAX装置PFE内において一定周期のフアクス課
金信号の発生がなされ、これに基づいてフアクシ
ミリ通信の開始から終了までの間に、フアクシミ
リ通信時間に応じたフアクス課金にしたがう硬貨
の収納が逐次行なわれる。
以上の各課金による所定硬貨の収納がなされる
と、10円、100円等の硬貨種別に応じて信号発生
器SGが、硬貨種別に応じた硬貨収納信号を、例
えば、10円硬貨のとき周波数16KHz、連続時間
375mSec、100円硬貨のとき周波数16KHz、連続
時間750msecとして発生のうえ、交換機EXへ送
出する。
この硬貨収納信号は信号受信器PSLEにおいて
検出され、10円硬貨と対応する信号のときは1
回、100円硬貨と対応するときは10回づつ度数計
METを駆動し、度数計METに登算を行なわせ
る。したがつて、度数計METには収納金額に応
じた数値が表示される。
第3図は、FAX装置PFEの詳細を示すブロツ
ク図であり、第1図のFAX装置PFEに相当する
が、より詳細に課金信号受信回路PR、制御部
CT、硬貨収納部CR、表示部DP等が示されてお
り、マイクロプロセツサ等を主体とした制御部
CTの制御により各部が動作するものとなつてい
る。
なお、課金信号受信回路PRは交換機EXからの
通話課金信号を検出し、その情報を制御部CTへ
与えており、これによつて制御部CTが硬貨収納
部CRを制御し、所定の硬貨を収納させると共に、
硬貨収納部CRに備える硬貨検出器、硬貨の種別
および真偽を判別する硬貨判別器の出力に基づ
き、発光ダイオード等による数字表示器を用いた
表示部DPへ、投入されて待機中の硬貨総額およ
び高額硬貨としての100円硬貨の枚数を表示して
いる。
すなわち、この場合投入硬貨は、低額硬貨およ
び高額硬貨としての10円硬貨および100円硬貨等
の種別に応じて設けた別個の硬貨投入口へそれぞ
れの硬貨種別にしたがつて投入するものとなつて
おり、それぞれの硬貨経路毎に硬貨検出器および
収納レバーが設けられ、特に100硬貨の経路には
硬貨判別器を設け、100円硬貨の確認を行なつて
おり、10円硬貨投入口直後の硬貨検出器および
100円硬貨投入口直後に設けた硬貨検出器の各検
出出力を計数することにより、待機中硬貨の総額
と100円硬貨の枚数とを表示している。
また、後述のとおり、硬貨収納後に待機中の硬
貨が無くなつたときには、硬貨検出器の検出出力
に基づき、以降の課金不能は使用を阻止するた
め、切替回路SWの強制復帰またはループ回路の
強制開放を行なうものとしてある。
第4図は制御部CTの構成を示す実施例のブロ
ツク図であり、マイクロプロセツサ等のプロセツ
サCPUを中心に命令メモリROM、データメモリ
RAM、タイマーTM、インターフエイスI/O
等が配され、入力回路IPTおよびインターフエイ
スI/Oを介して与えられた情報をプロセツサ
CPUが受け取り、その情報に応じた命令を命令
メモリROMから読み出したうえ、これに基づい
てプロセツサCPUが与えられた情報と対応した
出力を生じ、インターフエイスI/Oおよび出力
回路OPTを介して必要とする制御出力の送出を
行なつている。
なお、硬貨投入口直後に設けた硬貨検出器
CDT1,CDT2の投入硬貨検出出力は、即時処理
を行なう必要上、割り込み回路ITCを介して直接
プロセツサCPUへ与えられる。また、上述の硬
貨収納信号送出期間および後述の各タイミング動
作を規正するためにタイマーTMを備えると共
に、プロセツサCPUの動作上必要とする各種デ
ータの一時蓄積用として、データメモリRAMが
設けられている。
第5図は、FAX装置PFEの要部を示す実施例
の回路図であり、線路端子L1,L2は電話回線L
を介して交換機EXと接続され、常時は線路端子
L1を(+)として交換機EXからの電源が印加さ
れているが、被呼者応答時と第1図のレピータK
−REPが通話課金信号を発生したときには、一
定時間線路端子L2側が(+)となり、これを検
出して投入されて待機中の硬貨を収納する動作が
行なわれる。
また、FAX送信部FTがモータ駆動電源、原稿
照明電源等を必要とするうえから、本装置におい
ては商用電源を用いており、直流電源を必要とす
る各部には、図上省略した整流回路により直流電
源Vを得た後、電源回路PS1のトランジスタ
Tr10、抵抗器R4,R5からなるスイツチング回路
を介して各部へ供給している。
なお、硬貨収納部CRの硬貨検出器CDT1
CDT5は、硬貨経路を介し相対向して発光ダイオ
ードLD1〜LD5とフオト・トランジスタPT1
PT5が配設されており、硬貨が不存在の際は発光
ダイオードLD1の発光がフオト・トランジスタ
PT1〜PT5へ入射するため、フオト・トランジス
タPT1〜PT5がオンとなり、制御部CTの入力d
〜hを低レベル(以下“L”)としているが、硬
貨の介在により発光ダイオードLD1〜LD5の発光
が遮断されるため、フオト・トランジスタPT1
PT5がオフとなり、これらのコレクタへ抵抗器
R17〜R21を介して印加されている電源電圧が高
レベル(以下“H”)として生じ、これが各入力
d〜hへ与えられるものとなつている。
また、硬貨判別器CSLは、硬貨経路を介し相対
向して配設した発信コイルと受信コイルとを備
え、一定周波数かつ一定電流値の交流により発信
コイルを励磁し、発信コイルから発生した磁界を
受信コイルが検出するものとなつており、両コイ
ル間の硬貨不存在および硬貨介在により両コイル
間の電磁結合量が変化すると、受信コイルからの
検出電圧も変化し、この変化量が硬貨の材質によ
つて異なるため、この原理により10円硬貨、100
円硬貨等の判別および硬貨の真偽判別を行なつて
いる。
以上のとおりに構成されたFAX装置PFEにお
いて、まずフツクオフがなされると、フツクスイ
ツチHS3のオンにより電源回路PS1のトランジス
タTr10へダイオードD9および抵抗器R6を介し順
方向のバイアスが与えられてオンとなり、各部へ
の電源供給を開始すると共に、トランジスタTr8
もダイオードD8を経て順方向バイアスが与えら
れることによりオンとなり、各硬貨検出器CDT1
〜CDT5の発光ダイオードLD1〜LD5および抵抗
器R1,R2のルートにより通ずる電流によつて、
ツエナーダイオードZDに生じているツエナー電
圧に基づき、コレクタ電流およびエミツタ電流が
通じ、抵抗器R3の端子電圧を制御部CTの入力c
へ与える。
すると、プロセツサCPUは入力cの情報に基
づき、命令メモリROMの所定アドレスから命令
を読み出し、これによつてデータメモリRAMの
クリヤを行ない新規動作の準備を行なうと共に、
出力sを高レベル(以下“H”)としてトランジ
スタTr1をオンとし、硬貨収納部CRの硬貨返却
止マグネツトRMを励磁して投入硬貨の返却阻止
レバーを作動させ、投入硬貨の受入状態とする。
ついで、10および100円硬貨が投入されると、
これを投入口直後の硬貨検出器CDT1,CDT2
検出し、その検出出力を“H”として制御部CT
の入力g,hへ与え、これによつて制御部CTか
ら出力oが“H”として生じ、トランジスタTr5
がオンとなり、リレーLPが動作し、その接点lp1
〜lp3がメイクして、接点lp2がオンとなつている
フツクスイツチHS1と共にループ回路の構成を行
なうと同時に、接点lp3によつては信号発生器SG
および硬貨投入催促音を発生するトーン発生器
TGへ電源を供給し、発信条件の準備を行なう。
一方、制御部CTは硬貨検出器CDT5、硬貨判
別器CSLの検出出力を入力d,kへ受けて、発信
準備のなされたことを確認のうえ、出力pを
“H”としてトランジスタTr4をオンとし、リレ
ーRLを動作させ、その接点rlをメイクさせる。
すると、接点lp2により正方向のループ回路が、
線路端子L1−フツクスイツチHS1−接点ans−ダ
イオードD1−接点lP2−ダイヤルのインパルス接
点Di−塞流線輪CH1−ダイオードD3−塞流線輪
CH2−送話器T−ダイオードD6−リレーOL−線
路端子L2として構成されると共に、負方向のル
ープ回路も、線路端子L2−ダイオードD5−接点rl
−リレーKP−塞流線輪CH2−送話器T−ダイオ
ードD4−塞流線輪CH1−インパルス接点Di−接
点lp2−ダイオードD2−オンとなつているスツク
スイツチHS2−リレーANS−線路端子L1として
準備される。
ただし、未だ交換機EXからの電源による線間
電圧は線路端子L1側が(+)のため、正方向ル
ープ回路へループ電流が通じ、これによつてリレ
ーOLが動作し、その接点olのメイクにより制御
部CTの入力bをアースしこれを“L”として、
発信準備の完了情報を与える。
つぎに、ダイヤル発信を行なうとインパルス接
点Diがオン・オフし、これにしたがつて交換機
EXが動作して被呼者との交換接続がなされ、被
呼者の応答により通話状態となり、送話器T、誘
導線輪IND、平衡回路網BN、受話器Rからなる
通話回路により、コンデンサC2,C3を介した通
話音声の送受が行なわれる。なお、このとき送話
器Tには正方向ループ回路により通話電流が供給
されるが、音声成分は塞流線輪CH1,CH2により
阻止されるため、誘導線輪INDへのみ音声成分
が流通する。
また、被呼者応答と同時に線間電圧の極性が反
転し、一定時間のみ線路端子L2側が(+)とな
るため、この間に負方向ループ回路へ通電し、リ
レーANSおよび課金信号受信回路PRとしてのリ
レーKPが動作する。
すると、接点kpのメイクにより制御部CTの入
力aをアースし、“L”とするため、これを制御
部CTが通話課金信号の到来として受取り、硬貨
検出器CDT1,CDT2および硬貨待機位置へ設け
た硬貨検出器CDT5、硬貨判別器CSLからの情報
を蓄積したデーテメモリRAMの内容と照合し、
10円、100円硬貨の双方が待機中のときは、優先
的に出力rを“H”としてトランジスタTr2をオ
ンとし、硬貨収納部CRの10円硬貨収納マグネツ
トCM10を励磁して10円硬貨収納レバーを駆動
し、10円硬貨を1枚のみ収納する。
なお、100円硬貨のみが待機中のときには、出
力qを“H”としてトランジスタTr3をオンと
し、硬貨収納部CRの100円硬貨収納マグネツト
CM100を励磁して100円硬貨収納レバーを駆
動し、100円硬貨を1枚のみ収納すると共に、こ
の情報をデータメモリRAMへ格納して、以降の
通話課金信号による第10課金まで、出力q,rの
双方が“H”へ転ずるのを阻止する。ただし、後
述のフアスク課金信号に対しては、この条件にか
かわらず出力qを“H”とし、フアクス課金信号
に基づく100円硬貨の収納を行なうものとなつて
いる。
この硬貨収納は、硬貨収納レバーと収納金庫と
の間へ設けた硬貨検出器CDT3またはCDT4の検
出出力および、前述の硬貨検出器CDT5または硬
貨判別器CSLの検出出力消滅により制御部CTに
おいて確認され、これにより制御部CTが出力n
を“H”としてトランジスタTr6をオンとし、こ
れによつて信号発生器SGをタイマーTMにより
規正される収納硬貨の種別に応じた時間だけ動作
させ、硬貨収納信号を発生させる。この硬貨収納
信号は変成器T1を介してバリスタVRへ印加さ
れ、ほぼ一定のレベルとされたうえコンデンサ
C1および線路端子L1,L2を経て交換機EXへ送出
され、上述のとおり度数計METを登算する。
なお、硬貨収納後つぎに収納すべき硬貨が待機
位置へ到来しないときには、硬貨検出器CDT5
硬貨判別器CSLの出力に基づき制御部CTが出力
mを“H”とし、トランジスタTr7をオンとして
トーン発生器TGを動作させ、例えば400Hzの催
促音を発生のうえ変成器T2、コンデンサC4を介
して受話器Rへ与え、硬貨投入の催促を行なう。
ただし、この出力mはタイマーTMにより約
500msecの期間のみ発生するものとして規正され
ている。
以上の通話状態において被呼者側フアクシミリ
受信機の準備完了を確認のうえ、図上省略した通
信ボタンをオンとすれば、これによつて切替回路
SWが回線Lとの交流ループを電話機TELの通話
回路からFAX送信部FTに切替え、FAX送信部
FTがコンデンサC2,C3を経て線路端子L1,L2
接続され、フツクオフと同時に制御部CTの出力
uによりFAX送信部電源回路PS2が投入状態とな
つているため、原稿の挿入により直ちに動作状態
となり、被呼者に対する同期信号の送信を行な
い、被呼者側からの位相整合完了信号を受信する
と、同期完了信号を制御部CTの入力jへ与える
と同時に、フアクシミリ送信を開始する。
制御部CTは入力jの情報により、タイマー
TMを用いた一定周期のフアクス課金信号の発生
を例えば100secの周期で開始し、その発生の都度
出力qを“H”として、100円硬貨の収納を逐次
行なう。なお、この間も交換機EXによる線間電
圧の極性反転があれば、上述の通話課金に応じた
10円硬貨の収納が逐次行なわれる。
また、入力jが与えられると同時に制御部CT
は出力tを“H”としてリレーFを動作させてお
り、送話器短絡回路としての接点fにより送話器
Tを短絡のうえ不動作状態とし、送話器Tからの
雑音がフアクシミリ信号へ混入するのを阻止す
る。
以上の状態はFAX送信部FTに対する原稿挿入
の続く限り継続し、最終原稿の送信完了に伴ない
その情報が、FAX送信部FTから制御部CTの入
力iへ与えられる。
なお、切替回路SWにはリレーが用いられてお
り、制御部CTからの指令により動作を継続し、
この指令が解除されると復旧して線路端子L1
L2を通話回路へ再び接続する。
最終原稿の送信完了に伴なう情報が入力iへ与
えられると、制御部CTはタイマーTMにより一
定の保留時間として例えば7〜8secの後に切替回
路SWを自動的に復旧させると共に、出力tを
“L”へ転じてリレーFも復旧させ、送話器Tを
再び動作状態とし、通話回路による通話を可能と
する。
通話により被呼者側のフアクシミリ受信状況を
確認のうえ、フツクオンを行なうと、フツクスイ
ツチHS1,HS2のオフによりループ回路が開放さ
れ、交換機EXが復旧すると共に、フツクスイツ
チHS3のオフによりトランジスタTr8がオフとな
り制御部CTの入力cが“L”となる。
すると、制御部CTは各出力を“L”へ戻し、
リレーRL,LPを復旧させると同時に、FEX送信
部電源回路PS2の投入状態を解除し、初期状態へ
復帰させる。
ただし、電源回路PS1のトランジスタTr10は、
トランジスタTr9へ抵抗器R8を介して制御部CT
の出力lが“H”として与えられ、トランジスタ
Tr9がオンとなつていることにより、フツクスイ
ツチHS3がオフとなつてもトランジスタTr9、抵
抗器R7を経て順方向バイアスが与えられている
ため、オン状態を維持しており、タイマーTMに
よる所定時間経過後に出力lが“L”へ転じてか
らオフとなり、各部への電源供給を停止し、これ
によつて制御部CTの出力sも“L”となり、硬
貨返却阻止マグネツトRMの励磁が解除されるた
め、残留硬貨が返却される。
これは、フツクオフ直前に硬貨収納動作が開始
されているとき、確実に硬貨の収納を行ない、か
つ、硬貨収納信号を送出する目的上、その対策と
して考慮されている。
したがつて、フアクシミリ送信の開始から終了
までは、通話回路の課金信号受信回路を利用して
周期的課金による有料フアクシミリ通信を行なう
ことができるとともに、送話器Tが不動作状態と
なり周囲雑音等をフアクシミリ信号へ混入するお
それがなくなるため、安定なフアクシミリ信号の
送信が行なわれ、被呼者側の受信画質が向上する
と共に、フアクシミリ送信前後は送話器Tが動作
状態となるため、電話機による打合せが確実に行
なわれる。
なお、送話器短絡回路としては、単なる短絡接
点のほか、切替接点により送話器Tを除外すると
同時に同等の抵抗値を有する抵抗器等を代替挿入
するものを用いてもよく、同回路を制御するのに
FAX送信部FTからの入力i,jにより駆動され
るフリツプフロツプ回路等を用いても同様であ
り、種々の変形が自在である。
以上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、公衆電話機の課金信号受信回路を利用して周
期的課金による有料フアクシミリ通信を行なうこ
とができるとともに、フアクシミリ信号に対する
送話器からの雑音混入が完全に阻止されるため、
安定なフアクシミリ通信が保証され、課金式フア
クシミリ装置において多大の効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するシステムの構成を示
すブロツク図、第2図は第1図のものの運用状況
を示すフローチヤート、第3図は全装置の構成を
示すブロツク図、第4図は第3図における制御部
の詳細を示すブロツク図、第5図は本考案の実施
例を示す回路図である。 L……電話回線、PFE……FAX装置(課金式
フアクシミリ装置)、FT……FAX送信部(フア
クシミリ送信部)、SW……切替回路、TEL……
通話回路、CT……制御部、IPT……入力回路、
CPU……プロセツサ、ROM……命令メモリ、
RAM……データメモリ、I/O……インターフ
エース、OPT……出力回路、L1,L2……線路端
子、T……送話器、IND……誘導線輪、R……
受話器、F……リレー、f……接点(送話器短絡
回路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 課金信号受信回路が接続されてなる直流ループ
    内に挿入された送話器を有しかつ電話回線と交流
    的に結合されてなる公衆電話機用通話回路を備
    え、硬貨投入後ダイヤル発信を行なつた後、前記
    通話回路側からフアクシミリ送信部側へ切替接続
    してフアクシミリ通信を行なう課金式フアクシミ
    リ装置において、電話回線との交流ループを前記
    通話回路からフアクシミリ送信部へ切替える手動
    切替スイツチと、この手動切替スイツチを切り替
    えた後の前記フアクシミリ送信部によるフアクシ
    ミリ送信開始時に前記送話器を短絡する送信器短
    絡回路とを備え、前記課金信号受信回路を共用し
    て周期的課金による有料フアクシミリ通信を行な
    うようにしたことを特徴とする課金式フアクシミ
    リ装置。
JP1980093268U 1980-07-02 1980-07-02 Expired JPS6324697Y2 (ja)

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JP1980093268U JPS6324697Y2 (ja) 1980-07-02 1980-07-02

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