JPS63246585A - 合成樹脂製パイプの架設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂製パイプの架設方法に関し、更に詳し
くはスタンションまたはブラケットを設置し、この間に
必要に応じメツセンジャーワイヤを用いて合成樹脂製パ
イプを架設する方法に関する。

〔従来技術とその問題点〕

合成樹脂製パイプは、各種流体の輸送に良く使用されて
いるが、この合成樹脂製パイプをかなり長距離の間に架
設する場合も極めて多い。このような架設に際しては各
種の方法があるが、そのうちの一つにスタンションまた
はブラケット、並びにメツセンジャーワイヤを用いて架
設する方法がある。この方法はたとえば第１図に示すよ
うに適当間隔をあけて設けられたスタンションまたはブ
ラケット（１）（以下単にスタンションという）に、合
成樹脂製パイプ（２）をメツセンジャーワイヤ（３）を
用いて吊り下げのものである。但し同図中（４）はタン
バックルである。そしてこの方法に於いては、上記パイ
プをスタンション部で固定所謂拘束し、メ・７センジヤ
ーワイヤを用いてタンバックル（４）を介して該パイプ
を吊り下げて、パイプの重量に基づく「たれ」を防止す
るものである。

しかしながらこの従来方法に於いては、次の様な問題点
が存在する０合成樹脂製パイプは、その温度の変化によ
り伸縮を繰り返すものであるが、従来方法に於いては、
スタンション部に於いて該パイプを固定即ち拘束してい
るために、たとえばパイプが伸長すると伸長骨だけの逃
げがないためにパイプが屈曲する。またたとえパイプを
スタンション部で拘束していても、風やその他の影響で
上下左右のに揺れが生じるを避けられない。パイプが屈
曲すると外観が悪くなるばかりでなく、流体の輸送能力
も低下し、また著しい場合は屈曲による応力歪によりパ
イプの破損という大問題も生じかねない、また上下左右
の振動は、メツセンジャーワイヤの切断やこれから吊り
下げている吊り下げ用ワイヤの切断を惹起し、その結果
パイプの破損につながりかねない。またパイプ自体も振
動により機械的損傷を受は易く、また振動による応力歪
により損傷を受は易い。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明が解決しようとする問題点は、従来の方法の各難
点を解消することであり、更に詳しくは、伸縮に基づく
屈曲の問題、及び上下左右の振動に基づく難点が大きく
緩和された合成樹脂製パイプの架設方法を開発すること
である。

〔問題点を解決するための手段〕

この問題点は、合成樹脂製パイプをスタンションまたは
ブラケット間に、必要に応じてメツセンジャーワイヤを
用いて架設するに際し、Ｒ付帯板上に合成樹脂製パイプ
をｉｔして架設することにより達成される。

〔発明の構成並びに作用〕

本発明法を第２図を用いて下記に説明する。但し第２図
の番号中、第１図と同じ番号は、第１図と同じことを表
し、また第２図中（５）はＲ付帯板、（６）はインシュ
ロック帯、（７）はＵ−ボルトをそれぞれ示す、またＲ
付帯板の一例を第３図に示すが、同図中（８）はＲ付帯
板、（９）は水抜き孔である。なお水抜き孔（９）は、
必ずしも設ける必要はない。

先ず本発明に於いては、パイプ（２）をＲ付帯板（５）
上に！５！置し、該帯板（５）とパイプ（２）とを拘束
する。

この際の一例を示すと第４図の通りであり、同図中（２
）はパイプ、（５）はＲ付帯板であって、帯板（５）上
にパイプ（２）を載置し、これを適当な拘束材たとえば
インシュロックやホースバンド（６）で拘束する。

この拘束ピッチは合成樹脂製パイプの標準拘束ピッチ、
通常の最大支持間隔以内で拘束する。

次いでこれを常法に従ってスタンシロン（１）に拘束す
る。このスタンション（１）との拘束に際しては、通常
Ｕボルト（７）を一本または２本用いてＲ付帯板（５）
上から行う、また必要に応じてスタンション間の距離の
長い所では、メツセンジャーワイヤ（３）を用いてタン
バックル（４）を介して吊り下げて重量に基づく「たれ
」を防止する。

本発明に於いては、パイプ（２）をＲ付帯＋７ｉ　（５
１上に載置し、これをインシュロックやホースバンドで
第３図に示す如（完全拘束したものをスタンシＪン間に
必要に応じてメツセンジャーワイヤ（３）を用いて架設
しているので、パイプの伸縮による寸法歪は外径方向に
集約され、最終的な両端末部への伸縮とならず、スタン
ション間に於ける伸縮に基づく上下左右の揺れや屈曲は
大きく軽減される。

また必要に応じメツセンジャーワイヤ（３）を用いて吊
り下げることにより、パイプ（２）及びＲ付帯板（５）
の重量に基づく「たれ」を未然に防止することが出来る
０本発明に於いて使用するＲ付帯板の材質としては、耐
蝕性の大きいものであるかぎり、特に限定されず各種材
料のものが使用され、たとえば各種強度のある樹脂、各
種耐蝕性ある金属が挙げられ、また金属に耐蝕層を設け
たもの、たとえば各種メッキや耐蝕性塗料（エポキシ塗
料等）を塗布したものでも良い。

この帯板の厚みはパイプの種類に応じて適宜に′選択す
れば良いが、通常０．５〜４．５ｆｉ程度でＯＯｌまた
その長さはブラケットセンターピッチよりも１００〜２
００ｍ長めのものが好ましい。

またＲの程度はパイプの直径に合わせて適宜に決定する
。また本発明に於いては、その他のスタンションまたは
ブラケット、メツセンジャーワイヤ、タンバックル、Ｕ
ボルト等は従来から使用されて来たものがそのまま使用
され、その拘束手段や設置方法も従来通りで充分である
。また保温を施す必要のある場合も、この上から充分施
工することが出来る。

〔発明の効果〕

本発明法によれば合成樹脂製パイプを上下左右の振動や
屈曲なしに架設出来るので、たえず安定して所望の液体
を流通することが出来、産業上の利用価値は極めて高い
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のパイプのスタンションまたはブラケット
を用いる架設方法を説明するための概略説明図であり、
第２図は同じく本発明法による架設方法を示す図面であ
る。第３図は本発明法に於いて使用するＲ付帯板の一例
を示す図面であり、第４図はパイプとＲ付帯板との拘束
方法を示す図面である。 （１）　　・・・・・スタンション （２）　　・・・・・パイプ （３）　　・・・・・メツセンジャーワイヤ（４）　　
・・・・・タンパ７クル （５）　　・・・・・Ｒ付帯板 （６）　　・・・・・インジュロツタ帯（７）　・・・
・・Ｕボルト （８）　　・・・・・Ｒ付帯板 （９）　　・・・・・水抜き孔 （以上）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）合成樹脂製パイプをスタンションまたはブラケッ
   ト間に必要に応じてメッセンジャーワイヤを用いて架設
   するに際し、Ｒ付帯板上に合成樹脂製パイプを載置して
   架設することを特徴とする合成樹脂製パイプの架設方法
   。