JPS6324607Y2 - - Google Patents

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JPS6324607Y2
JPS6324607Y2 JP1980080060U JP8006080U JPS6324607Y2 JP S6324607 Y2 JPS6324607 Y2 JP S6324607Y2 JP 1980080060 U JP1980080060 U JP 1980080060U JP 8006080 U JP8006080 U JP 8006080U JP S6324607 Y2 JPS6324607 Y2 JP S6324607Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は耐振、耐衝撃形過負荷継電器の構造に
関する。
〔従来の技術〕
一般に過負荷継電器は小型軽量であり、通電さ
れた動作中においても振動、衝撃に充分耐えられ
るものが望ましい。
この種の継電器として従来実開昭50−29272号
公報に示されるように、バイメタルの変位を利用
した操作機構が作動板を回動させ、この作動板の
先端が接点切換装置を動作させるものにおいて、
この作動板に釣合錘を付加して、外部衝撃による
作動板の誤動作を防ぐようにしたもの、すなわち
過負荷継電器に衝撃が加わつたとき操作機構の生
じるモーメントが作動板の支点を境に作動板の釣
合錘のついている側の反対側に作用して、釣合錘
の生じるモーメントと打ち消し合うように構成さ
れたものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこの種の過負荷継電器では振動、衝撃の
方向、大きさが異ると、操作機構を支える支点と
作動板の支点の位置が別個で相違していることな
どにより、操作機構の生じるモーメントが変化す
るとともに操作機構と釣合錘の生じる両モーメン
トが同一にならなくなり、したがつて打ち消し合
うことができずに誤動作が生じる恐れがあつた。
この考案は上記の欠点を除去し、振動、衝撃に
強く誤動作を生じない耐振、耐衝撃過負荷継電器
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は負荷
電流により加熱され、先端が一方向に移動する主
バイメタルを設け、この主バイメタルの先端によ
りトリツプレバーを駆動し、このトリツプレバー
の先端により温度補償バイメタルを介して掛金の
一端を押し、この掛金を外すことにより操作棒が
圧縮ばねに押し動かされ、継電器接点を動作させ
るようにした過負荷継電器において、上記掛金の
近くに、回動自在に支持され、常時はねじりばね
によつて定位置を保ち、衝撃がかかればその下端
に取付けたおもりによつてこの支点を中心に、こ
のおもりと反対側に設けた突起が前記掛金の突起
の時計方向側に廻り込むように前記ねじりばねに
抗して回動して前記掛金の回動を阻止する衝撃補
償体を設けるものである。
〔作用〕
この考案によれば、耐振、耐衝撃形過負荷継電
器に振動、衝撃が加わつたとき、衝撃補償体15
の下端に取付けたおもり157によつて衝撃補償
体15の支点を中心にねじりばね17に抗してい
づれかの方向に回動する。回動した状態では衝撃
補償体15の突起153が掛金7の突起72の時
計方向側に廻り込むようになり、掛金7が軸受6
3から外れようと時計方向側に回動すると突起7
2が突起153に衝突して掛金7の回動が阻止さ
れる。
〔実施例〕
次に図に示す本考案の実施例について以下に説
明する。第1図は本考案の実施例による耐振耐衝
撃形三相過負荷継電器の正面蓋を一部切り欠いた
正面図、第2図はそのX−X断面平面図である。
図において1は合成樹脂でできたケースである。
ケース1は絶縁壁11で大きく仕切られた接点操
作室2と、それぞれ絶縁隔壁12で小さく仕切ら
れたバイメタル室3とで構成され、これらの部屋
は下端部で連通している。接点操作室2には継電
器接点4が取付けられており、この接点4は圧縮
ばね5によつて押し上げられる操作棒6によつて
開閉動作を行なう。操作棒6はリセツト棒61、
掛金係合突起62と一体となつており、掛金7が
突起62に設けた軸受63に係合するようになつ
ている。掛金7は中間部を支軸8に回動自在に支
えられ、圧縮ばね9に押されて、操作棒6をばね
5に抗して押し下げた状態で、かぎ部71が軸受
63に係合する。掛金7の上端部には垂直に垂れ
下がる温度補償バイメタル10が固着されてい
る。接点操作室2の奥の垂直壁13の掛金7の頭
部に対向する位置に、取付け板14が取付けられ
ており、この取付け板14に衝撃補償体15がね
じ16を介して回動自在に取付けられ、ねじりば
ね17によつて常時は定位置を保つようになつて
いる。一方バイメタル室3には3本の主バイメタ
ル18がその上部を固定して取付けられ、これら
のバイメタルにはヒータ19が絶縁物を介して巻
きつけられ、その両端が端子20に接続されて負
荷電流を流すようになつている。主バイメタル1
8の下端はその熱動方向の面に接する突起を有す
る主シフタ21と、冷却して復帰する方向の面に
接する突起を有する補助シフタ22とではさまれ
ている。補助シフタ22の主バイメタルの熱動側
の端部は主シフタ21のそれより突出しており、
電流調整装置23と可調整の隙間を隔てて対向し
ている。また補助シフタ22の突出先端にはトリ
ツプレバー24が補助シフタ22とほぼ直角をな
してピン結合され、主シフタ21の先端が、この
トリツプレバー24の中間点に突設された固定ピ
ン25に当接してこれを押すようになつている。
また主シフタ21の主バイメタルに接する突起部
には中央部を固定支点26によつて回動自在に支
持されたリンク27がピン結合され、リンク27
の他の端にはバランスウエイト28がピン結合さ
れている。
以上のごとく構成された過負荷継電器のヒータ
19に負荷電流を通じると主バイメタル18の下
端が矢印イ方向に移動し、主シフタ21を矢印イ
方向に移動させトリツプレバー24の突設固定ピ
ン25を押す。それにつれて補助シフタ22とト
リツプレバー24も矢印方向に移動し、補助シフ
タ22の先端が電流調整装置23に当接し、トリ
ツプレバー24の先端が温度補償バイメタル10
の下端に近接するが、温度補償バイメタル10を
押すにはいたらない。過負荷になると主バイメタ
ル18の下端はさらに矢印イ方向に移動し、主シ
フタ21の先端が固定ピン25を押すので、トリ
ツプレバー24は補助シフタ22への結合ピンを
支点にして回動し、その先端が増幅されて大きく
移動して温度補償バイメタル10の下端を押す。
これにより掛金7の先端のかぎ部71が矢印ロ方
向へ回動し、操作棒6の突起部軸受63から外れ
る。このため、操作棒6は圧縮ばね5によつて押
し上げられ、継電器接点4を動作させる。主バイ
メタル18の温度が下がれば、その下端は元の位
置に復帰し、補助シフタ22によつて主シフタ2
1、トリツプレバー24も復帰し、リセツト棒6
1を押し込むことにより掛金7のかぎ部71は圧
縮ばね9によつて操作棒6の突起部軸受63に係
合し、継電器接点はリセツトされる。
以上の通常の衝撃力の加わらない状態での過負
荷保護の動作時には衝撃補償体15はねじりばね
17によつて定位置を保つており、その状態では
掛金7の突起72が衝撃補償体の突起153の切
り欠き部を通つて動き、トリツプ動作には何ら支
障を来たさないが、衝撃が加わわると、この衝撃
補償体15の下端にはおもり157が取付けられ
ているので、ねじ16を支点にして衝撃補償体1
5はねじりばね17に抗していづれかの方向に回
動し、したがつて突起153も時計または半時計
方向に回動する。
回動した状態では衝撃補償体15の突起153
が、第1図において掛金7の突起72の右側、す
なわち掛金7の突起72が時計方向に回動すれば
衝突する位置に、廻り込んでおり、掛金7が軸受
63から外れる方向である時計方向に回動したと
き掛金7の突起72が衝撃補償体15の突起15
3に衝突してその動きが阻止される。トリツプレ
バー24はバランスウエイト28によつて衝撃に
よる動きを阻止されるようになつてはいるが、た
とえトリツプレバー24の先端が衝撃によつて温
度補償バイメタル10の下端を叩いたとしても、
掛金7の動きは、圧縮ばね9により支軸8を支点
に反時計方向に押されているため衝撃補償体15
の動きより遅く、一方衝撃補償体15は、バネ1
7とおもり157とのバランスがとられていて素
早く動くようになつているので、衝撃補償体15
の突起153が突起72の時計方向側に素早く廻
り込んでその動きを阻止するようになり、したが
つて衝撃による継電器接点の誤動作は阻止される
ことになる。
第3図および第4図に掛金7の詳細を示す。図
において、71はかぎ部、72は掛金7の側面に
突出して衝撃補償体と関係する突起、73は温度
補償バイメタル取付け部、74は圧縮ばねの取付
け突起、75は支持軸取付けボスである。
第5図および第6図に衝撃補償体15の詳細を
示す。図において151は支持軸を通すボスであ
り、このボスより横に伸びた水平腕152の先端
に直角に折曲した突起153が設けられており、
この突起153の中央部は切り欠かれている。ま
た水平腕152の中間部には切り欠き穴154が
あけられ、この穴の端部にねじりばねの両端が当
接する突起155が設けられている。ボス151
より下方に伸びる垂直腕156の下端にはおもり
157が取付けられている。衝撃補償体15を取
付け板14に取付けた状態では、取付け板14よ
り固定突起29が切り欠き穴154より突出し
て、ねじりばね17の両端によつてはさみ込ま
れ、常時は衝撃補償体15を定位置に保持するよ
うになつている。衝撃が加われば、おもり157
によつて衝撃補償体15には矢印ハまたはニのい
ずれかの方向に回動する力が働らき、突起155
がねじりばね17のいづれかの端部を押しばねに
抗して回動する。この際突起153によつて掛金
7の回動が阻止される。そして衝撃力がなくなれ
ばばねの復帰力によつて元の定位置に復帰するよ
うになつている。
〔考案の効果〕
この考案によれば、振動、衝撃が加わつたとき
衝撃補償体の突起が掛金の突起の時計方向側に廻
り込むようになり、掛金が軸受から外れように時
計方向側に回動すると、衝撃補償体の突起が掛金
の突起に衝突して掛金の回動が阻止されて掛金が
軸受から外れられなくなり、振動、衝撃による誤
動作が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による耐振耐衝撃形三
相過負荷継電器の正面蓋を一部切り欠いた正面
図、第2図はそのX−X断面平面図、第3図は掛
金の正面図、第4図はその側面図、第5図は衝撃
補償体の正面図、第6図はその側面図である。 1…ケース、2…接点操作室、3…バイメタル
室、4…継電器接点、5…圧縮ばね、6…操作
棒、7…掛金、8…支軸、9…圧縮ばね、10…
温度補償バイメタル、11…絶縁壁、12…隔
壁、13…垂直壁、14…取付け板、15…衝撃
補償体、16…ねじ、17…ねじりばね、18…
主バイメタル、19…ヒータ、20…端子、21
…主シフタ、22…補助シフタ、23…電流調整
装置、24…トリツプレバー、72…突起、15
3…突起、157…おもり。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負荷電流により加熱され、先端が一方向に移動
    する主バイメタルを設け、この主バイメタルの先
    端によりトリツプレバーを駆動し、このトリツプ
    レバーの先端により温度補償バイメタルを介して
    掛金の一端を押し、この掛金を外すことにより操
    作棒が圧縮ばねに押し動かされ、継電器接点を動
    作させるようにした過負荷継電器において、上記
    掛金の近くに、回動自在に支持され、常時はねじ
    りばねによつて定位置を保ち、衝撃がかかればそ
    の下端に取付けたおもりによつてこの支点を中心
    に、このおもりと反対側に設けた突起が前記掛金
    の突起の時計方向側に廻り込むように前記ねじり
    ばねに抗して回動して前記掛金の回動を阻止する
    衝撃補償体を設けたことを特徴とする耐振、耐衝
    撃形過負荷継電器。
JP1980080060U 1980-06-09 1980-06-09 Expired JPS6324607Y2 (ja)

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JP1980080060U JPS6324607Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09

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JPS574146U JPS574146U (ja) 1982-01-09
JPS6324607Y2 true JPS6324607Y2 (ja) 1988-07-06

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ID=29442514

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63175166U (ja) * 1986-02-19 1988-11-14
JP2572504B2 (ja) * 1992-06-29 1997-01-16 株式会社山口製作所 めっき用バレル

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JPS5029272B2 (ja) * 1971-11-24 1975-09-22

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JPS5029272B2 (ja) * 1971-11-24 1975-09-22

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