JPS63245611A - 苗の定植方法 - Google Patents

苗の定植方法

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JPS63245611A
JPS63245611A JP8044087A JP8044087A JPS63245611A JP S63245611 A JPS63245611 A JP S63245611A JP 8044087 A JP8044087 A JP 8044087A JP 8044087 A JP8044087 A JP 8044087A JP S63245611 A JPS63245611 A JP S63245611A
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JP
Japan
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water
fertilizer
seedlings
soil
planting
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Pending
Application number
JP8044087A
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English (en)
Inventor
健治 田中
武田 遒
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は苗の定植方法に関するものである。
〔従来の技術〕
苗の定植方法に関して、土壌全面に吸水性樹脂粉末と肥
料とを混合、施用する方法(たとえば特開昭59−10
2888号公報に記載の方法)が提案されている。
果が乏しいという問題点がある。また上記方法は土壌施
用された肥料が51水または降雨により溶解し、この溶
解水を土壌中に存在する吸水性樹脂が吸収・保持して肥
料の流出を防止するというものであるが、通常吸水性樹
脂が肥料水を吸収するにはある程度の時間を要すること
から、この間に肥料が流出するのを避けられないという
問題点もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、育苗された苗を本題土壌に定植するにあ
たり、苗と本圃土壌とのなじみを増して苗の活着性を向
上させるとともに、肥料の流出を完全に防止して、苗の
活着後の生育促進にも優れた効果を発揮する定植方法に
ついて概意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、苗を土壌に定植するにあたり、水不
溶性吸水性樹脂に肥料水溶液を吸収させたゲルを植穴に
施用し゛た後に該苗を定植することを特徴とする苗の定
植方法である。
本発明において使用される水不溶性吸水性樹脂(以下吸
水性樹脂ともいう)としては、デンプンまたはセルロー
ス(ト)と水溶性単量体および/または加水分解により
水溶性となる単量体(B)と架橋剤(C)とを必須成分
として重合させ必要により加水分解を行うことにより得
られる水不溶性の吸水性樹脂があげられる。
上記吸水性樹脂の製造に用いられる囚、(6)および(
C)の詳細、囚、(B)および(C)の割合、吸水性樹
脂の製造法、および吸水性樹脂の具体例は特開昭52−
25886号、特公昭53−46199号、特公昭53
−46200号および特公昭55−21041号に記載
されている。
と記載とCB)と(0との重合により得られる樹脂以外
の吸水性樹脂としては(4)と(6)とを重合させたも
の、たとえばデンプン−アクリロニトリルグラフト重合
体の加水分解物、セルロースルアクリロニトリルグラフ
ト重合体の加水分解物など;ノ)と(C)だスルホン化
ポリスチレン、架橋ポバール、特開昭52−14689
号および特開昭52−27455号記載の架橋されたビ
ニルエステルー不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架
橋されたポリアクリル酸塩およびアクリル酸−アクリル
酸エステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マ
レイン酸共重合体、および架橋ポリエチレンオキシドな
どがあげられる。さらに(B)の重合物、たとえば特公
昭54−80710号公報に記載の樹脂や分子中に少く
とも水酸基とカルボキシラード基を含有する高分子重合
体たとえば特公昭54−87994号公報に記載の樹脂
も使用できる。上記の吸水性樹脂は二種以上用いてもよ
い。
これらの吸水性樹脂はさらにそれらの粒子の表面を架橋
剤で反応または後処理をほどこして、粒子内に架橋勾配
をもうけたものでもよい(たとえば特開昭58−426
02号および特開昭57−44627号公報)。
上記の各種吸水性樹脂のうち、(4)、03)および(
C)を必須成分として重合させ必要により加水分解を行
なうことにより得られる吸水性樹脂が適度の生分解性を
有しており、土壌中に長期間(1年〜数年)残留しても
環境を汚染する心配がないこと、および降雨、1水など
によって吸水性樹脂自身が流出しまう心配がないこと、
などの理由から好ましい。
本発明において用いられる吸水性樹脂としては、肥料の
流出防止という観点からみて無機塩類水溶液、例えば1
%濃度の硫酸アンモニウム水溶液の吸収能が少なくとも
tomn/g(好ましくは20mVfとくに好ましくは
80〜10 orrl/g)のものが適している。(A
)、(B)および(C)を必須成分として重合させ必要
により加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂は
好ましい吸収能を示し吸収能の点からも好ましい。
また、吸水性樹脂はナトリウム塩タイプのものが大半で
ありさしつかえないが、カリウム塩またはアンモニウム
塩タイプの方が土壌中で生分解した後:こ植物の肥料成
分(加里または窒素肥料)となりとくに好ましい。
このような吸水性樹脂の形状は、粉粒状、ペレット状、
繊維状などがあり、そのいずれもが使用可能である。形
状が粉粒状の場合の粒子径は通常0.01〜10ミリ、
好ましくは0.1〜5ミリを主体とするものである。
本発明において用いられる肥料の種類としては特に限定
はなく、窒素質肥料、リン酸質肥料、加里質肥料などの
単味肥料や、窒素、リン酸および加里の肥料三要素のう
ち、2成分以上の肥料を含んだ配合肥料、化成肥料、複
合肥料および堆肥などの動植物質肥料などが挙げられる
。肥料の物理的形態については特に限定はなく、粒状、
粉状、液状などのいずれでもよい。
本発明において肥料水溶液中の肥料濃度および吸水性樹
脂に吸収させる肥料水溶液の量は、植物の種類、土壌の
質、気象条件などにより異なり種々変えることができる
が、肥料水溶液中の肥料成分濃度は一般には0.05〜
2%、好ましくは0.1〜1%であり、吸水性樹脂に吸
収させる肥料水溶液の量は吸水性樹脂1kg当り通常1
0〜1000 l 、好ましくは80〜8001である
肥料水溶液を吸水性樹脂に吸収させたゲルを作成する方
法としては特に限定はなく、たとえば肥料をあらかじめ
水に溶解させてから吸水性樹脂に吸収させてゲルを作成
する方法;吸水性樹脂と肥料とを混合したのちに水を加
えてゲルを作成する方法;あら槍じめ作成した吸水性樹
脂のゲルに更に肥料水溶液を吸収させて所望のゲルを得
る方法などがあげられる。ゲルを作成する際には必ずし
も攪拌操作を必要としないが、必要により攪拌機、ミキ
サーなどによる機械的攪拌やスコップ、棒などによる手
攪拌を行なってもよい。
また、上記ゲルを施用する植穴については特に限定はな
く、例えばスコップやシャベルなどを使用して設けた穴
や、機械的に設けた植穴などすべてが対象となる。この
植穴の大きさは定植しようとする苗の根の広がり、ある
いは育苗時(こ使用した土壌または/および培土の付着
量に応じて種々変えることができる。たとえば、8寸鉢
で鉢育苗された苗を本図に定植する場合には鉢のサイズ
より大きめの直径約101、深さ約10c11Iの植穴
を作るのが好ましい。
本発明の方法が対象とする土壌の種類は特に限定はなく
、沖積土壌、洪積土壌、火山灰土壌、砂質土壌などが挙
げられるが、保水力が小さく、肥料流出の激しい砂質土
壌に対してとくに有効であ慮して種々変えることができ
るが、通常植穴−力着向上効果に乏しい。一方、s o
 0m6より多く施用した場合は800m1施用の場合
と比較して特に著しい苗の活着向上効果の差が認められ
ないため経済的な面でメリット乏しい。
本発明において適用しうる苗の種類は、たとえば鉢育苗
、ポット育苗、箱育苗、床育苗などにより育てられた苗
であり、これらの苗は育苗時に使用した土壌あるいは培
土を付着させた状態で定植してもよく、また土を取り除
いて定植してもよい。
また、苗の定植作業は通常の方法でよい。
本発明においては必要により農薬(殺虫剤、殺菌剤など
)、植物栄養成分(マグネシウム、鉄、マンガン、銅、
モリブデンなど)その他土壌改良剤(PVA、クリリウ
ム、リグニンスルホン酸、フミン酸、パーライト、バー
ミキュライトなど)などをゲルに添加あるいはゲルと併
用施用してもよい。
〔実施例〕
以下、製造例および実施例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれらの製造例および実施例に限定され
るものではない。
製造例1 特公昭58−46199号、製造例4の方法によりトウ
モロコシデンプン、アクリル酸、アクリル酸ナトリウム
およびN 、 N’−メチレンビスアクリルアミドを反
応させて粒度が0.5〜2ミリの吸水性樹脂を得た。こ
の吸水性樹脂の1%硫酸アンモニウム水溶液に対する吸
収能は’15m1J/fであった。
製造例2 特公昭58−46199号製造例6の方法によりフラッ
フパルプ、メタクリル酸メチルおよびトリオキシエチレ
ングリコールジメタクリル酸を反応させて粒度1〜5ミ
リの吸水性樹脂を得た。この吸水性樹脂の1%硫酸アン
モニウム水溶液に対する吸収能は62mA’/j’であ
った。
製造例8 四つ目丸底フラスコにノルマンヘキサン200部、ソル
ビタンモノステアレート2部、アクリル酸9部、アクリ
ル酸ナトリウム28部および水40部を加え20℃で1
0分間攪拌を行なった。次いで混合液中に窒素ガスを吹
き込んで溶存酸素を除広した後、過硫酸カリウム0.1
部を加えて60°Cで8時間反応させた。反応後、生成
物を一過し60°Cで8時間減圧乾燥して粒度0.1〜
0.5ミリの吸水性樹脂を得た。この吸水性樹脂の1%
硫酸アンモニウム水溶液に対する吸収能はa s mI
I/lであった。
実施例1 液体肥料(窒素二リン酸:加里=1:1.8:0.8)
0.4kliを1001の水に溶解した肥料水溶液約1
001中に製造例1で得られた吸水性樹脂1kgを添加
し、約80分間静置することにより肥料水を吸収したゲ
たトマトの苗を定植した。(5月10日)10日後に苗
の活着状況を調査し、60日後にトマトの生育状況を調
査した。その結果を第1表に示したが本発明にもとづく
試験区の活着率および生育状況は慣行区(従来方法にも
とづく区)に比べて良好であった。
同様にして、製造例2および8で得られた吸水性樹脂に
肥料水を吸収させたゲルを使用した区、および比較とし
て製造例1で得られた吸水性樹脂なお、各試験にあたっ
ては20本のトマトの苗を定植し、ン香水は通常の方法
に従った。
第1表 *ゲル添加量は植穴1カ所当りの施用量を示した。
実施例2 実施例1と同様にして作成したゲルを植穴1カ所につき
第2表に示す量を加え、ポット育苗したナスビの苗を定
植した。定植本数は各試験につき20本である。毎日1
回二1水をほどこし、10日後に苗の活着状況を調査し
、90日後にナスビの生育状況を調査した結果を第2表
に示した。尚、比較として実施例1と同様の比較区を設
け、標準の1/2量のン遂水とした。本発明にもとづく
試験区は慣行区および比較区に比べて活着率、生育状況
ともに良好であった。また多重水量の減少に対しても本
発明にもとすく定植方法は、生育に対してなんら悪影響
を与えなかった。
第2表 〔発明の効果〕 本発明の苗の定植方法は、次の様な種々の効果を有する
(1)本発明の方法により苗の活着性が向上する。
すなわち、培土により集中育苗された苗(培土の付着し
た苗を含む)を本圃土壌に定植すると、土壌成分および
土壌環境が変化することから苗の活着性が低下するのに
対し、本発明の定植方法では、肥料および水を吸収した
吸水性樹脂のゲルが苗と本田土壌との境界に存在するた
め両者のなじみを増すとともに、充分な肥料と水とが苗
に供給される。その結果苗の活着性が向とする。
(2)本発明の方法は、植物の生育に必要な肥料の水溶
液を吸収したゲルを植穴に施用するため、肥料の流出を
完全に防止することができる。一方、土壌に吸水性樹脂
粉末と肥料とを混合、施用する方法(例えば、特開昭5
9−102888号公報に記載の一方法)では、ある程
度の肥料の流出が避けられない。したがって、従来の方
法に比べてより少ない肥料量で苗の活着および生育を著
し7く促進させることが可能となる。また肥料流出によ
る環境汚染の心配もない。
(3)苗と本国土壌との境界に存在するゲルが充分な水
分を含んでいるため、定植後の1水を低減することが可
能であす、ン膚水作業の省力化となる。
(4)従来提案されていた吸水性樹脂の土壌への施用方
法では、土壌全面に粉末状の吸水性樹脂を混合、施用し
ていたのに対し、本発明の方法では苗の活着および生育
(こ必要とされる植穴にのみ肥料水溶液を吸収したゲル
を施用する定植方法であることから、吸水性樹脂の使用
量が少なくてすみ経済的である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、苗を土壌に定植するにあたり、水不溶性吸水性樹脂
    に肥料水溶液を吸収させたゲルを植穴に施用した後に該
    苗を定植することを特徴とする苗の定植方法。
JP8044087A 1987-03-31 1987-03-31 苗の定植方法 Pending JPS63245611A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1129387A (ja) * 1997-07-08 1999-02-02 Ryuichi Endo 土壌改良肥料
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