JPS63244543A - マグネトロン用陰極部 - Google Patents

マグネトロン用陰極部

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Publication number
JPS63244543A
JPS63244543A JP7729287A JP7729287A JPS63244543A JP S63244543 A JPS63244543 A JP S63244543A JP 7729287 A JP7729287 A JP 7729287A JP 7729287 A JP7729287 A JP 7729287A JP S63244543 A JPS63244543 A JP S63244543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
niobium
end shield
magnetron
cathode
electron beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP7729287A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kawai
光雄 河合
Takashi Ishigami
隆 石上
Saburo Matsushita
松下 三郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7729287A priority Critical patent/JPS63244543A/ja
Publication of JPS63244543A publication Critical patent/JPS63244543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、電子レンジ等に用いられるマグネトロンの陰
極部に関する。
(従来の技術) 従来より、マグネトロンに用いられている陰極部として
、第2図に示すような、熱電子を放出するコイル状フィ
ラメント1と、このコイル状フィラメント1の上端およ
び下端に固定配置された上部および下部エンドシールド
2.3と、上部エンドシールド2に接続固定されたセン
ターリード4と、下部エンドシールド3に接続固定され
たサイドリード5とから主に構成されているものが知ら
れている。
そして、このような陰極部を真空外囲器内の管軸中心に
配置し、その外周に同軸的に陽極部を配置してマグネト
ロンが構成され、この陰極部と陽極部との間に流れる電
子流を、管軸方向に加えた磁界によって制御し、マイク
ロ波を発振させる。
ところで、第2図に示した陰極部のうち、上部および下
部エンドシールド2.3は、陰極より出た熱電子の管軸
方向への逸脱を防止する役目を有しており、また上部エ
ンドシールド2には、真空外囲器内のバルクゲッターと
して存在させるジルコニウム6の架台としての役目も有
している。
この上部エンドシールドは、発振過程で900℃程度の
高温となるために、一般にモリブデンのような高温材料
が使用されており、またバルクゲッターとして作用する
ジルコニウムは被表面積を大きくするために粉末を電着
して用いている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上部エンドシールドの材質として使用されて
いるモリブデンは、塑性加工性が悪く製作コストが高い
という問題があり、またバルクゲッターとしてのジルコ
ニウムは、上述したように電着により形成しており、こ
の電着工程は作業に時間がかかるため量産性に劣り、ま
た使用するジルコニウムの粉末は発火性があるなめ、作
業性が悪く、さらに電着時に上部エンドシールドのセン
ターリードを接続する中心孔まで被着してしまうと、次
の組立て工程で問題が生じる等、色々な問題を有してい
る。
本発明はこのような従来の問題点を解消するためになさ
れたもので、加工性に優れ製造コストを低減でき、かつ
バルクゲッターとしても安定して作用する上部エンドシ
ールドを有するマグネトロン用陰極部を提供することを
目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明のマグネトロン用陰極部は、熱電子を放出するコ
イル状フィラメントと、このコイル状フィラメントの上
端に固定配置された上部エンドシールドと、前記コイル
状フィラメントの下端に固定配置された下部エンドシー
ルドと、前記上部エンドシールドに接続固定されたセン
ターリードと、前記下部エンドシールドに接続固定され
たサイドリードとを有するマグネトロン用陰極部におい
て、少なくとも前記上部エンドシールドがニオブにより
形成されていることを特徴としている。
本発明に使用するニオブは、コーティングバルクゲッタ
ーとして知られているものであり、特に酸素含有量が2
ooppi以下、窒素含有量が100pp+x以下およ
び水素含有量が10EIEIIm以下であるものが好ま
しい、酸素、窒素および水素の含有量が上記した範囲を
超えるとバルクゲッターとしての効果が十分に得られな
い。
そして、本発明に用いられるニオブは、上述したような
溶存ガス量の少ない高品質なものが得られるエレクトロ
ンビーム溶解によるものが好ましい、また、粉末焼結に
よるニオブでも脱ガス工程を有効に行なえば、使用する
ことが可能である。
本発明における上部エンドシールドは、上記したような
ニオブを用いて、断面凸状や断面凹状にプレス成形する
ことによって得られ、さらに被表面を大きくし、バルク
ゲッターとしての作用を効果的にするために表面を荒し
面とすることが好ましい、この荒し面の形成方法として
は、一般に用いられているローレット加工、プラスト加
工、タンプリング加工等でよく、またプレス成形時のモ
ールドの表面を荒しておいてもよい。
本発明のマグネトロン用陰極部は、例えば次のようにし
て製造される。
すなわちまず、ニオブ粉末またはアルミニウム還元粗ニ
オブをエレクトロンビーム溶解した後、圧延して板状材
とし、これを所定の形状にプレスした後、真空中で10
00℃〜1650℃の温度範囲で熱処理して脱ガスし上
部エンドシールドを形成する。
そして、この上部エンドシールドと同様に形成した下部
エンドシールドとを、コイル状フィラメントの上下端に
ろう接して、さらにセンターリードおよびサイドリード
を上部および下部エンドシールドの所定の位置に接続固
定することにより、目的とするマグネトロン用陰極部が
得られる。
(作 用〉 本発明のマグネトロン用陰極部において、上部エンドシ
ールドをニオブにより形成しているので、高温下で変形
等の問題を生じることなく熱電子の所定方向外への逸脱
防止という役割をはなすとともに、他のものを付加する
ことなくバルクゲッターとしても働く。また、ニオブは
塑性加工性にも優れているので、所定形状へのプレス加
工も容易である。
(実施例) 次に、本発明の実施例について説明する。
実施例 まず、ニオブ粉末をエレクトロンビーム溶解してインゴ
ットを作製し、これを圧延した後、第1図に示すように
、中心に貫通孔12の形成された凸状部を有する断面凹
形の形状にプレス加工し、これを真空中において、約1
650℃、60分間の条件で熱処理することによりさら
に脱ガスし、上部エンドシールド8を作製した。なお、
この上部エンドシールド8の酸素、窒素および水素の含
有量を測定したところ、それぞれ90E)Dll 、4
0pE)11.50Illであった。
そして、この上部エンドシールド8と、同様に形成した
断面凹状の下部エンドシールド9とをタングステン製コ
イル状フィラメント7の上下端にろう接した。次いで、
上部エンドシールド8の中心に形成した貫通孔12にモ
リブデン製のセンターリード10を挿入して溶接等によ
り固定し、同様に下部エンドシールド9の中心よりずら
して形成した貫通孔14にモリブデン製のサイドリード
11を挿入して溶接等により固定してマグネトロン用陰
極部を作製した。なお、センターリード10は下部エン
ドシールド9の中心に形成した貫通孔13には接触して
いない。
次に、このようにして得たマグネトロン用陰極部を用い
て、マグネトロンを組立て、発振テストを行なったとこ
ろ、安定して所望の周波数の発振が得られ、またゲッタ
ー効果も十分であった。
さらに、このマグネトロンを電子レンジに組込み連続発
振テストを行なったところ、500時間以上安定した発
振が得られ、マグネトロンとして十分な機能を有してい
ることを確認した。
すなわち、この実施例のマグネトロン用陰極部によれば
、エレクトロンビーム溶解による溶存ガスの少ない高品
質なニオブにより上部エンドシールドを形成しているの
で、従来モリブデン製の上部エンドシールド上にジルコ
ニウム粉末を電着していたものを、ニオブのプレス加工
による上部エンドシールドのみで、熱電子の所定方向外
への逸脱防止とバルクゲッターとの役目を兼備えたもの
となり、従来のものと比べて同等もしくはそれ以上の効
果を有しつつ製作コストは、はるかに低コスト化できる
。また、所定形状へのプレス加工時にもクラック等を発
生することなく高歩留を達成できるのでこの点からも低
コスト化に有効である。
そして、このマグネトロン用陰極部を使用することによ
り、安定した発振の可能なマグネトロンが低コストで得
られる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のマグネトロン用陰極部によ
れば、少なくとも上部エンドシールドをニオブにより形
成しており、このニオブは高温材料として優れ、また他
のものを付加することなくバルクゲッターとしても働き
、さらに塑性加工性にも優れている等の利点を有してい
るため、低コストで、しかも信頼性に優れたマグネトロ
ンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のマグネトロン用陰極部を示
す断面図、第2図は従来のマグネトロン用陰極部の一例
を示す断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱電子を放出するコイル状フィラメントと、この
    コイル状フィラメントの上端に固定配置された上部エン
    ドシールドと、前記コイル状フィラメントの下端に固定
    配置された下部エンドシールドと、前記上部エンドシー
    ルドに接続固定されたセンターリードと、前記下部エン
    ドシールドに接続固定されたサイドリードとを有するマ
    グネトロン用陰極部において、 少なくとも前記上部エンドシールドがニオブにより形成
    されていることを特徴とするマグネトロン用陰極部。
  2. (2)ニオブは、酸素含有量が200ppm以下、窒素
    含有量が100ppm以下および水素含有量が10pp
    m以下である特許請求の範囲第1項記載のマグネトロン
    用陰極部。
  3. (3)ニオブは、エレクトロンビーム溶解されたもので
    ある特許請求の範囲第1項記載のマグネトロン用陰極部
  4. (4)上部エンドシールドは、表面に荒し面を有する特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項記載の
    マグネトロン用陰極部。
JP7729287A 1987-03-30 1987-03-30 マグネトロン用陰極部 Pending JPS63244543A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009076242A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Toshiba Hokuto Electronics Corp マグネトロン
CZ302337B6 (cs) * 1998-05-04 2011-03-16 Cabot Corporation Dusíkem dotovaný niobový prášek a zpusob jeho výroby, anoda kondenzátoru a zpusob její výroby, a kondenzátor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CZ302337B6 (cs) * 1998-05-04 2011-03-16 Cabot Corporation Dusíkem dotovaný niobový prášek a zpusob jeho výroby, anoda kondenzátoru a zpusob její výroby, a kondenzátor
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