JPS6324283Y2 - - Google Patents

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JPS6324283Y2
JPS6324283Y2 JP1980180634U JP18063480U JPS6324283Y2 JP S6324283 Y2 JPS6324283 Y2 JP S6324283Y2 JP 1980180634 U JP1980180634 U JP 1980180634U JP 18063480 U JP18063480 U JP 18063480U JP S6324283 Y2 JPS6324283 Y2 JP S6324283Y2
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JP
Japan
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shaft
operating rod
rack
pinion
center
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JP1980180634U
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JPS57102754U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は用途に応じて電動機と直接組合せた
り、或いは一般の伝導機構を介し連結して駆動操
作棒を直線往復動又は円弧動させる機構を独立し
て構成し、任意の組合せができるようにしたラツ
ク・ピニオン機構を用いた伝動装置に関するもの
である。
直線動作を行なわせる必要がある場合、流体圧
シリンダによつて行なう装置のほかに純然たる機
械構造のものとして、ねじ軸を電動機で駆動する
ような装置、或いはラツクギヤを備えた杆体を歯
車駆動により操作する装置などがある。しかし乍
ら、周知されている機械構造による直線動作を行
う装置では、ピニオン駆動軸が電動機と直結して
組立てられた構造のものが多く、したがつて使用
条件が限定されることになり不都合なことがあ
る。また、機構上、ラツク棒とピニオン取り付け
軸とがケーシングに形成された軸受部によつて一
定の条件で支持される構成になつているので、用
途に応じるため多種類のものが必要になる。した
がつて、どうしてもコスト高になる。またラツク
棒の軸受についてはその構成上丸軸になるので潤
滑油(主にグリースが用いられる)が付着して移
動することになるので使用環境によつては不具合
なことが多い。
このほかに、自動化に伴つて直線運動ばかりで
なく、円弧運動をするような操作を簡単な機構に
よつて行わせる要望がある。このような操作は機
械構造の駆動機によつて作動させるのが最も有効
である。しかし乍ら、従来の装置ではこれを簡単
に、かつ、有利に取り扱えるものがなかつた。
本考案は従来の問題点を解決すると共に、その
製作に際して、ラツクギヤと噛合するピニオンギ
ヤとの支持体をユニツトにして別個ケーシング内
に90゜方向変換可能なよう組み合される構成とな
し、単独であつても或いは減速電動機と組合せて
でも任意の状態で使用でき、さらに必要に応じて
円弧状のラツクギヤ付き操作棒の駆動もできるよ
うにし、用途に応じてケーシング内部のユニツト
化した駆動機構の支持部を、その向きを変えるこ
とで合理的に用いることができる構成としたもの
で、また操作棒の支持構造を簡単なローラベアリ
ングを組み込んで、潤滑油脂が移動する操作棒に
付着して問題を起こすことのない形状とし、より
効果的に使用できるラツク・ピニオン機構を用い
た伝動装置を提供することにある。
本考案にては外部からの動力により回動するピ
ニオンギヤと、適宜長さの操作棒でその長手側面
に沿い刻設したラツクギヤとを、ケーシング内で
噛合せしめて該ラツクギヤを介し操作棒が往復動
するようにしたラツク・ピニオン機構を用いた伝
動装置において、ケーシングは前後両面が開放さ
れた適宜厚みをもつ方形のものにして、その一辺
に取付け座を設け、かつ外周面の上下左右各面に
は各々縦横両中心線より所定量偏心した位置に操
作棒の挿通孔が一対づつ設けてあり、前記両開放
面を覆つてボルト締着する各金属板製のカバーに
は中心線上で中心より適宜寸法偏心した位置に相
対向してそれぞれ内側への膨出部を形成し、該膨
出部によつてカバー表側に窪所を設け、斯かる膨
出部中心穿設孔に定着した軸受片によりケーシン
グ内部に、軸装着孔を貫設した中空軸と一体のピ
ニオンギヤを、その中空軸両端が前記窪所内にと
どまる状態で回転自在に設け、この軸受片支持の
ための膨出部を安定支持する操作棒支持体がケー
シング内で取付座に対して直角方向又は平行する
方向に変換取付けできるようにし、前記中空軸の
軸装着孔に入力軸が嵌挿係合するように構成した
のである。
以下本考案を一実施例図について詳述すれば次
の通りである。
第1図乃至第3図に示すものはその具体例装置
であつて、1は本体ケースで正面からみてほぼ正
方形にしてその一辺両端部に取付脚片2,2を突
出し前後両面が開放された適宜幅のものであり、
内部には第1図に示す如く中心から所要半径でケ
ース各辺の内面中間位置にそれぞれ円弧状の受面
3が形成され、かつその両脇に中心線より左右対
称に平行して位置決め受支部3′,3′が形成され
ている。4は四隅部に形成されたボルト挿通孔で
ある。5は操作棒挿通孔で外側面の各面のほぼ中
央部で中心線から少し偏心した位置に穿設してあ
る。
10は操作棒支持体で適宜厚みの金属板を溝型
に屈曲した主部片11と、これにプレート12を
合せて上下開放の箱型になされており、その短辺
の幅Wがケース1内の位置決め受支部3′,3′間
の寸法Wにほぼ等しい寸法にして、平板部11′
の長辺両端周縁の一部11″を前記本体ケース1
内の円弧状受面3に合致するように配される。そ
して主部片11の屈曲した左右側外面のほぼ中央
にはスライドベアリング13(図示のごとく3個
のローラ13′を備えている)が対称に固着され
ており、操作棒支持体10がケース1内に嵌挿さ
れた状態で前記付設のスライドベアリング13の
軸心が本体ケース1側面の操作棒挿通孔5軸心と
合致するようになつている。
15は本体ケース1の開放面を前後で当接して
これを覆うカバーであり、外形が本体ケース1の
脚片2部分を除いてほぼ正方形をなす適宜厚みの
金属板にてなり、四隅において本体ケース1のボ
ルト挿通孔4を介してボルト7とナツトとにより
締結されるようになつている。このカバー15の
内側面に前記操作棒支持体10が固定される。プ
レート12側も操作支持体主部片11と同様にカ
バー15内側面に固定される。そして各カバー1
5には第2図にて示す如く中央線上の中心よりや
や下部位置で適宜直径で内側へ截頭円錐状の膨出
部16を形成この膨出部16の中心には円形透孔
16′を穿設し、この透孔16′に含油性の鍔付き
軸受リング17をその鍔を内側にして嵌設し、こ
の両軸受リング17,17にて中空軸21の軸頚
部を回転自在に支持して該中空軸21の両端が膨
出部16の表側に形成される窪所18内にとどま
るようになし、この中空軸21の中央にはピニオ
ン20を一体に形成し、かつ軸心部の軸孔22は
その一端部を欠円孔23にして、この軸孔22に
嵌挿する軸の一端部は、欠円孔23部に嵌合する
よう一部を切削いだ形状のもの(例えば駆動用減
速電動機の軸)を挿入して動力が伝達できるよう
にする。
このようにしたピニオン20に対しては、前記
本体ケース1側面一方の挿通孔5から他方の挿通
孔5に断面六角形の操作棒30を貫通して、本体
内部にある操作棒支持体10付設の両スライドベ
アリング13,13により、その操作棒30を移
動自在に支持し、この操作棒30の一辺に刻設し
たラツクギヤ31を前記ピニオンギヤ20に噛み
合わせるようにし、このラツクギヤ31とピニオ
ン20との噛合位置の反対側には押えローラ25
が前記両カバー15,15に端部を小ねじ8によ
り定着支持された軸26中央に遊支配設されてい
る。なお各カバー15の膨出部16及び押えロー
ラ支持軸26取付け部に対する操作棒支持体の平
板部11′とプレート12とにはそれぞれ対応孔
を設けて、直接これらに支障の来たすことがない
ようになされており、また図中27はカラー、1
3′はスライドベアリング13の操作棒ガイドロ
ーラであり、カバー15における膨出部16の表
側に形成される窪所18は、第2図に二点鎖線で
例示するように減速モータと直結使用する場合、
そのモータ軸40支持ボス部が受け入れられる空
間となり、カバー15との間に空隙が生じないよ
うにしてモータが取り付けられるようにしてあ
る。
本考案にてはこのようにピニオン20を中空軸
21と一体にして本体ケース1に定着したカバー
15,15の相対向する膨出部15,16にて軸
受リング17,17を介し外脱することなく回動
自在に装着されているから、このピニオン20に
対してラツクギヤ31が噛合するようにしてケー
ス1内に操作棒30を挿通し、スライドベアリン
グ13により摺動自在に支持して組立ておくこと
で、これを単一のラツク・ピニオン機構による伝
動装置として使用できることになる。即ち、ピニ
オン20と一体の中空軸21の軸孔22に所要長
の単一軸を嵌挿し係合せしめ、この軸の一端部に
鎖車若しくはプーリーを付して別動力部と巻掛け
伝導するか、該軸に歯車を取付けて歯車列を介し
て動力部から動力伝達すれば、ピニオン20の回
転によりラツクギヤ31を介して操作棒30を直
線運動させることが可能となり、この操作棒30
により各種の目的操作、例えば物品を横移動させ
たり、直線移動で位置決めしたり、その他各種の
往復動に伴なう制御操作などを行なうことができ
る。そして第2図に二点鎖線で示す如く、減速モ
ータ、若しくはパルスモータなどのモータ軸40
を中空軸21の軸孔22に嵌挿して取付けるよう
にすればモータ直結型として使用することが容易
に行ない得る。更に本考案装置はピニオンギヤと
一体に形成された中空軸が本体ケースの両開放面
を覆うカバーの内側へ向け突出した膨出部にて軸
受片により支持されて、外側では窪所より突出し
ないようになつているので、モータとの連結に際
してもモータ軸支持部ボス部の受入れ連結がモー
タ端面と直接接触して連結でき、また単独での使
用などにも中空軸に所要長の軸を嵌挿してこの軸
に歯車またはプーリーなどを取付けて運転するよ
うにできる等応用範囲を広め得るのである。
また本体ケース1内で操作棒支持体10は90゜
変位させて図示と異なる方向にその要部を位置決
め受支部3′,3′と円弧状受面3とに合せて組め
ば、取付面に対して操作棒30の移動方向を変更
することができ、この際その作動については何等
全く支障はない。
操作棒支持体10に取り付くスライドベアリン
グ13の取り付け軸芯を、基準より所要量ずらせ
ることで、円弧状にした操作棒を組み込んで作動
させることも可能である。勿論、操作棒の円弧半
径は比較的大きいものが使用できる。この場合操
作棒の断面形状は六角形であることが望ましい。
叙上の如く本考案によれば、本体ケースに対す
るカバーの一部を利用して、操作棒に設けたラツ
クギヤと噛合してこれを往復動させるためのピニ
オンギヤは、中空軸と一体の構造になつていて、
その内部の孔に用途に応じて駆動用の軸を嵌め合
わせ、使用できるようにしてあるので、原動機と
切り離して、あるいは原動機と直結して、用途に
応じた使用に供しうるものとなり、またピニオン
ギヤを直接支持している部分が本体ケースに対し
て簡単に組み換えできるようにしてあるので、取
り付け座に対する操作棒の移動する向きを変更し
て使用できる。したがつて、複数種類の形式を製
作しなくとも1種類でもつて組み換え使用すれば
よいので、その分コストの低減に役立て得る等、
簡便にして安価に提供できる実用的効果大なるも
のである。
本考案の趣旨によれば、上記の実施例に限定さ
れることはなく、所要の範囲での構成の変更は本
考案の技術的範囲に属するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は内部
構造が理解できる状態に切断した縦断正面図、第
2図は第1図の中央断面図、第3図は第1図の
−視断面図である。 1……本体ケース、2……脚片、5……操作棒
挿通孔、10……操作棒支持体、11……主部
片、12……プレート、13……スライドベアリ
ング、15……カバー、16……膨出部、16′
……透孔、17……軸受リング、20……ピニオ
ン、21……中空軸、22……軸孔、23……欠
円孔、25……押えローラ、26……支持軸、3
0……操作棒、31……ラツクギヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外部からの動力により回動するピニオンギヤ
    と、適宜長さの操作棒でその長手側面に沿い刻設
    したラツクギヤとを、ケーシング内に噛合して、
    該ラツクギヤにより操作棒が往復動するようにし
    たラツクピニオン機構を用いた伝動装置におい
    て; ケーシングは前後両面が開放された適宜厚みを
    持つ方形にして、その一辺に取り付け座を設け、
    かつ、外周面の上下左右各面には、各々縦横両中
    心線より適宜量偏心した位置に操作棒挿通孔が一
    対づつ設けてあり、前記両開放面を覆つてボルト
    締着する各金属板製カバーには、中心線上で中心
    より適宜寸法偏心した位置に相対向してそれぞれ
    内側への膨出部を形成し、該膨出部によつてカバ
    ーの表側に窪所を設け、斯かる膨出部中心穿設孔
    に定着した軸受片によりケーシング内部に、軸装
    着孔を貫設した中空軸と一体のピニオンギヤを、
    その中空軸両端が前記窪所内にとどまる状態で回
    転自在に設け、この軸受片支持のための膨出部を
    安定支持する操作棒支持体がケーシング内で取り
    付け座に対して直角方向又は平行する方向に変換
    できるようにし、前記中空軸の軸装着孔に入力軸
    が嵌挿係合するようにしたことを特徴とするラツ
    ク・ピニオン機構を用いた伝動装置。
JP1980180634U 1980-12-15 1980-12-15 Expired JPS6324283Y2 (ja)

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JP1980180634U JPS6324283Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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Publication Number Publication Date
JPS57102754U JPS57102754U (ja) 1982-06-24
JPS6324283Y2 true JPS6324283Y2 (ja) 1988-07-04

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