JPS63240891A - スポーツマン、特に自転車競技、水上スポーツ、または、スキー競技などのスポーツマン用のヘルメット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スポーツマン、特に、自転車競技、水上スポ
ーツ、または、スキー競技などのスポーツマン用のヘル
メットに関する。

［従来の技術と発明が解決しようとする課題］このよう
なヘルメットは、種々の実施態様において公知であるが
、耐衝撃性の外側のヘルメット殻部よりなっており、こ
の殻部は内側において、衝撃及び震動を吸収する被覆部
材、例えば、主に永続的に変形可能な発泡プラスチック
を有している。このようなヘルメットは、その都度の頭
の形及び大きさにできる限り正確に適合させられており
、そのときのみ、所望の保護機能を十分に果たすことが
できる。このことは、ヘルメットが多数の異なる寸法で
作られ、倉庫に保存されねばならないことにつながる。

他の現存するヘルメットを頭の大きさに合わせて再調整
することは不可能である。

本発明の根底をなす課題は、冒頭に述べたヘルメットを
次のように構成する処にある。すなわち、ヘルメットが
簡単かつ容易な方法で、種々の頭の大きさに適合するこ
とができて、その結果、同一のヘルメットを、はんのゎ
ずがな変更操作により、異なる大きさの頭の人にかぶせ
ることができて、種々の寸法のものを製造したり在庫す
ることが不要となるようなものである。

課題を解決しようとする手段と作用］ 本発明によると、前記課題を解決するヘルメットは次の
とおりのものである。すなわち、ヘルメットの頭頂領域
の両側で対向し合う２つの側部部分と、この側部部分を
頭頂部に沿ってアーチ形につなぐ中央部分とよりなる多
部分のヘルメット殻部を特徴とし、前記中央部分と側部
部分との間にはそれぞれ自由な継ぎ目個所が備えられて
おり、この継ぎ目が、頭頂平面においてフレキシブルに
曲がりつる中央部分の、アーチ形を変更する変形を可能
にし、その際、側部部分と中央部分は互いに引張手段に
よって接続されていて、この手段は、頭頂平面にほぼ垂
直であり且つ中央部分の両終端領域と両側部部分を通っ
ている横方向平面においてリング状に走行していて、自
身のリング周囲に関して調整及び固定可能である。

本発明により達成される改良点の本質は、主に、本発明
のヘルメットの中央部分が自身の両終端領域でもちで、
頭頂平面に平行に、可撓的に多かれ少なかれ圧縮され、
このことによってヘルメット装着者の頭の大きさに適合
させられることができる点にある。前記のヘルメット寸
法の調整は引張手段を用いて行われる。この手段は、同
時に、全てのヘルメット殻部分を互いに連結し、所望に
応じて自身のリング周囲に関して調整と調節が可能であ
る。引張手段が自身のリング周囲に関して収縮させられ
ると、中央部分の終端領域が互いに近づくのでヘルメッ
ト幅が小さくなり、それに対して、リング周囲がゆるめ
られると、中央部分の終端領域が再び可撓的に大きくな
り、その結果、ヘルメット幅が大となる。引張手段が側
部部分をも保持するので、この部分は引張手段の張力を
受けて同様に装着者の頭に押しつけられ、その結果、中
央部分が正しく寸法調整されて、それにより、同時に、
側部部分が頭へ適切に当接する。

好ましい実施態様においては、引張手段がベルトであっ
て、このベルトは、そのために備えられた中央部分と側
部部分の受入部内を案内される。このベルトは、ベルト
端部を調節可能に接続する留め金を有している。この留
め金は、外側における、ヘルメット殻部上にして且つこ
の殻部の後方の終端領域に配設されている。このことに
よって、ベルトの再調節を望むときには、ヘルメットを
装着したままでも即座に手が届くので合目的である。

たいていは、ベルトはできるだけ、中央部分と側部部分
の内側にある。その場合、ベルトのだめの受入部の少な
くとも１部分がヘルメット殻部分中のスリット状の空所
によって形成されている。ベルトは、この空所を通って
、ヘルメット殻部分の内側と外側の間を走行し、一方の
側部から他方の側部に移り変わることができる。

特に、ベルトのための受入部の１部は、ヘルメット殻部
分の壁部から内側へクランク状に曲げられたブリッジよ
りなっていてもよい。このブリッジの位置において、ヘ
ルメット殻部分は窓を有している。これにより、特に、
プラスチックよりなるヘルメット殻部分においては、ブ
リッジが直接、殻壁部の物質により形成されていてもよ
い。更に、たいていはあてはまるように、ヘルメット殻
部分が、外側の耐衝撃性の壁部と内側の震動吸収性被覆
部材よりなる場合には、引張手段は壁部と被覆部分との
間を断片的に走行するのが合目的である。

本発明の好ましい実施態様においては、継ぎ目が、中央
部分と側部部分を、それぞれ、中央部分の全長に渡って
分け、その結果、中央部分と側部部分は引張手段によっ
てのみ結び付いている。

中央部分は、垂直線に沿って走行し且つ外へ隆起状に形
成されたうねを有し、これらのうねの間に窓を備えてい
てもよい。中央部分がこのような形態に形成されている
ので、ヘルメットのサイズを変える曲げに対して可撓性
の剛性を望みに応じて調節し、壁部の厚みと材料の選択
において著しく自由さを残しておくことが容易に可能で
ある。引張手段の取り付けのために、中央部分が、後方
の終端領域において、殻部縁部と、前記した窓の端部と
の間を走行する横方向のみぞを有していてもよく、この
みぞ内深くに、ベルト及び留め金が位置している。

側部部分は、自身の他の形状に関して、広範に任意に、
かつ、ヘルメットのその都度の保護目的に応じて構成さ
れていてよい。この点において非常に有利な実施態様に
おいては、側部部分が下方に向けて、中央部分の端部を
越えて下に到り、耳のための開放された空所を備えてお
リ、この側部部分の下端の領域において、あごひもの接
続部を担持していることを特徴としている。

［実施例］ 以下、図示の実施例により本発明の詳細な説明する。

図示のヘルメットは自転車競技者用のものであり、３部
分からなるヘルメット殻部を有している。即ち、ヘルメ
ットの頭頂平面５−５の両側で対向し合う２つの側部部
分１と、この側部部分ｌを頭頂部５゛に沿ってアーチ形
につなぐ中央部分２である。中央部分２と側部部分１と
の間には、それぞれ、自由な継ぎ目個所（フリー・ジヨ
イント）６を有している。この継ぎ目個所は、中央部分
２と側部部分ｌとを中央部分２の全長に渡って互いに分
離している。その結果、中央部分２が、頭頂平面５内に
おいてフレキシブルに曲げうろことにより、中央部分２
は頭頂平面５において変形して自らのアーチ形を変更す
ることを可能にする。このことは、第１図及び第３図に
おいて、中央部分の両終端領域２．ｌ。

２．２が図示されている両方向矢線７の方向に互いに接
近するか、または、互いから離れるようにして中央部分
２がフレキシブルに変形することを意味している。すな
わち、接近する場合には、ヘルメットの寸法は小さくな
り、離れる場合には、寸法が大きくなる。側部部分りと
中央部分２とは、互いにベルト３により接続されている
。このベルトは、頭頂平面５にほぼ垂直な横方向平面８
−８において、リング状に走行している。この横方向平
面は、中央部分２の両終端領域２．１．２．２と、両側
部部分ｌとを通っている。

ベルト３は自身のリング状周囲に関して調節可能であり
、その都度、所望のリング状周囲で固定可能である。こ
のベルトは図面のどこにも示されていないか、または、
認識できない受入部９の中を、中央部分２と側部部分ｌ
に接して案内されている。ベルト３の端部は留め金４に
よって接続されている。この留め金は、ベルト８の調整
を可能にする。この留め金４は、ヘルメット殻部の中央
部分２上において、この殻部の後方端領域２．２におけ
る外側に配設されでいる。

ベルト３は、主に、中央部分２と側部部分ｌの内側を走
行している。ベルト３のための受入部９の少なくとも１
部がヘルメット殻部分１，２におけるスリット状の空所
９．１によって形成されている。ベルト３は、この空所
を通り抜けて、中央部分２の後方端領域２，２において
のみ図示するように、ヘルメット殻部分の内側と外側の
間を走行する。受入部９の１部が、ヘルメット殻部分の
壁部から内側へクランク状に折曲げられたブリッジ９．
２によってなっていてもよい。

図面においてヘルメット殻部分ｌの例で示されているよ
うに、このブリッジの位置において、ヘルメット殻部分
の壁部は、窓ＩＯを備えている。

更に、ベルト３は、主として、ヘルメット殻部分の外側
の耐衝撃性壁部と、例えばプラスチックフオームよりな
る内側の震動吸収性被覆部１１との間を走行している。

中央部分２は、垂直線５゛に沿って走行し且つ外へ隆起
状に形成されたうね■２を有しており、これらうねの間
において、窓１３を備えている。

後端領域２．２においては、中央部分２が、殻縁部と、
窓１３の端部との間を走行する横方向の溝１４を有して
いる。この溝の中深くに、ベルト３と留め金４が位置し
ている。

第１図及び第２図の実施例においては、側部部分ｌが、
下向きに、中央部分２の端部２．１．２゜２を十分越え
て下に達している。この側部部分は、ヘルメット装着者
の耳のための空所１５を備えており、下端部において、
あごひも１６に接続されている。第３図に示すように、
前記のあごひも１６がＹ字形ベルトとして構成されてい
る場合には、このＹ字形ベルトエ６の一端部１６．１は
側部部分ｌに、他端部１６、２は中央部分２の後方端に
取り付けられる。

ベルト３を用いて、ヘルメット装着者の頭の大きさにヘ
ルメットを適合させる。すなわち、中央部分２の終端領
域２．１，２．２が、それぞれ、収縮するか、または、
可撓的にふくれるので、ベルト３が留め金４により収縮
すると、ヘルメット幅が小さくなり、このベルトが留め
金によりゆるめられると、ヘルメット幅は大きくなる。

［発明の効果］ ヘルメットが簡単かつ容易な方法で、種々の頭の大きさ
に適合することができて、その結果、同一のヘルメット
を、はんのわずかな変更操作により、異なる大きさの頭
の人にかぶせることができて、種々の寸法のものを製造
したり在庫することが不要となる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明のヘルメットの側面図、第２図は、第
１図のヘルメットの背面図、第３図は、本発明の他の実
施例を示す第１図と同様の側面図である。 ［符号の説明］ １・・・側部部分 ２・・・中央部分 ２．１・・・終端領域 ２．２・・・終端領域 ５−５・・・頭頂平面 ５°・・・頭頂部 ６・・・自由な継ぎ目

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スポーツマン、特に、自転車競技、水上スポーツ、
   または、スキー競技などのスポーツマン用のヘルメット
   において、 このヘルメットは、ヘルメットの頭頂平面（５−５）の
   両側で対向し合う２つの側部部分（１）と、この側部部
   分（１）を頭頂部（５′）に沿ってアーチ形につなぐ中
   央部分（２）とよりなる複数部分より構成されるヘルメ
   ット殻部であり、前記の中央部分と側部部分との間にそ
   れぞれ自由な継ぎ目（６）が備えられていて、この継ぎ
   目は、頭頂平面（５−５）内においてフレキシブルに曲
   げうる中央部分（２）のアーチ形を変える変形を可能に
   し、側部部分（１）と中央部分（２）が互いに引張手段
   によって接続されていて、この引張手段は、頭頂平面（
   ５−５）にほぼ垂直であり且つ中央部分（２）の両終端
   領域（２．１、２．２）と両側部部分（１）とを通る横
   方向平面（８−８）においてリング状に走行しており、
   自身のリング周囲に関して調節及び固定が可能であると
   いうヘルメット。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のヘルメットにおいて
   、引張手段がベルト（３）であって、このベルトは、中
   央部分（２）と側部部分（１）において設けられた受入
   部（９）内を案内されていること、及び、このベルト（
   ３）がベルト端部を調節可能に接続する留め金（４）を
   有していることを特徴とするヘルメット。 ３、特許請求の範囲第２項に記載のヘルメットにおいて
   、留め金（４）が、外側において、且つヘルメット殻部
   上における後方の端部領域（２．２）内に配設されてい
   ることを特徴とするヘルメット。 ４、特許請求の範囲第２項または第３項に記載のヘルメ
   ットにおいて、ベルト（３）ができるだけ、中央部分（
   ２）と側部部分（１）の内側を走行していること、及び
   、受入部（９）の少なくとも１部がヘルメット殻部分（
   １、２）におけるスリット状の空所（９．１）によって
   形成されていて、ベルト（３）は、この空所を通り抜け
   て、ヘルメット殻部分（１、２）の内側及び外側の間を
   走行していることを特徴とするヘルメット。 ５、特許請求の範囲第２項〜第４項のいずれかに記載の
   ヘルメットにおいて、受入部（９）の１部が、ヘルメッ
   ト殻部分（１、２）の壁部から内側へとクランク状に曲
   げられたブリッジ（９．２）よりなっていて、このブリ
   ッジの位置に、ヘルメット殻部分（１、２）の壁部が窓
   （１０）を設けられていることを特徴とするヘルメット
   。 ６、特許請求の範囲第１項〜第５項のいずれかに記載の
   ヘルメットにおいて、外側の耐衝撃性壁部と内側の震動
   吸収被覆部（１１）とよりなるヘルメット殻部分（１、
   ２）において、引張手段が少なくとも断片的に前記壁部
   と前記被覆部との間を走行していることを特徴とするヘ
   ルメット。 ７、特許請求の範囲第１項〜第６項のいずれかに記載の
   ヘルメットにおいて、継ぎ目（６）が中央部分（２）と
   側部部分（１）を、それぞれ、中央部分（２）の全長に
   渡って、互いに分離させていることを特徴とするヘルメ
   ット。 ８、特許請求の範囲第１項〜第７項のいずれかに記載の
   ヘルメットにおいて、中央部分（２）が、垂直線（５′
   ）に沿って走行し且つ外へ隆起状に形成されたうね（１
   ２）と、これらうねの間に窓（１３）とを備えているこ
   とを特徴とするヘルメット。 ９、特許請求の範囲第３項に従属する第８項に記載のヘ
   ルメットにおいて、中央部分（２）が後端領域（２．２
   ）において、殻縁部と、窓（１３）の端部との間を走行
   する横方向のみぞ（１４）を有していて、このみぞ内に
   、ベルト（３）と留め金（４）が位置していることを特
   徴とするヘルメット。 １０、特許請求の範囲第１項〜第９項のいずれかに記載
   のヘルメットにおいて、側部部分（１）が下向きに、中
   央部分（２）の端部（２．１、２．２）を越えて達して
   いて、耳の空所（１５）を備えていて、自身の下端部の
   領域においてあごひも（１６）の接続部を有しているこ
   とを特徴とするヘルメット。