JPS6324084B2 - - Google Patents

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JPS6324084B2
JPS6324084B2 JP14079480A JP14079480A JPS6324084B2 JP S6324084 B2 JPS6324084 B2 JP S6324084B2 JP 14079480 A JP14079480 A JP 14079480A JP 14079480 A JP14079480 A JP 14079480A JP S6324084 B2 JPS6324084 B2 JP S6324084B2
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JP
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fibers
fiber
acrylic
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JP14079480A
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Toshihiro Yamamoto
Yoshikazu Kondo
Ryuji Yamamoto
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水中分繊維性良好で耐熱性良好なる抄
紙用アクリル系合成繊維の製造方法に関するもの
である。 一般にアクリル合成繊維を使用して紙又は不織
布その他これに類似する製品を製造するとき、最
初に起る困難は水中に於ける短繊維が分繊しない
ことにあり叩解工程を経ても短繊維が分繊しない
ため棒状のまま存在し抄紙製品の地合、成紙強力
とも満足すべきものが得られていない。 またアクリル系合成繊維とパルプとの混抄紙
や、アクリル系合成繊維から出来た不織布に加熱
溶融したアスフアルトを含浸塗覆するルーフイン
グ材用途に用いる場合はアクリル系合成繊維の耐
熱性が要求される。一般に乾熱160℃で10%以下
の直線収縮率であることが、これら耐熱性を要す
る分野に望まれるアクリル系合成繊維の耐熱性で
あると言われている。 通常アクリル系合成繊維を湿式紡糸にて得る場
合、紡糸、延伸、水洗、乾燥をするが、乾燥工程
の途中、即ち、恒率乾燥期から減率乾燥期へ移り
変わるころまでは、水膨潤ゲル状であり繊維―繊
維間の膠着、融着もおこつていない。―即ちこの
時点までの繊維を使用すればミクロボイドは著し
く多いが水中分繊性は著しく良好である。しかる
に乾燥工程の減率乾燥期に入ると繊維は、いわゆ
る水膨潤ゲル状から焼きつぶしにより緻密化され
ミクロボイドも殆ど消失されると共に繊維―繊維
間の膠着、融着がおこり最終製品まで分繊不良糸
として残る。この繊維―繊維間の膠着、融着を防
止するため水洗工程後通常油剤を付与し乾燥工程
を通すが紡績にかかる繊維グレードまでの分繊性
は向上するが、抄紙用グレードの水中分繊性良好
な繊維を得るには到つていない。また、乾燥工程
上りの繊維は乾熱160℃で約20%以上収縮するた
め収縮工程をもうけ耐熱性を向上させることが必
要であるが、この収縮工程に於いて繊維は耐熱性
は向上するが、繊維―繊維間の膠着、融着度合は
著しく悪化し、抄紙用としてはますます不適化す
るため通常アクリル系合成繊維は耐熱性を要求さ
れる分野、たとえばアスフアルトルーフイング材
などの用途に殆ど使用されていないのが実状であ
る。 こうしたアクリル系合成繊維の水中分繊性を向
上改良するため特公昭39−197号公報及び特公昭
51−28728号公報などでは紡糸、延伸、水洗した
水膨潤ゲル状のまま製品として使用することを提
案しているが、なるほど水中分繊性は十分である
が、いずれもカツト時切断点が融着しやすい点、
ミクロボイド中に含む空気が抜けきれず繊維が水
面上部に浮き上がつてしまうという水中分散性が
悪い点、成紙強力が低下するなどの欠点があるば
かりか、耐熱性が不足し、例えば160℃の乾燥で
20%以上も収縮するなど用途が限定される。 即ち水中分繊性が十分良好でしかも耐熱性の良
い抄紙用アクリル系合成繊維は、未だ得られてい
ないと言つて良い。 本発明者らは従来の欠陥を排除すべく鋭意研究
の結果、本発明を完成させたものである。 本発明の目的は水中分繊性良好で耐熱性良好な
アクリル系合成繊維を工業的容易かつ安価に製造
する方法を提供するにある。 即ち本発明方法は、少なくとも70重量%のアク
リル系重合体からなるアクリル系合成繊維を製造
するに際し、湿式紡糸し、延伸、水洗後緊張乾燥
した後、繊維重量に対し水分を10〜200重量%付
与し、次いで100〜140℃の湿熱で緊張熱処理をす
ることを特徴とする。 本発明に適用するアクリル系合成繊維は少なく
とも70重量%のアクリル系重合体からなる。 好ましいアクリル系合成繊維としては少なくと
も80重量%のアクリロニトリルとスルホン酸基を
有する共重合可能なモノマーを0.3〜1.2重量%含
有するものであり19.7重量%未満の共重合可能な
モノマー、例えばアクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エス
テル又はメタクリル酸のアルキルエステル類、ア
クリルアミド及びメタクリルアミド等のアミド類
及びそれらのN―モノ置換あるいはN,Nジ置換
アミド類、酢酸ビニルなどを含有しても良い。ま
たスルホン酸基を有する共重合可能なモノマーと
しては、スチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、2アクリルアミド、2
メチルプロパンスルホン酸及びそれらの塩であ
り、それらを0.3〜1.2重量%共重合せしめ無数の
微少なボイドの発生を抑止することにより緻密な
繊維が得られ好ましい。 特に好ましいアクリル系合成繊維としては酢酸
セルローズ2〜30重量%とアクリル系重合体70〜
98重量%とよりなり、且つ実質的に微細空孔を含
まず、空孔の表面積Aが15m2/g以下、空孔率V
が0.05〜0.75cm3/gでV/Aが1/30以上の主として
巨大空孔を含有する多孔性のアクリル系合成繊維
である。 アクリル系重合体に酢酸セルローズを例えばジ
メチルホルムアミド溶媒中で混合すればアクリル
系重合体を海とし酢酸セルローズが島となるいわ
ゆる海島に相分離し、該重合体溶液を紡糸すれば
酢酸セルローズが繊維軸方向に筋状に分散した多
孔性のアクリル系合成繊維が得られる。得られた
繊維が多孔性であるため見掛け比重は空孔率をV
とすればアクリル系合成繊維の真比重÷(1+V)
と軽量化され、繊維使用量がその分減らすことが
出来るばかりか、巨大孔隙構造主体の多孔性繊維
であるため水が毛細管現象で繊維内部へ即座に浸
入し親水性繊維同様水中分散性(水中分繊性と異
り水中で分散する性質)が特に良好である。 繊維中に分散させた酢酸セルローズの量が2重
量%未満ではアクリル系重合体との相分離の量が
不充分で空孔率は小さく一方30重量%を超えると
相分離形態が大きくなりすぎ、繊維の強度低下を
生じるため好ましくない。またアクリル系重合体
成分は通常のアクリル系合成繊維と略同程度の緻
密度を有するもので実質的に微細空孔を含有しな
いものである。“実質的に微細空孔を含まず”と
は繊維の空孔率(V)に占める微細空孔の比率
(容積比)が高々30%、好ましくは25%以下のも
のを示す。ここで言う微細空孔とは直径2000Å以
下の空孔であり、これらが独立気孔として存在し
やすいため抄紙時に水面上に浮き上がる原因とな
るので少ない方が好ましく、Vに対し30%以下な
ら何ら差しつかえない。即ち本発明の好ましいア
クリル系合成繊維は空孔の表面積Aが15m2/g以
下、好ましくは0.02〜10m2/gで、空孔率Vが
0.05〜0.73cm3/g、好ましくは0.05〜0.60cm3/gで
V/Aが1/30以上、好ましくは1/20以上である。 繊維中の空孔の表面積A(m2/g)は液体窒素ガ
スを吸着させ、BET式により繊維の全表面積を
求め、その値から繊維外皮の表面積を差し引く事
によつて求めた。 ここで測定に供する繊維の量としては、測定さ
れる全表面積の値が1m2以上になるよう調整し
た。又空孔率V(cm3/g)は、繊維と同一組成の十
分に緻密に作成したフイルムの密度ρ(g/cm3)を
測定し、かつ写真法によつて求めた繊維の空孔を
含んだ平均断面積S(cm2)とし式より求めた繊
維の空孔を含まない部分の真の平均断面積を、
So(cm2)として式により求められるものであ
る。 So=De/900000×ρ 但しDeはデニールである。 V=1/ρ×S−So/So 又、空孔率に占める微細空孔の比率は、水銀ポ
ロシメーターにより、微細空孔含有率を測定し算
出した。まず、繊維を解繊し秤量して水銀ポロシ
メーターのセルに充填し、常温にて水銀を加圧し
ながら圧力と圧入された水銀の量を記録する。空
孔の直径D(μ)とその空孔に水銀を充填するに
必要な圧力P(Psi)との間には、D=175/Pの式が 成立し、Pと水銀圧入量を測ることにより、空孔
の直径D(μ)と容積(cm3/g)が求められる。これ
より空孔分布曲線を画き、Dが0.2μ以下の空孔の
量を求め繊維1g中の微細空孔含有率(cm2/g)と
した。空孔率Vが0.05cm2/g未満では繊維の軽量
さが十分でなく、一方0.75cm2/gを超えると、繊
維の強度、伸度が低下するばかりでなく、光沢に
も悪影響を及ぼすので避けなければならない。 又、空孔の表面積Aが15m2/gを超えると繊維
内に微小な空孔が増加し、強度、伸度が低下する
ばかりでなく耐熱性を低下させるので避けなけれ
ばならない。更にV/Aが1/30末満では、強度、
伸度のみならず、耐熱性等が低下する。 本発明者等の実験結果を総合すると、V/Aが
1/30未満となると、繊維中の空孔が小さくなり、
その大きさは例えば球に換算すると直径2000Å未
満となつて優れた水中分散性が得られず、又強伸
度も低下する。 本発明に使用されるアクリル系重合体の溶剤と
してはジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなどの有機溶剤のほ
か、濃硝酸、塩化亜鉛水溶液、ロダンソーダ水溶
液などの無機系溶剤があるが、特に限定されな
い。また、紡糸原液中には、紡糸原液がゲル化し
ない範囲の水分を添加しても良い。紡糸は凝固浴
として前記有機溶剤の水溶液又はイソプロピルア
ルコール、メチルアルコール、ケロシン等の有機
溶剤が使用し得るし、又は前記無機系溶剤も使用
し得るが、特に重合体の溶剤に使用する溶剤の水
溶液が溶剤回収の点から経済的であり好ましい。
また溶剤回収が経済的でしかも取扱い性の面から
は、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヂメチルアセトアミドなどの有機溶剤が好ま
しい。しかし無機系溶剤に比し紡糸工程での繊維
の緻密化が行われにくくその為乾燥工程でのボイ
ドの焼きつぶしを完成するためより強烈な条件で
乾燥するので繊維―繊維間の膠着融着がおこりや
すい。しかし有機溶剤を使用した場合でも紡糸一
浴の温度を15℃以下として紡出するとより強烈な
条件下で乾燥をしても、繊維―繊維間の膠着、融
着がかなり緩和され乾燥工程後、水を付与するこ
とにより完全に繊維―繊維間が離れ水中分繊維性
の良好な繊維が得られ好ましい。 有機溶剤水溶液を紡糸浴として利用した場合紡
糸―浴の温度が15℃を超えると水中分繊性が段々
不良となり好ましくない。 紡糸は通常のアクリル系合成繊維と同様な条件
で行なえばよい。即ち数段の浴槽を通し順次延伸
次いで水洗を行う。しかる後に次の乾燥工程での
膠着防止、静電気トラブル防止などの目的で通常
油剤を付与するが繊維内部へ大部分はもぐり込む
為乾燥工程でのトラブルのない必要最少限を付与
すればよい。 次の乾燥工程では、通常のアクリル繊維と同様
緊張乾燥を行ない繊維に対して水分率が2重量%
以下にすることが好ましい。 乾燥工程では、恒率乾燥期から減率乾燥期の移
り変わるころまでは水膨潤ゲル状であるが、減率
乾燥期に入ると繊維はいわゆる水膨潤ゲル状から
焼きつぶしによりミクロボイドが消去され緻密化
される。しかし水分率2重量%を超えた状態で
は、繊維中にミクロボイドが残存し好ましくな
い。 乾燥工程を出た繊維に対し10〜200重量%の水
を付与することが本発明の必須条件である。水を
繊維に与える方法はシヤワー方式で繊維にふりか
けても良いし、浴槽に浸漬給水しても良い。ま
た、水中に油剤を含んでいても、また、水の温度
は何度であろうと何ら差しつかえない。即ち乾燥
後の繊維に10〜200重量%の水を付与すれば乾燥
工程で出来た繊維―繊維間の膠着、融着が殆んど
消失し、水中分繊性の良好な繊維が得られること
は驚くべきである。また、乾燥後の繊維に水を付
与しないと、乾燥工程で出来た繊維―繊維間の膠
着、融着が更に次の湿熱処理工程にて強固になり
水中分繊性の極度に悪い繊維しか得られないが、
乾燥後の繊維に水を付与しないと、乾燥工程で出
来た繊維―繊維間の膠着、融着が更に次の湿熱処
理工程にて強固になり水中分繊性の極度に悪い繊
維しか得られないが、乾燥後の繊維に水を付与す
ると次の湿熱処理工程に於いても繊維―繊維間の
膠着、融着が起らず水中分繊性の十分良好な繊維
が得られる。それ故繊維に水を付与する工程は乾
燥後が一番ベストである。 乾燥後の繊維に付与する水の量は10〜200重量
%が良く、10重量%より下であるとその分繊効果
は十分でなく200重量%を超えるとその分繊効果
が飽和に達するばかりか後の工程が水浸しになり
不適である。 好ましい水の量は50〜150重量%である。 次に乾燥後の水を付与した繊維は100〜140℃の
湿熱で緊張熱処理することも本発明の必須条件で
ある。紡糸での延伸率にもより若干異なるが、乾
燥工程後のアクリル系合成繊維は例えば160℃で
の乾熱で20〜30%の収縮を有するのが通常である
が、100〜140℃の湿熱で十分収縮させるかまたは
延伸後十分収縮させると潜在収縮力を消去した耐
熱性の良い繊維が得られる。 湿熱が100℃より下であると十分収縮をせず、
また、140℃を超えると、収縮効果が飽和に達す
るばかりか経済的でない。また熱処理が緊張熱処
理であることが必要である。熱処理の時、繊維が
弛緩状態であつたり重なつた状態であると、繊維
表面上に細かい皺が出来る。この皺は抄紙時繊維
―繊維間の分散いわゆる水中分散性を悪くし好ま
しくない。好ましい緊張熱処理はローラー間で10
〜30%収縮させることである。 かくして得られた、アクリル系合成繊維は乾熱
160℃で10%以下しか収縮せず、しかも水中分繊
性良好な抄紙用に適した性質を有している。 以下実施例を示して本発明を詳細に説明する。
なお、実施例中に用いる部、及び%は重量部、重
量%を表わす。また、水中分繊性は、5m/mカ
ツトした0.2gのアクリル系合成繊維を500c.c.の水
の入つたビーカーに入れ、ガラス棒で十分撹拌し
て肉眼観察する。即ち繊維―繊維間の膠着、融着
した棒状ものが全くない状態を5級とし棒状のも
のが10本増えるにしたがつて1級低下する評価法
とする。したがつて1級は40本以上存在する状態
をいう。 また、水中分散性は2m/mにカツトした0.2g
のアクリル系合成繊維を500c.c.の入つたビーカー
に入れてガラス棒で十分撹拌して5分間放置をす
る。放置後ビーカー全面に均一に分散しているの
を5級、上部又は下部に凝集しているのを1級と
しその間を5級階評価とした。 実施例 1 アクリロニトリル(以下ANと略称する):メ
チルアクリレート(以下MAと略称する):アリ
ルスルホン酸ソーダ(以下SASと略称する)=
90.3:9.0:0.7(%)の組成をもつアクリル系重合
体の重合体濃度23%のジメチルホルムアミド(以
下DMFと略称する)溶液を紡糸原液としDMF:
水=55:45(%)15℃の凝固浴中に0.05mmφの口
金を用い紡出し紡糸後1次延伸を5倍行ない、水
洗後油剤を付着させ130℃の熱ローラー型乾燥機
にて第1表のように乾燥(1次)し水を第1表の
方式にて水分率を変えて付与させ105℃の湿熱で
1.5倍延伸し130℃の湿熱で1.5倍延伸し130℃の湿
熱で0.80倍収縮させ1.5dのノークリンプトウ状態
の繊維を得た。これを乾燥し、ギロチンカツター
にて5m/mに切断し水中分繊性を、2m/mに切
断し水中分散性を測定した。
【表】 なおEXP―NO12は、延伸、収縮工程に於いて
水浸しになり、EXP―NO17では蒸気が部屋に満
ち好ましくなかつた。 実施例 2 AN:MA:SAS=91.4:8:0.6(%)の組成
をもつアクリル系重合体(100―X)部と酢酸セ
ルローズX部を、第2表の如く混合し重合体濃度
22%のDMF溶液を紡糸原液としDMF:水=60:
40(%)で第2表のような温度の凝固浴中に0.05
mmφの口金を用い、紡出し紡糸後延伸を7倍行な
い水洗後油剤を付着させ140℃の熱ローラー型乾
燥機にて1次乾燥を行ない(水分率0.2%)50℃
の水をシヤワー方式にて120%付着後、125℃の湿
熱で0.75倍収縮させ2次乾燥後2dの繊維を得た。
なお1次乾燥後水の付着なしの外は上記方式と同
一製法で作成した繊維についても第2表に記し
た。
【表】
【表】 参考例 AM:塩化ビニリデン、SAS=56:42:2(%)
の組成をもつアクリル系重合体濃度25%のジメチ
ルスルホキシド溶液を紡糸原液としジメチルスル
ホキシド:水=58:42(%)、15℃の凝固浴中に
0.06m/mφの口金を用い紡出し、紡糸にて6倍
延伸を行い水洗後油剤を付着させ120℃熱ローラ
ー型乾燥機にて水分率0.8%まで乾燥(1次)し、
20℃の水に浸漬し水分を100%付着させた。 得られた繊維を第3表のように湿熱処理をして
3dのノークリンプトウ状態の繊維を得た。該繊
維を使用して乾熱160℃30分の収縮率を測定した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも70重量%のアクリル系重合体から
    なるアクリル系合成繊維を製造するに際し、湿式
    紡糸し、延伸、水洗後緊張乾燥した後、繊維重量
    に対し水分を10〜200重量%付与し、次いで100〜
    140℃の湿熱で緊張熱処理することを特徴とする
    水中分繊性及び耐熱性良好なる抄紙用アクリル系
    合成繊維の製造方法。 2 アクリル系合成繊維が少なくとも80重量%の
    アクリロニトリルと、スルホン酸基を有する共重
    合可能なモノマーを0.3〜1.2重量%共重合したア
    クリル系重合体からなる特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 アクリル系合成繊維が酢酸セルローズ2〜30
    重量%とアクリル系重合体70〜98重量%とよりな
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 湿式紡糸の溶媒がジメチルホルムアミド、ジ
    メチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド等の
    有機溶媒であり、かつ紡糸一浴の該有機溶媒水溶
    液の温度が15℃以下である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 5 緊張乾燥をした繊維の水分率が2重量%以下
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6 緊張乾燥後水を付与した繊維の水分率が50〜
    150重量%である特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 7 緊張熱処理が10〜30%の収縮を与えるもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
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JPH0454240Y2 (ja) * 1986-06-30 1992-12-18

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