JPS6323829A - ジクロルヒドリンの連続製造方法 - Google Patents

ジクロルヒドリンの連続製造方法

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JPS6323829A
JPS6323829A JP62174058A JP17405887A JPS6323829A JP S6323829 A JPS6323829 A JP S6323829A JP 62174058 A JP62174058 A JP 62174058A JP 17405887 A JP17405887 A JP 17405887A JP S6323829 A JPS6323829 A JP S6323829A
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electrodialysis
dichlorohydrin
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JP62174058A
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ジョージ・コンスタンチン・ブライタス
フランク・ノーマン・グリムスビー
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジクロルヒドリンの連続製造方法に関するも
のである。
ジクロルヒドリン、念とえば、!、3− シフOA/ 
−7−fロバノールおよU/、3−ジクロル−2−f口
・ぐノール(本明細書において総合的にジクロルヒドリ
ンという)の水溶液を、塩化アリルと水と塩素とを希薄
水相として反応帯域中で反応させることにより製造する
ことが知られている。
米国特許第27/4t、/、2/号公報は、たとえば水
性媒体中においてハロ置換された炭化水素の/各量当り
eとえばJ!0〜tloo容量の水で高希釈した後にハ
ロゲンを添加し、かつ有機側生物相を微粒子として分散
状態に保つことによりノーロヒドリンを製造することを
開示している。
米国特許第27 / 4’、 / 23号公報は、水の
ほぼ全部を第1の反応帯域へ供給しかつ他の反応体をほ
ぼ当モル比にて他の反応帯域のそれぞれに添加すること
からなる、一連の反応帯域にてジクロルヒドリンの水溶
液を製造することを開示している。
米国特許第3,909,312号公報は、オレフィンの
クロルヒドリン化の際に生成され友、たとえば塩酸のよ
うな酸を複数の電気透析工程に順次流過させることによ
り、酸をより高濃度まで上昇させて回収することを開示
している。
これら公知方法の欠点は、より高い選択性(すなわち薬
品供給物に対し所望のクロルヒドリン生成物のより高い
収率)を得るには著量の水をこの方法の反応帯域で使用
することである。この種の従来法は、少量(たとえば7
000〜2000重量ppm (ppmw ) )の有
機不純物を含有する著量の流出水溶液をもたらす。この
流出液は、たとえば河川、湖、などの受水域へ移送する
のに許容しうる低レベルまで有機物質の量全減少させる
ため高エネルギの処理を必要とする。
本発明は、所望のジクロルヒドリン生成物に対する選択
性を向上させると共に、流出水溶液の量を減少させて全
工程に対するエネルギ節約を大にするための方法を提供
する。
本発明によれば、順次に (a)  塩化アリルと水と塩素とを第1反応帯域で反
応させてジクロルヒドリンと反応副生物との水性反応混
合物を生成させ、 (bl  この反応混合物を供給物として電気透析帯域
へ移送し、前記電気透析帯域は供給物入口と希釈物(生
成物)出口と濃厚物入口と濃縮物出口とを備え、 (c)  前記供給物を前記電気透析帯域で電気透析し
て、反応の際に生じたイオンを前記供給物から濃厚物流
中へ除去すると共に、ジクロルヒドリンを含有しかつ前
記供給物よりも低いイオン含有量を有する希釈物流を得
、 (dl  前記希釈物流へ塩基性物質を添加して、前記
希釈物中に存在する水素イオンの少なくとも大部分を中
和すると共に、前記希釈物のpl(全6.り以下に維持
し、 (e)前記希釈物を逆浸透帯域で逆浸透にかけて、(1
)前記希釈物よりも高いジクロルヒドリン濃度ヲ有する
滞留流と、(2)比較的純粋な水の透過液流とを得、 (J)  前記透過液流の要部を反応帯域へ循環し、(
gl  (1)前記透過液流および/または(2)前記
滞留流の少なくとも一万の少なくとも7部を前記電気透
析帯域からイオン濃厚物入口へ移送し、(h)  前記
電気透析帯域からイオン濃厚物流全抜取り、かつ (i)  前記電気透析帯域へ移送しなかつ几全ての滞
留流を抜取る 工程からなるジクロルヒドリンの連続製造方法が提供さ
れる。
主たる反応において、塩化アリルは、塩素を水中に溶解
させ几際に容易に生ずる亜塩素酸(HC4O)との反応
により、2種のグリセリンソクロルヒドリンの異性体の
混合物まで変換される。このジクロルヒドリン化反応は
/j−jj℃の範囲の温度で容易に生ずる。
米国特許第シフ/乞/2/号公報Gて記載されているよ
うに、この反応は侵拌反応容器も(−<はルーグ反応器
からなる反応帯域にて高水希釈率で行なうことができ、
好ましくは反応帯域は直列の流れとして配置さrした複
数の反応工程からなっている。
典型的には反応混合物は、これら一連の化学反応で副生
物として生成される塩化水素から生ずる低−値全有する
。最大のノクロルヒドリ/収率を得るには、塩素イオン
とジクロルヒドリンとの両者を低濃度で操作する必要が
あり、すなわち高水希釈を用いてたとえばトリクロルグ
ロノやンおよびテトラクロルグロビルエーテルのような
望まり、 <ない副産物の生成を減少させる。
本発明の利点は、所望のジクロルヒドリン生成物に対す
る向上した選択性並びに従来の工程設計と対比して運転
経費の節減および/−!たは処理量の増大を可能にする
よう操作パラメータ全¥ffl制御する能力において大
きい融通性全厚えることである。
さらに利点は、本発明による膜工程の一体的使用を現存
の多段階直列ノクロルヒト°リン段造施設に容易に適用
し、すなわち改装しうろことにある。
は低い圧力が可能となり、すなわち膜工程のみを用いる
際と比較してより低いプラントコストが達成されること
である。
不発uAによれば、反応帯域は直列の流れとして配置さ
れt)〜6段階の反応工程から構成することができる。
所望に応じ、乙段階よりも多い反応工程を使用すること
もできる。特に好適な操作方式は、はぼ全部の水を第1
の反応工程へ供給すると共に、他の反応体上はぼ当モル
比にて第1工程およびそれに続く工程のそれぞれに添加
することであり、と′rL、け米国特許第227/久/
!3号公報に開示されたと同様である。
本発明の方法においては、反応帯域からの反応混合物流
出g!i、を供給物人口と生成物(希釈物)出口と濃厚
物入口と濃厚物出口とを有する電気透析帯域へ供給する
。この反応混合物流出液全電気透析帯域で電気透析して
、(1)供給物1りも無機塩化物含有量の多い電気透析
濃厚物流と、(2)有機塩化物(特にジクロルヒドリン
)を含有しかつ供給物よりも低い無機塩化物含有量を有
する希釈物流とを生成させる。この希釈物流を供給物と
して逆浸透帯域へ移送し、或いは好適具体例においては
第2反応帯域へ移送する。濃厚物流は、以下説明するよ
うに、きらに処理するため抜取られる。
電気透析は、現在では光分確立された工業工程である。
基本的に、電気透析装置は直流電源に接続され次陽極と
陰極との間ンこ交互に配btされた複数の陰イオン膜と
陽イオン膜とで構成する。これらの膜は一般に適当なス
ペーサを用いて互いに/〜j−mの間隔で分離され、か
つ供給物置?迷路金形成するスペーサに流過させて、膜
と接触する液体の乱流を増大させ或いはシート内型の流
21″Lを増大させることにより、7βング圧力を低’
Fさせることができる、この装置の構造は、一般にフィ
ルタ積層体のような積層体の形、態である。一般にイオ
ン交換器全含有する膜は所定の陽電荷または陰電荷を有
する。陽イオン膜は所定の陰電荷を有し、かつ陰イオン
膜は所定の陽電荷を有する。膜マトリックスにおける電
気中和は、陽イオン(陽イオン膜を通過する)および陰
イオン(陰イオン交按膜を通過する)の移動によって満
たされる。
供給流を電気透析装置の頂部から均一に導入すれば、通
路の陰極側に陰イオン膜を有する(またはその逆)装置
における通過はイオン化し几成分(ここでは塩水)のリ
ッチな濃厚物流となり、かつ陽極側における陰イオン膜
と陰極側における陽イオン膜とで規定された通路におけ
る他の流れはイオン化成分が消失する。この消失した流
れを本明細書では希釈物流と呼ぶ。
これら2個の電極(陽極および陰極)に直流をかけると
、陰イオンは陰イオン交換膜を通過して陽極の方向へ移
動しかつ第1の陽イオン交換膜によって停止される傾向
を有する。同様に、陽イオンは陽イオン交換膜を流過し
て、陰イオン交換膜により停止される。しかしながら、
非電解質は、交換膜が比較的緻密な細孔構造で作成され
ていない限り交換膜に対する通過が防止されず、それで
も非電解質は膜を通過して移動し、実際の移動量は希釈
物流/Q厚物流の相対容積に依存する。
ここで使用される陰イオン膜および陽イオン膜は当業界
で公知である。一般に、陰イオン膜および陽イオン膜は
、極端な水不溶性を有する無機物質もしくは有機物質の
平面シートで構成される。
好ましくけ、陰イオン膜および陽イオン膜は合成有機樹
脂の高分子材料(fcとえはポリスチレン重合体)から
作成されて、これにイオン基を結合させる。任意の強塩
基もしくは弱塩基(7’Cとえは第三アミンもしくは第
四アンモニウム化合物)を有機物質に化学結合させて、
陽イオン膜を形成させることができる。また、任意の強
酸もしくは弱酸(たとえばスルホン酸アリール)を有機
樹脂材料に化学結合させて、陰イオン膜を形成させるこ
とができる。
一般に、ラミネートまたは均質流延シートのいずれかと
してここで用いる陰イオン膜および陽イオン膜は、埋込
みスクリーン或いは合成補強布、次とえはダイネル(ビ
ニリデン共重合体)もしくはガラス繊維のマトリックス
で「裏打ち」し或いは補強されて、これらに実質上剛性
の構造を付与する。他の「裏打ち材」を使用することも
できるが、ただし陰イオン膜および陽イオン膜は物質流
動に対し本質的に不透過性を保つと共に、イオンの移動
を可能にするのに光分な多孔性を維持せねばならない。
陽イオン交換膜および陰イオン交換膜はそれぞれ任意の
陽イオン−および陰イオン−選択膜とすることができ、
これらは供給水に対し実質的に安定でありかつその成分
によって化学的に分解されない。これらの膜の例はカー
ク−オスマー、エンサイクロ4デイア・オプ・サイエン
ス・アンド・テクノロジー、第♂II乙〜g乙j頁(第
2版、インターサイエンス・・セプリツシャー社、15
’15−、)゛における「電気透析」と題する項目、並
びに米国特許第x、730.74了号、第2,76ノ、
272号、第2J乙0,077号および第3.乙/乙、
3f3号各公報に開示されている。
所望ならば、さらに電気透析帯域を反応帯域における工
程の中間に追加装着することもできるが、これはプラン
トの経費全増大させ、かつ上流反応工程からの反応生成
混合物における一般に低い塩化物含有量の之め除去する
塩化イオンの単位当りより大きい動力を一般に消費する
好適具体例においては希釈物流を第2反応帯域へ移送(
7、ここで塩化アリルと塩素とをほぼ当モル量で添加し
て、さらにジクロルヒドリン生成物と塩化水素副生物と
を生成する。しかしながら、存在する塩化物の量が少な
いことは、反応混合物中に化学量論量の塩化物が存在す
る際に可能であるよりも高いジクロルヒドリンに対する
選択性を可能にする。
ジクロルヒドリン含有の希釈物、或いは第2反応帯域を
使用する場合にはこの第2反応帯域からの流出液全塩基
性物質と反応させて、前記希釈物または前記流出液に存
在する水素イオンの少なくとも大半@全中和するが、p
Hを乙、9以上にしてはならない。過剰の塩基性物質の
使用は、ジクロルヒドリンからエピクロルヒドリンへの
変換およびさらにたとえばエピクロルヒドリンの加水分
解および水利のような望ましくない副反応を排除するた
めに回避すべきである。理論上任意の塩基性物質を使用
しうるが、好ましくはアルカリ金属および/−2之はア
ルカリ土類金属の水酸化物および炭酸塩がMげられる。
一般にその入手性および低コストのため、苛性ソーダ(
水酸化ナトリウム)、石灰(水酸化カルシウム)および
石灰石(炭酸カルシウム)が特に好適である。
必要に応じ、中和工程の後、ジクロルヒドリン含有の希
釈物流または第2反応帯域の流出液流を固体除去工程に
かけて、全ての未溶解物質?前記流れから除去すること
により、後の処理工程における膜の汚染を最小化させる
ことができる。著量の固体が存在する場合、友とえは塩
基性物質として石灰スラリーヲ用いる場合、固体除去工
程はたとえば沈降、遠心分離まfcは濾過のような任意
の公知技術で構成することができる。微孔質の限外濾過
が好適である。分離され交固体は工程がら除去すること
ができ、或いは所望に応じて本工程の塩基添加工程へ循
環することもできる。
次いで、前記ジクロルヒドリン含有の流れにおけるジク
ロルヒドリン含有量を逆浸透により、すなわち前記流れ
および適する膜に対し液圧を印加することによって濃縮
し、前記圧力は前記流れの浸透圧よりも大とする。この
ジクロルヒドリン含有の流れを逆浸透帯域へ供給しかつ
逆浸透にかけて:(1)前記供給物よりも高いジクロル
ヒドリン濃度を有する滞留流と、(2)比較的純粋な水
の透過液流とを得る。
逆浸透帯域で使用する逆浸透膜は選択上式る種の注意を
必要とする。何故なら、これらは有機物質のほぼ全部を
滞留流中に保持する必要があるからである。慣用のポリ
スルホン膜がこの目的に有用であると判明し、薄膜複合
膜も適している。
前記透過液流の少なくとも要部を反応帯域へ循環する。
この循環された透過液流を用いて一般に反応帯域へ供給
される新鮮水に置換したり、或いは所望ならばさらに各
反応工程で反応体を希釈するために追加水として供給す
ることにより、所望のジクロルヒドリン生成物に対する
選択性をより大きくすることもできる。透過液流は反応
帯域内のそれぞれ個々の段階へ分割して流しうるが、好
ましくけ透過液のほぼ全部を単一の反応工程へ移送し、
特に好ましくは第1反応工程へ移送する。
所望に応じ透過液流の少量部分全電気透析帯域の濃厚物
入口に対し供給物として移送し、電気透析膜に対するイ
オン濃度勾配を低下させることにより、電気透析工程に
おける効率をより高めることができる。本発明の方法に
おいて、反応混合物である生成物は、供給物入口および
生成物(希釈液)出口、濃厚物入口および濃厚物出口を
有する電気透析帯域へ供給される。この反応混合物は電
気透析帯域へ供給されかつここで電気透析されて、(1
)前記供給物よりも高い無機塩化物含有量を有する電気
透析濃厚物流と、(2)有機塩化物(特にジクロルヒド
リン)を含有しかつ前記供給物よりも低い無機塩化物含
有量を有する希釈物流とを生成させる。希釈物流は、所
望ならば、第2反応帯域へ供給物として移送することも
できる。濃厚物流は、以下説明するように、さらに処理
するため抜取られる。
滞留流は、友とえは溶剤抽出によりジクロルヒドリン全
回収するため或いはたとえばエピクロルヒドリンおよび
/またはグリセリンのような誘導体まで変換するため、
逆浸透帯域から抜取ることができる。或いは、滞留流の
7部またはほぼ全部を、電気透析工程に対するイオン受
入f″L流として電気透析帯域の濃厚物入口へ移送する
。このようにして、電気透析膜を透過子る全てのジクロ
ルヒドリンが容易に回収され、かつさらに重要なことに
電気透析工程は電気透析膜に対するイオン勾配を減少さ
せることにより一層効率的にすることができ、さらにジ
クロルヒドリン含有流の全量をこの効率を得るために増
加させる必要がない。
極く少量の透過液流全電気透析帯域の濃厚物入口へ移送
してイオンを受入れる場合、この帯域からの塩水濃厚物
流は一般に極く低い有機物含有量を有し、これをさらに
処理するためがっ/ま之は処分するため抜取ることがで
きる。浸透性濃厚物流の1部またはほぼ全部を電気透析
帯域の濃厚物入口へ移送する場合、この帯域からの濃厚
物出口流を前記濃厚物入口へ移送しなかった滞留流の全
てと合してさらに処理することができる。或いは、滞留
流の7部のみを電気透析帯域の濃厚物入口へ移送する場
合、この帯域の濃厚物出口から流出する多量の塩水生成
物は前記電気透析帯域へ移送しなかった全ての浸透性濃
厚物流と合する必要がなく、別途のおよび/lたはさら
に他の異なる処理のために抜取ることもできる。
透過液の幾分かおよび/まtは滞留流の幾分かま′fc
Fiはぼ全部を電気透析帯域の濃厚物入口へ循環するか
どうかの選択は、友とえは電力コスト、廃水処理能力、
水入手性および原料コストなどの工程立地における立地
ファクタに依存する。本発明による方法は、操作・セラ
メータを条件変化に適合させる隔週性を与える。
以下、添付図面を参照して本発明を好適実施例につきさ
らに説明する。
図面において、新鮮水の流れ全導管10および//ヲ介
り、302 I 17 minでかつ’19201/m
inの循環水を導管74t、7乙および//を介して反
応帯域の第1反応工程/2へ導入する。塩化アリルを導
管/4t−介して前記第1反応工程へ連続供給する一方
、塩化アリルに対しほぼ当モル量の塩素を導管/乙を介
して供給する。この反応混合物を前記第1工程において
高速度かつ55℃の温度にて循環させる。0.//MC
モル)ジクロルヒドリ/と0. / N Hczとから
なる前記第1工程からの流出液を導管/どを介して第2
反応工程、20へ移送する。前段の反応工程と同様に、
塩化アリル全導管、22全介して第2工程内で急速循環
する反応混合物に連続供給し、かつほぼ当モル1の塩素
を導管、2qを介して供給する。各工程における反応は
やや発熱性である。
第2工程における反応混合物の7部を電気透析帯域2♂
へ連続的に移す。第2工程における0、/乙Mジクロル
ヒドリンと0./ 、5− NのHCtとを含有する反
応流出液全導管、2乙全介して前記電気透析帯域へ連続
供給し、この電気透析帯域は並流としての7個もしくは
それ以上の慣用の!気透析装置で構成して、所望のイオ
ン分離の流れおよび量を得るのに要する膜面積を得るこ
とができる。電気透析帯域J了は、203 QZL −
3部乙と呼ばれる陰イオン交換膜と乙/ CZL −M
乙と呼ばれる陽イオン膜とを交互に配置して構成され、
これらの膜はマサチューセッツ州、ウォータータウン在
、イオニックス・インコーポレーション社から入手する
ことができる。一般に、膜の各積層体に対する電圧は、
セル/対当りO1j〜3,0ホルトの電圧が生ずる・よ
うに配置され、7.0〜2.夕?ルトの範囲の電圧が好
適である。イオンは濃厚物流中へ除去され、この濃厚物
流は導管30を介して電気透析帯域へ流入L7かつ導管
3.2を介して流出する。電気透析帯域2とから、0.
 / 7 Mジクロルヒドリンと0.0jN HClと
からなる希釈物流を導管3≠9升11t4tおよび導管
≠乙を介して第2反応工程グgへ連続移送し、この第2
反応帯域は直列流として7個もしくはそれ以上の反応工
程で構成することができる。
第2反応帯域4tg中へ供給さi″した希釈物へ、さら
に塩化アリルを導管!Oを介して添加すると共に、はぼ
当モル量の追加塩素を導管j2を介して添加する。第2
反応工程≠ざからの0. j 、2 Mジクロルヒドリ
ンと0. / N HClとを含有する反応流出液を導
管j11t、弁jA並びに導管3♂および4toを介し
て固体分離帯域弘2へ移送し、この分離帯域は、たとえ
ばフィルタプレス、浸漬未濾過装置または沈降タラリフ
ァイヤ装置とすることができる。好ましくは、たとえば
、it’ リスルホン膜を有する限外濾過装置である。
蒸留水中3.j−ぐ−ルにて/jOGFDの公称流束を
有する膜を用いて良好な結果が得られた。導管3gにお
ける反応流出液へたとえば水酸化カリウムのような塩基
を導管jどを介して添加することにより、前記反応流出
液に存在する水素イオンの少なくとも大部分を中和する
と共に、前記流出液のPHを左り以下に維持し、好まし
くは乙、6以下に維持する。固体分離帯域Ilt、2に
おいて反応流出液から分離された全ての固体を導管乙O
を介して抜取る。固体を含有しない反応流出液全導管乙
2を介して逆浸透帯域乙llまでボン!輸送する(ポン
プは図示せず)。本発明の利点は、電気透析と逆浸透と
の組合せを用いることにより、極めて小さい逆浸述膜面
積および/または圧力の減少かパ得られ、すなわち膜処
理工程のみを使用する場合に比べてより低いグランドコ
ストが達成されることである。
逆浸透帯域乙グは薄膜複合膜を内蔵する。固体全含有し
ない反応流出液全7タどOl/minの速度で前記帯域
へ60パールの圧力にて供給し、(1)0、 j 、g
′Mのジクロルヒドリンを含有する!2了O1/m i
 nの滞留流と、(2)僅か0.07Mのジクロルヒド
リンを含有する比較的純粋な水の透過液流夕3001/
mInとを得る。滞留流を導管6乙、弁tg並びに導管
70および72を介して移送し、かつ別途のおよび/ま
たはさらに処理するため抜取り、たとえばエピクロルヒ
ドリンおよび/またはグリセリンのような誘導体に変換
する。透過液流の主要量(たとえばグ920 J/mi
n )を導管71.7乙および//ヲ介して第1反応工
程/2゜へ循環する。前記透過液流の少量部(九とえば
3101/m1n)Fr導管74’および7f、弁IO
1並びに導管ど2および30を介して電気透析帯域2に
の濃厚物入口へ移して、イオン受入れ流として作用させ
ることにより、電気透析膜に対するイオン濃度勾配全減
少させる。この電気透析帯域から、イオン上官む濃厚物
流は導管32を介して流出しかつ弁Illおよび導管了
乙を介して、さらに処理しかつ/ま几は処分するために
抜取ることができる。或いは、前記濃厚物流全導管32
、弁子グおよび導管IIを介して移送し、導管72にて
滞留流と合することにより、電気透析帯域2fにて膜を
透過した少量のジクロルヒドリ/ヲ回収することもでき
る。
他の実施例においては、逆浸透帯域乙≠から、透過液流
の全部(たとえばj 300 d/min )を導管7
’7.7乙お工び//を介して第1反応工程/2へ移送
し、かつ滞留流の全部(之とえば22 g Ol/ m
in )または7部のみを導管6乙、弁乙♂、並びに導
管90および30を介して電気透析帯域2にへ移し、イ
オン受入れ流として作用させることもできる。滞留流の
7部のみを電気透析帯域へ移す場合、導管3ノを介して
流出する濃厚物流は弁にグおよび導管g乙を介して、た
とえば成る種の誘導体まで別途に処理するため移送する
ことができ、かつ滞留流の残部全導管6乙、弁乙g、導
管70および72を介して抜取り、他の誘導体重で処理
することができる。所望ならば、電気透析帯域全通過し
て濃厚物流となつ念滞留流の7部を導管32、弁ど≠、
並びに導管I!および72を介して移送し、電気透析帯
域2♂を通過しなかった滞留流と合することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は不発明による方法の好適実施例を示す工程流れ図
である。 7.2・・・第1反応工程、20・・・第1反応帯域、
2f・・・電気透析帯域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)順次に (a)塩化アリルと水と塩素とを第1反応帯域で反応さ
    せて、ジクロルヒドリンと反応副生物との水性反応混合
    物を生成させ、 (b)この反応混合物を供給物として電気透析帯域へ移
    送し、前記電気透析帯域は供給物入口と希釈物(生成物
    )出口と濃縮物入口と濃縮物出口とを備え、 (c)前記供給物を前記電気透析帯域で電気透析して、
    反応の際に生じたイオンを前記供給物から濃厚物流中へ
    除去すると共に、ジクロルヒドリンを含有しかつ前記供
    給物よりも低いイオン含有量を有する希釈物流を得、 (d)前記希釈物流へ塩基性物質を添加して、前記希釈
    物中に存在する水素イオンの少なくとも大部分を中和す
    ると共に、前記希釈物のpHを6.9以下に維持し、 (e)前記希釈物を逆浸透帯域で逆浸透にかけて、(1
    )前記希釈物よりも高いジクロルヒドリン濃度を有する
    滞留流と、(2)比較的純粋な水の透過液流とを得、 (f)前記透過液流の要部を反応帯域へ循環し、(g)
    (1)前記透過液流および/または(2)前記滞留流の
    少なくとも一方の少なくとも1部を前記電気透析帯域の
    濃厚物入口へ移送し、 (h)前記電気透析帯域からイオン濃厚物流を抜取り、
    かつ (i)前記電気透析帯域へ移送しなかつた全ての滞留流
    を抜取る 工程からなることを特徴とするジクロルヒドリンの連続
    製造方法。
  2. (2)第1反応帯域が2〜6段階の反応工程からなる特
    許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)逆浸透帯域からの透過液のほぼ全部を前記反応帯
    域へ移送する特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  4. (4)滞留流のほぼ全部を電気透析帯域の濃厚物入口へ
    移送する特許請求の範囲第(1)項〜第(3)項のいず
    れか一項に記載の方法。
  5. (5)透過液のほぼ全部を反応帯域の第1工程へ移送す
    る特許請求の範囲第(3)項記載の方法。
  6. (6)工程(d)および(e)の中間で反応混合物を固
    体分離工程にかけて、全ての不溶性物質を分離すると共
    に不溶性物質の無くなつた液体を供給し、かつ前記液体
    を供給物として工程(e)の逆浸透帯域へ移送する特許
    請求の範囲第(1)項〜第(5)項のいずれか一項に記
    載の方法。
  7. (7)工程(h)からのイオン濃厚物流と工程(i)か
    らの滞留流とを合してさらに処理する特許請求の範囲第
    (1)項記載の方法。
  8. (8)工程(c)の希釈物流を第2反応帯域へ移送して
    、ここでさらに塩化アリルと塩素とを実質上当モル量で
    添加してさらにジクロルヒドリンを生成させると共に、
    前記希釈物流よりも高いジクロルヒドリン含有量を有す
    る第2反応帯域の流出液を抜取る特許請求の範囲第(1
    )項〜第(7)項のいずれか一項に記載の方法。
  9. (9)中和後に反応混合物を固体分離工程にかけて、全
    ての不溶性物質を分離すると共に不液性物質の無くなつ
    た液体を供給し、かつこの液体を供給物として逆浸透帯
    域へ移送する特許請求の範囲第(8)項記載の方法。
JP62174058A 1986-07-14 1987-07-14 ジクロルヒドリンの連続製造方法 Pending JPS6323829A (ja)

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US06/885,514 US4657647A (en) 1986-07-14 1986-07-14 Process for the production of dichlorohydrin and the electrodialysis thereof
US885514 1992-05-19

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DE3762336D1 (de) 1990-05-23
US4657647A (en) 1987-04-14
KR880001560A (ko) 1988-04-25
EP0256576A1 (en) 1988-02-24
EP0256576B1 (en) 1990-04-18

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