JPS63237971A - ペーパテープ制御ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、概していえば、加算機、計算機等に使用され
ている長いベーパロールテープを取扱うための改良した
装置に関し、詳しくは、加算機又は計算機等にペーパテ
ープを供給したり、これらの加算機や計算機等からペー
パテープが排出されると同時にペーパテープを巻取るた
めの比較的簡単な構造のペーパテープ制御ユニットに関
する。

いわゆるペーパテープと呼ばれる長いストリップ状テー
プを使用する加算機、計算機およびその他の事務機は良
く知られている。一般に、ペーパテープの長いストリッ
プはロール状をなして供給され、加算機や計算機等の事
務機にペーパテープを供給するためペーパテープを巻き
解きうる回転自在なスピンドルにより事務機に取付けら
れるようになっている。一般に事務機にはローラプラテ
ンユニット又はこれと同様な機構が設けてあり、これら
の装置により供給リールからテープを漸次引出して、関
連する適当なプリンティングヘッドにテープを供給し、
該プリンティングヘッドによリテープに番号、文字その
他を印刷するように構成されている。殆んどの場合、ペ
ーパテープは何らの拘束もなく自由に事務機から排出さ
れるため、ペーパテープがからみ合った長いストリップ
となって床上に醜い状態で落下する。

加算機や計算機等に使用するための多種のペーパテープ
制御装置がこれ迄に開発されており、特にこれらのペー
パテープ制御装置は、供給リールからペーパテープが巻
き解かれると同時に使用済みテープを巻取るための巻取
リールを備えている。

かようなペーパテープ制御装置の多くは、関連する事務
機に直接一体的に組み込まれるようになっているため、
事務機の構造が比較的大型で複雑になってしまう。一方
、事務機とは別体になっていて事務機と組み合わせるこ
とができるアドオン形（追加形）コンポーネンツとして
設計された他のペーパテープ制御装置も開発されている
。しかしながら、事務機と組み合わせるように設計され
たこれらのアドオン形コンポーネンツは、例えば米国特
許第３．３３８，５３１号および第３，４４７．６５７
号明細書に開示されているように、テープ巻取リールを
駆動するための比較的高価な専用モータを備えていて、
その構造および作動が比較的複雑になっている。事務機
と組み合わせるアドオン形の比較的構造が簡単なペーパ
テープ制御装置として、テープ供給リールと巻取リール
とを、これらの両リール間に設けた摩擦ロール駆動機構
により互に連動させるように構成したものも開発されて
いる。しかしながらかようなペーパテープ制御装置は、
テープ供給リールから巻取リールにテープが巻取られて
いくときに両テープリールのテープ径が逆比例的に変化
することを充分に考慮に入れたものではないため、好ま
しからざるテープの緩みや制御不能なテープのたるみが
しばしばひき起こされた。その上これらのペーパテープ
制御装置は、使用済みテープの迅速かつ筒車な再吟味を
容易に行なうことができないだけでなく、使用済みテー
プに手書きによりメモを書き込んだり編集を行なうため
の簡単な手段すら備えていないものであった。

従って、改良されたペーパテープ制御装置、特に、従来
の計算機、加算機その他の事務機と共に使用できるアド
オン形のペーパテープ制御装置であって、比較的テープ
のたるみが無いようにして正確にテープの運動を制御で
き、かつ使用済みテープを再吟味し、手書きメモを書き
込んだり編集することのできるペーパテープ制御装置に
対する要望が大きい。本発明はこれらのすべての要望を
満たすことができるだけでなく、他の長所をも備えたも
のである。

本発明によれば、ロール状のペーパテープを必要とする
計算機、加算機又は他の事務機と組み合わせて作動でき
る着脱自在のペーパテープ制御ユニットが提供される。

この改良された制御ユニットは、事務機での使用に応じ
てペーパテープが引き出されるようにしたペーパテープ
供給リールを備えている。更にこの制御ユニットは、事
務機から排出される使用済みペーパテープを巻取るべく
、供給リールの運動により駆動される巻取リールを備え
ている。

本発明の好ましい形態によるペーパテープ制御ユニット
は、直立する側壁からなる比較的コンパクトなハウジン
グを有し、両側壁の間には互にほぼ平行をなして回転自
在に支持された供給リールと巻取リールとが設けられて
いる。ハウジングは、開放した前方部を形成し、この前
方部を通ってペーパテープが供給リールから巻取られ、
巻取リール上へ巻解かれる。また、供給リールと巻取リ
ールとは長いばねベルトのような駆動ベルト手段によっ
て相互に連結されており、ペーパテープを巻き解いたり
巻取ったすすべく駆動される。重要なことは、供給リー
ルと巻取リールとの間の駆動相互連結が、テープのたる
みを防止するのに必要とされるよりも速い速度で巻取リ
ールが回転されるように設計されており、かつ、駆動ベ
ルト手段は、供給リールと巻取リールとの間にスリップ
運動を許容できるように設計されていることである。か
ような構造により、巻取リールは常時テープのたるみが
生じないように駆動され、かつ、駆動ベルト手段はテー
プが破断しないように充分スリップすることができる。

ハウジングの開放した前方部にほぼまたがる位置におい
て、８周節自在のプラテンユニットがハウジングの側壁
により支持されている。この調節自在のプラテンユニッ
トは、比較的幅広でかつ全体的に平らな筆記面を備えて
いる。この筆記面は事務機の上方に配置されており、か
つペーパテープが巻取リールに巻取られるべく移動する
ときに、ペーパテープが筆記面上を比較的円滑に通り得
るように調節される。従ってこの筆記面は、ペーパテー
プが事務機から排出されるときにペーパテープを背面か
ら支持する支持面となり、このため、ペーパテープに編
集やメモを手で書き込むことが可能となる。プラテンユ
ニットの一部を形成する枢動調節脚により筆記面の角度
位置を調節することができ、これにより筆記面の角度位
置を、事務機から排出されるテープの角度に合う最適位
置に調節することができる。

ペーパテープ制御ユニットのハウジングの一方の側壁に
はロック組立体が取付けられており、該ロック組立体は
供給リールの回転を阻止するため供給リールと迅速かつ
容易に係合する手段を備えている。このため、このロッ
ク組立体を作動させることにより、事務機へのペーパテ
ープの供給を有効に防止することができる。供給リール
を回転しないようにロックすると、巻取リールに巻取ら
れたペーパテープを手で掴んで巻取リールから引き出し
てペーパテープの再吟味を行なうことができる。このと
き巻取リールと供給リールとの間のスリップ職動連結に
より巻取リールは回転することができる。筆記面に設け
たサイドスロットによりペーパテープの一側縁部が露出
され、このため巻取リールからペーパテープを引き出す
ときに容易にペーパテープを掴むことができる。ペーパ
チーｙ”制御ユニットのハウジングの一方の側壁には巻
上げノブが設けてあり、該巻上げノブにより引き出した
ペーパテープを再び巻取リールに手動で巻上げることが
できる。このため、巻取リールからのペーパテープの引
き出しおよび巻取リールへの再度の巻上げを行なう全作
業は、供給リールと事務機との間にテープのたるみが生
じることのないように行なわれる。また、ロック組立体
を解除すれば、供給リールの回転を再開することができ
、これにより、ペーパテープ制御ユニットおよび事務機
の作動を再開することができる。

本発明の他の特徴および利点は、本発明の原理を例示す
る添付図面に基く以下の詳細な説明から明らかになるで
あろう。

本発明のペーパテープ制御ユニット１０は、第１図に示
すように、加算機、計算機等の事務機１２と組み合わせ
て使用されるものである。このペーパテープ制御ユニッ
ト１０はペーパテープ１４等の長いストリップを比較的
簡単で正確に制御する手段を有しており、該手段は、事
務機１２に対しペーパテープ１４の制御された供給およ
び巻取りを行なう手段を備えている。

本発明のペーパテープ制御ユニット１０は、長いストリ
ップ状又はロール状のペーパテープを必要とする形式の
計算機、加算機およびその他の事務機に対して、ロール
状のペーパテープ１４の取扱い性を向上できる比較的簡
単ではあるが多機能をもつ装置を与えるものである。こ
のペーパテープ制御ユニット１０は、事務機１２の通常
の作動中に事務機１２に供給されかつ事務機１２から排
出されるペーパテープ１４を、常時たるみが生じないよ
うにかつテープが破断する重大な危険性が無いように取
扱かうことができる。本発明のペーパテープ制御ユニッ
トｌＯは、使用済みテープが醜くからみ合って塊まらな
いようにするため、かつ、テープの裏面に例えば印刷す
るなどして再使用できるようにするため、ペーパテープ
を巻戻すことができる。更にこの制御ユニット１０は、
使用済みペーパテープに手書きの編集や注釈を容易に書
込むことにより、また、使用済みペーパテープを比較的
容易に再吟味可能にすることにより、事務機１２の多機
能性を向上させることができる。

第１図および第２図に示すように、ペーパテープ制御ユ
ニット１０は、図示の計算機のようにペーパテープの長
いストリップ又はロールを用いる形式の事務機１２に隣
接して、ペーパテープの供給および排出を行なうように
設計されている。この形式の事務機１２は慣用的に、ハ
ウジング１８の露呈部分に装着された複数の操作キーす
なわちボタン１６を備えており、ハウジング１８内に配
置された印刷ヘッド２０を適当に作動させることができ
るようになっている。この印刷ヘッド２０は、ペーパテ
ープ１４が例えば慣用的なローラプラテンユニット２２
又は同様なペーパテープ前進手段により事務機１２内に
引き込まれるときに、ペーパテープ１４の一面に番号や
文字等の適当な記号を印刷できる位置に配置されている
。この形式の大抵の事務機においては、ハウジング１８
は更に、ペーパテープ供給ロールの回転装着のための適
当な取付位置を有し、この供給ロールからペーパテープ
がローラユニット２２により引き出される。使用済みテ
ープは通常、事務機のハウジング１８に設けられた上部
開放スロット２４を通して、制限されることなく事務機
１２から排出される。本発明のペーパテープ制御ユニッ
ト１０と組合わせて事務機１２を使用できるようにする
ため、ペーパテープの供給ロールを回転自在に支持する
ためのハウジング１８に設けられている慣用的手段は除
去されている。

第１図および第２図に示すように、本発明のペーパテー
プ制御ユニット１０は、関連する事務機１２の後方に取
付けるように設計された比較的コンパクトなハウジング
２６を備えている。本発明の図示の実施例においては、
ペーパテープ制御ユニット１０のハウジング２６はベー
ス２８を備えており、該ベース２８の前端部には比較的
短かい連結脚部３０が設けられていて、事務６１２の後
端部に適当に連結できるようになっている。ペーパテー
プ制御ユニット１０を事務機１２に固定するのにねじ３
１のような緊締手段を設けることができるが、例えばベ
ルクロファスナ形の他の比較的簡単な緊締具を使用する
こともできる。

ペーパテープ制御ユニット１０のハウジング２６のベー
ス２８には１対の直立側壁３２．３４が設けられ、これ
らの側壁３２．３４の上端部は頂壁３６により相互に連
結されている。頂壁３６の前方には、切断刃３７を設け
ることができる。

所望ならば、ハウジング２６の一部として、後方の閉鎖
壁３８を設けることができる。しかしながら重要なこと
は、両側壁３２．３４が協働して、開放した前方部を備
えた中空ハウジングを形成し、隣接する事務機１２に直
接露出されるように構成することである。

両側壁３２．３４の間で、ハウジング２６の下方領域内
にはペーパテープの供給リール４０が取付けられており
、該供給リール４０の真上の位置においてハウジング２
６内には更にペーパテープの巻取り−ル４２が取付けら
れている。これらの供給リール４０および巻取り−ル４
２は、互にほぼ平行な回転軸′ｆａ（好ましくは、事務
機１２のローラプラテンユニット２２と平行な水平軸線
）のまわりで回転できるように、ハウジング２６内に支
持されている。従って、事務機１２から使用済みペーパ
テープ１４が円滑に巻取られると同時に、事務機１２に
対しペーパチー１１４を円滑に供給できる位置に、両リ
ール４０．４２が配置されている。

第２図〜第７図に詳細に示すように、供給リール４０は
比較的小径のスピンドル４４を備えており、該スピンド
ル４４の両端部４４′は縮径されていて、ハウジング２
６の側壁３２．３４に形成された整列した孔４５．４６
に回転自在に支持されるベアリング部分を形成している
。供給リールのスピンドル４４の一端近くには比較的大
径の側板４８が設けてあり、該側板４８にはスピンドル
４４の回転軸線から半径方向に間隔をへだてた位置にお
いて軸線方向に突出している駆動ピン５０が支持されて
いる。また、スピンドル４４には該スピンドル４４と共
に回転する比較的大径の駆動プーリ５２が支持されてい
る。該駆動プーリ５２は、側板４８に隣接する側壁３２
の外側に配置されている。第３図〜第５図に最も良く示
すように、この駆動プーリ５２は、通常、側壁３２の外
側に形成した浅いチャンバ５４内に隠されている。すな
わち、このチャンバ５４は、ねじ５７等により側壁３２
に着脱自在に固定されるパネル５６により外側が閉鎖さ
れる。

ハウジング２６の他の側壁３４は、該側壁３４とハウジ
ング２６の残部との間で協働するビンと孔とを係合させ
て適正な取付は整合位置が得られるように、ねじ５８　
（第１図および第７図）等により着脱自在に取付けられ
る。この側壁３４をハウジング２６の残部から取外すと
、ハウジングの内部全体が容易に開放され、このため、
例えば供給リールのスピンドル４４に供給ロール６０（
第７図）を装填することができる。従来技術において知
られているように、このペーパテープ供給ロール６０は
、駆動シリンダ６２に対して比較的きつく巻回されてい
るペーパテープの細長いストリップからなる。駆動シリ
ンダ６２は半径方向のウェブにより分離された同心状の
円筒壁により形成されていて、軸線方向に開放した駆動
ポケット（１つの駆動ポケットが、スピンドル４４と共
に回転する駆動ビン５０を受入るようになっている）を
形成している。従って、側壁３４をハウジング２６に再
び取付ければ、事務機１２と関連して通常の使用中に供
給ロール６０からペーパテープ１４が引き出されるとき
、供給ロール６０により駆動スピンドル４４が回転駆動
される。

同様に巻取リール４２も比較的小径の巻取スピンドル６
４を備えており、該巻取スピンドル６４はハウジングの
両側壁３２．３４の間にまたがる長さを有している。巻
取スピンドル６４の両端部は縮径されていて、両側壁３
２．３４に設けた整列した孔６５．６６内で回転自在に
支持されるベアリング部分６４′を形成している。巻取
スピンドル６４の一端近くには比較的大径の側板６８が
設けられている。該側板６８は駆動スピンドル４４の側
板４８の真上に配置されており、かつ、スピンドルの回
転軸線から半径方向に間隔をへだてた位置において軸線
方向に突出している駆動ビン７０を備えている。

ハウジングの側壁３２により支持されている巻取スピン
ドル６４の端部は被駆動プーリ７２（第３図および第４
図）に連結されている。この被駆動プーリ７２は、側壁
３２の外側の浅いチャンバ５４内で、供給リール４０と
関連する駆動プーリ５２の真上に配置されている。長い
ばねベルトのような駆動ベルト手段７４が駆動プーリ５
２および被駆動プーリ７２の周囲に周回されており、後
で詳細に説明するように、事務機１２が通常の作動を行
なう間に、両プーリ５２．７２を相対回転させるように
なっている。プーリの回転方向従って供給リール又は巻
取リールの回転方向は、例えば第４図に示すように「８
」の字に駆動ベルト手段７４を掛けることにより制御さ
れる。重要なことは、巻取り−ル４２の方が少くとも僅
かに速く回転するように、駆動プーリ５２と被駆動プー
リ７２との相対直径を定め、駆動連結部に生じるスリッ
プを駆動ベルト手段７４と両プーリ５２．７２とによっ
て吸収させることである。

第７図に示すように、側壁３４を取外すことにより、巻
取スピンドル６４に巻取駆動シリンダ７６を装着するこ
とも可能となる。巻取駆動シリンダ７６の構造は供給駆
動シリンダ６２の構造と同じであり、従って、隣接する
駆動ビン７０と係合して駆動される。巻取り駆動シリン
ダ７６の駆動を確実なものとするため、巻取リール４２
には更に、小さな圧縮ばね７８が設けである。この圧縮
ばね７８は巻取スピンドル６４の大径中央領域と該スピ
ンドル６４の端部近くに設けたロックビン８０との間に
保持されている。ロックビン８０は、円形の駆動ディス
ク８２が隣接する駆動シリンダ７６の露出側端部と軸線
方向に衝合するように、駆動ディスク８２を巻取スピン
ドル６４上に受入れるためのものである。供給リール４
０および巻取り−ル４２をそれぞれのスピンドル４４．
６４に装着しかつ駆動ディスク８２を装着した後、ねじ
５８等を用いて側壁３４を迅速かつ容易にハウジング２
６に再装着することができ、側壁３４に隣接する両リー
ルの端部を回転自在に支持することができる。

第１図および第２図に示すように通常の作動においては
、ペーパテープ１４は、事務機１２の印刷ヘッド２０の
作用により引き出される。供給リール４０からのペーパ
テープ１４の供給運動すなわち引出し運動と同時に、巻
取り−ル４２には、駆動プーリ５２と被駆動プーリ７２
とによって、供給リール４０よりも僅かに速い回転運動
が伝達される。巻取リール４２のかような回転運動によ
り、事務機１２から上向きに排出される使用済みペーパ
テープ１４を、事務機１２とペーパテープ制御ユニット
１０との間でたるみが生じることのない充分な速度で巻
取ることができる。このとき、駆動プーリ５２および被
駆動プーリ７２は駆動ベルト手段７４に対して充分なス
リップ運動を行なうため、巻取り−ル４２が所望の速い
速度で回転してもテープを破断する危険を招くことはな
い。

本発明において重要なことは、供給駆動シリンダ６２お
よび巻取り駆動シリンダ７６に装着するペーパロールの
直径寸法の変化にもかかわらず、供給リールに比べて巻
取リールの回転速度が僅かに速くなるように、駆動プー
リ５２および被駆動プーリ７２の寸法が選定されている
ことである。

本発明の特徴の１つは、ペーパテープ制御ユニット１０
が、ハウジング２６の前方に取付けられる調節自在のプ
ラテンユニット８４を備えていることである。このプラ
テンユニット８４は、ペーパテープ１４が事務機１２か
ら排出されるときに該ペーパテープ１４の背面を支持し
、テープに文字等を書込むときに便利な平らな筆記面８
５を提供する。この筆記面８５は、事務機１２から排出
されるペーパテープを編集したりメモを書込むのに便利
な構造になっている。

より詳細には、図示のプラテンユニット８４は、筆記面
８５を形成する比較的平らな筆記板８６を備えており、
該筆記板８６はその上縁部に設けたピン８８等を、側壁
３２．３４に設けた上部開放形の切欠部９０内に挿入す
ることにより枢動自在に支持される。筆記板８６の背面
にはビン９４により中央調節脚９２が枢着されている。

該調節脚９２は、側壁３２．３４の前縁部と係合する支
持縁部９６を形成するように、後方に突出する。筆記板
８６に対する調節脚９２の角度を適宜調節することによ
って、事務機１２から排出されるペーパテープ１４の角
度に対して最適角度となるように筆記板８６の角度を選
択でき、かつ、所望の筆記面８５となるように筆記板８
６を安定して支持することができる。

本発明の他の重要な特徴は、供給リール４ｏが回転しな
いように、供給ロール４ｏを解除自在にロックするため
のロック組立体９８を設けたことである。より詳細には
、第３図、第５図および第６図に示すように、ロック組
立体９８は、側壁３２に対し取外し自在のパネル５６に
取付けられており、かつ、パネル５６を貫通して浅いチ
ャンバ５４内に突出する短いロックビン１００を備えて
いる。ロックビン１００のフランジ１０４とパネル５６
に固定されたベースディスク１０６との間には圧縮ばね
１０２が配置されており、これにより、ロックビン１０
０の内端部が、駆動プーリ５２に円周状に形成された一
連のロックボート１０８　（第４図）の整列した１つに
受は入れられるように常時ロックピン１００を押圧して
いる。

ロックビン１００がロックボート１０８の１つと係合し
ているとき、駆動ブーＩＪ５２はロックビン１００によ
りその回転が阻止され、従って事務機１２へのペーパテ
ープ１４の供給が阻止される。

ロックビン１００の外端部は制御ディスク１１０に固定
されている。制御ディスク１１０は半径方向にオフセッ
トしている案内ビン１１２を備えており、該案内ビン１
１２はベースディスク１０６に形成した軸線方向に開放
した弧状の案内スロット１１４内に突出している。この
ため、制御ディスク１１０は案内スロット１１４の制限
範囲内においてベースディスク１０６に対して回転でき
、従って、ロックビン１００をその回転軸線のまわりで
回転させる。制御ディスク１０６をこのように回転させ
る間、ベースディスク１０６と制御ディスク１１０の互
に係合するカム面１１６．１１８が互に乗り上り、駆動
プーリ５２のロックボート１０８の１つに対するロック
ビン１００の前進運動が制御される。更に詳しくは、制
御ディスク１１０を一方向に回転させると、ロックビン
１００力情区動プーリ５２から軸線方向に引っ込められ
、これにより駆動プーリ５２が回転し得る状態になって
、前述のような制御ユニット１０の通常の作動を行なう
ことができる。また、制御ディスク１１０を反転させる
と、ロックビン１００が前進してロックボート１０８の
１つと係合し、これにより駆動プーリ５２の回転が阻止
される。

供給リール４０の回転を阻止すべく駆動プーリ５２をロ
ックビン１００によりロックしておけば、巻取リール４
２に巻回された使用済みペーパテープ１４を手で引き出
してテープの編集や再吟味を行なうことができる。この
目的のため、筆記板８６にはサイドスロット１２０　（
第１図、第７図）が設けてあり、ペーパテープ１４の側
縁部を容易に手で掴み巻取り−ル４２から引き出すこと
ができるようになっている。巻取リール４２からのペー
パテープ１４の引き出しは、供給リール４０と巻取り−
ル４２との間のスリップ駆動連結の抵抗を最小にしてお
くことにより達成される。テープの再吟味の目的でこの
ようにしてテープを引き出す間、ロックされた供給リー
ル４０はその回転が阻止され、供給リール４０と事務機
１２との間に好ましからざるテープのたるみができるこ
とが防止される。テープの引き出しおよび再吟味が一旦
完了したならば、巻取スピンドル６４の一端に固定され
たノブ１２２　（第１図〜第３図）を手動操作すること
により、迅速かつ容易にテープを巻取り−ル４２に巻回
することができる。テープが巻取リール４２に完全に巻
取られたならば、制御ディスク１１０を適当に回転して
ロックピン１００を駆動プーリ５２から引っ込めること
により、供給リール４０を再び回転できる状態にすべく
解放することができる。

従って、本発明のペーパテープ制御ユニット１０によれ
ば、事務機に対してペーパテープを制御しかつ取扱うた
めの簡単ではあるがきわめて多機能の機構が提供される
。また本発明によれば、ペーパテープを効率良く取扱う
ことができかつ好ましからざるテープのたるみが生じる
ことを常時防止することができる。更に本発明によれば
、テープに手書きの編集およびメモを容易に書むことが
できかつテープの再吟味の目的でテープにたるみを生じ
させることなく使用済みテープを巻き解くことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の新規な特徴を具体化したペーパテー
プ制御ユニットを示す斜視図であり、計算機、加算機等
の事務機と組み合わせて使用している状態を示すもので
ある。 第２図は、本発明のペーパテープ制御ユニットおよび開
運する事務機を示す拡大左側面図である。 第３図は、第２図の３−３線に沿う断面図である。 第４図は、第３図の４−４線に沿う断面図である。 第５図は、第３図に円５で囲んだ部分を示す拡大図であ
る。 第６図は、第５図に示す構造の詳細を示す拡大分解図で
ある。 第７図は、本発明のペーパテープ制御ユニットの構造を
詳細に示す分解斜視図である。 第８図は、第２図の８−８線に沿う断面図である。 １０・・・・・・ペーパテープ制御ユニット、１２・・
・・・・事務機、　　　１４・・・・・・ペーパテープ
、４０・・・・・・供給リール、　４２・・・・・・巻
取リール、８４・・・・・・プラテンユニット、 ９８・・・・・・ロック組立体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ペーパテープの長いストリップを引き出して使用す
   る手段を備えた計算機等の事務機と共に使用するペーパ
   テープ制御ユニットにおいて、制御ユニットのハウジン
   グと、 事務機に供給される長いストリップ状のペーパテープの
   ロールを支持するための供給リールと、 該供給リールからペーパテープを巻取るための巻取リー
   ルと、 前記ハウジング内で前記供給リールおよび巻取リールを
   回転自在に支持するための手段とを有し、前記供給リー
   ルは、事務機でのペーパテープの使用のため、前記ペー
   パテープ引き出し手段の作動により事務機と関連して供
   給リール上のペーパテープを引き出すことができる位置
   に配置されており、前記供給リールは、ペーパテープが
   供給リールから引出されるとき前記引出し手段によって
   回転自在に駆動され、前記巻取リールは、事務機により
   使用されたペーパテープを巻取ることができる位置に配
   置されており、 前記供給リールが回転駆動されると前記巻取リールも対
   応して回転駆動されてペーパテープを巻取リールに巻取
   るように供給リールと巻取リールとの間を連結する駆動
   手段と、 前記供給リールが回転しないように該供給リールを解放
   自在にロックすべく前記ハウジングに取付けられたロッ
   ク組立体とを更に有し、前記駆動手段は、前記供給リー
   ルが回転しないようにロックされているときに、前記巻
   取リールを手動回転することができるように充分スリッ
   プして、巻取リールに巻回されたペーパテープの一部を
   引き出して再吟味し、その後この引き出されたペーパテ
   ープの一部を前記巻取リールに手で巻取ることができる
   ことを特徴とするペーパテープ制御ユニット。 ２、前記ハウジングが、前記事務機に対し解放自在に連
   結する手段を備えていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載のペーパテープ制御ユニット。 ３、前記供給リールが、該供給リールと共に回転できる
   駆動プーリを備えており、前記巻取リールが、該巻取リ
   ールと共に回転できる被駆動プーリを備えており、前記
   駆動手段が、前記駆動プーリと被駆動プーリとの間を連
   結する駆動ベルトを備えていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載のペーパテープ制御装置。 ４、前記駆動ベルトがばねベルトであることを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項に記載のペーパテープ制御ユニ
   ット。 ５、前記ロック組立体が、前記駆動プーリの回転軸線の
   まわりでほぼ円周状の列をなして前記駆動プーリ内に形
   成された複数のロックポートと、前記ハウジングに設け
   たロックピンであって、前記ロックポートの選択された
   １つの中に進入するロック位置と前記駆動プーリから引
   っ込んだ非ロック位置との間で移動可能なロックピンと
   、該ロックピンを前記ロック位置と非ロック位置との間
   で選択的に移動する手段とを備えていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項に記載のペーパテープ制御ユニ
   ット。 ６、前記駆動プーリおよび被駆動プーリの寸法は、前記
   被駆動プーリの方が少くとも僅かに速い回転速度で回転
   するように定められていることを特徴とする特許請求の
   範囲第３項に記載のペーパテープ制御ユニット。 ７、前記ペーパテープが巻取られるべく前記事務機から
   前記巻取リールに向って移動するとき、事務機により使
   用されたペーパテープの通る位置において前記ハウジン
   グに支持されている筆記プラテンユニットを更に備えて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のペ
   ーパテープ制御ユニット。 ８、前記筆記プラテンユニットは、取り外し自在に前記
   ハウジングに取付けられていることを特徴とする特許請
   求の範囲第７項に記載のペーパテープ制御ユニット。 ９、前記筆記プラテンユニットは、前記ペーパテープの
   通過路に対して筆記プラテンユニットの比較的平らな面
   の角度を調節自在に選定できることを特徴とする特許請
   求の範囲第７項に記載のペーパテープ制御ユニット。 １０、前記筆記プラテンユニットは比較的平らな板を備
   えており、該板の一側には、前記ペーパテープの一側縁
   部を手で掴むことができるように露出させるためのスロ
   ットが設けてあることを特徴とする特許請求の範囲第７
   項に記載のペーパテープ制御ユニット。 １１、前記巻取リールに連結されておりかつ前記巻取リ
   ールを手動で回転させるためのノブ手段を更に備えてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のペー
   パテープ制御ユニット。