JPS63233021A - 多泡ガラス体およびその製造法 - Google Patents

多泡ガラス体およびその製造法

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JPS63233021A
JPS63233021A JP6595287A JP6595287A JPS63233021A JP S63233021 A JPS63233021 A JP S63233021A JP 6595287 A JP6595287 A JP 6595287A JP 6595287 A JP6595287 A JP 6595287A JP S63233021 A JPS63233021 A JP S63233021A
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JP
Japan
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layer
glass
raw material
specific gravity
glass body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6595287A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsuji
辻 芳明
Toshiji Kouchi
古内 利治
Makoto Nagano
永野 真
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB8806366A priority patent/GB2203143B/en
Priority to US07/170,347 priority patent/US4833015A/en
Priority to FR8803569A priority patent/FR2612508B1/fr
Priority to DE19883809246 priority patent/DE3809246A1/de
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、建築物の内、外装材、外壁材等に用いられる
多泡ガラス体に関する。
〔従来技術とその問題点〕− 多泡ガラス表面に皮殻層を形成することにより各種の強
度を増大させ、多泡ガラスの欠点とされる脆弱さを改善
することができる。
とりわけ表面硬度を向上させることにより耐加傷性が改
善でき、取扱施行も容易となり、外壁材への適用も可能
となる。
さらに例えば皮殻層に凹凸を模様状に配すれば装飾性が
付与されるとともに、凹凸を数多く採れば遮音性能の向
上も期待できる。
特開昭50−123108号にはモールド底に皮殻層を
形成すべきガラス原料を敷設し、さらに発泡ガラス又は
セラミック原料を充填して加熱発泡させた多泡ガラス又
はセラミック体に関し、予めモールド底に隆起部および
谷部を形成しておくことにより皮殻層に浮彫模様を現出
させ装飾性を与えることが開示されている。
このようにして形成された幾何学模様は自然親和指向が
高揚している近年においては装飾的価値が高いとはいえ
ず、特に遮音特性を得るためには多泡ガラス又はセラミ
ック体に数多くの凸凹を配すべくモールド底に隆起部お
よび谷部を形成しておく必要があるが、一方それはモー
ルド底と多泡ガラス体との剥離性を損ない製品を高収率
で得ることができないし、あるいはモールド底と充分な
じまず所望の型模様を得ることができない。
本発明は前記した不都合点を解消するとともに自然な、
かつソフトな模様を形成させ、遮音特性を付与した多泡
ガラス体を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は0.8未満の発泡ガラス層と少なくともその片
面に形成したかさ比重0.8以上の皮殻層よりなり、同
時一体的に形成した多泡ガラス体において、皮殻層の一
面に多数の半球状突起を配した凹凸模様を設けてなる多
泡ガラス体、およびガラス微粉、発泡剤および結合剤の
混合造粒物よりなる発泡原料の層に、ガラス微粉および
結合剤あるいはさらに発泡剤の混合造粒物よりなる皮殻
原料の層を積層、焼成し、次いで自由表面を形成した皮
殻層上面が硬化する段階で該上面を押圧することにより
皮殻層の一面に半球状突起による凹凸模様を形成した多
泡ガラス体の製造法を提供するものである。
本発明において発泡層の原料として粒径100μm以下
、真比重2.5前後の着色あるいは無色の通常のガラス
、たとえばソーダ石灰ガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミ
ノ珪酸系ガラス等の微粉に石灰石、苦灰石、カーボン等
の発泡剤微粉末、さらに無機顔料を加え、または加えず
して混合、調製したものを用いる。
これらはさらに水ガラス等の結合剤を加え通例の造粒手
段により粒径1/3鶴〜数額程度に造粒する。
また、皮殻層の原料として前記同様のガラス粉末に適宜
必要に応じ無機顔料、発泡剤微粉末を添加混合したもの
を用い、前記同様造粒する。
これら発泡層、皮殻層のかさ比重は発泡剤の種類や量、
ガラスの軟化温度、無機顔料の種類や量、焼成条件等の
選択により本発明の範囲内で適宜調整し得る。
発泡層において非造粒原料を用いた場合、それは極めて
かさ高で内に多量の混入空気を有するが焼成工程におい
て混入空気が残留、膨張することによる粗泡、空洞の発
生、皮殻層との界面が平坦でなく波状となること、さら
には発泡層が局所的に皮殻層をつき抜けて表面に露呈す
る等の弊害があるが、造粒原料を用いることによりその
ような弊害は解消される。
皮殻層において造粒原料を用いると前記と同様な理由で
非造粒原料を用いた場合のような不均一に焼結されるこ
とによる局部的に脆弱な個所が無くなり、均質な皮殻層
が形成される。
さらにこれら造粒原料は流動性に富むため後工程の型枠
等への投入が容易となる。
これら多泡ガラス体原料の焼成は次のように行なう、ス
チール製型枠に発泡層用原料を所望の厚さになるように
投入、敷設し、次いでその上に皮殻雇用原料を所望の厚
さになるように充填し、加熱炉内で700℃〜1 、0
00℃の範囲の適宜温度で焼成発泡させる。その際、皮
殻層上面に発泡による半球状突起が多数発生する。次い
で冷却し、皮殻層上面が軟化点以下において硬化し、た
だし発泡層が未だ硬化しない段階で上蓋で該上面を押圧
することにより、該上面に径0.2ないし31璽弱の半
球状突起を残留した多泡ガラス体が同時一体的に形成さ
れる。
あるいは、上下一対の走行する耐熱無端ベルト間の下位
に発泡層用原料、上位に皮殻要用原料を充填し連続的に
加熱炉に導びいて焼成、発泡させる。その際、発泡によ
り皮殻層上面に半球状突起を多数発生し、次いで冷却に
より前記同様皮殻層上面が硬化したところで上部耐熱ベ
ルトで該上面を押圧規制すれば、容易かつ経済的に、同
時一体的かつ連続的に皮殻層に半球状突起による凹凸を
残留した多泡ガラス体を形成し得る。
このようにして形成される多泡ガラス体の全体の厚みは
大略3Qma〜125鶴の範囲が好ましい。すなわち3
00未満であると多泡ガラス体の特徴とする機能すなわ
ち断熱性を有効に発現し得ない。1251程度であれば
通常の建築物において熱を遮断するのに充分な厚さであ
ってそれ以上は必要としないし、それ以上の厚みとなる
と多泡ガラス体といえども重量が増加し建築物の軽量高
層化の趨勢に悼り、かつ取扱施行を困難とする。勿論厚
みは特に限定されるものではなく、断熱性より軽量性を
重視する場合は30龍未満、場合によっては10■−前
後でもよく、特に断熱性を要するような特殊な個所では
125Rを超えてもよい。
発泡層のかさ比重は0.2ないし0.8未満の範囲が好
ましい。0.2未満では建築物の内、外装材、外壁材と
して使用するうえで脆弱であるし、0.8以上であると
断熱性を損ない、軽量性を阻害して取扱施行性に劣るも
のとなる。より好ましくは0.3〜0.6の範囲とする
皮殻層のかさ比重は0.8以上が、また厚さは3〜20
mが好適である。
前記かさ比重におい0.8未満であると緻密性に劣るた
め表面硬度が不充分であり、又外部衝撃により欠けや凹
みを生じ易い。
かさ比重の上限は制限しないが敢て述べれば1.7を超
えると剛性は向上するが外部からの局部的な衝撃により
亀裂が発生、発達し易い、したがってより好ましいくは
1.7以下とする。
皮殻層の厚みは凹凸を配し遮音特性を付与するうえで3
重曹以上を必要とするが、一方20龍を超えると弾性を
殆ど失い衝撃強度が低下するので好ましくない、又、皮
殻層の総厚は多泡ガラス体の全体の厚みと関連し、多泡
ガラス体の断熱性、軽量性、取扱施行性等を損なわない
ためには多泡ガラス体全体の厚みの174以下とすべき
である。
本発明の一態様においては、多泡ガラス体の適宜個所に
予め接着付与剤を被覆した金属線、金属網、パンチング
メタル等の少なくとも1種により補強するようにすれば
さらに効果的である。これら金属材料は多泡ガラス体を
製造するに際し予め型枠に配設しておくことにより、あ
るいは連続製造において上、下のベルト間の原材料中に
挿通し走行させることにより特異な手段を要せずして容
易に多泡ガラス体と一体化し得る。
また、本発明の別の態様として多泡ガラス体の発泡層の
片面に半球状突起を配した皮殻層、他方の面に通例の平
坦な皮殻層を形成するようにしてもよい、すなわち多泡
ガラス体を製造するに際して型枠に皮殻要用原料、発泡
層用原料、さらに皮殻要用原料の順に投入し、あるいは
連続製造において下位より上記原料の順に投入、積層し
、既述したような製造手段で焼成、発泡させて上面に半
球状突起を形成させ、次いで上面を押圧することにより
、上側に半球状突起による凹凸模様を配した皮殻層、下
側に平坦な皮殻層を有する三層より一体的に形成された
多泡ガラス体とすることができ、特に外壁材として充分
なものとなし得る。
【実施例〕
以下に実施の1例を他の多泡ガラス体と対比して示す。
通常のソーダ石灰ガラス屑を粒径1.008m以下に粉
砕したものに発泡剤としての炭酸カルシウムの100μ
m以下の粉末0.7wt%を添加混合し、さらに結合剤
としての水ガラスを若干量加えて混合したものを転勤造
粒し粒径枠したものに水ガラスを若干量添加混合し、転
動造粒して粒径0.5〜2龍の皮殻履用造粒原料を得た
次にスチール製型枠に発泡層用造粒原料およびその上に
皮殻履用造粒原料をそれぞれ所望の厚さになるように投
入して後加熱炉内で800℃、30分焼成し、発泡によ
り皮殻層上面に半球状突起を多数発生させ、次いで冷却
し、該上面が軟化点以下に達したところでスチール製平
板でプレスし、さらに徐冷することにより発泡層のかさ
比重0.4、厚み27鰭、皮殻層のかさ比重1.1、厚
み3龍で皮殻層に径0.2〜’1.5msの半球状突起
による凹凸模様を形成した多泡ガラス体Aを得た。
なお、比較のために発泡層用造粒原料およびその上に皮
殻履用造粒原料をそれぞれ投入して加熱炉内で800℃
、30分焼成し、その際皮殻層上面を100間隔で径4
1の半球状の窪みを規則的に配したスチール製上枠でプ
レスし、その後徐冷することにより発泡層のかさ比重0
.4、厚み2511皮殻層のかさ比重1.2、厚み5f
lでかつ皮殻層に前記上枠の窪みに対応した半球状突起
を規則的に配した多泡ガラス体Bを作成した。
前記多泡ガラス体A、BについてJISA1416に則
り音響透過損失を測定したところ本発明の多泡ガラス体
Aは、多泡ガラス体Bに比べ40011zから6400
Hzの間で1ないし数dB上回っており遮音性が向上し
ていることが明らかである。又、演奏ルームの壁材、天
井材とて使用したところ、音が壁面で乱反射することに
よると思われるソフトな音質が得られ演奏会場等にも好
適に使用し得る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は多泡ガラス表面に皮殻層を形成す
ることにより表面硬度、耐加傷性を向上させ、又皮殻層
に半球状突起による凹凸模様を配することにより遮音性
能を増大し、かつ自然でソフトな美観を呈するという効
果を奏するもので建築物の内、外装材、外壁材として好
適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)かさ比重0.8未満の発泡ガラス層と少なくともそ
    の片面に形成したかさ比重0.8以上の皮殻層よりなり
    、同時一体的に形成した多泡ガラス体において、皮殻層
    の一面に多数の半球状突起を配した凹凸模様を設けてな
    ることを特徴とする多泡ガラス体。 2)発泡層のかさ比重が0.3〜0.6、皮殻層のかさ
    比重が0.8〜1.7、厚みが3〜20mmであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多泡ガラス体
    。 3)ガラス微粉、発泡剤および結合剤の混合造粒物より
    なる発泡原料の層に、ガラス微粉および結合剤あるいは
    さらに発泡剤の混合造粒物よりなる皮殻原料の層を積層
    、焼成し、次いで自由表面を形成した皮殻層上面が硬化
    する段階で該上面を押圧するようにしたことを特徴とす
    る皮殻層の一面に半球状突起による凹凸模様を形成せし
    めた多泡ガラス体の製造法。
JP6595287A 1987-03-20 1987-03-20 多泡ガラス体およびその製造法 Pending JPS63233021A (ja)

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GB8806366A GB2203143B (en) 1987-03-20 1988-03-17 Multilayer foam glass with dense glass surface layer and method of producing same
US07/170,347 US4833015A (en) 1987-03-20 1988-03-18 Multilayer foam glass with dense glass surface layer and method of producing same
FR8803569A FR2612508B1 (fr) 1987-03-20 1988-03-18 Bloc de verre cellulaire multicouche avec couche de surface de verre dense et procede de production
DE19883809246 DE3809246A1 (de) 1987-03-20 1988-03-18 Mehrschicht-schaumglas mit dichter glasoberflaechenschicht und herstellverfahren dafuer

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206380A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Sekisui House Ltd ガラス建材
JP2010174616A (ja) * 2002-02-15 2010-08-12 De Macedo Pedro M Buarque 大型高密度発泡ガラスタイル

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