JPS63224408A - デイジタルフイルタシステム - Google Patents

デイジタルフイルタシステム

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JPS63224408A
JPS63224408A JP5644587A JP5644587A JPS63224408A JP S63224408 A JPS63224408 A JP S63224408A JP 5644587 A JP5644587 A JP 5644587A JP 5644587 A JP5644587 A JP 5644587A JP S63224408 A JPS63224408 A JP S63224408A
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filter
coefficient
characteristic
fir filter
coefficients
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JP5644587A
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Masao Seki
関 正生
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は離散的な人力データ列をフィルタリング処理す
るディジタルフィルタに係わり、特に画像のノイズを除
去したり鮮鋭度の強調を行うことできるディジタルフィ
ルタシステムに関する。
「従来の技術」 例えば網点て印刷された画像の読み取りを行うと、干渉
によってモアレが生じ、良好な画像の再現を行うことが
できない。そこでディジタル的に画像の読み取りを行う
分野では、ディジタルフィルタを使用して印刷物の有す
る網点周波数成分をフィルタで除去する一方、画像とし
て意味をもっている部分についてはこれを透過し、強調
することが検討されている。ディジタルフィルタとじて
は、画像処理時の位相特性を重視する観点からFIRフ
ィルタの使用が適当である。
「発明が解決しようとする問題点」 ところでFIRフィルタを使用して例えば良好な狭帯域
低域通過特性を実現しようとすると、フィルタの次数を
10次程度と非常iご大きなものに設定する必要がある
。次数をこのように大きく設定すると、ディジタルフィ
ルタを構成する回路が必然的に大型化し、コストが高く
なるばかりでなく、回路の信頼性を低下させてしまう。
そこで、本発明の目的はFIRフィルタと同等の特性を
実現することのできる簡易なディジタルフィルタシステ
ムを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明では、周波数特性指定部によって指定された周波
数特性でFIRフィルタの係数を演算し、演算されたF
IRフィルタの係数を基にして同等の特性をもつ低次の
IIRフィルタの係数を演算する。そしてこの演算され
た値でIIRフィルタを構成するようにする。
ここでFIRフィルタの係数の演算は、(i)周波数特
性指定部によって指定されたサンプリング点の個数が予
め定められたフィルタ次数に等しいとき、あるいは直流
入力に対する周波数特性が指定されていないときには直
流レスポンスが1.0という拘束条件を設け、(11)
サンプリング点の個数がフィルタ次数より大きくかつ直
流レスポンスが指定されているときにはこの拘束条件を
外して実施されるような周波数領域の最小二乗法によっ
てFIRフィルタの係数を演算する。
このように本発明ではIIRフィルタを用いるので、回
路を小型化することができる。しかも最小二乗法を用い
てFIRフィルタの係数を演算するので、精度のよい周
波数特性をもったディジタルフィルタシステムを実現す
ることができる。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
システムの概要 第1図は本発明の一実施例におけるディジタルフィルタ
システムの概要を表わしたものである。
このディジタルフィルタシステムは、所望の周波数特性
を指定するための指定データを人力する周波数特性デー
タ入力手段1を備えている。指定データは周波数特性指
定部2に例えば複数の点の座標値として入力されること
になる。FIRフィルタ係数演算部3はこの指定された
周波数特性を満足する線型位相FIRフィルタについて
の係数の演算を行う。このとき、フィルタ係数の次数は
予め定められていてもよいし、周波数特性データ入力手
段1から指定されるようになっていてもよい。
FIRフィルタ係数演算部3では最小二乗法が用いられ
、最小二乗法の実施時における拘束条件の有無がサンプ
リング点の数や内容に応じて自動的にかつ適切に選択さ
れる。このようにして、画像にとって非常に重要な直流
成分に対する変調の有無が必要最小限の入力で確実に選
択されることになる。
IIRフィルタ係数演算a4はFIRフィルタ係数演算
部3で演算された係数を基にして、必要に応じて振幅特
性および位相特性の計算を行う。
そしてFIRフィルタと同等の周波数特性でより低次の
所定の次数でIIRフィルタの係数を求める。IIRフ
ィルタの係数の算出方法は、振幅特性と位相特性の双方
を同時に近似可能であればどのよな方法でもよい。例え
ば、線型計画法、逐次近似法等の多くの既知の手法を適
用することが可能である−また、例えば「ディジタル信
号処理の基礎 樋口龍雄著 昭晃堂」に開示されている
ようなインパルス応答を直接近似する手法を用いれば、
周波数応答の計算を行うことなくこれらの近似が可能と
なる。
このようにして求められたIIRフィルタの係数はII
Rフィルタ部5にセットされ、IIRフィルタの特性が
決定される。IIRフィルタ5には画像データ入力部6
から画像データが人力され、離散的結合積演算が実施さ
れる。IIRフィルタ5によってフィルタリングされた
画像データはプリンタ等の画像データ出力部に供給され
、画像の出力が行われる。
なお、以上説明したディジタルフィルタシステムにおけ
るFIRフィルタ係数演算部3、IIRフィルタ係数演
算部4およびIIRフィルタ部5について、本実施例で
はそれぞれ別個のマイクロコンピュータを用いて構成し
た。
第2図はこの一例を示したもので、CPU (中央処理
装置)11がバス12を介してROM 13、RAM 
14およびI10ポート15に接続されている。ここで
ROMは、その演算部等における制御のプログラムを書
き込んだリード・オンリ・メモリである。またRAM 
14は、データを一次的に格納するための作業用ランダ
ム・アクセス・メモリである。I10ボート15は他の
回路部分や入出力機器と接続するためのポートである。
なお、本実施例で周波数特性指定部2はFIRフィルタ
係数演算部3のマイクロコンピュータのバスに接続され
たRAM (ランダム・アクセス・メモリ)として構成
した。また周波数特性指定手段lは、このFIRフィル
タ係数演算部3のバスにI10ポートを介して接続され
た座標入力装置あるいはキーボード等の入力手段として
構成した。
ディジタルフィルタの動作と特性 このような構成のディジタルフィルタシステムについて
、個々の回路部分の動作について具体的な説明を行う前
に、ディジタルフィルタの動作と特性について説明を行
う。
本明細書でディジタルフィルタとは、(i)画像から得
られる離散的な入力データ列と(11)インパルス応答
と呼ばれるフィルタ固有のデータ列との結合積の演算を
行って、そ結果を出力する回路をいう。ここで結合積と
は、“たたみこみ”であり広い意味での重み付は移動平
均をいう。インパルス応答が有限の長さをもつものをF
IRフィルタと呼び、原理的には無限に続くものをII
Rフィルタと呼ぶ。
ディジタルフィルタの周波数特性H(ω)はいずれの場
合にもインパルス応答の離散的フーリエ変換で求められ
る。ここで振幅特性M(ω)、位相特性θ(ω)は、そ
れぞれ周波数特性H(ω)の絶対値および角度として与
えられる。インパルス応答をり、 、h、  、h、 
、h3・・・・・・とすると、上記した各特性は次の式
で表わすことができる。
H(ω)− hO+hOC−Jw+hI−J2w+h2−J3w+・
・・・・・・・・・・・(1) M(ω)=ll((ω)1     ・・・・・・(2
)θ(ω)=arg(H(ω))   ・・・・・・(
3)ここで位相特性θ(ω)の微分が一定値となるフィ
ルタは線型位相フィルタと呼ばれ、画像処理には特に好
ましいものとされている。FIRフィルタでは、インパ
ルス応答を対称にすることによって、容易に線型位相フ
ィルタを得ることができる。
さて、IIRフィルタは巡回型で構成されるのが普通で
ある。このような構成によって、有限個の係数を用いて
無限個のインパルス応答を得ることができる。これに対
してFIRフィルタの係数はインパルス応答そのもので
あり、内部の処理も定義式で決められた通りとなる。
1次元の2次フィルタを例にとってフィルタの動作を式
で表現すると一般に次のようになる。
Yn =ao Xn +a、 Xn−+  +a2Xh
−2FB V、、−+  −b2 V、、−2・・・・
・・(4)ここでX。はn番目の人力データであり、y
はn番目の出力データである。n=1およびn=0では
、適当な端点処理が行われるもとする。
この(4)式でaOSaIs a2、b、およびb2は
フィルタ係数である。FIRフィルタでは、2つのフィ
ルタ係数b1およびb2が共に“0”となる。
線型位相フィルタの設計法 次に最小二乗法を用いた線型位相フィルタの設計法につ
いて説明する。説明を簡単にするために、1次元4次F
IRフィルタを例にとる。
線型位相FIRフィルタの係数は、すでに説明したよう
にインパルス応答そのものであり、かつ対称になってい
る。従って、係数はa。Sa+、およびa2の3種類と
なる。見易いように添字の順序を入れ換え、ao=h、
、at =h+ (=F13 ) 、a2=h。
(”h4)と置く。すると、フィルタの周波数特性は実
数値関数となり次の(5)式で表わされる。
H(ω)= ao + 2a、cos(ω)  +2a2cos(2
ω) ・−−−−・(5)この(5)式は係数a0、a
l、a2に関して線型となっている。従って、周波数領
域の適当な3点P、  (Oj、、H+  )、P2 
 (ω2’、H2)、P、  (ω、、H3)を与える
と、単純な連立−次方程式の解としてa。s aI 、
a2を求めることができる。
また、与えられた点の数が4以上あっても、残差Δ□を
次式のように定義し、残差二乗和δ(=Δ12 +Δ2
2 +・旧・・十Δ 2)が最小となるように最小二乗
法でa。、aI、a2を決めることができる。ここでk
はサンプリング点の番号である。
Δ3 =H(ωb)Hv= a、+ 2a、cos(ωk)  +2 a、cos(
2(tlm )  −H。
・・・・・・(6) ところで、画像処理において忠実で良好な結果を得るた
めには一定値に固定された入力は無変調で、元の値を保
持したまま出力されることが好ましい。この条件では、
直流入力が無変調となることを意味する。これを式で表
わすと次のようになる。
[((0)=1            ・・・・・・
(7〉このとき、最小二乗法は次のような拘束条件下で
解かれることになる。
ao+2a+ +2 a= = 1         
・・・”・(8)なお、この拘束条件のためにフィルタ
の自由度は1だけ減少する。この結果として、サンプリ
ング点を2点与えると係数がちょうど定まることになる
。拘束条件の有無は、特別な目的でH(0)を指定した
場合とそうでない場合いとに分け、自動的に選択される
ことが実際上望ましい。
ディジタルフィルタシステムの詳細 (FIRフィルタ係数演算部の詳細) 第3図は、周波数領域での最小二乗法によって2N次線
型位相FIRフィルタの係数を演算するFIRフィルタ
係数演算部の動作の流れのうち、周波数特性指定部2か
らのデータの取り込みの作業を説明するためのものであ
る。
FIRフィルタ係数演算部3では、まずFIRフィルタ
についてのフィルタ次数N2の読み取りを行う。このフ
ィルタ次数N2の値は、予めROMに書き込まれている
。もちろん、装置の構成によってはテンキーからフィル
タ次数N2を人力してもよい。N2が読み取られたら、
この数値を1/2にして、数値N1 が求められる(第
3図ステップ■)。
次にFIRフィルタ係数演算部3のCPUは周波数特性
データ入力子役1によって指定され周波数特性指定部2
に書き込まれたサンプリング点数にの読み取りを行う(
ステップ■)。ここで各サンプリング点は、第4図に一
例として示すように所望の周波数特性を示す曲線(図で
破線)を形作るための点であり、角周波数ωとこれに対
する周波数特性H(ω)によって特定される。
サンプリング点の個数には数値Nと比較される(ステッ
プ■)。もし数値Nよりも小さければ(N)、このよう
な事態は想定されないのでエラーとしてその処理が行わ
れる(ステップ■)。これ以外(Y)の場合には規格化
(NORMAL[2[ED)  モードに設定される(
ステップ■)。ここで規格化モードとは、直流入力すな
わち一定レベルの人力を“1”とするモードで、画像処
理のためのデータ処理に特に必要とされるものである。
この後、k=lが設定され(ステップ■)、すでに説明
したRAMからまず最初のデータとして(ω+  、 
H+  )の読み出しが行われる(ステップ■)。一般
にはステップ■の段階で(0w  、 Hk)の読み取
りが行われる。そして次にωよ=0かどうかの判別が行
われる(ステップ■)。ここでω5=0とは(N)、k
番目の点の周波数が“0“ということである。これは、
第4図に示す縦軸上にに番目の点が存在する場合であり
、この場合には、拘束条件が外される。H(0)=1と
なるような条件で以後の計算が行われるが、ω、=0の
場合には例えばH(0)を0.8にしたり1.2にする
ので、H(0)=1という拘束条件を外すことにしたの
である。
通常の場合、すなわちH(0)=1という拘束条件があ
る場合にはくステップ■:Y)、サンプリング点数Kが
(Nl+1)よりも小さいかどうかの判別が行われる(
ステップ■)。拘束条件があるとき、サンプリング点の
数KifiN、+1と等しいかこれよりも大きくなけれ
ば係数の決定を行うことができない。従って大きくない
場合(N)にはエラー処理が行われる(ステップ0)。
サンプリング点の数KがN1 +1と等しいかこれより
も大きければ(ステップ■;Y)、非規格化(NON−
N ORM A L )モードに設定され(ステップ■
)、kが+1される(ステップ■)。この状態で新しい
kの値がサンプリング点の数にと比較され(ステップ@
)、これと等しいかこれよりも小さい場合には(Y)、
次の(ω* 、 Hk)の読み取りが行われる(ステッ
プ■)。このようにして、順次サンプリング点の読み取
りが行われる。すべてのサンプリング点の読み取りが行
われたら(ステップ0;N)、第5図に示す動作に移行
する(continuel)。
第5図は第3図のFIRフィルタ係数演算部の動作の流
れの続きを表わしたものである。CPUはここで規格化
モードであるかどうかの判別を行う(ステップ[有])
。規格化モードであればカウンタMOの初期値が“1”
と置かれ(ステップ0)、この第4図に示した部分の処
理が終了する。
これに対して、非規格化モードであれば(ステップ■;
N)、このカウンタMOの初期値をパ0”とする(ステ
ップ@)と共に特別の処理を行う。
この特別の処理では、まず係数行列の“行”を指定する
ためのカウンタmの内容をカウンタMOの値と同一にし
くステップ■)、次に示す正規方程式における係数行列
の“0″行目を求める作業を行う。
(以下余白) ・・・・・・ (9) (m= 1、2、・・・N) である。
なあ、以上は拘束条件がない場合の正規方程式であるが
、拘束条件がある場合の正規方程式は次のようになる。
(以下余白) ・・・・・・ (10) ここで (m=L 2、・・・N) (m;1.2、・・・N) 、である。
すなわち、(9)式では、第0行の “Co o  Co r−−−−CON”について各係
数が求められる。
このために、まずX。−〇と置き(ステップ@)カウン
タの値mが数値Nよりも大きくない範囲内でmを順次+
1して(ステップ■、■)、係数の値を初期的にクリア
する。ここで変数Xは拘束条件があるときS、また拘束
条件がないときにはCとしてそれぞれ表わされる変数を
総括的に表示したものである。
この後、他のカウンタの値としてに=1と置き(ステッ
プO)、値mをまずMOと置く(ステップ0)。この場
合には、m=Qとなる。そして、現在蓄えられている値
X m OにCC03(ωk)を加算して、(9)式に
示した係数行列の第0行第0列についての新しいX、。
を求める(ステップ0)。
次にm=m+ lと置き(ステップ@)、値mが数値N
を越えないi囲で(ステップ■;Y)、同様の演算を行
う。
この後、kが+1され(ステップ[株])、kがKを越
えない範囲で(ステップ@;Y’)、同様の動作が繰り
返される(ステップΦ〜O)。
以上の動作が終了し係数行列の第0行の各係数、が求め
られたら(ステップ@;N)、第6図に示す動作に移行
する(continue 2)。
第6図はFIRフィルタ係数演算部の動作の流れの続き
を表わしたものである。この第5図は係数行列の残りの
部分(1行目以降)について係数を初期的にクリアする
ための初期設定動作を表わしている。まず値mをMOと
置き(ステップ[相])、次に変数HXにおけるm番目
の値HX、を0”にする(ステップ@)。そしてまず第
1行目を指定するためにn−1と置く(ステップ131
)。この状態で変数X 11+1を“0”としくステッ
プ[相])、nを+1して(ステップ@)、値nが数値
Nを越えない限り同様の動作を繰り返す(ステップ0;
Y)。
値nが数値Nを越えたら(N)、値mを+1する(ステ
ップ■)。そして、値mが数値Nを越えない限り(ステ
ップ[相];Y)、同様の動作を繰り返して第1行目以
降の係数のクリアを行っていく。
以上の動作がすべて終了すると(ステップ■;N ) 
 (continue 3 ) 、第7図以降に示す作
業で係数行列の第1行目以降の各係数と定数項の決定が
行われることになる。
このうち第7図は係数行列の各係数を求めるための動作
を表わしたものである。まず、前記した(9)および(
10)式における変数kが“1”と置かれ(ステップ1
Sl)、続いてm=MOがセットされる(ステップO)
。この後、係数行列の1行目を指定するためにn=1と
置かれる(ステップΦ)。この状態で規格化モードであ
るかどうかの判別が行われる(ステップ0)。規格化モ
ードの場合には(Y)、〈10)式におけるH5IIの
演算が行われ(ステップ@)、続いて同式におけるS 
ahの計算が行われる(ステップ0)。この後nが+1
され(ステップ■)、値nが数値Nを越えない限り同様
の動作を繰り返す(ステップ@;Y)。
そして、値nが数値Nを越えた場合には(N)、値mが
+1され(ステップ0)、値mが数値Nを越えない限り
(ステップ■;Y)、同様の動作を繰り返す。値mが数
値Nを越えたら(N)、(10)式における変数kを+
1しくステップ■)、この変数kがサンプリング点数を
越えない限り(ステップ■;Y)、これらサンプリング
点について同様の動作が繰り返される(ステップΦ〜0
)。
このようにして、拘束条件がありの状態における1行目
以降の各係数が求められる。
一方、ステップ■において非規格化モードであると判別
された場合には(N)、(9)式におけるMC11の演
算が行われ(ステップ[相])、続いて同式におけるC
0の計算が行われる(ステップ0)。
この後nが+1され(ステップ[株])、値nが数値N
を越えない限り同様の動作を繰り返す(ステップ0;Y
)。
値nが数値Nを越えた場合(N)以降は、ステップ0に
進む。このようにして、拘束条件がありの状態における
各サンプリング点についての各係数が求められる。
以上の動作が終了し全サンプリング点Kについて係数行
列の各係数が求められたら(ステップ0;N)、第8図
に示す定数項の決定動作に移行する(continue
 4 )。
第8rgJでは、そのステップ■においてフィルタ係数
(axaza)1 )が求められる。このために、マト
リックスの逆行列に定数項ベクトルが乗算される。この
後、規格化モードかどうかの判別が行われ(ステップ■
)、規格化モードであれば(Y)拘束条件があるのでフ
ィルタ係数aoの計算のため、初期値が“1”と置かれ
る(ステップ■)。
そして値n=lが設定され(ステップ@)、(10)式
で示したようにao−2anがao と置かれる(ステ
ップ■)。この後、値nが+1され(ステップ■)、値
mが数値Nを越えない限り(ステップ■;Y)、同様の
動作が繰り返される。
一方、非規格化モードであれば(ステップ[株];N)
、以上説明した拘束がない状態で動作が終了する。
このようにして、FIRフィルタ係数演算部4における
係数の演算が終了する。
(I IRフィルタ係数演算部の詳細〉第9図はIIR
フィルタ係数演算部4におけるフィルタ係数の演算動作
を説明するためのものである。
ず、次式に基づいてIIRフィルタのフィードバック部
の係数が求められる(ステップ■〉。
・・・・・・(11) 次に、次式に基づいてIIRフィルタのフィードフォワ
ード部における係数が算出される(ステップ■)。
(以下余白) 以上のようにして、IIRフィルタの係数が求められる
ことになる。
次にH(0)=1とする、すなわち一定値入力を無変調
とする事の意味と重要性を具体例を挙げて説明する。F
IRフィルタの次数を2とすると、すでに述べたように
入出力の関係と振幅特性はVh=  ao  xIl+
  at  Xn−1+  as  Xn−2H(ω)
 = ao+ a、 e−jw + al e−”wと
表せる。
画像入力装置が原稿の地肌部を読み取っているとき、人
力データはほぼ一定値が続き、仮に地肌部濃度を0.1
とすると Xn =xfi−1= Xn−2= 0 、 1となる
。このとき出力y、、は yh=0.1 ao+0.13++o、1a2= (a
0+ a、+ a、)  ・0.1となり入力データ0
.1にフィルタ係数の総和を乗じた値が得られる。
逆にいうと人力が一定値(直流入力)のとき出力も同じ
一定値となるためには係数の総和が1に等しくなってい
なければならない。ω=0のときのH(ω)の値は常に
係数の総和と一致するから、このことは取りも直さすH
(ω)=1とすることに外ならない。
人間は地肌部の変化には非常に敏感であり、僅かの濃度
の増減があってもバックのかぶりあるいはハイライト(
低濃度領域)の飛びとしてきられれる。従って常にH(
0)=1という条件を守ることが重要となるのである。
「発明の効果」 このように本発明によれば、最小二乗法によって2N次
の線型位相FIRフィルタの設計を行ったので、例えば
M、L、)toning andD、G0Messer
schmitt+Convergence Prope
rties ofan Adaptive Digit
al Lattice Filter、16EεTra
ns、 ASSP−29−3,642/653 (19
81)  に記載されているチェビシェフ近似でFIR
フィルタの設計を行った場合に比べて良好な画像処理を
行うことができる。すなわちチェビシェフ近似を用いた
方法で設計した場合にも、1尋られた係数に対して一定
の規格化定数を乗じて H(ω)−1 とすることは可能である。
しかし、この方法では、ω≠0でのH(ω)の値に規格
化で生じた変化分だけ誤差が生じてしまい、H(0)−
1という条件を守りつつ、所望の周波数特性を実現する
ことが困難となる。
本発明による手法では初めからH’(0”) = 1と
いう条件を原理的に保証した形で演算が行われるので、
容易に高精度のフィルタ設計が可能となる。
しかも、IIRフィルタを用いて画像データの処理を行
うので、処理が高速化し、画像を実時間で処理すること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を説明するためのもので、この
うち第1図はディジタルフィルタシステムの概要を示す
ブロック図、第2図はこのシステムの各部をマイクロコ
ンピュータで構成した場合のそれらの一般的な回路構成
を示すブロック図、第3図はFIRフィルタ係数演算部
におけるデータの取り込み作業を示す流れ図、第4図は
システム特性を指定するためのサンプリング点を示す特
性図、第5図はFIRフィルタ係数演算部の動作を示す
流れ図、第6図〜第8図はIIRフィルタの動作の流れ
を示す流れ図、第9図はIIRフィルタの動作を示す流
れ図である。 1・・・・・・周波数特性データ人力手段、2・・・・
・・周波数特性指定部、 3・・・・・・FIRフィルタ係数演算部、4・・・・
・・IIRフィルタ係数演算部、5・・・・・・IIR
フィルタ部。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社 代  理  人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. フィルタの周波数特性を指定する周波数特性指定部と、
    この周波数特性指定部によって周波数特性から線型位相
    FIRフィルタの係数を所定の次数で算出するFIRフ
    ィルタ係数演算部と、演算されたFIRフィルタの係数
    から前記次数よりも低次でフィルタ特性の同等なIIR
    フィルタの係数を算出するIIRフィルタ係数演算部と
    、演算されたIIRフィルタ係数に基づいて一連の離散
    的入力データと所定の係数データ列との離散的結合積に
    ついてその演算を行うディジタルIIRフィルタ部とを
    備え、前記FIRフィルタ係数演算部は前記周波数特性
    指定部によって指定されたサンプリング点の個数が予め
    定められたフィルタ次数に等しいとき、あるいは直流入
    力に対する周波数特性が指定されていないときには直流
    レスポンスが1.0という拘束条件を設け、サンプリン
    グ点の個数がフィルタ次数より大きくかつ直流レスポン
    スが指定されているときには前記拘束条件を外して実施
    されるような周波数領域の最小二乗法によってFIRフ
    ィルタの係数を演算することを特徴とするディジタルフ
    ィルタシステム。
JP5644587A 1987-03-13 1987-03-13 デイジタルフイルタシステム Pending JPS63224408A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5644587A JPS63224408A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 デイジタルフイルタシステム

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