JPS63222762A - タンポン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、経血の吸収能が高く、しかも取り出しの容易
なタンポンに関するものである。

（従来波ｖｇ） 生理用等に使用される従来のタンポンは、脂脂綿、吸収
紙等の吸収材によって第１０図に示すような幅広の帯状
のタンポン本体Ａを形成し、これを巻きほぐれないよう
に堅く渦巻き状に巻回した後、その外周方向から圧力を
かけて弾丸状に形成するか、あるいは上記したタンポン
本体Ａをそのまま上下及び水平方向から圧縮してスティ
ック状に形成して成る。

ところが、こうした従来のタンポンでは、タンポン本体
Ａが連続した単純な平面体を成しているにすぎないため
、経血を吸収して径方向に膨潤した際の復元力に欠け、
膣壁をったい落ちる経血を確実に吸収し得ないばかりで
なく、使用後に取り出す際に、膣壁の汚れ等を充分にぬ
ぐい去ることができない。

また、殊に上記した渦巻き状に巻回して圧縮する形式の
ものにあっては、一旦、経血を吸収して膨潤すると収縮
しにくいため、大形のタンポンをそのまま軸方向に引っ
張り出さなればならないことから、その取り出しが容易
でない。

（目的） 本発明はこのような問題点に鑑み、膣壁をったう経血を
確実に吸収すると共に、取り出し時に膣壁の汚れを充分
にぬぐい去ることが可能で、しかも取り出しの容易なタ
ンポンを提供することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明は一］二足した目的を達成するために、脱脂綿等
の経血吸収材によって形成した紐状体を編んでタンポン
本体を形成し、このタンポン本体に外圧を加えて圧縮し
て成る点に特徴を有するものである。

（実施例） 以下、本発明を図示した実施例に基づいて詳説する。

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示すもので、先
ず、この実施例に係るタンポンを構成するタンポン本体
１（第２図参照）は、第１図に示す紐状体２を編み込む
ことによって形成されている。この紐状体２は、１本の
繊維糸３に、綿あるいは化学繊維等であって吸水性に富
み、かつタンポンの構成部材として使用可能な素材によ
って形成された短繊維４をからませて、例えば５〜８鮒
程度の太さに形成されている。

タンポン本体１は上記紐状体２を緩く編んでタンポンの
Ｓ、Ｍ、Ｌの各サイズに合わせて所定の表面積に形成さ
れている。紐状体２の編み方は別設制限されるものでは
ないが、いずれの編み方にしろ、編み目５が潰れない程
度にゆるく編むことが望ましい。本実施例ではいわゆる
メリヤス編みに編んである。

図中符号６はタンポン本体１の下端部から上記紐状体２
の一部を引き出して形成した取り出し紐である（第３図
参照）。

上記したタンポン本体１は、その両側端部を突き合わせ
、この端部を縫い合わせることによって第３図に示すよ
うな円筒体７に形成される。この円筒体７は上端部を縫
い合わせて袋状としても良い。

このようにして形成された円筒体７は、第４図に示すよ
うに端面が星形、つまり外周面に縦方向のシワが形成さ
れるようにして一次圧縮された後、上下方向及び径方向
から圧縮して第５図に示すように弾丸状のタンポンＴと
して形成される。

而して、従来例と同様にして手指であるいは図示しない
アプリケータを用いて膣内に挿入された」二足タンポン
Ｔは、タンポン本体１が経血吸収材を素材とする紐状体
２を編んで形成しであるために、表面積が可及的に大き
くなると同時に編み目５による空隙部を多数有すること
となり、経血が効率良くかつ急速に吸収される。

経血を吸収したタンポンＴは膨潤して径方向及び上下方
向に広がり、第３図に示す円筒体７の状態に速やかに復
元する。このとき、タンポン本体１が連続した乎面体で
なく、上記したように給水性に富んだ素材から成る紐状
体２を編んで形成しであるために、紐状体２の１本１本
が独立して復元しようとしてその復元力を最大限に発揮
することとなる。従って、復元時には、圧縮前の第３図
にほぼ近い状態にまで戻ることとなる。

使用後、取り出し紐６を引っ張ると、膣の入口近傍はタ
ンポンＴが挿入されている膣内奥部と異なり領域が狭ま
っているけれども、上記のようにして復元したタンポン
は円筒体７を成し、その中心部に筒状の空隙部を有する
と共に編み目５の空隙部をも有しているので、このタン
ポンＴは狭まった入口近傍の内壁に押圧されて当該部分
が扁平化し、体外に容易に取り出されることとなる。

この取り出し時に、タンポンＴの膣内にある部分は、紐
状体２によって編まれた太めの網状の外表面が膣内壁と
当接しており、従来のように単純な平坦面が当接するも
のではないから、膣壁の汚れをぬぐうようにして体の外
に取り出されるものである。

また、取り出し紐６がタンポン本体１の交錯した紐状体
２と連係しているために、その引っ張り力は取り出し紐
６を通じてタンポン本体１の全体にかかることとなり、
取り出し紐６自体が中途で切れてしまうといったことも
ない。

第６図及び第７図は本発明の他の実施例を示すもので、
この実施例では、上記のようにして形成されたタンポン
本体の円筒体１７を、ツイストした状態で最終圧縮を程
こした例を示している。

この実施例によれば、使用後に取り出し紐１６を引っ張
ると、このねじれたタンポンが第６図に示すようにして
徐々にストレートな状態に復元するからその取り出しが
更に一層容易となる。

また、第８図及び第９図は本発明の更に別の実施例を示
すもので、この実施例では、タンポン本体を形成するに
あたり、紐状体２２をタンポンの取り出し方向に伸びる
ような編み方によって編んである。

従って、膣内で経血を吸収したタンポンＴ°は第８図に
示すような形態を取り、取り出しに際して取り出し紐２
６を引っ張ると第９図に見られるような細長い形態のも
の２７として容易に取り出されることとなる。

尚、タンポン本体を形成する紐状体は、上記した実施例
のように繊維糸を芯とする構成でなく、綿等によって太
目の紐体にそのまま形成するものであっても良い。

また、紐状体を編んで形成したタンポン本体を従来のよ
うに巻回した後、径方向から圧縮してタンポン本体を構
成する場合であっても、上記した実施例と同様な効果を
奏するものであることは言うまでもない。

（効果） 以上述べたように本発明によれば、タンポンを構成する
タンポン本体が単純な帯状の平面体でなく、経血吸収材
から成る紐状体を編んで形成しであるので、表面積が大
きくなると共に編み目による空隙部が多数形成されて経
血を効率良く吸収できるものであり、また、経血を吸収
した紐状体はその１本１本が独立して急速に膨潤するの
で、はぼ圧縮前の状態に復元して膣壁をったい落ちる経
血を確実に吸収し得るものである。

また、本発明によれば、取り出しに際しては、膣人口の
内壁によってタンポン本体の編み目が潰されて扁平化す
るので、表面積が小さくなりその取り出しも容易となる
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図はタンポン本体を形成する紐状憇の説明図、第２図
はタンポン本体の平面図、第３図はタンポン本体によっ
て形成される円筒体の斜視図、第４図は円筒体にヒダを
形成した状態の端面図、第５図は完成されたタンポンの
外観図、第６図及び第７図は本発明の他の実施例を示す
斜視図、第８図及び第９図は本発明の更に別の実施例を
示す説明図、第１０図は従来例に係るタンポンを構成す
るタンポン本体の外観図である。 １、Ａ・・・タンポン本体、 ２．２２・・・紐状体　３・・・繊維糸、４・・・短繊
維、 ５・・・編み目、 ６．１６．２６・・・取り出し紐、 ７．１７・・・円筒体、Ｔ・・・タンポン特許出願人　
　　　　島谷　和男 代理人　　　弁理士　植１）茂樹 図面の浄書 図面の浄書 図面の浄工 第　５図 図面の浄書 第６図 図面の浄化 図面の浄書ゼ 第８図 １１ｇ９図 手続ネ甫正書（方式） ％式％ ！、事件の表示 昭和６２年特許願第５７０９５号 ２、発明の名称 タンポン ３、補正をする者 事件との関係　　　　特許出願人 住　所　　神奈川県高座郡寒用町小谷１０９−３氏名　
島谷和男 ４、代理人 住　所　　東京都渋谷区代々木２丁目２３番１号ニュー
ステートメナ−６０２号 昭和６２年５月６日（昭和６２年５月２６日発送）（２
）別紙の通り第１図、第３図乃至第９図を補正する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）．脱脂綿等の経血吸収材によって形成した紐状体
   を編んでタンポン本体を形成し、このタンポン本体に外
   圧を加えて圧縮して成るタンポン。
2. （２）．上記タンポン本体を形成する紐状体の一部が取
   り出し紐を兼ねていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のタンポン。
3. （３）．上記タンポン本体は、引っ張り方向に伸びを有
   する編み方で編まれていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のタンポン。