JPS6321734A - 電子ビ−ム加工装置 - Google Patents
電子ビ−ム加工装置Info
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- JPS6321734A JPS6321734A JP16456486A JP16456486A JPS6321734A JP S6321734 A JPS6321734 A JP S6321734A JP 16456486 A JP16456486 A JP 16456486A JP 16456486 A JP16456486 A JP 16456486A JP S6321734 A JPS6321734 A JP S6321734A
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Landscapes
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、電子ビーム加工装置、特に陰極加熱特性の
バラツキおよび経時変化によるビーム集束位置の変動を
補正する側脚装置を備えたものに関するものである。
バラツキおよび経時変化によるビーム集束位置の変動を
補正する側脚装置を備えたものに関するものである。
第5図には、例えば実開昭60−/Aコ3bo号公報等
に開示されているような従来の電子ビーム加工装置の構
成図を示す。図において、(/1は熱陰極、(2)は陽
極、(31はビーム電流値を制御するウェネルト電極、
(り)は熱陰極Cハから放射された電子ビーム、(S)
は電子ビーム(qlの集束レンズ、(6)は被加工物、
(21は熱陰極(ハの加熱電源、(t)はウニネル電極
(31と熱陰極(ハとの間に電圧を印加するバイアス電
源、(9)は電子ビームItIIの加速1!源、(/θ
)は電子ビーム(り)のビーム電流検出抵抗、(//)
は電子ビーム(グ)のビーム電流設定器、(/2)は電
子ビーム(≠)の電流値を安定化するビーム電流制御回
路、(/3)はビーム電流制御回路(/コ)の出力てよ
り高電位部のバイアス電源(IIを絶縁して制御する第
7の光ファイバーである。
に開示されているような従来の電子ビーム加工装置の構
成図を示す。図において、(/1は熱陰極、(2)は陽
極、(31はビーム電流値を制御するウェネルト電極、
(り)は熱陰極Cハから放射された電子ビーム、(S)
は電子ビーム(qlの集束レンズ、(6)は被加工物、
(21は熱陰極(ハの加熱電源、(t)はウニネル電極
(31と熱陰極(ハとの間に電圧を印加するバイアス電
源、(9)は電子ビームItIIの加速1!源、(/θ
)は電子ビーム(り)のビーム電流検出抵抗、(//)
は電子ビーム(グ)のビーム電流設定器、(/2)は電
子ビーム(≠)の電流値を安定化するビーム電流制御回
路、(/3)はビーム電流制御回路(/コ)の出力てよ
り高電位部のバイアス電源(IIを絶縁して制御する第
7の光ファイバーである。
次に動作について説明する。加熱電源(7)により熱陰
極(ハを加熱し、加速電源(9)により熱陰極(ハと陽
極(,2)の間に高電圧を印加すると、陽極(2)の穴
を通して電子ビームτl)が引き出される。電子ビーム
(ulは集束レンズ(s)により被加工物(6)上に集
束されて、溶接等の電子ビーム加工が施工される。この
場合、電子ビーム(Flの電流値は、バイアス電源(す
)により熱陰極(ハとウェネルト電極(3)との間に印
加されるバイアス電圧により制御される。バイアス電源
[glは、ビーム電流設定器(l/)からの基準信号と
、ビーム電流検出抵抗(/θ)で検出された電子ビーム
電流値とを比較して、ビーム電流値を安定化するビーム
電流制御回路(/;)の出力信号により、第1の光ファ
イバー(/3)を介して制御される。電子ビーム(<z
lを発生する熱陰極(ハ、陽極(21付近の詳細を第6
図(支)およびfBlに示す。図において、(26)は
熱陰極(バー陽極(21間の電子ビーム(≠)の加速空
間の等電位線、(ニア)は等電位線(26)の分布によ
り定まる電子ビーム(り)の物点である。
極(ハを加熱し、加速電源(9)により熱陰極(ハと陽
極(,2)の間に高電圧を印加すると、陽極(2)の穴
を通して電子ビームτl)が引き出される。電子ビーム
(ulは集束レンズ(s)により被加工物(6)上に集
束されて、溶接等の電子ビーム加工が施工される。この
場合、電子ビーム(Flの電流値は、バイアス電源(す
)により熱陰極(ハとウェネルト電極(3)との間に印
加されるバイアス電圧により制御される。バイアス電源
[glは、ビーム電流設定器(l/)からの基準信号と
、ビーム電流検出抵抗(/θ)で検出された電子ビーム
電流値とを比較して、ビーム電流値を安定化するビーム
電流制御回路(/;)の出力信号により、第1の光ファ
イバー(/3)を介して制御される。電子ビーム(<z
lを発生する熱陰極(ハ、陽極(21付近の詳細を第6
図(支)およびfBlに示す。図において、(26)は
熱陰極(バー陽極(21間の電子ビーム(≠)の加速空
間の等電位線、(ニア)は等電位線(26)の分布によ
り定まる電子ビーム(り)の物点である。
電子ビーム電流の制御は、熱陰極(バーウェネルト電極
(3)間に印加されるバイアス電圧VCにより行なわれ
る。つまり、第6図CAIK示すようにウェネルト電極
(jlに大きい負の電圧−VC/が印加されると、熱陰
極(1)前iの電界強度が弱くなって電子ビーム(ダ1
を発生する熱帳他(ハの有効面積が小さくなり、ビーム
電流値が減少する。また、第6図fBlに示すように、
VC/よりも小さいバイアス電圧VCJが印加されると
、熱陰極(ハ前面の電界強度が強くなって電子ビーム(
す)を発生する熱陰極(ハの有効面積が大きくなり、ビ
ーム電流値が増大する。これらの動作により、電子ビー
ム電流値は所定の値に保たれる。これらのバイアス電圧
Vc Kよるビーム電流の制御は、空間電荷制限領域に
おける制御と呼ばれており、熱陰極(ハの温度によりそ
の特性が左右されないよう、陰極温度は十分高く設定す
る必要がある。つまり、熱陰極(ハの熱電子放出能力を
十分高くする必要がある。なお、陰極温度によるビーム
電流の制御は、温度割型領域における制御と呼ばれてい
る。
(3)間に印加されるバイアス電圧VCにより行なわれ
る。つまり、第6図CAIK示すようにウェネルト電極
(jlに大きい負の電圧−VC/が印加されると、熱陰
極(1)前iの電界強度が弱くなって電子ビーム(ダ1
を発生する熱帳他(ハの有効面積が小さくなり、ビーム
電流値が減少する。また、第6図fBlに示すように、
VC/よりも小さいバイアス電圧VCJが印加されると
、熱陰極(ハ前面の電界強度が強くなって電子ビーム(
す)を発生する熱陰極(ハの有効面積が大きくなり、ビ
ーム電流値が増大する。これらの動作により、電子ビー
ム電流値は所定の値に保たれる。これらのバイアス電圧
Vc Kよるビーム電流の制御は、空間電荷制限領域に
おける制御と呼ばれており、熱陰極(ハの温度によりそ
の特性が左右されないよう、陰極温度は十分高く設定す
る必要がある。つまり、熱陰極(ハの熱電子放出能力を
十分高くする必要がある。なお、陰極温度によるビーム
電流の制御は、温度割型領域における制御と呼ばれてい
る。
一方、実用上は、陰啄温度が高過ぎる場合は陰極材料の
蒸発消耗により陰極寿命が短かくなるので、必要十分な
陰極温度に限定されるが、この場合、熱陰極(ハの加熱
特性のバラツキや長時間使用による熱電子放出能力の低
下により、熱陰極(ハ前面の単位面積当りの面子ビーム
放出能力が変化する。この場合もバイアス1.圧Vcを
変化させて、電子ビーム電流を一定に保つように、制御
が行なわれる。しかし、同じビーム電流値に対してバイ
アス電圧値が変化すると、熱陰極(バー陽陰翫(=)間
の等電位線(B)の分布が異なるため、電子ビーム(り
)の物点(27)の位置が変化する。電子ビーム(tI
lの集束位置は、レンズの公式 −+−=−(記号は第5図参照)・・・・・・(ハbf に従うため、物点(2り)の位置が変化するとaが変化
し、被加工物(6)上に電子ビーム(り)を集束させる
ためには、集束レンズ(ylの電流値を変化はせて、焦
点距離fを調整する必要がある。
蒸発消耗により陰極寿命が短かくなるので、必要十分な
陰極温度に限定されるが、この場合、熱陰極(ハの加熱
特性のバラツキや長時間使用による熱電子放出能力の低
下により、熱陰極(ハ前面の単位面積当りの面子ビーム
放出能力が変化する。この場合もバイアス1.圧Vcを
変化させて、電子ビーム電流を一定に保つように、制御
が行なわれる。しかし、同じビーム電流値に対してバイ
アス電圧値が変化すると、熱陰極(バー陽陰翫(=)間
の等電位線(B)の分布が異なるため、電子ビーム(り
)の物点(27)の位置が変化する。電子ビーム(tI
lの集束位置は、レンズの公式 −+−=−(記号は第5図参照)・・・・・・(ハbf に従うため、物点(2り)の位置が変化するとaが変化
し、被加工物(6)上に電子ビーム(り)を集束させる
ためには、集束レンズ(ylの電流値を変化はせて、焦
点距離fを調整する必要がある。
従来の電子ビーム加工装置におけるビーム電流の制御装
置は以上のように構成されていたので、電子ビームの集
束位置に対する再現性がなくなり、頻繁に集束位置を確
認する必要があった。特に、大型構造物の電子ビーム溶
接では、施工時間が連続/時間以上になるため、溶接開
始後と溶接終了前とで集束位置が異なり、溶接性能°が
異なる等の問題点があった。
置は以上のように構成されていたので、電子ビームの集
束位置に対する再現性がなくなり、頻繁に集束位置を確
認する必要があった。特に、大型構造物の電子ビーム溶
接では、施工時間が連続/時間以上になるため、溶接開
始後と溶接終了前とで集束位置が異なり、溶接性能°が
異なる等の問題点があった。
この発明は上記のよう々問題点を解消するためになされ
たもので、陰極加熱特性のバラツキや経時変化により陰
極の熱電子放出能力が変化しても、ビーム集束位置が変
化しないように陰極加熱電源の制御を行う電子ビーム加
工装置を得ることを目的とする。
たもので、陰極加熱特性のバラツキや経時変化により陰
極の熱電子放出能力が変化しても、ビーム集束位置が変
化しないように陰極加熱電源の制御を行う電子ビーム加
工装置を得ることを目的とする。
この発明による電子ビーム加工装置においては、陰極加
熱電源の制御のために加速電圧、ビーム電流およびバイ
アス電圧を測定し、所定の加速電圧、ビームχ流九対す
るバイアス電圧を一定に保つように、陰極温度を変化さ
せる手段を備えた。
熱電源の制御のために加速電圧、ビーム電流およびバイ
アス電圧を測定し、所定の加速電圧、ビームχ流九対す
るバイアス電圧を一定に保つように、陰極温度を変化さ
せる手段を備えた。
この発明においては、陰極加熱温度を変化させることに
より所定の加速電圧、ビーム電流に対するバイアス電圧
を一定に保って、熱陰極−陽極間の電位分布を一定に保
ち、物点位置の変化を小さくしてビーム集束位置の変動
を抑制する。
より所定の加速電圧、ビーム電流に対するバイアス電圧
を一定に保って、熱陰極−陽極間の電位分布を一定に保
ち、物点位置の変化を小さくしてビーム集束位置の変動
を抑制する。
以下、この発明の一実施例を第1図に示し、これについ
て説明する。第1図において、(ハ〜(/J)は第5図
の従来のものに相当する。(/u)は加速電源(qlか
ら熱陰極(バー陽極(コ)間に供給される加速電圧の検
出抵抗、(/s)はバイアス電源1glからウェネルト
電極(3)−熱陰極(ハ間に供給されるバイアス電圧を
測定して、低電圧側にその値を知らせるバイアス電圧送
信回路、(/6)は高電位部のバイアス電圧送信回路(
15)から絶縁してバイアス電圧の信号を伝送する第二
の光ファイバー、(/り)は第二の光ファイバー(/6
)により送信されてきたバイアス電圧受信回路、(7g
)はビーム電流検出抵抗(10)からのビーム電流信号
Ik 、加速電圧検出抵抗(/≠〕からの加速電圧信号
“IA、バイアス電圧受信回路(/り)からのバイアス
電圧信号VCを入力し、所定の関係式より陰極温度の必
要十分条件を判断して陰極温度の増減指令を出す陰極温
度制御回路、(/9’)は熱陰極温度制御回路(7g)
の出力信号を高電位部の加熱電源(71て絶縁して伝送
する第3の元ファイバーである。また、第一図は熱陰極
温度制御回路(7g)の詳細な構成を示すブロック図で
あり、(20)は加速電圧信号MAの減衰器(減衰率/
/μ)、(:l/)は減衰器(20)の出力信号にバイ
アス電圧信号Vcを加算する加算器、(22)は加算器
(ユ/)の出力信号Xを入力してxりの信号を出力する
関数演算器、(2,y)は関数演算器(ココ)の出力信
号の増幅器(増幅率C)、(コダ)は増幅器(コ3)の
出力信号とビーム匡流信号工にとを比較し、その誤差を
検出するPID回路、(sr”)IriPより回路(2
q)の出力信号に対し、上下限値を設定するリミッタ回
路である。
て説明する。第1図において、(ハ〜(/J)は第5図
の従来のものに相当する。(/u)は加速電源(qlか
ら熱陰極(バー陽極(コ)間に供給される加速電圧の検
出抵抗、(/s)はバイアス電源1glからウェネルト
電極(3)−熱陰極(ハ間に供給されるバイアス電圧を
測定して、低電圧側にその値を知らせるバイアス電圧送
信回路、(/6)は高電位部のバイアス電圧送信回路(
15)から絶縁してバイアス電圧の信号を伝送する第二
の光ファイバー、(/り)は第二の光ファイバー(/6
)により送信されてきたバイアス電圧受信回路、(7g
)はビーム電流検出抵抗(10)からのビーム電流信号
Ik 、加速電圧検出抵抗(/≠〕からの加速電圧信号
“IA、バイアス電圧受信回路(/り)からのバイアス
電圧信号VCを入力し、所定の関係式より陰極温度の必
要十分条件を判断して陰極温度の増減指令を出す陰極温
度制御回路、(/9’)は熱陰極温度制御回路(7g)
の出力信号を高電位部の加熱電源(71て絶縁して伝送
する第3の元ファイバーである。また、第一図は熱陰極
温度制御回路(7g)の詳細な構成を示すブロック図で
あり、(20)は加速電圧信号MAの減衰器(減衰率/
/μ)、(:l/)は減衰器(20)の出力信号にバイ
アス電圧信号Vcを加算する加算器、(22)は加算器
(ユ/)の出力信号Xを入力してxりの信号を出力する
関数演算器、(2,y)は関数演算器(ココ)の出力信
号の増幅器(増幅率C)、(コダ)は増幅器(コ3)の
出力信号とビーム匡流信号工にとを比較し、その誤差を
検出するPID回路、(sr”)IriPより回路(2
q)の出力信号に対し、上下限値を設定するリミッタ回
路である。
次に動作てつbて説明する。まず、熱陰極(ハの熱電子
放出能力J s (A/i ’)は、次式で表わされる
。
放出能力J s (A/i ’)は、次式で表わされる
。
eφ
JS=ATコexp (−−) ・・・・・・
(コ)T ここで、A + eI kは定数、T (k)は陰極温
度、φ(eV)は陰極表面の仕事関数である。次に、バ
イアス電圧、従って陰極表面の電界強度で定まる陰極の
有効電子放出面積をSとすると、所望のビーム電流1k
に対し Ik < SJs ・・・・・・f、7
1の関係が成立すれば、次式に従ってビーム電流値が定
まる。
(コ)T ここで、A + eI kは定数、T (k)は陰極温
度、φ(eV)は陰極表面の仕事関数である。次に、バ
イアス電圧、従って陰極表面の電界強度で定まる陰極の
有効電子放出面積をSとすると、所望のビーム電流1k
に対し Ik < SJs ・・・・・・f、7
1の関係が成立すれば、次式に従ってビーム電流値が定
まる。
VA
Ik = C(Vc + −E、’ ・・・−
(%1μ ここで、C9μは電極形状により定まる定数である。つ
まり、VcとIkの関係は一定となり、熱陰極(バー陽
極(2)間の電位分布も工l(が決まれば一定となるの
で、工kに対する物点の位置が定まり、集束特性の再現
性も得られる。
(%1μ ここで、C9μは電極形状により定まる定数である。つ
まり、VcとIkの関係は一定となり、熱陰極(バー陽
極(2)間の電位分布も工l(が決まれば一定となるの
で、工kに対する物点の位置が定まり、集束特性の再現
性も得られる。
ところが、実用上、陰極構造のバラツキにより陰極温度
Tが低下したり、長期間の経時変化により陰極表面の仕
事関数φが増大したりすると、(ニ)式に従って陰極の
熱電子放出能力Tsが低下するため、(J)式が満たさ
れなくなって、同じバイアス電圧値に対するビーム電流
値が減少する。この場合、第1図のビーム電流制御回路
(/コ)はバイアス電圧を下げてビーム電流を一定に保
つよって動作するため、同一ビーム電流値に対しても熱
陰極(/l−陽極(コ)間の電位分布が変化し、ビーム
集束特性が変化する。熱電子放出能力の低下は、加速電
圧、ビーム電流、バイアス電圧を測定し、(tI1式を
満たすかどうかを計算すればよい。つまり、まず、加速
電圧検出抵抗(/q)により加速電圧vAを検出し、ま
たビーム電流検出抵抗Cl0)によりビーム電流Ikを
検出し、さらて、バイアス電圧送信回路C/j’1%第
二の光ファイバー(/6)、バイアス電圧受信回路(/
7)によりバイアス電圧Vcを検出して、陰極温度制御
回路(7g)Vc入カする。
Tが低下したり、長期間の経時変化により陰極表面の仕
事関数φが増大したりすると、(ニ)式に従って陰極の
熱電子放出能力Tsが低下するため、(J)式が満たさ
れなくなって、同じバイアス電圧値に対するビーム電流
値が減少する。この場合、第1図のビーム電流制御回路
(/コ)はバイアス電圧を下げてビーム電流を一定に保
つよって動作するため、同一ビーム電流値に対しても熱
陰極(/l−陽極(コ)間の電位分布が変化し、ビーム
集束特性が変化する。熱電子放出能力の低下は、加速電
圧、ビーム電流、バイアス電圧を測定し、(tI1式を
満たすかどうかを計算すればよい。つまり、まず、加速
電圧検出抵抗(/q)により加速電圧vAを検出し、ま
たビーム電流検出抵抗Cl0)によりビーム電流Ikを
検出し、さらて、バイアス電圧送信回路C/j’1%第
二の光ファイバー(/6)、バイアス電圧受信回路(/
7)によりバイアス電圧Vcを検出して、陰極温度制御
回路(7g)Vc入カする。
陰極温度制御回路(7g)に入力したVA、 Vcは、
減衰器(20)、加算演算器(コ/)、関数演算器(ユ
2)、増幅器(コJ)を介して、(り)式に従って演算
が行なわれる。この演算結果は、ビーム電流工にの測定
結果とPより回路(二l)で比較される。もし、熱電子
放出能力が低下した場合は、工にの演算結果が測定結果
より大きくなるため、PID回路(2q)は陰極温度を
上昇させるように熱陰極(1)の加熱電源(flの出力
を第3の光ファイバー(/9)を介して増大ぢせる。ま
た、熱電子放出能力が必要十分の値を越えると、工にの
演算結果が測定結果よりわずかに小さくなるので、PI
D回路(ユダ)は陰極温度を下降させるように熱陰極(
/1の加熱電源(7)の出力を第3の光ファイバー(/
9)を介して減少させる。
減衰器(20)、加算演算器(コ/)、関数演算器(ユ
2)、増幅器(コJ)を介して、(り)式に従って演算
が行なわれる。この演算結果は、ビーム電流工にの測定
結果とPより回路(二l)で比較される。もし、熱電子
放出能力が低下した場合は、工にの演算結果が測定結果
より大きくなるため、PID回路(2q)は陰極温度を
上昇させるように熱陰極(1)の加熱電源(flの出力
を第3の光ファイバー(/9)を介して増大ぢせる。ま
た、熱電子放出能力が必要十分の値を越えると、工にの
演算結果が測定結果よりわずかに小さくなるので、PI
D回路(ユダ)は陰極温度を下降させるように熱陰極(
/1の加熱電源(7)の出力を第3の光ファイバー(/
9)を介して減少させる。
PIDr比例、積分、微分)回路(2u)は上記の動作
を時間的に速やかに行なうものであり、帰還制御系で通
常用いられる手段である。つまり、V A IIkが定
まれば、VCが変化しないように陰極温度を変化させる
ものである。なお、上記の動作では、ビーム電流OFF
時は陰極温度が零となるようにPID回路(2グ)が動
作するが、この場合、ビームON直後は陰極温度が低過
ぎるため、陰極温度の制御に下限設ける必要がある。ま
た、陰極温度は寿命で定まる最大値に制限する必要もあ
る。これらの動作は、Pより回路(コl)の直後の’J
ミッタ回路(二5)が行なう。
を時間的に速やかに行なうものであり、帰還制御系で通
常用いられる手段である。つまり、V A IIkが定
まれば、VCが変化しないように陰極温度を変化させる
ものである。なお、上記の動作では、ビーム電流OFF
時は陰極温度が零となるようにPID回路(2グ)が動
作するが、この場合、ビームON直後は陰極温度が低過
ぎるため、陰極温度の制御に下限設ける必要がある。ま
た、陰極温度は寿命で定まる最大値に制限する必要もあ
る。これらの動作は、Pより回路(コl)の直後の’J
ミッタ回路(二5)が行なう。
なお、上記実施例ではビーム集束位置の再現性を得るた
めの陰極温度の制御回路について述べたが、陰極温度を
一定時間最大にしても(g1式を満たすことができなく
なった場合は、陰極の寿命であると判定することが可能
であり、その場合の陰極温度制御回路(/l)のブロッ
ク図の一例を第3図に示す。図において、(コO)〜(
2j)は第一図に示したものに相当する部分であり、(
sg)は陰極温度の上限値発生器、(2q)は陰極温度
の設定値と上限値を比較する第1の比較器であり、設定
値が所定の上限値を越えた場合に信号を出力する。また
、(ao)は第1の比較器(コタ)の出力信号の時間積
分を行なう積分器、 (3i’)は陰極温度の設定値
が所定の上限値を時間発生器(3−)からの所定の時間
の開基上越えていたことを判定する第二の比較器であり
、その出力により、陰極寿命判定ランプ(33)を点灯
するものである。
めの陰極温度の制御回路について述べたが、陰極温度を
一定時間最大にしても(g1式を満たすことができなく
なった場合は、陰極の寿命であると判定することが可能
であり、その場合の陰極温度制御回路(/l)のブロッ
ク図の一例を第3図に示す。図において、(コO)〜(
2j)は第一図に示したものに相当する部分であり、(
sg)は陰極温度の上限値発生器、(2q)は陰極温度
の設定値と上限値を比較する第1の比較器であり、設定
値が所定の上限値を越えた場合に信号を出力する。また
、(ao)は第1の比較器(コタ)の出力信号の時間積
分を行なう積分器、 (3i’)は陰極温度の設定値
が所定の上限値を時間発生器(3−)からの所定の時間
の開基上越えていたことを判定する第二の比較器であり
、その出力により、陰極寿命判定ランプ(33)を点灯
するものである。
また、上記実施例では、第1図に示すようにバイアス電
圧の測定を高電位部のバイアス電源より第二の光ファイ
バー(/6)を介して行なったが、第9図に示すように
、ビーム電流制御回路(/2)の出力信号に所定の定数
を乗じて、これを直接陰極温度制御回路(/r)に入力
するようにしてもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
圧の測定を高電位部のバイアス電源より第二の光ファイ
バー(/6)を介して行なったが、第9図に示すように
、ビーム電流制御回路(/2)の出力信号に所定の定数
を乗じて、これを直接陰極温度制御回路(/r)に入力
するようにしてもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
以上のように、この発明によれば、陰極の熱電子放出能
力が変化したことを、加速電圧、ビーム電流、バイアス
電圧を測定して所定の演算を行なうことにより判定し、
所定のビーム電流に対するバイアス電圧が一定になるよ
うに陰極温度を変化させる制御回路を構成したので、(
1)陰極−陽極間の電位分布が変化しないので、陰極加
熱特性のバラツキや陰極表面の仕事関数の経時変化が生
じても、ビーム電流と集束位置に対する再現性が極めて
高い、(コ)陰極温度を必要以上に高く設定する必要が
なく、陰極の長寿命化が実現できる、(3)制御装置が
比較的簡単な電子回路で構成できるため、装置が小型で
安価である等の効果が得られる。
力が変化したことを、加速電圧、ビーム電流、バイアス
電圧を測定して所定の演算を行なうことにより判定し、
所定のビーム電流に対するバイアス電圧が一定になるよ
うに陰極温度を変化させる制御回路を構成したので、(
1)陰極−陽極間の電位分布が変化しないので、陰極加
熱特性のバラツキや陰極表面の仕事関数の経時変化が生
じても、ビーム電流と集束位置に対する再現性が極めて
高い、(コ)陰極温度を必要以上に高く設定する必要が
なく、陰極の長寿命化が実現できる、(3)制御装置が
比較的簡単な電子回路で構成できるため、装置が小型で
安価である等の効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例による電子ビーム加工装置
の構成図、第2図は第1図中の陰極温度制御回路のブロ
ック図、第3図は陰極温度制御回路の他の実施例のブロ
ック図、第9図はこの発明の他の実施例による電子ビー
ム加工装置の構成図、第5図は従来の電子ビーム加工装
置の構成図、第6図(A)および(Blはバイアス電圧
によるビーム電流制御の原理を説明するための図である
。 図において、(1)は熱陰極、(=)は陽極、(3)は
ウェネルト電極、(ワ)は加熱電源、(g)はバイアス
電源、(テ)は加速電源、(10)はビーム電流検出抵
抗、(//)はビーム電流設定器、(/コ)はビーム電
流制御回路、(/3)は第1の光ファイバー、(/り)
は加速電圧検出抵抗、(15)はバイアス電圧送信回路
、(/6)は第二の光ファイバー、(/q)’tiバイ
アス電圧受信回路、(/lr’)は陰極温度制御回路、
(/9)は第3の光ファイバー、(−〇)は減衰器、(
ユ/)は加算器、(22)は関数演算器、(2J)は増
福器、(コq)はPより回路、(コ5)は’J ミッタ
回路、(二t)は上限値発生器、(xq)は第1の比較
器、(30)は積分器、(J/)は第1の比較器、(3
2)は時間発生器、(33)は陰極寿命判定ランプであ
る。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 代理人 曾 我 道 照′寵三: 宅1図 13°第1の光カイパー 14、旭速電圧種出に抗 16・%2の光ファイ、八− 19第3のメ巳フ2イノで− 第2図 %3図 第6図 手続補正書(自発) 昭隼1.イ緊。、当 日
の構成図、第2図は第1図中の陰極温度制御回路のブロ
ック図、第3図は陰極温度制御回路の他の実施例のブロ
ック図、第9図はこの発明の他の実施例による電子ビー
ム加工装置の構成図、第5図は従来の電子ビーム加工装
置の構成図、第6図(A)および(Blはバイアス電圧
によるビーム電流制御の原理を説明するための図である
。 図において、(1)は熱陰極、(=)は陽極、(3)は
ウェネルト電極、(ワ)は加熱電源、(g)はバイアス
電源、(テ)は加速電源、(10)はビーム電流検出抵
抗、(//)はビーム電流設定器、(/コ)はビーム電
流制御回路、(/3)は第1の光ファイバー、(/り)
は加速電圧検出抵抗、(15)はバイアス電圧送信回路
、(/6)は第二の光ファイバー、(/q)’tiバイ
アス電圧受信回路、(/lr’)は陰極温度制御回路、
(/9)は第3の光ファイバー、(−〇)は減衰器、(
ユ/)は加算器、(22)は関数演算器、(2J)は増
福器、(コq)はPより回路、(コ5)は’J ミッタ
回路、(二t)は上限値発生器、(xq)は第1の比較
器、(30)は積分器、(J/)は第1の比較器、(3
2)は時間発生器、(33)は陰極寿命判定ランプであ
る。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。 代理人 曾 我 道 照′寵三: 宅1図 13°第1の光カイパー 14、旭速電圧種出に抗 16・%2の光ファイ、八− 19第3のメ巳フ2イノで− 第2図 %3図 第6図 手続補正書(自発) 昭隼1.イ緊。、当 日
Claims (2)
- (1)電子ビームの加速電圧を検出する手段と、電子ビ
ームのビーム電流を検出する手段と、上記電子ビームの
ビーム電流を制御するバイアス電圧を検出する手段と、
検出された上記加速電圧およびバイアス電圧に基いて所
定の理論式からビーム電流を演算し、検出された実際の
上記ビーム電流と演算結果のビーム電流が一致するよう
、電子ビームを発生する熱陰極の陰極温度を制御する手
段とを備え、陰極温度を変化させることにより、所定の
加速電圧およびビーム電流に対するバイアス電圧を一定
に保つて、熱陰極と陽極との間の電位分布を一定に保ち
、電子ビームの集束位置の変動を抑制することを特徴と
する電子ビーム加工装置。 - (2)陰極温度を制御する手段が、ビーム電流の検出結
果と演算結果が陰極温度を変化させても一致しない場合
を判定する手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の電子ビーム加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16456486A JPS6321734A (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 電子ビ−ム加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16456486A JPS6321734A (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 電子ビ−ム加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321734A true JPS6321734A (ja) | 1988-01-29 |
Family
ID=15795558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16456486A Pending JPS6321734A (ja) | 1986-07-15 | 1986-07-15 | 電子ビ−ム加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6321734A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006221983A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Nuflare Technology Inc | 荷電粒子発生装置と荷電粒子発生装置用エミッタ温度決定方法 |
JP2007211621A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 過給装置 |
JP2019501284A (ja) * | 2015-11-17 | 2019-01-17 | ア−カム アーベー | 電子ビーム源及び電子ビームのための方法 |
-
1986
- 1986-07-15 JP JP16456486A patent/JPS6321734A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006221983A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Nuflare Technology Inc | 荷電粒子発生装置と荷電粒子発生装置用エミッタ温度決定方法 |
JP2007211621A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 過給装置 |
JP2019501284A (ja) * | 2015-11-17 | 2019-01-17 | ア−カム アーベー | 電子ビーム源及び電子ビームのための方法 |
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