JPS63217257A - 光フアイバケ−ブルの水素検出方法 - Google Patents

光フアイバケ−ブルの水素検出方法

Info

Publication number
JPS63217257A
JPS63217257A JP5145187A JP5145187A JPS63217257A JP S63217257 A JPS63217257 A JP S63217257A JP 5145187 A JP5145187 A JP 5145187A JP 5145187 A JP5145187 A JP 5145187A JP S63217257 A JPS63217257 A JP S63217257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
wavelength
light
hydrogen
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5145187A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Noguchi
一博 野口
Sunao Uesugi
上杉 直
Kazunobu Suzuki
和宣 鈴木
Seigo Konno
紺野 誠吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP5145187A priority Critical patent/JPS63217257A/ja
Publication of JPS63217257A publication Critical patent/JPS63217257A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、長尺な通信用光ファイバケーブルに水素ガス
が侵入した際に、その侵入水素ガス量及びその侵入位置
を迅速かつ正確に検出する方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 一般に光ファイバが水素ガス中に置かれた場合、拡散減
少によって水素分子が光フアイバ内に侵入する。このよ
うな光ファイバ内拡散水素分子は、光ファイバに対して
、水素分子自身の赤外吸収に起因する損失増加をもたら
すばかりでなく、光ファイバとの化学反応によって徐々
にOH基に変化することによって、OI(基吸収に起因
した損失増加現象をもひき起こす。このため、通信用光
ファイバケーブル内に水素が発生し、該水素が光フアイ
バ内に侵入した場合、その侵入位置及び侵入量を迅速に
求めて適切な処置を講じることにより、水素ガス侵入に
よる光ファイバの伝送損失の増加を抑制し、通信途絶等
の事態を未然に防止しなければならない。
一般に、水素ガスの侵入によって生じる光ファイバの吸
収は、特有の波長スペクトルを有している。従って、従
来、光ファイバの吸収損失スペクトルを測定することに
よって、光フアイバ内への水素ガスの侵入の有無あるい
はその量が求められていた。第4図は3X1018個/
 cm 111+7)濃度で水素分子が侵入した光ファ
イバの損失増加分のスペクトルである。
第4図より、水素分子の侵入によって、損失スペクトル
中に多数の損失ピークが現れるのが理解できる。これら
のピークの中でも特に大きいのは波i 1.24μmに
現れるものであり、そのピークにおける損失値は、10
dB/kffiにも達する。この、水素分子による吸収
は、光フアイバ中に侵入した水素分子の濃度に比例する
。従って、光ファイバの損失スペクトルを測定し、波長
1.24μmの損失ピークの大きさを求めることにより
、水素分子の侵入の有無、及び平均的な水素分子濃度を
知ることができる。
また、第4図からもわかるように水素分子の侵入による
光ファイバの損失は、波長1.24μmにおいて特に顕
著である。このため、波長1.24μmの光源を用いて
、この波長における光フアイバ損失を求め、その結果か
ら光フアイバ中への水素分子の侵入の有無を判断するこ
とも従来行われていた。しかし、これらの方法では光フ
アイバ中の水素分子の平均的な濃度は求まるが、光ファ
イバの一部分に水素分子が侵入した場合、光ファイバの
端部からその侵入位置までの距離あるいは侵入の起った
範囲を知ることができないという欠点がある。
光ファイバの一部に水素分子が侵入した場合に発生する
光ファイバの局所的な損失増加は、光ファイバに、波長
幅が約数nm以下、時間幅が数μs以下の光パルスを入
射し、この光パルスが光ファイバを伝幡する際に発生す
る散乱光強度の時間変化を観測する方法がある。この方
法は、一般にはパルス試験と呼ばれているものである。
第5図に、パルス試験で得られる後方散乱光の波形を示
す。実線11で示した波形は通常の光ファイバに対する
観測波形であり、破線12で示した波形は、光ファイバ
の一部区間13で水素が侵入した光ファイバに対する観
測波形を示す。図中の観測波形の傾斜は、光ファイバの
局所的な損失値を表わす。従って、一部区間に水素が侵
入した光ファイバではこの部分の損失が増大し、傾斜が
急となる。このため、光ファイバに対する観測波形の傾
斜が増大している部分を検索することにより、水素侵入
部分を検出することができる。しかし、従来のパルス試
験において、半導体レーザを光源として用いたものは、
光源出力が微弱であるため光フアイバ全体の損失が20
dBを超える場合には、一般に光フアイバ全域にわたっ
て損失変動を検索することが不可能であるという欠点を
有する。そこでこの欠点を補うために、光源として、N
d:YAGレーザーを用い、光源出力を半導体レーザー
に比べて大幅に大きくしたパルス試験が行われる。しか
し、Nd : YAGレーザーを光源として用いた場合
、その光源の波長が1.06μmあるいは1.32μm
に限定される。第4図からもわかるように、これらの波
長における水素分子の侵入による損失増加は、波長1.
24μmにおける損失増加の1/20以下でしかない。
このため、Nd:YAGレーザを用いたパルス試験では
、波長1.24μmの光源を用いた場合に比べてその検
出水素濃度の限界が大幅に劣化するという欠点がある。
本発明の目的は、波長1.24μmの高出力光源を存し
た光パルス試験によって光フアイバ中に侵入した水素の
濃度、侵入位置の検出精度を大幅に向上させた光フアイ
バ中の水素検出方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段とその作用〕本発明は、
波長1.24μmの高出力パルス光の発生を光ファイバ
の誘導ラマン散乱効果によって実現することを主要な特
徴としており、水素検出感度の高い波長1.24μmで
、しかも長尺な光ファイバに対して適用可能な高出力光
源と水素侵入位置検出が可能なパルス試験方式とを同時
に実現した点において従来技術とは異なるものである。
一般に物質に単一波長の光を照射すると、照射された光
と、物質を構成する分子の固有振動との相互作用によっ
て、ラマン散乱と呼ばれる非線形散乱現象が起こる。こ
のラマン散乱によって発生する散乱光は、通常ストーク
ス光と呼ばれ、入射光に対して、物質を構成する分子の
固有振動の振動数分だけ、その振動数が小さくなる特徴
がある。
通常、このストークス光は、照射光に比べて非常に微弱
であるが、照射光のパワー密度が大きく、物質中の透過
距離が長い場合、ストークス光強度が非常に大きくなり
、照射光のほとんどがストークス光に変換される現象が
起こる。これを誘導ラマン散乱現象と呼び、通常の単一
モード光ファイバに数十ワット程度の光を入射すること
により容易に実現することができる。
本発明ではパワー密度の大きい照射光として波長1.0
8μmのNd : YAGレーザーを用い、これをPあ
るいはGeを添加した単一モード光ファイバに入射させ
、誘導ラマン散乱効果によりOH基に敏感な波長l、2
4μmの高出力パルス光を発生させ、これを光源とし光
パルス試験により光フアイバ中に侵入した水素を検出す
るものである。
[実施例] 第1図に、本発明の第1の実施例を示す。21は、波長
1.084μmでパルス発振するNd:YAGレーザ−
,22は、リンを含む石英系光ファイバ、23は、波長
1.24μmの光のみを透過する波長フィルタ、24は
、光方向性結合器であり、例えば光音響効果形光偏向素
子、偏光プリズム等が使用可能である。25は、波長1
.24μmの光に対して感度を有し、概ね100 kH
2以上の帯域を有する光検出器であり、例えばゲルマニ
ウムアバランシェフォトダイオードが使用可能である。
また、26は、信号処理及び表示装置であり、27は被
測定光ファイバである。
Nd : YAGレーザ21から発した光パルスは光フ
ァイバ22に結合され、この中を伝幡する。
この際、伝幡する光パルスは光ファイバ22の誘導ラマ
ン散乱効果によって波長が変換され、波長1.24μm
の光パルスが発生する。第2図は、コア中のリン濃度1
4Ilo1%、長さ600mの光ファイバに、100W
のNd:YAGレーザ光を入射した場合に出射する光の
分光強度特性である。
第2図により分るように、波長l、24μmにおいて約
18Wの強度を持った光を得ることができる。
光ファイバ22によって発生した光は、波長1.24μ
m以外の成分を含んでいるため、波長フィルタ23によ
って、その波長1.24μm以外の成分を除き、波長1
.24μmの成分のみを光方向性結合器25に向かって
透過させる。光方向性結合器25は、光ファイバ22か
ら入射する光を被測定光ファイバ27に結合し、被測定
光ファイバ27から入射する光を光検出器25に結合す
る。
このため、光ファイバ22から出射した波長1.24μ
mの光パルスは方向性結合器24を介して被測定光ファ
イバ27に入射される。この時被測定光ファイバ27中
を伝幡する光パルスによってレーリー後方散乱光が発生
し、これは、彼M1定光ファイバ27の入射端から光方
向性結合器24を介して光検出器25に入射する。光検
出器25の信号波形は処理及び表示装置26によって処
理され表示される。
上記の構成を用いることにより、強度5W、幅200n
sの光パルスを被測定光ファイバ27に入射することが
可能である。この時、被測定光ファイバ27の入射端近
傍で発生し、光検出器25に入射するレーリー後方散乱
光強度は一24dBm程度となる。また、光検出器25
による後方散乱光の検出限界強度は、処理装置による平
均化処理等の技術によって、 90dBm程度を達成す
ることができる。従って、後方散乱光の検出のダイナミ
ックレンジは光レベルで約6.6dBとなる。後方散乱
光強度は、被測定光ファイバ27の入射端から散乱点ま
での往復損失によって減衰を受けるから、66dBの検
出ダイナミックレンジによって、入射端からの片道損失
が33dBまでの被測定光ファイバに対して検出が可能
である。現在、1,5μm帯伝送用に用いる光ファイバ
の波長1.24μmでの伝送損失は概ね−0,6dB/
1m以下である。従って本発明による方式を用いること
によって、50kIn以上の長尺光ファイバの監視を行
うことが可能である。一方、光源に半導体レーザを用い
た方式では、入射端から20dB程度までの損失領域し
か測定することができない。従って、この方式では約3
0b程度までしか監視することができない。このように
本発明による方式を用いることにより、監視可能な距離
を大幅に拡大することができる。
本発明の第2の実施例として光ファイバ22にゲルマニ
ウムドープ石英光ファイバを用いたものがある。第3図
はゲルマニウムを7 so1%含んだ700mの光ファ
イバに70WのNd:YAGレーザ光を入射した場合の
出射口の分光強度を示す。
第3図より、波長1.24μmの光成分が、誘導ラマン
散乱効果によって発生していることがわかる。
従ってゲルマニウムドープ光ファイバを用いた実施例に
よっても、先に説明したリンドープファイバを用いた場
合と同様の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による光ファイバケーブル
の水素検出方法を用いることにより、光ファイバケーブ
ルの片端から501a11を超える地点までの長尺な区
間において、光フアイバ中への水素侵入量及びその侵入
位置の監視を行うことができる。従って、ケーブルの両
端から監視を行うことによって、100k1以上の長尺
光ファイバケーブル伝送路に適用することが可能となる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明するための、光ファイバケ
ーブルの水素検出装置の概略構成図である。第2図はリ
ンドープ光ファイバの誘導ラマン散乱光の波長特性を示
すグラフである。第3図はゲルマニウムドープ光ファイ
バの誘導ラマン散乱光の波長特性を示すグラフである。 第4図は水素侵入による光ファイバの損失増加の波長特
性を示すグラフである。第5図は、光ファイバのパルス
試験によって得られる測定結果の一例を示すグラフであ
る。 11・・・水素侵入のない光ファイバの測定波形、12
・・・水素侵入のある光ファイバの測定波形、13・・
・水素侵入区間、14・・・光ファイバの終端、2l−
Nd:YAGレーザ(1,084μmでパルス発振)、
22・・・誘導ラマン励起光ファイバ、23・・・波長
フィルタ、24・・・光方向性結合器、25・・・光検
出器、26・・・信号処理及び表示装置、27・・・被
測定光ファイバ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)波長1.06μmの光パルスを発するNd:YA
    Gレーザと、該光パルスを入射することによって波長1
    .24μmの成分を有する光パルスを発する光ファイバ
    と、該光パルス中の波長1.24μmの成分のみを選択
    的に透過する光フィルタとからなる光源部を用い、該光
    源部から発する波長1.24μmの光パルスを被測定光
    ファイバに入射して、この時該被測定ファイバ中で発生
    し、該被測定ファイバから出射する後方散乱光を、該後
    方散乱光の光路を該被測定ファイバへの入射光パルスの
    光路から分離する手段を介して光検出器に導き、該光検
    出器による検出波形から該被測定光ファイバ中の水素侵
    入量及びその侵入位置の検出を行うことを特徴とする光
    ファイバの水素検出方法。
  2. (2)波長1.24μmの成分を有する光パルスを発す
    る光ファイバとして該光ファイバのコア中にリンを含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ファイ
    バケーブルの水素検出方法。
  3. (3)波長1.24μmの成分を有する光パルスを発す
    る光ファイバとして該光ファイバのコア中にゲルマニウ
    ムを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    光ファイバケーブルの水素検出方法。
JP5145187A 1987-03-06 1987-03-06 光フアイバケ−ブルの水素検出方法 Pending JPS63217257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5145187A JPS63217257A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 光フアイバケ−ブルの水素検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5145187A JPS63217257A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 光フアイバケ−ブルの水素検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63217257A true JPS63217257A (ja) 1988-09-09

Family

ID=12887297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5145187A Pending JPS63217257A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 光フアイバケ−ブルの水素検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63217257A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464029A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Fujikura Ltd ハーメチックコート光ファイバの検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464029A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Fujikura Ltd ハーメチックコート光ファイバの検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0502422B1 (en) Optical time-domain reflectometry apparatus
Horiguchi et al. BOTDA-nondestructive measurement of single-mode optical fiber attenuation characteristics using Brillouin interaction: theory
Gilgen et al. Submillimeter optical reflectometry
Healey Instrumentation principles for optical time domain reflectometry
JPH0364812B2 (ja)
CN112752967B (zh) 分光分析用光源、分光分析装置以及分光分析方法
US7405820B2 (en) Optical spectrum analyzing device by means of Brillouin scattering and associated measurement process
RU2444001C1 (ru) Бриллюэновский рефлектометр
CN111829657B (zh) 基于光纤瑞利散射的相干光谱分析装置及方法
JP2635732B2 (ja) 光ファイバセンシング方式
RU2516346C1 (ru) Устройство для мониторинга виброакустической характеристики протяженного объекта
JPS63217257A (ja) 光フアイバケ−ブルの水素検出方法
JP3393081B2 (ja) 光デバイスの特性評価システム
EP0998662B1 (en) Wavelength measuring system
JP3222046B2 (ja) 光ファイバ歪測定装置
Wakami et al. 1.55-um long-span fiber optic distributed temperature sensor
Tanaka et al. Scanless Brillouin gain spectrum measurement based on multi-heterodyne detection
GB2277147A (en) Optical fibre distributed sensing
JP2905269B2 (ja) 光ファイバを用いた温度測定方法
Garus et al. Distributed fiber optical sensors using Brillouin backscattering
JPH0244225A (ja) 光パルス試験装置
RU2229693C2 (ru) Рефлектометр для измерения распределения напряжения и температуры в волоконных световодах
JPH071221B2 (ja) 後方散乱光測定装置
JPH0814522B2 (ja) 光ファイバ障害点探索方法および装置
JPH034856B2 (ja)