JPS63215623A - 体内脂肪減量剤 - Google Patents

体内脂肪減量剤

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JPS63215623A
JPS63215623A JP4410687A JP4410687A JPS63215623A JP S63215623 A JPS63215623 A JP S63215623A JP 4410687 A JP4410687 A JP 4410687A JP 4410687 A JP4410687 A JP 4410687A JP S63215623 A JPS63215623 A JP S63215623A
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compound
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dithiol
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Application number
JP4410687A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oyama
大山 廣志
Satoshi Yasuhara
保原 智
Kazuyuki Tsujimoto
辻本 一幸
Shoji Tanaka
正二 田中
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は動物体内の脂肪、特に腹腔内及び肉質部内に蓄
積する脂肪の量を減少させる体内脂肪減量剤に関するも
のである。より詳しくは、本発明は、家畜、家禽、養殖
魚などの動物の体内に蓄積する脂肪、特に腹腔内に蓄積
する脂肪、例えば胃腸及び肝臓等の内蔵器官に付着する
脂肪層又はこの中で生成する脂肪粒として蓄積される脂
肪の量並びに食肉となる肉質部内に蓄積される脂肪の量
を減少する目的で且つ(又は)そのような脂肪の蓄積を
予防する目的で動物に投与される動物体内に蓄積される
脂肪のfIi量剤に関する。本発明の脂肪減量剤は動物
の飼料に配合するのに適する。
(従来の技術) これまで、1,3−ジチオレン誘導体の若干が知られて
いる。例えば、米国特許第3057875号明細書には
、次式 〔式中、A及びBは基−CN、基−COOR又は基−s
owR(但しRはアルキル基2等)などである〕で示さ
れる2−メチレン−4,5−ジシアノ−1゜3−ジチオ
レン誘導体が紫外線吸収剤として有用であるとの記載が
ある。
また、次式 〔式中、R,R1は同一または異なってもよい低級アル
キル基であり、nは、0,1.2の整数でOOM あり、Aは−cuz−、−CI−(但しMはHまたは塩
形H 酸残基)、−CI”CH−、−CHz−CHzl−CH
−CHz−を表わす〕で総括的に表される1、3−ジチ
アノ誘導体が人および動物の肝臓疾患治療剤として使用
されることが特公昭47−34126−1ij公報及び
特公昭56−18576号;56−18577号156
−18578号及び56−18579号公報に記載され
る。また、農園芸用殺菌剤として使用されることが特公
昭47−34126号公報及び特公昭51−34883
号公報に記載され、さらにまた家畜、家禽、魚類の腹腔
内に蓄積する脂肪の減少およびニワトリの卵殻質の強化
を行う飼料添加剤とじて使用されることが特開昭59−
34852号公報に記載される。
(発明が解決しようとする問題点) 近年、家畜、家禽、養殖魚などには、高脂肪性の飼料及
び高炭水化物性の飼料を多量に与え、短時間に管理され
た狭い場所で成育させ、出荷される。その結果、これら
の動物体内には、特に腹腔内に脂肪が過剰に蓄積する。
このことは、動物に与えた飼料の栄養分が家畜、家禽の
食肉部をなす蛋白質に転化する効率が悪いことを意味す
る。また、過剰に蓄積した腹腔内脂肪をもつ動物から採
れた食肉はその中の脂肪成分が過剰である傾向があり、
消費者の最近の嗜好に合わない、従って、過密飼育され
た家畜、家禽、養殖魚から採れた食肉が消費者から買い
控えられることになり、需要の低下をもたらすなど、大
きな問題となっている。
(問題を解決するための手段) 先に、本発明者は、数多くの1.3−ジチオール−2−
イリデンのスルホニル酢酸誘導体を合成し、ツレらの有
用性について鋭意検討した。その結果、次の一般式(■
): (式中、R1およびR2は低級アルキル基を示す)で表
わされる1、3−ジチオール−2−イリデンのスルホニ
ル酢酸誘導体すなわち、1.3−ジチオール−2−イリ
デン基をα位に有する新規なスルホニル酢酸誘導体を合
成することに成功し、またこれらの新規化合物が農園芸
用殺菌剤又は肝臓疾患治療剤として高い活性を示すこと
を見出した(特願昭61−59600号明細書参照)、
今回、本発明者らは研究を続け、その結果、上記の一般
式(I)で表わされる化合物は飼料に添加し、これを飼
料と共に家畜、家禽、養殖魚などに投与すると、これら
の動物の発育を妨げることなく、動物体内の蓄積される
脂肪、特に腹腔内脂肪を減少させる効果をもつこと及び
(又は)そのような動物体内の脂肪の過剰蓄積を防止す
る効果をもっことを発見した。しかも、体内脂肪の過剰
蓄積を防止することを介して、飼料の肉蛋白への転化効
率を高め且つ肉質部の品質を向上する効果もあることを
見出した。
従って、本発明の要旨とするところは、前記の一般式(
I)の1.3−ジチオール−2−イリデン スルホニル
酢酸誘導体を有効成分として含有する体内脂肪減量剤、
乃至体内脂肪の過剰蓄積防止剤にある。
本発明の有効成分の一般式(I)の化合物は、これを適
度な濃度で固体又は液体の担体例えば水。
生理食塩水又はエタノールと配合して調剤することがで
きる。また、一般式(I)の化合物は、動物の飼料に配
合するのに適する。従って、動物飼料中に1〜4000
ρp111望ましくは20〜2000ppmの濃度にな
るように添加し、均一に混合して投与することもできる
。投与の対象とする動物の種類により、飼料の成分は種
々異なるが、本発明の化合物(1)の効果は、飼料成分
の種類による影響を受けない0本発明の薬剤は各種の動
物に対して有効であり、家禽、例えば、鶏、七面鳥、ア
ヒル。
うずら及び家畜例えば牛、馬、豚、羊、山羊など、並び
に養殖魚例えばブリ、コイ、ウナギなどに投与できる。
また、本発明の薬剤は人間の肥満防止にも有効であるさ
と期待される。
(発明の効果) 本発明による一般式(1)の化合物は、後記の試験例で
示すように、既知の類似化合物に比較してすぐれた効果
を有する。すなわち、本発明化合物(1)は飼料中に添
加し、家畜、家禽、養殖魚に投与すると、これらの動物
の発育体重を減じることなく、体内、特に腹腔内の脂肪
を明らかに減少させる。本発明化合物は、飼料に400
ppa+程度の添加で腹腔的脂肪蓄積量と肝臓中の脂肪
含有率を明らかに低下させる。動物体内の脂肪量の低下
は肉質の品質向上、肉利用効率の増大など畜産者に利益
をもたらすのみならず、脂肪分の少ない良質な食肉は消
費者の低カロリーなダイエツト食品への要望に応えるも
のである。従って、本発明の薬剤は効果の点では従来の
化合物より優れ、安全性の点でもより有利であることか
ら大いに貢献するものと推測される。
本発明による一般式(1)の化合物を有効成分とする薬
剤を配合してなる飼料組成物と、その飼料の使用法は家
畜、家禽、養殖魚等の種類、飼育又は養殖の環境1条件
、嗜好性、摂飼生態、性別。
年齢1等の相違により変る。従って、いちがいに決める
ことはできないが、−例を挙げれば、次のようである。
本発明の薬剤を配合できる家畜飼料としては、たとえば
、トウモロコシ、マイロ、米、麦、米ぬか、大豆粕、魚
粉、アルファルファがあげられる。
飼料に配合できる添加物としては炭酸カルシウム。
燐酸カルシウム2食塩、塩化コリン、ビタミン剤たとえ
ば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンK。
ビタミンBI+ ビタミンBt+  ビタミンB、ビタ
ミンB1!、パントテン酸、メチオニン等、無機塩たと
えば硫酸銅、硫酸鉄、マグネシウム、硫化亜鉛、硫酸コ
バルト等があげられる。この他、必要に応じて疾病予防
剤たとえばサルファ剤、抗生物質等を目的に応じて選択
して配合できる。飼料の形態は多くの場合、マツシュ状
又は顆粒状であることができる。
家畜飼料のうち、養鶏用飼料としては、ブロイラー養鶏
用、採卵用(育成用、成鶏用)などがあり、それぞれ若
干具なるが、その目的に応じ、以下のような原料および
微量添加剤を適宜に選択して配合し、使用に供すればよ
い。トウモロコシ。
マイロ、魚粉、フィッシュソリプル、サフラワーかす、
コーングルテンフィード、大豆かす、ごまかす、脱脂床
ぬか、ふすま、アルファルファミール、酵母類を主体と
し、これに醗酵工業製品、糖蜜、カルシウム類、リン酸
、コリン、パントテン酸2葉酸、マンガン、亜鉛、塩類
2食塩、ビタミン剤、ミネラル類1合成アミノ類、卵黄
着色剤。
抗生物質、抗酸化剤、各種疾病予防剤などを配合できる
。これらの飼料は多くの場合、マツシュ状で使用すれば
よい。
養魚用飼料としては、ホワイトフィツシュミール、血粉
、肝臓粉末、脱脂粉乳、脱脂蛸かす、ドライドソリュブ
ルなどの動物製原料と、小麦粉。
米粉、仕上ぬか、大豆かす、グルテンミール、酵母、ア
ルファルファミール、アルファー化デンプン、小麦活性
グルテンなどの植物製原料等とを適宜に選択して配合し
て調製できる。飼料の形態はペレット、グラニユール等
の粒状物であることができる。
なお、家畜、家禽、養殖魚等の飼料中の原料および微量
添加剤は上記に列挙したちの以外でも、目的に応じて配
合することは可能であり、また単独で使用することも可
能である。また使用形態についても、マツシュ、ペレッ
ト、グラニユールに限定されることなく、目的に応じて
種々の形態で使用することが可能である。
次に、一般式(1)の化合物の飼料中への添加例を示す
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない、なお、実施例中で部とあるのは重量部を示す。
ス盈■土 成鶏用飼料 日清製粉■製のニューレグホンヒツト100部に対して
後記の第1表の化合物N1113の0.04部を均一に
添加配合して成鶏用飼料を作った。
ス」1例」−ブロイラー用飼料 日本配合飼料■製のブロイラー用スターター100部に
対し後記の第1表の化合物k16を0.04部を均一に
添加配合してブロイラーチック用飼料を作った。
以上の如く配合飼料の1要素に添加してもよく、また単
体飼料に混入してもよい。
本発明の薬剤において有効成分として用いられる一般式
(1)の化合物の代表的な具体例を第1表に示す。
化合物NCLR,Rz      融点(°c)I  
  CHz     C1h     166〜168
(分解)2     CHz      CzHs  
   134〜1363     CHs      
1−CJt    127〜127.54     C
zL      CH3121〜122.55    
 Ca1ls      CJs      72〜7
36     t−CJt    1−CJt    
124.5〜1257     cl、      n
−C31(、141〜1428     CHs   
   n−C4H987〜889     CtHs 
     n−C4Hv    99〜10010  
   n−Cd7    CH3133〜13511 
    n−CdLy    CzHs     10
3〜10412    1−CJt    CHi  
    141〜14213     i−C:+L 
   CJs      99〜10114    1
−CsHq    n−C3Ht    78〜791
5    1−CJt    n−C411w    
67〜6916     n−C4Hg    CH:
+       85〜8617     n −C4
Hq    Cz Hs      79 、5〜81
81部の化合物k13及びNCL16の急性毒性はマウ
ス経口投与でLDs。が5000+ag/kg又はそれ
以上であった。
−a式(1)の化合物は、以下に示す方法(a)、方法
(b)、方法(C)のいずれによっても製造することが
できる。
方法(a): (式中、R,、R1は前記の意義を有する。)本発明の
一般式(I)の有効成分化合物(I)は、一般式(If
)のヒドロキシジチオラン類を脱水することにより得ら
れる。脱水反応は、一般に不活性溶媒中で脱水作用を有
する化合物を作用させて行う、plL水作用を有する物
質としては、通常使用される酸類、無水物などの他に、
水酸基をハロゲン化し、次いで脱ハロゲン化水素により
二重結合を生成するハロゲン化剤も含まれる。脱水剤の
例としては、硫酸、塩酸、リン酸、リン酸水素カリウム
、クロルスルホン酸、メタンスルホン酸クロライド、ベ
ンゼンスルホン酸クロライド、五酸化リン、塩化チオニ
ル、三塩化リン、オキシ三塩化リン、五塩化リンなどが
ある。脱水剤の使用量は、酸、無水物の場合は使用する
種類により触媒量から等モルまたはそれ以上まで異なり
、反応の進行状況により適宜調整することができる。ハ
ロゲン化剤の場合は、通常等モルないしや\過剰を反応
させた後、通常は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
ピリジン、トリエチルアミンなどの塩基を作用させる。
不活性溶媒としては、ベンゼン、トルエンなどの炭化水
素類、ジクロルメタン。
クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類
、エチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル
類等を使用することができる。反応温度は室温から溶媒
の沸点まで任意に設定できるが、通常は室温から80”
C位までの範囲で選択される。反応終了後、反応液に水
と有機溶媒を加え、有機層を分取することにより目的物
が得られる。
本脱水反応に脱水剤としてハロゲン化剤を使用した場合
、水酸基がハロゲン原子に置換した中間化合物を単離し
た後、塩基の存在下で脱ハロゲン化水素反応を行っても
目的物を得ることができる。
方法(a)による式(I)の化合物の製造例を後記の参
考例1,2,6.8に示す。
なお、本製造方法に使用する(n)式の化合物は新規化
合物であるが、公知化合物であるアルキルスルホニル酢
酸エステル類を出発原料とし、公知の方法に類似する方
法により容易に得られる。
(II)式の化合物の製造例を後記の参考例3及び9に
示す。
方法(b): (III)       (IV)       (1
)〔式中、Mはアルカリ金属を、Xは同一または相異な
るハロゲン原子を示し、Rt、Rtは前記の意義を有す
る〕。
本発明の一般式(1)の化合物は一般式(I[I)のケ
テンメルカプタールジアルカリ塩類と公知化合物である
シス−1,2−ジハロゲン化エチレン(IV)とを反応
させることにより得られる。反応は一般に非プロトン極
性溶媒中で行われ、溶媒としてはジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシドなどが使用される。反応温度は
は室温〜100°C1好ましくは室温〜80℃の温度が
選択される。
反応終了後、反応液にベンゼン、クロロホルムなどの有
機溶媒と水を加え、有機層を分取することにより目的物
を得ることができる。方法(b)による一般式(1)の
化合物の製造例を後記の参考例4および10−14に示
す。
なお、本製造方法に使用する(m)式の化合物は、公知
化合物であるアルキルスルホニル酢酸エステル類と二硫
化炭素を、アルカリ金属塩基の存在下、非プロトン極性
溶媒中で反応させることによって得ることができるが、
通常は反応溶媒から(I[[)式の化合物を単離するこ
となく方法(b)による製造の原料として用いる。
方法(C): (II[)         (IV)       
 (I)(式中M、X、R,およびR2は前記の意義を
有する。) 上記一般式(1)の化合物は、一般式(III)のケテ
ンメルカプクール・ジアルカリ金属塩類と公知化合物で
ある1、1.2−)リハロゲン化エタン(V)とを塩基
の存在下で反応させることにより得られる。反応は一般
に非プロトン極性溶媒中で行われ、溶媒としてはジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどが使用され
る。反応温度は室温〜100℃、好ましくは室温〜80
゛Cの温度が選択される。塩基としては、通常は(II
I)式の化合物と同じアルカリ金属を含む塩基、例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが使用される。
反応終了後の処理は方法[有])と同様に行うことがで
きる。また(I[I)式の化合物も方法[有])と同様
に単離することなく使用する。方法(C)による一般式
(I)の化合物の製造例を後記の参考例5および15〜
17に示す。
以下、本発明を例証するために、試験例を示す。
拭狂炭上 市販のブロイラー前期用の飼料(クランプル:Cp22
%ME3030 Kcal/Kg)を、ブロイラー用鶏
rA、Aフジ」 (雄、雌の同数で30羽)に対して、
飼付けから4週令まで給餌した。4週令時からlO週令
時までは、ブロイラー後期用飼料(マツシュ: cpt
a%ME 3030 Kcal/Kg)を不断給餌した
第2表に示す供試化合物の所定濃度を含む上記飼料を、
3週令以降から試験の終了時までにわたり給餌した。
ニワトリ1羽の1日当りの飼料摂取量は約113g/日
であった。したがって、ニワトリ1羽の1日当りの供試
化合物の総捲取量は、約23+wg1日〜約362mg
 /日であった。
a1査I と   法 (イ)発育性:発育体重の測定は、餌付時と3週令以降
は1週問おきに行なった。合羽数について個体別に体重
を測定し、平均体重値を算出した。
(ロ)飼料消費量二体重測定時に残飼料を測定して、飼
料の消費量を求め、飼料要求率を算出した。
(ハ)脂肪蓄積量:6及び8週令時に各区から5羽、1
00週令に10羽を抽出して屠殺した。その後、直ちに
水中で約2時間冷却した後、個体別に層殺直後の体重を
測定し、2°Cで約20時間冷蔵した。
その後、腹腔内脂肪の量の測定に当たっては、腸間膜の
脂肪を計算から除外し、筋胃から豚胃に付着した脂肪を
採取し、これを秤量して腹腔的脂肪重量とみなし、これ
を層殺直後の体重で除すことにより、体重100g当り
の腹腔内脂肪蓄積量とした。
腹腔内脂肪の採取と共に、肝臓の脂肪も採取して秤量し
た。肝臓中の粗脂肪含量は、凍結保存した肝臓を2〜3
g薄切りにし、円筒ろ紙に入れて秤量し、その後、90
°Cに保った熱風乾燥機中で3時間乾燥し、その後、ソ
ックスレーの脂肪抽出器を用いてエチルエーテルで17
時間抽出し、60°Cで3時間乾燥して得られた脂肪を
秤量することにより粗脂肪含有量を求めた。
試験結果は第2表〜第3表に示した。なお、本発明によ
る式(1)化合物の3200ppm添加区で飼料の消費
量の若干の減少傾向がみとめられた。一方、比較薬剤A
の800ppm以上の添加区で、有意に飼料消費量の低
下が認められ、比較薬剤Bの1600ppm以上の添加
区で有意に飼料消費量の低下が認められた。
第2表の結果から明らかなように、たとえば、ブロイラ
ーにおいて本発明による式(I)の化合物は3200p
pm添加区でブロイラーの若干の発育不良が認められる
が、他の濃度区では無添加区と同様に増加していく。一
方、比較薬剤へでは400ppa+で若干の、800p
pm以上では明らかに体重減少が認められ、比較薬剤B
では1600ppm以上で明らかに体重減少が認められ
た。このことは試験中に飼料消費量が減少したことと密
接に関連しており、発育体重の減少は飼料消費量の減少
に起因している。
このように本発明による式(I)の化合物は、発育体重
を減少させることないので、比較薬剤に比べてより安全
性の高い薬剤といえる。また第3表にみられるように、
本発明による式(1)の化合物を投与すると、400p
pm程度の添加で腹腔内脂肪蓄積量と肝臓中の脂肪台を
率が明らかに低下され800pp慴程度は必要である。
上記の式(1)の化合物の製造例を以下の参考例により
説明する。
1豆■上 エチル1,3−ジチオール−2−イリデン−
メチルスルホニルアセテート (第1表の化合物患2)の製造(方法(a)による) エチル 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオール−2−イ
リデン−メチルスルホニルアセテート28.4g 。
パラトルエンスルホン酸1g1ベンゼン100mj!の
混合物を撹拌しながら還流下に3時間共沸脱水を行った
。冷却後水を加え、有機層を分取した。
減圧にて溶媒を留去すると標記化合物が淡褐色結晶とし
て24.2g得られた。エタノールから再結晶すると白
色結晶となり、融点134−136°Cを示した。
ffi  イソプロピル 1,3−ジチオール−2−イ
リデン−イソプロピルスルホニル アセテート(第1表の化合物漱6)の 製造方法((a)による) 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオール−2−イリデン−
イソプロピルスルホニルアセテート32.7gとベンゼ
ンLoom 1の混合物に塩化チオニル13.5gを滴
下後、30分還流した。冷却後トリエチルアミン13.
0gを加え、再び3時間還流した。冷却後水を加え、有
機層を分取した。減圧にて溶媒を留去すると、標記化合
物が淡褐色結晶として28.3g得られた。ベンゼン/
n−ヘキサンの混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり
、融点124.5−125°Cを示した。
W  エチル 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオール−
2−イリデン−メチルスルホ ニルアセテート(第1表の化合物Nα2の製造原料ニ一
般式(It)に含まれる化合物)の製造 エチル メチルスルホニルアセテート16.6gをジメ
チルホルムアミド150a Itに溶解した後、水酸化
カリウム11.2gを加え、室温で1時間撹拌した。
次いでクロルアセトアルデヒド(40%水溶液)19.
6gを水冷下に滴下し、室温にて2時間撹拌した。反応
液に濃塩酸を加えて中性とした後、ジメチルホルムアミ
ドを減圧上留去した。残渣にクロロホルムと水を加え、
クロロホルム層を分取した。
減圧にて溶媒を留去すると、標記化合物が褐色の結晶と
して25.6g得られた。クロロホルム/n−ヘキサン
の混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり、融点145
−147°Cを示した。
灸考班↓  メチル 1,3−ジチオール−2−イリデ
ン−メチルスルホニルアセテート (化合物Nα1)の製造(方法(b)による) メチル メチルスルホニルアセテート15.2g二硫化
炭素7.6g、ジメチルホルムアミド200m lの混
合物に、水酸化カリウム14.0gを水冷下で加え、3
時間撹拌した。次いでシス−1,2−ジクロルエチレン
9.7gを加え、80°Cで4時間撹拌した。冷却後ク
ロロホルムと水を加え、有機層を分取した。
減圧にて溶媒を留去すると、標記化合物が淡黄色結晶と
して20.9g得られた。クロロホルム/n−ヘキサン
の混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり、融点166
−168°C(分解)を示した。
1考■l イソプロピル 1.3−ジチオール−2−イ
リデン−メチルスルホニルアセテ ート(第1表の化合物阻3)の製造 (方法(c)による) イソプロピル メチルスルホニルアセテート18gに硫
化炭素7.6g、ジメチルスルホキシド200m lの
混合物に水酸化カリウム22.4gを水冷下加え、2時
間撹拌した。次いで1,1.2− )リクロルエタン1
3.3gを加え、80°Cで3時間撹拌した。冷却後ク
ロロホルムと水を加え、有機層を分取した。減圧にて溶
媒を留去すると、標記化合物が淡黄色結晶として24.
1g得られた。イソプロパツールより再結晶すると白色
結晶となり、融点127−127.5℃を示した。
参支桝l ノルマルプロピル 1,3−ジチオール−2
−イJJデンーメチルスルホニルアセテート(化合物N
α7)の製造(方法(a)による) ノルマルプロピル 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオー
ル−2−イリデン−メチルスルホニルアセテート29.
8g 、パラトルエンスルホン酸1g1ベンゼンLoo
m 1.の混合物を撹拌しながら還流下に3時間共沸脱
水を行った。冷却後水を加え、有機層を分取した。減圧
にて溶媒を留去すると標記化合物が淡褐色結晶として2
5.8g得られた。ノルマルプロパツールから再結晶す
ると白色結晶となり、融点141−142°Cを示した
奎考■エ ノルマルブチル 1.3−ジチオール−2−
イリデン−エチルスルホニルアセ テート(化合物Nα9)の製造(方法(a)による) ノルマルブチル 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオール
−2−イリデン−エチルスルホニルアセテートを32.
6g使用し、参考例6と同様の方法により標記化合物2
8.1gを淡黄色結晶として得た。ベンゼン/n−ヘキ
サンの混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり、融点9
9−100℃を示した。
1考炎主 メチル 1,3−ジチオール−2−イリデン
−ノルマルブチル−スルホニルア セテート(化合物Nα16)の製造(方法(a)による
) メチル 4−ヒドロキシ−1,3−ジチオール−2−イ
リデン−ノルマルブチル−スルホニルアセテートを31
.2g使用し、参考例6と同様の方法により標記化合物
27.1gを淡褐色結晶として得た。メタノールから再
結晶すると白色結晶となり、融点85−86°Cを示し
た。
参考例9 ノルマルプロピル 4−ヒドロキシ−1,3
−ジチオール−2−イリデン−メチルスルホニルアセテ
ート(第1表の 化合物Nα7の製造原料ニ一般式(II)に含まれる化
合物)の製造 ノルマルプロピル メチルスルホニルアセテート18.
0gをジメチルホルムアミド150mfに溶解した後、
水酸化カリウム11.2gを加え、室温で1時間撹拌し
た。次いでクロルアセトアルデヒド(40%水溶液) 
196gを水冷下に滴下し、室温にて2時間撹拌した。
反応液に濃塩酸を加えて中性とした後、ジメチルホルム
アミドを減圧上留去した。残渣にクロロホルムと水を加
え、クロロホルム層を分取した。減圧にて溶媒を留去す
ると、油状物質として27.5g得られた。このものを
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると n   1.5973を示した。
1考U  エチル 1.3−ジチオール−2−イリデン
−イソプロピルスルホニルアセテ ート(第1表の化合物NO,13)の製造(方法(b)
による) エチル イソプロピルスルホニルアセテート19.4g
 、二硫化炭素7.6g、ジメチルホルムアミド200
m j!の混合物に水酸化カリウム14.0gを水冷下
で加え、3時間撹拌した。次いでシス−1,2−ジクロ
ルエチレン9.7gを加え、80°Cで4時間撹拌した
。冷却後、クロロホルムと水を加え、有機層を分取した
。減圧にて溶媒を留去すると、標記化合物が淡黄色結晶
として27.4g得られた。クロロホルム/n−ヘキサ
ンの混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり、融点99
−101℃を示した。
m旦 ノルマルブチル 1,3−ジチオール−2−イリ
デン−メチルスルホニルアセ テート(化合物Nα8)の製造(方法 (b)による) ノルマルブチル メチルスルホニルアセテート19.4
gを使用し、参考例10と同様の方法により標記化合物
26.8gを淡褐色結晶として得た。ベンゼン/n−ヘ
キサンの混合溶媒で再結晶すると白色結晶となり、融点
87−88°Cを示した。
1支倣u エチル 1.3−ジチオール−2−リデンー
ノルマルブロピルスルホニルアセ テート(化合物Nα11)の製造(方法(b)による) エチル ノルマルプロピルスルホニルアセテ−1−19
,4gを使用し、参考例10と同様の方法により標記化
合物26.5gを淡黄色結晶として得た。エタノールか
ら再結晶すると白色結晶となり、融点10−104℃を
示した。
参考■U メチル 1,3−ジチオール−2−イリデン
−イソプロピルスルホニルアセテ ート(化合物阻12)の製造(方法(b)による) メチル イソプロピルスルホニルアセテート18.0g
を使用し、参考例10と同様の方法により標記化合物2
4.4gを褐色結晶として得た。メタノールから再結晶
すると白色結晶となり、融点141−142°Cを示し
た。
lJu!  ノルマルブチル 1.3−ジチオール−2
−イリデン−イソプロピルスルホニ ルアセテート(化合物Nα15)の製造(方法(b)に
よる) ノルマルブチル イソプロピルスルホニルアセテート2
2.2gを使用し、参考例10と同様の方法により標記
化合物28.7gを淡褐色結晶として得た。
クロロホルム/n−ヘキサンの混合溶媒で再結晶すると
白色結晶となり、融点67−69℃を示した。
11旦 メチル 1.3−ジチオール−2−イリデン−
ノルマルプロピルスルホニルア セテート(化合物No、10)の製造(方法(c)によ
る) メチル ノルマルブロビルスルホニルアセテート18.
Og 、二硫化炭素7.6g、ジメチルスルホキシド2
00m lの混合物に水酸化カリウム22.4gを水冷
下加え、2時間撹拌した。次いで1,1.2−)リクロ
ルエタン13.3gを加え、80−℃で3時間撹拌した
。冷却後、クロロホルムと水を加え、有機層を分取した
。減圧にて溶媒を留去すると、標記化合物が淡黄色結晶
として25.2g得られた。メタノールより再結晶する
と白色結晶となり、融点133−135°Cを示した。
参考例16  ノルマルプロピル1.3−ジチオール−
2−イリデン−イソプロピルスルホニ ルアセテート(化合物Nα14)の製造(方法(c)に
よる) ノルマルプロピル イソプロピルスルホニルアセテート
20.8gを使用し、参考例15と同様の方法により標
記化合物27.4gを淡黄色結晶として得た。
ノルマルプロパツールより再結晶すると白色結晶となり
、融点7B −79℃を示した。
、tlLLZ  エチル 1,3−ジチオール−2−イ
リデン−ノルマルブチルスルホニルアセ テート(化合物N1117)の製造(方法(c)による
) エチル ノルマルブチルスルホニルアセテート20.8
gを使用し、参考例15と同様の方法により標記化合物
28.1gを淡褐色結晶として得た。エタノールより再
結晶すると白色結晶となり、融点79.5−81°Cを
示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1およびR_2は低級アルキル基を示す)
    で表わされる1,3−ジチオール−2−イリデンスルホ
    ニル酢酸誘導体を有効成分として含有することを特徴と
    する体内脂肪減量剤。
JP4410687A 1986-03-19 1987-02-28 体内脂肪減量剤 Pending JPS63215623A (ja)

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JP4410687A JPS63215623A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 体内脂肪減量剤
AU70106/87A AU7010687A (en) 1986-03-19 1987-03-17 1,3-dithiol-2-ylidene-sulfonylacetate derivatives
EP87302349A EP0242061A3 (en) 1986-03-19 1987-03-18 New 1,3-dithiol-2-ylidene-alkylsulfonylacetates and their uses

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