JPS63214314A - 排水用濾材とその製造方法 - Google Patents

排水用濾材とその製造方法

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JPS63214314A
JPS63214314A JP62046417A JP4641787A JPS63214314A JP S63214314 A JPS63214314 A JP S63214314A JP 62046417 A JP62046417 A JP 62046417A JP 4641787 A JP4641787 A JP 4641787A JP S63214314 A JPS63214314 A JP S63214314A
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water
net
layer
permeable
drainage
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JP62046417A
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Sugao Nishimura
西村 菅郎
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トンネル壁の裏面排水、擁壁やブロック壁の
裏面排水、路盤および盛土内の排水等に使用するマット
状の排水用濾材とその製造方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] この種の排水用濾材として、軽橙で取り扱い易くてかつ
フレキシブルで壁面形状に対応し易く、耐蝕性および耐
圧性に優れる合成樹脂製ネットを用いたものが存する。
例えば、直線状のストランドを交叉融着せしめてなる目
の粗い合成樹脂製ネットを複数枚重ね合せるとともに、
このネット層をフィルタ用の目の細かい繊維交絡体の間
に挟み、その外側を合成樹脂製のネットで覆ったものが
知られている。(実公昭52−23850号公報)。こ
の排水用濾材は、接着剤を用い、あるいは熱圧着等の手
段により部分的に接着して、前記の組合せ状態に固定す
るものであるが、部分的接着のために一体性に乏しく強
度上問題があり、またフィルタ用の繊維交絡体が単に内
部ネットの上下に重ねられているだけでは、側部から土
砂が内部に入り込むおそれがある。
そのため、複数層のネット層の外側に、フィルタ用の繊
維交絡体と外側ネットとを片面で打ち合せるように巻装
包被せしめて、その包被層の打ち合せ部分をステープラ
−等により所要間隔毎に結合して包被状態に固定したも
のが実用化されている。
しかし、前記の場合もかなり大きい間隔毎の部分的な結
合であるために、結合されていない打ち合せ部の間から
土砂が内部のネット層部分に入り込んで排水性を阻害す
るおそれがあるE、前記とじ針(ステーブル)による結
合部に応力が集中し易くて、運搬、施工等の取り扱いの
際、あるいは土中への埋設使用状態において外力が作用
すると、結合が外れたり、包被層である外側ネットや繊
維交絡体が結合部分から破損するおそれが多分にあり、
また水分の多い土中での使用上金属製のとじ針が腐蝕し
て結合力が低下し外れが生じ易くなる。このため、土中
では地盤の締め固め等によって種々の方向の力が作用す
ることもあって、土中での濾材の形が崩れ易くなり、形
が崩れると排水性が損われることになる。
また前記排水用濾材の製造においては、内外のネットお
よび繊維交絡体を製造すべき濾材に応じて所定長さに切
断しておいて、内部ネットの重ね合せ作業、゛外側のネ
ットや繊維交絡体の包被作業およびステープラ−等によ
る固定作業を行なっており、予め設定された長さのもの
しか製造できず、かつ端部を揃え難く、また前記作業に
手作業を要し、その製造に手数がかかりコスト高なもの
となっている。
本発明は、上記に鑑みて、外装ネットの打ち合せ接合部
分の外れやネット破損のおそれがなく、保形性が良く、
土砂が内部に入り込むおそれのない非常に優れた排水用
濾材を提供しようとするものであり、さらにその濾材を
容易にして効率よく製造できる製造方法を提供しようと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決する本発明の排水用濾材は、比較内
口の粗い合成樹脂製ネット等により長さ方向に排水性を
有するように形成された内部の透水層の外側に、フィル
タの役目をする繊維交絡シート等よりなる透水性シート
と熱可塑性樹脂よりなる外装ネットとが包被層として順
次包被せしめられ、その両側端部分が重合ネット層の面
上で打ち合せられるとともに、この打ち合せ部において
少なくとも外装ネットの両側端部分が高周波溶接や赤外
線溶接を含む熱融着手段により長手方向に連続もしくは
断続線状に接合されてなることを特徴とする。
また第2の発明は、上記の排水用濾材の製造方法に係る
ものであって、熱可塑性樹脂製でかつ製造すべき濾材の
周長よりもやや広幅の長尺の外装ネット材に、これと略
同幅で長尺の繊維交絡シート等の透水性シート材を重ね
、さらにその上に製造する濾材に応じた幅にした長尺の
合成樹脂製ネット等よりなる透水層材を長さ方向に送行
させながら、前記外装ネット材と透水性シート材の両側
端部分を包被ガイドに沿わせて前記透水層材の上面側に
回し、該透水層材を外装ネット材と透水性シート材によ
り包被するとともに、前記透水層材の上面に沿って送行
方向に延在する融着ガイド受板の上で前記両側端部分を
打ち合せ、さらにその後続において打ち合された両側端
部分を前記融着ガイド受板上で長さ方向に連続もしくは
断続線状に融着接合し、その後所定長さに切断すること
を特徴とする。
[作 用] 上記の構成よりなる本発明の排水用濾材によれば、全体
を包被する最外層の外装ネットの両側端部分をその打ち
合せ部において熱融着手段により長手方向に連続もしく
は断続線状に接合しであるので、これによって内側の繊
維交絡シート等の透水性シートを外圧から保護するとと
もに該シートの打ち合せ部が不当に開かないように確実
に保持でき、土砂が打ち合せ部の間から内部の透水層の
部分に入り込むのを良好に阻止できる。特に透水性シー
トの打ち合せ両側端部分も一体に融着接合されていると
、これによるフィルタとしての役目を−wIWl実に果
すことができる。また目の粗いネット等よりなる内部の
透水層を良好に保持し得て、該透水層により排水のため
の空隙を保有し、土中の水は前記透水性シートを通って
この透水層の部分に浸透し、長手方向に流し出される。
また、前記接合部分は打ち合せ部の全長に渡る連続もし
くは断続線状の融着手段による接合であるため、接合強
度が強く、しかも接合部分に作用する力が局部的なもの
とならず、容易に外れやネット破損が生じることがない
。さらに水分の多い土中の使用においても、腐蝕等が生
じることがない。
そして上記の本発明の製造方法によると、内部の透水層
を構成する長尺の合成樹脂製ネット等の透水層材と、包
被層となる透水性シート材および外装ネット材とを送行
させながら、これら各材料の重ね合せ、外装ネット材お
よび透水性シート材の包被および両側端部分の打ち合せ
、熱融着手段による接合、ざらに切断までの各作業工程
をその送行に合せて順次連続−貫して行なえる。特に外
装ネット材および透水性シート材の両側端部分を、ネッ
ト層に沿って送行方向に延在せる融着ガイド受板の上で
打ち合せてかつ該ガイド受板上において熱融着手段によ
り接合するので、この融着が内部のネット層の部分にま
で及ばず、ネット層に何等影響を与えずに前記両側端部
分のみを確実に接合できる。
[実施例] 次に本発明の実施態様を図面に基いて説明する。
第1図および第2図は本発明に係るマット状の排水用濾
材(^)を示し、(1)は内部の透水層であって、熱可
塑性樹脂の直線状の線条体を縦横あるいは斜めに多数所
要間隔に交差させて該交差部で融着一体化してなる比較
的目の粗い立体構造網目を有するネットその他の合成樹
脂製ネット(2)を複数枚重ね合せて、面方向に大きな
排水性を有せしめてなる。図の場合、扁平な筒状をなす
ネット(2)を4枚重ねて8層のネット層からなる透水
層(1)を構成している。透水層(1)としては、例え
ば前記同様の広幅のネットを複数層に折畳むか巻回して
所要厚、所要幅に成形したり、合成樹脂の多数の線条を
絡ませて、所要厚、所要幅に形成し、長手方向に大なる
排水性を有せしめたもの等、種々の形態による実施が可
能である。
(3)はフィルタ用の透水性シートであって、熱可塑性
樹脂製繊維の不織布その他のm雑交絡シートその他の同
素材の透水性シートよりなる。
(4)は外装ネットであって、前記の透水11(1)の
ネットと同様の熱可塑性樹脂の線条体を交差融着したネ
ットよりなる。この外装ネット(4)と前記の透水性シ
ート(3)とは、包被層として前記の透水層(1)の外
側に包被せしめられており、その両側端部分が透水層(
1)の面上で左右より打ち合せられ、該打ち合せ部(5
)において前記両側端部分が高周波溶接、赤外線溶接、
加熱圧着その他の種々の熱融着手段により長手方向に連
続して接合されている。(6)はその接合部分を示し、
通常20〜501.1程度の幅で接合される。なお前記
両側端部分の打ち合せ部(5)における接合は、図示の
実施例のように、外装ネット(4)と透水性シート(3
)とを−・体に融着接合しておくのが望ましいが、外装
ネットの両側端部分を透水性シート(3)とは別に外側
で打ち合せるようにして、該外装ネット(4)のみを融
着接合しておくことも可能である。また長さ方向の所要
間隔毎に断続させて断続線状に熱@着して接合しておく
ことも可能である。
上記の排水用濾材(A)の幅、厚み、長さ等は、使用場
所や使用態様等に応じて適宜決定できるが、例えば、幅
200〜500 、、厚ミ20〜1ooIm、長さ2〜
8m位のものが一般的である。厚みは内部の透水!1(
1)のネット層数を変えること等により容易に変更でき
る。また各ネット(2)(4)の網目の大きさ、各部材
の厚み等は使用態様に応じて適宜決定することができる
また透水層(1)の下面側に非透水性の合成樹脂シート
(図示せず)を介層して、下方への漏出を規制した水路
作用を果せるようにすることも可能である。
次に上記の排水用濾材(A)の製造方法についてその使
用装置とともに順に説明する。
まず、送りガイドローラ(10)等よりなる送行機構上
において、熱可塑性樹脂製でかつ製造すべき濾材(A)
の周長よりもやや広幅の長尺の外装ネット材(4゛)に
、これと略同幅で長尺の熱可塑性樹脂の繊維交絡シート
等よりなる透水性シート材(3°)を重ね、更にその上
に製造する濾材(A)に応じた幅を有する長尺の合成樹
脂製ネット材(2°)を透水層材として複数枚重ね合せ
た状態にして長さ方向に繰り出し送行させる(イ)。
この際、複数の各ネット材(2゛)は、第4図および第
5図に示すように、送行機構の始端側に配された多段式
の専行機構(11)により上下に位置合せした状態で送
行機構へ給出する。前記専行機構(11)の各専行II
(12)は−・側部が開口してこの開口側より補助作業
を行なえるようになっている。(13)は送行機構の始
端位置の送りガイドローラ(10)の上方に配された上
下動可能な調整ローうであって、前記専行機!(11)
から給出されたネット材(2゛)と透水性シート材(3
°)および外装シート材(4°)とを、この調整ローラ
(13)と送りガイドローラ(10)との間に挟圧して
重ね合せ状態に保持しで送行させる。
そして上記のように外装ネット材(4°)、透水性シー
ト材(3°)および複数のネット材(2°)を重ね合せ
た状態で長さ方向に送行させながら、前記外装ネット材
(4゛)と透水性シート材(3゛)の両側端部分を、送
行機構に沿って配された包被ガイド(14)に沿わせる
ようにして前記複数のネット材(2゛)による透水層材
(1°)の上面側に徐々に屈曲巻回せしめ、該透水層材
(1゛)を外装ネット材(4°)と透水性シート材(3
°)により包被する。
この包被作用は、第3図(ロ)および(ハ)に示すよう
に、まず前記両側端部分の−・方側を透水層材(1°)
の上面に回し1次に他方側を透水層材(1°)の上面に
回すようにして、両側端部分を後述のように透水層材(
1゛)上で打ち合せる。
そのため前記包被ガイド(14)は、前記両側端部分の
一方側からの巻回包被作用を送行作用に応じて行なえる
ように形成しておく。この包被ガイド(14)としては
、鉄板等の板体を前記の巻回包被作用に相応するように
屈曲形成したものでもよいが、合成樹脂製パイプ等の棒
体を送行方向所要間隔毎に配してかつ該棒体を前記と同
様に巻回包被作用に相応するように屈曲形成しておくこ
ともでき、この場合送行する外装ネット材(4°)等の
*m抵抗が少なく、円滑に送行できることになる。
また、前記の透水性シート材(3°)と外装ネット材(
4゛)による包被部分の直前から前記透水層材(1゛)
の上面に沿接して走行方向に延在する所要幅の融着ガイ
ド受板(15)を配設しておき、透水性シート材(3°
)および外装ネット材(4°)の両側端部分を、上記の
一方側からの巻回包被作用により前記融着ガイド受板(
15)の上で打ち合せる(ハ)。
こうして透水層材(1°)に包被した透水性シート材(
3°)および外装ネット材(4°)の両側端部分を打ち
合せた後、前記両側端部分の打ち合せ部(5°)を前記
の融着ガイド受板(15)上で良さ方向に連続して熱融
着手段により接合する(二)。
この融着の手段として、例えば前記融着ガイド受板(1
5)に50〜100賛のヒータ(16)を少なくとも上
面側を加熱できるように装備しておき、このヒータ(1
6)により前記両側端部分の打ち合せ部(5′)の所要
幅を下方より補助的に加熱するとともに、同時に打ち合
せ部(5°)の上方に配した500−〜1 kWのヒー
タ(17)により赤外線を照射して加熱し、この加熱に
より軟化溶融した部分を後続位置の上部に配した加圧ロ
ーラ(18)により送行に応じて融着ガイド受板(15
)上で圧着し、融着一体化せしめ接合する。こうして融
着接合すれば、融着が内部の透水層材(1゛)の部分に
まで及ばず、透水層材に影響を与えずに前記両側端部分
のみを確実に融着接合できる。
前記のヒータ(16)および(17)としては、例えば
加熱温度が100〜180℃のもので、融着対象となる
外装ネット材(4゛)の材質によって適宜調整できるも
のが用いられる。またネット等の材質によっては、前記
ヒータ(16)による加熱を省略したり、また前記ヒー
タ(17)による加熱の代りに加圧ローラ(18)をヒ
ータを内蔵した加熱ローラにして、加熱圧着することも
できる。
熱融着手段としては、上記のように外部加熱による場合
のほか、高周波溶接や超音波溶接等の内部から加熱する
溶接法を利用することもできる。また上記のように透水
層材(1°)を透水性シート材(3゛)と外装ネット材
(4°)とにより包被した半製品を間欠的に送行させて
、その送行停止の間に所要長さづづ高周波溶接により融
着接合することもでき、とくに断続線状に接合すること
ができる。この場合、前記の接合部分を積極冷却するの
が、接合状態の保持および効率等の点から望ましい。
また前記の加圧ローラ(18)は、電磁弁によって作動
するエヤーシリンダ機構(19)によって上下動自在に
設けられるとともに、減圧弁(20)によって加圧力が
調整可能に設けられており、層厚や材質に応じて加圧力
を調整できるようになっている。
なお、上記融着接合の際、外装ネット材(4゛)が網目
の直径20as+程度あるいはそれ以上のかなり大きい
網目を有するネットである場合、ネット材の樹脂のみで
は融着力が弱くなるおそれがあるので、必要に応じて第
6図に示すように、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
熱可塑性樹脂のフィルムあるいは同繊維による編織布等
のテープ(21)を、前記の打ち合せ両側端部分の両者
間に挿入し、および/または上方より 150℃程度の
熱風を局部的に吹きつけて加熱助成を行ない、融着接合
すればよい。
そして上記のように融着接合されてゴムローラ等の製品
引取りローラ(22)と上部の押えローラ(23)とに
より挟持されて引出し送行される濾材製品(八゛)を、
その後続において、施工場所等の使用態様に応じてカッ
タ(24)により所要の長さに切断する。特にこの切断
装置としては、引出し送行方向の前方にリミットスイッ
チ等のセンサ(25)を配して、このセンサ(25)が
濾材製品(Ao)の先端を検知したとき、製品をクラン
プした状態でカッタ(24)が濾材製品(Ao)の送行
速度に同期して送行方向に移動しつつ切断作用を行′な
い、切断が完了すると元に位置に戻動するように設けら
れる。したがって前記のセンサ(25)のカッタ(24
)による切断開始位置からの距離を変更することにより
、任意の長さの濾材(A)を得ることができる。
このようにして製造すると、内部の透水層を構成する長
尺の合成樹脂製ネット材(2′)と、包被層となる透水
性シート材(3°)および外装ネット材(4°)とを送
行させながら、これら各材料の重ね合せ、外装ネット材
(4゛)および透水性シート材(3゛)の包被および両
側端部分の打ち合せ、熱融着手段による接合、ならびに
切断までの各作業工程をその送行に合せて順次連続して
効率よく行なえ、ネット等よりなる透水層(1)の側に
透水性シート(3)と外装ネット(4)とを包被して、
かつその打ち合せ端部を長手方向に連続もしくは断続線
状に融着接合した本発明排水用濾材(八)を容易に得る
ことができ、またその製造を自動化できることになる。
また上記のようにして製造された排水用濾材(八)は、
例えばトンネル壁のl!面、擁壁やブロック壁の裏面、
路盤および盛土内その他の土中に埋設して土中の排水に
使用するものであり、地下水分は、外側の外装ネット(
4)およびフィルタとなる透水性シート(3)を通って
内部のネット等による透水(1)の部分に流れ込み、そ
の長手方向に排水される。殊に包被(至)であるフィル
タの役目をする透水性シート(3)および外装ネット(
4)をその打ち合せ部において長手方向に連続して熱融
着手段により一体に接合しであるので、前記の埋設使用
状態において土砂等が前記接合部分から内部に入り込む
ことが全くなく、また接合強度が強くて容易に外れたり
破損することもなく、材質的に耐水性に優れ腐蝕するこ
ともない。
[発明の効果] 上記したように本発明の排水用濾材によれば、包被であ
る外装ネットの打ち合せ部を長手方向に連続もしくは断
続線状に融着接合したことにより、この打ち合せ接合部
分の密閉性が良くて土砂が内部に入り込むことがなく、
また接合部分の外れやネット破損さらには腐蝕のおそれ
もなく、保形性に優れているので、運搬、施工等の取り
扱いの際、あるいは土中に埋設した使用状態において外
力が作用しても、形が容易に崩れず、長期にわたり良好
な排水性を確保でき、耐久性に非常に優れる。もちろん
軽量で取り扱い易く、かつフレキシブルで複雑な壁面に
も容易に沿わせることができ、使い易い等といった効果
もある。
また上記した本発明の製造方法によれば、各材料の重ね
合せ、包被および包被膚打ち合せ部の融着接合ならびに
切断等の各作業工程をその送行に合せて連続して行なえ
るので、濾材の製造を容易に自動化し得てその製造効率
を非常に^めることができ、上記の効果を有する排水用
濾材を容易かつ安価に製造、提供できる。特に前記打ち
合せ部の熱融着手段による接合を融着ガイド受板上で行
なうことにより、内部の透水層に熱m着の影響を与えず
に接合できるので、内部の透水層の排水性を何ら阻害す
ることがない。また長尺の材料から切断するために、任
意の長さの排水用濾材を製造できるとともに、切断端部
が揃い、体裁良好な濾材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の排水用濾材の実施例を示す一部欠截斜
視図、第2図は前回1−II線の拡大断面図、第3図は
本発明の排水用濾材の製造過程を示す略示説明図、第4
図は同製造状態を示す略示縦断面図、第5図は前回v−
■線の略示所面図、第6図は熱融着状態の他の例を示す
断面図である。 (A)・・・排水用濾材、(1)・・・内部透水層、(
2)・・・合成樹脂製ネット、(3)・・・繊維交絡シ
ート等の透水性シート、(4)・・・外装ネット、(5
)・・・打ち合せ部、(6)・・・接合部分、(1′)
・・・透水層材、(2°)・・・長尺のネット材、(3
°)・・・透水性シート材、(4゛)・・・外装ネット
材、(14)・・・包被ガイド、(15)・・・融着ガ
イド受板、(^°)・・・長尺の濾材製品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、比較的目の粗い合成樹脂製ネット等により長さ方向
    に排水性を有するように形成された内部の透水層の外側
    に、繊維交絡シート等よりなる透水性シートと熱可塑性
    樹脂よりなる外装ネットとが包被層として順次包被せし
    められ、その両側端部分が前記透水層の面上で打ち合せ
    られるとともに、この打ち合せ部において少なくとも外
    装ネットの両側端部分が高周波溶接や赤外線溶接等を含
    む熱融着手段により長手方向に連続もしくは断続線状に
    接合されてなることを特徴とする排水用濾材。 2、透水性シートが、熱可塑性樹脂繊維の交絡シートよ
    りなり、透水層の面上で打ち合せられた透水性シートの
    両側端部分が外装ネットとともに熱融着手段により一体
    に接合されてなる特許請求の範囲第1項記載の排水用濾
    材。 3、熱可塑性樹脂製でかつ製造すべき濾材の周長よりも
    やや広幅の長尺の外装ネット材に、これと略同幅で長尺
    の繊維交絡シート等の透水性シート材を重ね、さらにそ
    の上に製造する濾材に応じた幅にした長尺の合成樹脂製
    ネット等よりなる透水層材を長さ方向に送行させながら
    、前記外装ネット材と透水性シート材の両側端部分を包
    被ガイドに沿わせて前記透水層材の上面側に回し、該透
    水層材を外装ネット材と透水性シート材により包被する
    とともに、前記透水層材の上面に沿って送行方向に延在
    せる融着ガイド受板の上で前記両側端部分を打ち合せ、
    さらにその後続において打ち合された両側端部分を前記
    融着ガイド受板上で長さ方向に連続もしくは断続線状に
    融着接合し、その後所定長さに切断することを特徴とす
    る排水用濾材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04247113A (ja) * 1990-12-17 1992-09-03 American Colloid Co 粘土・繊維マットから形成された防水材
KR100603866B1 (ko) 2005-12-09 2006-07-24 주식회사 지오시스템케이 토목용 집배수재
CN108472561A (zh) * 2016-01-22 2018-08-31 Bha阿尔泰有限责任公司 过滤器和具有纤维混纺物的过滤介质

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