JPS6321403Y2 - - Google Patents

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JPS6321403Y2
JPS6321403Y2 JP12543483U JP12543483U JPS6321403Y2 JP S6321403 Y2 JPS6321403 Y2 JP S6321403Y2 JP 12543483 U JP12543483 U JP 12543483U JP 12543483 U JP12543483 U JP 12543483U JP S6321403 Y2 JPS6321403 Y2 JP S6321403Y2
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rubber sheet
sheet material
conveyor
drum
forming drum
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タイヤ成形機の成形ドラム上に、複
数枚の定寸切断ゴムシート材料(カーカス材料)
を自動的に供給し、かつ巻付けるための新して装
置の提供に関する。
タイヤ成形機における成形作業の全自動化を企
図するに当つて、最初に必要なことは成形ドラム
に対し、複数枚のゴムシート材料(カーカス材
料)を自動的に供給し、かつこれを各シートの接
合部分をドラム周上に均等分散状に相違させて巻
付け積層する作業の自動化である。かかる目的の
ために各種のカーカス材料自動供給装置が既に提
案されていることも既知であるが、これら従来例
においては、若干の相違はあるが、何れもロール
状に巻周された状態のゴムシート材料をライナ巻
取等によつて繰り出し、これを水平な搬送コンベ
ア上に渡架させて定寸に切断し、切断されたシー
ト材料の複数枚を直接あるいは共通の重合積層用
搬送コンベアを介して、成形ドラムの周面上に順
次巻付けさせるのである。これら従来手段では、
カーカス材料の定寸切断、更には搬送に当り、水
平な状態のコンベア上で、またコンベア間の材料
受け渡しが行なわれるので、特に切断後の材料移
動に当り、既知のように斜めに切断された先端部
がコンベアの受け渡し箇所において受け板の上を
後押し状に滑ることになり、このためゴムシート
材料の横ずれが生じ、成形ドラム上におけるタイ
ヤ成形精度が低下する欠点がある。また複数枚の
ゴムシート材料が必要であるから、各シート材料
のための搬送コンベアは装置上下に亘つて設置す
る必要があり、装置としての占有スペースも大型
化するきらいがある。
本考案は、これら従来の自動供給装置における
問題点を解決し、ゴムシート材料をストツク位置
から垂直な搬送経路に送り込み、シート材料を垂
直姿勢下にその定寸送出および切断を行なうよう
にし、シート材料を水平な状態下でコンベア間あ
るいはコンベアとドラム間において受け渡しする
ことをなくし、シート材料の移動面における滑り
をなくして、材料の位置ずれをなくし、高精度の
成形が得られるようにするとともに、装置全体の
コンパクトな構成を可能としたものであり、従つ
てその特徴とする処は、装置本体に前後直列状に
その位置を相違しかつロール状に周回された長尺
ゴムシート材料がそれぞれ繰出自在に配備された
複数の供給ポジシヨンと、各供給ポジシヨンにお
いて前記ゴムシート材料より上方に設置されたフ
イードロールおよび該フイードロールよりも下方
に設置されたバーチカルコンベアによつて構成さ
れた長尺ゴムシート材料の垂直引上げ並びに垂直
下降経路と、前記垂直引上げ経路に設けられたセ
ンタリング装置および垂直下降経路に設けられた
シート切断装置と、前記各バーチカルコンベアの
送出端とシート転向ガイド面を介して連絡され各
切断シート材料を前後順列状に搬送可能とし、か
つ搬送前端が成形ドラム周面に接離自在とされた
集合コンベアと、前記成形ドラム並びに集合コン
ベアの同期同速駆動手段とからなる点にある。
以下図示の実施例に基づいて本考案を詳述する
と、第1図において、成形ドラム7の軸線と直交
する方向に設置された装置フレーム49には、実
施例として3枚のゴムシート材料を得るために、
3箇の供給ポジシヨン50−1,50−2,50
−3が設けられる。これら3ポジシヨンは何れも
同一構造であつて、それぞれのポジシヨンにおい
て、ゴムシート材料51はライナ52とともにス
トツクロール53として巻周されて繰出自在に設
置され、巻取ロール54の駆動を介しライナ52
を巻取ることにより、ゴムシート材料51はガイ
ドロール55を介し繰り出され、フエスツーン部
56に向かい、フエスツーン部56における検知
部材57による蓄積量により、その繰出しが自動
的に規制される。フエスツーン部56の上方には
センタリング装置58を介して、ゴムシート材料
51のフイードロール59が前記ストツクロール
53の位置より上方に設置されるとともに、この
フイードロール59に続いて、前記センタリング
装置58と対応する側に、上下にガイドロール群
60,60を介してシート切断装置61が配置さ
れ、更にシート切断装置61の下方には、垂直方
向に対置された一対のニツプベルトによるバーチ
カルコンベア62が設置されるのである。即ち本
考案では、ゴムシート材料の定寸切断、送出に当
つて、フエスツーン部56におけるゴムシート材
料51を、フイードロール59により垂直に引き
上げた状態のもとに、配設したセンタリング装置
58によつて材料のセンタリングを行なうことに
より、ゴムシート材料51の幅員が広く、腰が弱
い場合でも、従来のように水平もしくはこれに近
い状態で支持してセンタリングを行なうため、こ
のセンタリングが困難かつ正確に行なえない欠点
を解決し、垂直な状態下で正確かつ容易にセンタ
リングが行なえ、このように正確に位置決めした
ゴムシート材料51を、フイードロール59の反
対周側から自重を介して下方方に垂直に垂下さ
せ、このような垂下姿勢のもとに、ガイドロール
群60,60によるサポート下に、シート切断装
置61によつてその幅員方向に亘る斜め切断を行
なうようにし、これにより歪みや曲りのない円滑
正確な切断が得られるのである。このさい、シー
ト切断装置は従来のこの種切断装置と同様のもの
であつて差支えない。このようにして定寸切断を
行なつたゴムシート材料51を、本考案では更に
切断装置61の直下に配置した一対の垂直なニツ
プベルトによるバーチカルコンベア62により送
出するようにして、ゴムシート材料51の自重に
よる伸びや変形、また位置ずれを防止することが
できるのであり、前記バーチカルコンベア62の
送出端には、後述する集合コンベア63上にゴム
シート材料51をコンベア63の移送方向に円滑
に転向させるためのガイドローラ群64が弧状経
路面のもとに配設されることになる。
前記集合コンベア63は、前記3個の供給ポジ
シヨン50−1,50−2,50−3のそれぞれ
から送出された3枚の、定寸切断されたゴムシー
ト材料51を、前記した成形ドラム7の周面に共
通に巻付けてカーカスバンドとするための搬送用
コンベアであり、図示のように装置フレーム49
の最下部において、供給ポジシヨン50−1,5
0−2,50−3の全長に亘る長さを持つ循環回
走自在のベルトコンベアであるとともに、集合コ
ンベア63における成形ドラム7の周面に臨む前
端側には、コンベア63を支持する架構65と分
離状に揺動自在に枢支され、枢支部を支点とし
て、例えば上下シリンダ66等によつて揺動自在
とした揺動架構67に支持させることにより、コ
ンベア63の前端がドラム7の周面に接離自在と
されることによつて、同コンベア63上にポジシ
ヨン50−1,50−2,50−3の順に送出さ
れた各ゴムシート材料51を、ドラム周面上に添
接して巻付けさせるようにするものである。この
さいゴムシート材料51における粘着力によつて
は、1枚目のゴムシート材料51の先端部のみを
ドラム周面に固定するために、図示68のように
成形ドラム7の内部に、真空吸着手段等による支
持装置68を設けることもある。勿論図示は一例
で、カーカスバンドとなるゴムシート材料の枚数
大小によつて、供給ポジシヨン50の数は自由に
増減でき、集合コンベア63は全ポジシヨンに亘
る長さを持つことが必要である。尚同図において
69は装置フレーム49を利用して設置した成形
用ステツチヤ、70はその駆動部材としてのシリ
ンダを示している。
第2図は前記装置における所要各部材の駆動機
構並びに成形ドラム7との関連駆動機構関係を示
したものであつて、成形ドラム7はモータ等の原
動機Maによつてそのドラム軸38が駆動され、
これに対し集合コンベア63の軸71はモータ等
の原動機Mbによつて駆動されるが、集合コンベ
ア63と成形ドラム7とは、ドラム7側における
無段変速機72差動機構73およびクラツチC1
を介して機械的に連結され、ドラム7側の原動機
Maによつて同期的に駆動されるようにしてあ
り、また、集合コンベア63の駆動軸71と原動
機Mbとの間にはクラツチC2が介設される。一方
各供給ポジシヨン50−1〜50−3において
は、ポジシヨン50−1において示すように、前
記原動機MbよりクラツチC3を介しバーチカルコ
ンベア62における駆動軸74がまたクラツチ
C3,C4を介しフイードロール59の駆動軸75
が、それぞれ駆動され、76,76はバーチカル
コンベア62における一対のニツプベルト連動ギ
ヤを示している。
本考案装置によれば、第3図1乃至第3図9に
示すような順序によつて、3枚のカーカス材料で
あるゴムシート材料51の、成形ドラム7への自
動供給、巻付けが行なわれる。またこの運動に当
つては、第2図において説示した駆動機構が用い
られる。即ち第3図1に示した状態は、集合コン
ベア63上に、定寸に切断された供給ポジシヨン
50−1よりのゴムシート材料51−1、供給ポ
ジシヨン50−2よりのゴムシート材料51−
2、供給ポジシヨン50−3よりのゴムシート材
料51−3の3枚が、51−1,51−2,51
−3の順序に移送された状態であり、集合コンベ
ア63の前端63′側が、シリンダ66揺動架構
67を介して成形ドラム7の周面に接支する。こ
れとともに第2図に示したように、クラツチC2
を切り、クラツチC1を入れて成形ドラム7の速
度と集合コンベア63の速度を同期させることに
よつて、コンベア63の最先頭に位置する1枚目
のゴムシート材料51−1をドラム7の周面上に
巻付けるのであり必要に応じてドラム7側におけ
る支持装置68により、ゴムシート材料51−1
の始端を固定する。即ちゴムシート材料51−1
の巻付けに当り、ドラム7の周側とコンベア63
の送出速度は厳密に一致させる必要があり、シン
クロモータ等の電気的制御手段では、起動時の追
従性に問題があり、機械的な同期連結手段による
時は、成形ドラム7側のタイヤサイズ変更に伴な
う周長変化に対処するための変速装置が必要とさ
れるが、単に変速装置のみでは精度および速度に
おいて問題点がある。このため、本考案では第2
図示のように、ドラム外径の変化に対処できるよ
うに無段変速機72を用いるとともに、差動機構
(差動遊星歯車装置その他)73を併用すること
によつて、ゴムシート材料51−1の初給速度を
高精度で変速同期させ、材料51−1に伸びや皺
を生じないように、均斉に密着して巻付けること
ができ、その巻付け状態は第3図2に示すように
なる。こうして1枚目の巻付けが進行し、図示省
略してあるが、成形ドラム7の駆動機構側に設け
た既知の回転量検出装置により、ドラム7は予じ
め設定された回転量(約1回転)で停止するとと
もに、第3図3に示すように集合コンベア63の
前端63′側を下降させて、ドラム周面より避退
させることにより、1枚目のゴムシート材料51
−1の巻付けが完了する。この時2枚目のゴムシ
ート材料51−2、3枚目のゴムシート材料51
−3は同図に示す位置に進行している。次いで、
停止された成形ドラム7を、各ゴムシート材料5
1−1〜51−3の各接合部分をドラム周上で均
等に分散させるために、2枚目のゴムシート材料
51−2の巻付スタート位置が正しい位置にくる
ように、クラツチC1を切つて空回転させるので
ある。即ちこれは、従来成形ドラム上においてか
かるカーカス材料の巻付け、バンド状成形を行な
うに当つて採用されているように、複数枚のゴム
シート材料を、次々にドラム周上に巻付けるさ
い、各シート材料におけるその一端と他端との接
合位置が、ドラム周上において円周等分位置の異
なる部分に分散存在するように巻付けるためのも
のである。
前記のように成形ドラム7を空回転させて、2
枚目のゴムシート材料51−2の正しい巻付け位
置を規制した後に、第3図4に示すように、集合
コンベア63の前端63′側のドラム周面に対す
る接支以下、1枚目の巻付け作業と同様に2枚目
のゴムシート材料51−2の、1枚目のゴムシー
ト材料51−1の上面を介しての自動巻付けが行
なわれるのであり、この2枚目のゴムシート材料
51−2の巻付けが完了すれば、次には同様の手
順を踏んで、第3図5および第3図6に示すよう
に、集合コンベア63上の3枚目のゴムシート材
料51−3の自動巻付けを同様にして行なうので
あり、こうして成形ドラム7上に所要枚数のゴム
シート材料51によるカーカスバンドの成形が完
了すれば、既知のようにこのカーカスバンドの両
開口端側へのビードセツト、ターンナツプ等の所
要成形作業を行なうことができるし、あるいはこ
の成形ドラム7上で成形されたカーカスバンド
を、第3図7のようにトランスフアリング5等を
介して別位置の成形ドラム上に搬送して、そこで
所要の成形作業を行なう等自由である。
上記のようにして空になつた集合コンベア63
上には、各供給ポジシヨン50−1,50−2,
50−3から送出された次の各定寸切断のゴムシ
ート材料51−1,51−2,51−3が、その
一端から順次コンベア63上に供給されることに
なる。この場合、第2図において、駆動源として
の原動機Mbが駆動され、クラツチC1,C4を切
り、クラツチC2,C3を入れて、各供給ポジシヨ
ン50−1〜50−3におけるバーチカルコンベ
ア62を回動させることにより、各ゴムシート材
料51−1〜51−3の供給が開始されることに
なる。こうして第3図8および第3図9に示すよ
うに、新たなゴムシート材料51−1〜51−3
が、集合コンベア63上に供給され、かつその最
先頭のゴムシート材料51−1がコンベア63前
端63′に到達した時、コンベア63はその移送
を停止するが、この集合コンベア63におけるフ
イード量は、図示省略してあるがコンベア側に設
けた既知のパルスゼネレータ、カウンタ等による
設定手段で正しく規制できる。この新しい3枚の
ゴムシート材料51−1〜51−3の移送終了と
ともに、成形ドラム7に対する供給巻付け、再び
第3図1乃至第3図6に亘つて示したように反復
されるが、3枚のゴムシート材料51−1〜51
−3を送出した供給ポジシヨン50−1〜50−
3における次回のための材料の準備は、次のよう
に各ポジシヨンにおいて独立状にスタートするこ
とになる。
即ち本考案における各供給ポジシヨン50−1
〜50−3の、ゴムシート材料51の送出、定寸
切断は前記シート巻付サイクルとは別に、各ポジ
シヨンにおいて別個に行なわれるのであり、第2
図に示した駆動機構において、クラツチC2を切
つて原動機Mbを駆動し、各ポジシヨン50−1
〜50−3におけるクラツチC3,C4を入れるこ
とにより、フイードロール59およびバーチカル
コンベア62を起動することによつて、第3図9
から第3図1に亘つて示すように、各ポジシヨン
50−1〜50−3におけるそれぞれのゴムシー
ト材料51の送出が行なわれる。第1図で説示し
たように、フエスツーン部56内にストツクされ
ているゴムシート材料51はセンタリング装置5
8によつて位置決めされつつ、フイードロール5
9の回転により上方へ垂直に引き上げられ、更に
ロール59の反対周側から垂直に下方へ送出され
る。このロール59によるフイード量は、成形ド
ラム7の周長に略一致するものとされこれはロー
ル59側に設ける既知のパルスゼネレータ、プリ
セツトカウンタ手段等で予じめ設定して置くこと
により、正しく規制できる。こうしてフイードロ
ール59から下位のバーチカルコンベア62に亘
り、垂直姿勢下に定寸送出されたゴムシート材料
51は、フイードロール59並びにバーチカルコ
ンベア62の停止とともに、ロール59コンベア
62間においてガイドロール群60,60を介し
て設置したシート切断装置61により、ガイドロ
ール群60,60の支持下に、ゴムシート材料5
1はその幅員方向に亘つて、従来と同様斜めに切
断され、第3図2に示すように定寸切断の各ゴム
シート材料51−1〜51−3が得られる。この
定寸切断後は、クラツチC4を切つてフイードロ
ール59は停止状態下に、バーチカルコンベア6
2のみを駆動することにより、定寸切断の材料5
1−1〜51−3は材料51側から分離されて垂
直送出され、コンベア62の出口側に配置したガ
イドロール群64による転向用ガイド面によりそ
の一端から集合コンベア63上に円滑に移乗転向
し、第3図7乃至第3図9に亘つて連続的に示す
ように、集合コンベア63の移送を介してゴムシ
ート材料51−1〜51−3は同行移送され、1
枚目の材料51−1の巻付待機位置までの送出と
ともに、集合コンベア63は一旦停止される。こ
の待機位置は図示省略してあるが、光電スイツチ
等の検知部材の定位置設置によつて容易に決定さ
れる。この第3図9におけるゴムシート材料51
〜1〜51−3のフイード停止とともに、各供給
ポジシヨン50−1〜50−3においては、再び
第3図1で始まる定寸送出、切断、供給動作を反
復することになる。
前記各材料51−1〜51−3の間に、各種補
助材料を挿入する必要がある場合には、第3図3
乃至第3図5に亘つて説示した各材料の巻付プロ
セスの途中で行ない、それらの成形を行なうこと
ができ、このような補助材料を挿入する必要な
く、図例のように3枚の材料51−1〜51−3
の巻付け成形のみで足りる場合は、これら材料5
1−1〜51−3を予じめ集合コンベア63上に
おいて、相互にラツプするようにフイート作業を
行なえば、より短時間で自動巻付け成形が進行で
き、その1例を第4図に示す。即ち同図において
上段から下段に亘つて太い矢印で示すように、集
合コンベア63上への各ゴムシート材料51−1
〜51−3の供給に当り、供給ポジシヨン50−
3のゴムシート材料51−3を最先にバーチカル
コンベア62を介してコンベア63上に送出し、
次いで供給ポジシヨン50−2のゴムシート材料
51−2、最後に供給ポジシヨン50−1のゴム
シート材料51−1を送出するように、その移乗
タイミングを遅らせることにより、最下段の図に
示すように各ゴムシート材料51−3,51−
2,51−1におけるそれぞれの端末イ,ロのオ
ーバラツプ状移送が得られるのであり、このオー
バラツプ量は、先にも述べたように成形ドラム7
の周上に各材料51−1〜51−3が積層状に巻
付けられた状態において、各材料51−1〜51
−3における各端末イ,ロの接合部位置が、円周
等分位置に均等に分散するように設定し、また前
記タイミングの相違に当つては、第2図における
各ポジシヨン50−1〜50−3におけるクラツ
チC3の入力タイミングをポジシヨン50−3→
ポジシヨン50−2→ポジシヨン50−1の順に
遅らせばよい。
本考案のカーカス材料自動供給装置によれば、
従来の同種装置に対して以下の諸点において有利
である。即ち本考案においては、ゴムシート材料
51の定寸送出、切断、供給の一連の作業の自動
化に当り、フエスツーン部56においてストツク
されている長尺の材料51を、フイードロール5
9およびバーチカルコンベア62によつて、垂直
に引き上げまた垂直に下降させる搬送経路を移動
させ、これら経路間にセンタリング装置58およ
びシート切断装置61を配することにより、ゴム
シート材料51は水平移動によるコンベア上移動
あるいはコンベア間受け渡しがなく、位置ずれや
変形のおそれを全く生じることがなく、センタリ
ング装置58による正確な位置決めを保持したま
ま、その定寸切断、移送が円滑正確に行なわれる
のであり、材料の横ずれや変形、歪曲による位置
精度や成形精度の低下をなくし、特にこの種ゴム
シート材料は、その切断は幅員方向に亘り斜めに
切断するので、一端の位置ずれは全体の変向を来
たし易い欠点があるが、本考案はフイードロール
59バーチカルコンベア62による自重利用の垂
直移動であるため、材料が後ろから押されて水平
面上で滑動する従来の移動状態に対し、位置の狂
いのない安定した移送が得られ、このことはドラ
ム7上における高精度の巻付け成形にきわめて有
利である。また装置全体としても、第1図に示し
た実施例でも明らかなように、各ポジシヨン50
−1〜50−3をきわめてコンパクトに直列配置
でき、そのフイード経路が短かくて足りることと
相まつて、従来の上下方向に各シート材料の水平
移動経路を積層状に設けるものに比し、装置の占
有スペースを著しく小さくでき、ロスのない効率
的な機械配置が得られる。また、最下段に共通の
集合コンベア63を配置することにより、複数枚
のゴムシート材料の集合移送も効率よく行なえる
のであり、従来のタイヤ成形機に容易に組込める
とともに、装置の保守管理、作業各部の点検、確
認も容易である等、優れた利点を持つものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置実施例の正面図、第2図は
同装置駆動系列の説明図、第3図1〜第3図9は
同装置による定寸送出、切断、供給動作の説明
図、第4図は同装置による材料順列送出動作の別
手段説明図である。 49……装置フレーム、50−1〜50−3…
…供給ポジシヨン、51……ゴムシート材料、5
3……ストツクロール、56……フエスツーン
部、58……センタリング装置、59……フイー
ドロール、61……シート切断装置、62……バ
ーチカルコンベア、63……集合コンベア、64
……転向ガイドロール群、7……成形ドラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装置本体に前後直列状にその位置を相違しかつ
    ロール状に周回された長尺ゴムシート材料がそれ
    ぞれ繰出自在に配備された複数の供給ポジシヨン
    と、各供給ポジシヨンにおいて前記ゴムシート材
    料より上方に設置されたフイードロールおよび該
    フイードロールよりも下方に設置されたバーチカ
    ルコンベアによつて構成された長尺ゴムシート材
    料の垂直引上げ並びに垂直下降経路と、前記垂直
    引上げ経路に設けられたセンタリング装置および
    垂直下降経路に設けられたシート切断装置と、前
    記各バーチカルコンベアの送出端とシート転向ガ
    イド面を介して連絡され各切断シート材料を前後
    順列状に搬送可能とし、かつ搬送前端が成形ドラ
    ム周面に接離自在とされた集合コンベアと、前記
    成形ドラム並びに集合コンベアの同期同速駆動手
    段とから成ることを特徴とするタイヤ成形用カー
    カス材料自動供給装置。
JP12543483U 1983-08-11 1983-08-11 タイヤ成形用カ−カス材料自動供給装置 Granted JPS6032018U (ja)

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