JPS63212367A - 膜型人工肺装置 - Google Patents

膜型人工肺装置

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JPS63212367A
JPS63212367A JP62329256A JP32925687A JPS63212367A JP S63212367 A JPS63212367 A JP S63212367A JP 62329256 A JP62329256 A JP 62329256A JP 32925687 A JP32925687 A JP 32925687A JP S63212367 A JPS63212367 A JP S63212367A
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membrane
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、体外血液循環回路中にて使用される膜型人工
肺装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、体外循環回路中に膜型人工肺が用いられてお
り、さらに、体外循環回路中には、体外循環中の血液を
備蓄し、気泡が流入した場合に除去したり、万一回路チ
ューブ折れなどにより循環血液量が減少した時のために
、血液を貯溜する貯血槽が設けられている。貯血槽とし
ては、軟質部材からなるクローズドタイプ貯血槽と硬質
部材からなるオープンタイプ貯血槽とがあり、オープン
タイプ貯血槽はブライミングおよび血液の貯血量の確認
が容易であること、比較的容易に大容量の貯血槽を実現
することができること、さらに、超音波の発信および受
信装置、また発光素子および受光素子を用いた貯血量検
知が容易であることから多く用いられている。また、人
工肺との一体化も容易であり一体にすることにより回路
構成が簡単になり、回路のセットアツプおよびプライミ
ング時の泡抜き容易となるという利点を有しており、そ
こで、貯血槽を一体に設けた人工肺が提案されている(
特開昭59−57661号)。
上記人工肺は、貯血槽を一体にするとともに、人体と人
工肺との間の落差により、人工肺に血液を潅流させるも
のでる。そして、より確実に人体と人工肺との間の落差
により、人工肺に血液を潅流させることができ、より安
全に使用できる膜型人工肺の開発が望まれていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記先行技術の問題点を解決し、人体と人工
肺との間の落差により、人工肺に血液を確実に潅流させ
ることができ、さらにより安全に使用することができる
膜型人工肺装置を堤供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、熱交換器と、膜型人工肺と
、貯血槽とを有する膜型人工肺装置であって、前記熱交
換器は、熱交換器の下部に設けられた血液入口と、熱交
換器の上部に設けられた血液出口とを有し、前記膜型人
工肺は、ハウジングと、ハウジングの軸方向に収納され
たガス交換用中空糸膜の集合体と、中空糸膜の集合体の
両端部を前記ハウジングに液密に保持する隔壁と、前記
中空糸膜の内部空間と連通ずるガス流入部およびガス流
出部と、前記ハウジングの軸方向の下部に設けられ、前
記ハウジングの内壁と前記隔壁および前記中空糸膜の外
壁とにより形成される血液室に連通し、さらに、前記熱
交換器の血液出口に接続された血液流入口と、前記ハウ
ジングの軸方向の上部に設けられ、前記血液室と連通ず
る血液流出口とを有し、前記貯血槽は、前記膜型人工肺
の血液流出口に接続された血液導入口と、該血液導入口
と連通ずる貯血部と、該貯血部の下部に設けられた血液
排出口とを有する膜型人工肺装置である。
そして、前記熱交換器は、内部に多数の熱交換用管体を
収納しており、さらに該熱交換用管体の外側に血液が流
れ、熱交換用管体の内部に熱交換用媒体が流れるもので
あることが好ましい。
また、前記貯血槽は、透明部材により形成されているこ
とが好ましい。また、前記貯血槽は、前記血液導入口と
前記貯血部との間に位置し、該血液導入口および該貯血
部と連通ずる血液流入部を有していることが好ましい。
さらに、前記血液流入部には、該血液流入部の血液流路
を横切るように消泡部材が設けられていることが好まし
い。さらに、前記消泡部材は、例えば、ウレタンフオー
ムにより形成されているものである。さらに、前記消泡
部材は、消泡剤がコーティングされていることが好まし
い。さらに、前記消泡剤は、例えば、シリコーンである
。さらに、前記貯血槽は、貯血槽の上方に設けられ、貯
血槽内部と外部とを連通ずる連通部を有していることが
好ましい。
本発明の膜型人工肺装置を図面に示す実施例を用いて詳
細に説明する。
本発明の膜型人工肺装置は、熱交換器15と、膜型人工
肺1と、貯血槽4とを有する膜型人工肺装置であって、
熱交換器15は、熱交換器15の下部に設けられた血液
入口16と、熱交換器15の上部に設けられた血液出口
とを有し、膜型人工肺lは、ハウジングと、ハウジング
の軸方向に収納されたガス交換用中空糸膜9の集合体と
、中空糸膜9の集合体の両端部をハウジングに液密に保
持する隔壁と、中空糸膜9の内部空間と連通ずるガス流
入11Gおよびガス流出部11と、ハウジングの軸方向
の下部に設けられ、ハウジングの内壁と隔壁および中空
糸膜9の外壁とにより形成される面液室に連通し、さら
に、熱交換器15の血液出口に接続された血液流入口2
と、ハウジングの軸方向の上部に設けられた血液流出口
3とを有し、貯血槽4は、膜型人工肺lの血液流出口3
に接続された血液導入口12と、血液導入口12と連通
する貯血部6と、貯血部6の下部に設けられた血液排出
口8とを有している。
まず、膜型人工肺1について説明する。
膜型人工肺!は、血液中の二酸化炭素を除去し、酸素を
添加するためのものものである。
図面に示した膜型人工肺」は、ハウジングとハウジング
内に軸方向に収納された中空糸膜9の集合体と、中空糸
膜9の両端部をハウジングに液密に保持する隔壁と、隔
壁の上方に設けられ中空糸膜9の内部空間に連通ずるガ
ス流入部IOと、隔壁の下方に設けられ中空糸膜9の内
部空間に連通ずるガス流出部11を有している。そして
、隔壁とハウジング内壁と中空糸膜外壁と形成される血
液室に連通ずる血液流入口2および血液流出口3が設け
られている。ガス流出部11は、下部隔壁を解放にし、
隔壁外面に形成されている中空糸119の開口をガス流
出部としてもよい。
本発明の膜型人工肺装置では、上記のように中空糸膜9
の外壁とハウジングの内壁と隔壁とにより形成される血
液室に血液を流すタイプのものを用いているので、圧力
損失が少なく、循環回路中の膜型人工肺の前に送血ポン
プを設ける必要がなく、人体と膜型人工肺との間の落差
のみによる人体からの脱血にて血液を膜型人工肺に、さ
らに貯血槽に送ることができる。
そして、人工肺lの血液室に連通するカーディオドミ一
連通ボート14が設けられている。
このカーディオドミ一連通ポート14は、図示しないカ
ーディオドミー貯血槽と連通ずるためのものである。
次に、貯血槽4について説明する。
貯血槽4は、血液導入口12、血液流入部5、貯血部6
および血液排出口8を形成するハウジングとその上方に
設けられた蓋体13とからなり、それらは硬質部材で形
成され、ハウジング部分は透明であることが好ましい。
貯溜している血液を容易に確認できるからである。
貯血槽4に用いられる材料としては、硬質塩化ビニル樹
脂、スチレン樹脂、カーボネイト樹脂などがある。
そして、貯血槽4は、膜型人工肺lの血液流出口3と連
通ずる血液導入口12とこの血液導入口12と連通する
貯血部6を有しており、貯血部6の下方には血液排出口
8が設けられている。
貯血部6は、血液を貯溜する部分である。また、貯血槽
4の上方には、貯血槽4の内部と外部とを連通ずる連通
部として、蓋体13には貯血槽4の内部と外部とを連通
する連通部20が設けられている。また、連通部は、蓋
体13とハウジングとの隙間により形成してもよく、さ
らに、ハウジングの上部に形成してもよい。
そして、膜型人工肺lの血液流出口3と血液導入口12
とは液密状に連通している。この血液流出口3と血液導
入口12は液密状に嵌合しているかまた液密状となるよ
うに超音波、高周波または接着剤を用いて接着される。
そして、貯血槽4には、血液導入口12と貯血部6との
間に位置し、血液導入口12および貯血部6と連通する
血液流入部5を有し、さらに、この血液流入部5には、
血液流入部5の血液流路を横切るように消泡部材7が設
けられている。
血液流入部5は、膜型人工肺lの血液流出口3から流入
した血液が貯血部6に入るまでの血液流路を形成するも
のであり、貯血部6より高い位置にあり、かつ血液導入
口12とほとんど落差のない底面を有している。底面の
形状は、平坦状、半筒状などでもよいが、平坦状であれ
ば、後述する消泡部材7の設置が容易であり好ましい。
そして、この血液流入部5には、その血液流路を横切る
ように消泡部材7が設けられており、消泡部材7は、気
泡を含む血液が流れてきたとき消泡を行い気泡のない血
液を貯血槽4に送るためのものである。
この消泡部材7には、一般的ζこ、発泡体が用いられ、
その疎水性を利用して気泡を成長させ、除去するもので
ある。発泡体とは、網目状をした三次元立方体をいう。
消泡部材7は流れてくる血液の総てが接触するように(
消泡部材に接触しない血液流路が形成されないように)
貯血槽4の血液流入部5の底面、側面に密着するように
配置されている。
消泡部材7の上端は必ずしも貯血槽4の蓋体13に密着
する必要はないが、消泡部材7の移動を防止するため、
また消泡部147の上端から血液が流出するのを防ぐた
めには、密着していることが好ましい。また、消泡部材
7は、貯血槽4の内部に最大貯血レベルの血液が貯留さ
れた時にも、その一部が(好ましくは上部が)空気(大
気)と接触しているように設けられていることが好まし
く、貯留血液中に消泡部材の全体が埋没し、消泡部材の
中に気泡が残留することを防止できる。
さらに、消泡部材7の移動を防止するためにハウジング
の内側面に係止部21が設けられている。
係止部21は、ハウジングの内側面に形成されたリブで
、計4つ設けられており、それら係止部21間で消泡部
材7の端部を挟持している。係上部21を形成する。リ
ブの形状としては、線状の連続したものが好ましい。
また、血液導入口■2と面する部分にじゃま板3Gが設
けられている。じゃま板30は血液流入部5の全域を横
切るように設けられている。
これは、じゃま板30と血液導入口12間に血液の貯留
空間を形成させるためのものである。この貯留空間を設
けることにより、人工肺I側に貯血槽4側から空気が入
ることを防止できるとともに、人工肺!の血液室側が酸
素室側(中空糸膜内面側)より圧力が低くなり、中空糸
膜を介して血液側に気泡が流入することを防止すること
ができる。
次に、膜型人工肺1の血液流入口2に取り付けられた熱
交換器15について説明する。
熱交換器15は、ハウジング内部に多数の熱交換用管体
(図示しない)を収納しており、ハウジングの下部に設
けられた血液人口16より、血液は熱交換器15内部に
流入し、ハウジングの内壁と熱交換用管体の外面とこの
熱交換用管体をハウジングに液密に固定する隔壁(図示
しない)により形成される血液室を流れる。また、その
とき、熱交換用管体内部には、熱交換用媒体(例えば、
温水または冷水)を流して血液を必要により、加温また
は冷却する。
熱交換器15として、このような熱交換用管体の外側に
血液を流すものを用いることが好ましい。
このような熱交換器は、熱交換器内部を流れる血液の圧
力損失が少ないので、人体と熱交換器との間の落差のみ
で熱交換器15に潅流した、血液流の速度をあまり減少
させることなく、熱交換器15の血液出口に取り付けら
れている膜型人工肺lに送ることができる。
よって、熱交換器15、膜型人工肺lおよび貯血槽4を
含めた膜型人工肺装置に血液を人体との落差のみにより
潅流させることがより確実となる。
そして、熱交換器15の血液入口16は、その下部に設
けられており、血液出口はその上部に設けられているの
で、熱交換815の内部に血液とともに流入した空気は
、血液流とともに血液出口より流出するので、熱交換器
15内部に貯留することが少なく、よって、貯留した空
気が熱交換用管体と長時間にわたり接触することがなく
、血液循環中における熱交換効率の低下が少ない。
また、同様に、膜型人工肺1においても、その血液流入
口2はハウジングの下部に設けられており、血液流出口
3はハウジングの上部に設けられているので、膜型人工
肺I内部に血液とともに流入した空気は、血液流ととも
に血液流出口3より流出するので、膜型人工肺l内部に
貯留することが少なく、よって、貯留した空気が中空糸
膜9と長時間にわたり接触することがなく、血液循環中
におけるガス交換効率の低下が少ない。
そして、本発明の膜型人工肺装置では、熱交換器15の
握に膜型人工肺lが取り付けられているので、特に血液
を加温する場合において、膜型人工肺lに流入する前に
血液が加温されるので、膜型人工肺に流入するときの血
液は、血液中の水分がもっとも気体の溶解度が低い状態
となっている。よって、溶解度の低い状態にて膜型人工
肺1に血液が流入するので、膜型人工肺lを流れる間に
、血液中に溶存していた気体が気泡化することが少ない
。仮に、膜型人工肺lの後に熱交換器15を取り付け、
血液を加温することを考えると、膜型人工肺lにおいて
、酸素付加および二酸化炭素の除去が行われるとともに
、血液中の水分に気体がある程度溶解した血液が、熱交
換器に流入する。そして、血液が加温されることにより
、血液中の気体の溶解度が低下するため、溶存している
気体は細かい気泡となって、血液中に現れる。このよう
な細かい気泡は、貯血槽に設けられた消泡部材により完
全に除去することができない虞れがある。しかし、本発
明の膜型人工肺装置では、熱交換器15の後に膜型人工
肺lが取り付けられているので、このような問題はなく
より安全である。
さらに、膜型人工肺1より血液流とともに流出してきた
空気は、貯血槽4に設けられている消泡部材7により消
泡され、血液中より除去されるので、血液中より空気を
確実に除去することができ、空気が除去された血液が貯
血槽4の貯血部6に貯留するので、貯血槽4より、空気
を混入した血液が流出することが少ない。
また、膜型人工肺Iの血液流出口3より流出し、貯血槽
4に流入した血液は、消泡部材7を通過することにより
、消泡されるとともに、消泡部材7の持つ圧力損失によ
り、消泡部材7より流出する血液流はその下方より緩や
かに貯血槽4の貯血部6に流下するので、貯血部6に貯
留している血液面に滴下することが少なく、滴下による
気泡の発生を防止することができる。
また、熱交換器15には、膜型人工肺蓋を通さずに血液
を貯血槽4の血液排出口8付近に排出する排出ライン1
9が設けられている。また、熱交換器15および貯血槽
4には、温度測定用プローブ挿入口17.18が設けら
ている。
そして、貯血槽4に設けられる消泡部材7による消泡を
効果的に行うためには、消泡部材7を構成する発泡体の
目の細かさをある程度以上にすることが好ましい。
目が気泡の大きさに対して大きすぎると、発泡体のセル
と気泡との接触が十分に行なわれないため、小さな気泡
が流出してしまうことがある。
しかしながら、また逆に、目が細かすぎると、発泡体で
の圧力損失が大きくなり、発泡体の血液の流入側に血液
が溜まってしまい、必要な流量が確保出来なくなるので
ある。さらに、このとき、発泡体を血液で濡らしておか
ないと、発泡体の血液の流出側において、通常血液の流
路となる以外の部分(消泡部材の底面が接している部分
より若干上の部分)から血液が勢いよく噴出し、そのと
き血液が泡立ち気泡が混ざってしまう虞れがある。
そこで、消泡部材7は、発泡体でありかつメツシュ数の
大きい発泡体7aとメツシュ数の小さい発泡体7bの2
つの発泡体を密着させたもので構成することが好ましく
、さらに2つの発泡体をメツシュ数の大きい発泡体7a
が血液導入口12側となりメツシュ数の小さい発泡体7
bh<貯血部6側となるように並設することが好ましい
。このようにメツシュ数の違う2つの発泡体を用い、さ
らにそれらを血液の流れ方向に対しメツシュ数が小さく
なるように並設することにより、圧力損失を大きくする
ことなく、十分な消泡能を有するのである。
ここでいうメツシュ数とは、25,4131(1インチ
)間にある目の数をいい、本来は、ふるい目の大きさを
示す尺度である。
消泡部材の厚さおよびメツシュ数は、流路の幅および最
大流量により相対的に決定されるものである。ここで、
流路の幅を100〜200xx、最大流量を612/w
inと考えた場合、消泡部材7の厚さは、3〜6011
j11好ましくハlo〜5ojIIテある。
3+an+以下では十分な消泡能を有さないことがあり
、また60mm以上では圧力損失が大きくなりすぎるこ
とがあるからである。
メツシュ数の大きい発泡体としては、メツシュ数が8〜
20、好ましくは1G−15,2oメツシュ以上では圧
力損失が大きくなりすぎることがあり、8メツシユ以下
では十分な消泡能を有さないことがあるからである。よ
り好ましくは13メツシユである。
厚さは、3〜50*x1好ましくは5〜30貢lであり
、3xm以下では十分な消泡能を有さないことがあり、
また50jIj!以上では圧力損失が大きくなりすぎる
ことがあるからである。
メツシュ数の小さい発泡体としては、メツシュ数が5〜
12、好ましくは6〜10であり12メツシユ以上では
通常の血液流路以外から血液が噴出し、泡立つことがあ
りるからであり5メツシユ以下では十分な消泡能を有さ
ないことがあるからである。好ましくは、8メツシユで
ある。厚さは3〜80xm、好ましくは5〜50ytx
である。31度以下では十分な消泡能を有さないことが
あり、また80xz以上では圧力損失が大きくなりすぎ
ることがあるからである。また、メツシュ数の大きい発
泡体とメツシュ数の小さい発泡体との厚さの比は、1:
10〜10:l、好ましくはl:4〜4:1である。ま
た、メツシュ数の和は、13〜32、好ましくは15〜
25である。
こては、2種類の発泡体を用いたがさらにそれらの間に
両者の中間のメツシュ数を有する発泡体を挿入した3層
状としてもよい。
消泡部材7に用いる発泡体としては、ウレタンフオーム
、セルロースフオーム、ナイロンフオームなどを用いる
ことができる。好ましくは、ウレタンフオームである。
さらに、消泡部材7に消泡剤をコーティングすることが
好ましい。消泡剤としては、一般にオイル類が使用でき
、シリコーンオイルが特に好適に使用できる。
[作用コ 本発明の膜型人工肺装置の作用を、図面に示した実施例
を用いて説明する。
この膜型人工肺装置は、体外循環回路中に設けられ、熱
交換615の下部に設けられた血液入口16から流入し
た血液は膜型人工肺1の下部に設けられた血液流入口2
に至る間に加温または冷却される。そして、膜型人工肺
Iの下部に設けられた血液流入口2から流入した血液は
ハウジングとガス交換膜9との間により形成された血液
室を通る間に二酸化炭素が除去され、酸素が付加される
。このとき、ガス流入部IOからは酸素を含んだガスが
ガス交換膜である中空糸膜内に流される。酸素の付加お
よび二酸化炭素の除去が行われた血液は、膜型人工肺1
の上部に設けられた血液流出口3から流出し貯血槽4の
血液導入口12を経て血液導入部5に流れる。そして、
血液は消泡部材7を通過しこのとき含まれている気泡は
消泡部材7の発泡体のセルに接触し、成長し貯血槽の上
方に移動し除去され、貯部槽4の貯血部6に貯留され、
血液排出口8より排出され、送血される。
[発明の効果] 本発明の膜型人工肺装置は、熱交換器と、膜型人工肺と
、貯血槽とを有する膜型人工肺装置であって、前記熱交
換器は、熱交換器の下部に設けられた血液人口と、熱交
換器の上部に設けられた血液出口とを有し、前記膜型人
工肺は、ハウジングと、ハウジングの軸方向に収納され
たガス交換用中空糸膜の集合体と、中空糸膜の集合体の
両端部を前記ハウジングに液密に保持する隔壁と、前記
中空糸膜の内部空間と連通ずるガス流入部およびガス流
出部と、前記ハウジングの軸方向の下部に設けられ、前
記ハウジングの内壁と前記隔壁および前記中空糸膜の外
壁とにより形成される血液室に連通し、さらに、前記熱
交換器の血液出口に接続された血液流入口と、前記ハウ
ジングの軸方向の上部に設けられた前記血液室と連通ず
る血液流出口とを有し、前記貯血槽は、前記膜型人工肺
の血液流出口に接続された血液導入口と、該血液導入口
と連通ずる貯血部とを有するものであるので、特に、熱
交換器の血液人口は、その下部に設けられており、血液
出口はその上部に設けられているので、熱交換器の内部
に血液とともに流入した空気は、血液流とともに血液出
口より流出するので、熱交換器内部に貯留することが少
なく、また、膜型人工肺においてら、その血液流入口は
ハウジングの下部に設けられており、血液流出口はハウ
ジングの上部に設けられているので、膜型人工肺内部に
血液とともに流入した空気は、血液流とともに血液流出
口より流出するので、膜型人工肺内部に貯留することが
少ない。
よって、貯留した空気が熱交換用管体または中空糸膜と
長時間にわたり接触することがなく、血液循環中におけ
る熱交換効率およびガス交換効率の低下が少ない。また
、本発明の膜型人工肺装置では、熱交換器の後に膜型人
工肺が取り付けられているので、血液を加温する場合に
おいて、膜型人工肺に流入する前に血液が加温されるの
で、膜型人工肺に流入するときの血液は、血液中の水分
がもっとも気体の溶解度が低い状態となっている。よっ
て、溶解度の低い状態にて膜型人工肺に血液が流入する
ので、膜型人工肺を流れる間に、血液中に溶存していた
気体が気泡化することが少なく安全である。
さらに、貯血槽が、血液導入口と貯血部との間に位置し
、血液導入口および貯血部と連通ずる血液流入部を有し
、さらに、この血液流入部に血液流入部の血液流路を横
切るように消泡部材が設けられているものであれば、膜
型人工肺より血液流とともに流出してきた空気は、貯血
槽に設けられている消泡部材により消泡され、血液中よ
り除去されるので、血液中より空気を確実に除去するこ
とができ、空気が除去された血液が貯血槽の貯血部に貯
留するので、貯血槽より、空気を混入した血液が流出す
ることが少な(、さらに、膜型人工肺の血液流出口より
流出し、貯血槽に流入した血液は、消泡部材を通過する
ことにより、消泡されるとともに、消泡部材の持つ圧力
損失により、消泡部材より流出する血液流はその下方よ
り緩やかに貯血槽の貯血部に流下するので、貯血部に貯
留している血液面に滴下することが少なく、滴下による
気泡の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例の膜型人工肺装置の部分破断
側面図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱交換器と、膜型人工肺と、貯血槽とを有する膜
    型人工肺装置であって、前記熱交換器は、熱交換器の下
    部に設けられた血液入口と、熱交換器の上部に設けられ
    た血液出口とを有し、前記膜型人工肺は、ハウジングと
    、ハウジングの軸方向に収納されたガス交換用中空糸膜
    の集合体と、中空糸膜の集合体の両端部を前記ハウジン
    グに液密に保持する隔壁と、前記中空糸膜の内部空間と
    連通するガス流入部およびガス流出部と、前記ハウジン
    グの軸方向の下部に設けられ、前記ハウジングの内壁と
    前記隔壁および前記中空糸膜の外壁とにより形成される
    血液室に連通し、さらに、前記熱交換器の血液出口に接
    続された血液流入口と、前記ハウジングの軸方向の上部
    に設けられ、前記血液室と連通する血液流出口とを有し
    、前記貯血槽は、前記膜型人工肺の血液流出口に接続さ
    れた血液導入口と、該血液導入口と連通する貯血部と、
    該貯血部の下部に設けられた血液排出口とを有すること
    を特徴とする膜型人工肺装置。
  2. (2)前記熱交換器は、内部に多数の熱交換用管体を収
    納しており、さらに該熱交換用管体の外側に血液が流れ
    、熱交換用管体の内部に熱交換用媒体が流れるものであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の膜型人工肺装置。
  3. (3)前記貯血槽は、透明部材により形成されている特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の膜型人工肺装
    置。
  4. (4)前記貯血槽は、前記血液導入口と前記貯血部との
    間に位置し、該血液導入口および該貯血部と連通する血
    液流入部を有している特許請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれかに記載の膜型人工肺装置。
  5. (5)前記血液流入部には、該血液流入部の血液流路を
    横切るように消泡部材が設けられている特許請求の範囲
    第4項に記載の膜型人工肺装置。
  6. (6)前記消泡部材は、ウレタンフォームにより形成さ
    れている特許請求の範囲第5項に記載の膜型人工肺装置
  7. (7)前記消泡部材は、消泡剤がコーティングされてい
    るものである特許請求の範囲第5項または第6項に記載
    の膜型人工肺装置。
  8. (8)前記消泡剤が、シリコーンである特許請求の範囲
    第7項記載の膜型人工肺装置。
  9. (9)前記貯血槽は、貯血槽の上方に設けられ、該貯血
    槽内部と外部とを連通する連通部を有している特許請求
    の範囲第1項ないし第8項のいずれかに記載の膜型人工
    肺装置。
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