JPS63209785A - 凝集加圧浮上装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、廃水処理用の凝集加圧浮上装置に係り、特に
、無機塩系の凝集剤と有機系凝集剤を用いて２段凝集さ
せる凝集加圧浮上装置に関する。

（従来の技術） 従来の凝集加圧浮上装置は、第３図に示すように、原水
を混合槽２内で無機系凝集剤と混合した後、反応槽３内
でｐＨを調整し、反応させ、凝集槽１３内で有機系高分
子凝集剤と混合し、加圧タンク５からの加圧水と混合さ
れ、凝集フロックに気泡を付着させ、浮上槽７で凝集フ
ロックを浮上させ、除去する。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記の凝集加圧浮上装置では、フロック
に気泡が付着しにくく、フロックの浮上分離が効率良く
行えないという欠点があった。

従って、本発明は、フロックへの気泡の付着率を向上さ
せ、フロ・ツクの浮上分離を効率良く行いうる、処理性
能の高い廃水処理用の凝集加圧浮上装置を提供すること
を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、有機系高分子凝集剤の添加個所を加圧タンク
に変更することによって前記の問題点を解決したもので
ある。

すなわち、本発明による廃水処理用の凝集加圧浮上装置
は、無機凝集剤混合槽、反応槽、加圧タンク及び浮上槽
より成り、該加圧タンクに有機系高分子凝集剤注入口を
設けたことを特徴とする。

本発明においては、加圧タンクを反応槽と浮上槽との間
に直列に連結するか、又は加圧タンクからの加圧水を反
応槽と浮上槽との間の連結配管に流入させる方式であっ
てもよい。すなわち、加圧後に有機系高分子凝集剤と廃
水を混合する方式或いは加圧水に有機系高分子凝集剤を
混合し、その加圧水と廃水を混合する方式であってよい
。

（作用） 加圧タンクに有機系高分子凝集剤注入口を設け、ここで
高分子凝集剤を添加することにより、気泡自体を凝集フ
ロック中に取り込むことができ、フロックに対する気泡
の付着率を高めるとともに、フロックからの気泡の離脱
を防ぎ、フロックを浮上しやすくし、処理性能を高める
。

無機系凝集剤としては、硫酸アルミニウム、硫酸鉄等、
任意の公知無機凝集剤を使用することができる。

有機高分子凝集剤としては、アルギン酸ナトリウム、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等、任意
の公知有機系高分子凝集剤を使用することができる。

（実施例） 次に、図面に示した実施例に基づいて本発明を詳述する
。

第１図は、加圧後に有機系高分子凝集剤と廃水を混合す
る方式の実施例を示す略示系統図である。

第１図において、原水は、原水供給管１より混合槽２に
流入し、無機系凝集剤と混合され、反応槽３でｐｔ＋調
整剤と混合された後、加圧ポンプ４により加圧タンク５
に流入する。９は無機系凝集剤注入個所、１０はｐＨ調
整剤注入個所を示す。

加圧タンク５には、その下方のコンプレッサ６より空気
が吹き込まれ、上部の有機系高分子凝集剤注入個所１１
から有機系高分子凝集剤が注入される。これによりフロ
ックは、気泡を取り込みながら凝集していくことになり
、従来に比べて気泡の付着率が高まり、処理効果が高く
なる。

加圧タンク５を出た混合液は、浮上槽７でフロックを浮
上分離され、処理水は流出管８より流出する。

第２図に示した装置は、加圧水に高分子凝集剤を混合し
、その加圧水と廃水を混合する方式の実施例を示す略示
系゛統図である。第２図に示した装置は、浮上槽７の処
理水の一部を加圧ポンプ４により加圧タンク５へ送り、
その途中でコンプレッサ６で空気を吹き込み、加圧タン
ク５で高分子凝集剤と混合した後、反応槽３から浮上槽
７への連結配管に加圧水導管１２を開口させた点で、第
１図の装置とは異なる。

（発明の効果） 本発明の凝集加圧浮上装置によれば、フロックへの気泡
の付着率が向上するため、フロックの浮上分離が効率良
（行われ、処理性能が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の凝集加圧浮上装置の一実施符号の説
明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）無機凝集剤混合槽、反応槽、加圧タンク及び浮上
   槽より成り、該加圧タンクに有機系高分子凝集剤注入口
   を設けたことを特徴とする凝集加圧浮上装置。