JPS63208560A - 脂肪酸アミドの連続製造法 - Google Patents

脂肪酸アミドの連続製造法

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JPS63208560A
JPS63208560A JP3883687A JP3883687A JPS63208560A JP S63208560 A JPS63208560 A JP S63208560A JP 3883687 A JP3883687 A JP 3883687A JP 3883687 A JP3883687 A JP 3883687A JP S63208560 A JPS63208560 A JP S63208560A
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JP
Japan
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reaction
fatty acid
static mixer
laminar flow
flow mixing
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JP3883687A
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English (en)
Inventor
Shigenori Fukuda
福田 栄則
Seiichi Kojima
小島 成一
Yoshihito Kadoma
義仁 門磨
Hitoshi Kobashi
小橋 仁
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成樹脂の滑剤、離型剤、顔料分散剤などとし
て用いられる脂肪酸アミドの連続製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来、脂肪酸とアミンとのアミド化反応は、常圧系のバ
ッチ式で行われており、この場合反応温度180〜22
0℃で反応時間は15〜20時間もの長時間を要してい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来のバッチ式では、高温での長い反応
時間のためにエネルギーの消費が大きく、また大きな設
備が必要で、そのうえ長時間反応による副反応や着色な
どのために品質上の問題を生じるといった欠点があった
したがって、本発明は、上記バッチ式に代わる連続方式
により、高品質の脂肪酸アミドを短時間で製造すること
を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討し
た結果、脂肪酸とアミンとのアミド化反応に際して、高
温下に層流混合をおこす静止型混合機を使用することに
より、上記反応を連続的にかつ短時間に行わせうろこと
を知り、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、脂肪酸とアミンとを、層流混合を
おこす密閉された静止型混合機内に、その一端側から導
入して加熱下に反応させ、他端側から取り出すことを特
徴とする脂肪酸アミドの連続製造法に係るものである。
〔発明の構成・作用〕
本発明においては、上述のとおり、層流混合をおこす密
閉された静止型混合機を用いることを特徴としているが
、この混合機は外部から攪拌力を与えないで混合効果を
与えるものであるため、まず第一に混合に機械力を必要
としないという利点がある。
また、第二に上記混合効果が層流混合に限定されている
ことにより、初期反応物と終期反応物との混合が防がれ
て、目的とする脂肪酸アミドを高転化率で連続的に得る
ことができる。すなわち、静止型混合機としては、ラシ
ヒリングを充填したり、反応液の流れに対してじゃま板
を取り付けるようにした混合機もあるが、この場合乱流
混合をおこして初期反応物と終期反応物とが混合するた
め、脂肪酸アミドの転化率を高めにく(、本発明の目的
を達成しがたい。
さらに、第三にこのような層流混合をおこす静止型混合
機を用いて密閉系でアミド化反応を行わせるものである
ため、反応混合物が外気と接触せず、このために高温で
反応を行っても反応生成物の着色化が防止され、またア
ミド化反応よる生成水のためにビスアミド製造時におけ
るイミダシリン誘導体の副生も防止される。そして、上
記高温による反応時間の短縮の利点もあるため、アミド
化反応による生成水を封じこめたままで反応を行っても
、高転化率、高品質の脂肪酸アミドを得ることができる
本発明において上記の如き作用効果をもたらす層流混合
をおこす密閉された静止型混合機の代表的なものとして
は、たとえば■ノリタケカンパニーリミテドのメタテイ
クミキサーがある。
このメタテイクミキサーは、円筒内が180度ねじれた
薄板で仕切られて横断面はふたつの半円になっており、
第一の薄板の仕切りが途切れたところでこれと90度ず
れて逆方向に180度ねじれた第二の薄板の仕切りが続
き、以下順次90度ずつずれて互に逆方向に180度ず
つねじれた薄板の仕切りが複数個続く構造になっている
。このために、スタテイラミキサ−中を流れる反応物は
乱流をおこすことなく、層流で混合される。
本発明において用いられる脂肪酸としては、飽和または
不飽和の脂肪酸、ヒドロキシル基置換脂肪酸などがあり
、たとえばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイン酸、ワシルイン酸、ヒドロキシ
ステアリン酸、エルカ酸、ベヘニン酸などがあげられる
また、本発明において用いられるアミンとしては、メチ
ルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、ヘキシルアミンなどの脂肪族第一アミンやジメチル
アミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミンなどの脂肪
族第二アミン、またアリルアミン、ジアリルアミンなど
の脂肪族不飽和アミン、さらに脂肪族ジアミンとしてエ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1・3−ジ
アミノプロパン、l・4−ジアミノブタンなどがあり、
芳香族ジアミンとしてメタキシレンジアミン、トリレン
ジアミン、オルトフェニレンジアミン、パラキシレンジ
アミンなどがある。
つぎに、上記の反応原料と前記の層流混合をおこす静止
型混合機を使用した本発明の脂肪酸アミドの連続製造法
につき、図面を参考にして説明する。
第1図は、本発明の反応系の概要を示したもので、図中
、lは脂肪酸の貯槽、2はアミンの貯槽、3.4は定量
ポンプ、5は予熱器、6は層流混合をおこす静止型混合
機、7は反応生成物(脂肪酸アミド)の貯槽である。
上記の静止型混合機6は、たとえば第2図に示すような
メタテイクミキサー(前出)からなり、一端側に反応原
料の導入口60と他端側に反応生成物の取り出し口61
とを有する円筒62内に、180度ねじれた薄板からな
る6個の仕切り(以下、エレメントという)638〜6
3fを有し、1かつ上記円筒62の外周に熱媒油の入口
64.出口65と連結する熱媒路66からなる加熱手段
67が付設された構造となっている。
そして、上記の各エレメント63a〜63fは、既述の
とおり、互いに逆方向にねじれたもの〔たとえば第3図
(A)、(B)の63aと63b〕が交互に90度ずつ
ずれた直角に結合されている。
つまり、たとえば第2図におけるエレメント63bは、
第3図(B)に示すエレメント63bを90度回転させ
た横から見たものなのである。
このような反応系において、まず、脂肪酸とアミンとか
らなる反応原料を、それぞれの貯槽lと2から定量ポン
プ3と4により、その一定量を連続的に予熱器5に送液
し、ここで混合するとともに予熱する。予熱温度は上記
両原料の種類によっても異なるが、通常は150〜16
0℃程度である。なお、この予熱により、上記両原料の
塩が形成されるが、かかる予熱は本発明において特に必
須の工程ではなく、省略することもできる。
つぎに、層流混合をおこす静止型混合機6の前記円筒6
2内にその導入口60から導入し、エレメント63a〜
63fによって層流混合させながら、加熱手段67によ
り加熱して、アミド化反応を行わせる。加熱温度は、原
料の種類により、適宜設定されるが、通常は160〜3
00℃程度とすればよい。このようにしてアミド化反応
を行ったのち、取り出し口61から反応生成物を連続的
に取り出し、貯槽7に貯溜する。
上記のアミド化反応において、反応原料としての脂肪酸
とアミンとは、アミノ基l当量に対して通常0.93〜
1.05カルボキシル基当量となるように、その使用量
を決めることができる。また、上記第2図に示す如きス
タテイクミキサーを用い。
る場合、密閉系内の圧力が一般に7〜30kg/cdで
、内容物の滞留時間が通常10〜30分間となるように
、反応温度や反応原料の流量などを設定するのが望まし
い。
このようにして得られる反応生成物は、脂肪酸アミドの
転化率が通常93%以上、特に好ましき態様では95%
以上となり、着色度も低く、また副生物などの不純物の
少ない高品質のものとなる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の方法によれば、前記従来のバッ
チ式とは異なり、高転化率で着色度の低い高品質の脂肪
酸アミドを連続的にかつ短時間に製造できるから、合成
樹脂の滑剤、離型剤、IIfl料分散剤などの各種用途
に利用される脂肪酸アミドの工業的製法として極めて適
している。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を記載してより具体的に説明す
る。
なお、以下の実施例では、層流混合をおこす静止型混合
機として、前記第2.3図に示す円筒内に6個のエレメ
ントを有するスタティクミキサーを使用した。その寸法
は、第2図に示されるとおりであって、円筒の内径は5
2.7m、長さは520flである。各実施例では、上
記第2図の構造のものを1基としてこれを6基直列に連
結してアミド化反応に供した。
なおまた、以下の実施例および比較例で示した転化率と
は、未反応アミンの分析値から算出したものである。
実施例1 ステアリン酸とエチレンジアミン(モル比2.04:l
)を、定量ポンプにより、両者の合計流量が201/時
間となるように、予熱器に送液し、ステアリン酸のエチ
レンジアミン塩を調製し、中和熱と予熱器の加熱により
150〜160℃に昇温した。これを熱媒油により一定
の反応温度に加熱された静止型混合器に通じて反応を行
い、反応生成物を貯槽に放出した0反応中の圧力は30
kg/cjに設定し、滞留時間は20分とした。
反応温度180℃、220℃、250℃および270℃
における反応生成物の転化率および色相をつぎの第1表
に示す。
第1表 比較例1 実施例1で用いたスタテイクミキサーのエレメントを取
り除いたものを反応装置として用い、反応温度250℃
で実施例1と同様に反応を行ったところ、反応生成物は
転化率88.1%、色相(ガ−ドナー)5であった。
比較例2 実施例1で用いたスタテイクミキサーのエレメントを取
り除き、これにラシヒリング(外径25鶴、長さ25m
m、ステンレス製)を不規則に充填したものを反応装置
として用い、反応温度250℃で実施例1と同様に反応
を行ったところ、反応生成物は転化率93.6%、色相
(ガードナー)3であった。
比較例3 実施例1で用いたスタテイクミキサーのエレメントを取
り除き、入口下部と出口上部とにそれぞれ25mmX2
5鰭のじゃま板2枚を取りつけたものを反応装置として
用い、反応温度250℃で実施例1と同様に反応を行っ
たところ、反応生成物は転化率93,4%、色相(ガー
ドナー)4であった。
実施例2 実施例1で得られた反応温度250℃の反応生成物を再
度同じ条件でスタテイグミキサ−中を通したところ、反
応生成物は転化率98.2%、色相(ガードナー)3と
なった。このように層流混合をおこす密閉された静止型
混合機中をくり返して通過させることによって、転化率
を高めることができる。
実施例3 ラウリン酸とn−ヘキシルアミン(モル比1:l)を原
料とし、かつ反応温度を160℃とした以外は、実施例
1と同様にアミド化反応を行ったところ、反応生成物は
転化率94.8%、色相(ガードナー) 3であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の反応系の概要を示す説明図、第2図は
実施例において層流混合をおこす密閉された静止型混合
機として用いたスタテイクミキサーの断面図、第3図(
A)、  (B)は上記スタテイクミキサーのエレメン
トの説明図である。 1・・・脂肪酸の貯槽、2・・・アミンの貯槽、3.4
・・・定量ポンプ、6・・・層流混合をおこす密閉され
た静止型混合機(スタテイクミキサー)、7・・・反応
生成物の貯槽、60・・・反応原料の導入口、61・・
・反応生成物の取り出し口、63a〜63r・・・18
0度ねじれた薄板からなる仕切り(層流混合をおこすた
めの手段)、67・・・加熱手段特許出願人  日本油
脂株式会社 ?51 囚 第3 t:fl (A)(B’)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脂肪酸とアミンとを、層流混合をおこす密閉され
    た静止型混合機内に、その一端側から導入して加熱下に
    反応させ、他端側から取り出すことを特徴とする脂肪酸
    アミドの連続製造法。
JP3883687A 1987-02-20 1987-02-20 脂肪酸アミドの連続製造法 Pending JPS63208560A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04235148A (ja) * 1990-12-27 1992-08-24 Kao Corp アミドの製造方法
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WO2019167655A1 (ja) * 2018-03-01 2019-09-06 株式会社カネカ ポリアミック酸製造システム及び製造方法、並びにポリイミド製造システム及び製造方法

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