JPS63207915A - 燃焼炎保炎器 - Google Patents

燃焼炎保炎器

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Publication number
JPS63207915A
JPS63207915A JP3953187A JP3953187A JPS63207915A JP S63207915 A JPS63207915 A JP S63207915A JP 3953187 A JP3953187 A JP 3953187A JP 3953187 A JP3953187 A JP 3953187A JP S63207915 A JPS63207915 A JP S63207915A
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JP
Japan
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combustion
flame stabilizer
flame
gas
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP3953187A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takagi
俊幸 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Gas Burners (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えばガスタービンの単室燃焼器に用いられる
燃焼炎保炎器に関する。
[従来の技術] ガスタービン燃焼器は、ドライボイラを除き、高空気圧
状態で連続燃焼を行ない、ボイラバーナなどに比べ、作
動範囲が広く燃焼負荷率を高くとフでいる事が特徴であ
る。特に最近では効率向上のためタービン入口温度が1
000℃程度から1300℃へと年々上昇しており、高
性能・高寿命の燃焼器が要求されている。こうした燃焼
器には次の様な特性及び性能が必要である。つまり火炎
の安定燃焼性、低スモーク燃焼、低NOx燃焼及び出口
燃焼ガスの一様な温度分布特性などである。
一般に、ガスタービン燃焼器はその形状から複室燃焼器
(ジェットエンジンや産業用ガスタービンに用いられる
多缶式燃焼器など)、単室燃焼器(主に産業用ガスター
ビンに用いられる単位式燃焼器やジェットエンジン、産
業用ガスタービンに用いられる環状式燃焼器など)に分
類される。これらの燃焼器では空燃比が30〜90程度
の均質混合気を用いて燃料希薄側可燃限界外に設計され
ているため、全体の空気を燃焼用、希釈用に配分し、内
筒(ライナ)に所要の空気流入配分を得るよう空気孔を
配置したものである。また、燃焼器内の流速は全般に火
炎伝播速度より大きく、火炎の吹消えを防ぎ、安定な保
炎を行なうため燃焼器内筒上流端に循環流領域を形成し
ている。
これらの性能及び特性を実現するために、種々の試みが
行なわれている。例えば、保炎性能を上げるためにスワ
ーラによる循環流及び旋回流の強さ、その大きさ、燃料
噴射弁との相対位置などを調整をしたり、空気噴流を衝
突させる方法や上流側にむけて空気を噴出する方法など
を採用している例もある。
また、低NOx化を計るために希釈空気を減らして燃焼
用空気量を増やし一次燃焼領域での空燃比を上げて低N
Ox化する方法や、水及び蒸気等の噴射によって燃焼温
度を下げて低NOx化する方法、白金触媒などを燃焼器
内筒内に設置して低NOx化する方法、希薄燃焼させる
ために多段燃焼を用いて低NOx化を試みる方法など多
くの試みがなされている。
一方、燃焼器出口ガス温度分布を一様にする為には希釈
空気による燃焼ガスとの攪はんが一般的であり、従来、
特に積極的な方法は見あたらない。
[発明が解決しようとする問題点] 燃焼器の安定化、燃焼ガスの低NOx化、タービン高温
部品の長寿命化等を計るために■ 燃焼器内の燃焼領域
を広くすることができる。
■ 燃焼最高温度を低減できる。
■ 出口ガス温度の均一化を図ることかできる。
ことが要求されるが、従来においては、高温腐食性:囲
気にさらされることから、十分な耐熱性、耐食を備え、
且つ上記要求特性を十分に満足する保炎器は提供されて
いなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の燃焼炎保炎器は、少なくとも表面が気相法によ
るStCである非酸化物系セラミック族の1個もしくは
複数個の格子板よりなることを特徴とする。
[作用] SiCは、 ■ 軽い材料である。
■ 常温から高温まで機械的強度が高く安定している。
■ 熱膨張が小さく熱伝導性が良いため耐久ポーリング
性に優れる。
■ 耐酸化性、耐食性が極めて大きい。
■ 硬度が高く、耐摩耗性に優れる。
などの特徴を有し、極めて重要な工業材料として注目さ
れている。とりわけ、CVD反応により生成したSiC
は極めて緻密であり、上記特性にも著しく優れるもので
ある。
本発明の保炎器は、少なくとも表面が気相法によるSi
Cで被覆された非酸化物系セラミック族であるため、耐
熱性、耐酸化性、耐食性、耐摩耗性に優れ、機械的強度
も高い上に、SiC及び非酸化物系セラミックの高熱伝
導性により、中心部の熱を効率的に外周部に伝熱し、中
心の高温火炎温度を下げ、外周の燃焼器筒内側の空気温
度を上昇させることができる。また、その格子板構造に
より、燃焼火炎に良好な乱れを与えることができる。
このため、燃焼器内の燃焼領域を広くすることができ、
低NOx化が図れ、また出口ガス温度の均一化を図るこ
とができ、燃焼効率が向上し、火炎をより安定に保持す
ることが可能とされる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
第1図は、本発明の一実施例に係る保炎器を設けた単室
燃焼室10(ガスタービン燃焼器における内筒なと)を
示す概略的な断面図である。この燃焼室10においては
、噴射弁即ちノズル1で燃焼器筒2内に噴出された燃料
は、スワーラ3により筒2の軸を中心とする空気旋回(
スワール)を与えられ、空気4との接触効率が高く維持
される。燃焼による火炎5は保炎器6により、保持され
、燃焼ガスは矢印の方向へ排出される。
本発明の保炎器6は、 ■ 表面が気相法によるSiCで被覆された非酸化物系
セラミック族の格子板 あるいは ■ 全体が気相法によるSiCで構成された格子板 である。
格子板の形態としては、一般的な格子状板の他、ハニカ
ム状格子板等のいずれの形態でも良く、保炎する火炎の
規模、必要とされる保炎性能等に応じて、その格子の開
孔率、板厚及び段数等を適宜決定する。
以下に、このような本発明の保炎器を製造する方法につ
いて説明する。
本発明の保炎器を前記■の構成とする場合においては、
まず、非酸化物系セラミックで所定形状の格子板基体を
製造する。この際、基体は目的とする格子板よりいくぶ
ん格子孔径の大きいほぼ相似形とする。非酸化物系セラ
ミックとしては、黒鉛等の炭素材料、WC,T i C
,S i C等の炭化物、3i3N+等の窒化物、その
他ケイ化物、ホウ化物、硫化物系セラミックスを用いる
ことができる。本発明においては、気相法SiC被膜と
の蒸着性の面から、SiC,5iaN+等が好ましい。
このような物質により基体を製造するには、削出し加工
により、あるいは適当なバインダによりセラミック粉を
成形して焼結する方法が採用し得る。
次いで、このようにして製造された基体にCVD反応等
の気相反応によりSiC被膜を形成する。
このSiC被膜をCVD法により形成するには、まず基
体の少なくともその表面部をCVD反応の析出温度域に
加熱する。
加熱方法は、特に限定されないが、装置構成の簡易な高
周波8導加熱炉等が有利である。その他、反応容器の外
側から加熱する外部加熱方法やレーザ加熱法等も採用可
能である。
このようにして加熱された基体の表面に、CVD反応ガ
スを供給してCVD反応させ、表面にSiCを析出させ
る。SiCの析出量は、CVD反応ガスの供給量又は加
熱時間を調節することにより容易に調整し得る。
本発明において、形成するSiC被膜の厚さは保炎器の
使用目的により適宜決定されるが、一般には10〜20
0μm程度の厚さとするのが好ましい。
また、本発明の保炎器を前記■の構成とする場合におい
ては、例えば、所望の開孔位置に凸部を有する基板を用
い、この基板の凹部にCVDSiCを析出させ、しかる
後基板を取り去ることにより容易に製造することができ
る。
このようにしてSiCを析出させた後、必要に応じて研
磨等の表面処理を施して、製品とする。
SiCは、CH3S i Cj23又は5iCIL4/
CH4等のCVD原料ガスのCVD反応により、■ 熱
分解、例えば CH3S i ClO3→S i C+3HCあるいは ■ 金属ハロゲン化物の還元、例えば SiCβ4 +CH4→S i C+4HCIlなる反
応で析出する。
その他のCVD原料ガスとしては次のものが挙げられる
■ S i H4/ CH4 ■ S i H4/ C2H4 ■ S i Hh / Cx H^ ■  S  i  Cfl 4 / CCII 4■ 
 5iCIL+/C1Ha ■  (CH3)  2  S  i  CJ22なお
、本発明において、SiC被膜はCVDの他、PVD等
の他の気相法により形成したものであっても良い。
以下、製造例について説明する。
製造例l SiC焼結体の格子状基体を、霊囲気コントロール可能
な容器に入れ、500KHzの高周波電流を流した高周
波コイルにより加熱した。基体の近傍にセットされた熱
電対により温度を検出し、加熱部の温度を1300〜1
400℃に保持した。
一方、容器内を不活性ガスにて置換した後、CH3S 
i C11sガスを容器内に導入し、基体の加熱表面部
にCHa S i CJ13ガスを供給した。
CHsSiCJ!3ガスは表面加熱部にて分解され、S
iCが析出した。析出反応を継続させた後、ガスの供給
及び加熱を停止し、次いで徐冷した。
その結果、得られた保炎器は厚さ50μmのCVD5 
i C被膜を有する格子孔径5mm、開孔率70%の格
子板であって、この保炎器をガスタービンの燃焼室に装
着して実使用したところ、安定かつ効率的な燃焼を行な
うことがで鮒ることが確認された。
[発明の効果コ 以上詳述した通り、本発明の燃焼炎保炎器は少なくとも
表面が気相法によるSiCである非酸化物系セラミック
製の格子板よりなるものであって、耐熱性、耐酸化性、
耐食性、耐摩耗性、機械的特性に優れる上に、 ■ 燃焼領域を広くして燃焼最高温度を減少することが
でき、低NOx化を図ることができる。
■ 燃焼領域に乱れを与えることができ、出口ガス温度
を均一化しやすい。
等の特長を有し、燃焼効率の向上、燃焼炎の安定化に極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る保炎器を設けた単室
燃焼室を示す概略的な断面図である。 1・・・ノズル、      2・・・燃焼室筒、3・
・・スワーラ、     4・・・空気、5・・・火炎
、       6・・・保炎器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも表面が気相法によるSiCである非酸
    化物質系セラミック製の格子板よりなることを特徴とす
    る燃焼炎保炎器。
JP3953187A 1987-02-23 1987-02-23 燃焼炎保炎器 Pending JPS63207915A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5746194A (en) * 1995-12-01 1998-05-05 Carrier Corporation Catalytic insert for NOx reduction
JP2008281329A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 General Electric Co <Ge> 水素及び合成ガス燃焼用の多孔性保炎器のための方法及びシステム

Cited By (3)

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JP2008281329A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 General Electric Co <Ge> 水素及び合成ガス燃焼用の多孔性保炎器のための方法及びシステム
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