JPS63207745A - 一段荷台式車両運搬車の荷台装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野 この発明は一段荷台式車両運搬車の荷台装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

この種の荷台装置としては、台枠上に荷台を、それぞれ
油圧シリンダーを含む前後駆動機構と傾斜駆動機構を介
して、Ｉ１η後移動と傾動が可能に設置したものが知ら
れている。この公知の荷台装置は、荷台を、まず前後駆
動機構によって後方に移動して、少なくともその後部を
台枠の後方に突出させた後、傾斜駆動機構により、後端
部が路面に接するまで傾斜させ、この状態で車両の荷台
に対する積み降ろし、即ち車両の荷台上への乗り入れま
たは荷台上からの乗り降ろしを行い、次いで傾斜駆動機
構により荷台を水平にした後、前後駆動機構を介して前
進させて、積み荷または空荷走行のための状態に戻すと
いう形で使用する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この公知の荷台装置は、荷台に対する車両の積み降ろし
の前後における荷台の前進または後進及び傾動を、車両
が荷台上に乗っている負荷状態で行うとともに、この負
荷状態には荷台が台枠の後方に片持ち梁状に突出する状
態もあるので、油圧シリンダーはもとより重役駆動機構
及び傾斜駆動機構の各部も大型のものが必要で、このた
め装置全体の重量が大きく、高価であるという問題を有
している。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明によれば、上記の問題は、台枠の後端部にテー
ルゲートの基端部を、第１の流体圧枢動機構を介して台
枠上に直立する状態と先端部が路面に接する傾斜状態と
の間を枢動可能に枢着し、かつ台枠上に荷台の前後方向
の中間から後端までの間の一部を、第２の流体圧枢動機
構を介して後端部がテールゲートの基端部に隣接しての
びる傾斜状態に枢動可能に枢着してなる一段荷台式車両
運搬車の荷台装置によって解決する。

〔作用〕

この発明の荷台装置は、第１の流体圧枢動機構を介して
、テールゲートを先端部が路面に接するまで枢動させる
一方、第２の流体圧枢動機構を介して、荷台を後端部が
テールゲートの基端部に隣接する状態で傾斜してのび、
これにより荷台の前端部からテールゲートの先端部まで
一連の傾斜面ができるように傾斜させ、この状態で車両
の荷台に対する乗り入れ、または乗り下ろしを行った後
、第１の流体圧枢動機構を介して、テールゲートを直立
状態にするとともに、第２の流体圧枢動機構を介して荷
台を水平な状態にするという形態で、車両の積み降ろし
に使用する。

〔実施例〕

この発明は例えば図示のような形で実施することができ
る。

図示した例は、後半部に後端に向かって下り勾配でのび
る傾斜部（１２）を有する台枠（車体フレーム’＞　（
１Ｇ）の後端に、テールゲート（Ｉ４）の基端部を枢着
する一方、台枠（１４）の傾斜部（１２）と非傾斜部（
水平部）との境界部に対応する前後方向の中間部に、実
質上台枠（１０）に対応して前後に水平ににのびる荷台
（１６）の前後方向の中間部を枢着し、かつテールゲー
ト（１４）の基端部近傍に、荷台（１６）の後端部近傍
に枢着した第１の枢動油圧シリンダー（２０）のピスト
ンロッド（２２）を枢着するとともに、荷台（１６）の
台枠（１０）に対する枢着部より重力の中間部に、台枠
（１０）に枢着した第２の枢動油圧シリンダー（２４）
のピストンロッド（２６）を枢着した構造からなってい
る。なお台枠（１０）の傾斜部（１２）の勾配と、枢動
により先端部を路面に接触させた際のテールゲートの勾
配はほぼ同等になるように構成しである。

この例は、油圧系の操作により、まず第１の枢動油圧シ
リンダー（２０）内の加圧油を放出させることにより、
そのピストンロッド（２２）を前進させて、テールゲー
ト（１４）を先端部が路面に接触するまで枢動させた後
、油圧ポンプユニット（図示せず）からの加圧油を第２
の枢動油圧シリンダー（２４）に供給して、そのピスト
ンロッド（２６）を前進させることにより、荷台（＋６
）を、台枠の傾斜部に対向する部分がほぼその傾斜部に
沿接してのびるように枢動傾斜させて、テールゲート（
１４）とともに実質旧一連の傾斜面を形成するようにし
、この状態で荷台（１６）に車両を乗り入れたり、また
は荷台から乗り下ろしたりする。

次いで第２の枢動油圧シリンダー（２４）内の加圧油を
放出して、そのピストンロッド（２６）を後退させるず
ことにより、荷台（＋６）を水平な状態まで戻すととも
に、第１の枢動油圧シリンダー（１４）に油圧ポンプユ
ニットからの加圧油を供給して、ピストンロッド（２２
）を後退させることによって、テールゲート（１４）を
直立状態にして、車両の積み降ろしを完了する。

この発明は台枠として全長が平坦なものを用いるととも
に、荷台の後端部を台枠の後端部に枢着するほか、第１
の枢動油圧シリンダーを図示のように荷台ではなく台枠
に枢着するなど、図示側以外の種々の態様で実施するこ
とができる。

〔発明の効果〕

この発明の荷台装置によれば、枢動時の荷台は常に枢動
をつかさどる第２の流体圧枢動機構とともに台枠に対す
る枢着部を介しても支持されるので、第２の流体圧枢動
機構にかかる荷重は負荷状態の場合でも比較的小さく、
該機構を大型化する必要はない。従って装置の重量及び
価格を低く抑えることができる。

またこの発明の荷台装置は、特に図示例のように、台枠
として、萌後方向の中間部から後端に向かって下り勾配
でのびる傾斜部を有するものを用いるとともに、この台
枠の傾斜部と非傾斜部との境界部近傍に荷台の対応部を
枢着すると、比較的小さい荷台の枢動角度で、テールゲ
ートと一連の傾斜面を形成することができるので、構造
がよりコンパクトになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る荷台装置の一実施例を備えた
車両運搬車の走行時の概略側面図、第２図は、第１図の
車両運搬車の車両の積み降ろし時の要部の概略側面図で
ある。 （１０）・・・・台枠、（１４）・・・・テールゲート
、（１６）・・・・荷台、（２０）・・・・第１の枢動
油圧シリンダー、（２４）・・・・第２の枢動油圧シリ
ンダー。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）台枠の後端部にテールゲートの基端部を、第１の
   流体圧枢動機構を介して台枠上に直立する状態と先端部
   が路面に接する傾斜状態との間を枢動可能に枢着し、か
   つ台枠上に荷台の前後方向の中間から後端までの間の一
   部を、第２の流体圧枢動機構を介して、後端部がテール
   ゲートの基端部に隣接してのびる傾斜状態に枢動可能に
   枢着してなる一段荷台式車両運搬車の荷台装置。
2. （２）台枠が、前後方向の中間部から後端に向かって下
   り勾配でのびる傾斜部を有し、かつ台枠の傾斜部と非傾
   斜部の境界部近傍に、荷台の前後方向の対応部を枢着し
   てなる、特許請求の範囲第（１）項記載の荷台装置。
3. （３）台枠の傾斜部の勾配と、テールゲートの先端部が
   路面に接する傾斜状態の勾配が実質上同等である、特許
   請求の範囲第（２）項記載の荷台装置。