JPS6320555Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願はフライ用のスライスイカを一定厚みに連
続的に切載するイカの斜め切り機に係るもので、
図に示したように、駆動ローラと遊車との間に張
架した送りベルトａに水平移動部１と垂直に近い
角度下垂移動部２を形成し、該下垂移動部２の前
面に所要の間隙を平行に保持した押えコンベヤベ
ルトｂを配設し、前記下垂移動部２の下端と押え
コンベヤベルトｂの下端は、固定枠３の、下端に
下刃４を固定した送り出し窓５にのぞかせ、固定
枠３の外面には２個の窓６，６の縁に夫々切り刃
７，７を固定してなる刃盤８を摺回自在に軸承し
た構造としたものである。

フライ用のスライスイカは大きく見せるためス
ライスする角度をなるべく尖鋭にする必要があ
る。本願は送りベルトａの水平移動部１に載せた
開きイカｃを下垂移動部２の押えベルトコンベヤ
ｂとの間に送り込むと、すべて同じ厚さに押圧さ
れながら垂直に近い角度で下方に送られ、固定枠
３の送り出し窓５から突出した時点で回転する刃
盤８の切り刃７と固定枠の下刃４の間で切截され
る。そしてこの場合垂直に近いイカと固定枠面に
接して垂直状態で回動する刃盤によつて尖鋭な角
度（20度）に切截され切断面含めてスライス片が
大きく見える。

即ち、イカは固定された両ベルトによつて一定
の厚さに圧縮され、処理された製品の重量にバラ
ツキがなく常に一定重量のスライス片が大きい表
面積に截り出される。又、刃盤の回転数を変える
ことにより製品の長さを自由にワンタツチで調節
できる。

以上の如く本願によれば、厚みと重量が一定で
切断角度鋭く表面積の大きいスライス片が長さ調
節自在に連続して切截できる効果を得たものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本願実施例で第１図は正面図、第２図は
切断状態を示す要部側面図、第３図は斜視図であ
る。 ａ……送りベルト、ｂ……押えコンベヤベル
ト、１……水平移動部、２……下垂移動部、３…
…固定枠、４……下刃、５……送り出し窓、６，
６……窓、７，７……切り刃、８……刃盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 駆動ローラと遊車との間に張架した送りベルト
   ａに水平移動部１と垂直に近い角度の下垂移動部
   ２を形成し、該下垂移動部２の前面に所要の間隙
   を平行に保持した押えコンベヤベルトｂを配設
   し、また前記下垂移動部２と押えコンベヤベルト
   ｂの前面に固定枠３を配設し、該固定枠３には前
   記下垂移動部２の下端と押えコンベヤベルトｂの
   下端前面に送り出し窓５を形成するとともに該送
   り出し窓５の下縁に下刃４を固定し、更に前記固
   定枠３の前面に摺動回転自在に軸承してなる刃盤
   ８を配設し、該刃盤８には２個の窓６，６を形成
   するとともに該窓６，６の縁に夫々切り刃７，７
   を固定してなり、前記固定枠３の下刃４と回転す
   る刃盤８の切り刃７との間で、送りベルトａと押
   えコンベヤベルトｂにより送られてきたイカを切
   截可能に形成してなることを特徴とするイカ斜め
   切り機。