JPS632047B2 - - Google Patents
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- JPS632047B2 JPS632047B2 JP6124980A JP6124980A JPS632047B2 JP S632047 B2 JPS632047 B2 JP S632047B2 JP 6124980 A JP6124980 A JP 6124980A JP 6124980 A JP6124980 A JP 6124980A JP S632047 B2 JPS632047 B2 JP S632047B2
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- signal
- flow rate
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- transmitter
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01M—TESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01M3/00—Investigating fluid-tightness of structures
- G01M3/02—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
- G01M3/26—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors
- G01M3/28—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves ; for welds
- G01M3/2807—Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by measuring rate of loss or gain of fluid, e.g. by pressure-responsive devices, by flow detectors for pipes, cables or tubes; for pipe joints or seals; for valves ; for welds for pipes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
Description
この発明は、石油輸送パイプラインの如き、流
体輸送路において、入口側流量と出口側流量の差
を計測することにより、流体の漏洩を検知する流
体漏洩検知方式に関するものである。 石油輸送パイプラインにおいて、導管系からの
石油漏洩の有無を監視することは、保安上の必要
性から重要なことであり、石油パイプライン事業
法や消防法等によつて義務付けられているほどで
ある。かかる流体漏洩検知方式としては、従来か
ら各種の方式が知られているが、この発明は、な
かでもラインバランス方式、或いは流量差方式と
称されるものの改良に関するものである。 第1図は、従来技術による流体漏洩検知方式の
構成例を示す概念図であり、第2図は、その動作
説明に必要な説明図である。 第1図を参照する。パイプライン1により、一
定流量で石油が矢印の方向に輸送されているもの
とすると、その入口側流量と出口側流量の、或る
一定時間以内の積算流量差から石油の漏洩を検知
することができる。そこで、入口側に流量発信器
2を、出口側に同じく流量発信器3を設ける。 Qiは、或る時間におけるパイプライン入口の
容積流量で、流量発信器2により計測される。
Qoは、Qiの場合と同等の時間におけるパイプラ
イン出口の容積流量で、流量発信器3により計測
される。なお流量発信器としては、タービンメー
タまたは容積式流量計を使用することができる。
パイプライン1において、石油の漏洩が無い場
合、QiはOoに等しく、石油の漏洩がある場合、
QoはQiより小さくなる。出口側容積流量Qoは、
流量発信器3からパルス信号としてテレメータ送
信機4に送られる。該送信機4は、伝送回線6を
介して入口側のテレメータ受信機5にパルス信号
を送る。そこで演算器16は、テレメータ受信機
5から与えられる出口側容積流量Qoと、流量発
信器2から与えられる入口側容積流量Qiとの比
較演算を、設定された或る周期Tの間、行ない、
QiとQoの差の総計が或る設定数値Qsより大きく
なると、漏洩有と判断してオペレータまたはコン
トロールシステムに対して警報信号や石油輸送遮
断信号を発信する。すなわち、
体輸送路において、入口側流量と出口側流量の差
を計測することにより、流体の漏洩を検知する流
体漏洩検知方式に関するものである。 石油輸送パイプラインにおいて、導管系からの
石油漏洩の有無を監視することは、保安上の必要
性から重要なことであり、石油パイプライン事業
法や消防法等によつて義務付けられているほどで
ある。かかる流体漏洩検知方式としては、従来か
ら各種の方式が知られているが、この発明は、な
かでもラインバランス方式、或いは流量差方式と
称されるものの改良に関するものである。 第1図は、従来技術による流体漏洩検知方式の
構成例を示す概念図であり、第2図は、その動作
説明に必要な説明図である。 第1図を参照する。パイプライン1により、一
定流量で石油が矢印の方向に輸送されているもの
とすると、その入口側流量と出口側流量の、或る
一定時間以内の積算流量差から石油の漏洩を検知
することができる。そこで、入口側に流量発信器
2を、出口側に同じく流量発信器3を設ける。 Qiは、或る時間におけるパイプライン入口の
容積流量で、流量発信器2により計測される。
Qoは、Qiの場合と同等の時間におけるパイプラ
イン出口の容積流量で、流量発信器3により計測
される。なお流量発信器としては、タービンメー
タまたは容積式流量計を使用することができる。
パイプライン1において、石油の漏洩が無い場
合、QiはOoに等しく、石油の漏洩がある場合、
QoはQiより小さくなる。出口側容積流量Qoは、
流量発信器3からパルス信号としてテレメータ送
信機4に送られる。該送信機4は、伝送回線6を
介して入口側のテレメータ受信機5にパルス信号
を送る。そこで演算器16は、テレメータ受信機
5から与えられる出口側容積流量Qoと、流量発
信器2から与えられる入口側容積流量Qiとの比
較演算を、設定された或る周期Tの間、行ない、
QiとQoの差の総計が或る設定数値Qsより大きく
なると、漏洩有と判断してオペレータまたはコン
トロールシステムに対して警報信号や石油輸送遮
断信号を発信する。すなわち、
【式】のとき信号が出される。
この関係を第2図に示す。
第2図において、横軸は周期T毎の時間を示し
ており、縦軸は、QiとQoの差の周期Tにおける
総計、すなわち
ており、縦軸は、QiとQoの差の周期Tにおける
総計、すなわち
【式】が示されてい
る。この総計が或る第1の設定数値Qs1を超えた
ときは、警報信号が発せられ、第2の設定数値
Qs2を超えたときは、漏洩の程度が甚だしいもの
として、遮断信号が発せられるわけである。 上述した如き従来の流体漏洩検知方式には、次
のような問題点があつた。すなわち第1図のシス
テム構成に使用されているテレメータは、流量パ
ルスをコード化せずに、そのままFS変調して伝
送するいわゆるパルス周波数式テレメータであつ
た。この方式は、回路構成が簡単で機器の価格も
比較的安く、QoとQiの同時読込みが可能である
等の利点がある反面、次のような欠点がある。 その第1は、パルス幅が1/1200秒以下の時、即
ちパルスのオン・オフ幅が等しい場合でも、600
パルス/秒を超えるパルス数の伝送は不可能とな
ることである。なぜならば、この種のテレメータ
は音声周波数帯域を使用している為、変調速度が
最大1200ビツト/秒の為である。第3図にこの関
係を示す。すなわち、第3図aは、変調速度が
1200ビツト/秒のときのパルス幅波形を示し、第
3図bは、流量パルスが600パルス/秒(但し、
オン・オフの期間比が1対1)の時のパルス幅波
形を示す。 次に、欠点の第2は、変調速度が高くなるほ
ど、伝送するパルス幅が狭くなり、かつ、本質的
にデータ伝送上の誤り検定を実施しておらぬ為、
外部ノイズの影響を防止する事が難しい点であ
る。これらのことからパルス周波数方式テレメー
タを採用する場合の流量パルス数は、パルスのオ
ン・オフ期間比等も勘案して100パルス/秒前後
以下を採用している。 このような事情により、第1図に示した如き、
パルス周波数方式のテレメータを採用した流体漏
洩検知方式は、流量パルス数が100パルス/秒を
超えるパイプラインには適用困難であるため、か
かるラインに対しては、テレメータを用いない
で、その代りにストアードプログラム方式の演算
装置(いわゆるコンピユータ)を用いた漏洩検知
方式が考えられている。 第4図は、かかるコンピユータを用いた流体漏
洩検知方式の構成例を示すブロツク図である。同
図において、全体制御部7A、メモリ8A、通信
制御部9A、パルスカウンタ10A、出力部11
A、警報表示器12はパイプラインの入口側に設
置されたものであり、全体制御部7B、メモリ8
B、通信制御部9B、パルスカウンタ10Bは出
口側に設置されたものである。13はパイプライ
ン入口側と出口側の間で情報を交換するのに用い
られる通信回線である。 次に動作を説明する。出口側流量パルスQoは、
パルスカウンタ10Bに入力されてカウントさ
れ、制御部7Bにより、時間周期T毎に、その間
における流量パルスの総計
ときは、警報信号が発せられ、第2の設定数値
Qs2を超えたときは、漏洩の程度が甚だしいもの
として、遮断信号が発せられるわけである。 上述した如き従来の流体漏洩検知方式には、次
のような問題点があつた。すなわち第1図のシス
テム構成に使用されているテレメータは、流量パ
ルスをコード化せずに、そのままFS変調して伝
送するいわゆるパルス周波数式テレメータであつ
た。この方式は、回路構成が簡単で機器の価格も
比較的安く、QoとQiの同時読込みが可能である
等の利点がある反面、次のような欠点がある。 その第1は、パルス幅が1/1200秒以下の時、即
ちパルスのオン・オフ幅が等しい場合でも、600
パルス/秒を超えるパルス数の伝送は不可能とな
ることである。なぜならば、この種のテレメータ
は音声周波数帯域を使用している為、変調速度が
最大1200ビツト/秒の為である。第3図にこの関
係を示す。すなわち、第3図aは、変調速度が
1200ビツト/秒のときのパルス幅波形を示し、第
3図bは、流量パルスが600パルス/秒(但し、
オン・オフの期間比が1対1)の時のパルス幅波
形を示す。 次に、欠点の第2は、変調速度が高くなるほ
ど、伝送するパルス幅が狭くなり、かつ、本質的
にデータ伝送上の誤り検定を実施しておらぬ為、
外部ノイズの影響を防止する事が難しい点であ
る。これらのことからパルス周波数方式テレメー
タを採用する場合の流量パルス数は、パルスのオ
ン・オフ期間比等も勘案して100パルス/秒前後
以下を採用している。 このような事情により、第1図に示した如き、
パルス周波数方式のテレメータを採用した流体漏
洩検知方式は、流量パルス数が100パルス/秒を
超えるパイプラインには適用困難であるため、か
かるラインに対しては、テレメータを用いない
で、その代りにストアードプログラム方式の演算
装置(いわゆるコンピユータ)を用いた漏洩検知
方式が考えられている。 第4図は、かかるコンピユータを用いた流体漏
洩検知方式の構成例を示すブロツク図である。同
図において、全体制御部7A、メモリ8A、通信
制御部9A、パルスカウンタ10A、出力部11
A、警報表示器12はパイプラインの入口側に設
置されたものであり、全体制御部7B、メモリ8
B、通信制御部9B、パルスカウンタ10Bは出
口側に設置されたものである。13はパイプライ
ン入口側と出口側の間で情報を交換するのに用い
られる通信回線である。 次に動作を説明する。出口側流量パルスQoは、
パルスカウンタ10Bに入力されてカウントさ
れ、制御部7Bにより、時間周期T毎に、その間
における流量パルスの総計
【式】がまとめ
られてデータとしてメモリ8Bに格納される。こ
のデータは、入口側制御部7Aの指令により、通
信制御部9Bから通信回線13を介して入口側の
通信制御部9Aに伝送され、メモリ8Aに格納さ
れる。一方、入口側流量Qiは、パルスカウンタ
10Aに入力されカウントされて、制御部7Aに
より、時間周期T毎に、その間における流量パル
スの総計
のデータは、入口側制御部7Aの指令により、通
信制御部9Bから通信回線13を介して入口側の
通信制御部9Aに伝送され、メモリ8Aに格納さ
れる。一方、入口側流量Qiは、パルスカウンタ
10Aに入力されカウントされて、制御部7Aに
より、時間周期T毎に、その間における流量パル
スの総計
【式】がまとめられて、データと
してメモリ8Aに格納される。同時に制御部7A
の指令により、メモリ8Aにおいて、
の指令により、メモリ8Aにおいて、
【式】の演算を行ない、その結果
が或る設定値Qsより大きいとき、出力部11よ
り警報表示器12に警報信号を出力する。 かかるコンピユータを用いた流体漏洩検知方式
には次のような欠点がある。その第1は、入口側
流量パルスQiをカウントする時間周期と出口側
流量パルスQoをカウントする時間周期が同じ時
間周期Tであつても、入口側と出口側では制御部
が異なるため、両時間周期の位相を一致させて同
期をとることが困難な点である。この関係を第5
図に示す。 第5図は、入口側流量パルス信号Qiのカウン
ト時間周期Tと出口側流量パルス信号Qoのそれ
とが同期している場合の信号タイミング図であ
り、第5A図は、両者間に位相のずれΔTが存在
する場合の信号タイミング図である。 第5図に示すように、完全に同期させる必要は
必ずしもないが、第5A図にみられる如き、位相
のずれΔTが、ストアードプログラム方式の演算
装置の場合、数値的に把握できないため、流量差
演算を行なう場合、問題を生じることがある。 欠点の第2は、コンピユータを用いるため、そ
れが流体漏洩検知のためにのみ設置されるとした
ら、流体漏洩検知方式のコストが非常に高いもの
につくという点である。 この発明は、上述の如き、従来方式の欠点を除
去するためになされたものであり、従つてこの発
明の目的は、流量パルス数が100パルス/秒を超
えるパイプラインに対しても適用でき、しかも高
精度に漏洩検知を行なうことができると共に、コ
ストの低廉な流体漏洩検知方式を提供することに
ある。 この発明の構成の要点は、流量パルス発信器
と、該パルスを一定周期でカウントしてはリセツ
トされる計数回路と、該計数値をデータとして読
み込むメモリ回路と、計数回路のカウント開始、
リセツトおよびメモリ回路へのデータ読み込みを
制御する制御部とを流体輸送路の入口側と出口側
の双方に設け、また入口側と出口側の何れか一方
に、メモリ回路からデータを読み出しコード化し
て時分割的に送信する信号伝送機を、他方に、送
信されてきたコードを受信・解読しデータとして
記憶する信号受信機と演算回路を設け、送信機側
および受信機側において前記メモリ回路への同時
読み込みを行ない、受信機側では、信号受信機か
らの制御信号により制御部を介して、受信計数値
データと自側の計数値データとの差を該演算回路
において演算するように構成した点にある。 次に図を参照してこの発明の実施例を詳しく説
明する。 第6図は、この発明の一実施例を示すブロツク
図である。同図において、パイプライン1の入口
側には、入口側流量発信器2、計数回路14、信
号受信器17、演算回路16、警報表示器12が
設置されている。また出口側には、出口側流量発
信器3、計数回路15、信号送信器18が設置さ
れている。13は、入口側の信号受信器17と出
口側の信号送信器18とを結ぶ通信回線である。 入口側流量発信器2と出口側流量発信器3は、
それぞれ単位流量を計測する毎に単位パルスを出
力する。入口側において、発信器2から単位時間
に出力されるパルス数をQiとし、出口側におい
て発信器3から単位時間に出力されるパルス数を
Qoとする。出口側では、計数回路15によりパ
ルス数Qoをカウントし、その計数値を信号送信
器18から通信回線13を介して入口側の信号受
信器17に送信してくる。一方、入口側の計数回
路14は、パルス数Qiをカウントし、その計数
値を演算回路16に送る。パイプライン1に、一
定流量の流体を流しておけば、演算回路16にお
いて、入口側パルス数の計数値と、信号受信器1
7から得られる出口側パルス数の計数値との差を
求めることにより漏洩の有無を知ることができ、
漏洩有のときは警報表示器12を作動させる。 第7図は、第6図の出口側における諸回路の詳
細ブロツク図である。同図において、計数回路1
5は、制御部151、パルスカウンタ152、入
力ゲート回路153、バツフアレジスタ154か
ら構成されている。パルスカウンタ152は、出
口側流量発信器3からの出力パルスQoを、制御
部151からリセツト信号がくるまでの時間
(この時間をTとする)計数する。従つてパルス
カウンタ152による計数値は、リセツト直前に
おいて、
り警報表示器12に警報信号を出力する。 かかるコンピユータを用いた流体漏洩検知方式
には次のような欠点がある。その第1は、入口側
流量パルスQiをカウントする時間周期と出口側
流量パルスQoをカウントする時間周期が同じ時
間周期Tであつても、入口側と出口側では制御部
が異なるため、両時間周期の位相を一致させて同
期をとることが困難な点である。この関係を第5
図に示す。 第5図は、入口側流量パルス信号Qiのカウン
ト時間周期Tと出口側流量パルス信号Qoのそれ
とが同期している場合の信号タイミング図であ
り、第5A図は、両者間に位相のずれΔTが存在
する場合の信号タイミング図である。 第5図に示すように、完全に同期させる必要は
必ずしもないが、第5A図にみられる如き、位相
のずれΔTが、ストアードプログラム方式の演算
装置の場合、数値的に把握できないため、流量差
演算を行なう場合、問題を生じることがある。 欠点の第2は、コンピユータを用いるため、そ
れが流体漏洩検知のためにのみ設置されるとした
ら、流体漏洩検知方式のコストが非常に高いもの
につくという点である。 この発明は、上述の如き、従来方式の欠点を除
去するためになされたものであり、従つてこの発
明の目的は、流量パルス数が100パルス/秒を超
えるパイプラインに対しても適用でき、しかも高
精度に漏洩検知を行なうことができると共に、コ
ストの低廉な流体漏洩検知方式を提供することに
ある。 この発明の構成の要点は、流量パルス発信器
と、該パルスを一定周期でカウントしてはリセツ
トされる計数回路と、該計数値をデータとして読
み込むメモリ回路と、計数回路のカウント開始、
リセツトおよびメモリ回路へのデータ読み込みを
制御する制御部とを流体輸送路の入口側と出口側
の双方に設け、また入口側と出口側の何れか一方
に、メモリ回路からデータを読み出しコード化し
て時分割的に送信する信号伝送機を、他方に、送
信されてきたコードを受信・解読しデータとして
記憶する信号受信機と演算回路を設け、送信機側
および受信機側において前記メモリ回路への同時
読み込みを行ない、受信機側では、信号受信機か
らの制御信号により制御部を介して、受信計数値
データと自側の計数値データとの差を該演算回路
において演算するように構成した点にある。 次に図を参照してこの発明の実施例を詳しく説
明する。 第6図は、この発明の一実施例を示すブロツク
図である。同図において、パイプライン1の入口
側には、入口側流量発信器2、計数回路14、信
号受信器17、演算回路16、警報表示器12が
設置されている。また出口側には、出口側流量発
信器3、計数回路15、信号送信器18が設置さ
れている。13は、入口側の信号受信器17と出
口側の信号送信器18とを結ぶ通信回線である。 入口側流量発信器2と出口側流量発信器3は、
それぞれ単位流量を計測する毎に単位パルスを出
力する。入口側において、発信器2から単位時間
に出力されるパルス数をQiとし、出口側におい
て発信器3から単位時間に出力されるパルス数を
Qoとする。出口側では、計数回路15によりパ
ルス数Qoをカウントし、その計数値を信号送信
器18から通信回線13を介して入口側の信号受
信器17に送信してくる。一方、入口側の計数回
路14は、パルス数Qiをカウントし、その計数
値を演算回路16に送る。パイプライン1に、一
定流量の流体を流しておけば、演算回路16にお
いて、入口側パルス数の計数値と、信号受信器1
7から得られる出口側パルス数の計数値との差を
求めることにより漏洩の有無を知ることができ、
漏洩有のときは警報表示器12を作動させる。 第7図は、第6図の出口側における諸回路の詳
細ブロツク図である。同図において、計数回路1
5は、制御部151、パルスカウンタ152、入
力ゲート回路153、バツフアレジスタ154か
ら構成されている。パルスカウンタ152は、出
口側流量発信器3からの出力パルスQoを、制御
部151からリセツト信号がくるまでの時間
(この時間をTとする)計数する。従つてパルス
カウンタ152による計数値は、リセツト直前に
おいて、
【式】で表わされる。すなわちパル
スカウンタ152は、制御部151の制御のもと
に、T時間毎にリセツトされながら出力パルス
Qoを計数している。 バツフアレジスタ154は、制御部151から
のオン・オフ指令によつて入力ゲート回路15
3がオンになつたとき、パルスカウンタ152の
計数値
に、T時間毎にリセツトされながら出力パルス
Qoを計数している。 バツフアレジスタ154は、制御部151から
のオン・オフ指令によつて入力ゲート回路15
3がオンになつたとき、パルスカウンタ152の
計数値
【式】を入力されて一時記憶する。
制御部151は、信号送信器18からの制御信号
を受け、それに基づき入力ゲート回路153を
オンし、しかるのちパルスカウンタ152にリセ
ツト信号を出力する。 信号送信器18は、送信制御部181、入力ゲ
ート回路182、送信部183、から構成されて
いる。入力ゲート回路182は、計数回路15か
らのデータ(計数値
を受け、それに基づき入力ゲート回路153を
オンし、しかるのちパルスカウンタ152にリセ
ツト信号を出力する。 信号送信器18は、送信制御部181、入力ゲ
ート回路182、送信部183、から構成されて
いる。入力ゲート回路182は、計数回路15か
らのデータ(計数値
【式】)や、その他図示
せざるデータ源からのデータを、送信制御部18
1の指令により、順次、送信部183へ出力す
る。送信制御部181は、入力ゲート回路182
からのデータを、順次サイクリツクに、例えば第
8図に示す如き伝送フオーマツトにて、送信部1
83から通信回線13を介して信号受信器17へ
向け送出する。 第8図は、データの伝送フオーマツトを示す説
明図である。同図において、aはフレーム構成
を、bは同期ワードの構成を、cは情報ワードの
構成を、それぞれ示している。すなわち、信号送
信器18から送出されるデータは、フレーム同期
方式をとつており、すべてデイジタル化(コード
化)され、時間的に順番に分割され、しかも周期
的(サイクリツク)に伝送される。情報ワードの
構成において、数値情報は12ビツト構成で表現さ
れ、2進化10進符号3桁である。そのほかサイン
ビツト、フラグビツト、パリテイビツトの各1ビ
ツト、合計15ビツトを2回連送して30ビツトで1
ワードを構成している。誤り検定は、1ワード内
での2回連送照合とパリテイ検定との組合せによ
りなされている。2回連送照合における2回目の
情報ビツトは、2元状態(1,0の状態)を反転
させて行なつている。 第7図に戻り、送信制御部181は、第8図の
フレーム構成において同期ワードが送信部183
から送出される直前(或いは情報ワード#Kの送
信が完了した時点)に、計数回路15へ制御信号
を出力する機能を有しているものとする。 第9図は、第6図の入口側における諸回路の詳
細ブロツク図である。同図において、計数回路1
4は、パルスカウンタ141で構成され、入口側
流量発信器2からの入力パルスQiを、演算回路
16からのリセツト信号ハがくるまでの時間Tだ
け計数する。従つてパルスカウンタ141による
計数値は、リセツト直前において、
1の指令により、順次、送信部183へ出力す
る。送信制御部181は、入力ゲート回路182
からのデータを、順次サイクリツクに、例えば第
8図に示す如き伝送フオーマツトにて、送信部1
83から通信回線13を介して信号受信器17へ
向け送出する。 第8図は、データの伝送フオーマツトを示す説
明図である。同図において、aはフレーム構成
を、bは同期ワードの構成を、cは情報ワードの
構成を、それぞれ示している。すなわち、信号送
信器18から送出されるデータは、フレーム同期
方式をとつており、すべてデイジタル化(コード
化)され、時間的に順番に分割され、しかも周期
的(サイクリツク)に伝送される。情報ワードの
構成において、数値情報は12ビツト構成で表現さ
れ、2進化10進符号3桁である。そのほかサイン
ビツト、フラグビツト、パリテイビツトの各1ビ
ツト、合計15ビツトを2回連送して30ビツトで1
ワードを構成している。誤り検定は、1ワード内
での2回連送照合とパリテイ検定との組合せによ
りなされている。2回連送照合における2回目の
情報ビツトは、2元状態(1,0の状態)を反転
させて行なつている。 第7図に戻り、送信制御部181は、第8図の
フレーム構成において同期ワードが送信部183
から送出される直前(或いは情報ワード#Kの送
信が完了した時点)に、計数回路15へ制御信号
を出力する機能を有しているものとする。 第9図は、第6図の入口側における諸回路の詳
細ブロツク図である。同図において、計数回路1
4は、パルスカウンタ141で構成され、入口側
流量発信器2からの入力パルスQiを、演算回路
16からのリセツト信号ハがくるまでの時間Tだ
け計数する。従つてパルスカウンタ141による
計数値は、リセツト直前において、
【式】で
表わされる。パルスカウンタ141は、演算回路
16の制御のもとに、T時間毎にリセツトされな
がら出力パルスQiを計数している。 信号受信器17は、受信制御部171、受信部
172、出力メモリ173から構成されている。
受信部172は、通信回線13を介して伝送され
てきたデータ(その伝送フオーマツトは第8図に
示した通り)を受信し、受信制御部171の指令
により、該データを所定の出力メモリ173へ出
力する。例えば、通信回線13を介して送られて
きたデータ(計数値
16の制御のもとに、T時間毎にリセツトされな
がら出力パルスQiを計数している。 信号受信器17は、受信制御部171、受信部
172、出力メモリ173から構成されている。
受信部172は、通信回線13を介して伝送され
てきたデータ(その伝送フオーマツトは第8図に
示した通り)を受信し、受信制御部171の指令
により、該データを所定の出力メモリ173へ出
力する。例えば、通信回線13を介して送られて
きたデータ(計数値
【式】)が第8図のフオ
ーマツトにおける#1情報ワードに相当するとき
は、該ワードを記憶する特定の#1メモリ(出力
メモリ173を構成する複数個のメモリのうちの
一つ)へ送出するという具合である。このよう
に、受信制御部171は、第8図に示す如き伝送
フオーマツトをもつ信号を受信し、各情報ワード
を所定の出力メモリに分配する機能をもつほか、
演算回路16に対し、出力メモリ173からのデ
ータ読込みを要求する読込要求指令イを出力する
機能を有している。 演算回路16は、制御部161、入力ゲート回
路162A,162B、バツフアレジスタ163
A,163B、減算器164、出力部165から
構成されている。そして受信制御部171からの
読込要求指令イを受けると制御部161は、ゲー
ト開指令ロ,ニを送出して入力ゲート回路162
A,162Bをオンにし、計数回路14における
計数値
は、該ワードを記憶する特定の#1メモリ(出力
メモリ173を構成する複数個のメモリのうちの
一つ)へ送出するという具合である。このよう
に、受信制御部171は、第8図に示す如き伝送
フオーマツトをもつ信号を受信し、各情報ワード
を所定の出力メモリに分配する機能をもつほか、
演算回路16に対し、出力メモリ173からのデ
ータ読込みを要求する読込要求指令イを出力する
機能を有している。 演算回路16は、制御部161、入力ゲート回
路162A,162B、バツフアレジスタ163
A,163B、減算器164、出力部165から
構成されている。そして受信制御部171からの
読込要求指令イを受けると制御部161は、ゲー
ト開指令ロ,ニを送出して入力ゲート回路162
A,162Bをオンにし、計数回路14における
計数値
【式】と、出力メモリ173に記憶さ
れているデータ
【式】とをバツフアレジスタ
163A,163Bへそれぞれ読み込む。バツフ
アレジスタ163Aへの読み込みが完了すると、
制御部161は、計数回路14へ、読込完了信号
としてリセツト信号ハを出力する。 減算器164では、バツフアレジスタ163
A,163Bへの読込みが完了すると次の式(1)の
演算を行なう。 但し、Qsは或る設定値である。この演算結果
が、零を超えたとき、出力部165から警報表示
器12へ警報信号を出力する。 なおパイプライン1の入口側におけるパルス
Qiの計数時間と出力側におけるパルスQoの計数
時間の同期化を図る問題について、次に説明す
る。 信号送信器から信号を送信する場合、第8図に
示した如き伝送フオーマツトで送信するのは、情
報伝送方式が時分割多重化によるサイクリツク伝
送方式であつて、同期方式がフレーム同期方式を
とつているからである。このような情報伝送方式
においては、送信器側で並列(コード)信号を直
列信号(パルス列信号)に変換して1ビツトずつ
送り出し、受信器側では、受信した直列信号を並
列(コード)信号に変換しており、受信器側から
みると、直列信号を並列信号に変換するまで、デ
ータとして解読できない。 第10図は、送信器側で送信する信号のタイミ
ングaと、受信器側でそれを受信しデータとして
解読可能になるタイミングbとの関係を示すタイ
ミング比較図である。この場合、丁度、1ワード
分のずれ(遅れ)があることが認められるであろ
う(但し、この種の信号送信器、受信器の1フレ
ーム中の1ワードのビツト数はすべて同一として
いる。) 従つて、パイプライン入口側に設置された計数
回路(第9図の14)の計数値読み込みタイミン
グと出口側計数回路(第7図の15)の計数値読
み込みタイミングを同期化するには次のようにす
るとよい。すなわち第10図においてみられるよ
うに、情報ワードが4個(#1〜#4)のとき、
出口側のデータ
アレジスタ163Aへの読み込みが完了すると、
制御部161は、計数回路14へ、読込完了信号
としてリセツト信号ハを出力する。 減算器164では、バツフアレジスタ163
A,163Bへの読込みが完了すると次の式(1)の
演算を行なう。 但し、Qsは或る設定値である。この演算結果
が、零を超えたとき、出力部165から警報表示
器12へ警報信号を出力する。 なおパイプライン1の入口側におけるパルス
Qiの計数時間と出力側におけるパルスQoの計数
時間の同期化を図る問題について、次に説明す
る。 信号送信器から信号を送信する場合、第8図に
示した如き伝送フオーマツトで送信するのは、情
報伝送方式が時分割多重化によるサイクリツク伝
送方式であつて、同期方式がフレーム同期方式を
とつているからである。このような情報伝送方式
においては、送信器側で並列(コード)信号を直
列信号(パルス列信号)に変換して1ビツトずつ
送り出し、受信器側では、受信した直列信号を並
列(コード)信号に変換しており、受信器側から
みると、直列信号を並列信号に変換するまで、デ
ータとして解読できない。 第10図は、送信器側で送信する信号のタイミ
ングaと、受信器側でそれを受信しデータとして
解読可能になるタイミングbとの関係を示すタイ
ミング比較図である。この場合、丁度、1ワード
分のずれ(遅れ)があることが認められるであろ
う(但し、この種の信号送信器、受信器の1フレ
ーム中の1ワードのビツト数はすべて同一として
いる。) 従つて、パイプライン入口側に設置された計数
回路(第9図の14)の計数値読み込みタイミン
グと出口側計数回路(第7図の15)の計数値読
み込みタイミングを同期化するには次のようにす
るとよい。すなわち第10図においてみられるよ
うに、情報ワードが4個(#1〜#4)のとき、
出口側のデータ
【式】を#1情報ワードに載
せ、他の情報ワードには、今この説明とは全く関
係のない他のデータを載せたとすると、パイプラ
イン出口側の送信器(第7図15)では、同期ワ
ードの出力直前または#4情報ワードの出力直後
に、送信制御部181から制御部151へ制御信
号を送つて、出口側データ
係のない他のデータを載せたとすると、パイプラ
イン出口側の送信器(第7図15)では、同期ワ
ードの出力直前または#4情報ワードの出力直後
に、送信制御部181から制御部151へ制御信
号を送つて、出口側データ
【式】の読み込
みを行ない、入口側の受信器(第9図17)で
は、#3情報ワードの出力直後に、受信制御部1
71から制御部161へ読込要求信号イを送出
し、この読込要求信号イと同時にゲート開指令ニ
を送出してバツフアレジスタ163Aへのデータ
読み込みを行ない、バツフアレジスタ163Bへ
のデータの読込みは#1情報ワードの送信が終了
した時点においてゲート開指令ロを送出して行な
うとよい。 なお、ただ今の例では出口側データ
は、#3情報ワードの出力直後に、受信制御部1
71から制御部161へ読込要求信号イを送出
し、この読込要求信号イと同時にゲート開指令ニ
を送出してバツフアレジスタ163Aへのデータ
読み込みを行ない、バツフアレジスタ163Bへ
のデータの読込みは#1情報ワードの送信が終了
した時点においてゲート開指令ロを送出して行な
うとよい。 なお、ただ今の例では出口側データ
【式】
を#1情報ワードに載せたが、他の情報ワードに
載せてもよい。今、#2情報ワードに載せたとす
ると、第10図において、制御信号は同期ワー
ドの直後に、また読込要求信号イは、#4情報ワ
ードの直後にくることが理解されるであろう。 第10図は、同期方式がフレーム同期方式をと
つている場合の図であつたが、このほか、同期ワ
ードがなく、各ワード毎に同期信号ビツトをもつ
ている調歩同期方式が知られている。この方式の
場合にも、ほゞ同じ考え方によつて、パイプライ
ンの入口側、出口側における各計数回路の計数値
読み込みタイミングの同期化を図ることができ
る。 第11図は、調歩同期方式による信号伝送フオ
ーマツトの一例を示す図である。 第12図は、調歩同期方式による場合の、第1
0図と同様なタイミング比較図であり、データ
載せてもよい。今、#2情報ワードに載せたとす
ると、第10図において、制御信号は同期ワー
ドの直後に、また読込要求信号イは、#4情報ワ
ードの直後にくることが理解されるであろう。 第10図は、同期方式がフレーム同期方式をと
つている場合の図であつたが、このほか、同期ワ
ードがなく、各ワード毎に同期信号ビツトをもつ
ている調歩同期方式が知られている。この方式の
場合にも、ほゞ同じ考え方によつて、パイプライ
ンの入口側、出口側における各計数回路の計数値
読み込みタイミングの同期化を図ることができ
る。 第11図は、調歩同期方式による信号伝送フオ
ーマツトの一例を示す図である。 第12図は、調歩同期方式による場合の、第1
0図と同様なタイミング比較図であり、データ
【式】は#1情報ワードに載せてある。また
斜線領域はフレーム間隔を示す。
なお第7図に関する説明において、パルスカウ
ンタ152が出力パルスQoを計数し、リセツト
されるまでの時間Tは制御部151が制御すると
説明したが、この方法に従うと、時間Tは、送信
器18の信号伝送周期に固定されることになる。
システムによつては、前記時間Tを任意に選択し
たいときがある。このような要求に対しては、計
数回路15の制御部151が時間Tを制御し、入
力ゲート回路153をそれによつてオンにすると
同時に、送信制御部181へスタート指令を送出
する方式とすることもできる。この場合、送信制
御部181は、スタート指令を受けて入力ゲート
回路182をオンし、第8図に示した伝送フオー
マツト信号を1フレーム分のみ伝送する。入力ゲ
ート回路153は、パルスカウンタ152の計数
値がバツフアレジスタ154に読み込まれたなら
ば、直ちに制御部151からの指令によりオフに
転じ、またパルスカウンタ152へは制御部15
1からリセツト信号が送られる。さらにまた、第
7図は、パイプライン出力側の諸回路、第9図
は、パイプライン入口側の諸回路と説明してきた
が、第7図をパイプライン入口側の諸回路に、第
9図をパイプライン出口側の諸回路に入れ替えて
も、この発明の機能は変わらない。 以上説明したとおりであり、この発明によれ
ば、パイプライン出口側に設置された信号送信器
からの情報ワードの送信完了(信号受信部からみ
ると受信完了)をパイプライン入口側に設置され
た信号受信器で検出し、その受信完了信号を読込
指令として利用し演算回路の入力ゲートのオン・
オフに使うように構成した為、パイプライン入口
側流量積算時間とパイプライン出口側流量積算時
間の同期がとれることとなつた。その結果、単位
流量毎に出力する単位パルス数に伝送上からの制
限が無くなり、パイプラインの流量差方式による
漏洩検知において今迄より微少な漏洩の検出が可
能となつた。又、システムとしてのコストも安く
なつた。 この発明は、石油パイプラインの他、液体状の
各種化学製品パイプラインの漏洩検知システムに
も適用できる。又、相互に離れた2ケ所間のデー
タの同時性が必要なシステムに、安価なコストで
適用できる。
ンタ152が出力パルスQoを計数し、リセツト
されるまでの時間Tは制御部151が制御すると
説明したが、この方法に従うと、時間Tは、送信
器18の信号伝送周期に固定されることになる。
システムによつては、前記時間Tを任意に選択し
たいときがある。このような要求に対しては、計
数回路15の制御部151が時間Tを制御し、入
力ゲート回路153をそれによつてオンにすると
同時に、送信制御部181へスタート指令を送出
する方式とすることもできる。この場合、送信制
御部181は、スタート指令を受けて入力ゲート
回路182をオンし、第8図に示した伝送フオー
マツト信号を1フレーム分のみ伝送する。入力ゲ
ート回路153は、パルスカウンタ152の計数
値がバツフアレジスタ154に読み込まれたなら
ば、直ちに制御部151からの指令によりオフに
転じ、またパルスカウンタ152へは制御部15
1からリセツト信号が送られる。さらにまた、第
7図は、パイプライン出力側の諸回路、第9図
は、パイプライン入口側の諸回路と説明してきた
が、第7図をパイプライン入口側の諸回路に、第
9図をパイプライン出口側の諸回路に入れ替えて
も、この発明の機能は変わらない。 以上説明したとおりであり、この発明によれ
ば、パイプライン出口側に設置された信号送信器
からの情報ワードの送信完了(信号受信部からみ
ると受信完了)をパイプライン入口側に設置され
た信号受信器で検出し、その受信完了信号を読込
指令として利用し演算回路の入力ゲートのオン・
オフに使うように構成した為、パイプライン入口
側流量積算時間とパイプライン出口側流量積算時
間の同期がとれることとなつた。その結果、単位
流量毎に出力する単位パルス数に伝送上からの制
限が無くなり、パイプラインの流量差方式による
漏洩検知において今迄より微少な漏洩の検出が可
能となつた。又、システムとしてのコストも安く
なつた。 この発明は、石油パイプラインの他、液体状の
各種化学製品パイプラインの漏洩検知システムに
も適用できる。又、相互に離れた2ケ所間のデー
タの同時性が必要なシステムに、安価なコストで
適用できる。
第1図は、従来技術による流体漏洩検知方式の
構成例を示す概念図、第2図は、その動作説明に
必要な説明図、第3図aは、変調速度が1200ビツ
ト/秒のときのパルス幅波形図、第3図bは、流
量パルスが600パルス/秒のときのパルス幅波形
図、第4図は、コンピユータを用いた従来の流体
漏洩検知方式の構成例を示すブロツク図、第5図
は、入口側流量パルス信号Qiのカウント時間周
期Tと出口側流量パルス信号Qoのそれとが同期
している場合の信号タイミング図、第5A図は、
同期しないで位相のずれΔTが存在する場合の信
号タイミング図、第6図は、この発明の一実施例
を示すブロツク図、第7図は、第6図の出口側に
おける諸回路の詳細ブロツク図、第8図は、デー
タの伝送フオーマツトを示す図、第9図は、第6
図の入口側における諸回路の詳細ブロツク図、第
10図は、送信側と受信側における各信号タイミ
ングの比較図、第11図は、調歩同期方式による
場合の伝送フオーマツトを示す図、第12図は、
調歩同期方式による場合の、第10図と同様なタ
イミング比較図、である。 図において、1はパイプライン、2は入口側流
量発信器、3は出口側流量発信器、4はテレメー
タ送信機、5は同受信機、6は伝送回線、7は制
御部、8はメモリ、9は通信制御部、10はパル
スカウンタ、11は出力部、12は警報表示器、
13は通信回線、14は入口側計数回路、15は
出口側計数回路、16は演算回路、17は信号受
信器、18は信号送信器、181は送信制御部、
182は入力ゲート回路、183は送信部、15
1は制御部、152はパルスカウンタ、153は
入力ゲート回路、154はバツフアレジスタ、1
41はパルスカウンタ、161は制御部、162
は入力ゲート、163はバツフアレジスタ、16
4は減算器、165は出力部、171は受信制御
部、172は受信部、173は出力メモリ、を示
す。
構成例を示す概念図、第2図は、その動作説明に
必要な説明図、第3図aは、変調速度が1200ビツ
ト/秒のときのパルス幅波形図、第3図bは、流
量パルスが600パルス/秒のときのパルス幅波形
図、第4図は、コンピユータを用いた従来の流体
漏洩検知方式の構成例を示すブロツク図、第5図
は、入口側流量パルス信号Qiのカウント時間周
期Tと出口側流量パルス信号Qoのそれとが同期
している場合の信号タイミング図、第5A図は、
同期しないで位相のずれΔTが存在する場合の信
号タイミング図、第6図は、この発明の一実施例
を示すブロツク図、第7図は、第6図の出口側に
おける諸回路の詳細ブロツク図、第8図は、デー
タの伝送フオーマツトを示す図、第9図は、第6
図の入口側における諸回路の詳細ブロツク図、第
10図は、送信側と受信側における各信号タイミ
ングの比較図、第11図は、調歩同期方式による
場合の伝送フオーマツトを示す図、第12図は、
調歩同期方式による場合の、第10図と同様なタ
イミング比較図、である。 図において、1はパイプライン、2は入口側流
量発信器、3は出口側流量発信器、4はテレメー
タ送信機、5は同受信機、6は伝送回線、7は制
御部、8はメモリ、9は通信制御部、10はパル
スカウンタ、11は出力部、12は警報表示器、
13は通信回線、14は入口側計数回路、15は
出口側計数回路、16は演算回路、17は信号受
信器、18は信号送信器、181は送信制御部、
182は入力ゲート回路、183は送信部、15
1は制御部、152はパルスカウンタ、153は
入力ゲート回路、154はバツフアレジスタ、1
41はパルスカウンタ、161は制御部、162
は入力ゲート、163はバツフアレジスタ、16
4は減算器、165は出力部、171は受信制御
部、172は受信部、173は出力メモリ、を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流体輸送路の入口側流量と出口側流量の差を
求めて漏洩の有無を検知する流体漏洩検知方式で
あつて、流量をパルス数に変換して出力する流量
パルス発信器と、前記パルスを一定周期でカウン
トしてはリセツトされる計数回路と、該計数回路
による一定周期毎の計数値をデータとして読み込
むメモリ回路と、前記計数回路のカウント開始、
リセツトおよびメモリ回路への計数値データ読み
込みを制御する制御部とを前記入口側と出口側の
双方に設け、入口側と出口側の何れか一方に、前
記メモリ回路に読み込まれた計数値データを読み
出しコード化して時分割的に送信する信号送信機
を、他方に、送信されてきたコードを受信・解読
しデータとして記憶する信号受信機と演算回路を
設け、送信機側および受信機側において前記メモ
リ回路への同時読み込みを行ない、受信機側で
は、信号受信機からの制御信号により制御部を介
して、送信機側の計数値データの受信終了後に自
側の計数値データとの差を演算回路において演算
するようにしたことを特徴とする流体漏洩検知方
式。 2 特許請求の範囲第1項に記載の流体漏洩検知
方式であつて、送信機側および受信機側における
計数値データのメモリ回路への読み込みを所定の
情報ワードの送受信開始あるいは完了信号に同期
させることにより同時に行なうようにしたことを
特徴とする流体漏洩検知方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6124980A JPS56157831A (en) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | Detecting method of fluid leakage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6124980A JPS56157831A (en) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | Detecting method of fluid leakage |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56157831A JPS56157831A (en) | 1981-12-05 |
JPS632047B2 true JPS632047B2 (ja) | 1988-01-16 |
Family
ID=13165764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6124980A Granted JPS56157831A (en) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | Detecting method of fluid leakage |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56157831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277552U (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-14 | ||
JPH0429770U (ja) * | 1990-07-05 | 1992-03-10 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK179007B1 (en) * | 2016-04-12 | 2017-08-07 | Kmmt Aps | Method and apparatus for liquid leak control |
KR20180078631A (ko) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 주식회사 유솔 | 수압 측정기 압력 전달용 어댑터 및 이를 이용한 누수 감시 시스템 |
-
1980
- 1980-05-10 JP JP6124980A patent/JPS56157831A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0277552U (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-14 | ||
JPH0429770U (ja) * | 1990-07-05 | 1992-03-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56157831A (en) | 1981-12-05 |
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