JPS63204609A - 鉄心組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は変圧器、 特に大形変圧器の鉄心層立方 法の改良に関する。

（従来の技術） 変圧器の鉄心は一般に。

脚部鉄心及び継鉄部鉄 心から構成される。第１１図に示すように端部と４５′
に切断された短冊形の方向性けい素鋼板は。

長方向に互いに少しずつずらされて積層され結束されて
脚部鉄心１４が構成さ九る。この脚部鰐心を適当な位置
に設置し、その間に同じく端部を４５゜に切断された継
鉄部を構成する短冊形の鉄心素片１５を１枚ずつあるい
は数枚ずつ図の矢印の方向に挿入することによって額縁
状の閉じた鉄心磁路が形成される。

（発明が解決しようとする問題点） しかし最近はけい素鋼板の切断が自動化され、積層工程
も自動化される中で、継鉄部鉄心とくにコイルを脚部鉄
心１４に組み込んだ後に行われる上部継鉄用鉄心素片１
５の挿入のみは自動化が困難で人力に頼っており、この
工程の合理化が望まれていた。

本発明は、工程に最も長時間を要する、人力による継鉄
部鉄心素片の挿入を、出来るだけ短時間に作業すること
の出来る鉄心組立方法を提供することを目的としている
。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は変圧器鉄心を脚部、継部及び接続部の３種類の
鉄心部分によって構成し、このうち寸法と重量の大きな
脚部及び継鉄部については積層作業を機械によって自動
的に行い、小さく軽い接続鉄心素片のみを人力によって
挿入することによって鉄心を組立てるようにしたもので
ある。

方向性けい素鋼板を用いた従来の鉄心素片は、前述のよ
うに端部を４５°に切断するのが普通である。これに対
し本発明の鉄心は、第１図に示す脚部鉄心素片１の端部
の角度α、及び第２図に示す継鉄部鉄心素片２の端部の
角度βはともに４５°よりも大とし、接続部鉄心素片は
第３図に示す三角形の鉄心素片３あるいは台形の鉄心素
片４を用い、頂角をθとしたとき、θ＝α＋β−９０＠
　とすることにより、第５図に示すように脚部鉄心素片
１と継鉄部鉄心素片２とを直角に接続することが出来る
。

（作　用） 脚部鉄心、継鉄部鉄心はそれぞれあらかじめ積層し、結
束しておき所定の位置に設置し、次に接合部鉄心素片を
挿入することで閉磁路をなす鉄心が組み立てられる。

（実施例） 以下本発明の実施例について説明する。第６図に示すよ
うに短冊形の脚部鉄心素片１の端部を角度α＝６０°に
切断し、５枚の鉄心素片１を順次長方向にずらしたもの
を繰返しの単位として積層する。端部における断面は、
第７図のように階段状になっている。また継鉄部鉄心に
ついても第５図に示すように端部を角度β＝６０＠に切
断し、脚部鉄心１と同じ寸法でずらして積層を行う。一
方頂角θ＝３０°の台形状の接合部鉄心素片４を５枚ず
つ、第８図のようにずらして重ねたものを一つの作業単
位とし、脚部鉄心と継鉄部鉄心の対向部に順次挿入して
閉磁路鉄心構成する。

本発明の鉄心組立方法を用いることにより、従来のよう
な大きな継鉄部鉄心素片を挿入する場合に較べて、接合
部鉄心素片４は軽量であり、扱いがきわめて容易である
。

これにより従来は鉄心素片挿入作業に２人を必要として
いたのに対し、本発明の場合は１人で可能となった。ま
た磁気特性については、従来の鉄心に較べ、励磁ＶＡは
１６０％に増加したが使用上問題とならない大きさであ
り、最も重視される鉄損については９６％へと減少させ
ることが出来た。

本発明の鉄心は、３相鉄心にも適用することが出来る。

以下に３相５脚鉄心への実施例について述べる。３相５
＃鉄心の磁路を第９図に示す。鉄心接続部のうち側脚部
鉄心５と継鉄部鉄心６との接続については、先に第５図
において説明したと同様であるから、ここでは、第９図
において丸印で示した主脚部鉄心８と継鉄部鉄心６及び
７との接続について説明を加える。

第１０図は接続部における鉄心構成である。主脚部鉄心
素片９の端部角度α＝７２°とし、継鉄部鉄心素片１０
及び１１の端部角度も同じくβ＝７２°に切断する。接
続部鉄心素片１２は頂角θ＝３６°、二つの底角がとも
に７２°の二等辺三角形をなしており。

もう一つの接続部鉄心素片１３は、二つの底角γ＝３６
°、頂角が１０８’の二等辺三角形をなしている。

これらの鉄心素片を図のように接続することにより、変
圧器鉄心が構成される。この場合の鉄心積層作業も、鉄
心素片１２及び１３についてのみ人力で行い、他は機械
によって積層することが出来るので、短時間に作業を完
成させることが出来る。

〔発明の効果〕 以上述べたにように変圧器鉄心を脚部鉄心、継鉄部鉄心
及び接続部鉄心より構成し、前二者をあらかじめ積層し
ておき、コイル組立て後上部の接続部鉄心のみを脚部鉄
心、継鉄部鉄心の対向部に挿入することにより、磁気特
性のよい、作業性のすぐれた変圧器の鉄心組立方法を得
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図は本発明の鉄心を構成する鉄心素片を
示す正面図、第５図は本発明の鉄心組立方法を説明する
正面図、第６図から第８図は鉄心積層状態を示す正面図
、第９図は３相５脚鉄心を示す正面図、第１０図は本発
明の他の実施例を示す正面図、第１１図は従来鉄心の組
立方法を示す正面図であ゛る。 １−４．９−１３．１５・・・鉄心素片　　５・・・側
脚部鉄心６．７・・・継鉄部鉄心　　　　　８，１４・
・・主脚部鉄心代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図　　第２図 第３図　　第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　方向性けい素鋼帯を用いて、圧延方向が底辺と平行に
   なるような台形状、あるいはぼ台形状に切断した脚部鉄
   心及び継鉄部鉄心素片と、三角形あるいはほぼ三角形に
   切断した接続部鉄心素片を用いて構成される鉄心組立方
   法において、少くしも１個の継鉄部鉄心は他と別個に積
   層して結束して所定の位置に設置し、接合部鉄心素片を
   順次脚部鉄心と前記継鉄部鉄心との間に挿入して磁路を
   構成することを特徴とする鉄心組立方法。