JPS63203854A

JPS63203854A - 縫編み機

Info

Publication number: JPS63203854A
Application number: JP3220687A
Authority: JP
Inventors: 雅司栗本
Original assignee: KURIMOTO SANGYO KK
Current assignee: KURIMOTO SANGYO KK
Priority date: 1987-02-13
Filing date: 1987-02-13
Publication date: 1988-08-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）この発明は縫編み機、より詳細にはベッドカバー、自動
車のシートカバー等に使用される布地の加工製造に使用
される縫編み機に関するものである。

（従来の技術）一般に、シートカバーやベッドカバー等には表面を柔軟
にして快適な感触を得ると共に、厚みを増して高級感を
付与するため、パイル地が使用される。このパイル地は
タフティングマシンにより、基布に対しパイル糸を環状
に植設して無数のパイルを形成することにより製造され
るが、基布表面全体にパイルを植設したことにより、厖
大なパイル糸を必要とし、製造コストが高くなる。従っ
て、上記のパイル地と同様に重厚な外観を備えるととも
に、手触りが良好にして、パイル地と比較して製造コス
トが低い加工油を製造する縫編み機が懸案されている。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は上記したように、厖大なパイル糸を要して製
造コストが高くなるという問題点を解決しようとするも
のであり、その目的はパイル地と同様に重厚な外観を備
えるとともに、手触りが良好であり、さらにはパイル地
と比較して製造コストが低い加工部を製造することがで
きる縫編み機を提供することにある。

発明の構成（問題点を解決するための手段）この発明は上記した問題点を解決するために、基布表面
から出没して基布表面に環状の縫目を縫製するステッチ
ニードルを備えるとともに、前記基布表面側のステッチ
ニードル通過路近傍において、芯糸の供給源から導引さ
れる芯糸を基布の表面の前記環状縫目の形成路に案内す
るためのガイド部材を設けたものである。

（作用）この発明は上記した手段を採用したことによって、ガイ
ド部材にて基布表面の環状縫目形成路に案内された芯糸
が環状縫目にて基布に対し縫留めされる。

（実施例）以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って詳
述する。

第３図において、機台１の中央部上方に配置した基布ロ
ーラ２上に巻装された基布３は、機台１運転時に基布ロ
ーラ２の回転に伴って下降し、二点鎖線にて示す基布加
工部４に達する。又、機台１後部（右方部）に配置した
チーズ５上の細番手の留糸６及び基布ローラ２の後方に
設けた芯糸供給源としてのチーズ７上のモール糸よりな
る芯糸８も、機台１の運転に伴って前記加工部４へ引き
出される。

第１図に示すように、前記加工部４のほぼ中央を上下に
縦断して延び、かつ下方へと移動する基布３の前方には
多数個（１個のみ図示）の水平案内部材９が列設され、
その案内孔１０内にはチーズ５から引き出された留糸６
が挿通されている。

前記水平案内部材９は周知のように、第６図矢印で示す
ように左右方向に１ピッチ分往復動するようになってい
る。

又、加工部４の後方にはニードル支持部材１１が前後方
向に往復動可能に並設され、前記ニードル支持部材１１
の基布３側の端部から突出するステッチニードル１２が
基布３の表面から、第６図で二点鎖線にて示すように、
水平案内部材９間に出没するようになっている。前記ス
テッチニードル１２の基布３側の端部には糸掛は凹部１
３が形成され、水平案内部材９の案内孔１０より導引さ
れた留糸６が掛留めされている。同留糸６は互いに隣接
する一対の水平案内部材９及びステッチニードル１２間
において交差して掛は渡されいる。

そして、水平案内部材９の左右動と同期するステッチニ
ードル１２の前後動に伴い、留糸６は左右に隣接するス
テッチニードル１２にて交互に捕捉されたのち、後記シ
ンカー２０に巻付られながら、第５図（ａ）及び第６図
に示すように基布３に対しジグザグ状に縫付けられるよ
うになっている。

又、このステッチニードル１２の上部には長さ方向の前
後両端部を除いたほぼ全体に延びる係合溝１４が形成さ
れている。

前記ニードル支持部材１１の上方には往復移動部材１５
が設けられ、同往復移動部材１５の前端から突出する線
材層の閉塞ライナ１６がステッチニードル１２の係合溝
１４内の長さ方向はぼ全体にわたって嵌め込まれている
。なお、この往復移動部材１５はニードル支持部材１１
に対し、若干の時間差をもってほぼ同一方向に移動する
ようになっている。

又、第１，２図に示すように、基布３の後方には、同基
布３裏面から若干離間した位置において、ノックオーバ
ーピン１８が機台１のフレームＦに対し取付は部材１７
を介して固定されている。これらノックオーバーピン１
８はステッチニードル１２間に位置するように設けられ
、ノックオーバーピン１８は基布３の裏面に対して留糸
６の縫目を順次形成するものである。なお、図面の簡略
化を図るため、第６図ではノックオーバーピン１８は省
略されている。

前記基布３の前方には機台１に固定された□保持部材１
９を介してシンカー２０が下方に延びている。又、前記
保持部材１９にはシンカー２０に隣接してガイド部材２
２が設けられ、その下端部に透設したガイド孔２３内に
挿通された芯糸８が前記基布３の表面に沿って上下に案
内されている。

前述したようにステッチニードル１２はシンカー２０及
びガイド部材２２間に進入するようになっており、左右
の水平案内部材９の案内孔１ｏから交互に引き出された
音光６がシンカー２０に巻付られて上下方向に環状縫目
２１が形成されるようになっている。また、ステッチニ
ードル１２にて引き出されてガイド部材２２の下方を通
過する音光６は基布３表面に直接ジグザグ状の縫目を形
成する。そして、環状縫目２１にて表面に芯糸８が副音
めされた後、基布３は送りローラＲ（第３図）にて機台
１の後部に送られ、図示しない回収部に達すると機台１
から取り外されて、製品として使用される。

さて、上記のように構成した縫編み機の作用について以
下に詳述する。

第１図においてステッチニードル１２は基布３の後方に
あり、ニードル支持部材１１の動作に伴い、第２図に示
すようにステッチニードル１２は前進し、基布３を貫通
して同基布３から前方に突出する。そして、水平案内部
材９の案内孔１０にて導出される音光６を糸掛は凹部１
３にて捕捉し、これに掛止する。このあと、ステッチニ
ードル１２は音光６を引きながら後退し、再度基布３後
方に移動する。ステッチニードル１２は再度基布から前
方に突出し、移動位置にある別の水平案内部材９から延
びる音光６を捕捉する。従って、音光６のうちシンカー
２０に巻付られたものにより環状縫目２１が上下方向に
形成され、シンカー２０に巻付られないものにより直接
基布３にジグザグ状の縫目が上下方向に形成される。そ
して、音光６は基布３の後方においてノックオーバーピ
ン１８にて基布３の裏面に縫留めされる。上記した動作
は繰り返して行われ、更に基布３は下降を続行している
ため、シンカー２０上の環状縫目２１及び基布３裏面の
縫目が同時に上方へと１個ずつ増加していく。

一方、チーズ７からガイド部材２２に供給される芯糸８
は、ガイド孔２３を経て基布３上に案内され、シンカー
２０上の環状縫目２１にて正確に包囲される。そして、
芯糸８はチーズ７の回転に従って徐々に下方に供給され
る。そして、前記シンカー２０上の環状縫目２１が一定
量に達した時、最下段の環状縫目２１がシンカー２０の
下端から順次離脱する。すると、上方においてステッチ
ニードル１２の力が音光６に作用することにより、離脱
した環状縫目２１が引き締められ、基布３の表面上に芯
糸８が副音めされる。この時、環状縫目２１は極めて収
縮された形状となるため、芯糸８の副音めに必要とされ
る音光６の量は非常に少ないものとなる。

なお、ステッチニードル１２の糸掛は凹部１３内に保持
される音光６は、係合溝１４内を摺動する閉塞ライナ１
６の作用により糸掛は凹部１３から離脱することが防止
される。すなわち、第４図（ａ）に示すように、ステッ
チニードル１２の突出時には閉塞ライナ１６は糸掛は凹
部１３を塞ぐことはなく、ステッチニードル１２の糸捕
捉動作を円滑に行わせるようにしている。又、第４図（
ｂ）に示すように、ステッチニードル１２が基布３内に
没入する時には、糸掛は凹部１３を閉塞ライナ１６が閉
塞しているため、糸掛は凹部１３の角部が基布３に干渉
してこれを傷つけることはない、更には、第４図（ｃ）
に示すように、ノックオーバー動作時には、糸掛は凹部
１３が開放され、縫目形成の妨げとなることはない。

さて、上記の装置にて縫編み加工すると、第５図（ａ）
（ｃ）に示すように、基布３表面には芯糸８が音光６に
て縫留めされるため、パイル地に劣らない柔軟な触感が
得ることができ、更には厚手の外観が高級感を付与する
。

又、第５図（ｂ）（ｃ）に示すように、基布３の裏面に
おいて、音光６の縫目は従来のパイル地と同様に形成さ
れ、音光６が基布３から離脱することはない。

発明の効果以上詳述したように、この発明においては、基布表面か
ら出没して基布表面に環状の縫目を縫製するステッチニ
ードルを備えるとともに、前記基布表面側のステッチニ
ードル通過路近傍において、芯糸供給源から導引される
芯糸を前記基布の表面の環状縫目の形成路に案内するた
めのガイド部材を設けたことにより、パイル地と同様の
外観並びに機能を備え、かつパイル地と比較して製造コ
ストが低い加工地を製造することができるという優れた
効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の縫編み機の要部を示す断面図、第２
図は第１図の変化を示す同じく断面図、・第３図は本縫
編み機の全体を示す路体図、第４図（ａ）〜（Ｃ）はそ
れぞれステッチニードル及び閉塞ライナの動作を示す断
面図、第５図（ａ）〜（ｃ）は本縫編み機にて製造した
加工地を示すそれぞれ平面図、裏面図、断面図、第６図
は縫編み機を示す斜視図である。３・・・基布、７・・・芯糸供給源としてのチーズ、８
・・・芯糸、１２・・・ステッチニードル、２１・・・
環状縫目、２２・・・ガイド部材。特　許　出　願　人　　　　栗本産業株式会社代理人　
　　　弁理士　　　　恩　１）博　宣笥４図（Ｑ）第４図（ｂ）第４図（Ｃ）第２　図

Claims

【特許請求の範囲】１、基布（３）表面から出没して環状縫目（２１）を一定方向に順次形成するためのステッチニー
ドル（１２）を複数個並設した縫編み機であって、前記基布（３）表面側のステッチニードル（１２）通過路近傍において、芯糸（８）の供給源（７
）から導引される芯糸（８）を前記基布（３）の表面の
環状縫目（２１）形成路に案内するためのガイド部材（
２２）を設けたことを特徴とする縫編み機。２、前記ガイド部材（２２）は芯糸（８）が挿通される
ガイド孔（２３）を備えたものであることを特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載の縫編み機。３、前記芯糸（８）はモール糸であることを特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載の縫編み機。